JPH0520949Y2 - - Google Patents

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JPH0520949Y2
JPH0520949Y2 JP16737288U JP16737288U JPH0520949Y2 JP H0520949 Y2 JPH0520949 Y2 JP H0520949Y2 JP 16737288 U JP16737288 U JP 16737288U JP 16737288 U JP16737288 U JP 16737288U JP H0520949 Y2 JPH0520949 Y2 JP H0520949Y2
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stud bolt
slit
locking
fastener
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  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Supports For Pipes And Cables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、所定の部品をスタツドボルトを介
して所定のパネルに取付けるために使用するスタ
ツドボルト用留め具に関する。
(従来の技術) 従来のスタツドボルト用留め具としては、例え
ば、実開昭60−127174号公報に示されるものがあ
る。これは、パイプをパネルに取付けるために使
用するものであり、パネル上に溶植したスタツド
ボルトに係止する係止部とパイプの把持部とから
構成されている。そして、前記係止部には、前記
スタツドボルトを収容可能な中空部内に、スタツ
ドボルトに係止部を嵌入する場合に拡開してスタ
ツドボルトの挿通を許容し、係止部を抜出す方向
には、スタツドボルトのねじ山に噛込んで抜止め
を行う係止爪が設けられている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、前記従来例にあつては、留め具
をスタツドボルトから取外す場合には、前記係止
爪がスタツドボルトに噛合つているため、留め具
をスタツドボルトの周りで回転させて、スタツド
ボルトのねじ溝に沿つて係止爪を抜取る必要があ
る。このため、留め具の取外し作業に極めて手間
が掛り取扱いが不便であつた。
(課題を解決するための手段) 前記課題を解決するために、本考案は、スタツ
ドボルトに係止される係止部は、基板に立設さ
れ、前記スタツドボルトの外周に嵌入してスタツ
ドボルトに係止するとともに、略円筒状の外形を
有する係止部本体と、該係止部本体の外周に回転
可能に嵌合する同心円筒状に形成された嵌合体と
から構成され、かつ、前記係止部本体及び基板に
は、基板を一定方向にスライドさせたときに前記
スタツドボルトが脱出可能なスリツトが形成され
ているとともに、前記嵌合体には、該嵌合体を所
定角度回転させたときに、前記係止部本体のスリ
ツトに合致して該スリツトを開放するスリツトが
形成されていることを特徴とするものである。
(作用) 本考案に係る留め具をスタツドボルトから取外
す場合には、前記嵌合体を所定角度回転させて、
当該嵌合体のスリツトを前記係止部本体のスリツ
トに合致させて該スリツトを開放させ、留め具を
一定方向にスライドさせれば、前記スタツドボル
トはスリツトから脱出し、留め具を容易に取外す
ことができる。
(実施例) 第1図は、本考案の一実施例の構成を示す斜視
図である。本実施例の留め具1は、車両のワイヤ
ハーネスを車両のパネル上に取付けるために使用
するものである。
この留め具1は、パネル上に溶植により立設さ
れたスタツドボルト25に係止される係止部3
と、ワイヤハーネス(図示略)を保持固定するホ
ルダ部2とを有している。
ホルダ部2は、長板状に形成され、その下面両
端に、ワイヤハーネスのバンドル用のテープのず
れ防止用の突片が形成されている。このホルダ部
2の上面には、ワイヤハーネスが載置されて、テ
ープをホルダ部2と共に巻回することにより、ワ
イヤハーネスがホルダ部2上に固定される。ま
た、このホルダ部2の一側面中央には、舌状の基
板4が側方へ向けて一体に延設されている。
前記係止部3は、前記基板4上に立設された係
止部本体8及びこの係止部本体8の外周に回転可
能に嵌合する嵌合体17とから概略構成されてい
る。
