JPWO2017204247A1 - 粘着シート - Google Patents

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貴迪 山口
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Abstract

本発明は、段差追従性と耐ディレイバブル性に優れた粘着シートを形成し得る粘着剤組成物を提供することを課題とする。本発明は、重量平均分子量が100万未満の(メタ)アクリル酸エステル重合体(A)と、(メタ)アクリル酸エステル重合体(A)と反応する水素引抜型光重合開始剤(B)と、溶剤(C)と、を含み、水素引抜型光重合開始剤(B)以外の光重合開始剤の含有量が0.1質量%以下である粘着剤組成物に関する。

Description

本発明は、粘着シートに関する。
近年、様々な分野で、液晶ディスプレイ(LCD)などの表示装置や、タッチパネルなどの入力装置が広く用いられるようになってきている。これらの表示装置や入力装置の製造等においては、光学部材を貼り合せる用途に透明な粘着シートが使用されている。このような粘着シートには、光学部材を強固に接着させる機能のみならず耐久性も求められている。
また、光学部材が段差を有する部材である場合には、粘着シートには段差追従性が要求される。接着力、耐久性及び凹凸追従性を両立させるために、アフターキュア性を有した粘着シートを用いることが提案されている(例えば、特許文献1)。このようなアフターキュア性を有した粘着シートを用いる場合、まず半硬化の状態の粘着シートを被着体に貼着し、その凹凸形状に十分に追従させる。そして、その状態で、活性エネルギー線を照射することにより完全に硬化させ、強固な接着性と耐久性を発揮するようにする。
従来のアフターキュア性を有した粘着シートは、低分子の光反応性モノマーを配合している。このため、粘着シート形成時の溶剤を飛ばす工程で、溶剤と一緒に光反応性モノマーも揮発してしまうという問題が生じていた。このような光反応性モノマーの揮発は、粘着シートの品質のバラつきやコーターの汚染を引き起こすため問題となっていた。また、低分子の光反応性モノマーを配合した場合、完全硬化後であっても、光反応性モノマーが完全に重合せず残存モノマーとなり、臭気の発生や健康被害につながるため問題となる場合があった。
このような問題を解決するためには、光反応性モノマーに代えて光反応性オリゴマーを添加する方法が考えられる。しかしながら、一般的にはオリゴマーは分子量が高いため、他の高分子と十分に相溶せず、粘着シートが白濁してしまうことがあり光学用途には不適であった。
そこで、特許文献2では、光反応性モノマーや光反応性オリゴマーを含まない粘着剤組成物であって、アクリル系樹脂と光重合開始剤を含有する粘着剤組成物及び粘着シートが提案されている。ここでは、上述したような光反応性モノマーの揮発や品質バラつきの問題は解決されている。
特開2010−261029号公報 特開2007−191671号公報
しかしながら、特許文献2に記載された粘着剤組成物は、イソシアネートを含有していることから、経時でゲル分率が上昇するため、段差追従性や耐ディレイバブル性が劣っている。また、特許文献2においては、粘着シートのアフターキュア性に関する言及もない。
そこで本発明者らは、このような従来技術の課題を解決するために、光反応性モノマーの揮発やそれに伴う品質のバラつきが抑制された粘着シートであって、段差追従性と耐ディレイバブル性に優れた粘着シートを形成し得る粘着剤組成物を提供することを目的として検討を進めた。さらに、本発明者らは、アフターキュア性を有する粘着シートを形成し得る粘着剤組成物を提供することも目的として検討を進めた。
上記の課題を解決するために鋭意検討を行った結果、本発明者らは、粘着剤組成物中に光重合開始剤として水素引抜型光重合開始剤を単独で配合し、かつアクリル酸エステル重合体の分子量を所定の範囲内とすることにより、段差追従性と耐ディレイバブル性に優れた粘着シートであって、アフターキュア性を有する粘着シートが得られることを見出した。
