JPH05156659A - 側溝掘機 - Google Patents
側溝掘機Info
- Publication number
- JPH05156659A JPH05156659A JP34782891A JP34782891A JPH05156659A JP H05156659 A JPH05156659 A JP H05156659A JP 34782891 A JP34782891 A JP 34782891A JP 34782891 A JP34782891 A JP 34782891A JP H05156659 A JPH05156659 A JP H05156659A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- upper boom
- arm
- boom
- bucket
- rotated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02F—DREDGING; SOIL-SHIFTING
- E02F9/00—Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
- E02F9/20—Drives; Control devices
- E02F9/2025—Particular purposes of control systems not otherwise provided for
- E02F9/2033—Limiting the movement of frames or implements, e.g. to avoid collision between implements and the cabin
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mining & Mineral Resources (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Operation Control Of Excavators (AREA)
- Shovels (AREA)
- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 側溝の掘削時にバケットの先端が運転室に干
渉するのを防止し、通常の掘削時に作業範囲を拡大して
作業性を向上させる。 【構成】 ロアブーム32の先端側ブラケット部32A
にアッパブーム33を所定の傾斜角θだけ傾斜させてピ
ン結合し、アッパブーム33の先端側にアームステー3
4を同一の傾斜角θだけ傾斜させてピン結合し、オフセ
ットシリンダ41によりアッパブーム33を左右方向に
回動させるときに、平行リンク機構42によりアームス
テー34を逆向きに回動させ、バケット36等の高さ位
置を変える。
渉するのを防止し、通常の掘削時に作業範囲を拡大して
作業性を向上させる。 【構成】 ロアブーム32の先端側ブラケット部32A
にアッパブーム33を所定の傾斜角θだけ傾斜させてピ
ン結合し、アッパブーム33の先端側にアームステー3
4を同一の傾斜角θだけ傾斜させてピン結合し、オフセ
ットシリンダ41によりアッパブーム33を左右方向に
回動させるときに、平行リンク機構42によりアームス
テー34を逆向きに回動させ、バケット36等の高さ位
置を変える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば道路の左,右両
側等に側溝を掘削するのに好適に用いられる側溝掘機に
関する。
側等に側溝を掘削するのに好適に用いられる側溝掘機に
関する。
【0002】
【従来の技術】図5ないし図7に従来技術の側溝掘機を
示す。
示す。
【0003】図において、1は下部走行体、2は該下部
走行体1上に旋回可能に搭載され、該下部走行体1と共
に作業機本体を構成した上部旋回体を示し、該上部旋回
体2には旋回フレーム3上に機械室4,カウンタウエイ
ト5および運転室6が設けられ、該運転室6は旋回フレ
ーム3の前部右側に配設されている。そして、該旋回フ
レーム3の前部中央には運転室6に隣接して取付ブラケ
ット3Aが一体に設けられ、該取付ブラケット3Aには
