JP3789541B2 - 空気調和機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファンが臨む開口をパネルに設け、この開口にはファンガードを設けた空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
空気調和機では、室外ユニットと室内ユニットを冷媒配管で接続している。この種の室外ユニットは、ファンが臨む開口をパネルに設け、この開口にはファンガードを設けている。ファンガードは組み立ての際にパネルに対して複数本のねじなどを用いて固定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のものでは、ファンガードをパネルに対して固定する工数が多くなり、部品点数も多くなるので、コスト高になるという問題がある。また、ファンガードの固定工程において、ねじの装着を忘れるなどの可能性もある。
【0004】
本発明は上記課題を解消し、ファンガードをワンタッチでパネルに対して固定することができ、部品点数を削減できる空気調和機を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、ファンが臨む開口をパネルに設け、この開口にはファンガードを設けた空気調和機において、前記ファンガードの周囲に複数の爪を設け、この爪が嵌まり合うとともに、前記ファンガードの回転方向に沿って除々に幅狭となる円弧状の係止孔を、前記パネルの開口の周囲に設け、一部の爪の幅を他部の爪の幅よりも大きく形成し、前記ファンガードは前記爪を前記係止孔に嵌め込んだ後、ファンガードをこの開口の周方向に回転させることにより、一部の爪により弾性力を働かせて、爪と係止孔とを係合させて固定するものである。
【0008】
請求項1に記載の発明では、ファンガードをパネルに対して回転するだけで、除々に幅狭となる円弧係止孔にファンガードの爪を係合して固定できる。これにより、ファンガードは緩まず、パネルから外れることはない。
【0009】
請求項2に記載の発明は、ファンが臨む開口をパネルに設け、この開口にはファンガードを設けた空気調和機において、前記ファンガードの周囲に複数の爪を設け、この爪が嵌まり合うとともに、前記ファンガードの回転方向に沿って除々に幅狭となる円弧状の係止孔を、前記パネルの開口の周囲に、この開口の周方向にほぼ等間隔に複数設け、一部の爪の幅を他部の爪の幅よりも大きく形成し、前記ファンガードは前記爪を前記係止孔に嵌め込んだ後、ファンガードをこの開口の周方向に回転させることにより、一部の爪により弾性力を働かせて、爪と係止孔とを係合させて固定するものである。
請求項2に記載の発明では、周方向に均等に固定されるので、ファンガードはパネルに対してしっかりと固定される。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のものにおいて、前記ファンガードは、前記爪と前記係止孔とを係合させた後、ビスで固定されることを特徴とするものである。これによれば、さらに必要に応じてビスでファンガードをパネルに固定するので、ファンガードはより確実にパネルに固定される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0012】
図1において、分離型の空気調和機の室外ユニット1はパネル2を有し、このパネル2は前側から見て長方形である。このパネル2にはファンガード3が着脱可能に固定される。図2は室外ユニット1の分解斜視図であり、図2において室外ユニット1はパネル2、コ字型の後部パネル4、底板5を有し、パネル2と後部パネル4及び底板5で形成される空間には、ファン6、ファンモータ7、圧縮機8、室外熱交換器9等が内蔵されている。ファン6はファンモータ7の作動により、室外熱交換器9の熱交換用に通風する。
【0013】
図3は、図1のファンガード3をパネル2の前面部2aから取り外した状態を示しており、ファン6に対応する位置には円形の開口10が設けられている。パネル2は前面部2aと上面部2bを有し、このパネル2においては、開口10の周囲部にほぼ一定の間隔をおいて複数の係止孔11、12が形成されている。符号11、12に区別したのは、後述するように、二種類の係止孔11、12の孔幅が若干異なるためである。これらの係止孔11、12はほぼ同じ形状の係止孔であって、各係止孔11、12は開口10の円周方向にそって形成されている。
【0014】
各係止孔11、12は図3及び図4に示すように、幅広部11a、12aと嵌め込み部11b、12bを有し、幅広部11a、12aの幅Wは嵌め込み部11b、12aの最も狭い幅Tの約2倍程度の大きさである。嵌め込み部11b、12aはファンガード3の回転方向Rに沿って除々に幅が狭くなる円弧状の係止孔である。
【0015】
ファンガード3の内側には、図2に示すように、複数の爪20が設けられている。これらの爪20は、図4乃至図6に示すように、基部22とこの基部22と一体になった係合部23を有し、この係合部23は断面でみてほぼ3角形状になっている。各係合部23は上記各係止孔11に対応した位置に形成されている。係合部23の幅Dは幅広部11aの幅Wよりもやや小さく、係合部23の高さHは幅広部11aの高さhよりもやや小さい。基部22の幅Sは嵌め込み部11bの最も広い幅Tとほぼ同じ幅である。これら係止孔11のうち係止孔12に嵌まり合う爪20(3ヶ所)の基部22の幅のみ他の基部22の幅Sよりも多少大きめに形成される(理由は後述する)。なお、このファンガード3は金属あるいはプラスチックなどで作られ、パネル2は金属製である。
【0016】
次に、パネル2に上記ファンガード3を取り付ける手順と取り外す手順とを、各図を参照して説明する。
【0017】
