JPH0434351Y2 - - Google Patents

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JPH0434351Y2
JPH0434351Y2 JP1987066507U JP6650787U JPH0434351Y2 JP H0434351 Y2 JPH0434351 Y2 JP H0434351Y2 JP 1987066507 U JP1987066507 U JP 1987066507U JP 6650787 U JP6650787 U JP 6650787U JP H0434351 Y2 JPH0434351 Y2 JP H0434351Y2
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shaft
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、空気調和機の吹出グリル取付構造に
関し、さらに詳しくは本体ケーシングの前面と上
面にまたがる空気吹出用開口に、〓形形状断面を
有ししかもその一面を盲板とする一方で他の一面
に空気吹出口を形成してなる吹出グリルを、空気
吹出口の向きの前面側と上面側の2方向に変更可
能なる如く付け変え自在とした空気調和機におけ
る吹出グリル取付構造に関するものである。
(従来の技術) 吹出グリルの空気吹出口の向きを本体ケーシン
グの前面側と上面側の2方向に変更可能なる如く
した空気調和機の一例として、従来から例えば第
5図(実開昭61−192216号公報)に示すようなも
のがある。
この公知の空気調和機においては、本体ケーシ
ング51の前面52と上面53にまたがつて形成
された空気吹出用開口55に、〓形形状断面を有
ししかもその一面を盲板62とする一方で他の一
面に空気吹出口63を形成してなる吹出グリル6
1を、空気吹出口63の向きを前面側(吹出グリ
ル61を実線図示した状態)と上面側(吹出グリ
ル61を鎖線図示した状態)の2方向に変更可能
なる如く付け変え自在に取付け得るようになつて
いる。尚、この公知例の空気調和機では、吹出グ
リル61の左右両側部に設けた各取付片64,6
4と本体ケーシング側の空気吹出用開口55の左
右両側部に設けた取付台59,59とを複数本
(合計8本)のビス60,60……で締着あるい
はビス取外しすることより、該吹出グリル61を
空気吹出開口5に対して着脱し得るようになつて
いる。
又、従来の空気調和機の中には、平面状の吹出
グリルの幅方向の一端部を空気吹出用開口の前面
と上面とが交叉する角部において回転軸で枢支し
て、該平面状の吹出グリルを本体ケージングの前
面側あるいは上面側に回動せしめ得るようにする
とともに、空気吹出用開口における反吹出グリル
側の開口を別途盲板で塞ぐようにしたものがあ
る。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、上記の従来例(第5図)の如く、吹
出グリル61をビス止めによつて取付けたもので
は、空気吹出口63の向きを変更する際(吹出グ
リルを付け変える際)に、工具(ドライバー)を
用いてビス60,60……を取外し及び再締付け
する必要があり、ビス脱着用の工具が必要となる
とともに該吹出グリル61の付け変え作業が面倒
であるという問題があつた。
又、上記したように平面状の吹出グリルを回動
自在に枢支したものでは、空気吹出用開口におけ
る反吹出グリル側開口を閉塞している盲板を、空
気吹出口の向きを変更する度に付け変えなければ
ならず、その盲板付け変え作業が面倒となつてい
た。
本考案は、上記の点に鑑みてなされたもので、
吹出グリルに設けられた空気吹出口の向きを簡単
な作業で変更できるようにすることを目的とする
ものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案では、上記問題点を解決するための手段
として、第1図ないし第4図に例示するように、
本体ケーシング1の前面2と上面3にまたがつて
形成された空気吹出用開口5に、〓形形状断面を
有し且つ一面11aを盲板12とする一方で他の
一面11bに空気吹出口13を形成してなる吹出
グリル11を、前記空気吹出口13の向きを前面
側と上面側の2方向に変更可能なる如く付け変え
自在に取付け得るようにした空気調和機におい
て、軸部22の一端側に大径のツマミ部23を形
成し且つ該軸部22の他端側に該軸部22の直径
