JP3296277B2 - ブラインドホールへの取付装置及び取付方法 - Google Patents

ブラインドホールへの取付装置及び取付方法

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JP3296277B2
JP3296277B2 JP35439097A JP35439097A JP3296277B2 JP 3296277 B2 JP3296277 B2 JP 3296277B2 JP 35439097 A JP35439097 A JP 35439097A JP 35439097 A JP35439097 A JP 35439097A JP 3296277 B2 JP3296277 B2 JP 3296277B2
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弘一 杉浦
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SANKO TECHONO CO.,LTD.
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はブラインドホールへ
の取付装置に係り、特にタイル等の裏側に金具を固定す
る用途に適用するのに好適なブラインドホールへの取付
装置に関する。また、本発明は、この取付装置をブライ
ンドホールに固定する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明の従来技術として特表平8−50
6882号に記載のものがある。第9図に示す通り、同
号においてはタイル1の裏面にブラインドホール2が穿
設されている。このブラインドホール2にはアンダーカ
ット部2aが設けられている。
【0003】金具3の開口4を通して筒体5がこのブラ
インドホール2に挿入されている。この筒体5は、先端
側からスリ割りが入っており、これによって先端側に舌
片6が設けられている。この舌片6の外面に凸部7が設
けられている。筒体5の後端にはフランジ8が設けら
れ、金具3を押えている。
【0004】この筒体5内に挿入体10が挿入されてい
る。この挿入体10は円柱形状であり、後端面が筒体5
の後端面と面一となるように筒体5に挿入されている。
挿入体10の先端は筒体5の先端から若干筒体5内に引
込んでいる。この挿入体10を筒体5に挿入することに
より、舌片6が拡開して凸部7がアンダーカット部2a
に係合し、金具3が筒体5を介してタイル1に固定され
る。
【0005】金具3とタイル1との間にゴムパッキン1
1が介在されている。
【0006】第9図では挿入体10が筒体5から抜け易
いので、同号では挿入体10が抜けにくい態様として、
図10の如く挿入体10’の先端にごく低い凸条12を
周設すると共に、筒体5’の先端内周縁に段部13を周
設し、凸条12を該段部13に係合させることを開示し
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、挿入体
6の外面をストレートとした第9図の構造では、挿入体
10が抜け易く、金具3の固定信頼性が低い。
【0008】第10図のように挿入体10’が凸条12
を備えている場合には、挿入体10’が抜けることは無
いが、この場合には筒体5の外周とブラインドホール2
の内周とのクリアランスを大きくとらざるを得ず、その
結果として金具3がぐらつき易いという問題がある。
【0009】即ち、凸条12を設けた挿入体10’を筒
体5’の内部に挿入する場合、舌片6が凸条12の高さ
(直径方向の突出高さ)分だけ第9図の場合よりも余分
に拡開するため、ブラインドホール2の内周と筒体5’
の外周との間にこの余分な拡開を許容するクリアランス
をあけておかなければならない。凸条12が段部13に
係合し終った段階で舌片6が縮径方向に復元するため、
挿入体10’の外周面とブラインドホール2の内周面と
の間にクリアランスが生じ、金具3にガタが生じる。
【0010】本発明はこのような問題点を解決し、挿入
体が抜けにくく、しかも挿入体とブラインドホールとの
間のクリアランスが殆ど無く、金具等の取付材の固定が
堅固なものとなるブラインドホールへの取付装置を提供
することを目的とする。
【0011】また、本発明は、この固定作業を容易に行
うことができる方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のブラインドホー
ルへの取付装置は、アンダーカット部を有するブライン
ドホールが設けられた物体に対し部材を取り付けるため
の取付装置であって、先端側からスリ割りが設けられ、
これによって先端側に拡開可能な舌片が複数個設けられ
ており、且つ該舌片の外面に突部が設けられた筒体と、