後述の作業装置7が取付けられている。
走行体1上に旋回可能に搭載され、該下部走行体1と共
に作業機本体を構成した上部旋回体を示し、該上部旋回
体2には旋回フレーム3上に機械室4,カウンタウエイ
ト5および運転室6が設けられ、該運転室6は旋回フレ
ーム3の前部右側に配設されている。そして、該旋回フ
レーム3の前部中央には運転室6に隣接して取付ブラケ
ット3Aが一体に設けられ、該取付ブラケット3Aには
後述の作業装置7が取付けられている。
【0004】7は上部旋回体2の前部に設けられた作業
装置を示し、該作業装置7は運転室6に隣接し、旋回フ
レーム3の取付ブラケット3Aに俯仰動可能にピン結合
されたロアブーム8と、該ロアブーム8の先端側ブラケ
ット部8Aにピン結合され、後述のオフセットシリンダ
18により水平方向の左,右へと回動されるアッパブー
ム9と、該アッパブーム9の先端側にピン結合され、後
述のロッド16を介して水平方向の左,右へと回動され
るアームステー10と、該アームステー10の先端側ブ
ラケット部10Aに俯仰動可能にピン結合されたアーム
11と、該アーム11の先端側にピン結合され、上下方
向に回動されるバケット12とから大略構成され、該バ
ケット12には図6にも示す如く土砂等を掘削するため
の爪部12A,12A,…を設けられている。
装置を示し、該作業装置7は運転室6に隣接し、旋回フ
レーム3の取付ブラケット3Aに俯仰動可能にピン結合
されたロアブーム8と、該ロアブーム8の先端側ブラケ
ット部8Aにピン結合され、後述のオフセットシリンダ
18により水平方向の左,右へと回動されるアッパブー
ム9と、該アッパブーム9の先端側にピン結合され、後
述のロッド16を介して水平方向の左,右へと回動され
るアームステー10と、該アームステー10の先端側ブ
ラケット部10Aに俯仰動可能にピン結合されたアーム
11と、該アーム11の先端側にピン結合され、上下方
向に回動されるバケット12とから大略構成され、該バ
ケット12には図6にも示す如く土砂等を掘削するため
の爪部12A,12A,…を設けられている。
【0005】13はロアブーム8を俯仰動させるブーム
シリンダ、14はアーム11を俯仰動させるアームシリ
ンダを示し、該アームシリンダ14はボトム側がアーム
ステー10にピン結合され、ロッド側がアーム11にピ
ン結合され、該アーム11をアームステー10に対して
俯仰動させるようになっている。15はバケット12を
回動するバケットシリンダを示し、該バケットシリンダ
15はバケット12により各爪部12Aを介して土砂等
の掘削作業を行わせる。
シリンダ、14はアーム11を俯仰動させるアームシリ
ンダを示し、該アームシリンダ14はボトム側がアーム
ステー10にピン結合され、ロッド側がアーム11にピ
ン結合され、該アーム11をアームステー10に対して
俯仰動させるようになっている。15はバケット12を
回動するバケットシリンダを示し、該バケットシリンダ
15はバケット12により各爪部12Aを介して土砂等
の掘削作業を行わせる。
【0006】16はロアブーム8の先端側とアームステ
ー10との間に回動可能に設けられたロッドを示し、該
ロッド16の基端側はロアブーム8の先端側から横方向
(図6中の右方向)に張出したブラケット部8B,8B
間にピン結合され、先端側はアームステー10から横方
向(図6中の右方向)に張出したブラケット部10B,
10B間にピン結合されている。そして、該ロッド16
は各ブラケット部8B,10Bおよびアッパブーム9と
共に平行リンク機構17を構成し、アッパブーム9がオ
フセットシリンダ18により図6に示す如く左右方向に
回動されるときに、アームステー10およびアーム11
がロアブーム8に対して常に平行な位置関係となるよう
に、アームステー10をアッパブーム9とは逆向きに回
動させる。
ー10との間に回動可能に設けられたロッドを示し、該
ロッド16の基端側はロアブーム8の先端側から横方向
(図6中の右方向)に張出したブラケット部8B,8B
間にピン結合され、先端側はアームステー10から横方
向(図6中の右方向)に張出したブラケット部10B,
10B間にピン結合されている。そして、該ロッド16