Aより小さい幅Bで該軸部22の半径方向外方に
向けて適宜長だけ突出する係止部24を形成した
止具21を使用し、前記吹出グリル11の周辺部
適所に前記止具21の係止部形成側端部21aが
挿通可能なる挿通穴17を形成する一方で、前記
空気吹出用開口5の口縁部5aにおける前記吹出
グリル11に形成した挿通穴17に対応する位置
に前記止具21の軸部22が挿通可能なる軸部挿
通部7と該軸部挿通部7の一側部に連続し且つ前
記軸部22の直径Aより小さい幅Cでしかも前記
係止部24が挿通可能なる係止部挿通部8とを有
しさらに前記軸部22が前記軸部挿通部7に挿通
された状態で前記係止部24が前記係止部挿通部
8に対して非重合位置にあるときには前記係止部
24が前記軸部挿通部7の口縁7aに係止される
如くしてなる係止受穴6を形成し、前記空気吹出
用開口5に対して前記吹出グリル11を、前記止
具21の係止部形成側端部21aを前記挿通穴1
7及び前記係止受穴6に挿通させ且つ前記係止部
24を前記係止受穴6の係止部挿通部8に対して
非重合位置に位置せしめる如くして取付けたこと
を特徴としている。
(作用) 本考案の空気調和機の吹出グリル取付構造によ
れば、吹出グリル11側の挿通穴17と空気吹出
用開口5の口縁部5a側の係止受穴6とを重合さ
せた状態で、止具21の係止部形成側端部21a
を上記両穴(挿通穴17と係止受穴6)に挿通さ
せるとともに、止具21のツマミ部23をつまん
で係止部24を係止受穴6における係止部挿通部
8とは重合しない位置まで回動させることによ
り、吹出グリル11を空気吹出用開口5の口縁部
5aに装着でき、又吹出グリル11の空気吹出口
13の向きを変更させるときには、止具21のツ
マミ部23をつまんで回動させて係止部24を係
止受穴6の係止部挿通部8に完全重合させ、その
状態で止具21を抜き取ることにより吹出グリル
11を取外して空気吹出口13の向きを変更させ
ることができる。又、係止受穴6の係止部挿通部
8の幅Cを止具21の軸部22の直径Aより小さ
くしているので、吹出グリル11の取付状態にお
いて止具21の軸部22が不用意に係止部挿通部
8側に移動することがなくなり、係止部24が係
止受穴6の軸部挿通部7の口縁7aから外れるこ
とがない(従つて止具21が不用意に抜け出すこ
とがない)。
(実施例) 第1図ないし第4図を参照して本考案の好適な
実施例を説明すると、図示実施例の空気調和機で
は、本体ケーシング1の前面2に空気吸込口4が
設けられ、又該本体ケーシング1の前面2と上面
3にまたがつて〓形形状の空気吹出用開口5が形
成されている。この空気吹出用開口5における前
面側開口幅M(第2図)と上面側開口幅Nとは相
互に同幅となつている。
空気吹出用開口5には、側面から見て〓形形状
を呈する吹出グリル11が設けられる。この吹出
グリル11の一面11aは盲板12とされてお
り、他の一面11bには空気吹出口13が形成さ
れている。尚、吹出グリル11における盲板12
とした面11aの幅Qと空気吹出口13を形成し
た面11bの幅Rとは、相互に同幅でしかも上記
空気吹出用開口5における前面側開口幅M及び上
面側開口幅Nとほぼ同幅となつている。
この吹出グリル11は、2本の止具21,21
を使用して空気吹出口13の向きを前面側と上面
側の2方向に変更可能なる如く付け変え自在に取
付け得るようにしている。即ち、第1図及び第2
図において吹出グリルを実線図示(符号11)す
る状態で空気吹出用開口5に取付けた場合には空
気吹出用口13が上向きに開口し、又吹出グリル
を鎖線図示(符号11′)する状態で空気吹出用
開口5に取付けた場合には空気吹出口13が前向
きに開口するようになる。
止具21は、丸棒状の軸部22の一端に大径の
ツマミ部23を形成し、該軸部22の他端に半径
方向外方に突出する係止部24を設けて構成され
ている。係止部24は軸部22の直径Aより小さ
い幅Bで軸部22の外側面より半径方向外方に適
宜長さDだけ突出させている(第3図、第4図参
照)。尚、この止具21における各部の寸法は、
例えば次のようになつている。軸部22の直径A
は約5mm、ツマミ部23の直径Eは約10mm、
係止部24の幅(最大部分の幅)Bは3〜4mm、
係止部24の軸部側面からの突出長さDは2〜
3mm、ツマミ部23下面から係止部24上面ま
での間隔Fは22〜23mmで該間隔Fは吹出グリル
11の板厚さと後述する空気吹出用開口5の口縁
部5aの板厚さとの合計厚さとほぼ等しくなつて
