JP2598018Y2 - フィルタ固定具 - Google Patents
フィルタ固定具Info
- Publication number
- JP2598018Y2 JP2598018Y2 JP1993026446U JP2644693U JP2598018Y2 JP 2598018 Y2 JP2598018 Y2 JP 2598018Y2 JP 1993026446 U JP1993026446 U JP 1993026446U JP 2644693 U JP2644693 U JP 2644693U JP 2598018 Y2 JP2598018 Y2 JP 2598018Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter
- insertion hole
- retainer
- lever
- filter insertion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、自動車用空調ケース
等のフィルタ装着ケースにフィルタを固定するための固
定具の構造に関するものである。
等のフィルタ装着ケースにフィルタを固定するための固
定具の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】クーリングユニットに取り付けたフィル
タは、フィルタ交換やメンテナンス等のために脱着でき
る構造が望ましい。このため、従来においては、実開平
4─78013号公報に示されるように、他のユニット
を接続する接続部に、フィルタを取り付けたジョイント
ダクトを着脱自在にネジ止めする構成が考えられてい
る。
タは、フィルタ交換やメンテナンス等のために脱着でき
る構造が望ましい。このため、従来においては、実開平
4─78013号公報に示されるように、他のユニット
を接続する接続部に、フィルタを取り付けたジョイント
ダクトを着脱自在にネジ止めする構成が考えられてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、ユニッ
トケースのフィルタ挿入孔にフィルタを挿着する場合に
も上述のようなネジ止め構造を用いれば、フィルタをド
ライバ等の工具を用いて着脱しなければならないので、
フィルタ交換等の作業に手間がかかる。これを解消する
ためには、ケースに回動レバーを設け、フィルタをフィ
ルタ挿入孔に挿入した後に、回動レバーを回してフィル
タに係合させる手段が考えられるが、単なる回動レバー
では、人の足等が触れやすい箇所にあると、足が触れた
拍子にレバーが外れてしまう虞れがある。
トケースのフィルタ挿入孔にフィルタを挿着する場合に
も上述のようなネジ止め構造を用いれば、フィルタをド
ライバ等の工具を用いて着脱しなければならないので、
フィルタ交換等の作業に手間がかかる。これを解消する
ためには、ケースに回動レバーを設け、フィルタをフィ
ルタ挿入孔に挿入した後に、回動レバーを回してフィル
タに係合させる手段が考えられるが、単なる回動レバー
では、人の足等が触れやすい箇所にあると、足が触れた
拍子にレバーが外れてしまう虞れがある。
【0004】そこで、この考案においては、作業効率を
高めるために回動レバーを用いてフィルタを固定する場
合、何らかのショックでこのレバーが外れてしまうこと
がないようにしたフィルタ固定具を提供することを課題
としている。
高めるために回動レバーを用いてフィルタを固定する場
合、何らかのショックでこのレバーが外れてしまうこと
がないようにしたフィルタ固定具を提供することを課題
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして、この考案の要
旨とするところは、フィルタ挿入孔に掛かるようフィル
タ装着ケースの表面にそってのみ回動する回動レバー
と、前記フィルタ挿入孔に掛かるよう前記フィルタ装着
ケースの表面に対して直角方向にのみ回動するリテイナ
ーとを設け、前記リテイナーは、前記回動レバーがフィ
ルタ挿入孔に掛かる所定位置においてこの回動レバーと
着脱自在に組み付けられることにある。
旨とするところは、フィルタ挿入孔に掛かるようフィル
タ装着ケースの表面にそってのみ回動する回動レバー
と、前記フィルタ挿入孔に掛かるよう前記フィルタ装着
ケースの表面に対して直角方向にのみ回動するリテイナ
ーとを設け、前記リテイナーは、前記回動レバーがフィ
ルタ挿入孔に掛かる所定位置においてこの回動レバーと
着脱自在に組み付けられることにある。
【0006】
【作用】したがって、フィルタ挿入孔に挿入されたフィ
ルタを固定する場合には、フィルタ装着ケースの表面に
