JP2605319Y2 - ドアハンドル装置 - Google Patents

ドアハンドル装置

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JP2605319Y2
JP2605319Y2 JP1993015873U JP1587393U JP2605319Y2 JP 2605319 Y2 JP2605319 Y2 JP 2605319Y2 JP 1993015873 U JP1993015873 U JP 1993015873U JP 1587393 U JP1587393 U JP 1587393U JP 2605319 Y2 JP2605319 Y2 JP 2605319Y2
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賢治 水島
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はドアハンドル装置、特
に簡素な構造によりヒンジピンの脱落を防止できるドア
ハンドル装置に関連する。
【0002】
【従来の技術】ヒンジ構造を有する自動車用アウトドア
ハンドル装置は、例えば実開平2−49452号公報に
示されるように、ハンドル本体を手動で上方に引き上げ
てドアを開扉するプルアップ形と、例えば実開平2−1
01968号公報に示されるように、エスカッションと
共にハンドル本体を把持してドアを開扉するグリップ形
とに大別される。グリップ形ドアハンドル装置は図5及
び図6に示すように支持体としてのドアパネル1に固定
されるブラケットとしてのハンドルエスカッション2
と、ドアパネル1とハンドルエスカッション2との間に
配置されるエンドカバー3と、ハンドルエスカッション
2に回転可能に支持される回動体としてのハンドル本体
4とを備えている。ハンドルエスカッション2にはそれ
ぞれ一対のアーム部5が形成され、各アーム部5には第
1の貫通孔6が形成される。また、ハンドル本体4にも
一対のアーム部7が形成され、各アーム部7には第2の
貫通孔8が形成される。第1の貫通孔6及び第2の貫通
孔8にはヒンジピン9が挿入され、ハンドル本体4はヒ
ンジピン9によりハンドルエスカッション2に対して回
転可能に支持される。ヒンジピン9はフランジ部11が
形成された一端と、係止爪12が形成された他端とを有
する軸部10を備えている。係止爪12の内側には中心
凹部13が形成され、また、係止爪12の周方向には一
定角度間隔でスリット14が形成されている。ヒンジピ
ン9は係止爪12をハンドルエスカッション2の第1の
貫通孔6及びハンドル本体4の第2の貫通孔8に挿入す
るときにスリット14の幅が減少するように係止爪12
が縮径した後、初期の形状に復帰する弾性を有する。
【0003】自動車用アウトドアハンドル装置の組立の
際に、第1の貫通孔6及び第2の貫通孔8にヒンジピン
9の軸部10を挿入すると、係止爪12は縮径され、図
5のように第1の貫通孔6及び第2の貫通孔8にヒンジ
ピン9を完全に挿入すると、係止爪12は自身の弾性に
より初期の形状に復帰する。このため、ヒンジピン9は
フランジ部11と係止爪12がアーム部5、7に係止す
ることによりハンドルエスカッション2に保持される。
このようなヒンジピン9を使用することにより、ハンド
ルエスカッション2へのハンドル本体4の組立は容易と
なる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ヒンジピン9を使用し
て組み立てられた自動車用アウトドアハンドル装置を図
6に示す。図示のように、ヒンジピン9は係止爪12に
よりハンドルエスカッション2に取り付けられている。
しかしながら、高温時、多湿時又は過度の衝撃がヒンジ
ピン9に与えられた場合に、係止爪12が内側に撓ん
で、ヒンジピン9が第1の貫通孔6及び第2の貫通孔8
から外れる事故が発生することがある。このような場
合、ハンドル本体4はハンドルエスカッション2から脱
落する。
【0005】この考案は高温時、多湿時、過度の衝撃時
を含む過酷な環境においても簡素な構造によりヒンジピ
ンの脱落を防止できるドアハンドル装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案によるドアハン
