JPH0311499Y2 - - Google Patents

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JPH0311499Y2
JPH0311499Y2 JP1985109180U JP10918085U JPH0311499Y2 JP H0311499 Y2 JPH0311499 Y2 JP H0311499Y2 JP 1985109180 U JP1985109180 U JP 1985109180U JP 10918085 U JP10918085 U JP 10918085U JP H0311499 Y2 JPH0311499 Y2 JP H0311499Y2
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electric wire
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  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)
  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、たとえば自動車等に配線された電
線(主として単線)をボデイパネルに保持するた
めに電線保持具に関するものである。
(従来の技術) 従来、この種の電線の保持にあたつては、例え
ば、第17図および第18図に示されるように、
略帯板状の取付板a上に沿つて電線Wを配線し、
同取付板aと電線Wとに粘着テープb(あるいは
バンド)を巻付けた後、取付板aを被取付側部材
(例えば、自動車のボデイパネル)に係止脚c等
により適宜取着していた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記した従来のものでは、粘着
テープbの粘着力によつて、電線Wをある程度保
持することができるものの、経年変化等によつて
粘着力が低下してくると、車両振動によつて電線
Wが半径方向あるいは長手方向にずれが生じるた
め、電線Wを長期に亘つて確実に保持することが
困難であるという問題点があつた。
また、第19図〜第21図に示すように、被取
付側部材に適宜取着される略コ字状をした保持板
dの先端(上端)に、折返し状の係止突片eを形
成し、保持板d内に電線Wを介入するようにした
電線保持具もあるが、これによると、電線Wが半
経方向に一定の範囲で自由に移動し得る(ガタ付
きを生じる。)と共に、長手方向にも自由に移動
し得るため、電線Wが車両振動によつて弛みを生
じ得るため、電線Wが車両振動によつて弛みを生
じ、付近の部材(例えばエンジンやその付属部
品)と干渉するという不具合を生じた。
また、電線の長手方向及び半径方向の動きを規
制した状態で保持するものとしては、例えば実公
昭53−37266号公報のコード掛具がある。
このコード掛具は、軟質材からなる本体に状
の切溝を穿設することにより先端に向つて広がる
舌片を形成し、該舌片と本体の両側部との間にコ
ードを千鳥形に弾性挟持せしめるものである。
前記コード掛具では、舌片により電線の長手方
向と半径方向との両方向の動きが一応規制され
る。
しかし、例えば電線の半径方向に強い外力が加
わると、舌片が前記半径方向に変位し、その結
果、電線の長手方向の規制力(保持力)も弱くな
り、電線が外れてしまうおそれがある。
そこで本考案は、前記した問題点を解決するた
めになされたものであり、その目的は電線の長手
方向及び半径方向の動きをともに規制した状態で
保持することができ、かつ外力による電線の外れ
を防止することのできる電線保持具を提供するこ
とにある。
(問題点を解決するための手段) 上記した従来の技術における問題点を解決する
ためのこの考案は、被取付側部材に取着される基
部には凹部を形成すると共に、同凹部には電線を
略U字状に折曲しかつ長手方向への動きを規制し
た状態に係止しうる係止片を略舌片状に形成し、
さらに前記電線の折曲部を係合してその半径方向
への動きを規制する略溝形状の係合部を前記凹部
における前記係止片の基端部側方に位置する部分
に形成したことを構成の要旨とするものである。
(作用) 上記した手段によれば、電線は基部と係止片と
の間に蛇行状に挟持されると共に係合部に係合さ
れて、同電線が長手方向の移動および半径方向の
移動が規制された状態で保持される。
また前記係止片により長手方向への動きが規制
された電線の折曲部が係合部に係合され、その電
線の半径方向への動きが規制されることにより、
係止片からの電線の外れ止めがなされる。
(実施例) 以下、この考案の代表的な二つの実施例につい
て、順に説明する。
(第1実施例) 第1実施例について、電線保持具の斜視図を示
した第1図、同正面図を示した第2図、同平面図
を示した第3図、同一部破断した側面図を示した
第4図、および第3図のV−V線断面を示した第
5図にしたがつて説明する。
略四角形板状に形成された基部1の前部には係