沿って回動レバーを回動させることで、この回動レバー
をフィルタ挿入孔に掛かる所定位置までもっていき、し
かる後にリテイナーを回動させて回動レバーに組み付け
る。すると、フィルタはフィルタ挿入孔から脱落するこ
となく保持されると共に、回動レバーの回転がリテイナ
ーによって阻止されることになり、そのため、上記課題
を達成することができるものである。
ルタを固定する場合には、フィルタ装着ケースの表面に
沿って回動レバーを回動させることで、この回動レバー
をフィルタ挿入孔に掛かる所定位置までもっていき、し
かる後にリテイナーを回動させて回動レバーに組み付け
る。すると、フィルタはフィルタ挿入孔から脱落するこ
となく保持されると共に、回動レバーの回転がリテイナ
ーによって阻止されることになり、そのため、上記課題
を達成することができるものである。
【0007】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面により説明す
る。
る。
【0008】図1乃至図3において、例えば、自動車用
空調装置のクーリングユニット1にフィルタを搭載した
例が示され、クーリングユニット1は、エバポレータ収
納ケース2にエバポレータ3及びフィルタ4を収納して
構成されているもので、このエバポレータ収納ケース2
はフィルタ4を装着するためのフィルタ装着ケースを兼
ねている。
空調装置のクーリングユニット1にフィルタを搭載した
例が示され、クーリングユニット1は、エバポレータ収
納ケース2にエバポレータ3及びフィルタ4を収納して
構成されているもので、このエバポレータ収納ケース2
はフィルタ4を装着するためのフィルタ装着ケースを兼
ねている。
【0009】フィルタ4は、第1フィルタ5及び第2フ
ィルタ6の2つからなり、各々のフィルタ5,6は通風
路断面の略半分の大きさを有する矩形状に形成され、エ
バポレータ3の風上側端面を覆うように対峙して並設さ
れている。また、第1及び第2フィルタ5,6のそれぞ
れは、フィルタ部材5a,6aをフィルタフレーム5
b,6bで囲んで構成され、フィルタフレーム5b,6
bの外側には、指で摘むことができる偏平状のつまみ5
c,6cが形成されている。このつまみ5c,6cは、
フィルタ4の挿入方向に延設され、エバポレータ収納ケ
ース2に形成されたフィルタ挿入孔7から突出する大き
さに形成されている。
ィルタ6の2つからなり、各々のフィルタ5,6は通風
路断面の略半分の大きさを有する矩形状に形成され、エ
バポレータ3の風上側端面を覆うように対峙して並設さ
れている。また、第1及び第2フィルタ5,6のそれぞ
れは、フィルタ部材5a,6aをフィルタフレーム5
b,6bで囲んで構成され、フィルタフレーム5b,6
bの外側には、指で摘むことができる偏平状のつまみ5
c,6cが形成されている。このつまみ5c,6cは、
フィルタ4の挿入方向に延設され、エバポレータ収納ケ
ース2に形成されたフィルタ挿入孔7から突出する大き
さに形成されている。
【0010】フィルタ挿入孔7は、フィルタ4の厚みに
合わせて細長く形成されており、各フィルタ5,6を余
裕をもって挿入でき、且つ、前記第1及び第2フィルタ
5,6のつまみ5c,6cが干渉しない長さに形成され
ている。そして、このフィルタ挿入孔7は、シール部材
8を介して閉塞部材9により閉塞されるようになってい
る。
合わせて細長く形成されており、各フィルタ5,6を余
裕をもって挿入でき、且つ、前記第1及び第2フィルタ
5,6のつまみ5c,6cが干渉しない長さに形成され
ている。そして、このフィルタ挿入孔7は、シール部材
8を介して閉塞部材9により閉塞されるようになってい
る。
【0011】閉塞部材9は、図4及び図5にも示される
ように、フィルタ挿入孔7の形状に合わせて形成されて
いるもので、前記フィルタ5,6のつまみ5c,6cが
挿入されるつまみ受け9a,9bを有し、一端に幾分反
り返った係止片10が設けられている。また、つまみ受
け9aとつまみ受け9bとの間には、半球面状に隆起し
た係合突起11が形成されている。この閉塞部材9は、
フィルタ挿入孔7の延長上においてエバポレータ収納ケ
ース2から突出形成された筒状壁12に係止片10を係
止させ、その状態でフィルタ挿入孔7を閉塞するもの
で、図6乃至図9に示される固定具15によってフィル
タ4と共にエバポレータ収納ケース2に固定される。
ように、フィルタ挿入孔7の形状に合わせて形成されて
いるもので、前記フィルタ5,6のつまみ5c,6cが
挿入されるつまみ受け9a,9bを有し、一端に幾分反
り返った係止片10が設けられている。また、つまみ受
け9aとつまみ受け9bとの間には、半球面状に隆起し
た係合突起11が形成されている。この閉塞部材9は、
