JPH023058Y2 - - Google Patents

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JPH023058Y2
JPH023058Y2 JP1983128757U JP12875783U JPH023058Y2 JP H023058 Y2 JPH023058 Y2 JP H023058Y2 JP 1983128757 U JP1983128757 U JP 1983128757U JP 12875783 U JP12875783 U JP 12875783U JP H023058 Y2 JPH023058 Y2 JP H023058Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は掛爪部材つきのグリルを空気調和機用
室外機の本体ケーシングに取付けるための取付構
造に関するものである。
(従来技術) 第1図ないし第4図には、従来の空気調和機用
室外機の吹出グリル取付構造の一例が示されてい
る。この吹出グリル取付構造で使用される吹出グ
リル50には、その外周寄り後面に複数個の爪片
55つきの掛爪部材53,53……が形成されて
いて、この吹出グリル50はその掛爪部材53,
53……を室外機の本体ケーシング41の前壁4
2に形成した爪受穴44,44……の周縁部裏面
44c,44c……にそれぞれ掛止することによ
つて本体ケーシング前壁42に取付けるようにし
ている。尚、この掛爪部材53の爪片55は弾性
を有していてしかも自由状態では第2図に示すよ
うにその先端55aが爪受穴44の口縁44aよ
り外側に位置するようにしている。そして第3図
に示すように該掛爪部材53を爪受穴44内に押
込んだ際には爪片55が弾性変形してその通過を
許容するとともに、該爪片55の先端55aが爪
受穴44の口縁44aを通過したとき(第4図)
には該爪片55が原状態に復帰して爪受穴44の
周縁部裏面44cに掛止されるようになる。
ところで、この従来の吹出グリル取付構造で
は、吹出グリルにおける室外機本体ケーシング前
壁42への当接面52と自由状態にある爪片55
の先端55aとの間の間隔Wは、次に示す理由に
より本体ケーシング前壁42の厚さTより若干大
きくされている。即ち、爪片55が第3図に示す
ように爪受穴44内に押込まれて弾性変形してい
る状態では吹出グリル側当接面52とその爪片先
端55aとの間隔は爪片55が自由状態における
ときのその間隔Wより若干小さくなるため、掛爪
部材53の押込操作最終段階において爪片先端5
5aが爪受穴口縁44aから外れるようにするた
めには前記間隔Wを前記壁厚さTより若干大きく
しておく必要があるためである。ところが、上記
の如くすると吹出グリル50を本体ケーシング前
壁42に取付けた際に第4図に示すように爪片5
5の先端55aと本体ケーシング前壁42の裏面
との間(又は吹出グリル裏面52と本体ケーシン
グ前壁42の間)に〓間S(前記間隔W−前記壁
厚さT)が生じることとなり、吹出グリル50が
本体ケーシング41に対してガタつくという問題
が生じる。
又、本出願人は上記のように、取付けられる物
品(吹出グリル)のガタつきを防止するために、
第5図に示すように取付けられるフアンガイド6
0に設けた座板部61とケーシングの底フレーム
62との間に弾性材63を介在させてフアンガイ
ド60側に設けている爪片65を底フレーム62
の下面に圧接させ、もつてフアンガイド60とケ
ーシング底フレーム62との間のガタつきを除去
する方法を既に提案している(実開昭53−150954
号公報)が、この場合には前記ガタつきを防止す
るために弾性材63が必要となつていた。
(考案の目的) 本考案は、上記各従来例の如き問題点に鑑み、
ガタつき防止のための格別の弾性材を使用するこ
となく掛爪部材それ自体の弾性を利用して確実に
吹出グリルと室外機本体ケーシングとの間のガタ
つきを防止できるようにした掛爪部材つき物品の
取付構造を提案することを目的とするものであ
る。
(考案の構成) 本考案は、弾性を有する腕片の先端に爪片を設
けた掛爪部材つきのグリルの前記掛爪部材を、空
気調和機用室外機本体ケーシングの空気流通口の
周辺部に形成した爪受穴に嵌挿し該掛爪部材の爪
片を前記爪受穴の周縁部裏面に掛止して前記グリ
ルを前記空気調和機用室外機本体ケーシングに装
着するようにしたグリルの取付構造において、前
記掛爪部材を前記爪受穴に嵌挿した状態において
前記掛爪部材の腕片の基部が前記爪受穴の周縁部
表面から離間して位置し、さらに前記掛爪部材の
爪片が該掛爪部材自体の弾性により前記爪受穴の
周縁部裏面に圧接せしめられていることを特徴と
するものである。
(実施例) 以下、第6図ないし第12図に示す実施例によ
り本考案の空気調和機用室外機のグリルの取付構
造を説明すると、この実施例では、室外機本体ケ
ーシング1の前壁2には空気流通口である円形の
空気吹出口3が形成されており、吹出グリル10
は該空気吹出口3を外側から覆うようにして取付
けられる。
吹出グリル10は合成樹脂によつて一体成型さ