具体的に、本発明は、以下の構成を有する。
[1] 重量平均分子量が100万未満の(メタ)アクリル酸エステル重合体(A)と、(メタ)アクリル酸エステル重合体(A)と反応する水素引抜型光重合開始剤(B)と、溶剤(C)と、を含み、水素引抜型光重合開始剤(B)以外の光重合開始剤の含有量が(メタ)アクリル酸エステル重合体(A)100質量部に対して、0.1質量部以下である粘着剤組成物。
[2] (メタ)アクリル酸エステル重合体(A)は、炭素数が1以上10以下のアルキル基を有する非架橋性(メタ)アクリル酸エステル単位を含む[1]に記載の粘着剤組成物。
[3] 水素引抜型光重合開始剤(B)は、ベンゾフェノン、4−メチルベンゾフェノン及び2,4,6−トリメチルベンゾフェノンから選択される少なくとも1種を含む[1]又は[2]に記載の粘着剤組成物。
[4] 水素引抜型光重合開始剤(B)の含有量は、(メタ)アクリル酸エステル重合体(A)100質量部に対して、0.5質量部以上5.0質量部以下である[1]〜[3]のいずれかに記載の粘着剤組成物。
[5] [1]〜[4]のいずれかに記載の粘着剤組成物を硬化させてなる粘着剤層を含む粘着シートであって、粘着剤層のゲル分率が0.1%以上80%以下の粘着シート。
[6] 粘着剤層の厚みが5μm以上300μm以下である[5]に記載の粘着シート。
[7] 両面粘着シートである[5]又は[6]に記載の粘着シート。
[8] [5]〜[7]のいずれかに記載の粘着シートの粘着剤層を被着体表面に接触させ、その状態で活性エネルギー線を照射して粘着剤層を硬化させる工程を含む積層体の製造方法。
[9] [5]〜[7]のいずれかに記載の粘着シートの粘着剤層を被着体表面に接触させ、その状態で活性エネルギー線を照射して粘着剤層を硬化させる粘着シートの使用方法。
本発明によれば、段差追従性と耐ディレイバブル性に優れた粘着シートを得ることができる。さらに本発明によれば、光反応性モノマーを使用せずともアフターキュア性を有する粘着シートを作製することができる。
図1は、剥離シート付き粘着シートの構成の一例を表す断面図である。
以下において、本発明について詳細に説明する。以下に記載する構成要件の説明は、代表的な実施形態や具体例に基づいてなされることがあるが、本発明はそのような実施形態に限定されるものではない。
(粘着剤組成物)
本発明は、重量平均分子量が100万未満の(メタ)アクリル酸エステル重合体(A)と、(メタ)アクリル酸エステル重合体(A)と反応する水素引抜型光重合開始剤(B)と、溶剤(C)と、を含む粘着剤組成物に関する。本発明の粘着剤組成物における水素引抜型光重合開始剤(B)以外の光重合開始剤の含有量は(メタ)アクリル酸エステル重合体(A)100質量部に対して、0.1質量部以下である。ここで、粘着剤組成物中における水素引抜型光重合開始剤(B)以外の光重合開始剤の含有量が(メタ)アクリル酸エステル重合体(A)100質量部に対して、0.1質量部以下であることは、粘着剤組成物中における光重合開始剤として水素引抜型光重合開始剤が単独使用されていることを意味し、水素引抜型光重合開始剤以外の光重合開始剤が意図的に添加されていないことを意味する。
本発明の粘着剤組成物は上記構成を有するものであるため、段差追従性と耐ディレイバブル性に優れた粘着シートを形成することができる。ここで、ディレイバブルとは、オートクレーブ処理等によって気泡を除去した後に、粘着剤層と被着体の界面に再び発生する気泡である。粘着シートが耐ディレイバブル性に優れる場合、粘着シートを被着した積層耐を高温条件下に置いた場合であっても、ディレイバブルの発生や、ディレイバブルの発生の伴う粘着シートの剥離の発生が抑えられている。
さらに、本発明の粘着剤組成物を用いた場合、光反応性モノマーを使用せずともアフターキュア性を有する粘着シートを作製することができる。粘着シートがアフターキュア性を有するものであると、粘着シートを被着体に貼着し凹凸形状に十分に追従させた後で、完全に硬化させることができ、強固な接着性と段差追従性を両立させることができる。
<(メタ)アクリル酸エステル重合体(A)>
