JPH0520948Y2 - - Google Patents

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JPH0520948Y2
JPH0520948Y2 JP5940288U JP5940288U JPH0520948Y2 JP H0520948 Y2 JPH0520948 Y2 JP H0520948Y2 JP 5940288 U JP5940288 U JP 5940288U JP 5940288 U JP5940288 U JP 5940288U JP H0520948 Y2 JPH0520948 Y2 JP H0520948Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、例えば自動車内部に配線されるハー
ネス等の線材を、簡単に保持することができる保
持クリツプの改良に関するものである。
「従来の技術」 従来のこの種クリツプとして、実公昭58−第
336号公報に示すものが存する。
該従来の保持クリツプ1は、合成樹脂の一体成
形品で、第4図に示す如く、パネル7に貫通固着
されたボルト8の突出端部に固定されるベース部
2と、ハーネス等の線材Wを内部に保持する断面
略C字状の保持部3とから成り、特に前者のベー
ス部2には、ボルト8の突出端部を挿入する挿入
孔4を形成すると共に、該挿入孔4の内壁面にボ
ルト8のネジ面8aに係止する複数のリツプ片5
を一体に設け、且つ挿入孔4の一側開口部にボル
ト8の突出端部と螺合するナツト9を収納する収
納空部6を形成する構成となつている。
そして、実際の使用に際しては、図示する如
く、上記空部6内に対するナツト9の収納状態を
得て、ベース部2の挿入孔4内にパネル7に貫通
固着されているボルト8の突出端部を挿入して、
該挿入孔4の内壁面に形成されている複数のリツ
プ片5を、ボルト8の対応するネジ面8aに係止
させるだけで、ベース部2自体をボルト8の突出
端部に簡単に固定できるので、後は斯る固定状態
にあるクリツプ1の保持部3内に線材Wを挿通す
れば、ボルト8の突出端部等から保護される状態
をもつて、ハーネス等の線材Wが確実に保持され
ることとなる。
「考案が解決しようとする課題」 然し乍ら、従来の保持クリツプ1にあつては、
ベース部2を一塊のブロツク体として成形して、
該ブロツク体型ベース部2の中央域に、ボルト8
の突出端部を挿入する挿入孔4を形成する構成を
採用しているので、例え挿入孔4内でリツプ片5
の変形が得られるとしても、該挿入孔4の内径に
応じて、固定対象となるボルト8の径も当然に決
定されてしまう。
この為、従来のクリツプは、その構造上、径の
異なる種々のボルト8に対して、汎用的に使用す
ることができないので、斯る汎用性の欠陥が大い
に問題視されていた。
又、挿入孔4の内壁面にリツプ片5を形成し
て、該リツプ片5をボルト8のネジ面8aに係止
させる構成は、リツプ片5が薄肉であることにも
起因して、両者5,8aを強い係止力をもつて係
止することができないので、クリツプ1自体がガ
タついて、ハーネス等の線材Wの保持状態が不安
定となる問題点をも併せて有していた。
「課題を解決するための手段」 而して、本考案は、斯る従来の課題を有効に解
決するために開発されたもので、ボルトの突出端
部に固定されるベース体と、線材を保持する保持
体とを備え、ベース体と保持体とがヒンジ片部を
介して連結される線材保持クリツプを前提とし
て、ベース体は、内部にボルトの突出端部を挿入
する挿入孔を形成すると共に、該挿入孔を画成す
る壁画に、内側と外側にロツク爪を有する可撓壁
部を形成し、保持体は、上記ベース体にヒンジ片
部を介して嵌着可能に連結される嵌着部を有し、
該嵌着部の壁面に、上記可撓壁部の外側ロツク爪
と係合する係合爪を有する可撓壁部を形成して、
保持体の嵌着部をベース体に外嵌した時に、ベー
ス体に形成された可撓壁部の外側ロツク爪を上記
係合爪に係合させ、内側ロツク爪をボルトのネジ
面に係止する構成を採用した。
「作用」 依つて、本考案にあつては、ベース体の挿入孔
内にボルトの突出端部を差し込んで、クリツプ自
体をボルトに対して一旦仮固定した後、線材を保
持した状態を得て、ヒンジ片部を介して保持体を
回動させて、該保持体の嵌着部をベース体に外嵌
すると、該嵌着部に形成された可撓壁部の係合爪
