JPH0731955U - 油圧ショベルの作業機 - Google Patents

油圧ショベルの作業機

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JPH0731955U
JPH0731955U JP6639793U JP6639793U JPH0731955U JP H0731955 U JPH0731955 U JP H0731955U JP 6639793 U JP6639793 U JP 6639793U JP 6639793 U JP6639793 U JP 6639793U JP H0731955 U JPH0731955 U JP H0731955U
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JP
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arm
boom
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cylinder
hydraulic excavator
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JP6639793U
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健蔵 木元
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 掘削開始時付近の掘削力を増大させることに
よりバケットの貫入力を良くするようにしたもの。 【構成】 油圧ショベル1の作業機において、アームシ
リンダを6A、6Bの2本としてそれぞれボトム側6a
基端をブーム3に取付けると共に、ロッド先端6bをブ
ーム3側のアーム5先端に互いに取付角度をずらして設
けた2個のアームシリンダ6のロッド取付け用ブラケッ
ト9,10に取付けたもの。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は油圧ショベルの作業機に係り、特に作業時に掘削力を最適にできる油 圧ショベルの作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から使用されている油圧ショベルは、例えば図5、および図6に外観側面 を示すように、バックホータイプで走行体11の上に回転自在な旋回体12があ り、旋回体12の上部には作業機13が設けられている。その作業機13は起伏 自在なブーム14の先端に前後方向に回動自在なアーム15がピン16により取 付けられ、アーム15の先端にはバケット17がピン18により回動自在に取付 けられて、これらブーム14、アーム15、バケット17はそれぞれの油圧シリ ンダ19,20,21の伸縮により作動するようになっている。そして図5の場 合はアームシリンダ20は1本、図6の場合はブームシリンダ19、アームシリ ンダ20、バケットシリンダ21はそれぞれ基端(ボトム側)が同軸上に支持さ れて2本づつ備えている。
【0003】 これらのアームシリンダ20を使って掘削する場合の動作を示すと図7のよう に、アームシリンダ20を最も収縮した状態から最も伸長するまでの作業におい てはバケット17およびアーム15は(イ)の位置から(ロ)の位置へ移動する ことになり、このときのアームシリンダ20によるバケット17の刃先の掘削力 は図4のAで示すようにシリンダストロークの約40%のところでピーク(P1 点)を示している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
すなわち、アームシリンダ20による掘削力は図4にAで示したようにリンク モーション上から、その線図は正弦波形状を呈している。そして掘削作業におい て、一番必要とされる掘削開始時の力F1 は、ピーク時のP1 の約60%位で小 さく、この結果バケットの貫入性が良くない。
【0005】 本考案はこれに鑑み、掘削開始時付近の掘削力を増大させることによりバケッ トの貫入力を良くするようにした油圧ショベルの作業機を提供して従来技術の持 つ欠点の解消を図ることを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案は、上部旋回体の基部にブームをブームシリン ダにより起伏自在に設け、ブームの先端にアームをブームに設けたアームシリン ダにより前後に回動自在に設け、アームの先端にバケットをバケットシリンダに より前後に回動自在とした油圧ショベルの作業機において、アームシリンダを2 本としてそれぞれボトム側基端をブームに取付けると共に、ロッド先端をブーム 側のアーム先端に互いに取付角度をずらして設けた2個のアームシリンダのロッ ド取付け用ブラケットに取付けたことを特徴とする。
【0007】
【作用】
上記構成によれば、2本のアームシリンダの取付け角度が異なるから掘削開始 の掘削力を増加させることができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案を図1乃至図4に示す一実施例を参照して説明する。本考案にか かる油圧ショベルの作業機構造は、図1、および図3に示すように上部旋回体2 の基部にブーム3をブームシリンダ4により起伏自在に設け、ブーム3の先端に アーム5をブーム3に設けたアームシリンダ6により前後に回動自在に設け、ア ーム5の先端にバケット7をバケットシリンダ8により前後に回動自在とした油 圧ショベル1の作業機において、アームシリンダを6A,6Bの2本としてそれ ぞれボトム側6a基端をブーム3に取付けると共に、ロッド先端6bをブーム3 側のアーム5先端に互いに取付角度をずらして設けた2個のアームシリンダ6の ロッド取付け用ブラケット9,10に取付けたもので構成されている。図中、1 1は下部走行体である。
【0009】 図1乃至図3に示すようにブーム3の上面にはブラケット3aが設けられ、こ のブラケット3aの上下にそれぞれアームシリンダ6A,6Bのボトム側基端6 aがピン23,24により揺動可能に取付けられている。ブーム3側となるアー ム5の先端には2つのブラケット9,10が、アーム5に対して上方から見て並 列し、かつアームシリンダ6A,6Bのロッド先端6bに取付けられるピン25 ,26の取付角度にαの差があるように、前後に固着されている。そしてこの実 施例においては右側のブラケット9が高く、左側のブラケット10が右側よりも 低くなるように後傾している。したがって図1においてアームシリンダ6Aはブ ラケット9に対してピン25で揺動可能となり、アームシリンダ6Bはブラケッ ト10に対してピン26で揺動可能となるように取付けられている。図1はアー ムシリンダ6A,6Bともロッド先端が最も収縮した状態を示し、図2はアーム シリンダ6A,6Bともロッド先端が最も伸長した状態を示す。図中、27はブ ーム3とアーム5を連結するピンである。
【0010】 つぎに掘削力の変化を説明する。図4はアーム角度と掘削力の関係を示すグラ フで、掘削力(縦軸)は上に行く程大きくなり、アーム角度(横軸)は右に行く ほど小さくなるように表している。ここでアームシリンダ6Bによる掘削力は線 Cで表され、アームシリンダ6Aによる掘削力は線Dで表される。したがって本 考案による掘削力は2本のシリンダ6A,6Bによるものであるから、線Cと線 Dとを加えたもので表され、これが線Bである。これを従来の場合の掘削力、す なわち、アームシリンダ1本、または、2本でもロッド先端の取付角度が同一( 本考案のようにずれのない)の線Aの掘削力F1と比較すると、アーム角度の大 きいときの線Bの方が大きい掘削力F2 が得られることになる。このことからア ーム角度の大きい、掘削開始時には大きい掘削力が発生できる。なお、このグラ フではアームシリンダ6A,6Bが最伸長に近いところでは、掘削力が従来の場 合よりも小さくなるが、この付近では通常掘削が完了してバケットの移動のみと なるので掘削力が減少しても何等問題はない。
【0011】
【考案の効果】
本考案は以上説明したように、上部旋回体の基部にブームをブームシリンダに より起伏自在に設け、ブームの先端にアームをブームに設けたアームシリンダに より前後に回動自在に設け、アームの先端にバケットをバケットシリンダにより 前後に回動自在とした油圧ショベルの作業機において、アームシリンダを2本と してそれぞれボトム側基端をブームに取付けると共に、ロッド先端をブーム側の アーム先端に互いに取付角度をずらして設けた2個の前記アームシリンダのロッ ド取付け用ブラケットに取付けたから、掘削開始時においては掘削力が増大し、 これらより掘削時間が短くてもバケットに掘削した土砂を満杯とすることができ る。したがって時間当たりの作業量が増大するので、作業効率の向上が期待でき る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる油圧ショベルの作業機を示す一
実施例の外観側面図である。
【図2】図1の作業機の一部を示す側面図である。
【図3】図1の外観の斜視図である。
【図4】本考案と従来の掘削力を示すグラフである。
【図5】従来の油圧ショベルの外観側面図である。
【図6】従来の大型油圧ショベル(油圧シリンダが複
数)の外観の斜視図である。
【図7】従来の油圧ショベルによる掘削動作の説明図で
ある。
【符号の説明】
1 油圧ショベル 2 上部旋回体 3 ブーム 4 ブームシリンダ 5 アーム 6A,6B アームシリンダ 6a ボトム側基端 6b ロッド先端 7 バケット 8 バケットシリンダ 9,10 ロッド取付け用ブラケット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部旋回体の基部にブームをブームシリ
    ンダにより起伏自在に設け、ブームの先端にアームをブ
    ームに設けたアームシリンダにより前後に回動自在に設
    け、アームの先端にバケットをバケットシリンダにより
    前後に回動自在とした油圧ショベルの作業機において、
    アームシリンダを2本としてそれぞれボトム側基端をブ
    ームに取付けると共に、ロッド先端をブーム側のアーム
    先端に互いに取付角度をずらして設けた2個のアームシ
    リンダのロッド取付け用ブラケットに取付けたことを特
    徴とする油圧ショベルの作業機。
JP1993066397U 1993-11-18 1993-11-18 油圧ショベルの作業機 Expired - Lifetime JP2593027Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1993066397U JP2593027Y2 (ja) 1993-11-18 1993-11-18 油圧ショベルの作業機

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Publications (2)

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JPH0731955U true JPH0731955U (ja) 1995-06-16
JP2593027Y2 JP2593027Y2 (ja) 1999-03-31

Family

ID=13314643

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