JP2501042Y2 - スプリング接点構造 - Google Patents

スプリング接点構造

Info

Publication number
JP2501042Y2
JP2501042Y2 JP10183791U JP10183791U JP2501042Y2 JP 2501042 Y2 JP2501042 Y2 JP 2501042Y2 JP 10183791 U JP10183791 U JP 10183791U JP 10183791 U JP10183791 U JP 10183791U JP 2501042 Y2 JP2501042 Y2 JP 2501042Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
housing
spring
contact structure
circuit board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP10183791U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0545971U (ja
Inventor
金次郎 岡田
秀紀 田中
賢二 片寄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hirose Electric Co Ltd
Original Assignee
Hirose Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hirose Electric Co Ltd filed Critical Hirose Electric Co Ltd
Priority to JP10183791U priority Critical patent/JP2501042Y2/ja
Publication of JPH0545971U publication Critical patent/JPH0545971U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2501042Y2 publication Critical patent/JP2501042Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は携帯電話機などのよう
な小型の電気機器に使用するスプリング接点構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来この種の電気機器にはプリント基板
が多用されており、このプリント基板の回路と、機器本
体に取付けられた別のプリント基板などの間は、通常リ
ード線を使用して接続することが多い。
【0003】しかし、リード線による接続は組立てに多
くの工数を要すると共に、プリント基板とプリント基板
の間がリード線で結線されていると修理などの際電気機
器が簡単に分解できないなどの不具合がある。
【0004】かかる不具合を改善するため各種のスプリ
ング接点構造の考案がなされている。例えば実開昭63
−25467号公報に開示された導通接触ピンは、図6
に示すように導電性の棒状部材aの一端に小径の固定端
子bを同軸上に段差を設けて一体的に形成し、この棒状
部材aの他端から軸方向に第1の内径の孔cを所定の深
さに穿設し、この孔cの底部に前記第1の内径の孔cよ
り小さい径の凹部dを形成し、前記孔cに、突出部eを
その開口部kから突出させるとともに外部に抜け出さな
いようにして可動端子fを軸方向に摺動自在に嵌装し、
この可動端子fの他端に凹部gを形成し、前記棒状部材
aと前記可動端子fの凹部gに端部をそれぞれ挿入させ
てコイルスプリングhを縮設して構成したことを特徴と
している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来の導
通接触ピンは、棒状部材aの一端に小径な固定端子bを
突設して、この固定端子bを取付基板iの孔jへ挿入す
ることにより、取付基板iに対して導通接触ピンを実装
する構造のため、取付基板iへの実装が難しいと共に、
固定端子bの長さだけ導通接触ピンの全長が長くなるた
め、小型化ができない不具合がある。
【0006】また棒状部材aの上端側開口部をカシメる
ことにより、可動端子fが棒状部材a内より飛び出さな
いようにしてあるため、組立てに多くの工数を必要とし
て生産性が悪いなどの不具合もあった。
【0007】この考案は上記従来の不具合を改善するた
めになされたもので、その第1の目的とするところは、
プリント基板への実装や組立てが容易で、かつ小型で安
価なスプリング接点構造を提供することである。
【0008】また、この考案の第2の目的とするところ
は、コンタクトに大きな外力が作用しても、その過荷重
によりばねが変形したり破損されるのを防止することが
できるスプリング接点構造を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、この考案は、接点本体を樹脂により成形され
た一方のハウジングと他方のハウジングより形成し、か
つこれらハウジング内に導体よりなるコンタクトと、該
コンタクトを一方へ付勢するばねを設けると共に、上記
コンタクトの先端を一方のハウジングに開口された透孔
より外方へ突出させ、またばねの端部を、他方のハウジ
ングの底部にインサートされ、かつ先端が接点本体の両
側に突出された端子に接触させたものである。
【0010】また、上記第2の目的を達成するために、
この考案は、請求項1記載のスプリング接点構造におい
て、コンタクトの一定量の押し込み時に、このコンタク
トの内端をハウジングに衝接し、コンタクトの押し込み
量を一定に規制するようにしたものである。
【0011】
【作用】請求項1記載の構成により、カシメ工程などを
必要としないでコネクタの組立てが行えるため、生産性
が向上すると共に、接点本体の両側に突出された端子を
プリント基板のパターンへ半田付けするだけで実装でき
るため、プリント基板への表面実装が容易となる。
【0012】また、請求項2記載の構成により、コンタ
クトに大きな外力が作用しても、コンタクトがハウジン
グに衝接してそれ以上ばねが圧縮されることがないた
め、過荷重によりばねが変形したり破損されるのを防止
することができる。
【0013】
【実施例】この考案の一実施例を図1ないし図5に示す
