JP2517752Y2 - 結束固定具 - Google Patents

結束固定具

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JP2517752Y2
JP2517752Y2 JP1989119699U JP11969989U JP2517752Y2 JP 2517752 Y2 JP2517752 Y2 JP 2517752Y2 JP 1989119699 U JP1989119699 U JP 1989119699U JP 11969989 U JP11969989 U JP 11969989U JP 2517752 Y2 JP2517752 Y2 JP 2517752Y2
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泰彦 井上
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株式会社 ニフコ
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案はキャビネットや装置類の壁面等に配線する
各種コード、配管チューブ類等を束ねて保持できるよう
にした結束固定具、特に、これらのキャビネットや装置
類の外側の面から単に押し入れることのみで各種コード
類の結束部分を、これらのキャビネット等の内壁面に設
け得るようにした結束固定具の提供に関する。
[従来の技術] 各種の事務機器類のキャビネットの内壁面や自動車の
ボディパネルの面等に沿わせて集中的に配線をしたり、
配管をしたりすることが一般に行なわれている。
このようなキャビネットやボディパネルの面等に沿っ
た配線ないし配管では、配線ないしは配管したコードな
いしはチューブ類を保護する目的と、配線や配管空間を
有効に活用する目的等から配線コードや配管チューブ類
を壁面に集束した状態で固定することが試みられてい
る。
その典型的な方法の一つはキャビネットやパネル類の
一部を折り曲げて、配線ないしは配管空間に向けて立上
らせるようになすと共に、この折り曲げ板金部分を枕に
して配線ないしは配管をするようにしたコードないしは
チューブ類を番線を用いて束ね、この板金部分に設けた
孔に該番線を挿通して捻りつけていた。
又、他の方法として第8図で示されるような結束固定
具を用いてコードないしはチューブ類をキャビネットや
パネル面等に取付けることが試みられていた。この結束
固定具は弾性変形される係止片11aを具備した挿入脚部1
1を有する固定具本体12と、この固定具本体12に設けら
れている数珠状のバンド13と、このバンド13の係着に供
されるフック14とからなっており、キャビネット15等に
設けてある孔16の内側の面から結束固定具の脚部11を押
し込み、固定具本体12と、脚部11の係止片11aとの間で
孔16の孔縁を挾持させるようにして該結束固定具をキャ
ビネット15の内側の面に取付けると共に、コードやチュ
ーブ類を巻き入れた状態でバンド13の縮径の頚部をフッ
ク14の係止溝内に押し入れることによってコードやチュ
ーブ類の結束と固定をなしていた。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、かゝる従前におけるコード類の結束、
固定の手段、特に前者の結束、固定の方法では、キャビ
ネット等の内部空間に、コード類を結束固定するための
突壁を設ける必要があり、この突壁がキャビネット等の
内部空間の有効利用を妨げると共に、キャビネットの成
形コストを割高とする不都合があった。又、このような
突壁部分を枕とし、この突壁部分に設けた孔に通した番
線を用いてコード類を結束、固定する方法では、結束、
固定に多くの作業手間を要すると共に、枕である突壁部
分でコード類の表面が傷つけられたり、ショートの原因
を生ずる等の不都合があった。
又、かゝるコード類の結束、固定の不都合を避ける目
的で用いられている第8図で示されるような結束固定具
では、キャビネット類の内側から、この結束固定具の脚
部11を該キャビネット類の壁面に設けた孔に挿通して該
結束固定具の取付けをなす必要があり、その取付け位置
がキャビネット類の内奥である場合等には取付けに多く
の作業手間を要する難があると共に、キャビネット類の
壁面に挿通した結束固定具の脚部11が該キャビネット類
の外側の面から突き出し、外観が不体裁となり、しかも
引っかゝり等の原因となる不都合があった。
本考案にかゝる結束固定具は、かゝる従来におけるコ
ード類の結束固定手段における不都合を解消し、キャビ
ネット類に装着し易く、しかもコード類の結束が容易で
あると共に、キャビネット類の外観を損うことのない結
束固定具の提供を目的としている。
[課題を解決するための手段] 本考案にかゝる結束固定具は叙上の目的を達成するも
のとして、その結束固定具Hを構成し、鍔部1と、この
鍔部1の一方の面から突設されている脚部2とからなる
ものとし、この脚部2には、脚部2の先端側から前記鍔
部1の側に向けて弾性変形可能な係止片3、3を設け、
この係止片3の先端側を、該脚部3から漸次離れる向き
に傾斜して設けられている。
次いで、球状係止部4a…4aが順次に、細径頚部4b…4b
で連設された数珠状のバンド4を先端側に備えた第1保
持板部6と、この数珠状のバンド4の頚部4bが収まり、
該頚部4bに続く球状係止部4aが引っかゝり状に係止され
る係止孔5aと、この係止孔5aに連通し、しかもバンド4
の細径頚部4bの径寸法より幅狭とされた押込口5bとを有
するフック5とを先端側に備えた第2保持板部8とが、
該第1保持板部6と第2保持板部8の夫々の板面を向き
合せるように前記脚部2の先端側から略平行に突設した
構成としてある。
[作用] 叙上の構成からなる本考案にかゝる結束固定具Hは、
キャビネット類に設けた孔の外側面から、この結束固定
具Hの脚部2を挿通し、この脚部2の係止片3と、鍔部
1との間に孔の孔縁を挾持させることで、この結束固定
具Hをキャビネット類に装着する。
このキャビネット類に装着された結束固定具Hは、キ
ャビネット類の内側に脚部2が突出し状に設けられると
共に、この突き出し状の脚部2の先端側に第1保持板部
6と第2保持板部8とが夫々の板面を向き合せるように
略平行に設けられていることから、キャビネット類の壁
面から離れた位置で安定したコード類の結束固定がなさ
れる。
[実施例] 以下本考案にかゝる典型的な結束固定具Hの一実施例
を添付の図面について説明する。
本実施例の結束固定具Hは、キャビネットC等への取
付けを弾性的になす意図並びにバンド4とフック5とを
脚部2に一体に設ける意図等からその全体をインジェク
ション成形によるプラスチック成形品とした。
このインジェクション成形により提供される結束固定
具Hは、鍔部1と、脚部2とを一体に設けたものであっ
て、鍔部1は脚部2の側に向けて、その周側を湾曲1aさ
せ、キャビネットC等の面に弾性的に当接できる構成と
してある。又、脚部2はキャビネットC等の方形取付け
孔C′に対し回り止め状態で挿入される断面方向のもの
とし、その相対向している側面2aに沿うように係止片3
を該脚部2の先端側から鍔部1の側に向けて設けてあ
る。尚、この係止片3は、その先端側が前記の側面2aか
ら漸次離れるように傾斜されていると共に、その先端の
外側に段部3aが、内側に突部3bが設けられており、孔
C′の孔内に突部3bを挿入した状態で段部3aに孔C′の
縁が当接される構成となっている。
又、脚部2の他の側面2bの面は凹陥部2b′とされ、脚
部2に成形歪が生ずるのを防ぐと共に使用材料の節減を
なす構成としてある。
このような脚部2の一方の側面2aにある係止片3の基
部側から、この係止片3と反対向きに第1保持板部6が
一体に設けられており、又他方の側面2aにある係止片3
の基部側から、同様に第2保持板部8が一体に脚部2か
ら突設されている。
尚、この第1保持板部6と第2保持板部8とは脚部2
の挿入に先立って孔C′内に挿入されると共に脚部2の
係止片3と、鍔部1との間で孔C′の周縁を挾持する妨
げとならない位置又は挿入時に充分な弾性をもつ構造で
あることを要する。
本実施例では脚部2の先端側の面2c上、特に係止片
3、3の夫々の延長線上に第1保持板部6と、第2保持
板部8とを設けることによって結束固定具Hの止着に支
障のない状態としてある。
次いで、第1保持板部6はその先端にバンド4を備え
ており、このバンド4は球状係止部4a…4aが、順次に細
径頚部4b…4bで連設された数珠状をなし、通例ビーズバ
ンドと称され、球状係止部4a、4a間の頚部4bの長さが、
後述する第2保持板部8の先端側に備えられるフック5
における係止孔5aの長さ側の幅よりも長くなるようにし
てある。又、第1保持板部6はフック5の立上り幅との
間でコードD類を脚部2上に安定に保持するのに都合が
良いように幅広に設けてある。
更に、フック5は、第2保持板部8の先端側であっ
て、バンド4の設けられている側と反対の側に先細り状
の鉤部5dを設け、この鉤部5dの板厚方向に係止孔5aと、