いる。
吹出グリル11における空気吹出口形成側の一
面11bには、その左右両側部にそれぞれ止具2
1の係止部形成側端部21aを挿通させるための
挿通穴17が形成されている。尚、この挿通穴1
7は止具21のツマミ部23の下面外形より小さ
くなつており、止具21の取付時には該挿通穴1
7はツマミ部23下面で塞がれるようになつてい
る。
空気吹出用開口5における左右両側部の口縁部
5aには、吹出グリル11を取付けるための小幅
の取付台9が形成されている。この左右各取付台
9,9は、それぞれ縦向き片9aと横向き片9b
を有している。この縦向き片9aと横向き片9b
には、吹出グリル11を空気吹出口13が上向き
に開口するようにして設置した場合及び吹出グリ
ル11を空気吹出口13が前向きに開口するよう
にして設置した場合において、それぞれ吹出グリ
ル11側の各挿通穴17,17が対応する位置に
止具21の係止部24を係止するための係止受穴
6,6……(合計4個)が設けられている。この
各係止受穴6は、止具21の軸部22の直径Aよ
りわずかに大径の軸部挿通部7と該軸部挿通部7
の一側部に連続し且つ止具21の軸部22の直径
Aより小さい幅C(第4図)でしかも止具21の
係止部24が挿通可能なる係止部挿通部8とを有
している。そしてこの係止受穴6には、止具21
の係止部形成側端部21aが、軸部22を軸部挿
通部7に且つ係止部24を係止部挿通部8にそれ
ぞれ重合させた状態で挿通可能となつている。
又、該係止受穴6に止具21の係止部形成側端部
21aを挿通させた状態で、該止具21をツマミ
部23をつまんで角度180℃だけ回転させると、
係止部24が軸部挿通部7における反係止部挿通
部8側の口縁7a裏面に係止されるようになつて
いる。尚、そのとき、止具21の軸部22の直径
Aが係止受穴6の係止部挿通部8より大きいの
で、該軸部22が軸部挿通部7内から係止部挿通
部8側に移動することがなく、従つてツマミ部2
3を角度180℃だけ回動させない限り(係止部2
4が係止部挿通部8に完全重合しない限り)係止
部24が軸部挿通部7の口縁7aから外れること
がないようになつている。尚、第1図ないし第4
図において、符号15は、吹出グリル11を空気
吹出用開口5に取付ける際の吹出グリル11縁部
に設けた係合突起、16は該係合突起15を係止
するための係止受穴である。
この吹出グリル取付構造によれば、本体ケーシ
ング1側の空気吹出用開口5に、空気吹出口13
を上面側あるいは前面側に向けた状態で吹出グリ
ル11を嵌合させ、次に止具21の係止部形成側
端部21aを該吹出グリル11側の各挿通穴1
7,17及び該各挿通穴17,17に重合してい
る取付台9側の係止受穴6に係止部24が係止部
挿通部8に合致する姿勢でそのまま挿通させ、続
いてツマミ部23を指でつまんで角度180℃程度
だけ回動させれば、止具21の係止部24が軸部
挿通部7における反係止部挿通部側の口縁7a裏
面に係合して、該吹出グリル11を固定させると
ができる。又、吹出グリル11の空気吹出口13
の向きを変更させるときには、各止具21,21
を上記とは逆順序で操作して抜き取り、吹出グリ
ル11の姿勢を変更(空気吹出口13の向きの変
更)させた後、上記同様に各止具21,21を使
用して吹出グリル11を固定すればよい。
尚、本考案の他の実施例として次のように変更
することも可能である。
(イ) 吹出グリル11に設けられる挿通穴17を、
2つとも盲板12側の面11aに形成したり、
あるいは盲板12側の面11aの左端部(又は
右端部)に1つの挿通穴と空気吹出口形成側面
11bの右端(または左端部)に1つの挿通穴
を形成する。
(ロ) 吹出グリル11における盲板側の面11aと
空気吹出形成側面11bの各左右両端部にそれ
ぞれ挿通穴17(合計4つ)を形成する一方、
空気吹出用開口5の口縁部取付台9に合計2つ
の係止受穴6を形成する。この場合は空気吹出
口13の向きを変更させても止具21,21の
使用位置は変化しない。
(ハ) 吹出グリル11に上記(ロ)の如く合計4つの挿
通穴17を形成し、他方空気吹出用開口5の口
縁部取付台9にも合計4つの係止受穴6を形成
するとともに、合計4つの止具21を使用して
吹出グリル11を固定するようにする。このよ
うにすると吹出グリル11をより強固に固定す
ることが可能となる。
(考案の効果) 叙上の如く、本考案によれば、吹出グリル11
側の挿通穴17と空気吹出用開口5の口縁部5a
側の係止受穴6とを重合させた状態で止具21の