該筒体に挿入され、該舌片を拡開させて該突部を該アン
ダーカット部に係合させる挿入体とを備えてなるブライ
ンドホールへの取付装置において、前記挿入体の後部側
は筒状であり、該挿入体の後端からスリ割りが設けら
れ、これによって挿入体の後部に舌片が設けられてお
り、舌片の挿入方向後部側の外周に凸部が設けら
れ、該筒体の内周面に該凸部が係合する凹部が設けられ
ていることを特徴とするものである。
【0013】かかる本発明のブラインドホールへの取付
装置においては、舌片の後部外周の凸部が筒体の後部
内周の凹部に係合することにより筒体の抜けが確実に阻
止される。
【0014】
【0015】発明の一態様ではこの挿入体の舌片は
挿入体の軸心線と平行方向に延在する弾性舌片とされ、
挿入体を筒体に挿入する際にこの舌片が弾性的に縮径方
向に変形し、挿入体が筒体内に十分に入り込むと舌片が
弾性的に復元し凸部が凹部に係入する。
【0016】なお、この態様においては、前記挿入体の
後部側に嵌まる大きさに拡大した先端部を有する治具の
該先端部を前記挿入体内に差し込み、この治具を押すこ
とにより該挿入体を前記筒体内に押し込み、前記凸部が
前記凹部に入り込んだ後該治具を該挿入体から引き抜
き、この際、該先端部によって挿入体の前記舌片を拡径
方向に押圧し、該凸部を該凹部内に押し込むようにして
も良い。このようにすれば、凸部を凹部内にきわめて確
実に押し込むことができる。
【0017】本発明の別態様では、挿入体の舌片は後端
側ほどすぼまる形状とされ、且つこの舌片は塑性変形可
能とされている。この挿入体は筒体内に深く挿入された
後、挿入体の後部から治具が挿入され、舌片を拡径方向
に塑性変形させて凸部を凹部内に係入させる。
【0018】本発明では、凸部は挿入体の周方向に延在
する凸条であり、前記凹部は筒体の周方向に延在する凹
条であることが好ましい。
【0019】本発明では、筒体の後端の内周縁部は筒体
の後方に向って拡径するテーパ状となっていることが好
ましい。このようにした場合には、挿入体を筒体内に容
易に挿入することができ、とくに、挿入体後部の凸部
(凸条)が筒体の後端の内周縁部に引掛かることが防止
される。
【0020】本発明では、筒体の内径及び挿入体の外径
はそれぞれ先端側が小径とされ、後端側が大径とされて
おり、且つ小径の部分と大径の部分との間にそれぞれ段
差部が設けられており、挿入体の該段差部が筒体の該段
差部に当接するまで挿入体を筒体に挿入することにより
前記凸部と前記凹部とが係合するように構成されている
ことが好ましい。このように構成した場合、挿入体の段
差部が筒体の段差部に突き当るまで挿入体を筒体内に押
し込むことにより凸部と凹部とが合致する位置関係とな
るため、凸部が凹部に確実に係入するようになる。
【0021】本発明では、挿入体の先端部の外周の端縁
は面取りされた形状又は丸み付けされた形状とし、挿入
体が筒体内にスムーズに差し込まれるようにすることが
好ましい。この場合、この面取り形状又は丸み付け形状
となった部分が筒体内に残ったままであると、筒体舌片
から受ける力が挿入体を筒体から排出する方向に作用す
るので、この挿入体先端の面取り又は丸み部分が、筒体
先端よりわずかに出ているように構成することが好まし
い。
【0022】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して実施の形態に
ついて説明する。
【0023】第1図は実施の形態に係る取付装置の斜視
図、第2図は筒体の構成図、第3図は挿入体の構成図、
第4図は筒体をタイルのブラインドホールに挿入する状
態を示す断面図、第5図は挿入体を筒体に挿入する状態
を示す説明図、第6図はこの取付装置によってタイルに
金具を固定した状態を示す断面図である。
【0024】この取付装置20は、筒体40と挿入体6
0とからなる。筒体40は、その先端側からスリ割り4
2が複数本(この実施の形態にあっては4本)後方に向
って筒体軸心と平行方向に延設され、これにより筒体4
0の先端側には4個の舌片44が設けられている。この
舌片44の先端外周には、筒体の周方向に延在する突部
46が設けられている。
【0025】この筒体40の後端側にはフランジ48が
設けられている。この筒体40の後端側の内周面には凹
条50が筒体40の周方向の全周にわたって設けられて
いる。この筒体40の後端側の内周縁は、後方に向って
拡径するテーパ面52となっている。
【0026】この筒体40の内孔は、その先端側が小径
部となっており、後端側が大径部となっている。そし
て、この小径部と大径部との間が段差部54となってい
る。この実施の形態では、段差部54は筒体40の後方
に向って次第に径が大きくなるテーパ状となっている。
【0027】挿入体60は、その後端側が筒状となって