図面を参照して詳述する。図1はスプリング接点構造の
平面図、図2は同側面図、図3は同底面図、図4は同断
面図を示す。
【0014】これら図において1は接点本体で、樹脂に
より形成された一方のハウジングである上部ハウジング
2と、他方のハウジングである下部ハウジング3より構
成されている。
【0015】上記上部ハウジング2は図1に示すように
長方形状をなしていて、上面に複数個、例えば6個の透
孔2aが2列に開口されており、これら透孔2aよりコ
ンタクト4の先端が上方へ突出されている。
【0016】上記上部ハウジング2の下部開口縁には、
下部ハウジング3の上部開口縁に形成された嵌合凹部3
aに嵌合する嵌合凸部2bが全辺に亙って形成されてい
る。
【0017】また上記上部ハウジング2内は仕切壁2c
により各透孔2a毎に複数の室2dに区切られていて、
これら室2d内に上記コンタクト4が収容されている。
【0018】上記コンタクト4は黄銅などの導電性材料
により先端側が順次小径となるピン状に形成されてい
て、接触抵抗を小さくするため表面全体に金メッキが施
されている。そして茎端側に上記室2dよりやや小径な
鍔部4aが形成されていて、この鍔部4a外周が室2d
の内周面に案内されることにより、スムースに上下動で
きるようになっていると共に、鍔部4aより下側はテー
パ状となっていて、このテーパ部4bにステンレスなど
の導電性金属よりなるコイル状のばね5の上端が嵌合さ
れて接触されている。
【0019】一方上記下部ハウジング3も内部が仕切壁
3bにより上部ハウジング2と同様に区切られていて、
各室3cの内底部にはテーパ状の突起3dが突設されて
おり、これら突起3dに上記ばね5の下端が嵌合されて
接触されている。
【0020】また、下部ハウジング3の底部には、一端
側が室3cの内底部に露出するよう各室3c毎に端子6
が埋設されていると共に、上部ハウジング3の両端側底
部には補強端子7が埋設されている。
【0021】これら端子6,7は黄銅などの導電性材料
により形成されていて、下部ハウジング3を成形する際
下部ハウジング3の底部にインサートされており、表面
にはプリント基板8との半田付けを容易とするため、錫
メッキが施されている。
【0022】そして下部ハウジング3の室3c内に露出
した一端側に、突起3dに嵌合されたばね5の下端が接
触されていると共に、各端子6の他端側は下部ハウジン
グ3の両側面より外側へ突出されていて、先端部は下部
ハウジング3の底面とほぼ同じ高さとなるようにほぼへ
字形に屈曲されている。
【0023】上記構成されたスプリング接点構造を組立
てるに当っては、下部ハウジング3の各室3c内にばね
5を収容し、また各ばね5の上端にコンタクト4のテー
パ部4bを嵌合する。
【0024】そしてこの状態でコンタクト4の先端が透
孔2aより上方へ突出するように上部ハウジング2を下
部ハウジング3の上面開口に被冠して、上部ハウジング
2の嵌合凸部2bを下部ハウジング3の嵌合凹部3aに
嵌着することにより、上部ハウジング2と下部ハウジン
グ3を一体化するもので、カシメなどの工程を必要とし
ないので簡単に組立てられる。
【0025】また上記スプリング接点構造をプリント基
板8へ実装する場合は、プリント基板8上に予め形成さ
れたパターン8a上に図5の(イ)に示すように接点本
体1を載置した後、接点本体1の両側及び両端に突設さ
れた各端子6及び補強端子7とプリント基板8の各パタ
ーン8a間を半田付けするだけで、簡単に実装すること
ができる。
【0026】このとき接点本体1は補強端子7によりプ
リント基板8に固定されるため、プリント基板8に対し
て接点本体1が強固に固着できると共に、端子6側に荷
重が加わることがない。
【0027】一方機器本体に上記プリント基板8を組込
んで使用する場合に、別のプリント基板9のパターン9
aが各コンタクト4の先端に接触すると、ばね5が収縮
してコンタクト4が図5の(ロ)に示すように没入し、
これによってばね5による一定の接触圧で各プリント基
板8,9の間がコンタクト4を介して導通されるように
なる。
【0028】また、このときコンタクト4に大きな外力
が作用しても、コンタクト4のテーパ部4b下面が下部
ハウジング3の突起3dの上端に当接してそれ以上ばね
5が圧縮されることがないため、過荷重によりばね5が
変形したり破損されるのを防止することができる。
【0029】
【考案の効果】この考案は以上詳述したように、接点本
体を一方のハウジングと他方のハウジングより形成し
て、これらハウジング内にコンタクト及びばねを収容し
た状態で各ハウジングを嵌合することによりコンタクト
本体が組立てられるため、従来のカシメ工程を必要とし
ない。これによってコンタクトの組立てが少ない工数で
容易に組立てられるため、生産性の向上が図れると共
に、他方のハウジングの底部にインサートした端子の先
端を他方のハウジングの両側へ突出したことから、全高
が従来のものに比べて低くなるため小型化が図れるよう
になる。また上記端子をプリント基板へ半田付けするだ
けでプリント基板へ実装できるため、実装作業が容易に
行えるようになる。
【0030】また、この考案は、請求項1記載のスプリ
ング接点構造において、コンタクトの一定量の押し込み
時に、このコンタクトの内端をハウジングに衝接し、コ
ンタクトの押し込み量を一定に規制するようにしたの
で、コンタクトに大きな外力が作用しても、コンタクト
がハウジングに衝接してそれ以上ばねが圧縮されること
がないため、過荷重によりばねが変形したり破損される
のを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例になるスプリング接点構造
の平面図である。
【図2】この考案の一実施例になるスプリング接点構造
の側面図である。
【図3】この考案の一実施例になるスプリング接点構造
の底面図である。
【図4】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図5】(イ)この考案の一実施例になるスプリング接
点構造の仕様状態を示す作用説明図である。 (ロ)この考案の一実施例になるスプリング接点構造の
仕様状態を示す作用説明図である。
【図6】従来のスプリング接点構造の断面図である。
【符号の説明】
1 接点本体 2 上部ハウジング(一方のハウジング) 2a 透孔 3 下部ハウジング(他方のハウジング) 4 コンタクト 5 ばね 6 端子 7 補強端子

