JPH0426730Y2 - - Google Patents

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JPH0426730Y2
JPH0426730Y2 JP2959888U JP2959888U JPH0426730Y2 JP H0426730 Y2 JPH0426730 Y2 JP H0426730Y2 JP 2959888 U JP2959888 U JP 2959888U JP 2959888 U JP2959888 U JP 2959888U JP H0426730 Y2 JPH0426730 Y2 JP H0426730Y2
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locking
pair
mounting
locking member
leg
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【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、例えばボツクス等の取付本体に対し
て、外装カバーや蓋体の如き取付部品を着脱可能
に取り付けることのできる留め具の改良に関する
ものである。
「従来の技術」 従来のこの種留め具として、実開昭56−第
65212号公報に示すものが存する。
該従来の留め具は、具体的には図示しないが、
外装カバー等の取付部品に止着される係止部材
と、取付本体に止着される受け部材の2部品から
構成されて、前者の係止部材は、取付部品に対す
る固定部と、拡大頭部を有する脚部とを有し、後
者の受け部材は、取付本体側に形成された凹所に
嵌着される筒状基体と、該筒状基体の内壁面に一
定の間隔をおいて形成された複数の弾性係止片と
を有する構成となつている。
そして、実際の取り付けに際しては、取付部品
の適所に係止部材の固定部をネジ止めする一方、
取付本体側の凹所内に受け部材の筒状基体を嵌着
して、該受け部材の筒状基体内に係止部材の脚部
を挿入して、該脚部の拡大頭部を上記複数の弾性
係止片に係止させることにより、取付部品を取付
本体に取り付けることが可能となり、逆に取付部
品を把持して、弾性係止片に対する拡大頭部の係
止を強制的に解除すると、取付部品を取付本体か
ら取り外すことが可能となる。
「考案が解決しようとする課題」 然し乍ら、従来の留め具にあつては、取付部品
を取付本体に取り付ける場合でも、逆に取付部品
を取付本体が取り外す場合でも、弾性係止爪を拡
大頭部で強制的に変形させなければならないの
で、取付部品の取り付けと取り外しを繰り返し行
なうことにより、特に弾性係止片の先端部が摩耗
損傷して、脚部の拡大頭部に対する確実なロツク
力を提供することができなくなると言う問題点を
有していた。
「課題を解決するための手段」 而して、本考案は、斯る従来の課題を有効に解
決するために開発されたもので、取付本体に対し
て取付部品を着脱可能に取り付ける留め具を前提
として、取付部品の取付孔に回転可能に止着され
る係止部材と、取付本体に止着される受け部材と
から成り、係止部材は、上面に摘み部を一体に形
成したフランジ部と、該フランジ部下面に垂設さ
れる脚部とを有し、該脚部の上部にフランジ部と
共働して係止部材の回転可能な止着状態を保障す
る弾性係止爪を設けると共に、脚部の略中央外周
面に環状の仮止め用凹溝を設け、且つ脚部の下部
に横方向に張り出す一対の係止腕を設ける一方、
受け部材は、係止部材の脚部を内部に挿入できる
基体を有して、該基体の対向する側壁に、上記脚
部の仮止め用凹溝に係入できる一対の突起を設け
ると共に、係止部材の回転に伴つて上記各係止腕
を個々に係止できる一対のロツク窓を設ける構成
を採用した。
「作用」 依つて、本考案にあつては、取付部品の取付孔
に係止部材を回転可能に止着する一方、取付本体
に受け部材の基体を止着して、該受け部材の基体
内に係止部材の脚部を挿入すると、脚部の外周面
に形成されている環状の凹溝内に、基体の側壁に
形成されている一対の突起が係入して、両者が一
旦仮止めされるので、今度はフランジ部の摘み部
を操作して、係止部材を所定方向に回転すると、
脚部の下部に形成されている一対の係止腕が、基
体側のロツク窓に内側に係入して、一対の係止腕
が各ロツク窓の縁に係止することにより、取付部
品が取付本体に対して確実に取り付けられること
となる。
