JP2592875B2 - 感圧性接着剤 - Google Patents

感圧性接着剤

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JP2592875B2
JP2592875B2 JP62336329A JP33632987A JP2592875B2 JP 2592875 B2 JP2592875 B2 JP 2592875B2 JP 62336329 A JP62336329 A JP 62336329A JP 33632987 A JP33632987 A JP 33632987A JP 2592875 B2 JP2592875 B2 JP 2592875B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はアクリル系感圧性接着剤、つまり接着主成
分としてアクリル系ポリマーを用いた感圧性接着剤に関
する。
〔従来の技術〕
近年、感圧性接着剤は接着作業性の良さから多くの分
野で利用されており、中でもアクリル系感圧性接着剤は
耐候性,耐熱性,耐劣化性などにすぐれるため、これら
性能が要求される分野で特に賞用されている。
ところで、このような感圧性接着剤としては、被着体
への濡れ性にすぐれて良好な初期接着力を発揮し、かつ
接着後の被着体に残留する応力に抗しうる大きな凝集力
を有して上記の初期接着力を実質的に維持できるような
すぐれた耐残留応力性を有し、しかも高温,高湿下で長
時間放置されたときなど苛酷な条件下におかれたときに
被着体に新たに発生する応力に対しても充分に抗しうる
すぐれた耐久性を備えていることが望まれる。
この観点から、アクリル系感圧性接着剤においては、
今日まで、接着主成分として用いるアクリル系ポリマー
のモノマー組成に工夫をこらしたり、あるいはこのポリ
マーとともに適当な粘着付与樹脂、可塑剤などを配合
し、さらに種々の架橋剤を加えて上記ポリマーを架橋す
るなどの接着特性上での改良が種々試みられてきた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記の試みにもかかわらず、前記した
初期接着力と耐残留応力性とに共にすぐれ、しかも耐久
性を高度に満足するようなアクリル系感圧性接着剤はほ
とんど見い出されていない。このため、たとえばこの種
の接着剤のテープ化物を細線に巻きつけたときの端末剥
がれや、金属板と成型品との曲面接着部に適用したとき
の金属板の弾性戻りなどによる接着不良などが、特に高
温,高湿下で長時間放置されたときなど苛酷な条件下に
おかれたときに多く発生するという問題がなお未解決と
なつているのが現状である。
したがつて、この発明は、上記の如き問題を解決しう
る、初期接着力と耐残留応力性とに共にすぐれ、しかも
高度の耐久性を備えたアクリル系感圧性接着剤を提供す
ることを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明者らは、上記の目的を達成するために鋭意検
討した結果、接着主成分として用いるアクリル系ポリマ
ーは、通常その分子量が10万以下となる低分子量成分や
100万以上となる高分子量成分さらにその中間分子量成
分など種々の分子量を有するポリマー分子の混合物にて
構成されているが、上記の低分子量成分および高分子量
成分が特定量となるような特定の分子量構成をとるアク
リル系ポリマーを接着主成分として使用したときに、初
期接着力にすぐれるうえに、接着後の被着体の残留応力
に抗しうる大きな凝集力が得られ、つまり耐残留応力性
にすぐれ、しかも苛酷な条件下でもその接着力を保持し
うる高度の耐久性を備えた感圧性接着剤が得られるもの
であることを知り、この発明を完成するに至つた。
すなわち、この発明は、つぎの一般式; (式中、R1は水素原子またはメチル基、R2は炭素数が1
〜18のアルキル基である) で表される(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主成
分とするモノマーのホモポリマーまたはコポリマーから
なる、ゲルパーミエーシヨンクロマトグラフイー法によ
