JPH0535181Y2 - - Google Patents

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JPH0535181Y2
JPH0535181Y2 JP1986054210U JP5421086U JPH0535181Y2 JP H0535181 Y2 JPH0535181 Y2 JP H0535181Y2 JP 1986054210 U JP1986054210 U JP 1986054210U JP 5421086 U JP5421086 U JP 5421086U JP H0535181 Y2 JPH0535181 Y2 JP H0535181Y2
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bucket
arm
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は油圧シヨベルのクラムシエルバケツト
の構造に関する。
従来の技術 油圧シヨベルの作業アタツチメントとしてアー
ムの先端に取付けて掘削作業を行なうクラムシエ
ルバケツトには種々の形式のものがあるが、一般
に第5図に示すようにバケツト31、油圧シリン
ダ32、アーム33、ロツド34等より構成し、
アーム35の先端にユニバーサルジヨイント36
を介して揺動自在に連結されている。
この形式のクラムシエルバケツトはユニバーサ
ルジヨイント36を介してアーム35の先端に連
結しているから、アーム35の俯仰角度の如何に
かかわらず常に垂直に吊下がつており、垂直方向
の規制の多い穴堀り作業には適している。その作
動は油圧シリンダ32を上下に移動せしめ、その
上部両側のブラケツト37とバケツト31との間
を連結するアーム33でバケツト31をピン38
を中心に回動せしめて掘削作業を行なうが、その
掘削時はクラムシエルバケツト全体の自重によつ
てバケツト31が地面に喰込むものである。
考案が解決すべき問題点 上記のように従来のクラムシエルバケツトはア
ーム35の先端にユニバーサルジヨイント36を
介して懸垂しているので、下記のような2つの問
題点がある。第1は、常に垂直に維持されている
ので掘削地点が常にアーム35の先端の真下にな
ければならぬということである。このことは穴堀
り作業等には適しているが、途中に何らかの障害
物が存在して若干側方に寄らねばならぬ場合、あ
るいは、穴が斜方向になつている場合等では全く
使用することはできず、通常の油圧シヨベル用の
掘削バケツトに付け変えて作業を行なわねばなら
ぬ。第2は、掘削力の問題であるが、ロツド34
の上端とアーム35とはユニバーサルジヨイント
36で連結されているため、掘削時にアーム35
によるクラムシエルバケツトを押付ける力が不安
定になるということである。アーム35の先端で
ロツド34の上端を強力に押付けようとしても、
ユニバーサルジヨイント36により前後、左右に
移動し、アーム35の先端の押付力をそのまゝバ
ケツト31に伝えることはできない。したがつ
て、その掘削力はクラムシエルバケツトの自重に
たよるしか方法がなかつた。自重を増加すれば掘
削力が増すが、吊上時の負荷が増大し、作業能率
が低下するという問題が生じた。
本考案は上記の問題点を解決し、掘削力を増大
し、かつ、斜め方向の掘削も可能なクラムシエル
バケツトを提供することを目的とするものであ
る。
イ 本考案のクラムシエルバケツトは、油圧シヨ
ベルの作業アタツチメントのアーム先端部に支
持体を固定して取付け、その支持体の先端部に
両開き開閉可能に一対のバケツト部材を軸支
し、また上記支持体にガイドレールを設け、ま
たそのガイドレールに沿つて移動できるように
ガイドローラをそなえた移動体を設け、その移
動体と上記一対のバケツト部材とをそれぞれア
ームを介して連結し、上記移動体をバケツトシ
リンダにて移動せしめることにより一対のバケ
ツト部材を開閉するようにした作業工具装置で
あつて、 ロ アーム先端部に固定して取付けた支持体をア
ーム先端部の両側より挟むように形成し、その
左右両外側にアーム長手方向のガイドレールを
固設し、またそのガイドレールに沿つて移動す
る左右一対の移動体を設け、その一対の移動体
の内側中央部に上記ガイドレールの前面部と後
面部を挟持するガイドローラを枢支し、 ハ 上記移動体と一対のバケツト部材とを連結し
ているそれぞれアームの基端部を、上記ガイド
ローラから前側と後側へそれぞれ若干離れた位
置における移動体の部分に枢着し、 ニ 作業アタツチメントの操作により土質に対し
て下方向、斜方向、横方向の掘削を行うように
した。
作 用 支持体がアームに一体に結合されているので、
バケツトの掘削方向が下方向、斜方向、横方向と
