JPS6347282Y2 - - Google Patents

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JPS6347282Y2
JPS6347282Y2 JP2491483U JP2491483U JPS6347282Y2 JP S6347282 Y2 JPS6347282 Y2 JP S6347282Y2 JP 2491483 U JP2491483 U JP 2491483U JP 2491483 U JP2491483 U JP 2491483U JP S6347282 Y2 JPS6347282 Y2 JP S6347282Y2
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JP
Japan
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casing
instrument
drive cable
grommet
support plate
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JP2491483U
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JPS59131612U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車等の車両に用いられる計器(例
えば速度計)に駆動ケーブルを取り付けるための
構造に関する。
この種の車両用計器駆動ケーブル(以下、駆動
ケーブルと称する)を計器に取り付けるための従
来周知の構造及び方法を第1図と第2図に示す。
駆動ケーブル7′を計器20に取り付けるための
従来構造は、弾性を有する突起部26を計器20
に引つ掛けるワンタツチタイプであつた。このた
め、車両組立時において駆動ケーブル7′と計器
20とを接続する作業は、第2図に示すごとく計
器20を片方の手で固定し、他方の手で駆動ケー
ブル7′を計器板のすき間から保持し接続すると
いつた作業者の両手によるものであり、セツトタ
イムも長く、しかも作業者の疲労度を増すもので
あつた。また、近年計器板に取り付けられる艤装
部品や装備部品は多くなつており、計器板内の余
空間が極めて狭く、従来の計器板と駆動ケーブル
との接続方法では作業者の手のはいる余地が限ら
れ、接続が困難になつてきているという欠点があ
る。
本考案は、上記欠点を解消するため、あらかじ
め計器板へ駆動ケーブルを固定しておき、その後
計器を計器板に挿入するだけで計器と駆動ケーブ
ルとを接続することができる、ワンタツチプラグ
イン式の車両用計器駆動ケーブル取付構造を提供
することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案は次の構成
を有する。すなわち、本考案の車両用計器の駆動
ケーブル取付構造は、駆動ケーブルのアウタ先端
部に固定され連結用拡大部の開口部をラツパ形状
となしたケーシングと、このケーシングに対して
軸線方向に移動可能にケーシング外周に取り付け
られたグロメツトと、このグロメツトを保持する
ことができてかつ車両の計器板にあらかじめ取り
付けることができるサポート板と、前記ケーシン
グの連結用拡大部の内周に設けられた第1係合部
と、計器側連結部の外周に設けられ前記ケーシン
グの第1係合部に係合可能な第2係合部と、前記
ケーシングが前記グロメツトに対して軸線方向に
弾性変位できるように前記ケーシングと前記グロ
メツトとの間に配置されるスプリングとを有す
る。
以下、添付図面を参照して、本考案の実施例を
説明する。第3図は、本考案に係る取付構造のう
ち、駆動ケーブルを計器板に取り付けた構造を示
す。1は駆動ケーブル固定用計器板で、その外観
形状の一部は第5図に示す。2は計器板1に駆動
ケーブルをあらかじめ固定するためのサポート板
で、その外観形状は第6図に示す。3は駆動ケー
ブルのケーシング、4はケーシング3と計器板1
とを接続するためのグロメツトで、ゴム等の弾性
を有する材料で形成されている。5は駆動ケーブ
ルのフレキシブル回転軸、6は回転軸5に固定さ
れ先端に第8図に示すごときねじれ部aを有する
樹脂成形されたインナトツプ、7は駆動ケーブル
のアウタでありケーシング3はこれの先端部に固
定されている。bはケーシング3に形成されイン
ナトツプ6の回転時芯振れを防ぐ軸受部であり、
またその内径部には図示しないがらせん状の溝が
形成され、この軸受部6は駆動ケーブル内のオイ
ル上りを防止するブツシユの役割も兼ねている。
8はアウタ7とインナトツプ6との間に挿入した
平ワツシヤ、gはケーシング3に設けた突起部で
あり、サポート板2の爪部hと半円周以上にわた
つて接触している。
ケーシング3はその外周に、グロメツト4を軸
線方向に支えるためのストツパー31を有する。
グロメツト4はケーシング3に対して軸線方向に
移動可能にケーシング外周に取り付けられ、コイ
ルスプリング32によつてストツパー31に押し
つけられている。グロメツト4の外周には環状の
溝41が形成され、この溝41内にサポート板2
のC字状のつい立て部21が嵌合する。グロメツ
ト4の軸線方向一端面には、コイルスプリング3
2の一端を受ける環状凹所が形成されている。コ
イルスプリング32は、グロメツト4とケーシン
グ3の連結用拡大部との間にケーシング3と同軸
状に配置され、ケーシング3をグロメツト4に対
して軸線方向に弾性変位させることを可能にす
る。グロメツト4はサポート板2に固定されてい
るため、ケーシング3はサポート板2に対して軸
線方向に弾性変位可能となる。
