JP2000074018A - スピーカグリルの固定構造 - Google Patents

スピーカグリルの固定構造

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JP2000074018A
JP2000074018A JP10246078A JP24607898A JP2000074018A JP 2000074018 A JP2000074018 A JP 2000074018A JP 10246078 A JP10246078 A JP 10246078A JP 24607898 A JP24607898 A JP 24607898A JP 2000074018 A JP2000074018 A JP 2000074018A
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JP
Japan
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speaker grill
package tray
tray trim
boss
speaker
Prior art date
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Pending
Application number
JP10246078A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Kimura
和夫 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kanto Jidosha Kogyo KK, Kanto Auto Works Ltd filed Critical Kanto Jidosha Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リサイクル分解時の作業性を向上させるスピ
ーカグリルの固定構造を提供する。 【解決手段】 パッケージトレイトリム1にスピーカグ
リル2を固定する。スピーカグリル2の周辺部にボス1
1を介して回転爪10を支持し、パッケージトレイトリ
ム1に開設した取付開口3の周縁部に回転爪10を係合
させる。回転爪10は概略L字状の屈曲片12,13に
より構成し、そのほぼ中央部にてボス11によって回転
自在に支持する。回転爪10の一方の屈曲片12は、パ
ッケージトレイトリム1の裏面に弾接可能な小突片16
を有し、回転爪10の回転でこの小突片16がパッケー
ジトレイトリム1の裏面に噛み込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用車等の車両に
おけるパッケージトレイトリムに取り付けられるリヤス
ピーカグリルの固定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のこの種リヤスピーカグリ
ルの固定構造の例を示している。図において、1はリヤ
パッケージトレイトリム、2はスピーカグリルである。
スピーカグリル2は、パッケージトレイトリム1に開設
された取付開口3に被着するように固定される。なお、
パッケージトレイトリム1は図6に示されるように、ボ
ディ(アッパバック4)上の所定位置に取り付けられる
とともに、スピーカグリル2の下方にはスピーカ5が設
置されるようになっている。
【0003】上記構成においてスピーカグリル2を固定
する場合、たとえば図5に示した例では、スピーカグリ
ル2の下面側の周辺部に複数のボス6を突出形成すると
ともに、パッケージトレイトリム1におけるボス6に対
応する部位に挿通孔7を形成する。そして、挿通孔7を
貫通したボス6の先端に図6のように菊ワッシャ8を装
着し、これによりスピーカグリル2を下側から固定する
ようにしている。
【0004】あるいは、図7に示すようにスピーカグリ
ル2の下面側の周辺部に複数の樹脂製の爪9を突出形成
し、各爪9を取付開口3の内周部に係合させることによ
り、図示のようにスピーカグリル2を固定するようにな
っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、リサイクル
などのために構成部品を分解する際、たとえば図5に示
したものでは、ボス6の先端に装着されている各菊ワッ
シャ8をニッパ等の工具によって1つ1つ取り外さなけ
ればならず、この取外し作業にはかなりの手間と時間を
要することになる。なお、スピーカグリル2の組付けの
際にも、菊ワッシャ8を1つ1つ装着するためにかなり
の工数を要する。
【0006】また、パッケージトレイトリム1の基材が
特に木製の場合にあっては、挿通孔7の内側の肉幅wは
強度確保のために、少なくともw=11mm程度に設定
することが必要である。また、菊ワッシャ8の半径は通
常、r=7mmのものが主流となっており、その分の寸
法を確保する必要がある。このように構成部品の寸法設
定における制約があった。