つて測定される重量平均分子量が50万〜150万の範囲に
あるとともに、分子量10万以下の低分子量成分が15重量
%以下で、かつ分子量100万以上の高分子量成分が10重
量%以上であるアクリル系ポリマーを含むことを特徴と
する感圧性接着剤に係るものである。
このように、この発明においては、接着主成分となる
アクリル系ポリマーとして、ゲルパーミエーシヨンクロ
マトグラフイー法によつて測定される重量平均分子量が
50万〜150万の範囲にあるとともに、分子量10万以下の
低分子量成分が15重量%以下の僅かとなり、かつ分子量
100万以上の高分子量成分が10重量%以上となるような
特定分子量構成のものを用いることにより、初期接着力
と耐残留応力性とに共にすぐれ、しかも耐久性を高度に
満足し、またこれら性能が幅広いモノマー組成や接着特
性調整の目的で通常配合される粘着付与樹脂、可塑剤、
架橋剤などの各種添加剤の幅広い配合組成において安定
して発揮されるアクリル系感圧性接着剤を得ることがで
き、これによれば既述の如き苛酷な条件下における接着
テープの端末剥がれや金属板の弾性戻りなどによる接着
不良などの問題をすべて回避しうるという卓越した効果
が奏し得られたものである。
このような作用効果が奏し得られる理由は現在のとこ
ろ必ずしも明らかとはいえない。推測では、上記この発
明のように低分子量成分を少なくするとこれが耐残留応
力性や耐久性の改善に大きく寄与して、かつこれら特性
の改善が前記幅広いモノマー組成や幅広い配合組成にお
いて安定して得られる一方、上記低分子量成分の存在が
初期接着力を維持するうえでそれほど大きな因子とはな
らず、初期接着力の安定化という面ではこの成分を少な
くした方がむしろ好ましいということではないかと思わ
れる。いずれにしても、接着力と凝集力との両立のため
には幅広い分子量分布を有するものが望ましいと考えら
れていた感圧性接着剤におけるこれまでの一般常識から
すれば、上記この発明の作用効果は非常に驚くべき事実
であるといえる。
なお、この明細書において、未架橋のアクリル系ポリ
マーにおけるゲルパーミエーシヨンクロマトグラフイー
法(以下、GPC法という)によつて測定される分子量10
万以下の低分子量成分の重量百分率(以下、これを低分
子百分率A1という)および分子量100万以上の高分子量
成分の重量百分率(以下、これを高分子百分率A2とい
う)、ならびに架橋後のアクリル系ポリマーにおける上
記同様の方法によつて測定される分子量10万以下の低分
子量成分の重量百分率(以下、これを低分子百分率A′
という)、はいずれも以下の方法にて測定算出される
ものである。
すなわち、乾燥試料ポリマーを、無数の孔(直径0.2
μm)を有するフツ素樹脂膜で包み、これを酢酸エチル
中に20℃で240時間浸漬して、酢酸エチルに溶出した溶
解性ポリマーの重量百分率(以下、これを百分率Xとい
う)を測定する。つぎに、乾燥試料ポリマーが未架橋の
アクリル系ポリマーであるときは、上記の溶解性ポリマ
ーを用いたGPC法による分子量重量分布曲線から分子量1
0万以下の低分子量成分の重量百分率(以下、これを百
分率Y1という)と分子量100万以上の高分子量成分の重
量百分率(以下、これを百分率Y2という)とを測定し、
また乾燥試料ポリマーが架橋後のアクリル系ポリマーで
あるときは、上記の溶解性ポリマーを用いたGPC法によ
る分子量重量分布曲線から分子量10万以下の低分子量成
分の重量百分率(以下、これを百分率Y3という)を測定
する。これらの百分率X,Y1,Y2,Y3から、前記の低分子百
分率A1,高分子百分率A2および低分子百分率A′が、
下記の式にしたがつて、算出される。
まず、乾燥試料ポリマーが未架橋のアクリル系ポリマ
ーであるとき、 として算出される。この場合、未架橋のアクリル系ポリ
マーはそのほとんどが溶解性ポリマーである、つまり百
分率X≒100となるため、低分子百分率A1および高分子
百分率A2はそれぞれGPC法による実測値である百分率Y1,
Y2にほぼ一致することになる。
また、乾燥試料ポリマーが架橋後のアクリル系ポリマ
ーであるときは、 として算出される。ここで、架橋後のアクリル系ポリマ
