JP2572984Y2 - 化粧用コンパクト容器 - Google Patents
化粧用コンパクト容器Info
- Publication number
- JP2572984Y2 JP2572984Y2 JP1992087666U JP8766692U JP2572984Y2 JP 2572984 Y2 JP2572984 Y2 JP 2572984Y2 JP 1992087666 U JP1992087666 U JP 1992087666U JP 8766692 U JP8766692 U JP 8766692U JP 2572984 Y2 JP2572984 Y2 JP 2572984Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- container
- shaft
- container body
- curved surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は化粧用コンパクト容器に
関する。
関する。
【０００２】
【考案が解決しようとする課題】容器本体と該本体上面
を開閉する蓋体とを各後部で枢着し、かつ該枢着部にト
ーションバネを装着して、蓋体を開蓋方向へ付勢してお
き、又、容器本体前部に付設した係合突条へ蓋体前部か
ら垂下したフックを係合させるとともに、該フックの下
端ないしは蓋体前部の下面を押し上げ、そのフックの係
合を外して開蓋させる押し釦を容器体前部に枢着させた
コンパクト容器が知られている。 上記従来のコンパク
ト容器に於いて、フックの係合が外れた蓋体は、トーシ
ョンバネの付勢により次第に速度を増して開蓋するか
ら、予め指等を添えてその速度を緩めないと、蓋体起立
状態から更に後方へ倒れる際、蓋体の自重も加わって該
蓋体後部が容器本体後部に接したときの衝撃が極めて大
となり、すると容器内化粧品の粉が飛散する欠点があっ
た。このためトーションバネを用いないコンパクト容器
も多く用いられている。
を開閉する蓋体とを各後部で枢着し、かつ該枢着部にト
ーションバネを装着して、蓋体を開蓋方向へ付勢してお
き、又、容器本体前部に付設した係合突条へ蓋体前部か
ら垂下したフックを係合させるとともに、該フックの下
端ないしは蓋体前部の下面を押し上げ、そのフックの係
合を外して開蓋させる押し釦を容器体前部に枢着させた
コンパクト容器が知られている。 上記従来のコンパク
ト容器に於いて、フックの係合が外れた蓋体は、トーシ
ョンバネの付勢により次第に速度を増して開蓋するか
ら、予め指等を添えてその速度を緩めないと、蓋体起立
状態から更に後方へ倒れる際、蓋体の自重も加わって該
蓋体後部が容器本体後部に接したときの衝撃が極めて大
となり、すると容器内化粧品の粉が飛散する欠点があっ
た。このためトーションバネを用いないコンパクト容器
も多く用いられている。
【０００３】本考案は上記した従来技術の欠点を解消す
るもので、トーションバネを用いて自動的に開蓋を行え
る容器に於いて、開蓋時の衝撃等により化粧品の粉が飛
散する等の不都合の無い化粧用コンパクト容器を提案す
るものである。
るもので、トーションバネを用いて自動的に開蓋を行え
る容器に於いて、開蓋時の衝撃等により化粧品の粉が飛
散する等の不都合の無い化粧用コンパクト容器を提案す
るものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案容器は上記課題を
解決するため、後端部中央に蓋体軸着用の凹部６を形成
してなる皿状容器体２と、上記凹部６内に後端部より垂
設した横長棒状の軸着部11を回動可能に軸着させるとと
もに、頂壁10前端部を容器体２前部に離脱可能に係止さ
せて容器体上面を開閉可能に閉塞し、且つ、トーション
バネ15により常時開方向に付勢させた蓋体３とからなる
化粧用コンパクト容器に於いて、上記凹部６の奥壁6b上
端より前方への弾性変形が可能に弯曲板状の板バネ18を
垂設し、上記軸着部11下面を、軸着部11の回動軸を中心
とし且つ順次後方へ縮径する弯曲面として形成し、上記
板バネ18突出部を上記弯曲面に摺動可能に圧接して構成
した。
解決するため、後端部中央に蓋体軸着用の凹部６を形成
してなる皿状容器体２と、上記凹部６内に後端部より垂
設した横長棒状の軸着部11を回動可能に軸着させるとと
もに、頂壁10前端部を容器体２前部に離脱可能に係止さ
せて容器体上面を開閉可能に閉塞し、且つ、トーション
バネ15により常時開方向に付勢させた蓋体３とからなる
化粧用コンパクト容器に於いて、上記凹部６の奥壁6b上
端より前方への弾性変形が可能に弯曲板状の板バネ18を
垂設し、上記軸着部11下面を、軸着部11の回動軸を中心
とし且つ順次後方へ縮径する弯曲面として形成し、上記
板バネ18突出部を上記弯曲面に摺動可能に圧接して構成
した。
【０００５】
【作用】蓋体３はトーションバネ15により常時開方向へ
付勢されているため、前部の係合を外すと自動的に開
く。この際、板バネ18の突出部分が蓋体軸着部11の弯曲
面に圧接して摺動するため、その摩擦力によりトーショ
ンバネ15による開方向への付勢力を緩和して緩やかな蓋
体３の回動を行う。又、軸着部11の下面を回動軸を中心
とし且つ順次後方へ縮径する如く構成して板バネ18との
