JPS636551Y2 - - Google Patents

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JPS636551Y2
JPS636551Y2 JP2172979U JP2172979U JPS636551Y2 JP S636551 Y2 JPS636551 Y2 JP S636551Y2 JP 2172979 U JP2172979 U JP 2172979U JP 2172979 U JP2172979 U JP 2172979U JP S636551 Y2 JPS636551 Y2 JP S636551Y2
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piece
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locking
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lid plate
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JP2172979U
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【考案の詳細な説明】 この考案は、パイプ、ワイヤ、ケーブル等の棒
状材を固持するための固定具に係り、詳しくは、
第1、第2の両側壁を対向状に有して略U字状を
なし、かつ上端開口部から棒状材が嵌挿される固
定具本体の第1側壁上端に、平板状の蓋板が、そ
の基部において薄肉状の蝶番を介して開閉可能に
形成され、また固定具において、蓋板の自由端部
を前記固定具本体の第2側壁上端部と係合させて
蓋板を閉鎖保持するための閉止構造に関するもの
である。
従来、固定具本体の上端開口部の一側に薄肉状
の蝶番を支点として、蓋板をその基端部において
開閉可能に形成し、この蓋板の自由端部と、固定
具本体の上端開口部の他側との間に、相互に係合
する係止片を形成したものがある。(例えば実開
昭50−98178号公報参照)。
しかしながら、これにおいては、固定具本体あ
るいは蓋板に対し、内外方向から荷重が作用した
ときには、固定具本体あるいは蓋板が撓み、この
たわみによつて、固定具本体と蓋板との両係止片
の係合が外れる傾向にあつた。そして、両係止片
の係合が外れることで、蓋板が開放され、固定具
本体から棒状材が抜け出る不具合があつた。
この考案の目的は、上記従来の不具合を解消す
ることであり、固定具本体に対し、蓋板を強固に
閉鎖保持することができる蓋板の閉止構造を提供
することである。
以下、本考案の一実施例を図面にしたがつて説
明する。
図中、1はポリプロピレン、ナイロン等の熱可
塑性合成樹脂よりなる固定具であつて、略U字状
をなす固定具本体5と、該固定具本体5の上端開
口部6を閉鎖して本体6内に棒状材Wを格納保持
する蓋板10と、フレーム、パネル等の取付板P
に対し固定するための脚部2とにより一体に形成
されている。
上記脚部2は、固定具本体5の外側下面中央に
垂下状をなし、その下端には、取付板Pに貫設さ
れた取付孔P1に対し係止される1対の第1係止
片3,3がV字状に形成されている。この第1係
止片3,3の上端部はL字状に形成され、その垂
直面3A,3Aは取付孔P1の内周面に圧接する
一方、水平状をなす係止面3B,3Bは、取付板
Pの裏面側における取付孔P1の口縁に係合され
ている。さらに脚部2の基端には、前記第1係止
片3,3に対向してハの字状をなす1対の第2係
止片4,4が形成されている。この第2係止片
4,4は取付板Pの表面に圧接して第1係止片
3,3の係止面3A,3Aを取付板Pの裏面に押
圧している。
上記した脚部2によつて取付板P上に固定され
る固定具本体5は、半円形をなす底部5Aと、該
底部5Aの両端に対向に延出された第1側壁5B
と第2側壁5Cとにより上端開口の略U字状に形
成されている。そして、第1側壁5Bの上端外側
面には、支持片7が水平状に突設され、第2側壁
5Cの上端外側面には、係止片8が、前記支持片
7と同一平面において、水平状に突設されてい
る。固定具本体5の上端開口部に薄肉状の蝶番9
を介して開閉可能に形成される蓋板10は、平板
状に形成されている。そして、この蓋板10の基
端(第1図では左端)には、前記支持片7に対
し、挟持状に係合する挟持部11が形成されてい
