JP2593027Y2 - 油圧ショベルの作業機 - Google Patents

油圧ショベルの作業機

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JP2593027Y2
JP2593027Y2 JP1993066397U JP6639793U JP2593027Y2 JP 2593027 Y2 JP2593027 Y2 JP 2593027Y2 JP 1993066397 U JP1993066397 U JP 1993066397U JP 6639793 U JP6639793 U JP 6639793U JP 2593027 Y2 JP2593027 Y2 JP 2593027Y2
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JP
Japan
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arm
boom
cylinder
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bucket
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Application number
JP1993066397U
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JPH0731955U (ja
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健蔵 木元
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Shovels (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は油圧ショベルの作業機に
係り、特に作業時に掘削力を最適にできる油圧ショベル
の作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から使用されている油圧ショベル
は、例えば図5、および図6に外観側面を示すように、
バックホータイプで走行体11の上に回転自在な旋回体
12があり、旋回体12の上部には作業機13が設けら
れている。その作業機13は起伏自在なブーム14の先
端に前後方向に回動自在なアーム15がピン16により
取付けられ、アーム15の先端にはバケット17がピン
18により回動自在に取付けられて、これらブーム1
4、アーム15、バケット17はそれぞれの油圧シリン
ダ19,20,21の伸縮により作動するようになって
いる。そして図5の場合はアームシリンダ20は1本、
図6の場合はブームシリンダ19、アームシリンダ2
0、バケットシリンダ21はそれぞれ基端(ボトム側)
が同軸上に支持されて2本づつ備えている。
【0003】これらのアームシリンダ20を使って掘削
する場合の動作を示すと図7のように、アームシリンダ
20を最も収縮した状態から最も伸長するまでの作業に
おいてはバケット17およびアーム15は(イ)の位置
から(ロ)の位置へ移動することになり、このときのア
ームシリンダ20によるバケット17の刃先の掘削力は
図4のAで示すようにシリンダストロークの約40%の
ところでピーク(P1点)を示している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】すなわち、アームシリ
ンダ20による掘削力は図4にAで示したようにリンク
モーション上から、その線図は正弦波形状を呈してい
る。そして掘削作業において、一番必要とされる掘削開
始時の力F1 は、ピーク時のP1 の約60%位で小さ
く、この結果バケットの貫入性が良くない。
【0005】本考案はこれに鑑み、掘削開始時付近の掘
削力を増大させることによりバケットの貫入力を良くす
るようにした油圧ショベルの作業機を提供して従来技術
の持つ欠点の解消を図ることを目的としてなされたもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案は、上部旋回体の基部にブームをブームシリンダ
により起伏自在に設け、ブームの先端にアームをブーム
に設けたアームシリンダにより前後に回動自在に設け、
アームの先端にバケットをバケットシリンダにより前後
に回動自在とした油圧ショベルの作業機において、アー
ムシリンダを2本としてそれぞれボトム側基端をブーム
に取付けると共に、ロッド先端をブーム側のアーム先端
に互いに取付角度をずらして設けた2個のアームシリン
ダのロッド取付け用ブラケットに取付けたことを特徴と
する。
【0007】
【作用】上記構成によれば、2本のアームシリンダの取
付け角度が異なるから掘削開始の掘削力を増加させるこ
とができる。
【0008】
【実施例】以下、本考案を図1乃至図4に示す一実施例
を参照して説明する。本考案にかかる油圧ショベルの作
業機構造は、図1、および図3に示すように上部旋回体
2の基部にブーム3をブームシリンダ4により起伏自在
に設け、ブーム3の先端にアーム5をブーム3に設けた
アームシリンダ6により前後に回動自在に設け、アーム
5の先端にバケット7をバケットシリンダ8により前後
に回動自在とした油圧ショベル1の作業機において、ア
ームシリンダを6A,6Bの2本としてそれぞれボトム