ーは通常架橋されたポリマーと未架橋ポリマーとを含
み、後者の未架橋ポリマーはそのほとんどが溶解性ポリ
マーであり、一方前者の架橋されたポリマーは架橋の程
度や架橋前の分子量構成などによつて溶解性ポリマーと
なつたり非溶解性ポリマーとなつたりさらにはこれらの
混合ポリマーとなつたりする。つまり、溶解性ポリマー
の重量百分率Xは上記態様によつて種々の値をとるた
め、低分子百分率A′はGPC法による実測値である百
分率Y3と一致するとは限らず、非溶解性ポリマーが僅か
でも存在すると上記百分率Y3よりも小さくなるのであ
る。
なお、上記のGPC法による分子量重量分布曲線の測定
条件としては、試料濃度1mg/ml、試料導入量500mg、カ
ラム温度40℃、流速1.0ml/分である。
〔発明の構成・作用〕
この発明において用いられる前記の一般式で表される
(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、式中の
R2が炭素数1〜18のアルキル基である各種のアクリル酸
アルキルエステルまたはメタクリル酸アルキルエステル
を使用でき、具体的にはアクリル酸メチル、アクリル酸
エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アク
リル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸オクチル、メタ
クリル酸ブチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メ
タクリル酸オクチルなどを挙げることができる。
このような(メタ)アクリル酸アルキルエステルはこ
れ単独で用いてもよいし、これを主成分としてこれと共
重合可能な他のモノマーを併用してもよい。他のモノマ
ーとしては、酢酸ビニル、スチレン、アクリロニトリ
ル、アクリルアミド、アクリル酸、メタクリル酸、ヒド
ロキシエチルアクリレート、グリシジルメタクリレート
などのアクリル系感圧性接着剤の改質用モノマーとして
知られる各種のモノマーをいずれも使用可能である。こ
れら他のモノマーは(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ルとの合計量中50重量%以下とするのが接着特性上望ま
しい。
この発明において接着主成分として使用するアクリル
系ポリマーは、上述の如き(メタ)アクリル酸アルキル
エステルを主成分とするモノマーのホモポリマーまたは
コポリマーからなり、GPC法にて測定される重量平均分
子量が50万〜150万の範囲にあるとともに、分子量10万
以下の低分子量成分が15重量%以下、つまり前記の低分
子百分率A1が15%以下、好適には10%以下で、かつ分子
量100万以上の高分子量成分が10重量%以上、つまり前
記の高分子百分率A2が10%以上、好適には15〜70%であ
ることを特徴とした特定の分子量構成を有するものであ
る。
上記の低分子百分率A1が15%を越えるものや高分子百
分率A2が10%に満たないものでは、粘着付与樹脂や架橋
剤などの接着特性調整用の各種添加剤を配合したとして
も、初期接着力、耐残留応力性および耐久性のすべてを
高度に満足させにくく、また幅広いモノマー組成や幅広
い配合組成においてこれら特性を安定して発揮させにく
く、この発明の目的とするような接着特性が高度に改善
されたアクリル系感圧性接着剤を得ることが困難とな
る。
この発明において上記の如き分子量構成とされたアク
リル系ポリマーは、前記のモノマーをアゾ系化合物や過
酸化物などの重合触媒を用いて溶液重合法、エマルジヨ
ン重合法、塊状重合法などの各種重合法で重合させたの
ちに、その重合液に低分子量成分のみを溶解しうる有機
溶媒を加えて上記成分を分別除去する方法や、上記の重
合液またはこれに所要の配合剤を加えたものをテープ状
などの形態としたのちに上記同様の有機溶媒で処理して
低分子量成分を溶出させる方法などにより、容易に得る
ことができる。
また、たとえば溶液重合法において、重合溶媒として
ベンゼン、酢酸メチル、tert−ブチルアルコールなどの
連鎖移動係数の小さいものを使用し、またモノマー濃度