摩擦力を順次減じる如く構成し、トーションバネ15の弾
発力の減少に起因する蓋体３の中途停止を防止する。
付勢されているため、前部の係合を外すと自動的に開
く。この際、板バネ18の突出部分が蓋体軸着部11の弯曲
面に圧接して摺動するため、その摩擦力によりトーショ
ンバネ15による開方向への付勢力を緩和して緩やかな蓋
体３の回動を行う。又、軸着部11の下面を回動軸を中心
とし且つ順次後方へ縮径する如く構成して板バネ18との
摩擦力を順次減じる如く構成し、トーションバネ15の弾
発力の減少に起因する蓋体３の中途停止を防止する。
【０００６】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【０００７】図１〜図３は本考案の一実施例を示し、図
中１は化粧用コンパクト容器を示す。該容器１は、容器
体２と、蓋体３とを主要部材として構成している。
中１は化粧用コンパクト容器を示す。該容器１は、容器
体２と、蓋体３とを主要部材として構成している。
【０００８】容器体２は合成樹脂より形成したもので、
底壁４周縁部より周壁５を起立させた矩形皿状をなし、
周壁５後部を前方へ凹ませて蓋体軸着用の凹部６を形成
している。又、周壁６内には化粧品を収納するための中
皿７を嵌着固定しており、この中皿７は、容器体周壁５
内面に沿って形成された周壁８上端縁より外向きにフラ
ンジ９を延設して構成しており、内部に化粧品を収納し
たドラムを着脱自在に嵌合出来る様に構成している。
底壁４周縁部より周壁５を起立させた矩形皿状をなし、
周壁５後部を前方へ凹ませて蓋体軸着用の凹部６を形成
している。又、周壁６内には化粧品を収納するための中
皿７を嵌着固定しており、この中皿７は、容器体周壁５
内面に沿って形成された周壁８上端縁より外向きにフラ
ンジ９を延設して構成しており、内部に化粧品を収納し
たドラムを着脱自在に嵌合出来る様に構成している。
【０００９】蓋体３は合成樹脂より形成したもので、容
器体２上面を閉塞する頂壁10後端中央部より横長棒状の
軸着部11を垂設し、この軸着部11両側を凹部６の両側壁
6aに回動可能に軸着している。又、軸着部11下面は、そ
の回動軸12を中心とし且つ後方に行くに従って順次縮径
する弯曲面13として構成している。又、この軸着部11の
一側面には、公知形状の凹部14を形成して、ここに収納
したトーションバネ15の一端を容器体凹部６の側壁6aに
係止して蓋体を常時開方向へ付勢させている。
器体２上面を閉塞する頂壁10後端中央部より横長棒状の
軸着部11を垂設し、この軸着部11両側を凹部６の両側壁
6aに回動可能に軸着している。又、軸着部11下面は、そ
の回動軸12を中心とし且つ後方に行くに従って順次縮径
する弯曲面13として構成している。又、この軸着部11の
一側面には、公知形状の凹部14を形成して、ここに収納
したトーションバネ15の一端を容器体凹部６の側壁6aに
係止して蓋体を常時開方向へ付勢させている。
【００１０】又、頂壁10前端の下面より垂設したフック
16を、容器体周壁５前面中央に設けた凹部内の係合突起
17と乗り越え係合させて離脱可能に係止させている。
16を、容器体周壁５前面中央に設けた凹部内の係合突起
17と乗り越え係合させて離脱可能に係止させている。
【００１１】又、容器体２の凹部奥壁6b上端より前方へ
弾性変形が可能に弯曲板状の板バネ18を垂設している。
この板バネ18は、金属，合成樹脂等より形成したもの
で、本実施例では、凹部奥壁6b中央部と中皿周壁８間に
挟持固定させた逆Ｌ字板状の取り付け基部18a の上端縁
より一体に垂設して構成しており、上下方向中央部を後
方へ突出させた突出部を蓋体軸着部前面の弯曲面13に摺
動可能に圧接している。
弾性変形が可能に弯曲板状の板バネ18を垂設している。
この板バネ18は、金属，合成樹脂等より形成したもの
で、本実施例では、凹部奥壁6b中央部と中皿周壁８間に
挟持固定させた逆Ｌ字板状の取り付け基部18a の上端縁
より一体に垂設して構成しており、上下方向中央部を後
方へ突出させた突出部を蓋体軸着部前面の弯曲面13に摺
動可能に圧接している。
【００１２】上記の如く構成した容器１は、蓋体３のフ
ック10と容器体２の係合突起17との係合を外すとトーシ
ョンバネ15の作用で後方へ回動し、図２ (ａ) の状態か
ら図２ (ｂ) の状態を介して図２ (ｃ) の約１２０゜開
蓋状態まで緩やかに回動し、弯曲面13後端の突部19が板
バネ18の突出部下面に当接して係止される如く構成して
いる。又、上記突出部19が板バネ18突部を乗り越えて図
２ (ｄ) に示す如く約１３５゜開蓋状態まで開く如く構
成している。
ック10と容器体２の係合突起17との係合を外すとトーシ
ョンバネ15の作用で後方へ回動し、図２ (ａ) の状態か
ら図２ (ｂ) の状態を介して図２ (ｃ) の約１２０゜開
蓋状態まで緩やかに回動し、弯曲面13後端の突部19が板
バネ18の突出部下面に当接して係止される如く構成して
いる。又、上記突出部19が板バネ18突部を乗り越えて図
２ (ｄ) に示す如く約１３５゜開蓋状態まで開く如く構
成している。
【００１３】
【考案の効果】以上説明した如く本考案容器は、容器体
後端部中央に蓋体軸着用の凹部を形成し、この凹部の奥
壁上端より前方への弾性変形が可能に弯曲板状の板バネ