る。この挟持部11は蓋板10の内面に対し直角
状をなす基片11Aと該基片11Aの先端に直角
状に形成された係合片11BとによりL字状に形
成されており、該係合片11Bの内面に形成され
た係合面12は、蓋板10の内面10Aに対し前
記支持片7の肉厚相当分の間隔において対向し、
蓋板10の閉鎖時に、支持片7の下面と係合す
る。さらに、挟持部11の係合片11B先端と、
固定具本体5の第1側壁5Bの上端部外壁面とが
薄肉状の蝶番9を介して一体に連結されており、
該蝶番9を支点として蓋板10が開閉動作可能に
支持されている。
上記蓋板10の自由端(先端)は、固定具本体
5の第2側壁5C上端に形成された係止片8の先
端まで延出されている。そして、蓋板10の自由
端には、固定具本体5の係止片8に係着して蓋板
10を閉鎖保持する閉止片13が弾性変形可能に
形成されている。この閉止片13は、蓋板10の
内面10Aに対し直角状をなす基片13Aと該基
片13Aの先端に形成された三角形状の係着片1
3Bとにより形成されている。係着片13Bの上
面に形成された水平状の係止面14は、蓋板10
の内面10Aに対し、固定具本体5の係止片8の
肉厚相当分の間隔をおいて対向しており、蓋板1
0閉鎖時に、係止片8の下面と当接して係合す
る。さらに、前記係着片13Bの先端面に形成さ
れた傾斜状の案内面15は、蓋板10を閉じ動作
するときに、この蓋板10の閉止片13を弾性変
形させながら固定具本体5の係止片8先端面に沿
つて滑走する。
上記蓋板10の自由端側下面には、固定具本体
5の第2側壁5Cの上部内壁面と当接して、該第
2側壁5C並びに蓋板10の変形を防止するため
の保持片16が直角状に突設されている。
上記したように構成されるこの実施例におい
て、まず、第2図イに示すように、取付板Pの取
付孔P1に対し脚部2を挿入して、固定具本体5
を固定した後、該固定具本体5の上端開口部よ
り、棒状材Wを本体内に嵌挿する。その後、蓋板
10を蝶番9を支点として図示P矢印方向へ閉鎖
回動する。そして、第2図ロに示すように、蓋板
10の閉鎖直前において、閉止片13の案内面1
5が、固定具本体5の係止片8先端を滑走し、閉
止片13は図で示すように湾曲状に弾性変形す
る。その後、案内面15が係止片8の先端面を通
過すると、第2図ハに示すように、閉止片13は
弾性復元し、同閉止片13の係止面14が固定具
本体5の係止片8の下面に係合する。この時、蓋
板10の基部の挟持部11に形成された係合面1
2が、固定具本体5の支持片7下面と係合し、さ
らに、蓋板10の保持片16が、固定具本体5の
第2側壁5C上部内壁面と当接する。
このように、固定具本体5の開口部6に蓋板1
0が強固に閉鎖保持され、該固定具本体5内に棒
状材Wが格納保持される。
上記した状態において、棒状材Wに、第2図ハ
におけるA矢印方向へ脱抜荷重が働いた場合、棒
状材Wの上端外周面が蓋板10の下面10Aを押
圧して蓋板10を開放しようとするが、この荷重
を、固定具本体5の両端に形成された支持片7並
びに係止片8の下面と、それぞれ面接触して係合
している蓋板10の挟持部11の係合面12並び
に係止面14によつて分散して受けることができ
るため、蓋板10の開放が阻止されるばかりでな
く、薄肉状の蝶番9に引張り応力が作用すること
がないので、同蝶番9の損傷が防止される。
さらに、固定具本体5あるいは蓋板10に対
し、内外方向から荷重が作用した場合、蓋板10
の自由端部寄り下面に直角状に突片した保持片1
6が、固定具本体5の第2側壁5Cの内壁面と面
接触状態で当接していることから、固定具本体5
あるいは蓋板10のたわみが防止される。このた
め、固定具本体5あるいは蓋板10のたわみが原
因となつて固定具本体5の係止片8に対し、蓋板
10の閉止片13の係着が外れる不具合が解消さ
れ、前記係止片8に対し閉止片13が係着状態に
強固に保持される。
なお、上記実施例においては、固定具本体5の
外側下面に係止構造を有する脚部2を形成した
が、第3に図に示すように、固定具本体5の外周
側面に平帯状の支持アーム17を一体に延出し、
この支持アーム17の先端に係止構造を有する脚
部2を一体に形成してもよい。
以上述べたように、この考案は、第1、第2の
両側壁を対向状に有して略U字状をなし、かつ上
端開口部から棒状材が嵌挿される固定具本体の第
1側壁上端に、平板状の蓋板が、その基部におい
て薄肉状の蝶番を介して開閉可能に形成され、該
蓋板の自由端部を前記固定具本体の第2側壁上端