第2図および第3図は、嵌合前の嵌合体17と
係止部本体8の斜視図である。
係止部本体8は、略円筒状の外形を有してお
り、前方の左右2つのブロツク8a,8bと後方
のブロツク8cに分割されている。前方左のブロ
ツク8bの高さは、他のブロツク8a,8cの高
さよりも低い。後方のブロツク8c上には、広幅
の規制ブロツク10と薄肉の可撓片11が所定間
隔を隔てて立設されている。規制ブロツク10お
よび可撓片11の外側の面は、後方ブロツク8c
の外周面が形成する円筒形状の一部をなしてい
る。可撓片11は、所定以上の押圧力により、根
元部から折れるように形成されている。各ブロツ
ク8a〜8cの基板4上面との境界部には、径を
縮めた首部16が形成されている。
前方ブロツク8a,8bと後方ブロツク8cの
間には、それぞれ係止爪13a,13bが設けら
れている。この係止爪13a,13bは、各ブロ
ツク8a〜8cによつて囲まれた円柱状の空間
(以下、係止孔という)14内へ向けて突出した
楔状の爪である。また、第4図の平面図に示すよ
うに、後方ブロツク8cの内面中央下部には、前
記係止爪13a,13bと同一高さに、同じく係
止孔14内方へ向けて突出した係止爪13cが設
けられている。
これらの係止爪13a〜13cは、係止部3を
スタツドボルト25に嵌入する際に、スタツドボ
ルト25のねじ山に噛込んで係止部3の抜止めを
行う。3つの係止爪13a〜13cの先端が囲む
形状は、スタツドボルト25のねじの谷の外周に
一致させてあり、また、係止爪13a〜13c
は、上面が水平に切つてあるため、スタツドボル
ト25は、係止爪13a〜13c間を下方から進
入することはできても、下方へ脱出することはで
きない。係止部13cの先端形状は、スタツドボ
ルト25の谷の外径に一致する円弧状に形成され
ているが、他の係止部13a,13bの先端形状
は直線状に形成されている。
また、前記前ブロツク8a,8bの間に形成さ
れたスリツト15aは、スタツドボルト25の直
径以上の幅を有している。そして、基板4には、
その前端から後方へ向かつて前記係止部本体8の
スリツト15aに連続するスリツト15bが形成
されている。
一方、嵌合体17は、第2図に示すように、内
周径が前記係止部本体8の外周径よりも大きい円
筒状に形成されている。この嵌合体17の上面は
開口しており、その中心を通る梁状の作用片20
が架設されている。また、嵌合体17の外面に
は、直径上で対向する位置に垂直方向へ延びるリ
ブ19か突設されている。前記作用片20の幅
は、前記規制ブロツク10と可撓片11の間の間
隔よりも小さく設定されている。
この嵌合体17の側面の一部には、その下端か
ら上方に切込まれたスリツト15cが形成されて
いる。このスリツト15cの幅は、前記係止部本
体8のスリツト15aの幅に等しく(または、そ
れ以上)設定されている。このスリツト15の形
成位置は、作用片20を通る直径に対して直交す
る直径上にある。
この嵌合体17の内面下部の前記スリツト15
cの両側には、前記係止部本体8の下部に形成さ
れた首部16に嵌入して、嵌合体17の抜止めを
行う嵌合爪22が突設されている。また、第2図
中のA−A線断面図である第5図に示すように、
作用片20の一方の端の下方には、広幅の壁状に
形成された当接片21が設けられている。この当
接片21の作用については後述する。
次に、本実施例の作用を説明する。
先ず、本実施例の留め具1をスタツドボルト2
5に取付ける場合について説明する。
先に、嵌合体17を係止部本体8上から嵌合さ
せる。このとき、嵌合体17を上から押圧するこ
とにより、嵌合爪22が、係止部本体8の首部1
6に嵌入し、嵌入体17は抜止めされる。また、
作用片20を、規制ブロツク10と可撓片11の
間に嵌入させることにより、嵌合体17は、自由
回転が規制される。この状態が第1図に示されて
いる。
そして、ワイヤハーネスをホルダ部2上に固定
した後、係止部3をスタツドボルト25上から嵌
入する。スタツドボルト25は、係止部本体8の
係止孔14内に進入し、係止爪13a〜13cが
係合することにより、係止部3は、スタツドボル
ト25に係止され、留め具1は、スタツドホルト
25が立設されたパネル上に固定される。すなわ
ち、ワイヤハーネスは、留め具1によりパネル上
に取付け固定される。
次に、留め具1をスタツドボルト25から取外
す場合について説明する。
この場合は、嵌合体17を時計方向に90°回転
させる。このとき、嵌合体17の外面に設けられ
たリブ19に指を掛けて回転させれば、指が滑る