ケーシング3の連結用拡大部の内周には、計器
側のアタツチメント12と係合するための第1係
合部すなわち突起部3aが1つ設けられており、
この突起部3aの周囲にはこの突起部3aを囲ん
でコの字状の孔3bが形成されている。一方、第
4図において、計器20に取り付けられているア
タツチメント12の外周には第2係合部すなわち
環状の溝部12aが設けられている。突起部3a
と溝部12aは互いに係合可能な形状を有する
が、完全に係合して両者の取り外しを不可能にす
るような性質のものではない。突起部3aと溝部
12aとの係合は、駆動ケーブルと計器との接続
作業時に作業者が係合感触を得られるようにする
ためのものである。したがつて、第3図の突起部
3aの左側面は傾斜面を形成し、第4図の溝部1
2aの左側面も同様な傾斜面を形成し、計器20
の修理のときなど必要に応じて計器20を駆動ケ
ーブルから取り外すことが可能となつている。
本考案に係る駆動ケーブル取付構造のうち、計
器20側の構造を第4図に示す。9は軸受10に
支持された回転シヤフト、11は溝部dを有する
計器ハウジングであり、12はハウジング11の
溝部dとはめ合う突起部fを有するアタツチメン
トである。13は回転シヤフト9に固定された樹
脂ブツシユであり、その内面形状は第9図に示す
ように三角面を組合せねじつてある。
第5図は計器板1の外観形状の一部を示す。計
器板1にはサポート板2を取り付けるための取付
孔1aが設けてあり、この取付孔1aは左右に開
口部1bを有し、上下に1対の凹部1c,1dを
有し、開口部1bと凹部1c,1d以外の部分で
円弧部1eを有する。ここで開口部1bがあるた
めに、サポート板2を計器板に取り付け固定する
ことにより、左右どちらかの開口部がサポート板
2の有する開口部25とつながる。すなわち、こ
の状態でサポート板2の開口部につながつた側の
計器板1の開口部1bに駆動ケーブルを車両前方
より挿入できて、第3図の矢印で示す作業手順を
行うことにより、ケーシング3の外周にグロメツ
ト4を備えた駆動ケーブルをサポート板2へ固定
することができる。このとき、計器板1の開口部
1bの大きさは、駆動ケーブルのケーシング3の
先端開口部最大寸法より大きくてはならない。ま
た、左右2ケ所に開口部1bを設けているのは取
付時の方向性に自由度をもたせるためであり、作
業性が良好となる。一方、第6図に示すようにサ
ポート板2の外周には、半径方向に弾性変形可能
な1対の係止片22,23を有し、係止片に対し
て軸線方向に近接してストツパー部24を有す
る。そして、計器板1の取付孔1aに形成した1
対の凹部1c,1dにサポート板2の1対の係止
片22,23がその弾性力により係合し、取付孔
1aの円弧部1eのところで計器板1の側面にサ
ポート板2のストツパー部24が当接し、サポー
ト板2は計器板1に固定される。
次に、上記構成の取付構造を用いた駆動ケーブ
ル取付作業について説明する。まず、第3図にお
いて作業者は計器板1にサポート板2を挿入固定
する。そして、駆動ケーブルのアウタ7に接続さ
れかつグロメツト4を外周に備えるケーシング3
を、第3図の矢印で示す作業手順でサポート板2
に挿入する。このときの挿入状態が第3図であ
る。ここでケーシング3の突起部gはサポート板
2の爪部hで接触支持されている。また、ケーシ
ング3はグロメツト4を介してサポート板2に支
持されている。つまり、ケーシング3はサポート
板2に対して2箇所で支持されることになり、駆
動ケーブルが何らかの外力により正常な取付状態
から逸脱しようとしてもこれが防止される。
次に、作業者は計器20を計器板1に挿入する
ことにより、第7図の結合状態を達成できるが、
その過程で次に述べるように駆動ケーブルと計器
20とをワンタツチで接続できる。ケーシング3
の連結用拡大部の開口部はラツパ形状であり、一
方計器20に付加されたアタツチメント12の先
端内外周がいずれもテーパ形状であることから、
駆動ケーブル取付位置に対して計器の挿入位置が
ずれても、ケーシング3とアタツチメント12お
よびインナトツプ6とアタツチメント12が当接
するというようなことなくスムーズに挿入でき
る。ところで、従来からインナトツプ6の外形と
回転シヤフト9の穴形状は、動力を伝達するため
正方形の断面形状を有しており、インナトツプ6
と回転シヤフト9との正方形断面の回転方向位相
が1゜〜89゜ずれると正方形断面どうしのはめ合い
はスムーズには行えなくなる。本実施例では、第
8図に示すようにインナトツプ6の先端形状をね
じり形状としており、一方樹脂ブツシユ13の内
面形状を第9図のように三角面を組合せて複雑に
ねじつてある。したがつて、インナトツプ6と回
転シヤフト9との正方形断面の回転方向位相がど
の位相位置にあつても、計器20を駆動ケーブル
に挿入させたとき軸方向力の一部が回転シヤフト
を回転させるための円周方向の分力となり、イン
ナトツプ6と回転シヤフト9とはスムーズに嵌合
できる。
次に、作業者は計器20を計器板1へねじ止め
して固定するが、そのとき計器20は駆動ケーブ
ルに押しつけられる。第7図に示すように、計器
20が左方向に押しつけられると、ケーシング3
の内周にある突起部3aとアタツチメント12の
外周にある溝部12aとが係合し、作業者に適度
の係合感触を与えて駆動ケーブルと計器が完全に
嵌合されたことを知らせる。さらに、計器20に
よつてケーシング3が左方向へ押しつけられる
と、グロメツト4がサポート板2に固定されてい
るために、グロメツト4とケーシングの連結用拡
大部との間に配置されたコイルスプリング32が
圧縮され、この圧縮状態を保つたまま計器20が
計器板1に取り付けられる。したがつて、駆動ケ