係止部形成側端部21aを上記両穴(挿通穴と係
止受穴)に挿通させ、続いて止具21のツマミ部
23を指でつまんで回動させれば、係止部24が
係止部挿通部8とは重合しない位置で軸部挿通部
7の口縁7a裏側に係合するようになり、吹出グ
リル11を空気吹出用開口5の口縁部5aに固定
することができ、又空気吹出口13の向きを変更
させるときには、上記とは逆順序で止具21を抜
き取り、吹出グリル11を付け変えた後に上記同
様にして止具21で該吹出グリル11を固定すれ
ばよい。このように本考案の吹出グリル取付構造
によれば、吹出グリル11の着脱操作に際して特
別な工具(ドライバーなど)を必要とせず、しか
も止具21のツマミ部23を指でつまんで回動さ
せるという簡単な操作で吹出グリル11を固定あ
るいは固定解除することができるという効果があ
る。
又、係止受穴6の軸部挿通部7に連続している
係止部挿通部8の幅Cを止具21の軸部22の直
径Aより小さくしているので、吹出グリル11の
取付け状態において止具21の軸部22が不用意
に係止部挿通部8側に移動することがなく、従つ
て係止部24が軸部挿通部7の口縁7aから外れ
ることがなくなり、止具21が不用意に抜け出し
て吹出グリル11が外れるという問題を未然に解
消できるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例にかかる吹出グリル取
付構造を採用した空気調和機の一部拡大斜視図
(第1図の一部拡大斜視図)、第2図は本考案の実
施例にかかる空気調和機の吹出グリルを分離した
状態の全体斜視図、第3図は第1図の−断面
相当図、第4図は第3図の−拡大断面図、第
5図は従来の空気調和機の吹出グリルを分離した
状態の斜視図である。 1……本体ケーシング、2……前面、3……上
面、5……空気吹出用開口、5a……口縁部、6
……係止受穴、7……軸部挿通部、7a……口
縁、8……係止部挿通部、11……吹出グリル、
12……盲板、13……空気吹出口、17……挿
通穴、21……止具、21a……係止部形成側端
部、22……軸部、23……ツマミ部、24……
係止部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体ケージング1の前面2と上面3にまたがつ
    て形成された空気吹出用開口5に、〓形形状断面
    を有し且つ一面11aを盲板12とする一方で他
    の一面11bに空気吹出口13を形成してなる吹
    出グリル11を、前記空気吹出口13の向きを前
    面側と上面側の2方向に変更可能なる如く付け変
    え自在に取り付け得るようにした空気調和機にお
    いて、軸部22の一端側に大径のツマミ部23を
    形成し且つ該軸部22の他端側に該軸部22の直
    径Aより小さい幅Bで該軸部22の半径方向外方
    に向けて適宜長だけ突出する係止部24を形成し
    た止具21が使用されるとともに、前記吹出グリ
    ル11の周辺部適所に前記止具21の係止部形成
    側端部21aが挿通可能なる挿通穴17が形成さ
    れている一方で、前記空気吹出用開口5の口縁部
    5aにおける前記吹出グリル11に形成した挿通
    穴17に対応する位置に前記止具21の軸部22
    が挿通可能なる軸部挿通部7と該軸部挿通部7の
    一側部に連続し且つ前記軸部22の直径Aより小
    さい幅Cでしかも前記係止部24が挿通可能なる
    係止部挿通部8とを有しさらに前記軸部22が前
    記軸部挿通部7に挿通された状態で前記係止部2
    4が前記係止部挿通部8に対して非重合位置にあ
    るときには前記係止部24が前記軸部挿通部7の
    口縁7aに係部される如くしてなる係止受穴6が
    形成されており、前記空気吹出用開口5に対して
    前記吹出グリル11が、前記止具21の係止部形
    成側端部21aを前記挿通穴17及び前記係止受
    穴6に挿通し且つ前記係止部24を前記係止受穴
    6の係止部挿通部8に対して非重合位置に位置せ
    しめる如くして取付けられていることを特徴とす
    る空気調和機の吹出グリル取付構造。
JP1987066507U 1987-04-30 1987-04-30 Expired JPH0434351Y2 (ja)

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