JP3200140B2 - スプリング接続端子の製造方法 - Google Patents

スプリング接続端子の製造方法

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JP3200140B2
JP3200140B2 JP06352992A JP6352992A JP3200140B2 JP 3200140 B2 JP3200140 B2 JP 3200140B2 JP 06352992 A JP06352992 A JP 06352992A JP 6352992 A JP6352992 A JP 6352992A JP 3200140 B2 JP3200140 B2 JP 3200140B2
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rectangular
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満男 上松
義彦 福田
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有限会社ヨシ・コーポレーション
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内蔵されたコイルス
プリングにより可動端子を常時付勢し、この付勢された
可動端子を固定端子に圧接させて両端子を面接触させ、
これによりにより両端子間の電気的な接続を図るスプリ
ング接続端子(いわゆるスプリングコネクタ)の製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、着脱自在な小形の電子機器間
の電気的接続を図るため極めて小形のスプリング接続端
子が使用されている。
【0003】図9は従来のスプリング接続端子1を示す
概念断面図である。
【0004】このスプリング接続端子1は、全体が略円
筒形で先端が球形の可動端子2と、この可動端子2を軸
方向に沿ってスライド自在に収容する筒体3と、当該筒
体3内に配設され、前記可動端子2を筒体3内から突出
するように付勢するコイルスプリング4とから構成さ
れ、またスプリング接続端子1全体は、合成樹脂等で構
成された不導体の樹脂ホルダ5内に固着されている。
【0005】なお、上述したスプリング接続端子1を構
成する可動端子2、筒体3及びコイルスプリング4は、
導電性の金属により構成され、特に従来製品では可動端
子2と筒体3は、鋳造あるいは鋳造製品に機械加工を施
したものが使用されている。上述したスプリング接続端
子1によると、図10で示すように固定端子6をスプリ
ング接続端子1に接近させると、スプリング端子1の可
動端子2は固定端子6により筒体3内に引っ込められる
が、可動端子2はコイルスプリング4の付勢力により所
定の押圧力で固定端子6に常時面接触し、このため両端
子2、6間の良好な電気的接続状態が維持されることと
なる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のスプリング接続端子1は図11の組み立て分解図で
示すように、可動端子2と筒体3とコイルスプリング4
という独立した3つの部品からなり、このため部品点数
が多く組み立て工程も増大する難点があり、また各構成
部品を鋳造あるいは鋳造製品に機械加工を施して生産し
ているので、その生産コストがきわめて高い問題点があ
った。
【0007】この発明は、上述した事情に鑑み、先端が
半球形状に形成された可動端子を有するスプリング接続
端子の部品点数及び生産コストを可及的に低減させるよ
うにしたスプリング接続端子の製造方法を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、この発明では、可動端子と、該可動端子を常時付
勢するコイルスプリングと、これら可動端子とコイルス
プリングを収容する筒体とを有し、前記コイルスプリン
グの付勢力により前記可動端子を固定端子に圧接させて
両端子間の電気的接続を図るスプリング接続端子の製造
方法において、プレス等の切断加工により、円板部と該
円板部の両側に連設された一対の矩形部と該一対の矩形
部のいずれか一方に連設された帯部とを、一枚の板材を
用いて一体形成する工程と、プレスおよび折り曲げ加工
により、前記円板部をプレスし、かつ前記一対の矩形部
を折り曲げて全体が略円筒形でかつ先端が半球形状をし
た前記可動端子を形成する工程と、折り曲げ加工によ
り、前記帯部をスパイラル状に折り曲げて前記コイルス
プリングを形成する工程と、プレス等の切断加工によ
り、矩形部と該矩形部の下端に連設された一対の半円部
と該一対の半円部のそれぞれの下端に連設された足と前
記矩形部の一端に連設された係合突部と前記矩形部の他
端に形成された切り欠とを、一枚の板材により一体形成
する工程と、折り曲げ加工により、前記一対の半円部と
前記足とを折り曲げ、かつ前記係合突部と切り欠とが係
合するように前記矩形部を折り曲げて全体が略円筒形の
前記筒体を形成する工程とを具えている。
【0009】
【作用】上述したスプリング接続端子の製造方法による
と、一枚の板材を加工変形させて先端半球形状の可動端
子とコイルスプリングを一体に形成するとともに、一枚
の板材を加工変形させて筒体を形成するので部品点数及
び生産コストが低減することとなる。
【0010】
【実施例】以下この発明に係わるスプリング接続端子の
製造方法の一実施例を詳述する。図1はこの発明に係わ
るスプリング接続端子の製造方法により製造されたスプ
リング接続端子10の概念断面図で、図9と同一部分を
同一符号で示す。
【0011】このスプリング接続端子10も、従来と同
様に可動端子11、コイルスプリング12、筒体13か
ら構成されているが、この各構成要素は従来製品のよう
な鋳造品ではなく、後述するように所定形状に接断加工
された板材に絞りあるいは曲げ加工等の機械加工を施し
て製造され、また各構成要素のうち、特に可動端子11
とコイルスプリング12は一体に製造される。
【0012】このうち、筒体13は図2の平面図で示す
形状に接断された板材14を使用して製造され、また可
動端子11とコイルスプリング12は図3で示す形状に
接断された板材15を使用して製造される。
【0013】次に、上述した各板材14、15を使用し
て形成される各構成要素のうち、先ず筒体13の製造方
法を説明する。
【0014】筒体13を製造するには、まず所定の厚さ
を有する板材をプレス等の加工処理により図2の平面図
で示すような板材14に接断加工する。
【0015】この板材14には、筒体13の主要部を構
成する矩形部14aと、筒体13の底部を形成する一対
の半円部14bとが形成されており、また前記矩形部1
4aの左端には係合突部14cが、また右端には筒体1
3を形成した際に前記係合突部14cと係合する切り欠
14dが形成されている。また矩形部14aの略中央に
は矩形状の一対の折り曲げ部14eが形成されている。
【0016】一方、前記一対の半円部14bには、その
中心に筒体13の端子部を構成する足14fがそれぞれ
形成されている。
【0017】上述した板材14により筒体13を製造す
るには、図4の斜視図で示すように、まず一対の半円部
14bを90°折り曲げ、その折り曲げた半円部14b
に対し一対の足14fをそれぞれ90°折り曲げる。さ
らに、一対の折り曲げ部14eを外側へ向けて所定角度
折り曲げた後、矢印で示すように係合突部14cと切り
欠14dとが係合するように円筒形に曲げる。そうする
と、一対の半円部14b及び一対の足14fとが互いに
対向して、図5で示すような筒体13が形成される。
【0018】一方、可動端子11とコイルスプリング1
2を製造するには、まず所定の厚さを有する板材をプレ
ス等の加工処理により図3の平面図で示すような板材1
5に接断加工する。
【0019】この板材15には、可動端子11の周囲を
構成する一対の矩形部15aと先端を構成する円板部1
5bが形成されており、また一対の矩形部15aの一方
にはコイルスプリング12を形成する所定幅の帯部15
cが図面の右側方向へ向けて延出されている。
【0020】このような板材15から、可動端子11を
製造するには、前記一枚の板材15の前記帯部15c以
外の部分、即ち図6の斜視図で示すように、板材15の
円板部15bをプレス加工により半球形状に加工し、し
かる後板材15の矩形部15aを折り曲げ、さらに曲げ
加工を施すと図示の如く先端半球形状の可動端子11が
形成される。
【0021】次に、一枚の板材15からコイルスプリン
グ12を形成するには、所定の曲率半径を有する加工面
16を形成した治具17を使用し、この治具17を帯部
15cの先端から後端へ向けて矢印の如く移動させる。
すると、帯部15cは治具17の加工面16に添ってス
パイラル状に変形し、これにより図7の斜視図で示すよ
うなコイルスプリング12が可動端子11と一体に形成
される。なお、このように一本の帯部15cをスパイラ
ル状に変形して形成されるコイルスプリング12の半径
等の各寸法は治具17に形成された加工面16の曲率半
径等を適宜変更することにより任意に設定できることは
言うまでもない。
【0022】次に、上述した各構成部品からスプリング
接続端子10を組み立てるには、板材14から形成され
た筒体13と、板材15から一体に形成された可動端子
11及びコイルスプリング12との独立した2部品を使
用し、図8で示すように、一体に形成された独立部品で