又、取付本体から取付部品を取り外す必要が生
じたような場合には、今度は摘み部の操作で、係
止部材を逆方向に回転して、一対の係止腕のロツ
ク窓に対する係止を解けば、係止部材を受け部材
から引き抜くことができるので、これにより、取
付部品を取付本体から容易に取り外すことが可能
となる。
「実施例」 以下、本考案を図示する一実施例に基づいて詳
述すれば、該実施例に係る留め具も、第1図に示
す如く、外装カバーや蓋体の如き取付部品に止着
される係止部材1と、取付本体に止着される受け
部材11とを用いて、取付本体に対して取付部品
を着脱可能に取り付けるものであるが、特徴とす
るところは、この係止部材1と受け部材11と
を、以下のように構成した点にある。
即ち、前者の係止部材1は、合成樹脂の一体成
形品で、上面に摘み部4を一体に形成してなる円
環状のフランジ部2と、該フランジ部2の下面に
垂設される脚部3とを有すると共に、脚部3の上
部に一対の弾性係止爪5,5を設けて、該各弾性
係止爪5と上記フランジ部2の挟持作用で、取付
商品に穿設されている取付孔に回転可能に止着で
きる構成となつている。
又、該係止部材1は、脚部3の略中央外周面
に、後述する一対の突起を係入する環状の仮止め
用凹溝6を設けると共に、脚部3の下部に横方向
に張り出して下面がテーパー形状を呈する一対の
係止腕7,7を夫々設ける構成を採用している。
他方、後者の受け部材11は、上記係止部材1
の脚部3を一対の係止腕7,7を伴つて挿入でき
る大きさの有底箱状の基体12と、該基体12の
開口縁に形成された相似形のフランジ部13とを
有し、基体12の周壁を画成する長寸側の対向す
る側壁内面に、上記環状の仮止め用凹溝6内に係
入する一対の突起14,14を設けると共に、係
止部材1の回転に伴つて、上記各係止腕7を係止
できる一対のロツク窓15を夫々設ける一方、長
寸側の対向する側壁外面に、上記フランジ部13
と共働する一対の係止爪16,16を設けて、該
各係止爪16とフランジ部13の挟持作用で、取
付本体側に穿設されている取付孔に確実に強固に
止着できる構成となつている。
尚、上記一対のロツク窓15,15を設けるに
際しては、対向する長寸側壁に対して、左右方向
にズレた状態をもつて穿つものとする。従つて、
一対の係止爪16,16も当然に逆の左右方向に
ズレて形成されることとなる。
依つて、斯る構成の係止部材1と受け部材11
を用いて、取付部品P1を取付本体P2に取り付け
る場合には、既述したフランジ部2と一対の弾性
係止爪5,5を介して、取付部品P1の取付孔H1
に係止部材1を回転可能に止着する一方、同じく
フランジ部13と一対の係止爪16,16を介し
て、取付本体P2の取付孔H2に受け部材11の基
体12を止着して、該受け部材11の基体12内
に係止部材1の脚部3を挿入する。
すると、第2図A・Bに示す如く、脚部3の外
周面に形成されている仮止め用凹溝6内に、基体
12の対向する側壁内面に形成されている一対の
突起14,14が夫々係入して、係止部材1が受
け部材11に対して一旦仮止めされる。尚、この
仮止め状態にあつては、図示する如く、係止部材
1の一対の係止腕7,7が、ロツク窓15が形成
されている長寸側壁と平行する状態をもつて、基
体12の内部に挿入されているだけで、一対の係
止腕7,7は未だ対応するロツク窓15内には係
入していない。
そこで、今度はフランジ部2の摘み部4を操作
して、係止部材1を所定方向に回転すると、脚部
3の下部に形成されている一対の係止腕7,7
が、夫々対応するロツク窓15に内側から係入し
て、係止部材1の継続回転を許容すると共に、最
終的には各係止腕7をロツク窓15の側縁に衝突
させて、係止部材1の回転をその場で停止させる
ので、第3図A・Bに示す如く、一対の係止腕
7,7が対応するロツク窓15の上縁に確実に係
止して、係止部材1が受け部材11に対して本止
めされる。
従つて、この本止め状態により、取付部品P1
が取付本体P2に対して確実に取り付けられるこ
ととなる。又取付本体P2から取付部品P1を取り
外す必要が生じたような場合には、今度は摘み部
4の操作で、係止部材1を逆方向に回転して、一
対の係止腕7,7のロツク窓15に対する係止を
解くと、係止部材1の受け部材11に対する本止
め状態が容易に解除できるので、後は摘み部4等
を把持して、係止部材1を受け部材11から引き
抜けば、取付部品P1を取付本体P2から容易に取
り外すことが可能となる。