を高くしてできるだけ低温で重合させることによつて
も、つまり重合時の操作条件を選択することによつて
も、この発明の前記分子量構成とされたアクリル系ポリ
マーを得ることは可能であり、さらにこのような重合操
作条件の選択と前記重合後の低分子量成分の除去操作と
を適宜組み合わせるのも有効な方法である。
この発明の感圧性接着剤においては、上記のアクリル
系ポリマーを接着主成分として用いるほか、これに接着
特性調整の目的で通常使用される粘着付与樹脂を配合し
てもよく、この粘着付与樹脂としては、耐熱性の保持の
ために、たとえばテルペンフエノール、キシレン樹脂な
どの中から軟化点が100℃以上のものを選択使用するの
が好ましい。粘着付与樹脂以外の添加剤として、可塑剤
や炭酸カルシウム、微粉末シリカなどの充てん剤、着色
剤、紫外線吸収剤などの公知の各種添加剤を配合するこ
ともできる。これらの添加剤は、いずれもアクリル系感
圧性接着剤に適用される通常の使用量でよい。
また、この発明の感圧性接着剤には架橋剤を配合で
き、この架橋剤によつて前記のアクリル系ポリマーを架
橋させれば接着剤としての凝集力をさらに大きくするこ
とができる。このような架橋剤に代えてベンゾフエノン
などの光増感剤およびN・N−メチレンビスアクリルア
ミドなどの光架橋性化合物を配合し、光架橋させるよう
にしてもよく、この場合も上記同様の効果を奏しうる。
また、これら架橋剤による架橋や光架橋以外に、電子線
照射などの他の架橋手段を採用することによつて上記と
同じ効果を得ることもできる。
前記の架橋剤による架橋において、これに用いる架橋
剤には従来公知のものが広く包含されるが、このうち多
官能性メラミン化合物および/または多官能性エポキシ
化合物、たとえばメチル化トリメチロールメラミン、ブ
チル代ヘキサメチロールメラミン、ジグリシジルアニリ
ン、グリセリンジグリシジルエーテルなどはこの発明の
架橋剤として特に好ましいものである。その使用量とし
ては、前記のアクリル系ポリマー100重量部に対して0.0
01〜10重量部、好適には0.01〜5重量部の範囲とするの
がよい。
また、多官能性とイソシアネート化合物の使用も好ま
しく、このような化合物としては、たとえばトリレンジ
イソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、ポ
リメチレンポリフエニルイソシアネート、ジフエニルメ
タンジイソシアネート、ジフエニルメタンジイソシアネ
ートの二量体、トリメチロールプロパンとトリレンジイ
ソシアネートとの反応生成物、トリメチロールプロパン
とヘキサメチレンジイソシアネートとの反応生成物、ポ
リエーテルポリイソシアネート、ポリエステルポリイソ
シアネートなどが挙げられる。これらの中でも、特にト
リメチロールプロパン1モルとトリレンジイソシアネー
ト3モルとの反応生成物が最も好適である。これら化合
物の使用量は、前記のアクリル系ポリマー100重量部に
対して0.01〜20重量部、好適には0.05〜15重量部の範囲
とするのがよい。
この発明の感圧性接着剤は、たとえばその溶液タイプ
としたものを被着体にそのまま適用してもよいし、上記
の溶液タイプとしたものを紙、不織布、プラスチツクシ
ート、発泡体シートなどの各種基材の片面または両面に
塗工して所定厚みの接着剤層を形成した基材付き接着テ
ープ、あるいは剥離材上に塗工して所定厚みの接着剤層
を形成した基材レス接着テープなどの各種形態としたう
えで被着体に適用してもよい。
これら適用に際し、被着体、基材または剥離材などに
塗工したのちの乾燥工程やこの工程後の光照射や電子線
照射工程などにより、接着剤層を構成するアクリル系ポ
リマーは適宜架橋処理される。その際、架橋後のアクリ
ル系ポリマーにおけるGPC法にて測定される分子量10万
以下の低分子量成分が全ポリマー中10重量%以下、つま
り前記した低分子百分率A′が10%以下となるように
すれば、初期接着力、耐残留応力性および耐久性をいず
れも満足させるうえでさらに好ましい結果が得られる。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明においては、接着主成分とな