(メタ)アクリル酸エステル重合体(A)は、非架橋性(メタ)アクリル酸エステル単位(a1)のみで構成される重合体であってもよい。しかし、ガラス転移温度(Tg)などを所望の範囲に調整しやすく、粘着シートの物性をコントロールしやすくなることから、(メタ)アクリル酸エステル重合体(A)は、非架橋性(メタ)アクリル酸エステル単位(a1)及び架橋性官能基を有する(メタ)アクリル単量体単位(a2)を含有する(メタ)アクリル酸エステル共重合体であることが好ましい。本明細書において、「単位」は重合体を構成する繰り返し単位(単量体単位)である。
なお、(メタ)アクリル酸エステル重合体(A)は、表示装置の視認性を低下させない程度の透明性を有するものが好ましい。
(メタ)アクリル酸エステル重合体(A)の重量平均分子量は10万以上であることが好ましく、20万以上であることがより好ましく、25万以上であることがさらに好ましい。また、(メタ)アクリル酸エステル重合体(A)の重量平均分子量は、100万未満であればよく、85万以下であることが好ましく、75万以下であることがより好ましく、65万以下であることがさらに好ましい。(メタ)アクリル酸エステル重合体(A)の重量平均分子量を上記範囲内とすることにより、段差追従性と耐ディレイバブル性に優れた粘着シートを形成することができる。さらに、粘着シートの接着性や耐久性を高めることができる。
(メタ)アクリル酸エステル重合体(A)の重量平均分子量は、ゲルパーミエションクロマトグラフイー(GPC)により測定し、ポリスチレン基準で求めた値である。ゲルパーミエションクロマトグラフイー(GPC)の測定条件は以下のとおりである。
溶媒:テトラヒドロフラン
カラム:Shodex KF801、KF803L、KF800L、KF800D(昭和電工(株)製を4本接続して使用した)
カラム温度:40℃
試料濃度:0.5質量%
検出器:RI−2031plus(JASCO製)
ポンプ:RI−2080plus(JASCO製)
流量(流速):0.8ml/min
注入量:10μl
校正曲線:標準ポリスチレンShodex standard ポリスチレン(昭和電工(株)製)Mw=1320〜2,500,000迄の10サンプルによる校正曲線を使用した。
(メタ)アクリル酸エステル重合体(A)の含有量は、粘着剤組成物の全質量に対し、75質量%以上であることが好ましく、80質量%以上であることがより好ましく、85質量%以上であることがさらに好ましい。また、(メタ)アクリル酸エステル重合体(A)の含有量は、98質量%以下であることが好ましく、95質量%以下であることがより好ましく、90質量%以下であることがさらに好ましい。
<非架橋性(メタ)アクリル酸エステル単位(a1)>
非架橋性(メタ)アクリル酸エステル単位(a1)はアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルに由来する繰り返し単位であることが好ましく、分岐アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルに由来する繰り返し単位であることがより好ましい。非架橋性(メタ)アクリル酸エステル単位(a1)がアルキル基を有するものである場合、アルキル基の炭素数は1以上20以下であることが好ましく、1以上10以下であることがより好ましく、3以上10以下であることがさらに好ましく、3以上9以下であることがよりさらに好ましい。
このような(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、(メタ)アクリル酸n−ペンチル、(メタ)アクリル酸イソペンチル、(メタ)アクリル酸n−ヘキシル、(メタ)アクリル酸イソヘキシル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸イソヘプチル、(メタ)アクリル酸n−オクチル、(メタ)アクリル酸イソオクチル、(メタ)アクリル酸n−ノニル、(メタ)アクリル酸イソノニル、(メタ)アクリル酸n−デシル、(メタ)アクリル酸イソデシル、(メタ)アクリル酸n−ウンデシル、(メタ)アクリル酸n−ドデシル、(メタ)アクリル酸ステアリル、(メタ)アクリル酸メトキシエチル、(メタ)アクリル酸エトキシエチル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸ベンジル等が挙げられる。