は各ブラケット部8B,10Bおよびアッパブーム9と
共に平行リンク機構17を構成し、アッパブーム9がオ
フセットシリンダ18により図6に示す如く左右方向に
回動されるときに、アームステー10およびアーム11
がロアブーム8に対して常に平行な位置関係となるよう
に、アームステー10をアッパブーム9とは逆向きに回
動させる。
【0007】18はロアブーム8の先端側とアッパブー
ム9との間に回動可能に設けられたオフセットシリンダ
を示し、該オフセットシリンダ18はボトム側がロアブ
ーム8のブラケット部8B,8B間にピン結合され、ロ
ッド側がアッパブーム9の長さ方向中間部から横方向
(図6中の右方向)に張出したブラケット部9A,9A
間にピン結合されている。そして、該オフセットシリン
ダ18は伸長時にアッパブーム9を、例えば図6中に実
線で示す位置へと左方向に回動させ、縮小時にはアッパ
ブーム9を、例えば図6中に二点鎖線で示す位置へと右
方向に回動させる。
ム9との間に回動可能に設けられたオフセットシリンダ
を示し、該オフセットシリンダ18はボトム側がロアブ
ーム8のブラケット部8B,8B間にピン結合され、ロ
ッド側がアッパブーム9の長さ方向中間部から横方向
(図6中の右方向)に張出したブラケット部9A,9A
間にピン結合されている。そして、該オフセットシリン
ダ18は伸長時にアッパブーム9を、例えば図6中に実
線で示す位置へと左方向に回動させ、縮小時にはアッパ
ブーム9を、例えば図6中に二点鎖線で示す位置へと右
方向に回動させる。
【0008】このように構成される従来技術では、例え
ば道路の左側に側溝を掘削するときに、オフセットシリ
ンダ18を伸長させてアッパブーム9を図6中に実線で
示す位置へと水平方向左側に回動させ、アームステー1
0およびアーム11を下部走行体1の左側面に沿って略
平行に配置する。そして、この状態でブームシリンダ1
3およびアームシリンダ14でロアブーム8およびアー
ム11を俯仰動させつつ、バケットシリンダ15でバケ
ット12を回動させることにより、左側の側溝(図示せ
ず)を掘削する。
ば道路の左側に側溝を掘削するときに、オフセットシリ
ンダ18を伸長させてアッパブーム9を図6中に実線で
示す位置へと水平方向左側に回動させ、アームステー1
0およびアーム11を下部走行体1の左側面に沿って略
平行に配置する。そして、この状態でブームシリンダ1
3およびアームシリンダ14でロアブーム8およびアー
ム11を俯仰動させつつ、バケットシリンダ15でバケ
ット12を回動させることにより、左側の側溝(図示せ
ず)を掘削する。
【0009】また、道路の右側に側溝を掘削するときに
は、オフセットシリンダ18を縮小させてアッパブーム
9を図6中に二点鎖線で示す位置へと水平方向右側に回
動させ、アームステー10およびアーム11を下部走行
体1の右側面に沿って略平行に配置する。そして、この
状態でロアブーム8およびアーム11を俯仰動させつ
つ、バケット12を回動させて右側の側溝(図示せず)
を掘削する。
は、オフセットシリンダ18を縮小させてアッパブーム
9を図6中に二点鎖線で示す位置へと水平方向右側に回
動させ、アームステー10およびアーム11を下部走行
体1の右側面に沿って略平行に配置する。そして、この
状態でロアブーム8およびアーム11を俯仰動させつ
つ、バケット12を回動させて右側の側溝(図示せず)
を掘削する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、ロアブーム8に対しアッパブーム9を水平
方向で左,右に回動させ、該アッパブーム9に対しアー
ムステー10を水平方向で左,右に回動させる構成とし
ているから、例えば道路の右側に側溝を掘削する場合
に、アッパブーム9およびアームステー10等を図6中
に二点鎖線で示す位置に回動して側溝掘りを行うと、掘
削した土砂等を持上げるべくアーム11およびバケット
12をアッパブーム9側に巻込むときに、バケット12
の各爪部12A先端が描く軌跡が図5中に二点鎖線で示
す軌跡19のようになり、このときにバケット12の各
爪部12A先端が運転室6の天井部6A等に接近して、
運転室6を損傷する危険性がある。
来技術では、ロアブーム8に対しアッパブーム9を水平