ドル装置は、第1の貫通孔(6)を有するハンドルエスカ
ッション(2)と、第2の貫通孔(8)を有するハンドル本体
(4)と、第1の貫通孔(6)及び第2の貫通孔(8)に挿入さ
れかつハンドル本体(4)をハンドルエスカッション(2)に
対して回転可能に支持するヒンジピン(9)と、ハンドル
エスカッション(2)を固定する支持体(1)とハンドルエス
カッション(2)との間に配置されるエンドカバー(3)とを
備えている。ヒンジピン(9)は、ハンドルエスカッショ
ン(2)の第1の貫通孔(6)及びハンドル本体(4)の第2の
貫通孔(8)内に挿通される軸部(10)と、軸部(10)の一端
に形成されたフランジ部(11)と、軸部(10)の他端に形成
された係止爪(12)と、係止爪(12)の内側に設けられた中
心凹部(13)と、係止爪(12)の周方向に一定角度間隔で設
けられたスリット(14)とを備えている。ヒンジピン(9)
のフランジ部(11)及び係止爪(12)は、ハンドルエスカッ
ション(2)の第1の貫通孔(6)及びハンドル本体(4)の第
2の貫通孔(8)からのヒンジピン(9)の脱落を阻止する。
ヒンジピン(9)は、他端をハンドルエスカッション(2)の
第1の貫通孔(6)及びハンドル本体(4)の第2の貫通孔
(8)に挿入するときにスリット(14)の幅が減少するよう
に係止爪(12)が縮径した後、初期の形状に復帰する弾性
を有する。エンドカバー(3)は、ヒンジピン(9)の中心凹
部(13)内に配置されかつヒンジピン(9)の係止爪(12)の
縮径を阻止する突起(17)を備えている。第1の貫通孔
(6)及び第2の貫通孔(8)にヒンジピン(9)の軸部(10)を
挿入し係止爪(12)を第1の貫通孔(6)及び第2の貫通孔
(8)の外側に移動した後に、ヒンジピン(9)の中心凹部(1
3)にエンドカバー(3)の突起(17)を挿入する。
【0007】この考案の実施例では、支持体(1)は自動
車のドアパネル(1)である。
【0008】
【作用】ハンドルエスカッション(2)の第1の貫通孔(6)
及びハンドル本体(4)の第2の貫通孔(8)にヒンジピン
(9)の軸部(10)を挿入し係止爪(12)を第1の貫通孔(6)及
び第2の貫通孔(8)の外側に移動した後に、ヒンジピン
(9)の中心凹部(13)にエンドカバー(3)の突起(17)を挿入
するため、ヒンジピン(9)の係止爪(12)はエンドカバー
(3)の突起(17)により縮径されず、ヒンジピン(9)はいか
なる環境の下でもハンドルエスカッション(2)から脱落
せずに第1の貫通孔(6)及び第2の貫通孔(8)内に確実に
保持される。従って、ヒンジピン(9)の軸方向に引抜力
が作用してもヒンジピン(9)が脱落するおそれがない。
一方、分解修理時にはエンドカバー(3)を先にハンドル
エスカッション(2)から外すことにより、ヒンジピン(9)
を容易に分解することができる。また、支持体(1)とハ
ンドルエスカッション(2)との間に配置されるエンドカ
バー(3)に突起(17)を形成するので、部品数を増加する
必要がない。
【0009】
【実施例】以下、自動車用アウトドアハンドル装置に適
用したこの考案によるドアハンドル装置の実施例を図1
〜図4について説明する。これらの図面では図5及び図
6に示す箇所と同一の部分には同一の符号を付し、説明
を省略する。
【0010】図1及び図2に示すように、ポリプロピレ
ン、ブタジエンスチレンゴム、ブタジエンアクリロニト
リルゴム、ポリクロロプレン等の合成樹脂により形成さ
れるエンドカバー3はハンドルエスカッション2の外周
部に適合する形状を有する環状部15と、環状部15か
ら直角に突出するアーム部16と、アーム部16から環
状部15とほぼ並行に突出する突起17とを備えてい
る。ハンドルエスカッション2及びハンドル本体4はポ
リアセタール、ポリカーボネート、ナイロン等の合成樹
脂又は亜鉛ダイキャストにより形成される。アーム部1
6には補強リブ18が形成される。突起17は円錐状の
先端を有する。突起17は図示のように、ヒンジピン9
の中心凹部13内に配置されかつヒンジピン9の係止爪
12の縮径を阻止する。図3に示す例では、係止爪12
は3個である。