れている。又該吹出グリル10の基体11の外周
部には複数個(合計6個)の掛爪部材13,13
……が等角度間隔で本体ケーシング1側に向けて
一体に突出形成されている。この掛爪部材13
は、細長板バネ状の腕片14の先端に爪片15を
外側へV字状に折返すように一体形成して構成さ
れている。
吹出グリル基体11の外周寄り裏面には、前記
掛爪部材13より適宜幅だけ内周側に離間した位
置において吹出グリル取付時に本体ケーシング前
壁2に当接する台座18が複数箇所(例えば各掛
爪部材13に対応する位置)形成されている。
前記掛爪部材13の腕片14は、この実施例で
はグリル基体11の半径方向内方及び外方(第7
図における矢印B,C方向)に撓曲可能となつて
いる。又この腕片14は、その基部14aから先
端部14bまでの長さが前記台座18の高さより
も長く(したがつて、吹出グリル10を本体ケー
シング1の前壁2に装着した状態においては、後
述するように、腕片14の基部14aが爪受穴4
の周縁部表面4bから離間して位置するようにな
る)、しかもこの実施例ではその自由状態におい
てグリル取付作業時におけるグリル押込方向(矢
印A方向)線に対して適宜角度αだけ外側に傾斜
させている。尚、腕片14の傾斜方向は図示実施
例の外に例えば内側に向けて傾斜させることもで
きる。そのときには腕片14の先端の爪片15も
内方に向けてV字状に折返される。
腕片14の先端に設けた爪片15は、グリル取
付作業時におけるグリル押込方向線に対して適宜
角度βだけ外側に傾斜させた状態で形成してい
る。この爪片15の外側傾斜面16は、後述する
ように掛爪部材13を爪受穴4側に挿入させた際
に爪受穴4の口縁部4aに衝合して腕片14を内
側に押圧する作用をする衝合面となる。又、この
爪片15は腕片14に対して近接、離間方向に撓
曲可能とされていて、後述するように該爪片15
が爪受穴4に挿入されたときには腕片14に近接
する如く弾性変形するようになつている。尚、こ
のように爪片15を弾性変形可能にしておけば、
爪受穴4の穴を小さくすることができ、吹出空気
のバイパス防止上有利となる。
爪片15の先端部は第10図に示すようにグリ
ル基体11に平行な面に対して角度θをもつテー
パ部とされている。このテーパ部17は後述する
ように吹出グリル取付時の押込力を軽減させる作
用をするものである。
グリル基体11の裏面に形成した台座18の先
端面18aと掛爪部材13の自由状態における爪
片15の先端15aとの間におけるグリル押込方
向(矢印A方向)の間隔M(第7図)は本体ケー
シング前壁2の板厚T(第7図)とほぼ同じかあ
るいはそれよりやや小さくしている。
本体ケーシング前壁2には、吹出グリル10に
形成した各掛爪部材13,13……に対応する位
置にそれぞれ爪片15掛止用の爪受穴4,4……
が形成されている。この爪受穴4は長方形の穴と
なつており、該爪受穴4の周縁部裏面4cが爪片
15を掛止するための爪受部となる。
この吹出グリル10を本体ケーシング前壁2に
取付けた状態(第9図の状態)においては、グリ
ル基体11の裏面に形成している台座18の先端
面18aが本体ケーシング前壁2の前面に当接し
た状態において、爪片15の先端15aが腕片1
4の弾性により爪受穴4の周縁部裏面4cに圧接
されるようになつている。
次にこの吹出グリル10を本体ケーシング前壁
2へ取付ける方法並びにその際の作用について説
明すると、この吹出グリル10を取付けるにあた
つて各掛爪部材13,13……を爪受穴4,4…
…内に挿入する場合は、第8図に示すように爪片
15の傾斜面16が爪受穴4の外側口縁部4aに
衝合して該爪片傾斜面16によつて腕片14をそ
の基部14aを基点として内方側(第7図におい
て矢印B側)に撓曲させるように作用する。その
とき腕片14は外向きに傾斜(傾斜角α)させて
いるので、該腕片14が内方側に撓曲せしめられ
たときには、爪片15はそれにつれて内方側に移
動するとともにグリル基体11に対して若干幅だ
け離間する方向(第7図の矢印A方向)に変位す
ることとなり、グリル基体11裏面の台座18の
先端面18aと爪片15の先端15aとの間のグ
リル押込方向(矢印A方向)の間隔M(第7図参
照)が若干大きくなるように作用する。尚、掛爪
部材13を爪受穴4内に挿入する際には爪片15
も腕片14に近接する方向に弾性変形せしめら
れ、それによつて該爪片15部分に反発力が生じ
て大きな押込抵抗力が発生するが、この実施例で
は第10図に示すように爪片15の先端部をテー
パ部17としているので、吹出グリル10の押込
時に第11図及び第12図に示すように爪受穴4
の口縁部4aと爪片15の先端テーパ部17との
接触が部分接触でしかもその接触部分が順次一方
側から他方側に移動するようになり、それによつ
て爪片15の反発力を軽減させることができるよ
うになる。
次に、第8図の状態から吹出グリル10をさら
に本体ケーシング前壁2側に押込むと、吹出グリ
ル台座18の先端面18aが本体ケーシング前壁
2に接触する直前に爪片15の先端15aが爪受
穴4の外側口縁部4aから外れて腕片14がその
