JP2594549Y2 - 化粧用コンパクト容器 - Google Patents
化粧用コンパクト容器Info
- Publication number
- JP2594549Y2 JP2594549Y2 JP1992070770U JP7077092U JP2594549Y2 JP 2594549 Y2 JP2594549 Y2 JP 2594549Y2 JP 1992070770 U JP1992070770 U JP 1992070770U JP 7077092 U JP7077092 U JP 7077092U JP 2594549 Y2 JP2594549 Y2 JP 2594549Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- container body
- container
- projection
- concave portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Closures For Containers (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は化粧用コンパクト容器に
関する。
関する。
【０００２】
【従来の技術】化粧品等を収納した皿状の容器体と該容
器体後部に後部を枢着させて容器体上面を開閉可能に設
けた蓋体とからなるコンパクト容器が知られている。
器体後部に後部を枢着させて容器体上面を開閉可能に設
けた蓋体とからなるコンパクト容器が知られている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】従来のこれら容器は閉
蓋状態を維持するため、蓋体前端部より垂設するととも
に下端部に係合突条を突設したフックを、容器体前端部
に設けた係止突起に上方より押圧して弾性的に係合させ
ている。この様なフックと係止突起との係合手段を用い
たものは、蓋体を開いた際に蓋体前部より大きく突出す
るフックが美観を損ねるものであり、容器の形態が商品
イメージに直結する傾向のある化粧品容器ではこの様な
フックを排除することが要望されている。
蓋状態を維持するため、蓋体前端部より垂設するととも
に下端部に係合突条を突設したフックを、容器体前端部
に設けた係止突起に上方より押圧して弾性的に係合させ
ている。この様なフックと係止突起との係合手段を用い
たものは、蓋体を開いた際に蓋体前部より大きく突出す
るフックが美観を損ねるものであり、容器の形態が商品
イメージに直結する傾向のある化粧品容器ではこの様な
フックを排除することが要望されている。
【０００４】又、この様なフックと係止突起との弾性係
合は、それらに収縮等に起因する僅かな寸法誤差が生じ
た場合に係合が固くなって蓋体を開け難くなる不都合を
生じる場合がある。本考案はこの様な点を考慮してなさ
れたもので、フックを排除するとともに、良好な蓋体の
係脱を行える優れた化粧用コンパクト容器を提案するも
のである。
合は、それらに収縮等に起因する僅かな寸法誤差が生じ
た場合に係合が固くなって蓋体を開け難くなる不都合を
生じる場合がある。本考案はこの様な点を考慮してなさ
れたもので、フックを排除するとともに、良好な蓋体の
係脱を行える優れた化粧用コンパクト容器を提案するも
のである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本考案容器は上記課題を
解決するため、周壁６後面中央部を前方へ凹ませて凹部
７を形成してなる容器体２と、容器体２上面を閉塞する
蓋板部１０後端下面より横長柱状の回動連結部１１を垂
設するとともに、該連結部１１両端を凹部７の両側面に
回動可能に連結して容器体２上面を開閉可能に設けてな
る蓋体３とからなり、凹部７前方に設けたバネ収納室１
４内両側に両端をそれぞれ固定した線バネ４の中央部を
凹部７内へ突出形成した押圧突起１５を設け、該突起先
端部により回動連結部１１前面の回動軸１２下方部分を
後方へ押圧するとともに、該突起先端部が回動連結部１
１の下面を摺動可能に構成した。
解決するため、周壁６後面中央部を前方へ凹ませて凹部
７を形成してなる容器体２と、容器体２上面を閉塞する
蓋板部１０後端下面より横長柱状の回動連結部１１を垂
設するとともに、該連結部１１両端を凹部７の両側面に
回動可能に連結して容器体２上面を開閉可能に設けてな
る蓋体３とからなり、凹部７前方に設けたバネ収納室１
４内両側に両端をそれぞれ固定した線バネ４の中央部を
凹部７内へ突出形成した押圧突起１５を設け、該突起先
端部により回動連結部１１前面の回動軸１２下方部分を
後方へ押圧するとともに、該突起先端部が回動連結部１
１の下面を摺動可能に構成した。
【０００６】
【作用】閉蓋状態では蓋体３は押圧突起１５の先端部に
より回動連結部１１前方下部を閉蓋回動方向へ付勢させ
ているため、ガタ付きの無い閉蓋状態を維持することが
可能である。
より回動連結部１１前方下部を閉蓋回動方向へ付勢させ
