JPH085067Y2 - 自動車用の収納装置 - Google Patents

自動車用の収納装置

Info

Publication number
JPH085067Y2
JPH085067Y2 JP1988140937U JP14093788U JPH085067Y2 JP H085067 Y2 JPH085067 Y2 JP H085067Y2 JP 1988140937 U JP1988140937 U JP 1988140937U JP 14093788 U JP14093788 U JP 14093788U JP H085067 Y2 JPH085067 Y2 JP H085067Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
opening
protrusion
pivot
open position
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988140937U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0260642U (ja
Inventor
勝 栗田
Original Assignee
池田物産株式会社
日産車体株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 池田物産株式会社, 日産車体株式会社 filed Critical 池田物産株式会社
Priority to JP1988140937U priority Critical patent/JPH085067Y2/ja
Publication of JPH0260642U publication Critical patent/JPH0260642U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH085067Y2 publication Critical patent/JPH085067Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、車体フロアの下に配設される収納用の容器
本体と、該容器本体の上方へ開いた開口を開閉すべく開
口周縁にその側縁が揺動可能に枢支される蓋体とを備え
て成る自動車用の収納装置に関する。
「従来の技術」 従来の自動車用の収納装置としては、例えば、第4図
および第5図に示すようなものがある。
すなわち、容器本体1の開口を塞ぐ蓋体2が、蓋体2
の開口周縁部3に設けたヒンジ部材4により、閉じ位置
と開き位置とに揺動可能に支持され、蓋体2を開き位置
に維持すべく、蓋体2に一端を固結した細紐5の他端側
のフック部材6が車体の要部に掛止するようになってい
る。
「考案が解決しようとする課題」 しかしながら、このような従来の自動車用の収納装置
では、蓋体2を揺動可能に支持するのにヒンジ部材4を
用いたり、蓋体2を開き位置に維持するのに細紐5およ
びフック部材6を用いたりしているので、部品点数が多
くなり、組付工数が多くなったりしてコストが嵩み、ま
た、開き位置に蓋体を維持する操作が煩わしく使い勝手
がよくないという問題点があった。
本考案は、このような従来の問題点に着目してなされ
たもので、着脱可能な蓋体を確実に枢支し、コストが嵩
まない上に、極めて使い勝手がよい自動車用の収納装置
を提供することを目的としている。
「課題を解決するための手段」 かかる目的を達成するための本考案の要旨とするとこ
ろは、 車体フロアの下に配される収納用の容器本体と、該容
器本体の上方へ開いた開口を開閉すべく開口周縁にその
側縁が揺動可能に枢支される蓋体とを備えて成る自動車
用の収納装置において、 前記開口周縁と前記蓋体の側縁との一方に枢軸部を形
成し、他方に、該枢軸部を揺動可能に外嵌させる軸受部
を形成するとともに、該開口周縁と蓋体の側縁との一方
に、蓋体を全開位置に維持すべく蓋体が全開位置になっ
た際他方に当接するストッパ部を形成して成り、 前記軸受部は、前記枢軸部を抱持するように他方に形
成されていて、突起部と、該突起部に対する側にある凸
部と、該突起部および凸部の先端間に形成され、前記軸
受部の径よりよりやや小さい抜差口とを有し、該抜差口
は、蓋体が所定の半開位置にあるときに該抜き差し口を
広げて前記枢軸部が通過できるよう斜め方向に向いて形
成してあり、 前記枢軸部は、外周の一部が前記一方の本体に接続す
る略円形状断面に形成され、前記軸受部の突起部に前記
蓋体の全閉時に嵌合して該蓋体を規制するくびれ部と、
凸部に前記蓋体の全開時に嵌合して該蓋体を規制する凹
部とを備えて成ることを特徴とする自動車用の収納装
置、に存する。
「作用」 容器本体に蓋体を装着するには、蓋体を所定の半開位
置に傾け、容器本体の開口周縁と蓋体の側縁との一方に
形成された枢軸部を、所定の斜め方向から他方の軸受部
の抜差口に相対的に差込み、軸受部に嵌合する。それに
より、枢軸部が軸受部に揺動可能に枢支され、蓋体が全
閉位置と全開位置とに揺動することができる。
また、蓋体を枢軸部を中心にして揺動し全開位置にす
れば、容器本体の開口周縁と蓋体の側縁との一方に形成
されたストッパ部が、他方に当接し、それにより、その
まま蓋体が全開位置に維持される。この全開位置では、
蓋体に斜め方向に力を加えることができず、軸受部から
枢軸部が不用意に外れることがない。
容器本体から蓋体を外すには、装着する場合と同じ
く、蓋体を所定の半開位置に傾け、軸受部の抜差口から
枢軸部を相対的に抜き出せばよいものである。このよう
に、所定の斜めの位置以外では、蓋体を外すことができ
ないので、全開時を含み、軸受部から枢軸部が不用意に
外れることがなく、蓋体を確実に開閉可能に保持すると
ともに、必要により着脱することが可能となる。
「実施例」 以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明する。
各図は本考案の一実施例を示している。
第1図および第2図に示すように、荷室のフロア10に
は、収納用の容器本体20を嵌め込むべく凹入部11が形成
されている。
容器本体20は、略矩形状の容器で、前壁21,側壁22,後
壁23および底部24からなり、それぞれ30mm程度の厚さを
有し、内部に空洞が形成されている。前壁21,側壁22お
よび後壁23の各上端が開口周縁25と成っており、開口周
縁25には凹入部11の口周縁12に掛止可能な外向きフラン
ジ26が形成されている。
開口周縁25には、容器本体20の開口を開閉するための
蓋体40の厚み分の段差27が形成されている。段差27は、
略垂直な縦壁部28と、蓋体40の側縁41を載置可能な略水
平な載置部29とから成る。
蓋体40の前側縁42には、二か所に略円形状断面の枢軸
部43が形成され、枢軸部43から蓋体40の下面に連続する
部位がくびれ部44になっている。枢軸部43に対応する段
差27には、枢軸部43を揺動可能に外嵌する略半円形状断
面の軸受部31が形成されている。段差27の載置部29には
くびれ部44に嵌め込み可能な突起部32が形成され、軸受
部31の一方の端部に成っている。
突起部32とくびれ部44とは、蓋体40の全閉時に嵌合し
て蓋体42の位置を規制するよう配設されている。
第2図および第3図に示すように、段差27の縦壁部28
には、前記突起部32とにより枢軸部43を挟むように小半
円状断面の凸部33が後方へ突設されている。小半円状断
面の凸部33が軸受部31の他方の端部に成っている。突起
部32と小半球状の凸部33とが、蓋体40が所定の半開位置
にあるときのみ枢軸部43が斜め後方である所定の斜め方
向へ抜き差し可能な抜差口35を構成している。
段差27の縦壁部28は、蓋体40が第3図において実線で
示す略水平な全閉位置から93〜94°揺動して第3図にお
いて想像線で示す全開位置になった際、蓋体40を全開位
置に維持すべく、蓋体40の前側縁42の上面側に当接可能
なストッパ部となっている。蓋体40の前側縁42の上面側
に一般上面より一段下がった被当接用の段部46が形成さ
れ、段部46には前記小半円状断面の凸部33に嵌る同じく
小半円状断面の凹部47が形成されている。凸部33と凹部
47とは、蓋体40の全開時に嵌合して蓋体42の位置を規制
するよう配設されている。
突起部32と小半球状の凸部33とは、相互にずれた位置
に設けられているが、その理由は、仮に同じ位置に設け
ると、くびれ部44と被当接用の段部46とが同じ位置に設
けられ、蓋体40の前側縁の厚みが少なくなり、応力集中
を起こしたりして強度的に弱くなるためである。補強材
を追加したりして、突起部32と小半球状の凸部33とを同
じ位置に設けてもよい。
第1図に示すように、蓋体40の本体には補強用のパイ
プ材48,48…が内装されている。蓋体40の後側縁41aに
は、容器本体20側のフック部36に弾撥的に外嵌して掛止
可能な外嵌部49が形成されている。また、蓋体40の後側
縁41aには、手掛部49aが凹設されている。
次に作用を説明する。
容器本体20に蓋体40を装着するには、蓋体40を斜め後
方へ傾けた状態で、蓋体40の枢軸部43を、容器本体20の
軸受部31の抜差口35に差し込む。それにより、差込口35
を構成する突起部32と小半円状断面の凸部33とが若干撓
む。さらに、差し込むと、枢軸部43が軸受部31に嵌合す
る。
それにより、容器本体20の軸受部31が枢軸部43を揺動
可能に枢支する。また、蓋体40は、差込む際斜め後方へ
傾けた状態の半開位置にあるときのみ容器本体20の軸受
部31から枢軸部43を離脱することができる。
第2図において蓋体40を実線で示す全閉位置では、蓋
体40の側縁41が、容器本体20の段差27の載置部29に置か
れ、蓋体40の上面に荷物を載せることができる。また、
この全閉位置ではフロア10の高さに蓋体40の上面の位置
がほぼ一致し、蓋体40の上面に荷物などを安定して載せ
ることができる。
第2図および第3図において蓋体40を想像線で示す全
開位置では、蓋体40が93〜94°揺動し自重により前方へ
倒れようとするが、容器本体20の段差27の縦壁部28がス
トッパ部となり、蓋体40の段部46当接し、それにより、
蓋体40は、前方へ倒れず、自重により後方へも倒れず全
開位置に維持される。
すなわち、細紐などを用いることなく、蓋体40を全開
位置に維持することができる。また、全開位置から全閉
位置にする際には、蓋体40の後側縁に手を持ち、そのま
ま後方へ揺動し、外嵌部49をフック部36に嵌め込めばよ
い。
「考案の効果」 本考案に係る自動車用の収納装置によれば、容器本体
側に蓋体を差込むようにして装着し、同時に枢支するよ
うにしたので、ヒンジ部材などが不要となり、部品点数
が少なくなり組付工数などが減ってコストを低減するこ
とができ、また、蓋体をストッパ部に当てるだけで全開
位置が維持され、蓋体を倒すだけで閉じられるので、蓋
体を容易に開閉することができ、さらに、容器本体側か
ら蓋体を抜出して外すようにしたので、簡単に容器本体
側と蓋体とを離脱することができる。離脱できるのは軸
受部の抜差口の斜め方向に対応して蓋体を半開きにした
位置に限られ、しかも枢軸部に力を加えて抜差口を通過
させなければならないので、軸受部から枢軸部が不用意
に外れることがなく蓋体が安定して保持される。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図は本考案の一実施例を示しており、第
1図は自動車用の収納装置の分解斜視図、第2図は第1
図II−II線断面図、第3図は第1図III−III線断面図、
第4図および第5図は従来例を示しており、それぞれ自
動車用の収納装置の全体斜視図である。 10…フロア 20…容器本体 25…開口周縁部 28…縦壁部(ストッパ部) 31…軸受部 35…抜差口 40…蓋体 41…蓋体の側縁 43…枢軸部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体フロアの下に配される収納用の容器本
    体と、該容器本体の上方へ開いた開口を開閉すべく開口
    周縁にその側縁が揺動可能に枢支される蓋体とを備えて
    成る自動車用の収納装置において、 前記開口周縁と前記蓋体の側縁との一方に枢軸部を形成
    し、他方に、該枢軸部を揺動可能に外嵌させる軸受部を
    形成するとともに、該開口周縁と蓋体の側縁との一方
    に、蓋体を全開位置に維持すべく蓋体が全開位置になっ
    た際他方に当接するストッパ部を形成して成り、 前記軸受部は、前記枢軸部を抱持するように他方に形成
    されていて、突起部と、該突起部に対する側にある凸部
    と、該突起部および凸部の先端間に形成され、前記軸受
    部の径よりよりやや小さい抜差口とを有し、該抜差口
    は、蓋体が所定の半開位置にあるときに該抜き差し口を
    広げて前記枢軸部が通過できるよう斜め方向に向いて形
    成してあり、 前記枢軸部は、外周の一部が前記一方の本体に接続する
    略円形状断面に形成され、前記軸受部の突起部に前記蓋
    体の全閉時に嵌合して該蓋体を規制するくびれ部と、前
    記凸部に前記蓋体の全開時に嵌合して該蓋体を規制する
    凹部とを備えて成ることを特徴とする自動車用の収納装
    置。
JP1988140937U 1988-10-28 1988-10-28 自動車用の収納装置 Expired - Lifetime JPH085067Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988140937U JPH085067Y2 (ja) 1988-10-28 1988-10-28 自動車用の収納装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988140937U JPH085067Y2 (ja) 1988-10-28 1988-10-28 自動車用の収納装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0260642U JPH0260642U (ja) 1990-05-07
JPH085067Y2 true JPH085067Y2 (ja) 1996-02-14

Family

ID=31405557

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988140937U Expired - Lifetime JPH085067Y2 (ja) 1988-10-28 1988-10-28 自動車用の収納装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH085067Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05227832A (ja) * 1992-02-17 1993-09-07 Suzutec Co Ltd 結球野菜用結球処理機
JP3680242B2 (ja) * 1998-12-11 2005-08-10 三菱自動車工業株式会社 フロア開口の開閉装置
JP6049574B2 (ja) * 2013-08-30 2016-12-21 株式会社クボタ 食材混合機
JP2018039304A (ja) * 2016-09-05 2018-03-15 林テレンプ株式会社 車両用荷室構造

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58132753U (ja) * 1982-03-02 1983-09-07 小島プレス工業株式会社 車両用収納ボツクス

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0260642U (ja) 1990-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0420687Y2 (ja)
US5024471A (en) Safety release latch
JPH085067Y2 (ja) 自動車用の収納装置
JPH0714082Y2 (ja) ラゲージルームの収納装置
JP3883160B2 (ja) 蓋板付き容器
JP3907156B2 (ja) 合成樹脂製容器
JPH052461Y2 (ja)
JPS62501351A (ja) 片手で開閉操作可能な袋ホルダ−
JPS6348443Y2 (ja)
JP2572984Y2 (ja) 化粧用コンパクト容器
JP3708327B2 (ja) 気密性容器
JPH064810Y2 (ja) 化粧用コンパクト
JP2550143Y2 (ja) 注出キャップ
JPH0426282Y2 (ja)
JPH0454132Y2 (ja)
JPH0726963Y2 (ja) コンパクトケース
JP2544127B2 (ja) 弾性反転する上板付き器具
JP2707084B2 (ja) 蓋体付きのキャップ状部材
JP2572988Y2 (ja) 化粧用コンパクト容器
JPH0413248Y2 (ja)
JPH0643002Y2 (ja) 容 器
JPH0315485Y2 (ja)
JPH064809Y2 (ja) 薄型コンパクト容器
JPH0532452Y2 (ja)
JPH0752043Y2 (ja) 蓋体付きのキャップ状部材