側6a基端をブーム3に取付けると共に、ロッド先端6
bをブーム3側のアーム5先端に互いに取付角度をずら
して設けた2個のアームシリンダ6のロッド取付け用ブ
ラケット9,10に取付けたもので構成されている。図
中、11は下部走行体である。
【0009】図1乃至図3に示すようにブーム3の上面
にはブラケット3aが設けられ、このブラケット3aの
上下にそれぞれアームシリンダ6A,6Bのボトム側基
端6aがピン23,24により揺動可能に取付けられて
いる。ブーム3側となるアーム5の先端には2つのブラ
ケット9,10が、アーム5に対して上方から見て並列
し、かつアームシリンダ6A,6Bのロッド先端6bに
取付けられるピン25,26の取付角度にαの差がある
ように、前後に固着されている。そしてこの実施例にお
いては右側のブラケット9が高く、左側のブラケット1
0が右側よりも低くなるように後傾している。したがっ
て図1においてアームシリンダ6Aはブラケット9に対
してピン25で揺動可能となり、アームシリンダ6Bは
ブラケット10に対してピン26で揺動可能となるよう
に取付けられている。図1はアームシリンダ6A,6B
ともロッド先端が最も収縮した状態を示し、図2はアー
ムシリンダ6A,6Bともロッド先端が最も伸長した状
態を示す。図中、27はブーム3とアーム5を連結する
ピンである。
【0010】つぎに掘削力の変化を説明する。図4はア
ーム角度と掘削力の関係を示すグラフで、掘削力(縦
軸)は上に行く程大きくなり、アーム角度(横軸)は右
に行くほど小さくなるように表している。ここでアーム
シリンダ6Bによる掘削力は線Cで表され、アームシリ
ンダ6Aによる掘削力は線Dで表される。したがって本
考案による掘削力は2本のシリンダ6A,6Bによるも
のであるから、線Cと線Dとを加えたもので表され、こ
れが線Bである。これを従来の場合の掘削力、すなわ
ち、アームシリンダ1本、または、2本でもロッド先端
の取付角度が同一(本考案のようにずれのない)の線A
の掘削力F1と比較すると、アーム角度の大きいときの
線Bの方が大きい掘削力F2 が得られることになる。こ
のことからアーム角度の大きい、掘削開始時には大きい
掘削力が発生できる。なお、このグラフではアームシリ
ンダ6A,6Bが最伸長に近いところでは、掘削力が従
来の場合よりも小さくなるが、この付近では通常掘削が
完了してバケットの移動のみとなるので掘削力が減少し
ても何等問題はない。
【0011】
【考案の効果】本考案は以上説明したように、上部旋回
体の基部にブームをブームシリンダにより起伏自在に設
け、ブームの先端にアームをブームに設けたアームシリ
ンダにより前後に回動自在に設け、アームの先端にバケ
ットをバケットシリンダにより前後に回動自在とした油
圧ショベルの作業機において、アームシリンダを2本と
してそれぞれボトム側基端をブームに取付けると共に、
ロッド先端をブーム側のアーム先端に互いに取付角度を
ずらして設けた2個の前記アームシリンダのロッド取付
け用ブラケットに取付けたから、掘削開始時においては
掘削力が増大し、これらより掘削時間が短くてもバケッ
トに掘削した土砂を満杯とすることができる。したがっ
て時間当たりの作業量が増大するので、作業効率の向上
が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる油圧ショベルの作業機を示す一
実施例の外観側面図である。
【図2】図1の作業機の一部を示す側面図である。
【図3】図1の外観の斜視図である。
【図4】本考案と従来の掘削力を示すグラフである。
【図5】従来の油圧ショベルの外観側面図である。
【図6】従来の大型油圧ショベル(油圧シリンダが複
数)の外観の斜視図である。
【図7】従来の油圧ショベルによる掘削動作の説明図で
ある。
【符号の説明】
1 油圧ショベル 2 上部旋回体 3 ブーム 4 ブームシリンダ 5 アーム 6A,6B アームシリンダ 6a ボトム側基端 6b ロッド先端 7 バケット 8 バケットシリンダ 9,10 ロッド取付け用ブラケット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部旋回体の基部にブームをブームシリ
    ンダにより起伏自在に設け、ブームの先端にアームをブ
    ームに設けたアームシリンダにより前後に回動自在に設
    け、アームの先端にバケットをバケットシリンダにより
    前後に回動自在とした油圧ショベルの作業機において、
    アームシリンダを2本としてそれぞれボトム側基端をブ
    ームに取付けると共に、ロッド先端をブーム側のアーム
    先端に互いに取付角度をずらして設けた2個のアームシ
    リンダのロッド取付け用ブラケットに取付けたことを特
    徴とする油圧ショベルの作業機。
JP1993066397U 1993-11-18 1993-11-18 油圧ショベルの作業機 Expired - Lifetime JP2593027Y2 (ja)

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JPH0731955U JPH0731955U (ja) 1995-06-16
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ID=13314643

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