方向で左,右に回動させ、該アッパブーム9に対しアー
ムステー10を水平方向で左,右に回動させる構成とし
ているから、例えば道路の右側に側溝を掘削する場合
に、アッパブーム9およびアームステー10等を図6中
に二点鎖線で示す位置に回動して側溝掘りを行うと、掘
削した土砂等を持上げるべくアーム11およびバケット
12をアッパブーム9側に巻込むときに、バケット12
の各爪部12A先端が描く軌跡が図5中に二点鎖線で示
す軌跡19のようになり、このときにバケット12の各
爪部12A先端が運転室6の天井部6A等に接近して、
運転室6を損傷する危険性がある。
【0011】そこで、従来技術では、バケット12の各
爪部12A先端が運転室6側に軌跡19よりもさらに接
近しないようにするために、アーム11等の巻込み量を
規制すべく、アームシリンダ14等のストローク長を所
定のストローク長に制限している。
爪部12A先端が運転室6側に軌跡19よりもさらに接
近しないようにするために、アーム11等の巻込み量を
規制すべく、アームシリンダ14等のストローク長を所
定のストローク長に制限している。
【0012】このため、従来技術では、アッパブーム9
等をロアブーム8の中心線上に位置させ、例えば図6に
点線で示す如くアーム11およびバケット12を前方へ
と大きく張出しうるようにした状態で、通常の掘削作業
等を行うときに、バケット12の各爪部12A先端が描
く軌跡は図5に点線で示す軌跡20のようになり、バケ
ット12の底面を地面と平行においた状態での掘削作業
時に、バケット12を下部走行体1側に接近させること
ができず、下部走行体1の手前側が掘れなくなり、掘削
時の作業性が悪くなるという問題がある。
等をロアブーム8の中心線上に位置させ、例えば図6に
点線で示す如くアーム11およびバケット12を前方へ
と大きく張出しうるようにした状態で、通常の掘削作業
等を行うときに、バケット12の各爪部12A先端が描
く軌跡は図5に点線で示す軌跡20のようになり、バケ
ット12の底面を地面と平行においた状態での掘削作業
時に、バケット12を下部走行体1側に接近させること
ができず、下部走行体1の手前側が掘れなくなり、掘削
時の作業性が悪くなるという問題がある。
【0013】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明はバケットの先端等で運転室が損
傷されるのを効果的に防止でき、アーム等の巻込み量を
大きくすることができる上に、通常の掘削作業時には土
砂等の掘削範囲を拡大でき、作業性を向上できるように
した側溝掘機を提供することを目的としている。
されたもので、本発明はバケットの先端等で運転室が損
傷されるのを効果的に防止でき、アーム等の巻込み量を
大きくすることができる上に、通常の掘削作業時には土
砂等の掘削範囲を拡大でき、作業性を向上できるように
した側溝掘機を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明が採用する構成の特徴は、アッパブームを
オフセットシリンダによりロアブームの先端側で所定の
傾斜角をもって左右方向に回動させる構成とし、かつア
ームステーをロッドにより前記アッパブームの先端側で
同一の傾斜角をもって左右方向に回動させる構成とした
ことにある。
ために本発明が採用する構成の特徴は、アッパブームを
オフセットシリンダによりロアブームの先端側で所定の
傾斜角をもって左右方向に回動させる構成とし、かつア
ームステーをロッドにより前記アッパブームの先端側で
同一の傾斜角をもって左右方向に回動させる構成とした
ことにある。
【0015】
【作用】上記構成により、例えば運転室側となる右方向
にアッパブームを回動したときには該アッパブームを上
向きに傾斜させて、バケットを高い位置でアッパブーム
側に巻込むことができ、バケットの先端を運転室から離
間させることができる。また、アッパブームを左方向に
回動させたときには該アッパブームを下向きに傾斜させ
て、バケットを低い位置でアッパブーム側に巻込むこと
ができる。
にアッパブームを回動したときには該アッパブームを上
向きに傾斜させて、バケットを高い位置でアッパブーム
側に巻込むことができ、バケットの先端を運転室から離