ているため、ガタ付きの無い閉蓋状態を維持することが
可能である。
【０００７】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【０００８】図１〜図４は本考案の一実施例を示すもの
で、化粧用コンパクト容器１は、容器体２と、蓋体３
と、線バネ４とを主要部材として構成している。
で、化粧用コンパクト容器１は、容器体２と、蓋体３
と、線バネ４とを主要部材として構成している。
【０００９】容器体２は合成樹脂により形成したもの
で、上面に収納凹部５を穿設してなる上端面開口の矩形
皿状をなし、周壁６の後壁部を幅広に形成するととも
に、該後璧部後面中央を前方へ凹ませて形成した正面横
長矩形状の凹部７を設けている。また、収納凹部５内に
は化粧品８を充填したドラム９を嵌着固定させている。
で、上面に収納凹部５を穿設してなる上端面開口の矩形
皿状をなし、周壁６の後壁部を幅広に形成するととも
に、該後璧部後面中央を前方へ凹ませて形成した正面横
長矩形状の凹部７を設けている。また、収納凹部５内に
は化粧品８を充填したドラム９を嵌着固定させている。
【００１０】蓋体３も合成樹脂により形成したもので、
容器体２上面を閉塞する下向き矩形皿状の蓋板部１０を
有し、該蓋板部１０下面後端縁中央より横長柱状の回動
連結部１１を垂設して構成しており、この回動連結部１
１両側を容器体２の凹部７の両側面に回動可能に軸着さ
せて容器体２上面を開閉可能に閉塞させている。本実施
例に於ける回動連結部１１は、回動軸１２から前方斜め
下方へ偏心した位置に中心を有する円弧面によりその下
面を形成しているが、下面を側面視が下方へ突出する半
円弧面状に形成するとともに、前面下部を側面視が後方
へ凹む円弧面状に形成してなる横長柱状に構成しても良
い。
容器体２上面を閉塞する下向き矩形皿状の蓋板部１０を
有し、該蓋板部１０下面後端縁中央より横長柱状の回動
連結部１１を垂設して構成しており、この回動連結部１
１両側を容器体２の凹部７の両側面に回動可能に軸着さ
せて容器体２上面を開閉可能に閉塞させている。本実施
例に於ける回動連結部１１は、回動軸１２から前方斜め
下方へ偏心した位置に中心を有する円弧面によりその下
面を形成しているが、下面を側面視が下方へ突出する半
円弧面状に形成するとともに、前面下部を側面視が後方
へ凹む円弧面状に形成してなる横長柱状に構成しても良
い。
【００１１】又、蓋板部１０下面には鏡１３を嵌着固定
させている。
させている。
【００１２】線バネ４は、容器体周壁６の後壁部前方に
設けたバネ収納室１４内両側に両端をそれぞれ固定さ
せ、また、その中央部をコの字状に凹部７内へ突設して
その部分を押圧突起１５として構成している。又、この
押圧突起１５は容器体周壁６の後壁部中央に穿設した透
孔１６より凹部７内に先端部を突設して構成している。
設けたバネ収納室１４内両側に両端をそれぞれ固定さ
せ、また、その中央部をコの字状に凹部７内へ突設して
その部分を押圧突起１５として構成している。又、この
押圧突起１５は容器体周壁６の後壁部中央に穿設した透
孔１６より凹部７内に先端部を突設して構成している。
【００１３】そして押圧突起１５先端面により回動連結
部１１前面下部の回動軸１２下方部分を後方へ押圧して
いる。従って、この状態ではこの突起４により回動連結
部１１を回動軸１２に対して逆時計廻りに付勢させてい
るため、蓋板部１０は閉方向へ付勢される如く構成して
いる。本実施例では、蓋体３を所定位置迄開いた際に押
圧突起１５先端部が回動連結部１１下面より離れて、押
圧突起１５の押圧が回動連結部１１に及ばない様構成し
ており、その状態では蓋体３はその軸着部の摩擦力によ
り任意の開蓋角度で係止される如く構成している。
部１１前面下部の回動軸１２下方部分を後方へ押圧して
いる。従って、この状態ではこの突起４により回動連結
部１１を回動軸１２に対して逆時計廻りに付勢させてい
るため、蓋板部１０は閉方向へ付勢される如く構成して
いる。本実施例では、蓋体３を所定位置迄開いた際に押
圧突起１５先端部が回動連結部１１下面より離れて、押
圧突起１５の押圧が回動連結部１１に及ばない様構成し
ており、その状態では蓋体３はその軸着部の摩擦力によ
り任意の開蓋角度で係止される如く構成している。
【００１４】
【考案の効果】以上説明した如く本考案容器は、容器体
凹部内に突設した線バネの押圧突起により回動連結部前
面の回動軸下方部分を後方へ押圧させて蓋体を閉蓋回動
方向に付勢する如く構成したため、従来品の様にフック
と係止突起との凹凸係合手段を必要とせずにガタ付きの
無い閉蓋状態を維持でき、従って大きなフックにより美
観を損ねるという従来容器の有する不都合を解消するも
のである。
凹部内に突設した線バネの押圧突起により回動連結部前
面の回動軸下方部分を後方へ押圧させて蓋体を閉蓋回動
方向に付勢する如く構成したため、従来品の様にフック
と係止突起との凹凸係合手段を必要とせずにガタ付きの
無い閉蓋状態を維持でき、従って大きなフックにより美