部と係合させて棒状材を保持する固定具におい
て、前記固定具本体の第2側壁の上端外側には、
係止片を水平状に突設し、前記蓋板の自由端部に
は弾性変形可能の閉止片を下向きに突設し、該閉
止片の下端には、前記係止片の上下両面を前記蓋
板下面とで挟持する係止面と、係止片の先端部に
沿つて滑走可能の傾斜状の案内面とを有して断面
略三角形状をなす係着片を形成し、しかも、前記
蓋板の自由端部寄り下面には、前記第2側壁の上
部内壁面と当接する保持片を直角状に突設したこ
とを特徴とする棒状材用固定具における蓋板の閉
止構造である。
したがつて、この考案によれば、固定具本体に
対し、蓋板を蝶番を支点として閉じ動作し、前記
本体の係止片に対し、蓋板の閉止片を押込むこと
で、蓋板を容易に閉鎖保持することができる。す
なわち、固定具本体の係止片に対し、蓋板の閉止
片を押込むと、該閉止片の傾斜状の案内面が同閉
止片を弾性変形させながら、前記係止片の先端面
を滑走する。そして、案内面が係止片先端を通過
すると、閉止片の弾性力によつて、前記係止片の
上下両面が、蓋板下面と前記閉止片の係止面とに
より挟持されるため、固定具本体に対し、蓋板を
容易に閉鎖保持することができる。
しかも、平板状をなす蓋板の自由端部寄り下面
には、固定具本体の第2側壁の上部内壁面と当接
する保持片を直角状に突設したから、蓋板閉鎖時
には、固定具本体の第2側壁の上部内壁面と当接
状態にある保持片によつて、前記第2側壁及び蓋
板が、その係止片と閉止片とによる係着が外れる
方向へ撓むことを積極的に防止することができ
る。このため、固定具本体あるいは蓋板に対し、
内外方向から荷重が作用したときにも、固定具本
体並びに蓋板のたわみを防止して、蓋板を強固に
閉鎖保持することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
固定具全体を示す斜視図、第2図イ〜ハは棒状材
の嵌込み状態を工程順に示す正面図、第3図は本
考案の他の実施例を示す正面図である。 1……固定具、2……脚部、5……固定具本
体、7……支持片、8……係止片、9……蝶番、
10……蓋板、11……挟持部、12……係合
面、13……閉止片、14……係止面、16……
保持片、P……取付板、W……棒状材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第1、第2の両側壁を対向状に有して略U字状
    をなし、かつ上端開口部から棒状材が嵌挿される
    固定具本体の第1側壁上端に、平板状の蓋板が、
    その基部において薄肉状の蝶番を介して開閉可能
    に形成され、該蓋板の自由端部を前記固定具本体
    の第2側壁上端部と係合させて棒状材を保持する
    固定具において、前記固定具本体の第2側壁の上
    端外側には、係止片を水平状に突設し、前記蓋板
    の自由端部には弾性変形可能の閉止片を下向きに
    突設し、該閉止片の下端には、前記係止片の上下
    両面を前記蓋板下面とで挟持する係止面と、係止
    片の先端部に沿つて滑走可能の傾斜状の案内面と
    を有して断面略三角形状をなす係着片を形成し、
    しかも、前記蓋板の自由端部寄り下面には、前記
    第2側壁の上部内壁面と当接する保持片を直角状
    に突設したことを特徴とする棒状材用固定具にお
    ける蓋板の閉止構造。
JP2172979U 1979-02-20 1979-02-20 Expired JPS636551Y2 (ja)

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JPS60134985U (ja) * 1984-02-18 1985-09-07 トヨタ車体株式会社 ワイヤハ−ネス等の留め具
JPS6329927Y2 (ja) * 1984-12-13 1988-08-11
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JP4733294B2 (ja) 2001-06-22 2011-07-27 ポップリベット・ファスナー株式会社 パイプや電線等の蓋付きクリップ
JP6070238B2 (ja) * 2013-02-08 2017-02-01 富士通株式会社 光ケーブル保持装置及び電子機器

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