おり、後端面からこの筒状部の軸心と平行方向にスリ割
り62が設けられることにより、複数個(この実施の形
態にあっては4個)の舌片64が設けられている。この
挿入体60の後端外周には、周方向に延在する凸条70
が設けられている。挿入体60の先端部の外周面にはテ
ーパ面72が設けられている。この挿入体60の直径
(外径)はその先端側が小径となっており、後端側が大
径となっている。そして、この小径部分と大径部分との
間が段差部74となっている。この実施の形態にあって
は、段差部74は挿入体60の後方に向って拡大するテ
ーパ状となっている。
【0028】なお、第1図及び第2図では筒体40の舌
片44は筒体40の軸心線と平行方向に延在している
が、この筒体40をタイル1のブラインドホール2に挿
入する場合に突部46が邪魔にならないようにするため
に、第4図に示すように、実際には舌片44はその先端
側がすぼまるように塑性変形されている。
【0029】この筒体40内に挿入体60を挿入する手
順について第5図を参照して説明する。まず、第5図
(a)の通り筒体40のみをタイル1のブラインドホー
ル2に挿入しておく。次いで、挿入体60をこの筒体4
0の内孔に挿入する。この場合、押し込み用治具80の
先端側の棒状部82を挿入体60の後部側に差し込んで
該挿入体60を筒体40内に押し込むのが好ましい。
【0030】第5図(b)のように、挿入体60のほぼ
全体が筒体40の内孔に挿入されると、凸条70がテー
パ面52に当り、さらに挿入体60が筒体40内に押し
込まれると、舌片64が弾性的に縮径方向に変形し、挿
入体60が筒体40内に押し込まれる。そして、段差部
74が段差部54に当接するまで挿入体60が筒体40
に押し込まれると、凸条70が凹条50に合致し、舌片
64が拡径方向に弾性変形し、凸条70が凹条50に入
り込む。これにより、挿入体60が筒体40内に抜け出
し不能に挿入される。
【0031】なお、例えば挿入体60の差し込みが浅か
ったり、逆に挿入体60の差し込みが深すぎたりした場
合、あるいは舌片64が内側に曲っていたりした場合に
は、凸条70が凹条50内に入らない事態も起りうる。
【0032】このような事態を防ぐには、第11図のよ
うに棒状部82’の先端を拡大させた治具80’を用い
るのが好ましい。この棒状部82’の先端部82Sは、
挿入体60の後端の筒状部の内径とほぼ等しい大きさに
拡大している。
【0033】第11図(a)、(b)のように、この棒
状部82’を挿入体60の後部に差し込んで該挿入体6
0を筒体40内に押し込み、その後、治具80’を筒体
40から引き抜く。この場合、第11図(c)のように
挿入体60の挿入が浅いために凸条70が凹条50に入
り込んでいないと、先端部82Sが舌片64に当り、挿
入体60が治具80’と共に筒体40から抜け出る。こ
のため、作業者は挿入体60が筒体40内に正しく装着
されなかったことを知ることができ、再度挿入体60の
挿入作業を行う。
【0034】挿入体60が筒体40内に過度に深く挿入
され、凸条70が凹条50を通り過ぎて筒体40の奥ま
で入ってしまった場合、治具80’を抜くと先端部82
Sが舌片64の内面に当り、挿入体60が治具80’と
共に後退する。そして、この後退途中で凸条70が凹条
50に入り込む。なお、この際、先端部82Sが舌片6
4の内面と摺動し、該舌片64を拡径方向に押圧し、凸
条70が凹条50内に押し込まれる。これにより、挿入
体60が筒体40内から確実に抜け出し不能となる。舌
片64が内側に変形していた場合にも、同様に先端部8
2Sが舌片64を拡径方向に押圧し、凸条70を凹条5
0内に押し込む。
【0035】このような治具80’を用いて挿入体60
を筒体40に挿入する場合、筒体40を深く挿入してか
ら治具80’を抜く際に、治具80’を前後左右に動か
したり、円を描くように動かすことにより、凸条70を
凹条50にきわめて確実に押し込むことができる。凸条
70が凹条50に十分に入り込んだ後は、治具80’を
挿入体60から容易に抜くことができる。
【0036】第5図(c)のように挿入体60が筒体4
0内に挿入され凸条70が凹条50にしっかりと入り込
んだ状態にあっては、舌片44の縮径方向の変形が防止
されるため、第6図に示すように舌片44の先端の突部
46がブラインドホール2のアンダーカット部2aに係
合し、取付装置20がタイル1に堅固に固定される。こ
の筒体40のフランジ48が金具3を押さえつけるた
め、金具3がタイル1に対し堅固に固定される。
【0037】なお、この第5図及び第11図の実施の形
態にあっては、挿入体60の先端にテーパ面72が設け
られるとともに、段差部74もテーパ状となっているの
で、挿入体60を筒体40に挿入し易い。また、筒体4
0の内孔の入口側がテーパ面52となっているので、挿