止脚2が配置され、被取付側部材であるところの
自動車等のボデイパネルBPの取着可能になつて
いる。この係止脚2は、基部1の下面に突出され
た中央軸2aと、同中央軸2aの両側下端より斜
め上方に向けてそれぞれ突出されかつ上端外側に
段付状の掛止部2cをそれぞれ有する掛止脚片2
b,2bとからなるもので、前記ボデイパネル
BPの取付孔Hに中央軸2aを両掛止脚片2b,
2bと共に挿通させることによつて、同脚片2
b,2bがその弾性により一旦閉じる方向へ変形
しかつ復元して、各掛止部2c,2cが取付孔H
の口縁に掛止されるようになつている。
前記基部1の後部上面には、凹部としての略四
角形状の開口孔3が開けられている。
開口孔3の口縁における後側中央部上には、同
開口孔3よりも小さい略舌片状をした係止片4が
突出されている。係止片4の下面は前記基部1の
上面とほぼ同一面をなしている。
係止片4の先端部には下方へ突出する係止突起
5が形成されている。
前記基部1には、係合部としての係合溝6,6
が前記開口孔3の後端部の両側に連続して形成さ
れている。
すなわち係合溝6,6、開口孔3における前記
係止片4の基端部側方に位置する部分に形成され
ている。
しかして、開口孔3の側縁とそれに対向する係
止片4の一側縁との間隔Aと、開口孔3の前端縁
と係止片4の先端縁との間隔Bは、、次式が成り
立つように設定されている。なお、Cは開口孔3
の横幅、Dは開口孔3の縦幅、Eは係止片4の
幅、Fは係止片4の突出長さ、Gは電線Wの直径
を表わしている。
A=(C−E)÷2≧G B=(D−F)≧G また、係止突起5と開口孔3の後端縁との間隔
J、係合溝6の幅Kおよび深さL、基部1の厚さ
Mは、電線Wの直径Gとほぼ等しいか、やや大き
めに設定されている。
なお、上記の電線保持具は、適宜の合成樹脂材
料によつて一体形成されている。
上記した電線保持具において、電線Wをボデイ
パネルBPに保持する場合には、先ず、電線Wに
おける同パネルBPの取付孔H近傍に当該する部
位を係止片4の先端より開口孔3に略U字状に折
曲して、同係止片4の下側へ押し込ませる。する
と、係止片4がその弾性により一旦上方へ変形し
かつ復元することにより、電線Wが係止突起5の
後方へ嵌込まれる。そして、同電線Wの折曲部分
Waの両端部位を係合溝6,6に係合させ、同電
線Wを蛇行状に配線する。その後、係止脚2をボ
デイパネルBPの取付孔Hに係着させることによ
つて、電線Wの保持作業が完了する。
したがつて電線Wは、基部1と係止片4との間
に蛇行状に挟持されることにより長手方向の移動
が規制されると共に、係合溝6,6に係合される
ことにより半径方向の移動が規制される。これに
よつて、従来と異なり、電線Wがボデイパネル
BPに長期に亘つて、ずれを生じることなく、確
実に保持されることになる。
また上記した第1実施例において、第6図〜第
8図に示すように、基板1上に係合溝6,6の前
側に位置する係合突起7,7を突設し、係合溝
6,6と係合突起7,7とを係合部として設定す
ると、電線Wの保持を一層強固にすることが可能
である。
また、その係合突起7,7のみを係合部として
設定すれば、第9図に示すように、前記係合溝
6,6を排除することも可能である。なお、第6
図〜第9図において、、第1実施例と同一部位に
は同一符号が付されている。
(第2実施例) 第2実施例について、電線保持具の斜視図を示
した第10図、同一部破断した側面図を示した第
11図、および第11図のXII−XII線断面を示した
第12図にしたがつて説明する。
略四角形板状に形成された基部11の前部に
は、第1実施例と同様の係止脚12が配置され、
被取付部材であるところの自動車等のボデイパネ
ルBPに取着可能になつている。
前記基部11の後部上面には、凹部としての開
口孔13がほぼU字状に開けられており、略舌片
状をした係止片14が形成されている。係止片1
4の先端部は斜め上方へ折曲されている。
前記基部11には、係合部としての係合溝1
6,16が前記開口孔13の後端部の両側に連続
して形成されている。
なお、本例の電線保持具も、第1実施例と同
様、適宜の合成樹脂材料によつて一体形成されて
いる。
上記した第2実施例は、第1実施例とほぼ同等
の作用効果を奏するものであるから、その説明は
省略した。また、本例によれば、、第1実施例の
電線保持具よりも、形状が単純であるため、成形
性が向上される。
また、上記両実施例の係止脚2,12は、ボデ
イパネル(被取付部材ともいう。)BPの取付部分
の形状によつて適宜変更されるものである。例え
ば、第13図および第14図に示すような係止脚
22に変更されることもある。この係止脚22
は、基部1の下面に突出された支持片2dと、同
支持片2dの下端より斜め上方に向けて突出され
かつ上端外側に段付状の掛止部2fを有する掛止
脚片2eとからなるもので、被取付部材BPの取
付部分が段付部S1を有する溝条Sである場合に
使用される。この係止脚22によれば、溝条Sに
支持片2dを掛止脚片2eと共に挿通させること
によつて、同脚片2eがその弾性により一旦閉じ