フィルタ挿入孔7の延長上においてエバポレータ収納ケ
ース2から突出形成された筒状壁12に係止片10を係
止させ、その状態でフィルタ挿入孔7を閉塞するもの
で、図6乃至図9に示される固定具15によってフィル
タ4と共にエバポレータ収納ケース2に固定される。
【0012】固定具15は、フィルタ挿入孔7の近傍に
取り付けられ、ポリプロピレン等の合成樹脂で形成され
た回動レバー16とリテイナー17とから構成されてい
る。
取り付けられ、ポリプロピレン等の合成樹脂で形成され
た回動レバー16とリテイナー17とから構成されてい
る。
【0013】リテイナー17は、エバポレータ収納ケー
ス2の表面に形成された環状ボス部18に勘入された有
底筒状部19と、この有底筒状部19の上縁部よりフィ
ルタ挿入孔7から遠ざかる方向に環状ボス部18の外側
へ延び、且つ、エバポレータ収納ケース2の表面に向か
って屈曲形成されたストッパ部20と、有底筒状部19
の上縁部からフィルタ挿入孔側にヒンジ21を介して設
けられたカバー部22とを有している。有底筒状部19
の底部19aには貫通孔23が形成され、この貫通孔2
3に対応するエバポレータ収納ケース2には螺子受け2
4が形成され、貫通孔23を介してネジ14を螺子受け
24に螺合させることで有底筒状部19がエバポレータ
収納ケース2に保持されている。
ス2の表面に形成された環状ボス部18に勘入された有
底筒状部19と、この有底筒状部19の上縁部よりフィ
ルタ挿入孔7から遠ざかる方向に環状ボス部18の外側
へ延び、且つ、エバポレータ収納ケース2の表面に向か
って屈曲形成されたストッパ部20と、有底筒状部19
の上縁部からフィルタ挿入孔側にヒンジ21を介して設
けられたカバー部22とを有している。有底筒状部19
の底部19aには貫通孔23が形成され、この貫通孔2
3に対応するエバポレータ収納ケース2には螺子受け2
4が形成され、貫通孔23を介してネジ14を螺子受け
24に螺合させることで有底筒状部19がエバポレータ
収納ケース2に保持されている。
【0014】エバポレータ収納ケース2の表面には、ス
トッパ20の両脇において第1及び第2のリブ25,2
6が形成され、これらリブ25,26によりリテイナー
17の回り止めが形成され、リテイナー17がエバポレ
ータ収納ケース2の表面に沿って回動しないようになっ
ている。また、リテイナー17のヒンジ21はフィルタ
挿入孔7より手前に形成されており、リテイナー17の
カバー部22は、ヒンジ21を中心として、エバポレー
タ収納ケース2の表面と直交する方向へのみ回動を許す
ようになっている。しかして、リテイナー17は、カバ
ー部22を起こせばフィルタ挿入孔7と干渉せず、カバ
ー部22を倒していけば、このカバー部22がフィルタ
挿入孔7に対して直角に掛かるようになっている。
トッパ20の両脇において第1及び第2のリブ25,2
6が形成され、これらリブ25,26によりリテイナー
17の回り止めが形成され、リテイナー17がエバポレ
ータ収納ケース2の表面に沿って回動しないようになっ
ている。また、リテイナー17のヒンジ21はフィルタ
挿入孔7より手前に形成されており、リテイナー17の
カバー部22は、ヒンジ21を中心として、エバポレー
タ収納ケース2の表面と直交する方向へのみ回動を許す
ようになっている。しかして、リテイナー17は、カバ
ー部22を起こせばフィルタ挿入孔7と干渉せず、カバ
ー部22を倒していけば、このカバー部22がフィルタ
挿入孔7に対して直角に掛かるようになっている。
【0015】また、カバー部22には、ヒンジ側を除く
周縁から屈曲形成された垂下部27が形成され、また、
カバー部22の先端には、偏平状に突出したつまみ28
が一体に形成されている。
周縁から屈曲形成された垂下部27が形成され、また、
カバー部22の先端には、偏平状に突出したつまみ28
が一体に形成されている。
【0016】これに対して、回動レバー16は、リテイ
ナー17の有底筒状部19の外形に合わせて形成された
嵌合孔29を有する環状部30と、この環状部30から
延びる係止部31とからなり、環状部30は、有底筒状
部19に外嵌されて、環状ボス部18と有底筒状部19
の上縁に形成されたフランジ部19aとに挟まれ、係止
部31は、フィルタ挿入孔7に掛かるようエバポレータ
収納ケース2の表面に沿ってのみ回動できるようになっ
ている。
ナー17の有底筒状部19の外形に合わせて形成された
嵌合孔29を有する環状部30と、この環状部30から
延びる係止部31とからなり、環状部30は、有底筒状
部19に外嵌されて、環状ボス部18と有底筒状部19
の上縁に形成されたフランジ部19aとに挟まれ、係止