るアクリル系ポリマーとしてその低分子量成分および高
分子量成分が特定量となるような特定の分子量構成とさ
れたものを用いたことにより、初期接着力と耐残留応力
性とに共にすぐれ、しかも耐久性を高度に満足し、また
これら性能を幅広いモノマー組成や幅広い配合組成にお
いて安定して発揮させうるアクリル系感圧性接着剤を得
ることができる。
したがつて、この発明に係る感圧性接着剤によれば、
そのテープ化物を細線に巻きつけたときの端末剥がれ
や、金属板と成型品との曲面接着部に適用したときの金
属板の弾性戻りなどによる接着不良などの問題が、高
温,高湿下での長時間放置といつた苛酷な条件下におい
ても発生しにくくなるという卓越した効果が奏し得られ
る。
このため、この発明に係る感圧接着剤は、通常の接着
剤用途はもちろん上述の如き苛酷な条件下にされされる
用途に対しても有利に使用することができる。また、接
着主成分となるアクリル系ポリマーは、その低分子量成
分つまり分子量10万以下の低分子量成分が15重量%以下
の僅かとされていることから、臭いの少ない感圧性接着
剤としても有用である。特に、上記の低分子量成分をさ
らに抑え、GPC法にて測定される分子量1万以下のもの
が8重量%以下、さらには5,000以下のオリゴマーが2
重量%以下で1,000以下のものが実質的に0(通常0.01
重量%以下)となるような分子量構成としたときには、
ほとんど無臭タイプの感圧性接着剤として、食品用、化
粧品用、衛生分野、サンタリー分野などへの応用が可能
である。
〔実施例〕
つぎに、この発明の実施例を記載してより具体的に説
明する。なお以下、部とあるは重量部を意味し、また以
下の実施例および比較例で用いたアクリル系ポリマー溶
液P-1〜P-6は下記の方法で調製したものである。
〈アクリル系ポリマー溶液P-1〉 アクリル酸n−ブチル820部、酢酸ビニル150部、アク
リル部30部および重合溶媒としてのトルエン670部を三
つ口フラスコに投入し、窒素ガスを導入しながら2時間
撹拌した。このようにして重合系内の酸素を除去したの
ち、アゾビスイソブチロニトリル0.2部を添加し、55℃
に昇温した。3時間後さらにアゾビスイソブチロニトリ
ル0.2部およびトルエン550部を添加し、引き続き3時間
重合反応を行つた。ついで、再びアゾビスイソブチロニ
トリル0.2部を添加し、63℃に昇温して5時間の重合反
応を続け、ポリマー濃度が45重量%のアクリル系ポリマ
ー溶液P-1を得た。
〈アクリル系ポリマー溶液P-2〉 上記のアクリル系ポリマー溶液P-1の1,000部にn−ヘ
プタン2,500部を撹拌しながら6時間かけて滴下し、24
時間静置後上澄液を分離した。その後、上澄液が分離さ
れたポリマー溶液にトルエン1,650部を加えて溶解させ
たのちn−ヘプタン2,500部を上記と同様にして加えて
上澄液を分離する操作をさらに5回繰り返した。このよ
うにして得られた最終のポリマー溶液にトルエン1,000
部を加えたのち、濃縮して、ポリマー濃度が25重量%の
アクリル系ポリマー溶液P-2を得た。
〈アクリル系ポリマー溶液P-3〉 上記のアクリル系ポリマー溶液P-2の調整に際して分
離したすべての上澄液を集め、これを濃縮してポリマー
濃度が45重量%のアクリル系ポリマー溶液P-3を得た。
〈アクリル系ポリマー溶液P-4〉 上記のアクリル系ポリマー溶液P-1とアクリル系ポリ
マー溶液P-2とを重量比が1:1となるように混合して、ポ
リマー濃度が35重量%のアクリル系ポリマー溶液P-4を
得た。
〈アクリル系ポリマー溶液P-5〉 上記のアクリル系ポリマー溶液P-2の100部にn−ヘプ
タン120部を撹拌しながら6時間かけて滴下し、24時間
静置後上澄液を分離した。その後、上澄液が分離された
ポリマー溶液にトルエン100部を加えて溶解させたのち
n−ヘプタン120部を上記と同様にして加えて上澄液を
分離する操作をさらに5回繰り返した。このようにして
得られた最終のポリマー溶液にトルエン80部を加えたの
ち、濃縮して、ポリマー濃度が15重量%のアクリル系ポ
リマー溶液P-5を得た。
〈アクリル系ポリマー溶液P-6〉 アクリル酸2−エチルヘキシル800部、アクリル酸エ
