JP2528116Y2 - 収納容器 - Google Patents

収納容器

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JP2528116Y2
JP2528116Y2 JP8282692U JP8282692U JP2528116Y2 JP 2528116 Y2 JP2528116 Y2 JP 2528116Y2 JP 8282692 U JP8282692 U JP 8282692U JP 8282692 U JP8282692 U JP 8282692U JP 2528116 Y2 JP2528116 Y2 JP 2528116Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、汚物等を収納する容器
で、詳しくは、上方に開口する容器本体に、当該容器本
体に対して上方から相対回動並びに着脱自在に外嵌され
る筒状カバーを設け、この筒状カバーに、前記容器本体
に設けた係止突起に対して上下方向から係合及び係合離
脱可能な第1係止通路と、前記係止突起を第1係止通路
内に係入させた状態での容器本体と筒状カバーとの相対
回動により、当該容器本体と筒状カバーとの上下方向で
の相対離脱移動を前記係止突起との接当にて阻止する第
2係止通路とを連通形成してある収納容器に関する。
【0002】この種の収納容器は、筒状カバーを容器本
体に外嵌するだけで、容器本体内に差し入れた収納袋の
開口周縁部分を、容器本体の外面と筒状カバーの内面と
の間で挟み込み保持することができるばかりでなく、容
器本体の外面に沿って折り返される収納袋の開口周縁部
分を筒状カバーで覆い隠すことができるから、収納容器
の外観意匠を向上することができる利点がある。このよ
うな利点を有する収納容器において、従来では、前記筒
状カバーに形成される第1係止通路と第2係止通路とを
逆L字状に連通させていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この従来の収納容器で
は、前記容器本体に対して筒状カバーを外嵌装着したと
きでも、前記第2係止通路内に係入された係止突起は、
当該第2係止通路に沿って第1係止通路側に自由に回動
できる状態にある。そのため、被収納物の投入時等に加
わる振動によって、筒状カバーと容器本体とが相対回動
し、第2係止通路内の係止突起が第1係止通路側に徐々
に移動することがある。そして、第2係止通路内の係止
突起が第1係止通路内にまで移動している状態では、筒
状カバーを持ち上げても、容器本体はそのまま取り残さ
れるため、容器本体を再び拾い上げなければならないこ
とがある。また、前記係止突起が第2係止通路内の第1
係止通路側の端部に引っ掛かっている状態では、筒状カ
バーを持ち上げた際、一時的に容器本体も持ち上がる
が、その持上途中で容器本体が筒状カバーから脱落し
て、当該容器本体内に収納された汚物等が周囲に飛散す
ることがある。特に、前記筒状カバーの上部に、当該部
位に形成された投入口を開閉する蓋体が設けられている
収納容器においては、容器の意匠上、蓋体の開閉支点が
設けられる容器の背面側に係止突起及び両係止通路が配
設されているため、容器の正面側からでは係止突起の係
止状態を確認することができず、上述の不都合を一層招
来し易い。また、このような容器持上時における容器本
体の抜け落ちを防止する方法として、当該容器本体と筒
状カバーとの間に、容器本体に対して筒状カバーを所定
位置にまで外嵌したときに弾性的に嵌合して、これら両
者の上下方向での相対離間移動を阻止する嵌合固定手段
を設けることが考えられるが、これによる場合は、容器
本体に対する筒状カバーの脱着操作以外に、前記嵌合固
定手段に対する嵌合解除操作が新たに加わるため、収納
袋の取替え作業が煩雑化する問題がある。本考案は、上
述の実情に鑑みて為されたものであって、その目的は、
従来と同様に収納袋の取替えの容易化と外観意匠の向上
とを図りながらも、収納容器を抜け落ちのない状態で持
ち運ぶことのできる有用な収納容器を提供する点にあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本考案による収納容器では、冒記したものにおい
て、前記第2係止通路内のカバー装着位置に係入させた
係止突起の第1係止通路側への回動に抵抗力を付与する
回動規制手段が設けられていることを特徴とするもので
あり、それによる作用・効果は次の通りである。
【0005】
【作用】筒状カバーを容器本体に外嵌するだけで、容器
本体内に差し入れた収納袋の開口周縁部分を保持するこ
とができるばかりでなく、容器本体の外面に沿って折り
返される収納袋の開口周縁部分を筒状カバーで覆い隠す
ことができる。しかも、使用時において、被収納物の投
入等に伴って筒状カバー及び容器本体に振動が加わって
も、前記第2係止通路内に係入された係止突起に対して
は、前記回転規制手段によって第1係止通路側への回動
に抵抗力が付与されているから、当該係止突起が第1係
止通路側へズレ動くことを抑制することができる。
【0006】
【考案の効果】従って、従来と同様に、容器本体に外嵌
される筒状カバーを利用して、収納袋の取替え作業の容
易と収納容器の外観意匠の向上とを図りながらも、収納
容器を抜け落ちのない状態で持ち運ぶことができるよう
になった。
【0007】また、本考案の請求項2で記載したよう
に、前記回動規制手段が、前記第2係止通路内に係入さ
せた係止突起の上方への係入移動を許容するように、当
該第2係止通路のカバー装着位置に相当する係止通路部
を上方に屈曲形成して構成されている場合には、筒状カ
バーを容器本体から取り外す際、前記筒状カバーを一旦
持ち上げなければ、前記係止突起を第2係止通路に沿っ
て第1係止通路側に移動させることができない。それ故
に、前記第2係止通路の一部を屈曲形成するだけの簡単
な改造をもって前記の効果を達成することができる。
【0008】また、本考案の請求項3で記載したよう
に、前記回動規制手段が、前記第2係止通路内に突出す
る状態で筒状カバーに一体形成され、かつ、前記係止突
起との接当に伴って当該係止突起の通過移動を許容する
状態にまで弾性変形可能な突起から構成されている場合
には、筒状カバーを容器本体から取り外す際、前記係止
突起にて突起を弾性変形させなければ、当該係止突起を
第2係止通路に沿って第1係止通路側に移動させること
ができない。それ故に、前記筒状カバーに突起を一体形
成するだけの簡単な改造をもって前記の効果を達成する
ことができる。
【0009】
【実施例】〔第1実施例〕 図1乃至図4に示す合成樹脂製の収納容器は、上方に開
口する有底円筒状の容器本体1と、当該容器本体1に対
して上方から着脱自在で、かつ、縦軸芯周りで相対回転
自在に外嵌される円筒形の筒状カバー2、及び、前記筒
状カバー2の上部に形成された投入口2aを開閉する蓋
体3とからなり、前記容器本体1内に差し入れた収納袋
4の開口周縁部分を当該容器本体1の外面と筒状カバー
2の内面との間で挟み込み保持するように構成してあ
る。前記筒状カバー2の周壁2bの底部側には、前記容
器本体1に設けたピン状の係止突起5に対して上下方向
から係合及び係合離脱可能な第1係止通路6と、前記係
止突起5を第1係止通路6内に係入させた状態での容器
本体1と筒状カバー2との相対回動により、当該容器本
体1と筒状カバー2との上下方向での相対離脱移動を前
記係止突起5との接当にて阻止する第2係止通路7とが
ほぼ逆Lの字状に連通する状態で切欠き形成されている
とともに、前記筒状カバー2が容器本体1の所定位置に
外嵌装着されている状態において、第2係止通路7内の
カバー装着位置aに係入させた係止突起5の第1係止通
路6側への回動に抵抗力を付与する回動規制手段Aが設
けられている。この回動規制手段Aは、前記第2係止通
路7内のカバー装着位置aに係入された係止突起5の上
方への係入移動を許容するように、当該第2係止通路7
のカバー装着位置aに相当する係止通路部7aを上方に
90度屈曲形成して構成されている。そして、前記容器
本体1に筒状カバー2を装着する場合には、前記容器本
体1の係止突起5と筒状カバー2の第1係止通路6とを
上下方向で合致させ、この状態で筒状カバー2を第1係
止通路6に沿って下降させたのち、第2係止通路7に沿
って回転させ、更に、前記係止通路部7aに沿って下降
させることにより、容器本体1の係止突起5が第1係止
通路6及び第2係止通路7を通して係止通路部7aに係
入される。この装着状態では、被収納物の投入や蓋体3
の開閉操作等の振動が容器本体1及び筒状カバー2に作
用しても、係止突起5は係止通路部7aの周縁に接当し
て第1係止通路6側への回動が阻止される。換言すれ
ば、前記係止突起5の第1係止通路6側への回動に抵抗
力が付与されるのである。また、前記筒状カバー2の周
壁2bの上部のうち、前面側には、前記蓋体3を開き操
作するための指掛け用窪み2cが形成されているととも
に、当該指掛け用窪み2cから円周方向に180度偏位
した背面側には、前記蓋体3の内面側に一体成形された
一対の取付け片3aを横軸芯周りで揺動自在に取り付け
るための凹部2dが形成されている。
【0010】〔第2実施例〕 図5図は、第1実施例で説明した回動規制手段Aの変形
例を示し、これは、前記第2係止通路7内のカバー装着
位置aに係入された係止突起5の上方への係入移動を許
容する第1係止通路部7bと、当該第1係止通路部7b
の上側部分に対してTの字状に連通される第2係止通路
7cとから構成するとともに、前記第2係止通路7cに
臨む下側縁部分bを、前記係止突起5が第2係止通路部
7c内に位置する状態で容器本体1と筒状カバー2とが
縦軸芯周りで回転されたとき、前記係止突起5との接当
によって筒状カバー2に下方への移動力を付与する、換
言すれば、筒状カバー2の下端を容器本体1の受止めフ
ランジ1aに圧接する方向の分力を発生するような傾斜
カム面に構成してある。この実施例によれば、使用時に
おいて、被収納物の投入や蓋体3の開閉操作等に伴う振
動が作用して、容器本体1と筒状カバー2とに相対回転
力が発生しても、それらの相対回転に伴って筒状カバー
2の下端が容器本体1の受止めフランジ1aに圧接され
るから、容器本体1と筒状カバー2との相対回動に起因
する抜け落ちを回避することができる。
【0011】〔第3実施例〕 図6は、第1実施例で説明した回動規制手段Aの変形例
を示し、これは、前記第2係止通路7自体をほぼV字状
に屈曲形成することにより、当該第2係止通路7内に係
入させた係止突起5の第1係止通路6側への回動に抵抗
力を付与するように構成したものである。この実施例に
よる場合は、前記筒状カバー2を容器本体1から取り外
す際、前記筒状カバー2を第2係止通路7の鉛直係止通
路部7dに沿って一旦持ち上げたのち、再び第2係止通
路7の傾斜係止通路部7eに沿って押し込まなければ、
前記係止突起5を第1係止通路6内に移動させることが
できない。
【0012】〔第4実施例〕 図7は前記回動規制手段Aの変形例を示し、これは、前
記筒状カバー2の樹脂成型時に第2係止通路7内に突出
する状態で筒状カバー2に一体形成された突起8から構
成されていて、当該突起8は、前記係止突起5との接当
に伴って当該係止突起5の通過移動を許容する状態にま
で弾性変形可能に構成されている。尚、図中2eは、前
記突起8の弾性変形を許容するための貫通孔である。
【0013】〔その他の実施例〕 上述の実施例では、前記第1係止通路6及び第2係
止通路7を筒状カバー2に貫通状態で形成したが、これ
ら第1係止通路6及び第2係止通路7を外部から見えな
い溝状に形成して実施してもよい。 上述の第1実施例において、前記蓋体3の内面に、
消臭剤又は芳香剤を収納する収納部を設けて実施しても
よい。
【0014】尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面と
の対照を便利にするために符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例を示す背面側からの一部切欠き分解
斜視図
【図2】要部の拡大背面斜視図
【図3】組付状態での縦断面図
【図4】要部の拡大背面図
【図5】第2実施例を示す要部の拡大背面図
【図6】第3実施例を示す要部の拡大背面図
【図7】第4実施例を示す要部の拡大背面図
【符号の説明】
A 回動規制手段 1 容器本体 2 筒状カバー 5 係止突起 6 第1係止通路 7 第2係止通路 7a 係止通路部 8 突起

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方に開口する容器本体(1)に、当該
    容器本体(1)に対して上方から相対回動並びに着脱自
    在に外嵌される筒状カバー(2)を設け、この筒状カバ
    ー(2)に、前記容器本体(1)に設けた係止突起
    (5)に対して上下方向から係合及び係合離脱可能な第
    1係止通路(6)と、前記係止突起(5)を第1係止通
    路(6)内に係入させた状態での容器本体(1)と筒状
    カバー(2)との相対回動により、当該容器本体(1)
    と筒状カバー(2)との上下方向での相対離脱移動を前
    記係止突起(5)との接当にて阻止する第2係止通路
    (7)とを連通形成してある収納容器であって、 前記第2係止通路(7)内に係入させた係止突起(5)
    の第1係止通路(6)側への回動に抵抗力を付与する回
    動規制手段(A)を設けてある収納容器。
  2. 【請求項2】 前記回動規制手段(A)が、前記第2係
    止通路(7)内に係入させた係止突起(5)の上方への
    係入移動を許容するように、当該第2係止通路(7)の
    カバー装着位置に相当する係止通路部(7a)を上方に
    屈曲形成して構成されている請求項1記載の収納容器。
  3. 【請求項3】 前記回動規制手段(A)が、前記第2係
    止通路(7)内に突出する状態で筒状カバー(2)に一
    体形成され、かつ、前記係止突起(5)との接当に伴っ
    て当該係止突起(5)の通過移動を許容する状態にまで
    弾性変形可能な突起(8)から構成されている請求項1
    記載の収納容器。
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JP5388178B2 (ja) * 2009-02-20 2014-01-15 河淳株式会社 ゴミ箱
JP6897969B2 (ja) * 2017-12-14 2021-07-07 不動技研株式会社 カバー付きごみ箱

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JPH0647202U (ja) 1994-06-28

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