JPH0736573Y2 - 化粧用コンパクト容器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は化粧用コンパクト容器に関する。

「従来の技術と考案が解決しようとする課題」 従来、化粧用コンパクト容器の化粧品上に載置されてい
る透明薄板は、パフによる化粧品使用によって粉化した
化粧品の飛散等を防止する機能を有するが、消費者は使
用時にその透明薄板の置場に困り、机上等に置くことが
多く、するとその薄板は透明であるため紛失することが
多く、又化粧の際その透明薄板が邪魔となるため廃棄さ
れることもあった。

本考案は上記の欠点を解消した透明薄板の紛失の虞のな
い化粧用コンパクト容器を提供することを目的とする。

「課題を解決するための手段」 上面開口の収納凹部８付きコンパクト本体２と、該本体
２の後部に枢着される蓋体３と、上記収納凹部８に収納
する化粧品４と上記化粧品４上面を被覆して載置する透
明薄板５とからなる化粧用コンパクト容器において、上
記蓋体３下面後部中央に設けた枢着用突起６の少なくと
も一側方に、コンパクト本体２と蓋体３とによって形成
した隙間７を設け、該隙間７は透明薄板５が挿入可能
で、かつ奥に行くに従って間隔が狭くなるテーパー状を
なしている。

「作用」 化粧の際、蓋体３を開けた後、透明薄板５を化粧品４上
面より取り外し、第１図或いは第２図に示す如く、隙間
７にその一端を挿入して係止する。化粧終了後は、隙間
７より透明薄板５を外して化粧品４上へ載置し、蓋体３
を閉じる。その為透明薄板５の紛失、或いは邪魔となっ
ての廃棄の虞はない。尚、透明薄板５は柔軟性があるた
め第２図の如く折り曲げて係止しても隙間７から取り外
せば又元のフラットな状態に戻る。

「実施例」 以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。

第１図及び第２図は本考案の一実施例を示すもので、図
中１は化粧用コンパクト容器を示す。該容器１は、上面
開口の収納凹部８付きコンパクト本体２と、該本体２の
後部に枢着した蓋体３と、上記収納凹部８に収納した化
粧品４と、非使用時に該化粧品４上面に載置する透明薄
板５とから構成している。

又、蓋体３下面後部中央に設けた枢着用突起６の両側に
コンパクト本体２と蓋体３によって隙間７を形成してい
る。該隙間７は透明薄板５が挿入可能で奥に行くに従っ
て間隔が狭くなるテーパー状に構成しており、従って、
化粧の際に化粧品４上面より取り外した透明薄板５を該
隙間７に挿入して係止可能に構成している。尚、この隙
間７は枢着用突起６のどちらか一側方に設けても良い。

「考案の効果」 以上説明した如く、本考案化粧用コンパクト容器は既述
構成とすることにより、化粧の際、透明薄板を蓋体とコ
ンパクト本体により形成した隙間に挿入係止することが
出来るので、透明薄板を紛失したり、或いは透明薄板が
邪魔になって廃棄してしまう虞はない。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示し、第１図は斜視図、第２図
は要部側面図である。 ２…コンパクト本体、３…蓋体 ５…透明薄板、７…隙間

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】上面開口の収納凹部８付きコンパクト本体
   ２と、該本体２の後部に枢着される蓋体３と、上記収納
   凹部８に収納する化粧品４と上記化粧品４上面を被覆し
   て載置する透明薄板５とからなる化粧用コンパクト容器
   において、上記蓋体３下面後部中央に設けた枢着用突起
   ６の少なくとも一側方に、コンパクト本体２と蓋体３と
   によって形成した隙間７を設け、該隙間７は透明薄板５
   が挿入可能で、かつ奥に行くに従って間隔が狭くなるテ
   ーパー状をなしていることを特徴とする化粧用コンパク
   ト容器。