間させることができる。また、アッパブームを左方向に
回動させたときには該アッパブームを下向きに傾斜させ
て、バケットを低い位置でアッパブーム側に巻込むこと
ができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図4に基
づき説明する。なお、実施例では前述した図5ないし図
7に示す従来技術と同一の構成要素に同一の符号を付
し、その説明を省略するものとする。
づき説明する。なお、実施例では前述した図5ないし図
7に示す従来技術と同一の構成要素に同一の符号を付
し、その説明を省略するものとする。
【0017】図中、31は上部旋回体2の前部に設けら
れた作業装置を示し、該作業装置31は従来技術で述べ
た作業装置7とほぼ同様に、ロアブーム32,アッパブ
ーム33,アームステー34,アーム35,バケット3
6,ブームシリンダ37,アームシリンダ38,バケッ
トシリンダ39,ロッド40およびオフセットシリンダ
41からなるものの、該作業装置31ではロアブーム3
2の先端側ブラケット部32A,32Aが図3に示す如
く、左右方向の水平軸X−Xに対して所定の傾斜角θだ
け傾斜している。そして、該ロアブーム32の各ブラケ
ット部32Aには上下方向の垂直軸Y−Yに対して中心
軸0−0が所定の傾斜角θだけ傾斜したピン穴32A−
1が形成され、各ブラケット部32A間にピン結合され
るアッパブーム33は中心軸0−0と直交する傾斜線I
−Iに沿って左右方向に回動される。また、ロアブーム
32の先端側には図3中の右側に張出した他のブラケッ
ト部32B,32B,…が一体に設けられ、該各ブラケ
ット部32Bも傾斜線I−Iに沿って傾斜角θだけ傾斜
し、そのピン穴の中心線O−Oが垂直軸Y−Yに対して
傾斜角θだけ傾斜している。
れた作業装置を示し、該作業装置31は従来技術で述べ
た作業装置7とほぼ同様に、ロアブーム32,アッパブ
ーム33,アームステー34,アーム35,バケット3
6,ブームシリンダ37,アームシリンダ38,バケッ
トシリンダ39,ロッド40およびオフセットシリンダ
41からなるものの、該作業装置31ではロアブーム3
2の先端側ブラケット部32A,32Aが図3に示す如
く、左右方向の水平軸X−Xに対して所定の傾斜角θだ
け傾斜している。そして、該ロアブーム32の各ブラケ
ット部32Aには上下方向の垂直軸Y−Yに対して中心
軸0−0が所定の傾斜角θだけ傾斜したピン穴32A−
1が形成され、各ブラケット部32A間にピン結合され
るアッパブーム33は中心軸0−0と直交する傾斜線I
−Iに沿って左右方向に回動される。また、ロアブーム
32の先端側には図3中の右側に張出した他のブラケッ
ト部32B,32B,…が一体に設けられ、該各ブラケ
ット部32Bも傾斜線I−Iに沿って傾斜角θだけ傾斜
し、そのピン穴の中心線O−Oが垂直軸Y−Yに対して
傾斜角θだけ傾斜している。
【0018】一方、アームステー34は先端側ブラケッ
ト部34A,34Aが図4に示す如く、垂直軸Y−Yと
平行に形成され、該各ブラケット部34A間にピン結合
されるアーム35を垂直軸Y−Yに沿って上下方向に俯
仰動させるものの、アームステー34から右側に張出し
たブラケット部34B,34Bは傾斜線I−Iに沿って
傾斜角θだけ傾斜している。また、該アームステー34
をアッパブーム33の先端側にピン結合するためのブラ
ケット部34C,34Cも傾斜線I−Iに沿って傾斜角
θだけ傾斜し、そのピン穴の中心線O−Oが垂直軸Y−
Yに対して傾斜角θだけ傾斜している。
ト部34A,34Aが図4に示す如く、垂直軸Y−Yと
平行に形成され、該各ブラケット部34A間にピン結合
されるアーム35を垂直軸Y−Yに沿って上下方向に俯
仰動させるものの、アームステー34から右側に張出し
たブラケット部34B,34Bは傾斜線I−Iに沿って
傾斜角θだけ傾斜している。また、該アームステー34
をアッパブーム33の先端側にピン結合するためのブラ
ケット部34C,34Cも傾斜線I−Iに沿って傾斜角
θだけ傾斜し、そのピン穴の中心線O−Oが垂直軸Y−
Yに対して傾斜角θだけ傾斜している。
【0019】ここで、アームステー34の各ブラケット
部34B間にはロッド40の先端側がピン結合され、該