【0011】ハンドルエスカッション2の第1の貫通孔
6及びハンドル本体4の第2の貫通孔8にヒンジピン9
の軸部10を挿入した後、ヒンジピン9の中心凹部13
内にエンドカバー3の突起17を挿入する。ヒンジピン
9の係止爪12はエンドカバー3の突起17により縮径
されないから、ヒンジピン9はいかなる環境の下におい
てもハンドルエスカッション2から脱落せずに第1の貫
通孔6及び第2の貫通孔8内に確実に保持される。しか
し、組立に要する部品数は増加せず、また分解修理時に
はエンドカバー3を先にハンドルエスカッション2から
外すことにより、ヒンジピン9を容易に分解することが
できる。
【0012】この考案の実施態様は前記の実施例に限定
されず、変更が可能である。例えば、図4に示すよう
に、中心凹部13を円形断面ではなく矩形断面とした
り、係止爪を2個にしてもよい。また、ハンドルエスカ
ッション2に、アーム部16と補強リブ18及び突起1
7を設けてもよく、この場合、ハンドルエスカッション
2の材質は剛性が高いため、アーム部16の肉厚を薄く
設定する。
【0013】
【考案の効果】この考案によれば、ヒンジピンが脱落し
ないので、長期間故障なくドアハンドル装置を使用する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自動車用アウトドアハンドル装置に適用した
この考案によるドアハンドル装置の部分断面図
【図2】 この部分斜視図
【図3】 ヒンジピンの端面図
【図4】 この考案の他の実施例を示すヒンジピンの端
面図
【図5】 従来のヒンジ構造を示す部分断面図
【図6】 従来のヒンジ構造を備えた自動車用アウトド
アハンドル装置の斜視図
【符号の説明】
1・・ドアパネル(支持体)、 2・・ハンドルエスカ
ッション、 3・・エンドカバー、 4・・ハンドル本
体、 5、7・・アーム部、 6・・第1の貫通孔、
8・・第2の貫通孔、 9・・ヒンジピン、 10・・
軸部、 11・・フランジ部、 12・・係止爪、 1
3・・中心凹部、 14・・スリット、17・・突起、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 5/04 F16B 19/00 E05B 1/00 301

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の貫通孔を有するハンドルエスカッ
    ションと、第2の貫通孔を有するハンドル本体と、第1
    の貫通孔及び第2の貫通孔に挿入されかつハンドル本体
    をハンドルエスカッションに対して回転可能に支持する
    ヒンジピンと、ハンドルエスカッションを固定する支持
    体とハンドルエスカッションとの間に配置されるエンド
    カバーとを備えたドアハンドル装置において、 ヒンジピンは、ハンドルエスカッションの第1の貫通孔
    及びハンドル本体の第2の貫通孔内に挿通される軸部
    と、軸部の一端に形成されたフランジ部と、軸部の他端
    に形成された係止爪と、係止爪の内側に設けられた中心
    凹部と、係止爪の周方向に一定角度間隔で設けられたス
    リットとを備え、 ヒンジピンのフランジ部及び係止爪は、ハンドルエスカ
    ッションの第1の貫通孔及びハンドル本体の第2の貫通
    孔からのヒンジピンの脱落を阻止し、 ヒンジピンは、他端をハンドルエスカッションの第1の
    貫通孔及びハンドル本体の第2の貫通孔に挿入するとき
    にスリットの幅が減少するように係止爪が縮径した後、
    初期の形状に復帰する弾性を有し、 エンドカバーは、ヒンジピンの中心凹部内に配置されか
    つヒンジピンの係止爪の縮径を阻止する突起を備え、 第1の貫通孔及び第2の貫通孔にヒンジピンの軸部を挿
    入し係止爪を第1の貫通孔及び第2の貫通孔の外側に移
    動した後に、ヒンジピンの中心凹部にエンドカバーの突
    起を挿入することを特徴とするドアハンドル装置。
  2. 【請求項2】 支持体は自動車のドアパネルである請求
    項1に記載のドアハンドル装置。
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