弾性作用によつてグリル基体11の半径方向外方
側(第7図の矢印C側)に移動し、この場合爪片
15の先端15aがわずかに本体ケーシング前壁
2側に接近して爪受穴4の周縁部裏面4cに掛止
されるようになる。従つて吹出グリル10は本体
ケーシング前壁2を台座18と爪片15によつて
前後から挟圧した状態で取付けられるようにな
り、該吹出グリル10が本体ケーシング1に対し
てガタつくことがなくなる。
(考案の効果) 本考案の効果を説明すると、本考案の空気調和
機用室外機のグリル取付構造は、グリル10を室
外機の本体ケーシング1に取付けた状態におい
て、グリル10の掛爪部材13の爪片15が該掛
爪部材13それ自体の弾性変形により室外機本体
ケーシング1側の爪受穴4の周縁部裏面4cに圧
接せしめられるようにしているので、格別の弾性
部材(例えば第5図、符号63)を使用すること
なく、グリル10のガタつきを確実に防止し得る
効果がある。その場合において、本考案では、掛
爪部材13の腕片14の長さを十分長くしている
(その基部14aが爪受穴4の周縁部表面4bか
ら離間して位置し得るようにしている)ので、該
腕片14が撓み易く、それだけ、掛爪部材13の
爪受穴4内への嵌挿が容易になるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の吹出グリル取付構造を示す斜視
図、第2図ないし第4図はそれぞれ第1図の−
断面における状態変化図、第5図は実開昭53−
150954号公報記載のフアンガイド取付構造説明
図、第6図は本考案の実施例に係るグリルの取付
構造を示す斜視図、第7図ないし第9図はそれぞ
れ第6図の−断面における状態変化図、第1
0図は第9図の−断面図、第11図は第10
図に示す爪片の作用説明図、第12図は第11図
の−断面図である。 1……室外機本体ケーシング、3……空気流通
口、4……爪受穴、4c……爪受穴周縁部裏面、
10……グリル、13……掛爪部材、14……腕
片、15……爪片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弾性を有する腕片14の先端に爪片15を設け
    た掛爪部材13つきのグリル10の前記掛爪部材
    13を、空気調和機用室外機本体ケーシング1の
    空気流通口3の周辺部に形成した爪受穴4に嵌挿
    し該掛爪部材13の爪片15を前記爪受穴4の周
    縁部裏面4cに掛止して前記グリル10を前記空
    気調和機用室外機本体ケーシング1に装着するよ
    うにしたグリルの取付構造であつて、前記掛爪部
    材13を前記爪受穴4に嵌挿した状態において前
    記掛爪部材13の腕片14の基部14aが、前記
    爪受穴4の周縁部表面4bから離間して位置し、
    さらに前記掛爪部材13の爪片15が該掛爪部材
    13自体の弾性により前記爪受穴4の周縁部裏面
    4cに圧接せしめられていることを特徴とする空
    気調和機用室外機のグリル取付構造。
JP12875783U 1983-08-18 1983-08-18 空気調和機用室外機のグリル取付構造 Granted JPS6035175U (ja)

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JP12875783U JPS6035175U (ja) 1983-08-18 1983-08-18 空気調和機用室外機のグリル取付構造

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JP12875783U JPS6035175U (ja) 1983-08-18 1983-08-18 空気調和機用室外機のグリル取付構造

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JPS6035175U JPS6035175U (ja) 1985-03-11
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JP12875783U Granted JPS6035175U (ja) 1983-08-18 1983-08-18 空気調和機用室外機のグリル取付構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010092691A (ja) * 2008-10-07 2010-04-22 Sharp Corp 照明装置

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4320423Y1 (ja) * 1967-02-23 1968-08-28

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JPS4320423Y1 (ja) * 1967-02-23 1968-08-28

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