ロッド40の基端側は図1,図2に示す如くロアブーム
32の各ブラケット部32B間にピン結合される。ま
た、アッパブーム33の長さ方向中間部には前記各ブラ
ケット部32B,34Bと同様に傾斜角θだけ傾斜した
ブラケット部33A,33Aが右側に張出して一体に設
けられ、該各ブラケット部33Aとロアブーム32の各
ブラケット部32Bとの間にはオフセットシリンダ41
がピン結合されている。
部34B間にはロッド40の先端側がピン結合され、該
ロッド40の基端側は図1,図2に示す如くロアブーム
32の各ブラケット部32B間にピン結合される。ま
た、アッパブーム33の長さ方向中間部には前記各ブラ
ケット部32B,34Bと同様に傾斜角θだけ傾斜した
ブラケット部33A,33Aが右側に張出して一体に設
けられ、該各ブラケット部33Aとロアブーム32の各
ブラケット部32Bとの間にはオフセットシリンダ41
がピン結合されている。
【0020】そして、ロッド40はアッパブーム33お
よび各ブラケット部32B,34Bと共に平行リンク機
構42を構成し、オフセットシリンダ41の伸縮により
アッパブーム33がロアブーム32に対し傾斜線I−I
に沿って左右方向に回動されるときに、アームステー3
4はロッド40を介してアッパブーム33とは逆向きに
傾斜線I−Iに沿って回動され、平行リンク機構42全
体は図3に示すロアブーム32側の傾斜線I−Iと図4
に示すアームステー34側の傾斜線I−Iとがなす傾斜
面(図示せず)に沿って左右方向に回動される。
よび各ブラケット部32B,34Bと共に平行リンク機
構42を構成し、オフセットシリンダ41の伸縮により
アッパブーム33がロアブーム32に対し傾斜線I−I
に沿って左右方向に回動されるときに、アームステー3
4はロッド40を介してアッパブーム33とは逆向きに
傾斜線I−Iに沿って回動され、平行リンク機構42全
体は図3に示すロアブーム32側の傾斜線I−Iと図4
に示すアームステー34側の傾斜線I−Iとがなす傾斜
面(図示せず)に沿って左右方向に回動される。
【0021】また、アームステー34の基端側にはアー
ムシリンダ38用のブラケット部34D,34Dが図4
に示す如く垂直軸Y−Yと平行に形成され、アームシリ
ンダ38の伸縮によりアーム35は垂直軸Y−Yに沿っ
て上下方向に俯仰動される。そして、バケット36はア
ーム35の先端側で上下方向に回動される。
ムシリンダ38用のブラケット部34D,34Dが図4
に示す如く垂直軸Y−Yと平行に形成され、アームシリ
ンダ38の伸縮によりアーム35は垂直軸Y−Yに沿っ
て上下方向に俯仰動される。そして、バケット36はア
ーム35の先端側で上下方向に回動される。
【0022】本実施例による側溝掘機は上述の如き構成
を有するもので、その基本的作動については従来技術に
よるものと格別差異はない。
を有するもので、その基本的作動については従来技術に
よるものと格別差異はない。
【0023】然るに、本実施例では、ロアブーム32の
先端側ブラケット部32Aを所定の傾斜角θだけ傾斜さ
せ、該ブラケット部32Aにアッパブーム33を図3に
示す傾斜線I−Iに沿って左右方向に回動可能にピン結
合し、アッパブーム33の先端側にはアームステー34
を図4に示す傾斜線I−Iに沿って左右方向に回動可能
に設けると共に、ロッド40等によって構成される平行
リンク機構42およびオフセットシリンダ41を前記傾
斜線I−Iに沿って回動可能に設けたから、下記のよう
な作用効果を得ることができる。
先端側ブラケット部32Aを所定の傾斜角θだけ傾斜さ
せ、該ブラケット部32Aにアッパブーム33を図3に
示す傾斜線I−Iに沿って左右方向に回動可能にピン結
合し、アッパブーム33の先端側にはアームステー34
を図4に示す傾斜線I−Iに沿って左右方向に回動可能
に設けると共に、ロッド40等によって構成される平行
リンク機構42およびオフセットシリンダ41を前記傾
斜線I−Iに沿って回動可能に設けたから、下記のよう
な作用効果を得ることができる。
【0024】即ち、オフセットシリンダ41を伸長させ
てアッパブーム33を図2に実線で示す位置へと左方向
に回動したときには、該アッパブーム33を所定の傾斜