入体60を挿入し易いとともに、挿入体60の凸条70
がこのテーパ面52に沿ってスムーズに移動し、舌片6
4が縮径方向にスムーズに弾性変形するようになる。
【0038】第5図の挿入体60は、舌片64が挿入体
60の軸心線と平行方向に延在するものとなっている
が、本発明では第7図の如く舌片64をその後端側がす
ぼまる形状に塑性変形させておいても良い。この場合、
挿入体60は第8図に示すように、筒体40に挿入され
る場合にテーパ部84を有した押し込み用治具80が使
用される。即ち、押し込み用治具80の棒状部82を挿
入体60の後端部に挿入し、該挿入体60を筒体40内
に押し込む。この舌片64が後端側ほどすぼまる形状と
なっているので、挿入体60は凸条70が筒体40の内
孔縁部に当接することなく比較的スムーズに筒体40内
に押し込まれる。この場合、棒状部82と挿入体60の
筒体の長さは等しく、かつ治具80の大径部の外径は筒
体40の孔径よりも大きくし、挿入体40に過度の押込
力が作用しないようにするとよい。
【0039】第8図(b)のように、挿入体60の段差
部74が筒体40の段差部54に当接した後、押し込み
用治具80のテーパ部84で挿入体60の後端部の内孔
縁部を押すことにより、テーパ部84が舌片64を拡径
方向に塑性変形させる。そして、舌片64の外周の凸条
70が筒体40の凹条50に係入される。この第7,8
図の方法によっても第6図に示した金具3のタイル1へ
の取付を行うことができる。
【0040】この第6図に示す取付構造にあっては、挿
入体60の先端のテーパ面72が筒体40の先端から突
出している。このため、舌片44が縮径方向に変形しよ
うとしても、舌片44の内周面はテーパ面72に当たる
ことがなく、挿入体60に対し抜け出し方向の力を与え
ることがない。なお、このテーパ面72の代わりに挿入
体60の先端に丸み付けしても良い。
【0041】上記実施の形態にあっては、舌片44,6
4が4個ずつ設けられているが、本発明ではこの舌片の
数は4個に限られるものではない。
【0042】なお、この筒体及び挿入体の好ましい寸法
例(単位mm)を第12図に示す。図中のAの部分は、
挿入体60を所定位置(筒体40内部の段差部と挿入体
段差部とが接する位置)まで、挿入していく力を挿入体
60に伝達する役割を主として受け持つ。
【0043】図中Bのテーパー部の最大径(外径)は、
挿入体舌片部内径とほぼ同径であり、挿入完了後、この
テーパー部Bが抜けることにより挿入体が所定位置に挿
入され、挿入体凸条部が本体フランジ内側の凹条部に合
致したことを確認できる。
【0044】図中のCのテーパー部は、挿入体が筒体に
挿入されるに際し、挿入体凸条70が、筒体面取部及
び、面取下部のストレート部を通過する時に挿入体舌片
部64が縮径変形することを許容する役割を主として受
け持つ。
【0045】本発明はタイル以外の各種の物体に部材を
取り付ける場合にも採用することができる。
【0046】
【発明の効果】以上の通り、本発明によると金具等の部
材をタイル等に対しきわめて堅固にしかも容易に取り付
けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る取付装置の斜視図である。
【図2】筒体の構成図であり、(a)図は断面図、
(b)図は(a)図のB−B線に沿う矢視図である。
【図3】挿入体の構成図であり、(a)図は上半分を断
面とした側面図、(b)図は(a)図のB−B線に沿う
矢視図である。
【図4】ブラインドホールに筒体を挿入する状態を示す
断面図である。
【図5】筒体に挿入体を挿入する方法を示す説明図であ
る。
【図6】実施の形態に係る取付装置を用いてタイルに金
具を固定した状態を示す断面図である。
【図7】舌片を塑性変形させた挿入体の側面図である。
【図8】図7の挿入体を筒体に挿入する手順を示す説明
図である。
【図9】従来例を示す断面図である。
【図10】従来例を示す断面図である。
【図11】筒体に挿入体を挿入する方法を示す説明図で
ある。
【図12】筒体及び挿入体の寸法例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 タイル 2 ブラインドホール 2a アンダーカット部 3 金具 4 開口 5,5’ 筒体 6 舌片 7 凸部 8 フランジ 10,10’ 挿入体 20 取付装置 40 筒体 42 スリ割り 44 舌片 46 凸部 48 フランジ 50 凹条 52 テーパ面 54 段差部 60 挿入体 62 スリ割り 64 舌片 70 凸条 72 テーパ面 74 段差部 80,80’ 押込用治具 82,82’ 棒状部 82S 先端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩沢 利幸 千葉県東葛飾郡関宿町木間ケ瀬2490−3 サンコーテクノ株式会社 関宿工場内 (56)参考文献 特開 平7−110021(JP,A) 実開 昭55−6582(JP,U) 実開 昭51−134166(JP,U) 実公 昭44−13598(JP,Y1) 特表 平8−506882(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16B 13/06 E04F 13/08 101 F16B 19/10

