JP2559915Y2 - ケーソンの掘削機 - Google Patents

ケーソンの掘削機

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JP2559915Y2
JP2559915Y2 JP1990126732U JP12673290U JP2559915Y2 JP 2559915 Y2 JP2559915 Y2 JP 2559915Y2 JP 1990126732 U JP1990126732 U JP 1990126732U JP 12673290 U JP12673290 U JP 12673290U JP 2559915 Y2 JP2559915 Y2 JP 2559915Y2
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JP
Japan
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boom
arm
caisson
excavator
pin
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Expired - Lifetime
Application number
JP1990126732U
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English (en)
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JPH0484491U (ja
Inventor
英和 青木
政己 橋本
剛 吉田
智昭 宮崎
剛 北村
Original Assignee
株式会社 小松製作所
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Publication date
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  • Jib Cranes (AREA)
  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は深掘り時の掘削能力を増大させたケーソン
の掘削機に関する。
(従来の技術) 従来ケーソン躯体の内周面に布設された走行レールに
沿って移動する走行架台に装着されてケーソン躯体内を
掘削するケーソンの掘削機は、パワショベルに使用され
ている作業機が利用されている。
(考案が解決しようとする課題) しかしパワショベルに使用されている作業機はブーム
がほぼヘ字形に形成されていて長さも長いため、ブーム
フート部下方の周辺の掘削力が低く、深掘り時コーナ掘
削力が不足して掘削に時間がかかり、作業能率が悪いな
どの不具合があった。
この考案は上記不具合を改善する目的でなされたもの
で、深掘り時のコーナ掘削力を増大したケーソンの掘削
機を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段及び作用) この考案は上記目的を達成するために、ケーソン躯体
の内周面に沿って布設されたリング状レールに走行架台
を走行自在に取り付けると共に、該走行架台に関節連結
されたブーム、アーム、バケットおよびこれらを揺動さ
せる油圧シリンダを取り付けてなるケーソンの掘削機に
おいて、前記掘削機のブームをアームの長さよりも短く
構成すると共に、該ブームを揺動させるブームシリンダ
の基端部の枢着ピンを前記ブームの基端部の枢着ピンよ
り下方かつ後方位置で枢着したものである。
これによって従来パワショベルに使用されている作業
機に比べて特に深掘り時のケーソン躯体のコーナ部にお
ける掘削力が大幅に増大するため、コーナ部の重力をか
けた掘削がよりよく行なえるので作業能率が向上する。
(実施例) この考案の一実施例を図面を参照して詳述する。
図において1は走行架台で、ケーソン躯体2の内周面
に沿って布設されたリング状の走行レール3上を移動す
るようになっており、この走行架台1に掘削機本体4が
装着されている。
上記掘削機本体4はパワショベルの作業機に使用され
ているブームに比べて長さが短い直線状のブーム5を有
しており、このブーム5の基端部はピン6により走行架
台1の上部に枢着されている。
また上記ブーム5の先端側にはピン6を中心にブーム
5を起伏するブームシリンダ7のピストン杆7a先端がピ
ン8により枢着されていると共に、ブームシリンダ7の
ボトム側はブーム5の基端部を枢着するピン6より後方
となるようにして走行架台1の下部にピン9により枢着
されている。
一方上記ブーム5の先端にはコーナパワショベルに使
用されている作業機のアームと同様なアーム10の上端側
がピン11により枢着されている。
上記アーム10は上記ブーム5の長さより長く構成され
ており、上記アーム10の上端部と、ブーム5の基端側上
部に突設されたブラケット5aの間にはアーム10の下端側
をピン11を中心に前後方向へ回動するアームシリンダ12
が取り付けられていると共に、アーム10の下端部にはコ
ーナパワショベルに使用されているバケットと同様なバ
ケット13がピン14により枢着されている。
そしてこのバケット13とアーム10の上端側に突設され
たブラケット10aの間にリンク15を介してバケットシリ
ンダ16が取り付けられ、このバケットシリンダ16により
ピン14を中心にバケット15が回動できるようになってい
る。
つぎに作用を説明すると、掘削すべきケーソン躯体2
内の地質が軟土質の場合を第1図に、中土質の場合を第
2図に、そして硬土質の場合を第3図に示す。
何れの場合も、走行架台1を掘削位置へ移動したら図
示しない固定装置により走行架台1を走行レール3に固
定し、この状態で遠隔操作によりブームシリンダ7を制
御してブーム5、アーム10及びバケット13を回動してケ
ーソン躯体2内の地盤を掘削するもので、ブーム5はア
ーム10より短く形成され、かつブームシリンダ7の基端
部を枢着するピン9がブーム5を枢着するピン6より下
方かつ後方(ケーソン躯体寄り)に設置されているた
め、特に深掘り時におけるケーソン躯体2近傍のコーナ
部において従来のパワショベルの作業機に比べて大幅な
掘削力の増加が図れるようになる。
(考案の効果) この考案は以上詳述したように、ブームの長さをアー
ムの長さより短くし、かつブームを起伏するブームシリ
ンダの基端側枢着点を、ブームの基端側枢着部より下方
かつ後方位置としたことにより、特に深掘り時における
ケーソン躯体コーナ部の掘削を大幅に増加することがで
きる。
これによってコーナ部の重力をかけた掘削がよりよく
行なえるので、掘削能率の大幅な向上が図れるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図は軟土質掘削
時の断面図、第2図は中土質掘削時の断面図、第3図は
硬土質掘削時の断面図である。 1……走行架台、2……ケーソン躯体 3……リング状走行レール、5……ブーム 6……ピン、7……ブームシリンダ 9……ピン、10……アーム 12……アームシリンダ、13……バケット 16……バケットシリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 吉田 剛 大阪府枚方市上野3―1―1 小松精機 株式会社技術部内 (72)考案者 宮崎 智昭 大阪府枚方市上野3―1―1 小松精機 株式会社技術部内 (72)考案者 北村 剛 大阪府枚方市上野3―1―1 小松精機 株式会社技術部内 (56)参考文献 特開 平2−108793(JP,A) 特開 昭49−76304(JP,A) 特開 昭63−40090(JP,A)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーソン躯体(2)の内周面に沿って布設
    されたリング状レール(3)に走行架台(1)を走行自
    在に取り付けると共に、該走行架台(1)に関節連結さ
    れたブーム(5)、アーム(10)、バケット(13)およ
    びこれらを揺動させる油圧シリンダ(7),(12),
    (16)を取り付けてなるケーソンの掘削機において、前
    記掘削機のブーム(5)をアーム(10)の長さよりも短
    く構成すると共に、該ブーム(5)を揺動させるブーム
    シリンダ(7)の基端部の枢着ピン(9)を前記ブーム
    (5)の基端部の枢着ピン(6)より下方かつ後方位置
    で枢着したことを特徴とするケーソンの掘削機。
JP1990126732U 1990-11-30 1990-11-30 ケーソンの掘削機 Expired - Lifetime JP2559915Y2 (ja)

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JPH0484491U JPH0484491U (ja) 1992-07-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6340090A (ja) * 1986-08-05 1988-02-20 三井建設株式会社 立坑掘削におけるずりの排出方法
JPH02108793A (ja) * 1988-10-14 1990-04-20 Hitachi Zosen Corp 立型シールド掘進機

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JPH0484491U (ja) 1992-07-22

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