しかも、取り付け、取り外しのいずれの場合に
あつても、脚部3の環状凹溝6に対する突起14
の係入状態を維持して、係止部材1を受け部材1
1の基体12内で回転させるものであるから、常
に係止部材1の正しい回転姿勢が保障される結
果、一対の係止腕7,7やロツク窓15の縁が摩
耗損傷して、ロツク力の低下により取付状態が不
良となる心配が全くない。
尚、本考案に係る留め具は、取付部品P1を取
付本体P2に対して、単に着脱可能に取り付ける
だけに使用できることは勿論であるが、例えば開
閉式蓋体等に応用すれば、開閉式蓋体のロツク装
置としても兼用できることとなる。
「考案の効果」 以上の如く、本考案は、留め具を係止部材と受
け部材とから構成して、取付部品の取付孔に回転
可能に止着された係止部材の脚部を、取付本体に
止着されている受け部材の基体内に挿入して、脚
部の仮止め用凹溝内に、基体の側壁内面に形成さ
れている一対の突起を係入させて、両者を一旦仮
止め状態にセツトした後、係止部材を所定方向に
回転して、脚部の下部に形成されている一対の係
止腕を、基体側のロツク窓に内側から係止するこ
とにより、両者を本止め状態にセツトして、取付
部品を取付本体に対して着脱可能に取り付けるこ
とを特徴とするものであるから、従来の留め具と
比し、ロツク力を提供する部位の摩耗損傷が防止
できるので、常に確実な取付状態が保障されるこ
ととなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る留め具を示す分
解斜視図、第2図A,Bは係止部材を受け部材に
仮止めした状態を異なる側から示す要部縦断面
図、第3図A,Bは係止部材を受け部材に本止め
した状態を示す要部縦断面図と要部横断面図であ
る。 1……係止部材、2……フランジ部、3……脚
部、4……摘み部、5……弾性係止爪、6……環
状の仮止め用凹溝、7……係止腕、1……受け部
材、12……基体、14……突起、15……ロツ
ク窓、P1……取付部品、P2……取付本体、H1,
H2……取付孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 取付本体に対して取付部品を着脱可能に取り付
    ける留め具であつて、取付部品の取付孔に回転可
    能に止着される係止部材と、取付本体に止着され
    る受け部材とから成り、係止部材は、上面に摘み
    部を一体に形成したフランジ部と、該フランジ部
    下面に垂設される脚部とを有し、該脚部の上部に
    フランジ部と共働して係止部材の回転可能な止着
    状態を保障する弾性係止爪を設けると共に、脚部
    の略中央外周面に環状の仮止め用凹溝を設け、且
    つ脚部の下部に横方向に張り出す一対の係止腕を
    設ける一方、受け部材は、係止部材の脚部を内部
    に挿入できる基体を有して、該基体の対向する側
    壁に、上記脚部の仮止め用凹溝に係入できる一対
    の突起を設けると共に、係止部材の回転に伴つて
    上記各係止腕を個々に係止できる一対のロツク窓
    を設けたことを特徴とする留め具。
JP2959888U 1988-03-05 1988-03-05 Expired JPH0426730Y2 (ja)

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JP2959888U JPH0426730Y2 (ja) 1988-03-05 1988-03-05

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JPH07269540A (ja) * 1994-03-31 1995-10-17 Kato Hatsujo Kaisha Ltd ファスナ
JP5868260B2 (ja) * 2012-05-16 2016-02-24 株式会社ニフコ リテーナクリップ固定構造
JP6929121B2 (ja) * 2017-04-28 2021-09-01 株式会社ノダ 建築部材、建築部材の固定構造、建築部材の施工方法ならびに該固定構造および施工方法に用いる固定部材

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JPH01133511U (ja) 1989-09-12

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