図2及び図3に示すように、パネル2の前面部2aの開口10に対して、次の要領でファンガード3を固定する。作業者がファンガード3を持って、図4に示すように、ファンガード3の各爪20の係合部23を、対応する係止孔11、12の幅広部11a、12aに対してX方向に差し込み、さらにファンガード3を開口10の周方向、つまりR方向(反時計方向)に所定角度回転させる。
【0018】
これによれば、ファンガード3の係合部23は、嵌め込み部11b、12bにワンタッチでしっかりと固定される。ここで係止孔12に嵌まり合う爪20の基部22の幅Sは他の爪20の基部22の幅22よりも多少大きめに形成される。この大きめに形成された幅Sが、ファンガード3を開口10の周方向へ所定角度回転させるときの弾性力となり、これによりファンガード3は確実に固定される。しかも、この大きめの幅Sが形成された爪20は周方向に対して均等(90゜おき)に設けられるので、ファンガード3の回転作業時には均等に弾性力が働き固定時の作業のむらが発生しにくくなるなどの効果が得られる。。
このようにしてファンガード3がパネル2の前面部2aの開口10に対応して設定された後、必要に応じて、図1の1本のねじ40のみを用いてファンガード3をパネル2の前面部2aに固定する。このようにすると、たとえ室外ユニット1が振動してもファンガード3がパネル2から外れることはない。なお、ファンガード3には、その周方向にそってほぼ均等に爪20が配置されており、これらの爪20がパネル2の係止孔11に嵌合されるので、ファンガード3はその周方向にそってほぼ均等に固定される。
【0019】
逆に、室外ユニット1を点検したり掃除をするために、ファンガード3をパネル2の前面部2aから取り外す場合には、1本のねじ40を取り外し、ファンガード3をR1方向(時計方向)に回転すれば、図4の爪20の係合部23が係止孔11の嵌め込み部11bから幅広部11aに移動する。これにより、ファンガード3はパネル2の前面部2aから簡単に取り外される。
【0020】
この実施の形態によれば、このファンガード3は、外周に配置されるリング部分301とこのリング部分300につながる網状部分303とからなる。通常のファンガード3では、リング部分301がかなり幅広に形成されており、この幅広に形成された部分を通じてねじ止めするのが一般的である。この実施の形態によれば、ファンガード3の固定用のねじ40は一本で済むので、ねじを複数本必要としていた従来のものに比べて、上記のリング部分300はかなり幅狭にすることができるので、その分だけ材料を削減することができ、これによりコストダウンを図ることができるなどの効果を奏する。
【0021】
本発明は上記実施の形態に限定されず、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変形をすることができる。例えば、上記の実施の形態では、ファンガード3は円形状であり、各爪20はこのファンガード3に沿って円周方向に配置されているが、ファンガードが例えば4角形あるいはそれ以上の多角形状であっても各爪20は同様にして円形状に配置して、ファンガードを回転することで前面部に固定するようにしてもよいことは明白である。
【0023】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明では、ファンガードをパネルに対して回転するだけで、除々に幅狭となる円弧係止孔にファンガードの爪を係合して固定できる。これにより、ファンガードは緩んでパネルから外れない。
【0024】
請求項2に記載の発明では、周方向に均等に固定されるので、ファンガードはパネルに対してしっかりと固定される。
【0025】
請求項3に記載の発明では、さらに必要に応じてビスでファンガードをパネルに固定することで、ファンガードはより確実にパネルに固定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気調和機を示す正面図である。
【図2】本発明の空気調和機の室外ユニットの内部構造の一例を示す斜視図である。
【図3】空気調和機の室外ユニットの前面側のパネルからファンガードを取り除いた状態を示す正面図である。
【図4】ファンガードの爪とパネルの係止孔の一例を示す斜視図である。
【図5】パネルの係止孔に爪がはめ込まれた状態を示す側面図である。
【図6】ファンガードの一部とその爪を示す断面図である。
【符号の説明】
1 室外ユニット
2 パネル
3 ファンガード
6 ファン
10 開口
11、12 パネルの係止孔
20 ファンガードの爪
Claims (3)
- ファンが臨む開口をパネルに設け、この開口にはファンガードを設けた空気調和機において、前記ファンガードの周囲に複数の爪を設け、この爪が嵌まり合うとともに、前記ファンガードの回転方向に沿って除々に幅狭となる円弧状の係止孔を、前記パネルの開口の周囲に設け、一部の爪の幅を他部の爪の幅よりも大きく形成し、前記ファンガードは前記爪を前記係止孔に嵌め込んだ後、ファンガードをこの開口の周方向に回転させることにより、一部の爪により弾性力を働かせて、爪と係止孔とを係合させて固定することを特徴とする空気調和機。
- ファンが臨む開口をパネルに設け、この開口にはファンガードを設けた空気調和機において、前記ファンガードの周囲に複数の爪を設け、この爪が嵌まり合うとともに、前記ファンガードの回転方向に沿って除々に幅狭となる円弧状の係止孔を、前記パネルの開口の周囲に、この開口の周方向にほぼ等間隔に複数設け、一部の爪の幅を他部の爪の幅よりも大きく形成し、前記ファンガードは前記爪を前記係止孔に嵌め込んだ後、ファンガードをこの開口の周方向に回転させることにより、一部の爪により弾性力を働かせて、爪と係止孔とを係合させて固定することを特徴とする空気調和機。
- 前記ファンガードは、前記爪と前記係止孔とを係合させた後、ビスで固定されることを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和機。
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