部31は、フィルタ挿入孔7に掛かるようエバポレータ
収納ケース2の表面に沿ってのみ回動できるようになっ
ている。
【0017】前記第1のリブ25は、リテイナー17の
側片に沿って延び、このリテイナー17と同じ高さまで
突出しており、第2のリブ26は、環状ボス部18に沿
って円弧状に、且つ、環状ボス部18と同じ高さに突出
形成されている。このため、回動レバー16は、第2の
リブ26上を回動できるものの、第1のリブ25によっ
て回動限界が決定され、フィルタ挿入孔7と干渉しない
位置から、フィルタ挿入孔7に対して直角に掛かる位置
まで回動できるようになっている。また、回動レバー1
6の係止部31は、前記リテイナー17のカバー部22
より一回り小さく形成されており、回動レバー16をフ
ィルタ挿入溝7と直角になる位置まで回動した際にカバ
ー部22で覆うことができるようになっている。
側片に沿って延び、このリテイナー17と同じ高さまで
突出しており、第2のリブ26は、環状ボス部18に沿
って円弧状に、且つ、環状ボス部18と同じ高さに突出
形成されている。このため、回動レバー16は、第2の
リブ26上を回動できるものの、第1のリブ25によっ
て回動限界が決定され、フィルタ挿入孔7と干渉しない
位置から、フィルタ挿入孔7に対して直角に掛かる位置
まで回動できるようになっている。また、回動レバー1
6の係止部31は、前記リテイナー17のカバー部22
より一回り小さく形成されており、回動レバー16をフ
ィルタ挿入溝7と直角になる位置まで回動した際にカバ
ー部22で覆うことができるようになっている。
【0018】更に、回動レバー16の係止部31には、
エバポレータ収納ケース2と対峙する面に凹部32が形
成され、この凹部32は、回動レバー16をフィルタ挿
入孔7と直角になる位置まで回動した時に前記閉塞部材
9の係合突起11と係合するようになっており、これら
凹部32と係合突起11とで回動レバー16を閉塞部材
9にロックするロック機構が形成されている。また、回
動レバー16の先端には、係止部31の延設方向に突出
したフック33が形成され、リテイナー17の垂下部2
7の内側には、このフック33に係止可能な爪部34が
形成され、これらフック33と爪部34とでリテイナー
17を回動レバー16にロックするロック機構が形成さ
れている。
エバポレータ収納ケース2と対峙する面に凹部32が形
成され、この凹部32は、回動レバー16をフィルタ挿
入孔7と直角になる位置まで回動した時に前記閉塞部材
9の係合突起11と係合するようになっており、これら
凹部32と係合突起11とで回動レバー16を閉塞部材
9にロックするロック機構が形成されている。また、回
動レバー16の先端には、係止部31の延設方向に突出
したフック33が形成され、リテイナー17の垂下部2
7の内側には、このフック33に係止可能な爪部34が
形成され、これらフック33と爪部34とでリテイナー
17を回動レバー16にロックするロック機構が形成さ
れている。
【0019】上述の構成において、フィルタ4をエバポ
レータ収納ケース2に取り付けるには、先ず、第1フィ
ルタ5をフィルタ挿入孔7からエバポレータ収納ケース
2内に差し入れて、つまみ5cを持ってケースの奥へス
ライドさせ、次に第2フィルタ6をフィルタ挿入孔7か
らエバポレータ収納ケース2内に差し入れる(図2参
照)。差し入れられたフィルタ5,6は、つまみ5c,
6cがフィルタ挿入孔7から突出しており、この状態で
次に閉塞部材9をシール部材8を介してフィルタ挿入孔
7に取り付ける。この閉塞部材9は、図3の2点鎖線に
示すように、係止片10を先ず筒状壁12に係止し、そ
のまま回動させれば、図3の実線で示すように、フィル
タ5,6のつまみ5c,6cがつまみ受け9a,9bに
挿入されてフィルタ挿入孔7が閉塞される。その後、回
動レバー16を第1のリブ25に当接するまで回動させ
ていけば、閉塞部材9の係合突起11と回動レバー16
の凹部32が係合し、回動レバー16が閉塞部材9を保
持すると共に、閉塞部材9にロックする。そして、この
状態でリテイナー17をエバポレータ収納ケース2の表
面に向かって回動させていけば、カバー部22によって
回動レバー16が覆われ、回動レバー16のフック33
にリテイナー17の爪部34が係止されて、リテイナー
17が回動レバー16にロックし、フィルタ4の取り付
け作業は終了する。
レータ収納ケース2に取り付けるには、先ず、第1フィ
ルタ5をフィルタ挿入孔7からエバポレータ収納ケース
2内に差し入れて、つまみ5cを持ってケースの奥へス
ライドさせ、次に第2フィルタ6をフィルタ挿入孔7か
らエバポレータ収納ケース2内に差し入れる(図2参
照)。差し入れられたフィルタ5,6は、つまみ5c,