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接点本体を樹脂により成形された一方の
    ハウジングと他方のハウジングより形成し、かつこれら
    ハウジング内に導体よりなるコンタクトと、該コンタク
    トを一方へ付勢するばねを設けると共に、上記コンタク
    トの先端を一方のハウジングに開口された透孔より外方
    へ突出させ、ばねの端部を、他方のハウジングの底部に
    インサートされ、かつ先端が接点本体の両側へ突出され
    た端子に接触させたことを特徴とするスプリング接点構
    造。
  2. 【請求項2】 コンタクトの一定量の押し込み時に、こ
    のコンタクトの内端をハウジングに衝接し、コンタクト
    の押し込み量を一定に規制するようにした請求項1記載
    のスプリング接点構造。
JP10183791U 1991-11-15 1991-11-15 スプリング接点構造 Expired - Lifetime JP2501042Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10183791U JP2501042Y2 (ja) 1991-11-15 1991-11-15 スプリング接点構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10183791U JP2501042Y2 (ja) 1991-11-15 1991-11-15 スプリング接点構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0545971U JPH0545971U (ja) 1993-06-18
JP2501042Y2 true JP2501042Y2 (ja) 1996-06-12

Family

ID=14311189

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10183791U Expired - Lifetime JP2501042Y2 (ja) 1991-11-15 1991-11-15 スプリング接点構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2501042Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005317227A (ja) * 2004-04-27 2005-11-10 Shin Etsu Polymer Co Ltd 圧接挟持型コネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0545971U (ja) 1993-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5060373A (en) Methods for making coaxial connectors
US6083059A (en) Structure of a terminal
US5282759A (en) Modular jack
JP2004152495A (ja) 狭ピッチicパッケージ用icソケット
US6574855B1 (en) Method of making a switch-equipped coaxial connector
JP3473559B2 (ja) 同軸コネクタ、その製造方法、及び通信機装置
JPH10214649A (ja) スプリングコネクタおよび該スプリングコネクタを用いた装置
US6442036B2 (en) Substrate mount type terminal
KR100350182B1 (ko) 가변 저항기
US6162103A (en) Terminal structure of a connector
JP2928987B2 (ja) コンタクト及びその製造方法
US6764337B2 (en) Connector with improved reliability
JP2501042Y2 (ja) スプリング接点構造
US5104325A (en) Low profile electrical connector for printed circuit board
US7786832B2 (en) Inductor with insulative housing and method for making the same
JP2501043Y2 (ja) スプリング接点構造
JPH0785928A (ja) 同軸コネクタ及びその製造方法
JP2002117926A (ja) スプリングピンコネクタ
EP0954058A2 (en) Flexible circuit electrical connector assembly
JPH0973959A (ja) 低背コネクタ、その製造方法及びプリント配線板の接続方法
JPH09283223A (ja) 電気コネクタ
JPH1012305A (ja) プリント基板用圧接プローブコネクタ
JPS6023906Y2 (ja) コネクタ装置
JP2795331B2 (ja) モジュラージャック
JPS63211497A (ja) 感知器の嵌合構造