が、ベース体に形成された可撓壁部の外側ロツク
爪と係合して、保持体がベース体に対して確実に
ロツクされると同時に、ベース体側の可撓壁部の
内側ロツク爪が、ボルトのネジ面に強固に係止し
て、クリツプ自体をボルトの突出端部に確実に固
定するので、これにより、線材が保持体内に保持
されることとなる。
しかも、本考案にあつては、ベース体における
内外側ロツク爪を有する壁部と、保持体の嵌着部
における係合爪を有する壁部とを、いずれも可撓
性を発揮できる構成となしているので、該各可撓
壁部の撓み可能な範囲内においては、例え固定対
象のボルトの径が異なつても、該各ボルトのネジ
面に対して、ベース体側に形成された可撓壁部の
内側ロツク爪を確実に防止することが可能となる
ので、クリツプ自体の汎用性が大いに期待できる
こととなる。
「実施例」 以下、本考案を図示する一実施例に基づいて詳
述すれば、該実施例に係る保持クリツプ11も、
合成樹脂で一体に成形されて、第1図に示す如
く、ボルトの突出端部に固定されるベース体12
と、線材を保持する保持体13とから成るが、特
徴とするところは、ベース体12と保持体13と
を以下の構成となして、両者12,13同士を薄
肉ヒンジ片部14を介して嵌着可能に連結した点
にある。
即ち、本実施例におけるベース体12は、自身
の上部12aと下部12bの内部に亘つて、ボル
トの突出端部を挿入する挿入孔15を形成すると
共に、特にその下部12b側のみを大径となし
て、該下部12b内にボルトの突出端部と螺合す
るナツトを収納する収納空部16を形成して、全
体の形状を凸形状となしている一方、ボルトの突
出端部のみを挿入することとなる小径な上部12
a側の対向する壁面に、内側にボルト用のロツク
爪18を、外側に後述する保持体側の係合爪用の
ロツク爪19を夫々形成した一対の可撓壁部17
を、U字状のスリツト20を介して切欠形成する
と共に、該一対の可撓壁部17以外の壁面には、
単なるロツク爪21のみを一体に形成する構成と
なつている。
又、保持体13は、上記ベース体12の上端縁
に薄肉ヒンジ片部14を介して連結される断面U
字状の嵌着部22と、該嵌着部22に連設されて
線材を実際に保持するL字状保持部23とを有
し、前者の嵌着部22は、上記一対の対向する可
撓壁部17の各外側ロツク爪19及び単なるロツ
ク爪21と対応する壁面夫々に、該各ロツク爪と
個々に係合する係合爪25を内側に形成した可撓
壁部24を、同じくU字状のスリツト26を介し
て切欠形成する構成となつている。
従つて、本実施例にあつては、ベース体12の
小径な上部12aに対して、保持体13の嵌着部
22を外嵌すると、ベース体12側のロツク爪1
9,21と、嵌着部22側の各係合爪25とが
個々に係合して、保持体13の嵌着部22がベー
ス体12に確実にロツクされることとなる。
依つて、斯る構成の保持クリツプ11を用い
て、ハーネス等の線材Wを保持する場合には、ま
ず第2図に示す如く、上記ベース体12側の空部
16内に対するナツト29の収納状態を得て、ベ
ース体12の挿入孔15内にパネル27に貫通固
着されているボルト28の突出端部を挿入して、
クリツプ11自体を一旦ボルト28の突出端部に
仮固定する。
尚、この仮固定状態にあつては、図示する如
く、ベース体12の上部12a壁面に対向して形
成された一対の可撓壁部17が、ボルト28の径
に応じて自在に撓んで、各自の内側ロツク爪18
がボルト28のネジ面28aに弾性的に係止する
こととなるので、これにより、クリツプ11の仮
固定が保障される訳である。
そこで、保持体13のL字状保持部23内に線
材Wを嵌め込んで、薄肉ヒンジ片部14を介して
保持体13を回動させて、該保持体13の嵌着部
22をベース体12の上部12a側に外嵌する
と、今度は第3図A,Bに示す如く、嵌着部22
の各可撓壁部24に形成されている係合爪25
が、ベース体12側に形成されている一対の可撓
壁部17の外側ロツク爪19と単なるロツク爪2
1とに弾性係合して、保持体13をベース体12
にロツクするので、これにより、線材Wが保持部
23内で確実に保持されることとなる。
尚、この最終状態にあつては、図示する如く、
保持体13側の可撓壁部24で、ベース体12側
の可撓壁部17が内側に弾性的に押圧されること
となるので、これに伴い、各可撓壁部17の内側
ロツク爪18が、ボルト28のネジ面28aに強
