JP2597882Y2 - 細径樹脂チューブ接続用継手 - Google Patents

細径樹脂チューブ接続用継手

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JP2597882Y2
JP2597882Y2 JP1991048874U JP4887491U JP2597882Y2 JP 2597882 Y2 JP2597882 Y2 JP 2597882Y2 JP 1991048874 U JP1991048874 U JP 1991048874U JP 4887491 U JP4887491 U JP 4887491U JP 2597882 Y2 JP2597882 Y2 JP 2597882Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は一般に自動車あるいは特
に加振を伴う各種の機械、装置などに給油、給気の供給
路として配設される太さ20m/m程度以下の比較的細
径からなる樹脂チューブの接続用継手の構造の改良に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の接続用継手としては特開平1−
299396号公報や実開昭63−188391号公報
が知られている。これら公報では継手本体の中空部の端
部にコレットとカラーからなる組立体またはバネ材から
なる把持具を挿着し、コレットまたは把持具の爪片を挿
入される樹脂チューブの外周に係止して接続するよう構
成したものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来技術の爪片と樹脂チューブの係止では掛合部が小さ
く、また前記組立体や把持具の剛性が小さいため特に加
振状態下での使用においては樹脂チューブの保持力が低
く、高信頼性が要求される部位においては使用が困難で
あった。
【0004】本考案は従来技術の有する前記問題に鑑み
てなされたものであり、保持部材の環状体の形状により
加振状態下でも長期に亘り接続を安定となして確実に保
持することができ、同時に保持部材と樹脂チューブとの
保持力を大幅に向上して充分となした細径樹脂チューブ
接続用継手を提案することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案に係る細径樹脂チューブ接続用継手は、軸芯内部
に先端側の取付け螺子壁の流通孔に連って拡径した段付
き小径室とその後部に螺子室とを貫設した継手本体と、
該継手本体にあって前記小径室に内装される弾性シール
リング並びにその背後にブッシュと、さらに前記螺子室
に内装される内周面に沿って螺旋状に略連続する爪壁を
一体に突設しかつその外周面を後方へ縮径して傾斜する
テーパ面となして周面に軸芯方向の全長に亘り、かつ周
方向に間隔を有するスリットを設けた環状の保持部材
と、さらに内周面を前記テーパ面に係圧する後方へ縮径
して傾斜するテーパ壁となして外周面側を前記螺子室部
に螺着せしめるキャップ部材とを備え、該キャップ部材
のテーパ面と保持部材のテーパ面との係圧により、保持
部材を内方に押圧、縮径せしめて組込まれた樹脂チュー
ブの外周に前記爪壁部を食い込み状に把持し得るように
構成したことを特徴とするものであり、また前記保持部
材のスリットを斜めに設けて形成し、さらに前記樹脂チ
ューブの接続端部附近の内側に、筒状のインサートを嵌
着し、そして前記流通孔部の内周面に、その先端外周端
部を圧嵌した状態で、予め筒状インサートを設けて形成
し、さらにまた前記流通孔部の段部より一体に軸方向の
後方に突出するインサートを設けて形成したことを特徴
とするものである。
【0006】
【作用】本考案はこのように構成されているため、保持
部材にあって環状体によるその内周面に沿って螺旋状に
略連続する爪壁を一体に突設し、また外周面を後方へ縮
径するテーパ面となして周面に軸芯方向の全長に亘り、
かつ周方向に間隔を有する(すなわち周方向に一定の幅
の隙間をもって形成された)スリットを設けて形成する
ため、キャップ部材の締着によって該キャップ部材内面
の後方へ縮径するテーパ面により保持部材が内方へ押
圧、縮径されて爪壁部を樹脂チューブの外周に食い込み
状に把持せしめたり、あるいは予めキャップ部材を螺合
して組付けた後に樹脂チューブを挿入し、樹脂チューブ
の先端により保持部材も内部へ移動し、流通孔部の段部
に当接した段階で保持部材は押し拡げられ、樹脂チュー
ブはさらに内部に移動し、次に樹脂チューブの引抜き方
向への引張りによってキャップ部材のテーパ面と保持部
材のテーパ面が係圧し、保持部材に前記スリットが形成
されているため縮径され、爪壁が螺旋状となっているた
めに樹脂チューブの外周の略全周に亘って螺旋状で食い
込み状に把持し、従って食い込み長さを長くして保持力
を高めると共に、力を分散した状態で接続することにな
る。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
すれば、図1は本考案の細径樹脂チューブ接続用継手の
一実施例の接続状態時の縦断面図、図2は他の実施例を
示す図で、(A)乃至(E)はそれぞれこの実施例の接
続工程を示す説明図、図3は図1の保持部材単体の正面
図、図4は図3の側面図、図5は図3A−A線の断面
図、図6は他の実施例を示す図3相当図、図7は図6の
縦断面図、図8乃至図10はそれぞれさらに別の実施例
の部分拡大断面図であって、(1)は継手本体であり、
軸芯内部に先端側の基体への取付け螺子壁(3)の流通
孔(2)に連って拡径した段付き小径室(2′)とその
後部に螺子室(2″)とを貫設してなるものである。そ
して小径室(2′)にゴムなどの弾性シールリング
(4)並びにその背後に移動可能な弾性ブッシュ(5)
が内装されている。(6)は金属材または樹脂材からな
る環状の保持部材であり、その内周面に沿って螺旋状に
略連続する爪壁(6′)を一体に突設し、かつ外周面を
後方へ縮径して傾斜するテーパ面(6″)となして周面
に軸芯方向の全長に亘り、かつ周方向に間隔を有するス
リット(6″′)を設けてなるものである。(7)はキ
ャップ部材であり、その内周面を前記保持部材(6)側
のテーパ面(6″)部に係圧する後方へ縮径するテーパ
壁(7′)となして外周面を前記継手本体(1)の螺子
室(2″)部の内周面とに螺着されるものである。
【0008】そして樹脂チューブ(P)を継手本体
(1)内部へ組込み、キャップ部材(7)の締着に伴う
テーパ壁(7′)部でのテーパ面(6″)への係圧によ
り、保持部材(6)を弾性ブッシュ(5)との間に内方
に押圧、縮径せしめて前記螺旋状の爪壁(6′)部を樹
脂チューブ(P)の外周に効果的に食い込み状に把持せ
しめるものである。図2は接続時の好適な手順を示すも
ので、予めキャップ部材(7)を保持部材(6)ととも
に螺子室(2″)に螺合して組付ける。この状態ではシ
ールリング部材(4)、ブッシュ(5)、保持部材
(6)の間にはそれぞれ隙間が設けられている(図2
(A)参照)。次いで樹脂チューブ(P)を挿入する
が、樹脂チューブ(P)を挿入するとその先端が爪壁
(6′)に当接し保持部材(6)を軸方向に移動させて
ブッシュ(5)との間の隙間をなくし(図2(B)参
照)、次いで樹脂チューブの先端が爪壁(6′)を押し
拡げ、さらに挿入を継続すると樹脂チューブ(P)の先
端が流通孔(2)部の段部(2a)に当接して接続が完
了する(図2(C)参照)。シールリング部材(4)に
よりこの状態でも充分なシール効果をもって使用する
が、仮りに樹脂チューブ(P)に引抜き方向への引張り
力が加わわると、まず保持部材(6)が戻ってそのテー
パ面(6″)がキャップ部材(7)のテーパ面(7′)
と当接する(図2(D)参照)。さらに引張り力が継続
して加わわると保持部材(6)のテーパ面(6″)がキ
ャップ部材(7)のテーパ面(7′)との係圧により縮
径して保持部材(6)の螺旋状の爪壁(6′)が樹脂チ
ューブ(P)の外周に食い込み状に把持される(図2
(E)参照)。
【0009】(8)は樹脂チューブ(P)の接続端部附
近の内側に嵌着された金属製または樹脂製の筒状のイン
サートであり、好ましくは図8のようにその先端
(8′)の外周端を流通孔(2)部の内周面(2b)に
圧嵌して設けておくとインサート(8)の嵌着忘れを防
止でき、また図6および図7における(9)は保持部材
(6)の後端部側に連設した筒状ガイド壁である。
【0010】尚前記爪壁(6′)を図5および図7に詳
細に示されている通り内周面に沿って螺旋状に突設せし
めているので、該爪壁(6′)の樹脂チューブの食い込
み部を長くして保持力を高めかつ樹脂チューブの食い込
み部からの破断を効果的に防止することができ、またス
リット(6″′)を斜めに設けることにより爪壁
(6′)を周長以上の長さにすることができる。さらに
図9のようにインサート(8″)を継手本体(1)の内
周面から一体に軸方向に突出せしめて形成することによ
り図8同様に樹脂チューブ(P)へのインサートの嵌着
忘れを防止できる。
【0011】また図10に示すように流通孔(2)部の
内周面(2b)にさらに段部(2c)を設け、この段部
(2c)にブッシュ(5)を当接させると樹脂チューブ
(P)の挿着に伴うブッシュ(5)の軸方向の移動によ
るシールリング部材(4)の過度の変形を防止してシー