角θだけ下向きに傾斜させることができ、オフセットシ
リンダ41を縮小させてアッパブーム33を図2に二点
鎖線で示す位置へと右方向に回動したときには、該アッ
パブーム33を傾斜角θだけ上向きに傾斜させることが
できる。そして、アームシリンダ38およびバケットシ
リンダ39の伸縮量(ストローク長)を所定長さに設定
したときには、アーム35およびバケット36の高さ位
置を図2中に実線で示す左側位置よりも二点鎖線で示す
右側位置(運転室6側)でより高い位置に配置できる。
てアッパブーム33を図2に実線で示す位置へと左方向
に回動したときには、該アッパブーム33を所定の傾斜
角θだけ下向きに傾斜させることができ、オフセットシ
リンダ41を縮小させてアッパブーム33を図2に二点
鎖線で示す位置へと右方向に回動したときには、該アッ
パブーム33を傾斜角θだけ上向きに傾斜させることが
できる。そして、アームシリンダ38およびバケットシ
リンダ39の伸縮量(ストローク長)を所定長さに設定
したときには、アーム35およびバケット36の高さ位
置を図2中に実線で示す左側位置よりも二点鎖線で示す
右側位置(運転室6側)でより高い位置に配置できる。
【0025】かくして、側溝掘りにより掘削した土砂等
を持上げるべく、アーム35およびバケット36をアッ
パブーム33側に巻込むときに、バケット36の各爪部
36A先端が描く軌跡を、運転室6から左側に離れた左
側位置では図1に実線で示す軌跡43の如く設定でき、
運転室6側の右側位置では二点鎖線で示す軌跡44の如
く設定でき、バケット36の先端等が運転室6に接触、
干渉するのを効果的に防止でき、運転室6が損傷される
等の問題を解消できる。
を持上げるべく、アーム35およびバケット36をアッ
パブーム33側に巻込むときに、バケット36の各爪部
36A先端が描く軌跡を、運転室6から左側に離れた左
側位置では図1に実線で示す軌跡43の如く設定でき、
運転室6側の右側位置では二点鎖線で示す軌跡44の如
く設定でき、バケット36の先端等が運転室6に接触、
干渉するのを効果的に防止でき、運転室6が損傷される
等の問題を解消できる。
【0026】従って、本実施例によれば、アームシリン
ダ38等のストローク長を大きくしてアーム35等の巻
込み量を可及的に大きくすることができ、例えばアッパ
ブーム33等をロアブーム32の中心線上に位置させて
通常の掘削作業等を行うときに、バケット36を下部走
行体1の手前側まで接近させて掘削時の作業範囲を拡げ
ることができ、作業性を大幅に向上できる。
ダ38等のストローク長を大きくしてアーム35等の巻
込み量を可及的に大きくすることができ、例えばアッパ
ブーム33等をロアブーム32の中心線上に位置させて
通常の掘削作業等を行うときに、バケット36を下部走
行体1の手前側まで接近させて掘削時の作業範囲を拡げ
ることができ、作業性を大幅に向上できる。
【0027】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明によれば、ロア
ブームに対しアッパブームを所定の傾斜角をもって左右
方向に回動させ、該アッパブームに対しアームステーを
同一の傾斜角をもって左右方向に回動させる構成とした
から、アッパブームを左方向に回動させたときに比較し
て、例えば運転室側となる右方向にアッパブームを回動
させたときに、バケットの先端をより高い位置に配置で
き、該バケットの先端で運転室を損傷させるのを効果的
に防止できる。そして、アーム等の巻込み量を大きくし
て通常の作業時に土砂等の掘削範囲を拡大でき、作業性
を向上させることができる等、種々の効果を奏する。
ブームに対しアッパブームを所定の傾斜角をもって左右
方向に回動させ、該アッパブームに対しアームステーを
同一の傾斜角をもって左右方向に回動させる構成とした
から、アッパブームを左方向に回動させたときに比較し
て、例えば運転室側となる右方向にアッパブームを回動
させたときに、バケットの先端をより高い位置に配置で
き、該バケットの先端で運転室を損傷させるのを効果的
に防止できる。そして、アーム等の巻込み量を大きくし
て通常の作業時に土砂等の掘削範囲を拡大でき、作業性
を向上させることができる等、種々の効果を奏する。