ある可動端子11及びコイルスプリング12を、板材1
4から形成された筒体13内に矢印の如く収容し、しか
る後、図1で示すように筒体13の先端部13aをカシ
メれば良く、その組み立て工程は極めて簡略化されるこ
ととなる。
【0023】なお、図1に示すように上述した構成のス
プリング接続端子10を樹脂ホルダ5内に固着した場合
は、筒体13を構成する板材14の折り曲げ部14eが
その抜け止めとして作用することととなる。
【0024】なお、両面接続端子として使用する場合
は、上述したスプリング接続端子10を一対使用し、そ
の一方の可動端子11を樹脂ホルダの一面側から、また
他方の可動端子を樹脂ホルダの他側面からそれぞれ露出
するように当該樹脂ホルダ内に互いに対向して配設すれ
ば良いことはもちろんである。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のスプリ
ング接続端子の製造方法では、一枚の板材の帯部をスパ
イラル状に連続的に変形させてコイルスプリングを形成
し、またこの一枚の板材の帯部以外の部分を加工変形さ
せて先端半球形状の可動端子を形成するとともに、一枚
の板材を加工変形させて筒体を形成するようにしたの
で、特にスプリング接続端子を構成する先端半球形状の
可動端子とコイルスプリングが簡単な機械加工により一
体に形成され、かつこの先端半球形状の可動端子とコイ
ルスプリングとを収容する筒体も簡単な機械加工により
一体形成されるので、このため部品点数及び生産コスト
が大巾に低減したスプリング接続端子を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明に係わるスプリング接続端子の
概念断面図。
【図2】図2は筒体を構成する板材の平面図。
【図3】図3は、可動端子とコイルスプリングを構成す
る板材の平面図。
【図4】図4は、筒体の製造過程を示す斜視図。
【図5】図5は筒体の製造終了工程を示す図。
【図6】図6は、可動端子とコイルスプリングの製造過
程を示す斜視図。
【図7】図7は、可動端子とコイルスプリングの製造成
終了工程を示す斜視図。
【図8】図8はこの発明に係わるスプリング接続端子の
組み立て分解図。
【図9】図9は従来のスプリング接続端子の概念断面
図。
【図10】図10はスプリング接続端子の使用状態を示
す図。
【図11】図11は、従来のスプリング接続端子の組み
立て分解図。
【符号の説明】
6 …固定端子 10…スプリング接続端子 11…可動端子 12…スプリング 13…筒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 1/06 - 1/073 G01R 31/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可動端子と、該可動端子を常時付勢するコ
    イルスプリングと、これら可動端子とコイルスプリング
    を収容する筒体とを有し、前記コイルスプリングの付勢
    力により前記可動端子を固定端子に圧接させて両端子間
    の電気的接続を図るスプリング接続端子の製造方法にお
    いて、 プレス等の切断加工により、円板部と該円板部の両側に
    連設された一対の矩形部と該一対の矩形部のいずれか一
    方に連設された帯部とを、一枚の板材を用いて一体形成
    する工程と、 プレスおよび折り曲げ加工により、前記円板部をプレス
    し、かつ前記一対の矩形部を折り曲げて全体が略円筒形
    でかつ先端が半球形状をした前記可動端子を形成する工
    程と、 折り曲げ加工により、前記帯部をスパイラル状に折り曲
    げて前記コイルスプリングを形成する工程と、 プレス等の切断加工により、矩形部と該矩形部の下端に
    連設された一対の半円部と該一対の半円部のそれぞれの
    下端に連設された足と前記矩形部の一端に連設された係
    合突部と前記矩形部の他端に形成された切り欠とを、一
    枚の板材により一体形成する工程と、 折り曲げ加工により、前記一対の半円部と前記足とを折
    り曲げ、かつ前記係合突部と切り欠とが係合するように
    前記矩形部を折り曲げて全体が略円筒形の前記筒体を形
    成する工程とを具えたことを特徴とするスプリング接続
    端子の製造方法。
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JP6013731B2 (ja) * 2011-12-27 2016-10-25 株式会社エンプラス コンタクトプローブおよびその製造方法

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