JPH0512482Y2 - - Google Patents

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JPH0512482Y2
JPH0512482Y2 JP16253887U JP16253887U JPH0512482Y2 JP H0512482 Y2 JPH0512482 Y2 JP H0512482Y2 JP 16253887 U JP16253887 U JP 16253887U JP 16253887 U JP16253887 U JP 16253887U JP H0512482 Y2 JPH0512482 Y2 JP H0512482Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、ワイヤハーネス等を束ねてパネルに
固定する結束具に関する。
《従来の技術》 この種の結束具は通常プラスチツク成形体から
なつていて、パネルに固定するクリツプ部にワイ
ヤハーネス等を束ねるベルト部を一体化したタイ
プと、クリツプにベルトを着脱可能に結合した組
合せタイプとに大別される。
後者の場合にはベルトをクリツプに結合操作し
なければならないが、成形金型の構成が簡易化さ
れることに加えて、ベルトの長さなどを変えるだ
けで異なるものに適用できるので、汎用性や経済
性に優れるなど多くの利点を有している。
第5図は後者の一従来例として、実開昭59−
106866号公報に開示された結束具を示している。
同図の結束具は、パネルに固定するクリツプ1
と、クリツプ1の基盤2に結合される梯子状ベル
ト3とからなる。ベルト3は基盤2上にあつて一
側部に設けられた凹部4にベルト3の基部を枢着
することにより結合され、また同ベルト2の先端
に基盤2上の他側部に一体化されたバツクル5に
挿通して引つ張ることにより、基盤2上にワイヤ
ハーネス6を拘束する構成となつている。
《考案が解決しようとする問題点》 ところで、前記従来の結束具では、ベルト3を
止めるバツクル5が基盤2に設けられているの
で、ベルト3の先端を同バツクル5のガイド部に
差込み難く、また同ガイド部から突出したベルト
3の先端を引つ張つてワイヤハーネス6などを拘
束するときの操作性が悪い上に、一旦パネルに固
定された後にバツクル4の係合を解除する場合に
もワイヤハーネス6が邪魔になつて効率よく行う
ことができなかつた。
またこのようなベルト構造にあつては、ワイヤ
ハーネス6を基盤2とベルト3によつて束ねるこ
ととなるので、ベルト3を長くしたとしても束ね
られる同ハーネスの本数におのずと制約があり、
しかもクリツプ1に対するベルト3の相対位置が
定まつているので、適用するワイヤハーネス6等
に対して汎用性も充分でなかつた。
本考案の目的はこのような事情に鑑み、組合せ
タイプの結束具にあつて、ベルトの操作性および
結合性に加えて、汎用性、経済性などをより向上
することにある。
《問題点を解決するための手段》 上記目的を達成するために、本考案の結束具
は、ワイヤハーネス等を束ねるベルトおよび同ベ
ルトを着脱可能に結合するパネル固定用クリツプ
とからなり、前記ベルトは、長手方向に沿つて設
けられた複数の係止溝と、係止溝に間欠的に係合
するバツクルとを備え、一方前記クリツプは、ベ
ルトを載せる台座と、前記台座上面に設けられて
前記係止溝に選択的に嵌合する突起と、前記台座
上の一端部に折曲可能に立設されて、台座に載せ
られたベルトを台座との間で幅方向に挟み込む押
え片と、押え片の先端部に設けられて台座の他端
部に係合する爪部と、前記台座下に設けられた係
止部とを備えていることを要旨とする。
《作用》 前記構成によれば、台座にベルトを載せ、押え
片を折り曲げて爪部を台座の他端部に係合するこ
とにより、ベルトがクリツプに結合される。この
場合、突起に嵌合する係止溝を選択することによ
つて、クリツプに対するベルトの結合位置が変わ
るので同ベルトを最も拘束操作し易い状態に設置
可能となる。
この結合状態でクリツプを係止部を介してパネ
ルに固定した後、ワイヤハーネス等を同ベルトで
拘束操作する。
《実施例》 以下、本考案の一実施例を添付図面により詳細
に説明する。
第1図は本考案を適用した結束具の全体構成を
示している。同図に示す結束具は、プラスチツク
射出成形により形成されたベルト10およびパネ
ル固定用クリツプ20とを備え、両者を着脱可能
に結合した状態で使用される。
ベルト10は基部にバツクル12を有し、同バ
ツクル12にベルト10の先端を挿通して同バツ
クルからの突出部を引つ張ることにより、裏面側
長手方向に沿つて形成された複数の係止溝11と
間欠的に係合する構造となつている。
バツクル12は、ガイド部13と、ガイド部1
3の孔内に設けられて前記係止溝11と係合する
弾性爪片14と、爪片14の先端に一体化された
ロツク解除用レバー15とからなる。ガイド部1
3の孔内にはベルト10を挿通する溝16が設け
られ、その溝16に対抗して入口側から出口側に
向けて爪片14を突出している。爪片14には第
2図に示す如く揺動端側に爪17が形成されてお
り、溝16にベルト10を挿通したときに爪17
に係止溝11が間欠的に係合するようになつてい
る。また爪片14の先端には爪17と係止溝11
の係合を解除するレバー15が一体化され、ガイ
ド部13の出口側に突出している。
なお、バツクル10の係脱構造は他の手段でも
よく、また係止溝11としては梯子状の係止孔で
あつてもよい。
一方、クリツプ20は、台座30と、台座30
の下面に突出された係止部40と、台座30の上
面に設けられた突起31および台座30との間で
ベルト10を挟み込む押え片32とから概略構成
されている。
台座30は、略正方形の上面にあつて、ほぼ中
央部に突起31を突設し、後側となる一端部に押
え片32が薄肉ヒンジ33を介して立設されると
ともに、押え片32の両側にガタ付き防止用リブ
34,35を突設している。
押え片32は先端部が逆L字状に折曲され、垂
直部の内面にリブ34,35に対応するリブ36
が形成されるとともに、折曲先端部の内面に爪部
37を形成している。この爪部37は押え片32