【図1】本発明の実施例による側溝掘機を示す外観図で
ある。
ある。
【図2】アッパブーム等を左右方向に回動させた状態を
示す図1の左側面図である。
示す図1の左側面図である。
【図3】ロアブームを示す図1中の矢示III-III 方向拡
大断面図である。
大断面図である。
【図4】アームステーを示す図1中の矢示IV-IV 方向拡
大断面図である。
大断面図である。
【図5】従来技術による側溝掘機を示す外観図である。
【図6】アッパブーム等を左右方向に回動させた状態を
示す図5の平面図である。
示す図5の平面図である。
【図7】図6に示す側溝掘機の拡大正面図である。
1 下部走行体 2 上部旋回体 6 運転室 31 作業装置 32 ロアブーム 32A,32B,33A,34A,34B,34C ブ
ラケット部 33 アッパブーム 34 アームステー 35 アーム 36 バケット 40 ロッド 41 オフセットシリンダ 42 平行リンク機構
ラケット部 33 アッパブーム 34 アームステー 35 アーム 36 バケット 40 ロッド 41 オフセットシリンダ 42 平行リンク機構
Claims (1)
- 【請求項1】 運転室が設けられた作業機本体と、該作
業機本体の運転室に隣接して該作業機本体に俯仰動可能
に設けられたロアブームと、該ロアブームの先端側に左
右方向で回動可能に設けられたアッパブームと、該アッ
パブームの先端側に左右方向で回動可能に設けられたア
ームステーと、該アームステーの先端側に俯仰動可能に
設けられたアームと、該アームの先端側に上下方向で回
動可能に設けられたバケットと、前記ロアブームの先端
側とアームステーとの間に回動可能に設けられ、前記ア
ッパブームと共に平行リンク機構を構成したロッドと、
前記ロアブームの先端側とアッパブームとの間に設けら
れ、該アッパブームを左右方向に回動させるオフセット
シリンダとを備えた側溝掘機において、前記アッパブー
ムをオフセットシリンダにより前記ロアブームの先端側
で所定の傾斜角をもって左右方向に回動させる構成と
し、かつ前記アームステーをロッドにより前記アッパブ
ームの先端側で同一の傾斜角をもって左右方向に回動さ
せる構成としたことを特徴とする側溝掘機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34782891A JPH05156659A (ja) | 1991-12-03 | 1991-12-03 | 側溝掘機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34782891A JPH05156659A (ja) | 1991-12-03 | 1991-12-03 | 側溝掘機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05156659A true JPH05156659A (ja) | 1993-06-22 |
Family
ID=18392880
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34782891A Pending JPH05156659A (ja) | 1991-12-03 | 1991-12-03 | 側溝掘機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05156659A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006112229A (ja) * | 2006-01-20 | 2006-04-27 | Yanmar Co Ltd | 超小旋回作業機 |
-
1991
- 1991-12-03 JP JP34782891A patent/JPH05156659A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006112229A (ja) * | 2006-01-20 | 2006-04-27 | Yanmar Co Ltd | 超小旋回作業機 |
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