この係止孔5aに連通する押込口5bとが設けられており、
押込口5bの口縁にある鉤部5dが弾性変形可能とされてい
る。
又、この第2保持板部8の押込口5bの側の面に突部9
が設けられており、フック5に係止されたバンド4の抜
け出しを防止する構成とされている。
尚、押込口5bの開口幅を前記バンド4の頚部4bの径寸
法より短かく設定し、しかも係止孔5aの孔径が該頚部4b
より僅かに太いか、又は同径となるようにし、更に、係
止孔5aの長さ、即ち鉤部5dの板厚寸法よりも夫々の頚部
4bの長さ寸法が長くなるようにしてある。
更に第2保持板部8のバンド4側には薄い支承板部7
を設け、この支承板部7が前記第1保持板部6と夫々の
板面を向き合わせるように略平行に構成しても良く、こ
の場合にも、第1保持板部6と第2保持板部8との間に
収められるコードD等は安定に保持される。
本考案にかゝる結束固定具Hは、叙上の構成からし
て、先ずキャビネットC等の孔C′に対し、その外側の
面からバンド4(第1保持板部6)とフック5(第2保
持板部8)とを先ず挿入し、さらに脚部2を挿し入れる
ことによって一度内方に窄められた係止片3が外方に拡
開し、この係止片3の突部3b及び段部3aと、鍔部1とに
よってキャビネットC等の孔C′縁を挾持してキャビネ
ットCに取付けられる。
次にコードD等をバンド4で束ねてバンド4の細径頚
部4bをフック5の係止孔5aに押込口5bを介して押込むこ
とによりバンド4は押込まれた前記細径頚部4bの両側の
球状係止部4a、4aがフック5の係止孔5aに係止してコー
ドD等を結束状態で保持することゝなり、コードDはキ
ャビネットC等の壁面から離れた位置でバンド4で係止
される。
[効果] 本考案にかゝる結束固定具は以上の構成とされてお
り、キャビネット等の外側からキャビネット等に設けら
れた穴に脚部を挿し込むことにより取付けることができ
るので結束固定具の取付けが極めて容易であり、取付け
手間が少なくすむ利点を有している。
又キャビネット等の外面に係止片等が突き出すことも
なく、単に偏平な鍔部が見えるだけであるので外観が良
好であると共に引掛りとなる突部が全然なく安全であ
る。
更に、コード等を簡易に集束した状態で結束すること
が可能であることから、キャビネットC内での配線処理
等が容易になされると共に、収束されたコード等が取付
け面に接触されることがなく、これらのコードの表面に
傷を生じたり、絶縁性が損われたりすることがない。
更に又、本考案は、第1保持板部6と第2保持板部8
とを、夫々の板面を向き合わせて略平行に設けているの
で、キャビネットの垂直面に取付けられた場合でも、コ
ードの保持に際して、バンドを掛けなくともコードが容
易に落下せず、コード類の収容が容易であると共に該第
1保持板部6と第2保持板部8との間でコード類を脚部
上に安定して保持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかゝる結束固定具の一実施例の斜視
図、第2図は一部を破断して示した同正面図、第3図は
同側面図、第4図は同平面図、第5図は同底面図、第6
図、第7図は取付操作を示す斜視図、第8図は従来例の
正面図である。 H…結束固定具、C…キャビネット、1…鍔部、2…脚
部、3…係止片、4…バンド、5…フック、6…第1保
持板部、8…第2保持板部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】鍔部と、この鍔部の一方の面から突設され
    ている脚部とからなり、該脚部には、該脚部の先端側か
    ら前記鍔部側に向けて弾性変形可能な係止片が、この係
    止片の先端側を該脚部から漸次離れる向きに傾斜して設
    けられていると共に、 球状係止部を順次に細径頚部で連設してなる数珠状のバ
    ンドを先端側に備えた第1保持板部と、該バンドの細頚
    部の径寸法よりも幅狭の押込口を有するフックを先端側
    に備えた第2保持板部とが、該第1保持板部と第2保持
    板部の夫々の板面を向き合せるように前記脚部の先端側
    から略平行に突設してあることを特徴とする結束固定
    具。
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JP2005019855A (ja) * 2003-06-27 2005-01-20 Kawamura Electric Inc ワイヤリングホルダ
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