がヒンジ33を支点として台座30上に折り曲げ
られたときに、台座30の前側となる他端部に設
けられた切欠部38に係合して押え片32を折曲
状態に保持する。
また台座30の下面には吸盤状のフランジ部4
1が下向きに一体化されており、同フランジ部4
1の内面から係止部40を突出している。この係
止部40は矢尻状になつていて、フランジ部41
の内面に垂設された支持部42と、支持部42の
先端部両側に突出した係止片43,44とからな
る。係止片43,44は支持部42に対して斜め
上向きに突出されており、パネル50に設けられ
た取付孔51に押し込んだときに縮径・拡径して
同取付孔に係合する。
なお、フランジ部41は必要に応じて設ければ
よく、また係止部40としてはこの実施例のもの
に限られず種々変形あるいは両面テープ等を使用
してもよい。
以上構成のベルト10とクリツプ20は第3
図、第4図に示す如く結合操作される。
まず、ベルト10の適宜部位を第3図の如く台
座30上に載置した後、押え片32を裏側から押
圧しヒンジ33を支点として台座30側に折り曲
げる。このとき爪部37は切欠部38の縁部に弾
発的に係合して、押え片32を折曲状態に係合保
持する。
しかもこの場合、第4図の如く押え片32の折
曲部32aが切欠部38の両側端38aに嵌合さ
れるように設定されているので、押え片32は左
右方向の揺動も規制されて不動状態に固定され
る。これにより、ベルト10は任意の係止溝11
と突起31が嵌合して位置決めされ、かつ押え片
32と台座30との間に挟持されることにより、
左右方向の移動が規制される。また同ベルト10
は、リブ34,35とリブ36によりベルト10
の両側部が係止され、前後方向の移動も規制され
る結果、クリツプ20に安定かつ強固に結合され
ることとなる。
勿論、ベルト10の結合部位としては、係止溝
11が形成されている範囲で選択可能なことは言
うまでもない。このようにクリツプ20に対する
ベルト10の相対的位置を任意なものとすること
により、ワイヤハーネス60等の太さや束ねる本
数、あるいはパネル50側の状況など適用条件に
合致したバツクル12の位置やクリツプ20を境
とする両側に延びるベルト10の長さ配分などを
自由に調節できることとなるのである。
また、同結束具は、通常、第2図の如くハウジ
ングや車体ボデー等のパネル50に固定した後、
ベルト10によつてワイヤハーネス60等を拘束
操作する。換言すると、パネル50に設けられた
取付孔51に係止部40を対抗させて押し込むこ
とにより、係止片43,44が縮径されながら差
し込まれ、取付孔51を通り抜けるときに元の状
態に復帰して同取付孔と係合し、結束具はパネル
50の定位置に固定される。
この固定状態ではフランジ部41の周縁部が取
付孔51の外周部に圧接されており、シール効果
が得られるようになつている。
またベルト10にワイヤハーネス60等を拘束
する場合は、ワイヤハーネス60の外周にベルト
10の両側を回して、同ベルトの先端をバツクル
12のガイド部13に挿通し、ガイド部13から
突出した部分を引つ張ることにより容易に結束さ
れる。
《考案の効果》 以上説明したように、本考案の結束具によれば
次のような効果を有する。
クリツプに対するベルトの結合位置は、クリ
ツプ側の突起に係合するベルト側の係止溝を選
択することにより、ベルトを最も拘束操作し易
い状態に設置できる。具体的には、例えばベル
トの中間部をクリツプに結合することにより、
ベルトで束ねられるワイヤハーネス等の上側に
バツクルを位置させることも可能となる。
したがつて、一組のクリツプとベルトによつ
て態様の異なる結束具として使用でき、しかも
ベルトの拘束操作性およびベルトを外す場合に
おけるバツクルの解除操作性をともに向上でき
る。
また、ベルトをクリツプに簡単かつ強固に結
合できる。
この場合、同結合構造はベルトに特別な構成
を必要としないので、標準タイプつまり既製の
ベルトを用いることも可能となる。
したがつてまた、成形金型費用なども大きく
低減されるので、経済性も向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例として示す結束具の
全体斜視図、第2図はベルトをクリツプに結合し
た状態を示す断面図、第3図はベルトをクリツプ
の台座に載せた状態を示す斜視図、第4図は同ベ
ルトの結合状態を示す要部斜視図、第5図は従来
例として示す結束具の斜視図である。 10……ベルト、11……係止溝、12……バ
ツクル、20……クリツプ、30……台座、31
……突起、32……押え片、37……爪部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ワイヤハーネス等を束ねるベルトおよび同ベル
    トを着脱可能に結合するパネル固定用クリツプと
    からなり、前記ベルトは、長手方向に沿つて設け
    られた複数の係止溝と、係止溝に間欠的に係合す
    るバツクルとを備え、一方前記クリツプは、ベル
    トを載せる台座と、前記台座上面に設けられて前
    記係止溝に選択的に嵌合する突起と、前記台座上
    の一端部に折曲可能に立設されて、台座に載せら
    れたベルトを台座との間で幅方向に挟み込む押え
    片と、押え片の先端部に設けられて台座の他端部
    に係合する爪部と、前記台座下に設けられた係止
    部とを備えていることを特徴とする結束具。
JP16253887U 1987-10-26 1987-10-26 Expired - Lifetime JPH0512482Y2 (ja)

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JPH0167309U JPH0167309U (ja) 1989-04-28
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JPH0167309U (ja) 1989-04-28

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