ル効果を長期に亘り発揮することもできる。
【0012】
【考案の効果】以上説明したように本考案による細径樹
脂チューブ接続用継手は、特に保持部材(6)を環状体
による前記爪壁(6′)を螺旋状に突設するとともに、
外周面をテーパ面(6″)となし、また周面に軸芯方向
の全長に亘り、かつ周方向に間隔を有するスリット
(6″′)を設けて形成せしめ、一方前記キャップ部材
(7)にもその内周面にテーパ壁(7′)を設けたた
め、両テーパ面(6″)、(7′)との係圧により保持
部材(6)を押圧して縮径せしめて爪壁(6′)部を樹
脂チューブ(P)の外周の略全周に亘って螺旋状で食い
込み状に把持し得るように構成するため、食い込み長さ
を長くして保持力を高めるとともに、加振状態下にあっ
ても力が集中せずに分散するため長期に亘って接続を安
定となして確実に保持することができ、保持部材(6)
と樹脂チューブ(P)とのシールを充分に得ることがで
きるなど、極めて有用な細径樹脂チューブ接続用継手で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】細径樹脂チューブ接続用継手の一実施例の接続
状態時の縦断面図である。
【図2】本考案の他の実施例を示す図で、(A)乃至
(E)はそれぞれこの実施例の接続工程を示す説明図で
ある。
【図3】図1の保持部材単体の正面図である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】図3A−A線の断面図である。
【図6】他の実施例を示す図4相当図である。
【図7】図6の縦断面図である。
【図8】本考案のさらに別の実施例の部分拡大断面図で
ある。
【図9】さらに他の実施例の部分拡大断面図である。
【図10】その他の実施例の部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1 継手本体 2 流通孔 2′ 小径室 2″ 螺子室 2a 段部 2b 内周面 2c 段部 3 螺子壁 4 弾性シールリング 5 ブッシュ 6 保持部材 6′ 爪壁 6″ テーパ面 6"´ スリット 7 キャップ部材 7′ テーパ壁 8′ 先端 8、8″ インサート 9 ガイド壁 P 樹脂チューブ

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸芯内部に先端側の取付け螺子壁(3)
    の流通孔(2)に連って拡径した段付き小径室(2′)
    とその後部に螺子室(2″)とを貫設した継手本体
    (1)と、該継手本体にあって前記小径室(2′)に内
    装される弾性シールリング(4)並びにその背後にブッ
    シュ(5)と、さらに前記螺子室(2″)に内装される
    内周面に沿って螺旋状に略連続する爪壁(6′)を一体
    に突設しかつその外周面を後方へ縮径して傾斜するテー
    パ面(6″)となして周面に軸芯方向の全長に亘り、か
    つ周方向に間隔を有するスリット(6″′)を設けた環
    状の保持部材(6)と、さらに内周面を前記テーパ面
    (6″)に係圧する後方へ縮径して傾斜するテーパ壁
    (7′)となして外周面側を前記螺子室(2″)部に螺
    着せしめるキャップ部材(7)とを備え、該キャップ部
    材(7)のテーパ面(7′)と保持部材(6)のテーパ
    面(6″)との係圧により、保持部材(6)を内方に押
    圧、縮径せしめて組込まれた樹脂チューブ(P)の外周
    に前記爪壁(6′)部を食い込み状に把持し得るように
    構成したことを特徴とする細径樹脂チューブ接続用継
    手。
  2. 【請求項2】 前記保持部材(6)のスリット
    (6″′)を斜めに設けて形成したことを特徴とする請
    求項1記載の細径樹脂チューブ接続用継手。
  3. 【請求項3】 前記樹脂チューブ(P)の接続端部附近
    の内側に、筒状のインサート(8)を嵌着したことを特
    徴とする請求項1記載の細径樹脂チューブ接続用継手。
  4. 【請求項4】 前記流通孔(2)部の内周面(2b)
    に、その先端(8′)の外周端部を圧嵌した状態で、予
    め筒状インサート(8)を設けて形成したことを特徴と
    する請求項1記載の細径樹脂チューブ接続用継手。
  5. 【請求項5】 前記流通孔(2)部の段部(2a)より
    一体に軸方向の後方に突出するインサート(8″)を設
    けて形成したことを特徴とする請求項1記載の細径樹脂
    チューブ接続用継手。
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