自由に選択できる。また、アームによる押付力が
そのまゝバケツトに作用できるから、掘削力を増
大させることができる。また、移動体とバケツト
をアームで連結し、移動体をバケツトシリンダに
連結したから、バケツトの作動をバケツトシリン
ダで兼用でき、専用の油圧シリンダが不要となり
安価に製作できる。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
1は支持体で、下部にピン2によりバケツト3
を枢支しており、左右両側には上部から中間部に
かけてガイドレール4を突設している。該ガイド
レール4はバケツト3を開閉せしめるために上下
に移動する移動体5のガイドをするためのもので
ある。支持体1は上部はピン6により、下部はピ
ン7によりアーム8に一体に結合せしめている。
なお、アーム8の下端のピン7の挿入孔9は通常
の掘削バケツトを取付ける際のピン孔であるが、
上部のピン孔10は支持体1を取付けるために新
たに穿設したものである。移動体5は支持体1を
左右より挟むようにして構成しているが、内側左
右両側に、前記ガイドレール4と対応する位置に
該ガイドレール4を挟持するように前後2対づつ
のガイドローラ11をピン12で枢支している。
したがつて、移動体5はガイドレール4の敷設し
た長さだけは上下に平行に移動することができ
る。移動体5は前部イが後部より若干前方に突出
しており、前端とアーム8との間にバケツトシリ
ンダ13を装着しており、該バケツトシリンダ1
3を操作して移動体5を上下に移動することがで
きる。また、該移動体5とバケツト3との間には
アーム14をピン15でそれぞれ枢支している
が、上記移動体5と、一対のバケツト部材である
バケツト3とを連結しているそれぞれアーム1
4,14の基端部ロ,ハを、移動体5に取付けて
いるガイドローラ11の前部側と後部側の隔離し
た位置(アーム14,14のそれぞれ基端部ロと
ハの間隔寸法は第1図に示すようにLである)に
枢支した。
支持体1を取付けたアーム8はスライドアーム
で、後背面にガイドレール16を左右に張り出し
た状態で固着しており、該アーム8と重なるよう
に並設した支持アーム17の前部にガイドレール
16を挟むようにガイド板18を固着し、該ガイ
ド板18にガイドレール16を挟持する状態でピ
ン19でガイドローラ20を枢着しており、両ア
ーム8,17の間に装着した油圧シリンダ21を
操作してアーム8を前後に移動できるものであ
る。第4図は本考案の装置を使用して作業を行な
つている状態を示す図であるが、22はブーム、
23はアームシリンダ、24はブームシリンダ、
25は油圧シヨベル本体である。
本考案は上記の如く構成しており、実際に掘削
作業を行なう場合はブームシリンダ24、アーム
シリンダ23を操作してクラムシエルバケツトを
所望の掘削方向に向ける。バケツトシリンダ13
を収縮せしめる。移動体5がガイドローラ11に
よつてガイドレール4に沿つてバケツトシリンダ
13の収縮した長さだけ上方に移動する。移動体
5とバケツト3はアーム14で連結されているか
ら、バケツト3はピン2を中心に回動して左右に
開く。バケツト3が開き、掘削可能の状態になれ
ば油圧シリンダ21を伸長せしめてバケツト3を
掘削地点に押付け、前記と反対にバケツトシリン
ダ13を伸長せしめる。移動体5がガイドレール
4に沿つて下降し、アーム14を介してバケツト
3を閉じる方向に回動するから土砂を掘削するこ
とができる。その際、油圧シリンダ21は固定さ
れているから、アーム8と支持アーム17は一体
に固定されており、勿論、アームシリンダ23、
ブームシリンダ24も固定されているから、これ
らのアタツチメントはシヨベル本体25と一体に
固定され、掘削時の反力をこれらの機体全体で受
けることになるから強力で安定した掘削力をうる
ことができる。バケツトシリンダ13はバケツト
の開閉を行なつてその位置での土砂の掘削を行な
うことができるが、油圧シリンダ21はクラムシ
エルバケツトを含めたアーム8全体を下方に押す
ことができるので、バケツトシリンダ13を作動
して掘削している際に油圧シリンダ21を伸長せ
しめれば更に掘削力を増すことができる。
支持体1はアーム8に固定されてこれと一体で
あるから、その方向は真下方向、斜方向、横方向
等と、バケツト3で掘削できる様々な方向に自由
に向けられ、その方向に向いたまゝの状態で掘削
することができる。
第2図、第3図はクラムシエルバケツトによる
作業が終わつてこれを取去つた場合の図である
が、アーム8にピン孔10が付加されている以外
は全く通常の油圧シヨベルのアームと同様であ
り、そのまゝ油圧シヨベル用の掘削バケツトを取
付けることができる。このことは、本考案のクラ
