JPH0642569Y2 - 化粧用コンパクト容器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本案は、化粧用コンパクト容器に係る。

「従来の技術」 上面開口の凹部付き容器本体と該容器本体上面を開閉す
る蓋体とを、各後部で枢着すると共に上記凹部内へ化粧
品を充填し、かつその化粧品上面に化粧品押えとしての
透明薄板を載置したものが知られている。

「考案が解決しようとする課題」 従来化粧用コンパクト容器の化粧品上に載置されている
透明薄板は、パフによる化粧品使用によって粉化した化
粧品の飛散等を防止する機能を有するが、消費者は使用
時にその透明薄板の置場に困り、机上等に置くことが多
く、するとその薄板は透明であるため紛失することがあ
り、又化粧の際その透明薄板が邪魔となるため、廃棄さ
れる事もあった。

本案はその透明薄板の置場を蓋体裏面に設けたものであ
る。

「課題を解決するための手段」 上面開口の凹部付き容器本体１と該容器本体上面を開閉
する蓋体４とを各後部で枢着すると共に、上記凹部内へ
化粧品５を充填し、かつその化粧品５上面に透明薄板９
を載置させた化粧用コンパクト容器において、上記蓋体
４内面には、蓋体周壁10より低い高さの鏡支持筒11を付
設し、該支持筒11の側部に化粧品５上から外した透明薄
板９の側縁部を挟持させるための孔13を穿設してなる。

「作用」 蓋体４開放の際、化粧品５上面に載置された透明薄片９
を外し、その側縁一部を鏡支持筒11の孔13に差込むこと
で挟持させることが出来る。

「実施例」 １は底壁２周縁から周壁３を起立してその内部を上面開
口の凹部とする容器本体で、その後部にはその容器本体
上面を開閉する蓋体４の後部を枢着させている。

上記凹部内へは、化粧品５を充填している。該化粧品は
ドラム６内へ充填し、該ドラムを凹部内へ嵌着させても
よい。又上記化粧品５上面には透明薄板９を載置する。
該透明薄板は紙又はプラスチックで形成する。

上記蓋体４の内面には蓋体周壁10より低い高さの鏡支持
筒11を付設し、該支持筒11先端に鏡12を固定する。又支
持筒11の側部に化粧品上から外した透明薄板９の側縁部
を挟持させるための孔13を設けている。尚孔13を設ける
位置は支持筒11の側部であれば任意に選択でき、又その
数も一ヶ所に限らず、例えば左右二箇所に設けることも
できる（例えば第２図二点鎖線の位置）。

「考案の効果」 本案は、上記構成とするもので、蓋体４内面に蓋体周壁
10より低い高さの鏡支持筒11を付設し、該支持筒11の側
部に化粧品上から外した透明薄板９の側縁部を挟持させ
るための孔13を穿設したから、化粧に際して化粧品上へ
載置させてある透明薄板９の置場に困ることがなく、そ
の紛失も防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案容器の拡大断面図、第２図は蓋体を開きか
つ透明薄板を孔に挟持させた状態を示す斜視図である。 ９……透明薄板、11……鏡支持筒 13……孔

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】上面開口の凹部付き容器本体１と該容器本
   体上面を開閉する蓋体４とを各後部で枢着すると共に、
   上記凹部内へ化粧品５を充填し、かつその化粧品５上面
   に透明薄板９を載置させた化粧用コンパクト容器におい
   て、上記蓋体４内面には、蓋体周壁10より低い高さの鏡
   支持筒11を付設し、該支持筒11の側部に化粧品５上から
   外した透明薄板９の側縁部を挟持させるための孔13を穿
   設してなることを特徴とする化粧用コンパクト容器。