【0007】さらに、図7に示したものでは、スピーカ
グリル2の着脱のために、爪9を頻繁に取付開口3に係
合させるのは強度上好ましくなく、このような作業上の
制約もあった。
【0008】本発明は以上の点に鑑み、特にリサイクル
などの際、分解時の作業性を向上させるスピーカグリル
の固定構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、パッケージトレイトリムにスピーカグリルを固定す
るための構造であって、スピーカグリルの周辺部にボス
を介して回転爪が支持され、パッケージトレイトリムに
開設された取付開口の周縁部に前記回転爪を係合させる
ようにしたものである。請求項2に記載の発明では、上
記構成に加え、前記回転爪を概略L字状の屈曲片により
構成し、そのほぼ中央部にて前記ボスによって回転自在
に支持するようにしたものである。請求項3に記載の発
明では、上記構成に加え、前記回転爪の一方の屈曲片
が、パッケージトレイトリムの裏面に弾接可能な小突片
を有し、前記回転爪の回転でこの小突片がパッケージト
レイトリムの裏面に噛み込むように構成している。ま
た、請求項4に記載の発明では、上記構成に加え、前記
ボスを前記スピーカグリルの裏面側周辺部に立設し、前
記回転爪の支軸を着脱可能に支持するように構成したも
のである。
【0010】本発明によれば、スピーカグリルの周辺部
にボスを介して支持された回転爪を有し、パッケージト
レイトリムの取付開口の周縁部に回転爪を係合させるこ
とによりスピーカグリルが固定される。この場合、スピ
ーカグリルをパッケージトレイトリムの取付開口に挿入
することで、回転爪が回転してパッケージトレイトリム
の裏面に噛み込み、これによりスピーカグリルを簡単に
かつ確実に固定することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図4に基づき従来例
と実質的に同一または対応する部材には同一符号を用い
て、本発明によるスピーカグリルの固定構造の好適な実
施の形態を説明する。
【0012】図1は、本発明によるリヤスピーカグリル
固定構造の実施形態を示している。この実施形態におい
て、スピーカグリル2は、パッケージトレイトリム1に
開設された取付開口3に被着するように固定される。ま
た、パッケージトレイトリム1は図2に示されるよう
に、アッパバック4上の所定位置に取り付けられるとと
もに、スピーカグリル2の下方にはスピーカ5が設置さ
れるものとする。これらの構成は実質的に、従来例と同
様である。
【0013】本発明において、スピーカグリル2の周辺
部にボス11を介して回転爪10が支持される。この回
転爪10は後述するように、パッケージトレイトリム1
の取付開口3の周縁部に係合するようになっている。こ
の例では、図1に示すようにスピーカグリル2の角部に
4つの回転爪10が配置されている。各回転爪10は図
2のように、パッケージトレイトリム1の下側から取付
開口3の周縁部に係合する。
【0014】ここで、図3は、本発明構造の要部構成を
示している。回転爪10は概略L字状の屈曲片12,1
3により構成され、そのほぼ中央部にてボス11によっ
て回転自在に支持される。L字状の中央部には両側に支
軸14が突出形成されているとともに、一対のボス11
のそれぞれには支軸14が挿入する軸受孔15が形成さ
れている。
【0015】ボス11は、スピーカグリルの裏面側周辺
部(各角部)に立設されており、回転爪10の支軸14
を着脱可能に支持している。つまり、ボス11はスピー
カグリル2と一体成形されており、図示の状態から互い
に拡がる方向に適度に撓み変形可能である。
【0016】また、回転爪10の一方の屈曲片12は、
スピーカグリル2の裏面に弾接可能な小突片16を有し
ている。この小突片16は、屈曲片12に対して片持ち
式に支持されており、その先端部付近が屈曲片12の表
面から一定量だけ突出していて、後述するように、回転
爪10の回転によってこの小突片16がパッケージトレ
イトリム1の裏面に噛み込むようになっている。また、
各ボス11の内側には図3に示したように、他方の屈曲
片13と係合して、これを固定するためのストッパ17
が形成されている。
【0017】上記構成において、回転爪10をボス11
に組み込む場合、ボス11を互いに拡がらせることで軸
受孔15に支軸14を容易に挿入することができる。こ
の挿入状態で回転爪10は支軸14を介して、ボス11
に回転自在に支持される。
【0018】つぎに、スピーカグリル2をパッケージト
レイトリム1に取り付ける場合、スピーカグリル2をパ
ッケージトレイトリム1の取付開口3に位置合わせしな
がら挿入する(図1参照)。この場合、図3において
(なお、上下関係は逆に図示されている)、スピーカグ
リル2を挿入すると、まず取付開口3の周縁部が他方の
屈曲片13と当接する(矢印C,C′)。これにより回
転爪10は矢印Dのように回転する。この回転爪10の
回転で、一方の屈曲片12に設けた小突片16がパッケ
ージトレイトリム1の裏面に噛み込む(図2参照)。ま