ことがない。嵌合体17を回転させる際には、可
撓片11が作用片20の回転に伴つて折られるた
め、嵌合体17の回転が許容される。
また、嵌合体17の内部に設けられている当接
片21が、係止部本体8の後方ブロツク8cの当
接面12に当接すると、嵌合体17の回転が阻止
され、それ以上は回転不可能となる。このときの
嵌合体17の回転角度が90°である。嵌合体17
が90°回転すると、嵌合体17のスリツト15c
が、係止部本体8のスリツト15aに一致して、
スリツト15aを開放する。従つて、第6図に示
すように、留め具1全体をスリツト15aの位置
とは逆方向にスライドさせることにより、スタツ
ドボルト25は、スリツト15a〜15cを通つ
て脱出する。すなわち、留め具1がスタツドボル
ト25から取外される。このとき、第4図に示し
たように、係止爪13aと13bの先端が直線状
に形成されているため、スタツドボルト25が横
方向に移動することを妨害することがなく、スタ
ツドボルト25は、係止爪13a〜13cの間を
容易に脱出することができる。
このように、本実施例の留め具1は、スタツド
ボルト25から取外す際の作業は、嵌合体17を
回転させるだけで良く、極簡単に取外し作業が行
える。
なお、前記実施例では、ワイヤハーネスを車両
のパネル上に取付けるための留め具1の例を示し
たが、本考案はこれに限定されることはなく、そ
の他、部品(車両部品に限定されない)をスタツ
ドボルトを介して取付けるための留め具であれ
ば、広く適用可能であることは言うまでもない。
従つて、部品を保持するためのホルダ部の形状
は、前記実施例におけるホルダ部2の形状に限定
されることはない。
(考案の効果) 以上詳細に説明したように、本考案に係る留め
具をスタツドボルトから取外す場合には、嵌合体
を所定角度回転させて、当該嵌合体のスリツトを
前記係止部本体のスリツトに合致させて該スリツ
トを開放させた後、留め具を一定方向にスライド
させれば、前記スタツドボルトはスリツトから脱
出し、留め具を容易に取外すことができる。従つ
て、留め具の取外し作業が簡単かつ短時間に行え
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の構成を示す斜視
図、第2図は第1図中の嵌合体の斜視図、第3図
は第1図中の係止部本体の斜視図、第4図は同実
施例の留め具の嵌合体を外したときの平面図、第
5図は第2図中のA−A線断面図、第6図は同実
施例の留め具をスタツドボルトから取外すときの
状態を示す斜視図である。 1……留め具、2……ホルダ部、3……係止
部、4……基板、8……係止部本体、13a〜1
3c……係止爪、15a〜15c……スリツト、
17……嵌合体、20……作用片、22……嵌合
爪、25……スタツドボルト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 所定のパネル上に立設されたスタツドボルトに
    係止される係止部と、部品を保持固定するホルダ
    部とを有し、ホルダ部に保持した部品をスタツド
    ボルトを介して前記パネル上に取付けるためのス
    タツドボルト用留め具において、 前記係止部は、 前記ホルダ部と一体形成された基板に立設さ
    れ、前記スタツドボルトの外周に嵌入して、スタ
    ツドボルトに係止するとともに、略円筒状の外形
    を有する係止部本体と、 該係止部本体の外周に回転可能に嵌合する同心
    円筒状に形成された嵌合体とから構成され、 かつ、前記係止部本体及び基板には、基板を一
    定方向にスライドさせたときに前記スタツドボル
    トが脱出可能なスリツトが形成されているととも
    に、 前記嵌合体には、該嵌合体を所定角度回転させ
    たときに、前記係止部本体のスリツトに合致して
    該スリツトを開放するスリツトが形成されている
    ことを特徴とするスタツドボルト用留め具。
JP16737288U 1988-12-23 1988-12-23 Expired - Lifetime JPH0520949Y2 (ja)

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JP2005337474A (ja) * 2004-05-31 2005-12-08 Daiwa Kasei Ind Co Ltd スタッドボルト用留め具

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