JP2001140575A - アンカー施工機 - Google Patents

アンカー施工機

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JP2001140575A
JP2001140575A JP32439599A JP32439599A JP2001140575A JP 2001140575 A JP2001140575 A JP 2001140575A JP 32439599 A JP32439599 A JP 32439599A JP 32439599 A JP32439599 A JP 32439599A JP 2001140575 A JP2001140575 A JP 2001140575A
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JP
Japan
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boom
machine
anchor
bracket
upper body
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Withdrawn
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JP32439599A
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Inventor
Mitsuo Nagata
三雄 永田
Takanori Yamazaki
隆典 山崎
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Nippon Sharyo Ltd
Original Assignee
Nippon Sharyo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ベースマシンに伸縮ブームを起伏できるように
搭載しブーム先端に掘削装置を備えたアンカー施工機
で、施工機近傍の低い施工位置についても施工のできる
アンカー施工機を提供する。 【解決手段】ベースマシン1に伸縮できるブーム2を起
伏可能に支持し、該ブーム2の先端に掘削装置を備えた
アンカー施工機において、ブーム2を起伏可能に支持す
る支点をベースマシン1の上部体1aの前後方向へ移動
可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、盛土や切り土の法
面にアンカー杭を打設する施工機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】法面にアンカーを打設する施工機は、バ
ックホーのアームの先端に掘削装置を取り付けたものが
一般に使用されているが、施工できる高さに限界があ
る。そこで、高い位置の法面などでは、図6に示すよう
に、クレーンのブームの先端に掘削装置を取り付けた施
工機が使用されている。この施工機は、履帯走行するベ
ースマシン30の上部体30aに伸縮可能な多段式のブ
ーム31を起伏できるように搭載し、ブーム31の先端
に自在機構37を介して掘削装置35を取り付けてい
る。
【0003】掘削装置35は、掘削具39をガイドレー
ル38にスライド可能に設けられており、また、自在機
構37は、掘削装置35を法面に対して所望の角度にす
るための装置で左右方向と回転ができるようにしてい
る。そして、ブーム31先端とは前後方向に傾斜できる
ように取り付けられている。
【0004】このような施工機でアンカー施工を行う場
合は、例えば、特公平2−57612号に開示されてい
るように、ベースマシン30を法面に対して平行に位置
させ、上部体30aを90度旋回させてブーム31を法
面に対して直角にし、ブーム31を伸縮させるとともに
起伏させて掘削装置35をほぼ目標の位置へ移動し、自
在機構37を操作して掘削具39を所定の角度に位置合
わせを行っている。
【0005】そして、その位置での打設が済むと、同じ
高さの1ピッチ前方の目標点へベースマシン30を移動
させて打設する。そして、施工区間を順次施工する。同
じ高さ位置にある施工地点の施工が終わったら、ブーム
31を伸縮させるとともに起伏させて別の高さの施工地
点へ掘削装置35を移動させて施工している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のクレーンのブー
ムの先端に掘削装置を取り付けた施工機によるアンカー
施工は、上記、特公平2−57612号にも記載されて
いるように、高い位置でのアンカー施工には好適である
が、施工機近傍の低い位置に施工できないデットゾーン
が存在する。このため、デットゾーンについては小型の
別の施工機によるか、施工位置に足場を組みながら、そ
の足場に削孔機を設置して別途施工しなければならない
という問題がある。
【0007】そこで、本発明は、ベースマシンに伸縮ブ
ームを起伏できるように搭載しブーム先端に掘削装置を
備えたアンカー施工機で、施工機近傍の低い施工位置に
ついても施工のできるアンカー施工機を提供することを
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では次の手段を採った。即ち、ベースマシン
に伸縮できるブームを起伏可能に支持し、該ブームの先
端に掘削装置を備えたアンカー施工機において、ブーム
を起伏可能に支持する支点をベースマシンの上部体の前
後方向へ移動可能としたことを特徴としている。
【0009】このアンカー施工機は、ブームが伸縮でき
るクローラタイプのクレーンのブームの先端に自在機構
を介して掘削装置を設け、主として法面のアンカー施工
を行うものであり、ブームを起伏させる支点の位置を上
部体の前後方向へ移動できるようにして施工機近傍の施
工地点における施工ができるようにしたものである。
【0010】ブームを起伏可能に支持する支点の移動
は、上部体にブームを起伏可能に支持するブラケットを
別途後方にも設けて、必要時にブームを後方側のブラケ
ットに取り付けるようにしてもよい。このようにした場
合は機構をきわめて簡素にできるが、ブームを後方側の
ブラケットに付け換える場合に別途クレーンを必要と
し、煩雑な作業が伴い時間もかかる。
【0011】そこで、請求項2に記載のように、ブーム
を起伏可能に支持するブームブラケットを上部体のベー
スフレームに設けた案内部材に係合させて設け、該ブー
ムブラケットをベースフレームに支持されたシリンダで
移動させるようにすれば、シリンダを作動させるのみで
簡便にブラケットを上部体の後方側へ移動できる。
【0012】また、請求項3に記載のように、ブームを
起伏可能に支持する支点をベースフレームと上部体の前
後方向に回動可能にリンクで連結し、該リンクをベース
フレームに支持されたシリンダで回動させるようにして
もよい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明のアンカー施工機を図
1〜図3に示す実施形態例(請求項2の実施形態例)に
基づいて説明する。図1はアンカー施工機の全体を示す
側面図で、上部体1aに起伏および伸縮できるブーム2
を搭載し、このブーム2の先端に自在機構5を介して掘
削装置6が取り付けられている。なお、7は掘削具であ
る。
【0014】ブーム2は油圧シリンダで多段に伸びるよ
うに構成され、ベースマシン1の上部体1aに設けたブ
ームブラケット11にピン3で連結されるとともにシリ
ンダ4に連結され、シリンダ4を作動させることによっ
てピン3を支点として起伏する。
【0015】このブームブラケット11は上部体1aの
ベースフレーム15に対してその後方へ移動可能に取り
付けられている。即ち、図1においてAの位置(標準状
態)からBの位置(後位置状態)へブラケット11が移
動可能となっている。この移動機構10の詳細は、図2
および図3に示すように、先ず、ベースフレーム15の
上に案内部材17を対向させて設けられている。一方、
ブームブラケット11は、ブーム2を支持する支持部材
11a,11bの下端部同士が連結材11cで連結さ
れ、その下部に受け部材11dと受け部材11eが左右
に固設され、受け部材11eに上記案内部材17に係合
するローラ13、14が取り付けられている。そして、
左右の受け部材11dの間隙にシリンダ12が設けら
れ、その一端はベースフレーム15に付設した受け金具
15aに取り付けられ、他端は受け部材11dに連結さ
れている。したがって、シリンダ12を作動させること
により、ローラ13、14が案内金具17に案内されて
転動し、ブラケット11が移動し、この移動に伴ってこ
れに支持されたブーム2およびブーム2を起伏させるシ
リンダ4が移動する。
【0016】図5は、ベースマシン1を移動させずに右
側法面に対してアンカー杭を打設する場合の施工できる
範囲を示すもので、図5(a)の斜線部はブームブラケ
ット11が標準状態にある場合の施工範囲で、図5
(b)の斜線部はブームブラケット11が後位置状態に
スライドされた場合の施工範囲である。この図からブー
ムブラケット11を後位置状態にした場合は、アンカー
施工機のごく近傍まで施工できることが解る。
【0017】標準状態で施工したときに近傍の施工でき
ない部分については、ベースマシンを前後方向に走行さ
せることによって施工が可能であるが、壁などの障害物
があって走行できない場合に後位置状態にスライドさせ
ることにより施工ができる。次に、上記説明したブーム
2を標準状態から後位置状態へ移動させる機構の別の実
施形態(請求項3に記載の実施形態例)について図4に
基づいて説明する。
【0018】ブーム2はベースフレーム15に固設した
ブラケット26に一端を連結したリンク21にピン24
で連結され、このリンク21はベースフレーム15に設
けたブラケット25に連結されたシリンダ22によって
支持されている。さらに、ブーム2は、ベースフレーム
15に設けたブラケット27に連結されたシリンダ23
によって連結されている。
【0019】このように、構成されているので、ブーム
2はピン24を支点として回動でき、シリンダ23を作
動させることによって起伏する。そして、ブーム2を標
準状態から後位置状態へ移動させる場合はシリンダ22
を作動させることによって行う。
【0020】図4はブーム2が後位置状態にある状態を
示しており、シリンダ22を作動させることによってリ
ンク21が鎖線で示す位置へ移動し、これと連結された
ブーム2が標準状態の位置に移動する。なお、標準状態
と後位置状態におけるリンク21は垂直線に対して同じ
角度になるように構成すれば、ブーム2を安定して支持
できる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のアンカー
施工機は、ブームを起伏可能に支持する支点をベースマ
シンの上部体の後部方向へ移動可能としたので、施工機
近傍の低い施工位置についても施工できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアンカー施工機の一実施形態としての
全体の構成を示す側面図である。
【図2】同 ブーム2の支点の移動機構の側面図であ
る。
【図3】同 図2の背面図である。
【図4】同 ブーム2の支点の移動機構の別の形態例を
示す側面図である。
【図5】同 ベースマシンを移動させずに右側法面に対
してアンカー杭を打設する場合の施工できる範囲を示す
説明図である。
【図6】従来のアンカー施工機の全体図である。
【符号の説明】
1…ベースマシン 1a…上部体 2…ブーム 3…ピン 4…シリンダ 5…自在機構 6…掘削装置 7…掘削具 10…移動機構 11…ブームブラケット 11a、11b…支持部材 11c…連結材 11d、11e…受け部材 12…シリンダ 13、14…ローラ 15…ベースフレーム 15a…ブラケット 17…案内部材 21…リンク 22…シリンダ 23…シリンダ 24…ピン 25、26、27…ブラケット 30…ベースマシン 30a…上部体 31…ブーム 32…ピン 35…掘削装置 37…自在機構 38…ガイドレール 39…掘削具

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベースマシンに伸縮できるブームを起伏可
    能に支持し、該ブームの先端に掘削装置を備えたアンカ
    ー施工機において、ブームを起伏可能に支持する支点を
    ベースマシンの上部体の前後方向へ移動可能としたこと
    を特徴とするアンカー施工機。
  2. 【請求項2】ブームを起伏可能に支持するブームブラケ
    ットを上部体のベースフレームに設けた案内部材に係合
    させて設け、該ブームブラケットをベースフレームに支
    持されたシリンダで移動可能としたことを特徴とする請
    求項1記載のアンカー施工機。
  3. 【請求項3】ブームを起伏可能に支持する支点をベース
    フレームとリンクで連結し、該リンクをベースフレーム
    に支持されたシリンダで回動可能としたことを特徴とす
    る請求項1記載のアンカー施工機。
JP32439599A 1999-11-15 1999-11-15 アンカー施工機 Withdrawn JP2001140575A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7195126B2 (en) 2001-09-28 2007-03-27 Kobelco Cranes Co., Ltd. Self-propelled working machine
JP2007274943A (ja) * 2006-04-05 2007-10-25 Marujun Heavy Industry Co Ltd 作業機械における伸縮ブーム支持装置
JP7075697B1 (ja) 2022-01-06 2022-05-26 株式会社トラバース 地盤改良機

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Date Code Title Description
A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20031107