JP2597826Y2 - スプリング接続端子 - Google Patents

スプリング接続端子

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JP2597826Y2
JP2597826Y2 JP1992014872U JP1487292U JP2597826Y2 JP 2597826 Y2 JP2597826 Y2 JP 2597826Y2 JP 1992014872 U JP1992014872 U JP 1992014872U JP 1487292 U JP1487292 U JP 1487292U JP 2597826 Y2 JP2597826 Y2 JP 2597826Y2
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terminal
coil spring
movable terminal
connection terminal
spring connection
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JP1992014872U
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JPH0577772U (ja
Inventor
満男 上松
義彦 福田
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有限会社ヨシ・コーポレーション
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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、内蔵されたコイルス
プリングにより可動端子を常時付勢し、この付勢された
可動端子を固定端子に圧接させて両端子を面接触させ、
これによりにより両端子間の電気的な接続を図るスプリ
ング接続端子(いわゆるスプリングコネクタ)の改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、着脱自在な小形の電子機器間
の電気的接続を図るため極めて小形のスプリング接続端
子が使用されている。
【0003】図9は従来のスプリング接続端子1を示す
概念断面図である。
【0004】このスプリング接続端子1は、全体が略円
筒形で先端が半球形の可動端子2と、この可動端子2を
軸方向に沿ってスライド自在に収容する筒体3と、当該
筒体3内に配設され、前記可動端子2を筒体3内から突
出するように付勢するコイルスプリング4とから構成さ
れ、またスプリング接続端子1全体は、合成樹脂等で構
成された不導体の樹脂ホルダ5内に固着されている。
【0005】なお、上述したスプリング接続端子1を構
成する可動端子2、筒体3及びコイルスプリング4は、
導電性の金属により構成され、特に従来製品では可動端
子2と筒体3は、鋳造あるいは鋳造製品に機械加工を施
したものが使用されている。上述したスプリング接続端
子1によると、図10で示すように固定端子6をスプリ
ング接続端子1に接近させると、スプリング端子1の可
動端子2は固定端子6により筒体3内に引っ込められる
が、可動端子2はコイルスプリング4の付勢力により所
定の押圧力で固定端子6に常時面接触し、このため両端
子2、6間の良好な電気的接続状態が維持されることと
なる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のスプリング接続端子1は図11の組み立て分解図で
示すように、可動端子2と筒体3とコイルスプリング4
という独立した3つの部品からなり、このため部品点数
が多く、また部品点数の増大に伴い組み立て工程も増大
するので、生産コストがきわめて高い問題点があった。
【0007】なお、従来では実開昭64−38556号
公報、あるいは特開昭63−293845号公報に記載
されているように、固定端子に点接触させるべく、先端
が尖った可動端子と、これを付勢するコイルスプリング
とを細い針金状の部材により一体形成して部品点数を削
減させたものもあるが、これらの各スプリング接続端子
の可動端子はいずれも、固定端子に対し面接触させるも
のではなく、固定端子に対し点接触させるべく先端を尖
らせたものなので、例えばこのような各スプリング接続
端子を固定端子が可撓性のフイルム等で形成されたもの
に適用すると、その固定端子を破壊することにもなり、
そのような固定端子に対する適用は全く不可能である。
【0008】この考案は、上述した事情に鑑み、固定端
子に対し面接触する先端半球形状の可動端子を有するも
のであって、しかも、その部品点数を可及的に削減した
スプリング接続端子を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、この考案では、全体が略円筒形で先端半球形状の
可動端子と、該可動端子を常時付勢するコイルスプリン
グと、これら可動端子とコイルスプリングを収容する筒
体とを有し、前記コイルスプリングの付勢力により前記
可動端子を固定端子に面接触させて両端子間の電気的接
続を図るスプリング接続端子において、一対の矩形部間
に円板部が形成され、前記一対の矩形部のいずれか一方
に帯部が形成された一枚の板材のうち、前記円板部と前
記一対の矩形部による板材加工により形成された前記全
体が略円筒形で先端半球形状の可動端子と、前記一枚の
板材の前記帯部をスパイラル状に加工変形させて形成し
たコイルスプリングとを具えている。
【0010】
【作用】上述したスプリング接続端子によると、固定端
子に対し面接触する先端半球形状の可動端子と、これを
付勢するコイルスプリングとが一枚の板材により一体に
形成されるので部品点数が削減され、このため組み立て
工程も減少することとなる。
【0011】
【実施例】以下この考案に係わるスプリング接続端子の
一実施例を詳述する。
【0012】図1はこの考案に係わるスプリング接続端
子10の概念断面図で、図9と同一部分を同一符号で示
す。
【0013】このスプリング接続端子10も、従来と同
様に先端半球形状の可動端子11、コイルスプリング1
2、筒体13から構成されているが、この各構成要素は
従来製品のような鋳造品ではなく、所定形状に切断加工
された板材に絞りあるいは曲げ加工を施して形成され、
また各構成要素のうち、特に可動端子11とコイルスプ
リング12は一体に形成されている。
【0014】このうち、筒体13は図2の平面図で示す
形状に切断された板材14を使用して形成され、また可
動端子11とコイルスプリング12は図3で示す形状に
切断された一枚の板材15を使用して形成される。
【0015】次に、上述した各板材14、15を使用し