た、このとき他方の屈曲片13がストッパ17と係合す
ることで、この噛込みが保持される。
【0019】このように、スピーカグリル2をパッケー
ジトレイトリム1の取付開口3に挿入するだけの作業
で、回転爪10が回転してパッケージトレイトリム1の
裏面に噛み込み、スピーカグリル2を簡単にかつ確実に
固定することができる。
【0020】上記のようにパッケージトレイトリム1に
取付固定されたスピーカグリル2をリサイクル分解時等
にパッケージトレイトリム1から取り外す場合、ボス1
1を互いに拡がらせることで支軸14を軸受孔15から
容易に抜くことができる。このようにスピーカグリル2
の取付けおよび取外しを極めて簡単かつ確実に行うこと
ができ、これらの作業に手間がかからず効率的な作業が
実現される。
【0021】したがって、上記構成によればリサイクル
分解時の作業性の向上を図り得るばかりか、組付作業性
を向上することができる。また、従来パッケージトレイ
トリム1の基材の肉幅w(図6参照)を不要にすること
ができ、これによりスピーカグリル2の外形を縮小化す
ることができる。あるいは同一寸法のスピーカグリル2
であれば、本発明にあってはより大型のスピーカを搭載
することができ、商品性の向上を図ることができる。
【0022】なお、上記実施形態においてスピーカグリ
ル2の角部に4つの回転爪10を備える例を説明した
が、これ以上または以下の数量の回転爪10を設けるこ
ともできる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、こ
の種のスピーカグリルの固定構造においてスピーカグリ
ルをパッケージトレイトリムの取付開口に挿入するだけ
の簡単な作業で、簡単にかつ確実に固定することがで
き、特にリサイクル分解などの作業性を大幅に向上する
ことができる等の利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるリヤスピーカグリル固定構造の一
実施形態を示す分解斜視図である。
【図2】図1のB−B線に沿う断面図である。
【図3】図1に示すリヤスピーカグリル固定構造の要部
構成の分解斜視図である。
【図4】本発明によるリヤスピーカグリル固定構造にお
ける回転爪の斜視図である。
【図5】従来のリヤスピーカグリル固定構造の例を示す
分解斜視図である。
【図6】図5のA−A線に沿う断面図である。
【図7】従来の他のリヤスピーカグリル固定構造の例を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 リヤパッケージトレイトリム 2 スピーカグリル 3 取付開口 4 アッパバック 5 スピーカ 10 回転爪 11 ボス 12,13 屈曲片 14 支軸 15 軸受孔 16 小突片 17 ストッパ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パッケージトレイトリムにスピーカグリ
    ルを固定するための構造であって、 スピーカグリルの周辺部にボスを介して回転爪が支持さ
    れ、パッケージトレイトリムに開設された取付開口の周
    縁部に上記回転爪を係合させるようにしたことを特徴と
    するスピーカグリルの固定構造。
  2. 【請求項2】 前記回転爪は概略L字状の屈曲片により
    構成され、そのほぼ中央部にて前記ボスによって回転自
    在に支持されていることを特徴とする、請求項1に記載
    のスピーカグリルの固定構造。
  3. 【請求項3】 前記回転爪の一方の屈曲片は、パッケー
    ジトレイトリムの裏面に弾接可能な小突片を有し、上記
    回転爪の回転でこの小突片がスピーカグリルの裏面に噛
    み込むようにしたことを特徴とする、請求項2に記載の
    スピーカグリルの固定構造。
  4. 【請求項4】 前記ボスは、前記スピーカグリルの裏面
    側周辺部に立設されており、前記回転爪の支軸を着脱可
    能に支持することを特徴とする、請求項2又は3に記載
    のスピーカグリルの固定構造。
JP10246078A 1998-08-31 1998-08-31 スピーカグリルの固定構造 Pending JP2000074018A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008054248A (ja) * 2006-08-28 2008-03-06 Matsushita Electric Works Ltd スライド式着脱カバーを備えた機器
JP2010245679A (ja) * 2009-04-02 2010-10-28 Casio Computer Co Ltd スピーカネットの取付構造
JP2019126029A (ja) * 2018-01-12 2019-07-25 ハーマン インターナショナル インダストリーズ インコーポレイテッド 音声指向型拡声器グリル

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