チル100部、アクリル酸100部、重合溶媒としての酢酸エ
チル1,220部を三つ口フラスコに投入し、以下アクリル
系ポリマー溶液P-1の場合と同様にしてアクリル系ポリ
マー溶液を得た。
つぎに、このポリマー溶液1,000部にメタノール1,800
部を撹拌しながら6時間かけて滴下し、24時間静置後上
澄液を分離した。その後、上澄液が分離されたポリマー
溶液に酢酸エチル1,200部を加えて溶解させたのちメタ
ノール1,600部を上記と同様にして加えて上澄液を分離
する操作をさらに4回繰り返した。このようにして得ら
れた最終のポリマー溶液に酢酸エチル1,000部を加えた
のち、濃縮して、ポリマー濃度が25重量%のアクリル系
ポリマー溶液P-6を得た。
なお、これらアクリル系ポリマー溶液P-1〜P-6は、各
ポリマーを構成する溶解性ポリマーの重量百分率(前記
百分率X)、この溶解性ポリマーのGPC法による重量平
均分子量、同分子量10万以下の低分子量成分の重量百分
率(前記低分子百分率A1)および同分子量100万以上の
高分子量成分の重量百分率(前記高分子百分率A2)が、
つぎの第1表に示されるとおりの分子量構成を有するも
のであつた。
実施例1 アクリル系ポリマー溶液P-2に、アクリル系ポリマー1
00部に対して1部となる割合の多官能性イソシアネート
化合物〔Bayer(株)の商品名デイスモジユール;トリ
メチロールプロパンとトリレンジイソシアネートとの反
応生成物〕を加えて、感圧性接着剤溶液とした。
実施例2 アクリル系ポリマー溶液P-2に代えて、アクリル系ポ
リマー溶液P-4を用いた以外は、実施例1と同様にして
感圧性接着剤溶液を調製した。
実施例3 アクリル系ポリマー溶液P-2に、アクリル系ポリマー1
00部に対して2部となる割合のベンゾフエノンおよび同
0.1部となる割合のN・N−メチレンビスアクリルアミ
ドを加えて、感圧性接着剤溶液とした。
実施例4 アクリル系ポリマー溶液P-6をこれ単独で感圧性接着
剤溶液とした。
比較例1 アクリル系ポリマー溶液P-2に代えて、アクリル系ポ
リマー溶液P-1を用いた以外は、実施例1と同様にして
感圧性接着剤溶液を調製した。
比較例2 アクリル系ポリマー溶液P-2に代えて、アクリル系ポ
リマー溶液P-3を用いた以外は、実施例1と同様にして
感圧性接着剤溶液を調製した。
比較例3 アクリル系ポリマー溶液P-2に代えて、アクリル系ポ
リマー溶液P-3を用い、かつ多官能性イソシアネート化
合物の使用量を10部に変更した以外は、実施例1と同様
にして感圧性接着剤溶液を調製した。
実施例5 アクリル系ポリマー溶液P-2に代えて、アクリル系ポ
リマー溶液P-5を用いた以外は、実施例1と同様にして
感圧性接着剤溶液を調製した。
実施例6 多官能性イソシアネート化合物1部に代えて、多官能
エポキシ化合物(エチレングリコールジグリシジルエー
テル)0.2部を用いた以外は、実施例1と同様にして感
圧性接着剤溶液を調製した。
実施例7 多官能性イソシアネート化合物を1部に代えて、多官
能性メラミン化合物(メチル化トリメチロールメラミ
ン)2部を用いた以外は、実施例1と同様にして感圧性
接着剤溶液を調製した。
以上の実施例および比較例を各感圧接着剤溶液につ
き、以下の方法で接着力、耐残留応力性および耐久性を
調べた。
〈接着力〉 厚さ38μmのポリエチレンテレフタレートフイルム上
に各感圧性接着剤溶液を乾燥後の厚さが約50μmになる
ように流延塗布し、実施例3は70℃,10分間、実施例6
は150℃,10分間、実施例7は150℃,2分間、他は80℃,10
分間の条件で加熱乾燥した。また、実施例3は、この加
熱乾燥後、400Wの水銀ランプを用いて10cmの距離から3
分間光照射した。
このようにして得た各感圧性接着テープから幅20mm,
長さ100mmの大きさの試料片を作製し、これをステンレ
ス板上に20℃下2kgローラ1往復にて貼り合わせ、同温
度でテンシロン型剥離試験機により0.5mm/分の剥離速度
で剥離接着力を測定した。
〈耐残留応力性〉 厚さ0.4mmのアルミニウム板に各感圧性接着剤溶液を
乾燥後の厚さが約50μmとなるように流延塗布し、接着
