JPH0719371Y2 - 化粧用コンパクト容器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は化粧用コンパクト容器に関する。

「従来の技術と考案が解決しようとする課題」 従来、化粧用コンパクト容器の化粧品上に載置されてい
る透明薄板は、パフによる化粧品使用によって粉化した
化粧品の飛散等を防止する機能を有するが、消費者は使
用時にその透明薄板の置場に困り、机上等に置くことが
多く、するとその薄板は透明であるため紛失することが
多く、又化粧の際、その透明薄板が邪魔となるため廃棄
されることもあった。

本考案は上記の欠点を解消した透明薄板の紛失の虞れの
ない化粧用コンパクト容器を提供することを目的とす
る。

「課題を解決するための手段」 コンパクト本体２と、該本体２後部に枢着した蓋体３
と、上記コンパクト本体２に形成した収納凹部４内に収
納する透明薄板５付き化粧品収納皿６とからなる化粧用
コンパクト容器において、上記化粧品収納皿６の周壁８
外周上方に外向きフランジ９を突設するとともに、上記
収納凹部４の周壁10上端をテーパー状に形成し、上記外
向きフランジ９外周縁とテーパー部11とに透明薄板５が
挿入可能な間隙12を設けて化粧品収納皿６を収納凹部４
に収納してなる。

「作用」 化粧の際に化粧品７上より透明薄板５を取り外してその
一端を第１図及び第２図に示す如く空隙12内に挿入して
透明薄板５を係止することが出来る。

「実施例」 以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。

第１図及び第２図は本考案の一実施例を示し、図中１は
化粧用コンパクト容器である。該容器１は、コンパクト
本体２と、該本体２後壁に枢着した蓋体３と、上記コン
パクト本体２に形成した収納凹部４内に収納する、透明
薄板５付化粧品収納皿６とから構成している。透明薄板
５は、非使用時には、化粧品収納皿６内の化粧品７上面
を被覆して載置している。

又、上記化粧品収納皿６の周壁８上端外周に外向きフラ
ンジ９を突設するとともに、上記収納凹部４の周壁10上
端をテーパー状にテーパー部11を形成しており、上記外
向きフランジ９の外周縁とテーパー部11とに透明薄板５
が挿入可能な間隙12を設けて化粧品収納皿６を収納凹部
４に収納している。従って、使用時に化粧品７上面より
外した透明薄板５の一端を上記間隙12より挿入して透明
薄板５を係止可能に構成している。

「考案の効果」 以上説明した如く、本考案化粧用コンパクト容器は、既
述構成としたことにより、化粧をする際透明薄板を化粧
品収納皿の外向きフランジとコンパクト本体のテーパー
部との間に間隙に挿入係止することが出来るため、透明
薄板を紛失する虞がない。又、上記間隙を化粧品収納皿
の周囲に設けているため、透明薄板を収納皿周囲の任意
の位置に挿入係止でき、極めて使い易いという利点があ
る。更に、収納皿内の化粧品を使い切った際に、透明薄
板を間隙内に挿入してコンパクト本体に嵌合した収納皿
を抉じ開けるのに使用でき、収納皿の交換が容易に行え
る。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示し、第１図は斜視図、第２図
は要部断面図である。 ２……コンパクト本体、３……蓋体 ６……化粧品収納皿、５……透明薄板

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】コンパクト本体２と、該本体２後部に枢着
   した蓋体３と、上記コンパクト本体２に形成した収納凹
   部４内に収納する透明薄板５付き化粧品収納皿６とから
   なる化粧用コンパクト容器において、上記化粧品収納皿
   ６の周壁８外周上方に外向きフランジ９を突設するとと
   もに、上記収納凹部４の周壁10上端をテーパー状に形成
   し、上記外向きフランジ９外周縁とテーパー部11とに透
   明薄板５が挿入可能な間隙12を設けて化粧品収納皿６を
   収納凹部４に収納してなることを特徴とする化粧用コン
   パクト容器。