て形成される各構成要素のうち、先ず筒体13の形成を
説明する。
【0016】筒体13を形成するには、まず所定の厚さ
を有する板材をプレス等の加工処理により図2の平面図
で示すような形状の板材14に切断加工する。
【0017】この板材14には、筒体13の主要部を構
成する矩形部14aと、筒体13の底部を形成する一対
の半円部14bとが形成されており、また前記矩形部1
4aの左端には係合突部14cが、また右端には筒体1
3を形成した際に前記係合突部14cと係合する切り欠
14dが形成されている。また矩形部14aの略中央に
は矩形状の一対の折り曲げ部14eが形成されている。
【0018】一方、前記一対の半円部14bには、その
中心に筒体13の端子部を構成する足14fがそれぞれ
形成されている。
【0019】上述した板材14により筒体13を形成す
るには、図4の斜視図で示すように、まず一対の半円部
14bを90°折り曲げ、その折り曲げた半円部14b
に対し一対の足14fをそれぞれ90°折り曲げる。さ
らに、一対の折り曲げ部14eを外側へ向けて所定角度
折り曲げた後、矢印で示すように係合突部14cと切り
欠14dとが係合するように円筒形に曲げる。そうする
と、一対の半円部14b及び一対の足14fとが互いに
対向して、図5で示すような筒体13が形成される。
【0020】一方、先端半球形状の可動端子11とコイ
ルスプリング12を形成するには、まず所定の厚さを有
する板材をプレス等の加工処理により図3の平面図で示
すような一枚の板材15に切断加工する。
【0021】この一枚の板材15には、可動端子11の
周囲を構成する一対の矩形部15aと、半球形状の先端
を構成する円板部15bが形成されており、また一対の
矩形部15aの一方にはコイルスプリング12を形成す
る所定幅の帯部15cが図面の右側方向へ向けて延出さ
れている。
【0022】このような一枚の板材15から、可動端子
11を形成するには、図6の斜視図で示すように、板材
15の円板部15bをプレス加工により半球形状に加工
し、しかる後、この板材15の矩形部15aを折り曲
げ、さらに曲げ加工を施すと図示の如く先端半球形状の
可動端子11が形成される。
【0023】次に、この一枚の板材15からコイルスプ
リング12を形成するには、所定の曲率半径を有する加
工面16を形成した治具17を使用し、この治具17を
帯部15cの先端から後端へ向けて矢印の如く移動させ
る。すると、帯部15cは治具17の加工面16に添っ
てスパイラル状に変形し、これにより図7の斜視図で示
すようなコイルスプリング12が可動端子11と一体に
形成される。なお、このように一本の帯部15cをスパ
イラル状に変形して形成されるコイルスプリング12の
半径等の各寸法は治具17に形成された加工面16の曲
率半径等を適宜変更することにより任意に設定できるこ
とは言うまでもない。
【0024】次に、上述した各構成部品からスプリング
接続端子10を組み立てるには、一枚の板材14から形
成された筒体13と、一枚の板材15から一体に形成さ
れた可動端子11及びコイルスプリング12との独立し
た2部品を使用し、図8で示すように、一体に形成され
た独立部品である先端半球形状の可動端子11及びコイ
ルスプリング12を、板材14から形成された筒体13
内に矢印の如く収容し、しかる後、図1で示すように筒
体13の先端部13aをカシメれば良く、その組み立て
工程は極めて簡略化されることとなる。
【0025】なお、図1に示すように上述した構成のス
プリング接続端子10を樹脂ホルダ5内に固着した場合
は、筒体13を構成する板材14の折り曲げ部14eが
その抜け止めとして作用することととなる。
【0026】なお、両面接続端子として使用する場合
は、上述したスプリング接続端子10を一対使用し、そ
の一方の可動端子11を樹脂ホルダの一面側から、また
他方の可動端子を樹脂ホルダの他側面からそれぞれ露出
するように当該樹脂ホルダ内に互いに対向して配設すれ
ば良いことはもちろんである。
【0027】
【考案の効果】以上説明したように、この考案のスプリ
ング接続端子では、固定端子に対し面接触する先端半球
形状の可動端子と、これを付勢するコイルスプリングと
が一枚の板材により一体に形成されるので、部品点数が
大巾に削減し、このため組み立て工程も削減されてスプ
リング接続端子を安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの考案に係わるスプリング接続端子の
概念断面図。
【図2】図2は筒体を構成する板材の平面図。
【図3】図3は、可動端子とコイルスプリングを構成す
る板材の平面図。
【図4】図4は、筒体の形成過程を示す斜視図。
【図5】図5は筒体の形成終了工程を示す図。
【図6】図6は、可動端子とコイルスプリングの形成過
程を示す斜視図。
【図7】図7は、可動端子とコイルスプリングの形成終
了工程を示す斜視図。
【図8】図8はこの考案に係わるスプリング接続端子の
組み立て分解図。
【図9】図9は従来のスプリング接続端子の概念断面
図。
【図10】図10はスプリング接続端子の使用状態を示
す図。
【図11】図11は、従来のスプリング接続端子の組み
立て分解図。
【符号の説明】
10…スプリング接続端子 11…先端半球形状の可動端子 12…コイルスプリング 13…筒体 15…一枚の板材 15a…矩形部 15b…円板部 15c…帯部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01R 1/067 H01R 4/48

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】全体が略円筒形で先端半球形状の可動端子
    と、該可動端子を常時付勢するコイルスプリングと、こ
    れら可動端子とコイルスプリングを収容する筒体とを有
    し、前記コイルスプリングの付勢力により前記可動端子
    を固定端子に面接触させて両端子間の電気的接続を図る
    スプリング接続端子において、 一対の矩形部間に円板部が形成され、前記一対の矩形部
    のいずれか一方に帯部が形成された一枚の板材のうち、
    前記円板部と前記一対の矩形部による板材加工により形
    成された前記全体が略円筒形で先端半球形状の可動端子
    と、 前記一枚の板材の前記帯部をスパイラル状に加工変形さ
    せて形成したコイルスプリングとを具えたことを特徴と
    するスプリング接続端子。
JP1992014872U 1992-03-19 1992-03-19 スプリング接続端子 Expired - Lifetime JP2597826Y2 (ja)

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