観を損ねるという従来容器の有する不都合を解消するも
のである。
【００１５】又、フック及び係止突起による凹凸係合手
段が無く、線バネの弾発力に抗して押圧突起先端を回動
連結部外面に摺動させることにより蓋の開閉を行うた
め、蓋体が開き難くなる等の不都合を生じることなく円
滑な蓋体の開閉を行えるものである。
段が無く、線バネの弾発力に抗して押圧突起先端を回動
連結部外面に摺動させることにより蓋の開閉を行うた
め、蓋体が開き難くなる等の不都合を生じることなく円
滑な蓋体の開閉を行えるものである。
【００１６】更に、押圧突起は、凹部前方に設けたバネ
収納室内両側に両端をそれぞれ固定した線バネの中央部
を凹部内へ突出形成したものであるため、この線バネ単
品で蓋体の付勢を行えて余分な部材を必要とせず、取り
付けの際も比較的大きな線バネをバネ収納室内に固定す
るだけで済むため、容易に行えるという利点を兼ね備え
ている。
収納室内両側に両端をそれぞれ固定した線バネの中央部
を凹部内へ突出形成したものであるため、この線バネ単
品で蓋体の付勢を行えて余分な部材を必要とせず、取り
付けの際も比較的大きな線バネをバネ収納室内に固定す
るだけで済むため、容易に行えるという利点を兼ね備え
ている。
【図１】本考案容器の一実施例を示す要部切欠き側面図
である。
である。
【図２】同実施例の容器体を示す一部切欠き平面図であ
る。
る。
【図３】同実施例の線バネを示す斜視図である。
【図４】同実施例の蓋体係止状態を説明する説明図であ
る。
る。
２…容器体，３…蓋体，４…線バネ，６…容器体周壁，
７…凹部，１０…蓋板部，１１…回動連結部，１２…回
動軸，１４…バネ収納室，１５…押圧突起
７…凹部，１０…蓋板部，１１…回動連結部，１２…回
動軸，１４…バネ収納室，１５…押圧突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) A45D 33/00
Claims (1)
- 【請求項１】 周壁６後面中央部を前方へ凹ませて凹部
７を形成してなる容器体２と、容器体２上面を閉塞する
蓋板部１０後端下面より横長柱状の回動連結部１１を垂
設するとともに、該連結部１１両端を凹部７の両側面に
回動可能に連結して容器体２上面を開閉可能に設けてな
る蓋体３とからなり、凹部７前方に設けたバネ収納室１
４内両側に両端をそれぞれ固定した線バネ４の中央部を
凹部７内へ突出形成した押圧突起１５を設け、該突起先
端部により回動連結部１１前面の回動軸１２下方部分を
後方へ押圧するとともに、該突起先端部が回動連結部１
１の下面を摺動可能に構成したことを特徴とする化粧用
コンパクト容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992070770U JP2594549Y2 (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | 化粧用コンパクト容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992070770U JP2594549Y2 (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | 化粧用コンパクト容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0626710U JPH0626710U (ja) | 1994-04-12 |
| JP2594549Y2 true JP2594549Y2 (ja) | 1999-04-26 |
Family
ID=13441091
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992070770U Expired - Fee Related JP2594549Y2 (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | 化粧用コンパクト容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2594549Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005137536A (ja) * | 2003-11-06 | 2005-06-02 | Yoshida Industry Co Ltd | コンパクト容器 |
| JP5483871B2 (ja) * | 2008-12-11 | 2014-05-07 | 紀伊産業株式会社 | 化粧料容器 |
-
1992
- 1992-09-14 JP JP1992070770U patent/JP2594549Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0626710U (ja) | 1994-04-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |