JPH0678026U - フィルタ固定具 - Google Patents

フィルタ固定具

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JPH0678026U
JPH0678026U JP2644693U JP2644693U JPH0678026U JP H0678026 U JPH0678026 U JP H0678026U JP 2644693 U JP2644693 U JP 2644693U JP 2644693 U JP2644693 U JP 2644693U JP H0678026 U JPH0678026 U JP H0678026U
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修 秋田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レバーを用いてフィルタを固定する場合に、
レバーが誤脱することがない固定具の構造を提供する。 【構成】 フィルタ装着ケース2の表面に沿って回動す
る回動レバー16と、フィルタ装着ケース2の表面に対
して直角方向にのみ回動するリテイナー17とを備えて
いる。回動レバー16を回動させてフィルタ挿入孔7に
掛かる所定位置までもっていき、しかる後にリテイナー
17を回動させて回動レバー16に組み付ければ、フィ
ルタを保持でき、同時に、回動レバー16の回転をリテ
イナー17によって阻止できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車用空調ケース等のフィルタ装着ケースにフィルタを固定す るための固定具の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
クーリングユニットに取り付けたフィルタは、フィルタ交換やメンテナンス等 のために脱着できる構造が望ましい。このため、従来においては、実開平4─7 8013号公報に示されるように、他のユニットを接続する接続部に、フィルタ を取り付けたジョイントダクトを着脱自在にネジ止めする構成が考えられている 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、ユニットケースのフィルタ挿入孔にフィルタを挿着する場合に も上述のようなネジ止め構造を用いれば、フィルタをドライバ等の工具を用いて 着脱しなければならないので、フィルタ交換等の作業に手間がかかる。これを解 消するためには、ケースに回動レバーを設け、フィルタをフィルタ挿入孔に挿入 した後に、回動レバーを回してフィルタに係合させる手段が考えられるが、単な る回動レバーでは、人の足等が触れやすい箇所にあると、足が触れた拍子にレバ ーが外れてしまう虞れがある。
【0004】 そこで、この考案においては、作業効率を高めるために回動レバーを用いてフ ィルタを固定する場合、何らかのショックでこのレバーが外れてしまうことがな いようにしたフィルタ固定具を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
しかして、この考案の要旨とするところは、フィルタ挿入孔に掛かるようフィ ルタ装着ケースの表面にそってのみ回動する回動レバーと、前記フィルタ挿入孔 に掛かるよう前記フィルタ装着ケースの表面に対して直角方向にのみ回動するリ テイナーとを設け、前記リテイナーは、前記回動レバーがフィルタ挿入孔に掛か る所定位置においてこの回動レバーと着脱自在に組み付けられることにある。
【0006】
【作用】
したがって、フィルタ挿入孔に挿入されたフィルタを固定する場合には、フィ ルタ装着ケースの表面に沿って回動レバーを回動させることで、この回動レバー をフィルタ挿入孔に掛かる所定位置までもっていき、しかる後にリテイナーを回 動させて回動レバーに組み付ける。すると、フィルタはフィルタ挿入孔から脱落 することなく保持されると共に、回動レバーの回転がリテイナーによって阻止さ れることになり、そのため、上記課題を達成することができるものである。
【0007】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面により説明する。
【0008】 図1乃至図3において、例えば、自動車用空調装置のクーリングユニット1に フィルタを搭載した例が示され、クーリングユニット1は、エバポレータ収納ケ ース2にエバポレータ3及びフィルタ4を収納して構成されているもので、この エバポレータ収納ケース2はフィルタ4を装着するためのフィルタ装着ケースを 兼ねている。
【0009】 フィルタ4は、第1フィルタ5及び第2フィルタ6の2つからなり、各々のフ ィルタ5,6は通風路断面の略半分の大きさを有する矩形状に形成され、エバポ レータ3の風上側端面を覆うように対峙して並設されている。また、第1及び第 2フィルタ5,6のそれぞれは、フィルタ部材5a,6aをフィルタフレーム5 b,6bで囲んで構成され、フィルタフレーム5b,6bの外側には、指で摘む ことができる偏平状のつまみ5c,6cが形成されている。このつまみ5c,6 cは、フィルタ4の挿入方向に延設され、エバポレータ収納ケース2に形成され たフィルタ挿入孔7から突出する大きさに形成されている。
【0010】 フィルタ挿入孔7は、フィルタ4の厚みに合わせて細長く形成されており、各 フィルタ5,6を余裕をもって挿入でき、且つ、前記第1及び第2フィルタ5, 6のつまみ5c,6cが干渉しない長さに形成されている。そして、このフィル タ挿入孔7は、シール部材8を介して閉塞部材9により閉塞されるようになって いる。
【0011】 閉塞部材9は、図4及び図5にも示されるように、フィルタ挿入孔7の形状に 合わせて形成されているもので、前記フィルタ5,6のつまみ5c,6cが挿入 されるつまみ受け9a,9bを有し、一端に幾分反り返った係止片10が設けら れている。また、つまみ受け9aとつまみ受け9bとの間には、半球面状に隆起 した係合突起11が形成されている。この閉塞部材9は、フィルタ挿入孔7の延 長上においてエバポレータ収納ケース2から突出形成された筒状壁12に係止片 10を係止させ、その状態でフィルタ挿入孔7を閉塞するもので、図6乃至図9 に示される固定具15によってフィルタ4と共にエバポレータ収納ケース2に固 定される。
【0012】 固定具15は、フィルタ挿入孔7の近傍に取り付けられ、ポリプロピレン等の 合成樹脂で形成された回動レバー16とリテイナー17とから構成されている。
【0013】 リテイナー17は、エバポレータ収納ケース2の表面に形成された環状ボス部 18に勘入された有底筒状部19と、この有底筒状部19の上縁部よりフィルタ 挿入孔7から遠ざかる方向に環状ボス部18の外側へ延び、且つ、エバポレータ 収納ケース2の表面に向かって屈曲形成されたストッパ部20と、有底筒状部1 9の上縁部からフィルタ挿入孔側にヒンジ21を介して設けられたカバー部22 とを有している。有底筒状部19の底部19aには貫通孔23が形成され、この 貫通孔23に対応するエバポレータ収納ケース2には螺子受け24が形成され、 貫通孔23を介してネジ14を螺子受け24に螺合させることで有底筒状部19 がエバポレータ収納ケース2に保持されている。
【0014】 エバポレータ収納ケース2の表面には、ストッパ20の両脇において第1及び 第2のリブ25,26が形成され、これらリブ25,26によりリテイナー17 の回り止めが形成され、リテイナー17がエバポレータ収納ケース2の表面に沿 って回動しないようになっている。また、リテイナー17のヒンジ21はフィル タ挿入孔7より手前に形成されており、リテイナー17のカバー部22は、ヒン ジ21を中心として、エバポレータ収納ケース2の表面と直交する方向へのみ回 動を許すようになっている。しかして、リテイナー17は、カバー部22を起こ せばフィルタ挿入孔7と干渉せず、カバー部22を倒していけば、このカバー部 22がフィルタ挿入孔7に対して直角に掛かるようになっている。
【0015】 また、カバー部22には、ヒンジ側を除く周縁から屈曲形成された垂下部27 が形成され、また、カバー部22の先端には、偏平状に突出したつまみ28が一 体に形成されている。
【0016】 これに対して、回動レバー16は、リテイナー17の有底筒状部19の外形に 合わせて形成された嵌合孔29を有する環状部30と、この環状部30から延び る係止部31とからなり、環状部30は、有底筒状部19に外嵌されて、環状ボ ス部18と有底筒状部19の上縁に形成されたフランジ部19aとに挟まれ、係 止部31は、フィルタ挿入孔7に掛かるようエバポレータ収納ケース2の表面に 沿ってのみ回動できるようになっている。
【0017】 前記第1のリブ25は、リテイナー17の側片に沿って延び、このリテイナー 17と同じ高さまで突出しており、第2のリブ26は、環状ボス部18に沿って 円弧状に、且つ、環状ボス部18と同じ高さに突出形成されている。このため、 回動レバー16は、第2のリブ26上を回動できるものの、第1のリブ25によ って回動限界が決定され、フィルタ挿入孔7と干渉しない位置から、フィルタ挿 入孔7に対して直角に掛かる位置まで回動できるようになっている。また、回動 レバー16の係止部31は、前記リテイナー17のカバー部22より一回り小さ く形成されており、回動レバー16をフィルタ挿入溝7と直角になる位置まで回 動した際にカバー部22で覆うことができるようになっている。
【0018】 更に、回動レバー16の係止部31には、エバポレータ収納ケース2と対峙す る面に凹部32が形成され、この凹部32は、回動レバー16をフィルタ挿入孔 7と直角になる位置まで回動した時に前記閉塞部材9の係合突起11と係合する ようになっており、これら凹部32と係合突起11とで回動レバー16を閉塞部 材9にロックするロック機構が形成されている。また、回動レバー16の先端に は、係止部31の延設方向に突出したフック33が形成され、リテイナー17の 垂下部27の内側には、このフック33に係止可能な爪部34が形成され、これ らフック33と爪部34とでリテイナー17を回動レバー16にロックするロッ ク機構が形成されている。
【0019】 上述の構成において、フィルタ4をエバポレータ収納ケース2に取り付けるに は、先ず、第1フィルタ5をフィルタ挿入孔7からエバポレータ収納ケース2内 に差し入れて、つまみ5cを持ってケースの奥へスライドさせ、次に第2フィル タ6をフィルタ挿入孔7からエバポレータ収納ケース2内に差し入れる(図2参 照)。差し入れられたフィルタ5,6は、つまみ5c,6cがフィルタ挿入孔7 から突出しており、この状態で次に閉塞部材9をシール部材8を介してフィルタ 挿入孔7に取り付ける。この閉塞部材9は、図3の2点鎖線に示すように、係止 片10を先ず筒状壁12に係止し、そのまま回動させれば、図3の実線で示すよ うに、フィルタ5,6のつまみ5c,6cがつまみ受け9a,9bに挿入されて フィルタ挿入孔7が閉塞される。その後、回動レバー16を第1のリブ25に当 接するまで回動させていけば、閉塞部材9の係合突起11と回動レバー16の凹 部32が係合し、回動レバー16が閉塞部材9を保持すると共に、閉塞部材9に ロックする。そして、この状態でリテイナー17をエバポレータ収納ケース2の 表面に向かって回動させていけば、カバー部22によって回動レバー16が覆わ れ、回動レバー16のフック33にリテイナー17の爪部34が係止されて、リ テイナー17が回動レバー16にロックし、フィルタ4の取り付け作業は終了す る。
【0020】 これにより、回動レバー16は、フィルタ4を閉塞部材9を介して固定した後 に、リテイナー17によって保護されると共に、回動が阻止されるので、足等が 触れて回動レバー16が誤って閉塞部材9から外れてしまう虞れがなくなる。
【0021】 また、フィルタ4を取り外す場合には、リテイナー17のつまみ28を持ち上 げてリテイナー17と回動レバー16とのロックをはずし、回動レバー16を回 動させて閉塞部材9とのロックをはずし、閉塞部材9を取り外してフィルタ5, 6を一つづつフィルタ挿入孔7から抜いていけばよい。したがって、工具を用い ずにフィルタ4の脱着作業がおこなえるものである。
【0022】 尚、この実施例においては、2枚のフィルタ5,6を閉塞部材9を介して固定 具に固定するようにしたが、例えば、閉塞部材を代用するものがフィルタに一体 に形成されていれば、フィルタ自体を固定具15で直接固定するようにしてもよ い。
【0023】
【考案の効果】
以上述べたように、この考案によれば、フィルタ挿入孔に挿入されたフィルタ を回動レバーを回転させて保持し、更にこの回動レバーの回転をリテイナーで阻 止する2重構造にしたので、工具等を用いずにフィルタを固定することができる と共に、回動レバーの誤脱を防止することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用空調装置のクーリングユニットを示す概
略構成図である。
【図2】図1のクーリングユニットの風入側から見た概
略構成を示したもので、フィルタの挿着途中を示す図で
ある。
【図3】図1のクーリングユニットの風入側から見た概
略構成を示したもので、フィルタ挿着後にフィルタ挿入
孔を閉塞部材で閉塞する状態を示す図である。
【図4】フィルタ挿入孔を閉塞する閉塞部材を示す側面
図である。
【図5】フィルタ挿入孔を閉塞する閉塞部材を示す正面
図である。
【図6】フィルタ挿入孔を閉塞する閉塞部材と固定具と
を示す斜視図である。
【図7】フィルタの固定状態を示す要部の拡大断面で、
回動レバーが閉塞部材に係合されている状態を示す図で
ある。
【図8】フィルタ固定具を示す拡大図で、回動レバーと
リテイナーがはずれている状態を示す。
【図9】フィルタ固定具を示す拡大図で、回動レバーが
閉塞部材に係合し、リテイナーが回動レバーに組付けら
れている状態を示す。
【符号の説明】
2 エバポレータ収納ケース(フィルタ装着ケース) 7 フィルタ挿入孔 15 固定具 16 回動レバー 17 リテイナー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルタ挿入孔に掛かるようフィルタ装
    着ケースの表面にそってのみ回動する回動レバーと、前
    記フィルタ挿入孔に掛かるよう前記フィルタ装着ケース
    の表面に対して直角方向にのみ回動するリテイナーとを
    設け、前記リテイナーは、前記回動レバーがフィルタ挿
    入孔に掛かる所定位置においてこの回動レバーと着脱自
    在に組み付けられることを特徴とするフィルタ固定具。
JP1993026446U 1993-04-22 1993-04-22 フィルタ固定具 Expired - Lifetime JP2598018Y2 (ja)

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JP1993026446U JP2598018Y2 (ja) 1993-04-22 1993-04-22 フィルタ固定具

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JPH0678026U true JPH0678026U (ja) 1994-11-01
JP2598018Y2 JP2598018Y2 (ja) 1999-07-26

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100723976B1 (ko) * 2003-03-03 2007-06-04 한라공조주식회사 공조유니트용 필터커버 조립체

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100723976B1 (ko) * 2003-03-03 2007-06-04 한라공조주식회사 공조유니트용 필터커버 조립체

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JP2598018Y2 (ja) 1999-07-26

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