6cがフィルタ挿入孔7から突出しており、この状態で
次に閉塞部材9をシール部材8を介してフィルタ挿入孔
7に取り付ける。この閉塞部材9は、図3の2点鎖線に
示すように、係止片10を先ず筒状壁12に係止し、そ
のまま回動させれば、図3の実線で示すように、フィル
タ5,6のつまみ5c,6cがつまみ受け9a,9bに
挿入されてフィルタ挿入孔7が閉塞される。その後、回
動レバー16を第1のリブ25に当接するまで回動させ
ていけば、閉塞部材9の係合突起11と回動レバー16
の凹部32が係合し、回動レバー16が閉塞部材9を保
持すると共に、閉塞部材9にロックする。そして、この
状態でリテイナー17をエバポレータ収納ケース2の表
面に向かって回動させていけば、カバー部22によって
回動レバー16が覆われ、回動レバー16のフック33
にリテイナー17の爪部34が係止されて、リテイナー
17が回動レバー16にロックし、フィルタ4の取り付
け作業は終了する。
【0020】これにより、回動レバー16は、フィルタ
4を閉塞部材9を介して固定した後に、リテイナー17
によって保護されると共に、回動が阻止されるので、足
等が触れて回動レバー16が誤って閉塞部材9から外れ
てしまう虞れがなくなる。
4を閉塞部材9を介して固定した後に、リテイナー17
によって保護されると共に、回動が阻止されるので、足
等が触れて回動レバー16が誤って閉塞部材9から外れ
てしまう虞れがなくなる。
【0021】また、フィルタ4を取り外す場合には、リ
テイナー17のつまみ28を持ち上げてリテイナー17
と回動レバー16とのロックをはずし、回動レバー16
を回動させて閉塞部材9とのロックをはずし、閉塞部材
9を取り外してフィルタ5,6を一つづつフィルタ挿入
孔7から抜いていけばよい。したがって、工具を用いず
にフィルタ4の脱着作業がおこなえるものである。
テイナー17のつまみ28を持ち上げてリテイナー17
と回動レバー16とのロックをはずし、回動レバー16
を回動させて閉塞部材9とのロックをはずし、閉塞部材
9を取り外してフィルタ5,6を一つづつフィルタ挿入
孔7から抜いていけばよい。したがって、工具を用いず
にフィルタ4の脱着作業がおこなえるものである。
【0022】尚、この実施例においては、2枚のフィル
タ5,6を閉塞部材9を介して固定具に固定するように
したが、例えば、閉塞部材を代用するものがフィルタに
一体に形成されていれば、フィルタ自体を固定具15で
直接固定するようにしてもよい。
タ5,6を閉塞部材9を介して固定具に固定するように
したが、例えば、閉塞部材を代用するものがフィルタに
一体に形成されていれば、フィルタ自体を固定具15で
直接固定するようにしてもよい。
【0023】
【考案の効果】以上述べたように、この考案によれば、
フィルタ挿入孔に挿入されたフィルタを回動レバーを回
転させて保持し、更にこの回動レバーの回転をリテイナ
ーで阻止する2重構造にしたので、工具等を用いずにフ
ィルタを固定することができると共に、回動レバーの誤
脱を防止することができるものである。
フィルタ挿入孔に挿入されたフィルタを回動レバーを回
転させて保持し、更にこの回動レバーの回転をリテイナ
ーで阻止する2重構造にしたので、工具等を用いずにフ
ィルタを固定することができると共に、回動レバーの誤
脱を防止することができるものである。
【図1】車両用空調装置のクーリングユニットを示す概
略構成図である。
略構成図である。
【図2】図1のクーリングユニットの風入側から見た概
略構成を示したもので、フィルタの挿着途中を示す図で
ある。
略構成を示したもので、フィルタの挿着途中を示す図で
ある。
【図3】図1のクーリングユニットの風入側から見た概
略構成を示したもので、フィルタ挿着後にフィルタ挿入
孔を閉塞部材で閉塞する状態を示す図である。
略構成を示したもので、フィルタ挿着後にフィルタ挿入
孔を閉塞部材で閉塞する状態を示す図である。
【図4】フィルタ挿入孔を閉塞する閉塞部材を示す側面
図である。
図である。
【図5】フィルタ挿入孔を閉塞する閉塞部材を示す正面
図である。
図である。
【図6】フィルタ挿入孔を閉塞する閉塞部材と固定具と
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図7】フィルタの固定状態を示す要部の拡大断面で、
回動レバーが閉塞部材に係合されている状態を示す図で
ある。
回動レバーが閉塞部材に係合されている状態を示す図で
ある。
【図8】フィルタ固定具を示す拡大図で、回動レバーと
リテイナーがはずれている状態を示す。
リテイナーがはずれている状態を示す。
【図9】フィルタ固定具を示す拡大図で、回動レバーが
閉塞部材に係合し、リテイナーが回動レバーに組付けら
れている状態を示す。
閉塞部材に係合し、リテイナーが回動レバーに組付けら
れている状態を示す。
2 エバポレータ収納ケース(フィルタ装着ケース) 7 フィルタ挿入孔 15 固定具 16 回動レバー 17 リテイナー
Claims (1)
- 【請求項1】 フィルタ挿入孔に掛かるようフィルタ装
着ケースの表面にそってのみ回動する回動レバーと、前
記フィルタ挿入孔に掛かるよう前記フィルタ装着ケース
の表面に対して直角方向にのみ回動するリテイナーとを
設け、前記リテイナーは、前記回動レバーがフィルタ挿
入孔に掛かる所定位置においてこの回動レバーと着脱自
在に組み付けられることを特徴とするフィルタ固定具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993026446U JP2598018Y2 (ja) | 1993-04-22 | 1993-04-22 | フィルタ固定具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993026446U JP2598018Y2 (ja) | 1993-04-22 | 1993-04-22 | フィルタ固定具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0678026U JPH0678026U (ja) | 1994-11-01 |
JP2598018Y2 true JP2598018Y2 (ja) | 1999-07-26 |
Family
ID=12193739
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993026446U Expired - Lifetime JP2598018Y2 (ja) | 1993-04-22 | 1993-04-22 | フィルタ固定具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2598018Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100723976B1 (ko) * | 2003-03-03 | 2007-06-04 | 한라공조주식회사 | 공조유니트용 필터커버 조립체 |
-
1993
- 1993-04-22 JP JP1993026446U patent/JP2598018Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0678026U (ja) | 1994-11-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2598018Y2 (ja) | フィルタ固定具 | |
JPH08107617A (ja) | カバー係止構造 | |
JPS6017606Y2 (ja) | 換気扇 | |
JP3039751B2 (ja) | 空気調和機 | |
JPH0665092U (ja) | 自動車用ルームランプ | |
JP3978321B2 (ja) | 車両ドアハンドル装置 | |
JP2825405B2 (ja) | 冷蔵庫の扉 | |
JP3626870B2 (ja) | パイプ用換気扇のルーバー取付装置 | |
JP3385610B2 (ja) | ヘルメットのシールド取付構造 | |
JP2528116Y2 (ja) | 収納容器 | |
JPH1161907A (ja) | 二重蓋構造 | |
JP2526090Y2 (ja) | 開閉体のロック機構 | |
JPH0893729A (ja) | マグネットブラケット | |
JP4323027B2 (ja) | 換気扇取付け装置 | |
JPH0434351Y2 (ja) | ||
JPH07332698A (ja) | 空気調和機 | |
JP2502556Y2 (ja) | インレットシャッタ―におけるフ―ドのワンタッチ取付装置 | |
JPH0756527Y2 (ja) | ロビーインターホンの表面カバー取付部構造 | |
JPH0120603Y2 (ja) | ||
JPH0719049Y2 (ja) | 光制御部材の取付構造 | |
JPH0226763Y2 (ja) | ||
JPH063927Y2 (ja) | ウインドガラスロック装置 | |
JP3101988B2 (ja) | 映像装置のウィンドウの取付構造 | |
JPS5826913Y2 (ja) | 気密式タンク用キヤツプ | |
JPS5829852Y2 (ja) | ダウンライトソケツト取付構造 |