JPH0647380Y2 - 化粧用コンパクト容器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本案は、化粧用コンパクト容器に係る。

「従来の技術」 上面開口の凹部付き容器本体と該容器本体上面を開閉す
る蓋体とを、各後部で枢着すると共に上記凹部内へ化粧
品を充填したドラムを嵌着させ、かつその化粧品上面に
化粧品押えとしての透明薄板を載置したものが知られて
いる。

「考案が解決しようとする課題」 従来化粧用コンパクト容器の化粧品上に載置されている
透明薄板は、パフによる化粧品使用によって粉化した化
粧品の飛散等を防止する機能を有するが、消費者は使用
時にその透明薄板の置場に困り、机上等におくことが多
く、するとその薄板は透明であるため紛失することが多
く、又化粧の際その透明薄板が邪魔となるため、廃棄さ
れる事もあった。

本案はその透明薄板の置場をコンパクト容器に設けたも
のである。

「課題を解決するための手段」 上面開口の凹部付き容器本体１と該容器本体上面を開閉
する蓋体４とを各後部で枢着すると共に上記凹部内へ化
粧品５を充填したドラム６を嵌着させ、かつその化粧品
上面に透明薄板９を載置させた化粧用コンパクト容器に
おいて、上記容器本体周壁の上面の一部から該上面外縁
方向に向けて挟持片10を突出させ、該挟持片下面と上記
容器本体周壁の上面との間で、化粧品上から外した透明
薄板９の側縁部を挟持させることが可能に形成した。

「作用」 蓋体４開放の際、化粧品５上面に載置された透明薄片９
を外し、その側縁一部を挟持片10と容器本体周壁３の上
面との間に差込むことで挟持させることが出来る。

〔実施例〕

１は底壁２周縁から周壁３を起立してその内部を上面開
口の凹部とする容器本体で、その後部にはその容器本体
上面を開閉する蓋体４の後部を枢着させている。

上記凹部内へは、化粧品５を充填したドラム６が嵌着さ
せてあり、該ドラムはその底壁７と容器本体底壁２とを
接着剤８により接着させている。又上記化粧品５上面に
は透明薄板９を載置する。該透明薄板は紙又はプラスチ
ックで形成する。

上記容器本体周壁３の上面一部からは、その上面外縁方
向に向けて挟持片10を突出させる。該挟持片はその下面
と容器本体周壁の上面との間で透明薄板９の側縁部を挟
持できるよう設けたもので、その下面を上記周壁上面へ
軽く接触ないし近接させる。

容器本体周壁上面に対する挟持片10の付設は、図示のよ
うに周壁に上面開口の孔3aないし穴を穿設してその中に
垂下部11を嵌着させ、該垂下部上端から横方向へ弾性を
有する挟持片10を突出すればよい。

「考案の効果」 本案は上記構成とするもので容器本体周壁上面からその
上面外縁方向に向けて挟持片10を突出し、該挟持片下面
と容器本体周壁の上面との間で透明薄板の側縁を挟持さ
せることが可能としたから、化粧に際して、化粧品上へ
載置させてある透明薄板９の置場に困ることがなく、そ
の紛失も防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案容器要部の拡大断面図、第２図は蓋体を開
きかつ透明薄板を挟持片と容器本体周壁上面とで挟持さ
せた状態を示す斜視図である。 ９…透明薄板、10…挟持片

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】上面開口の凹部付き容器本体１と該容器本
   体上面を開閉する蓋体４とを各後部で枢着すると共に上
   記凹部内へ化粧品５を充填したドラム６を嵌着させ、か
   つその化粧品上面に透明薄板９を載置させた化粧用コン
   パクト容器において、上記容器本体周壁の上面の一部か
   ら該上面外縁方向に向けて挟持片10を突出させ、該挟持
   片下面と上記容器本体周壁の上面との間で、化粧品上か
   ら外した透明薄板９の側縁部を挟持させることが可能に
   形成したことを特徴とする化粧用コンパクト容器。