を垂設し、又、上記凹部内に軸着させるとともに、蓋体
後端部より垂設した軸着部下面を、回動軸を中心とし且
つ順次後方へ縮径する弯曲面として形成し、上記板バネ
突出部をこの弯曲面に摺動可能に圧接したので、板バネ
と弯曲面との摩擦力によりトーションバネによる開方向
への付勢力を緩和して緩やか蓋体の回動を行うことが出
来、その結果従来の容器の如く衝撃により容器内化粧品
の粉が飛散することはない。
後端部中央に蓋体軸着用の凹部を形成し、この凹部の奥
壁上端より前方への弾性変形が可能に弯曲板状の板バネ
を垂設し、又、上記凹部内に軸着させるとともに、蓋体
後端部より垂設した軸着部下面を、回動軸を中心とし且
つ順次後方へ縮径する弯曲面として形成し、上記板バネ
突出部をこの弯曲面に摺動可能に圧接したので、板バネ
と弯曲面との摩擦力によりトーションバネによる開方向
への付勢力を緩和して緩やか蓋体の回動を行うことが出
来、その結果従来の容器の如く衝撃により容器内化粧品
の粉が飛散することはない。
【００１４】又、軸着部下面を回動軸を中心として順次
後方へ縮径する弯曲面として形成しているので、開蓋の
際、トーションバネの弾発力が順次減少しても、弯曲面
と板バネの摩擦力により蓋体の後方回動が中途の位置で
止まってしまう等の不都合を生じることはなく、緩やか
に所定の角度まで開蓋を行うことが出来るものである。
後方へ縮径する弯曲面として形成しているので、開蓋の
際、トーションバネの弾発力が順次減少しても、弯曲面
と板バネの摩擦力により蓋体の後方回動が中途の位置で
止まってしまう等の不都合を生じることはなく、緩やか
に所定の角度まで開蓋を行うことが出来るものである。
【図１】 本考案容器の一実施例を示す縦断面図であ
る。
る。
【図２】 同実施例の要部分解斜視図である。
【図３】 同実施例の作動を説明する説明図である。
２…容器体，３…蓋体，６…凹部，6b…凹部奥壁，10…
蓋体頂壁，11…軸着部，13…弯曲面，18…板バネ
蓋体頂壁，11…軸着部，13…弯曲面，18…板バネ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) A45D 33/00
Claims (1)
- 【請求項１】後端部中央に蓋体軸着用の凹部６を形成し
てなる皿状容器体２と、上記凹部６内に後端部より垂設
した横長棒状の軸着部11を回動可能に軸着させるととも
に、頂壁10前端部を容器体２前部に離脱可能に係止させ
て容器体上面を開閉可能に閉塞し、且つ、トーションバ
ネ15により常時開方向に付勢させた蓋体３とからなる化
粧用コンパクト容器に於いて、上記凹部６の奥壁6b上端
より前方への弾性変形が可能に弯曲板状の板バネ18を垂
設し、上記軸着部11下面を、軸着部11の回動軸を中心と
し且つ順次後方へ縮径する弯曲面として形成し、上記板
バネ18突出部を上記弯曲面に摺動可能に圧接してなるこ
とを特徴とする化粧用コンパクト容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992087666U JP2572984Y2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 化粧用コンパクト容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992087666U JP2572984Y2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 化粧用コンパクト容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0646609U JPH0646609U (ja) | 1994-06-28 |
| JP2572984Y2 true JP2572984Y2 (ja) | 1998-05-25 |
Family
ID=13921271
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992087666U Expired - Fee Related JP2572984Y2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 化粧用コンパクト容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2572984Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005218639A (ja) * | 2004-02-05 | 2005-08-18 | Key Tranding Co Ltd | 化粧料容器 |
| JP4627162B2 (ja) * | 2004-07-26 | 2011-02-09 | エム・エフ・ヴィ株式会社 | 容器 |
-
1992
- 1992-11-27 JP JP1992087666U patent/JP2572984Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0646609U (ja) | 1994-06-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |