JPH0728207Y2 - 油圧式パワーショベル - Google Patents

油圧式パワーショベル

Info

Publication number
JPH0728207Y2
JPH0728207Y2 JP1989088430U JP8843089U JPH0728207Y2 JP H0728207 Y2 JPH0728207 Y2 JP H0728207Y2 JP 1989088430 U JP1989088430 U JP 1989088430U JP 8843089 U JP8843089 U JP 8843089U JP H0728207 Y2 JPH0728207 Y2 JP H0728207Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm
boom
sub
bucket
cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989088430U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0329550U (ja
Inventor
勝介 粟野
Original Assignee
新キャタピラー三菱株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 新キャタピラー三菱株式会社 filed Critical 新キャタピラー三菱株式会社
Priority to JP1989088430U priority Critical patent/JPH0728207Y2/ja
Publication of JPH0329550U publication Critical patent/JPH0329550U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0728207Y2 publication Critical patent/JPH0728207Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は建設機械の油圧式パワーショベルに関するもの
である。
[従来の技術] 従来都市土木などにおいて、パワーショベルの多様な使
われ方が要求されてきている。
その中でも雑誌、建設機械1988年5月号P51〜55や実開
昭63-121658号公報に記載されているように、2ピース
ブームや1ピースブームを有し、かつアームがその長手
方向軸線を中心として回転できるようにしたものがあ
る。前者を第2図に後者を第3図に示す。
また、実開昭64-28453号公報に記載されているようにロ
アブームとアッパブームの2ピースブームの内のアッパ
ブームに回転機構を有し、アッパブームがその長手方向
軸線を中心として回転できるようにしたものがあり、そ
の構造を第4図に示す。
第2図において40はロアブーム,41はアッパブーム,42は
アーム,43はバケット,44は上部旋回体,XXはアーム42の
長手方向軸線で、アーム42は軸線XXを中心として回転し
うるように、その基端がアッパブーム41の先端ブームに
支承されている。
第3図の45はブーム、46はアーム回転装置、49はアー
ム、47はバケツト,XXはアーム回転装置46に固定された
アーム49の長手方向軸線で、アーム回転装置46に固定さ
れたアーム49は軸線XXを中心として回転しうるように、
アーム回転装置46の基部がブーム45の先端部に支承され
ている。
また第4図の50はロアブーム、51はアッパブーム、52は
アーム53はバケット、54は上部旋回体、XXはアッパブー
ム51の長手方向軸線で、アッパブーム51は軸線XXを中心
として回転しうるように、その基部がロアブーム50の先
端部に支承されている。
[考案が解決しようとする課題] しかるに、第2図の油圧式パワーショベルは、アームが
回転し、2ピースブームであるので、コーナ掘りや直線
掘りは可能で、アームを自由に垂直方向に位置させて床
掘り作業などには効果があるが、アームが回転し、バケ
ットの起伏方向と、2ピースブームの起伏方向が異なっ
た場合、バケットの起伏のみで対応しなければならない
という欠点がある。例えば第5図のように側溝を掘削す
る場合、2ピースブームaの起伏方向とバケットbの起
伏方向が直交しているため、アームシリンダc,ブームシ
リンダ(図示せず)を作動させることはできない。仮に
作動させるとバケットはバケット側面が側溝の側壁eに
接触し側壁eを損傷することになる。従って側溝の掘削
はバケットシリンダdのみの作動に限定されなければな
らないため、次のような問題を有している。
(1)第6図に示すように、バケットシリンダdのみで
掘削しなければならないため、溝の底面は大きく乱れ、
溝を形成することが困難である。
(2)掘削抵抗にバケットシリンダdのみで対向しなけ
ればならないことから、土質に合わせた掘削加減ができ
ない。従って掘削能率は土質によって大きく変動する。
第3図の油圧式パワーショベルは、第2図と比べ、ブー
ムが1ピースブームである点のみ異なり他は同一機構で
ある。従って、技術上の問題点は第2図と同様である。
ただし、第2図の油圧式パワーショベルの場合は2ピー
スブームであるから、車体から側溝までの距離を調整で
きるというメリットがあるが、第3図の1ピースブーム
は調整できないという問題がある。
第4図の油圧式パワーショベルは、2ピースブームのの
アッパブーム51が回転できるので、車体54の前方は全て
掘削が可能である。しかし側溝掘削は不可能であり、ま
たマス掘やコーナ掘り、床掘り作業などでは、車体54を
移動させなければならないという問題を有している。
本考案は上述した事情に鑑みてなされたもので、2ピー
スブームを有する油圧パワーショベルにおいて、アーム
軸線に対して回転し得るローテーティング装置を前記2
ピースブームの先端に枢着して起伏自在に構成し、前記
ローテーティング装置に先端にバケットを枢着したサブ
アームを装着し、該サブアームと前記バケットをそれぞ
れ起伏自在に構成することにより、土質に合わせた掘削
を可能とし、特に都市土木などの狭隘地で要求される側
溝掘り,横掘り,コーナ掘り,坑まわり掘削などを効率
よく行うことができる油圧式パワーショベルを提供する
ものである。
[課題を解決するための手段] 本考案の油圧式パワーショベルはロアブームとアッパブ
ームより成る2ブームを有するパワーショベルにおい
て、前記アッパブーム先端に枢着されると共に該アッパ
ブームのアームシリンダにより起伏されるブーム側フレ
ーム及びこれに装着されアクチュエータにより回動され
るサブアーム側フレームを有するローテーティング装置
と、 前記サブアーム側フレームに基端が枢着され、サブアー
ムシリンダにより起伏されると共にバケットシリンダを
有するサブアームと、 該サブアームの先端に枢着され前記バケットシリンダに
より起伏されるバケットとを具備したことを特徴とす
る。
[作用] バケットはサブアームと共にローテーティグ装置によっ
て360度旋回する。バケットは、バケットシリンダによ
って起伏し、さらにサブアームと共に起伏し、その上に
ローテーティング装置の起伏に伴っても起伏する。
[実施例] 以下、本考案の実施例を添付図に基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す油圧式パワーショベル
の側面図である。
1は車両の走行体、2は上部旋回体で、ロアブーム4は
上部旋回体2とピン16で枢着される。ブームシリンダ3
はロアブーム4を起伏させるために、一方をロアブーム
4にピン17で、片方をピン15で上部旋回体2に枢着され
ている。アッパブーム6はピン18でロアブーム4に枢着
される。アッパブームシリンダ5は、一方をアッパブー
ム6に他方をロアブーム4にそれぞれピン19,32で枢着
される。8はローテーティング装置で、アクチュエータ
31と回転ベアリング30を有し、ピン22でアッパブーム6
と枢着される。アームシリンダ7は一方をローテーティ
ング装置8とピン21で、他方をアッパブーム6のピン20
で枢着される。10はサブアームでローテーティング装置
8にピン23で枢着される。サブアームシリンダ9は一方
をサブアーム10にピン25で、他方をローテーティング装
置8にピン24で枢着される。サブアーム10の先端にはバ
ケット12がピン29で枢着され、バケットシリンダ11が一
方をサブアーム10にピン26で枢着され、他方をリンク13
のピン27で枢着される。リンク13の片方はサブアーム10
にピン23で枢着される。14はロッドで一方をリンク13の
ピン27で他方をバケット12のピン28に枢着される。従っ
てロアブーム4はブームシリンダ3の伸縮作動によっ
て、ピン16を中心に起伏できる。アッパブーム6はアッ
パブームシリンダ5の伸縮作動によってピン18を中心に
起伏できる。同様にローテーティング装置8はアームシ
リンダ7の伸縮作動によってピン22を中心に起伏でき
る。サブアーム10はサブアームシリンダ9の伸縮作動に
よってピン23を中心に起伏できる。同様にバケット12は
バケットシリンダ11によってピン29を中心に起伏でき
る。尚、ローテーティング装置8に搭載の、アクチュエ
ータ31の作動により回転ベアリング30を介して、サブア
ーム10、サブアームシリンダ9、バケット12などは回転
可能である。
第7図、第8図および第9図は本考案の油圧式パワーシ
ョベルの動作を示す図で、第9図は第7図、第8図のB
方向矢視図である。
第7図は走行体1に平行な側溝掘りを示す。第8図は走
行体1の方向を横切る溝掘削を示す。第9図は、第7図
および第8図の矢視図で、溝掘削時のバケット12および
サブアーム10の動きを示す。第9図においてAからEは
バケットシリンダ11の伸びによるバケット12の歯先の動
き点を示すが、これは、サブアームシリンダ9の伸びに
よるサブアームの先端ピン29の動き点FからJに対応し
ている。即ち、サブアームシリンダ9とバケットシリン
ダ11はそれぞれ独立していることから自由に作動させる
ことが出来るので、掘削範囲が大きくなること、その
上、土質に合わせた掘削が可能であること、また溝の底
面はAからCのように平坦に掘削することが可能であ
る。尚、DからEはバケット12によって掘削された土砂
を持上げてゆく図である。また、上部旋回体2を旋回さ
せ、ブームシリンダ3を縮め、アッパブームシリンダ5
を伸ばし、アームシリンダ7を伸ばせば、ローテーティ