力試験の場合と同様の加熱乾燥およびその後の光照射を
行つたのち、幅10mm,長さ80mmの大きさに裁断して試料
片を作製した。この試料片を50mm径のアルミニウム製円
柱に屈曲して貼りつけたのち、40℃で24時間保存したと
きに、試料片が円柱から浮き上がつた距離を測定した。
〈耐久性〉 接着力試験の場合と同様にして得た各感圧性接着テー
プから幅10mm,長さ80mmの大きさの試料片を作製し、こ
れをZIS Z-0237に定めるステンレス板に接着面積が10mm
×20mmとなるように20℃下で貼り合わせたのち、80℃の
雰囲気下500gの垂直荷重を負荷して、落下するまでの時
間を測定した。
これらの試験結果は、つぎの第2表に示されるとおり
であつた。なお、同表には参考のために、各試験で作製
した試料片の接着剤層を構成するアクリル系ポリマーに
つき、その溶解性ポリマーの重量百分率(前記百分率
X)および分子量10万以下の低分子量成分の重量百分率
(前記低分子百分率A′)を併記した。
上記第2表の結果から、この発明に係る感圧性接着剤
は、初期接着力、耐残留応力性および耐久性のすべての
特性をいずれも満足するものであることが明らかであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 滋記 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日 東電気工業株式会社内 (72)発明者 板野 登 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日 東電気工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭56−155268(JP,A) 特開 昭61−47772(JP,A) 特開 昭58−40377(JP,A)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】つぎの一般式; (式中、R1は水素原子またはメチル基、R2は炭素数が1
    〜18のアルキル基である) で表される(メタ)アクリル酸アルキルエステルを主成
    分とするモノマーのホモポリマーまたはコポリマーから
    なる、ゲルパーミエーシヨンクロマトグラフイー法によ
    つて測定される重量平均分子量が50万〜150万の範囲に
    あるとともに、分子量10万以下の低分子量成分が15重量
    %以下で、かつ分子量100万以上の高分子量成分が10重
    量%以上であるアクリル系ポリマーを含むことを特徴と
    する感圧性接着剤。
  2. 【請求項2】アクリル系ポリマーのほかに架橋剤を含む
    特許請求の範囲第(1)項記載の感圧性接着剤。
  3. 【請求項3】架橋剤が多官能性メラミン化合物および/
    または多官能性エポキシ化合物からなり、その含有量が
    アクリル系ポリマー100重量部に対して0.001〜10重量部
    である特許請求の範囲第(2)項記載の感圧性接着剤。
  4. 【請求項4】架橋剤が多官能性イソシアネート化合物か
    らなり、その含有量がアクリル系ポリマー100重量部に
    対して0.01〜20重量部である特許請求の範囲第(2)項
    記載の感圧性接着剤。
  5. 【請求項5】アクリル系ポリマーのほかに光増感剤およ
    び光架橋性化合物を含む特許請求の範囲第(1)項記載
    の感圧性接着剤。
  6. 【請求項6】アクリル系ポリマーが架橋剤による架橋、
    光架橋またはこれら以外の手段にて架橋されてなる特許
    請求の範囲第(1)〜(5)項のいずれかに記載の感圧
    性接着剤。
  7. 【請求項7】架橋後のアクリル系ポリマーにおけるゲル
    パーミエーシヨンクロマトグラフイー法によつて測定さ
    れる分子量10万以下の低分子量成分が全ポリマー中10重
    量%以下である特許請求の範囲第(6)項記載の感圧性
    接着剤。
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