る方向へ変形しかつ復元して、掛止部2fが溝条
Sの段付部S1に掛止される。
また、第15図および第16図に示すような係
止脚32に変更されることもある。この係止脚3
2は、基部1の下面に略円弧状をした一対の係止
脚片2g,2gを設けたもので、被取付部材BP
の取付部分がロツドRである場合に使用される。
この係止脚32によれば、両脚片2g,2gを
弾性を介して前記ロツドRの両側に係着すること
ができる。
また電線保持具の各種寸法は、電線Wおよび被
取付部材BPの取付部分等の形状によつて適宜設
定されるもので、実施例のものに限定されるもの
ではない。
(考案の効果) すなわち、この考案は前述した「問題点を解決
するための手段」の欄に記載した構成を要旨とな
し、電線は基部と係止片との間に蛇行状に挟持さ
れると共に係合部に係合されて、同電線が長手方
向の移動および半径方向の移動が規制された状態
で保持されるものであるから、従来と異なり、電
線を被取付部材に長期に亘つてずれを生じること
なく、確実に保持することができるという効果が
ある。
前記係止片により長手方向への動きが規制され
た電線の折曲部が係合部に係合され、その電線の
半径方向への動きが規制されることにより、係止
片から電線の外れ止めがなされるため、実公昭53
−37266号公報のコード掛具における電線外れと
いつた不具合が防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図はこの考案の第1実施例を示す
もので、第1図は電線保持具の斜視図、第2図は
同正面図、第3図は同平面図、第4図は同一部を
破断した側面図、第5図は第3図の−線断面
図、第6図〜第8図は第1実施例の変更例を示す
もので、第6図は電線保持具の平面図、第7図は
同一部を破断した側面図、第8図は第6図の−
線断面図、第9図は第1実施例の他の変更例を
示す電線保持具の平面図、第10図〜第12図は
この考案の第2実施例を示すもので、第10図は電
線保持具の斜視図、第11図は同一部を破断した
側面図、第12図は第11図のXII−XII線断面図、
第13図および第14図は係止脚の変更例を示す
もので、第13図は電線保持具の斜視図、第14
図は同正面図、第15図および第16図は係止脚
の他の変更例を示すもので、第15図は電線保持
具の斜視図、第16図は同正面図、第17図およ
び第18図は従来例を示すもので、第17図は電
線の保持状態を示す斜視図、第18図は同断面
図、第19図〜第21図は他の従来例を示すもの
で、第19図は電線保持具の斜視図、第20図は
同正面図、第21図は同側面図である。 1,11…基部、3,13…開口孔(凹部)、
4,14…係止片、6,16…係合溝(係合部)、
7…係合突起(係合部)、BP…ボデイパネル(被
取付側部材)、W…電線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被取付側部材に取着される基部には凹部を形成
    すると共に、同凹部には電線を略U字状に折曲し
    かつ長手方向への動きを規制した状態に係止しう
    る係止片を略舌片状に形成し、さらに前記電線の
    折曲部を係合してその半径方向への動きを規制す
    る略溝形状の係合部を前記凹部における前記係止
    片の基端部側方に位置する部分に形成したことを
    特徴とする電線保持具。
JP1985109180U 1985-07-17 1985-07-17 Expired JPH0311499Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985109180U JPH0311499Y2 (ja) 1985-07-17 1985-07-17

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JP1985109180U JPH0311499Y2 (ja) 1985-07-17 1985-07-17

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JPS6219029U JPS6219029U (ja) 1987-02-04
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JPS5337266U (ja) * 1976-09-06 1978-04-01

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JPS5872879U (ja) * 1981-11-12 1983-05-17 パイオニア株式会社 コ−ド係止装置

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JPS5337266U (ja) * 1976-09-06 1978-04-01

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