ング装置8を第7図のKへ移動させることが出来るた
め、平坦な溝底面の溝を、車体を移動させずに連続して
形成することができる。第10〜第15図は本考案の油圧式
パワーショベルの他の動作を示す図で、第12図は第11図
のC方向矢視図、第14図は第13図でバケット方向を変え
た場合のD方向矢視図である。
第10図は杭や樹木などの周辺掘削である。サブアームシ
リンダ9の作動によって、サブアーム10、バケット12は
杭や樹木の全背面掘削が可能である。杭や樹木より幅の
拾い構造物の場合全背面に届かないので、第11図および
第12図のように、車体を移動させて両側から掘削するこ
とで背面掘削が可能である。第13図はビル建設の基礎掘
削に見られるコーナ掘りである。第14図は第13図のD方
向矢視図でバケットの向きを示した。この図に示すよう
に、かき上げ掘削やかき落し掘削を簡単に行うことが出
来る。第15図は既に構築された建物の下を掘削する実施
例である。第15図は上から下への掘削図であるが、ロー
テーティング装置8で回転すれば、下から上への掘削や
右から左への掘削および、左から右への掘削も可能であ
る。即ち、自由断面の掘削にも適するものである。
尚、サブアーム10の揺動角を大きくする実施例として、
第16図を示す。第16図は、第9図のサブアームシリンダ
9にリンク60及びロッド61とを組合わせたものである。
これによればサブアームシリンダ9の一方とリンク60,
ロッド61は、ピン62で枢着されているので、サブアーム
10の揺動角を大きくとれるものである。
[考案の効果] 以上詳細に説明したように、本考案の油圧式パワーショ
ベルによれば、車体の方向,ブームの方向に関係なく、
連続して平坦な底をもつ溝の掘削が出来、かつ土質に合
わせた掘削が可能である。また、都市土木などパワーシ
ョベルが移動できない狭隘地において、従来のパワーシ
ョベルでは不可能あるいは非常に効率が悪かった作業や
人手作業に依存していた作業を簡単、かつ確実に効率よ
く行うことができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す油圧式パワーショベル
の側面図、第2図〜第4図は従来の油圧式パワーショベ
ルの側面図、第5図及び第6図はそれぞれ第2図に示す
油圧式パワーショベルの作動を示す平面図及び正面図
で、第6図は第5図のA方向矢視を示し、第7図及び第
8図は本考案の油圧式パワーショベルの動作を示す平面
図、第9図は同油圧式パワーショベルの動作を示す正面
図で、第7図、第8図のB方向矢視を示し、第10図は同
油圧式パワーショベルの他の動作を示す正面図、第11図
及び第12図はそれぞれ同油圧式パワーショベルの他の動
作を示す平面図及び正面図で、第12図は第11図のC方向
矢視を示し、第13図は同油圧式パワーショベルの他の動
作を示す平面図、第14図は第13図のD方向矢視図で、バ
ケットの色んな向きを示し、第15図は同油圧式パワーシ
ョベルのさらに他の動作を示す側面図、第16図は他の実
施例を示す要部正面図である。 1……走行体、2……上部旋回体、3……ブームシリン
ダ、4……ロアブーム、6……アッパブーム、7……ア
ームシリンダ、8……ローテーティング装置、8a……ブ
ーム側フレーム、8b……サブアーム側フレーム、9……
サブアームシリンダ、10……サブアーム、11……バケッ
トシリンダ、12……バケット。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロアブームとアッパブームより成る2ブー
    ムを有するパワーショベルにおいて、前記アッパブーム
    先端に枢着されると共に該アッパブームのアームシリン
    ダにより起伏されるブーム側フレーム及びこれに装着さ
    れアクチュエータにより回動されるサブアーム側フレー
    ムを有するローテーティング装置と、 前記サブアーム側フレームに基端が枢着され、サブアー
    ムシリンダにより起伏されると共にバケットシリンダを
    有するサブアームと、 該サブアームの先端に枢着され前記バケットシリンダに
    より起伏されるバケットとを具備したことを特徴とする
    油圧式パワーショベル。
JP1989088430U 1989-07-27 1989-07-27 油圧式パワーショベル Expired - Lifetime JPH0728207Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989088430U JPH0728207Y2 (ja) 1989-07-27 1989-07-27 油圧式パワーショベル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989088430U JPH0728207Y2 (ja) 1989-07-27 1989-07-27 油圧式パワーショベル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0329550U JPH0329550U (ja) 1991-03-25
JPH0728207Y2 true JPH0728207Y2 (ja) 1995-06-28

Family

ID=31638047

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989088430U Expired - Lifetime JPH0728207Y2 (ja) 1989-07-27 1989-07-27 油圧式パワーショベル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0728207Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0519405Y2 (ja) * 1985-06-28 1993-05-21

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0329550U (ja) 1991-03-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4601626A (en) Arrangement for swinging an attachment holder for the equipment of a hydraulic excavator
JPH0728207Y2 (ja) 油圧式パワーショベル
US4318663A (en) Levelling device for a material handling member
CN106400868B (zh) 一种正铲反铲可转换的多用途挖掘机
CN106400869B (zh) 一种可对侧方位进行挖掘的挖掘机
JP2593024Y2 (ja) 油圧式パワーショベルの作業機
JPH0336332A (ja) 油圧式掘削機
JP3169479B2 (ja) 障害物を回避して掘削する作業機
JPH0316907Y2 (ja)
JPH11303120A (ja) 建設機械の作業装置
JPH0730773Y2 (ja) パワーショベルの土砂運搬装置
US3389816A (en) Overcenter backhoe
SU848536A1 (ru) Одноковшовый экскаватор типаОбРАТНА лОпАТА
JP3578452B2 (ja) 作業車両及びその車両を用いた樹木の移植工法
JP3307462B2 (ja) 建設機械
JPS585713Y2 (ja) 掘削機
KR20240070239A (ko) 쇼벨기능을 갖는 굴삭기 도저블레이드장치
JPH05156659A (ja) 側溝掘機
JP2002088792A (ja) オフセットブーム式建設機械
JP2537512Y2 (ja) 油圧式パワーショベル
JP2554928Y2 (ja) 側溝堀りパワーショベル用ブーム構造
JPH045570Y2 (ja)
JPS6231469Y2 (ja)
JPH026126Y2 (ja)
JPS5923095Y2 (ja) 油圧掘削機