ーブルと計器20との間で常に軸方向の押しつけ
力が作用することになり、駆動ケーブルと計器2
0とがはずれにくくなる。このコイルスプリング
32は、冷熱サイクル等の実車環境条件下で弾性
力の経時変化が極力小さくなるような弾性体であ
り、ゴム材等の弾性体より経時変化の面ではるか
に優れた性能を有する。
なお、上記実施例では、ケーシング3の内周の
第1係合部を1つの突起部3aとしたが、突起部
は1つに限る必要はなく、円周上に間隔をおいて
配された複数個の突起部でもよい。また、本実施
例とは逆にケーシング3の内周に溝部を、アタツ
チメント12の外周に突起部を設けても同様の効
果を得ることができる。
本考案を上記の構成とすることにより、計器板
にあらかじめ駆動ケーブルを固定しておくことが
でき、その後計器を計器板へ挿入固定するだけで
計器と駆動ケーブルを確実かつ容易に接続できる
という作用効果を有する。さらに、ケーシングと
アタツチメントとに互いに係合する係合部を設け
たことにより、作業者がその係合感触を得ること
ができ、駆動ケーブルと計器とが完全に接続でき
たかどうかを確認できるという機能を有する。ま
た、グロメツトとケーシングの連結用拡大部との
間にスプリングを設けたことにより、駆動ケーブ
ルと計器とが常に押しつけ状態に保たれて両者の
接続が確実となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の駆動ケーブル取付構造の1例を
示す部分縦断面図、第2図は第1図に示す構造に
おける接続方法を説明するための模式構成図、第
3図および第4図は本考案に係る構造の実施例を
示す駆動ケーブル側の縦断面図および計器側の縦
断面図、第5図は上記実施例における計器板の要
部構成を示す斜視図、第6図は上記実施例におけ
るサポート板を示す斜視図、第7図は上記実施例
における計器固定後の全体構成の縦断面図、第8
図A〜Cは上記実施例におけるインナトツプの先
端構造を示す正面図、右側面図および斜視図、第
9図A〜Dは上記実施例における樹脂ブツシユを
示すもので、第9図Aはその正面図、第9図Bは
第9図A図示のB−B線に沿う縦断面図、第9図
Cはその背面図、第9図Dは第9図A図示のD−
D線に沿う縦断面図である。 1……計器板、2……サポート板、3……ケー
シング、3a……突起部、4……グロメツト、7
……駆動ケーブルのアウタ、12a……溝部、2
0……計器、32……コイルスプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 駆動ケーブルのアウタ先端部に固定され連結用
    拡大部の開口部をラツパ形状となしたケーシング
    と、このケーシングに対して軸線方向に移動可能
    にケーシング外周に取り付けられたグロメツト
    と、このグロメツトを保持することができてかつ
    車両の計器板にあらかじめ取り付けることができ
    るサポート板と、連結用拡大部の内周に設けられ
    た第1係合部と、計器側連結部の外周に設けられ
    前記ケーシングの第1係合部に係合可能な第2係
    合部と、前記ケーシングが前記グロメツトに対し
    て軸線方向に弾性変位できるように前記ケーシン
    グと前記グロメツトとの間に配置されるスプリン
    グとを有する車両用計器の駆動ケーブル取付構
    造。
JP2491483U 1983-02-22 1983-02-22 車両用計器の駆動ケ−ブル取付構造 Granted JPS59131612U (ja)

Priority Applications (1)

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JP2491483U JPS59131612U (ja) 1983-02-22 1983-02-22 車両用計器の駆動ケ−ブル取付構造

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JP2491483U JPS59131612U (ja) 1983-02-22 1983-02-22 車両用計器の駆動ケ−ブル取付構造

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Publication Number Publication Date
JPS59131612U JPS59131612U (ja) 1984-09-04
JPS6347282Y2 true JPS6347282Y2 (ja) 1988-12-07

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ID=30155926

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JP2491483U Granted JPS59131612U (ja) 1983-02-22 1983-02-22 車両用計器の駆動ケ−ブル取付構造

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6021965U (ja) * 1983-07-22 1985-02-15 三菱自動車工業株式会社 スピ−ドメ−タケ−ブルとメ−タとの取付構造

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Publication number Publication date
JPS59131612U (ja) 1984-09-04

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