ムシエルバケツトを取付けるためには、従来の油
圧シヨベルのアームにピン穴孔10を新たに穿設
するだけでよいということにもなる。
上記の説明はアーム8はガイドレール16を有
する伸縮可能なテレスコピツクアームについて説
明したが、このような装備のない通常のアームの
場合でも取付け可能であることは勿論である。し
かし、穴堀り作業で本考案を使用する場合はアー
ムが伸縮できるテレスコピツクなアームの場合が
最も効率的な作業を行なうことができる。
考案の効果 以上述べたように、本考案は下部にバケツトを
枢支した支持体をアームに連結し、その両側にガ
イドレールを突設し、ガイドローラを有する移動
体をガイドレールに沿つて上下に移動可能とし、
そのそれぞれアームの基端部を、移動体に取付け
ているガイドローラの前部側と後部側の隔離した
位置に枢支した。それによりバケツトシリンダの
押圧力を効果的に用いて、クラムシエルによる下
方向、斜方向、横方向の掘削を自由に行うことが
できる。また、支持体がアームに一体に結合され
ているので、アームによる押付力がそのまゝバケ
ツトの掘削力に付加され、掘削力を増大できる。
移動体とバケツトシリンダを連結し、バケツトの
作動をバケツトシリンダで行なうようにしたか
ら、従来のようにクラムシエルバケツト専用の油
圧シリンダが不要になり、コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の正面図、第2図はクラムシエ
ルバケツト単体の正面図、第3図はクラムシエル
バケツト取付前のアームの正面図、第4図は実際
の使用例の正面図、第5図は従来のものの正面図
である。 1……支持体、3……バケツト、4……ガイド
レール、5……移動体、8……アーム、11……
ガイドローラ、13……バケツトシリンダ、14
……アーム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 油圧シヨベルの作業アタツチメントのアーム先
    端部に支持体を固定して取付け、その支持体の先
    端部に両開き開閉可能に一対のバケツト部材を軸
    支し、また上記支持体にガイドレールを設け、ま
    たそのガイドレールに沿つて移動できるようにガ
    イドローラをそなえた移動体を設け、その移動体
    と上記一対のバケツト部材とをそれぞれアームを
    介して連結し、上記移動体をバケツトシリンダに
    て移動せしめることにより一対のバケツト部材を
    開閉するようにした作業工具装置であつて、アー
    ム先端部に固定して取付けた支持体をアーム先端
    部の両側より挟むように形成し、その左右両外側
    にアーム長手方向のガイドレールを固設し、また
    そのガイドレールに沿つて移動する左右一対の移
    動体を設け、その一対の移動体の内側中央部に上
    記ガイドレールの前面部と後面部を挟持するガイ
    ドローラを枢支し、上記移動体と一対のバケツト
    部材とを連結しているそれぞれアームの基端部
    を、上記ガイドローラから前側と後側へそれぞれ
    若干離れた位置における移動体の部分に枢着し、
    作業アタツチメントの操作により土質に対して下
    方向、斜方向、横方向の掘削を行うようにしたこ
    とを特徴とするクラムシエルバケツト。
JP1986054210U 1986-04-10 1986-04-10 Expired - Lifetime JPH0535181Y2 (ja)

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JP1986054210U JPH0535181Y2 (ja) 1986-04-10 1986-04-10

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JPS62169088U JPS62169088U (ja) 1987-10-27
JPH0535181Y2 true JPH0535181Y2 (ja) 1993-09-07

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5961351U (ja) * 1982-10-16 1984-04-21 三和ブレ−カ−株式会社 油圧シヨベルのア−ムに取付ける掴み装置

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Publication number Publication date
JPS62169088U (ja) 1987-10-27

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