固に係止して、クリツプ11自体がボルト28の
突出端部に、確実強固に固定されることとなる。
しかも、本実施例にあつては、ベース体12に
おける内外側ロツク爪18,19を有する壁部1
7と、保持体13の嵌着部22における係合爪2
5を有する壁部24とを、いずれもU字状のスリ
ツト20又は26を介して、可撓性を発揮できる
状態に切欠形成しているので、該各可撓壁部1
7,24の撓み可能な範囲内においては、例え固
定対象のボルト28の径が異なつても、該各ボル
ト28のネジ面28aに対して、可撓壁部17の
内側ロツク爪18を強固に係止することが可能と
なるので、従来にない汎用性の向上が大いに期待
できることとなる。
尚、上記実施例にあつては、ベース体12側に
一対の可撓壁部17と単なるロツク爪21を配設
し、保持体13側にこれに応じて3個の可撓壁部
24を配設したものであるが、これらの数や形成
位置等は、上記構成に限定されるものではなく、
実施に応じて適宜設計変更できることは言うまで
もない。又、単なるロツク爪21が形成されてい
るベース体12の上部12a壁面にも、内外側ロ
ツク爪18,19を有する可撓壁部17を形成す
ることも可能である。
「考案の効果」 以上の如く、本考案は、ボルトの突出端部に仮
固定されているベース体に対して、保持体の嵌着
部を外嵌するだけで、該嵌着部に形成された可撓
壁部の係合爪が、ベース体側に形成された可撓壁
部の外側ロツク爪と係合して、保持体をベース体
に確実にロツクすると同時に、ベース体側の可撓
壁部の内側ロツク爪がボルトのネジ面に強固に係
止して、クリツプ自体をボルトの突出端部に確実
に固定するので、これにより線材が簡単に保持さ
れることとなる。
しかも、本考案にあつては、ベース体側の可撓
壁部も、保持体の嵌着部側の可撓壁部も、ボルト
の径に応じて自由に撓めるので、該各可撓壁部の
撓み可能な範囲内においては、例え固定対象のボ
ルトの径が異なつても、該各ボルトのネジ面に対
して、ベース体側に形成された可撓壁部の内側ロ
ツク爪を強固に係止することが可能となるので、
クリツプの汎用性が大いに期待できることとなつ
た。
又、ベース体側の可撓壁部の外側ロツク爪と、
保持体側の可撓壁部の係合爪との弾性係合状態を
得て、内側ロツク爪をボルトのネジ面に係止させ
る構成は、上記汎用性の向上の他に、クリツプ自
体の確実な固定状態をも保障できるので、ハーネ
ス等の線材を安定して保持できることともなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る線材保持クリツ
プを示す斜視図、第2図は同クリツプをボルトの
突出端部に仮固定した状態を一部切欠して示す斜
視図、第3図Aは最終的に線材Wを保持した状態
を示す正面図、同図Bは第3図AのB−B線断面
図、第4図は従来の保持クリツプを線材を保持し
た状態で示す断面図である。 11……保持クリツプ、12……ベース体、1
3……保持体、14……薄肉ヒンジ片部、15…
…挿入孔、17……可撓壁部、18……内側ロツ
ク爪、19……外側ロツク爪、22……嵌着部、
23……保持部、24……可撓壁部、25……係
合爪、27……パネル、28……ボルト、28a
……ネジ面、29……ナツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボルトの突出端部に固定されるベース体と、線
    材を保持する保持体とを備え、ベース体と保持体
    とがヒンジ片部を介して連結されたクリツプであ
    つて、ベース体は、内部にボルトの突出端部を挿
    入する挿入孔を形成すると共に、該挿入孔を画成
    する壁面に、内側と外側にロツク爪を有する可撓
    壁部を形成し、保持体は、上記ベース体にヒンジ
    片部を介して嵌着可能に連結される嵌着部を有
    し、該嵌着部の壁面に、上記可撓壁部の外側ロツ
    ク爪と係合する係合爪を有する可撓壁部を形成し
    て、保持体の嵌着部をベース体に外嵌した時に、
    ベース体に形成された可撓壁部の外側ロツク爪を
    上記係合爪に係合させ、内側ロツク爪をボルトの
    ネジ面に係止するように構成したことを特徴とす
    る線材保持クリツプ。
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