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンダーカット部を有するブラインドホ
    ールが設けられた物体に対し部材を取り付けるための取
    付装置であって、 先端側からスリ割りが設けられ、これによって先端側に
    拡開可能な舌片が複数個設けられており、且つ該舌片の
    外面に突部が設けられた筒体と、 該筒体に挿入され、該舌片を拡開させて該突部を該アン
    ダーカット部に係合させる挿入体とを備えてなるブライ
    ンドホールへの取付装置において、 前記挿入体の後部側は筒状であり、該挿入体の後端からスリ割りが設けられ、これによって
    挿入体の後部に舌片が設けられており、 舌片の挿入方向後部側の外周に凸部が設けられ、該
    筒体の内周面に該凸部が係合する凹部が設けられている
    ことを特徴とするブラインドホールへの取付装置。
  2. 【請求項2】 請求項において、前記筒体の内径及び
    挿入体の外径はそれぞれ先端側が小径とされ、後端側が
    大径とされており、且つ小径の部分と大径の部分との間
    にそれぞれ段差部が設けられており、 挿入体の該段差部が筒体の該段差部に当接するまで挿入
    体を筒体に挿入することにより前記凸部と前記凹部とが
    係合することを特徴とするブラインドホールへの取付装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記挿入体の
    先端部の外周の端縁は面取りされた形状又は丸み付けさ
    れた形状となっており、且つ該挿入体が筒体に挿入され
    挿入体の前記凸部が筒体の前記凹部に係合した状態にお
    いては該挿入体の先端部が該筒体の先端から突出してい
    ることを特徴とするブラインドホールへの取付装置。
  4. 【請求項4】 請求項ないしのいずれか1項におい
    て、前記挿入体の舌片は、挿入体の軸心線と略平行方向
    に延在しており、且つ縮径方向に弾性変形可能であるこ
    とを特徴とするブラインドホールへの取付装置。
  5. 【請求項5】 請求項ないしのいずれか1項におい
    て、前記挿入体の舌片は、挿入体の後端側ほど互いに接
    近する形状に湾曲しており、且つ該舌片は挿入体の軸心
    線と平行な姿勢となるように塑性変形可能であることを
    特徴とするブラインドホールへの取付装置。
  6. 【請求項6】 請求項のブラインドホールへの取付装
    置を物体のブラインドホールに取り付ける方法であっ
    て、 ブラインドホールに前記筒体を先端側から挿入した後、
    該筒体に挿入体の先端側を挿入し、次いで、挿入体の舌
    片を縮径させながら挿入体を筒体内に押し込み、挿入体
    の舌片の凸部を筒体の凹部に合致させて該凸部を該凹部
    に舌片の弾性力によって係入させ、これによって挿入体
    の抜け出しを不能とし、取付装置を物体に固定すること
    を特徴とする取付方法。
  7. 【請求項7】 請求項において、前記挿入体の後部側
    に嵌まる大きさに拡大した先端部を有する治具の該先端
    部を前記挿入体内に差し込み、この治具を押すことによ
    り該挿入体を前記筒体内に押し込み、前記凸部が前記凹
    部に入り込んだ後該治具を該挿入体から引き抜き、この
    際、該先端部によって挿入体の前記舌片を拡径方向に押
    圧し、該凸部を該凹部内に押し込むことを特徴とする取
    付方法。
  8. 【請求項8】 請求項のブラインドホールへの取付装
    置を物体のブラインドホールに取り付ける方法であっ
    て、 ブラインドホールに前記筒体を先端側から挿入した後、
    挿入体を筒体内に該挿入体の舌片の凸部が筒体の凹部に
    合致するまで挿入し、次いで治具を挿入体内に押し込み
    挿入体の舌片を拡径方向に塑性変形させて該凸部を該凹
    部に係入させ、これによって挿入体の抜け出しを不能と
    し、取付装置を物体に固定することを特徴とする取付方
    法。
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