これらは1種を単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。中でも、非架橋性(メタ)アクリル酸エステル単位として、(メタ)アクリル酸n−ブチルや、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシルを用いることが好ましい。
(メタ)アクリル酸エステル重合体(A)における非架橋性(メタ)アクリル酸エステルに由来する単位(a1)の含有量は、(メタ)アクリル酸エステル重合体(A)の全質量に対して、40質量%以上であることが好ましく、50質量%以上であることがより好ましく、60質量%以上であることがさらに好ましい。また、単位(a1)の含有量は90質量%以下であることが好ましい、85質量%以下であることがより好ましい。
<架橋性官能基を有する(メタ)アクリル単量体単位(a2)>
架橋性官能基を有する(メタ)アクリル単量体単位(a2)としては、ヒドロキシ基含有単量体単位、アミノ基含有単量体単位、グリシジル基含有単量体単位、カルボキシ基含有単量体単位等が挙げられる。これら単量体単位は1種でもよいし、2種以上でもよい。
ヒドロキシ基含有単量体単位は、ヒドロキシ基含有単量体に由来する繰り返し単位である。ヒドロキシ基含有単量体としては、例えば、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸4−ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピルなどの(メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキル、(メタ)アクリル酸モノ(ジエチレングリコール)などの(メタ)アクリル酸[(モノ、ジ又はポリ)アルキレングリコール]、(メタ)アクリル酸モノカプロラクトンなどの(メタ)アクリル酸ラクトンが挙げられる。
アミノ基含有単量体単位は、例えば、(メタ)アクリルアミド、アリルアミン等のアミノ基含有単量体に由来する繰り返し単位が挙げられる。
グリシジル基含有単量体単位は、(メタ)アクリル酸グリシジル等のグリシジル基含有単量体に由来する繰り返し単位が挙げられる。
カルボキシ基含有単量体単位は、アクリル酸、メタクリル酸が挙げられる。
(メタ)アクリル酸エステル重合体(A)における架橋性官能基を有する(メタ)アクリル単量体単位(a2)の含有量は、(メタ)アクリル酸エステル重合体(A)の全質量に対して、0.01質量%以上であることが好ましく、0.5質量%以上であることがより好ましい。また、単位(a2)の含有量は、40質量%以下であることが好ましく、35質量%以下がより好ましい。
<他の単量体単位>
(メタ)アクリル酸エステル重合体(A)は、必要に応じて非架橋性(メタ)アクリル酸エステル単位(a1)および架橋性官能基を有する(メタ)アクリル単量体単位(a2)以外の他の単量体単位を有してもよい。他の単量体としては、非架橋性(メタ)アクリル酸エステルおよび架橋性官能基を有するアクリル単量体と共重合可能なものであればよく、例えば(メタ)アクリロニトリル、酢酸ビニル、スチレン、塩化ビニル、ビニルピロリドン、ビニルピリジン等が挙げられる。
他の単量体単位の含有量は20質量%以下であることが好ましく、15質量%以下であることがより好ましい。
<水素引抜型光重合開始剤(B)>
水素引抜型光重合開始剤(B)は、活性エネルギー線の照射により(メタ)アクリル酸エステル重合体(A)の重合反応を開始させるものである。水素引抜型光重合開始剤としては、例えば、ベンゾフェノン、ベンゾイル安息香酸、ベンゾイル安息香酸メチル、4−フェニルベンゾフェノン、ヒドロキシベンゾフェノン、3,3'−ジメチル−4−メトキシベンゾフェノン、2,4,6−トリメチルベンゾフェノン、4−メチルベンゾフェノン、チオキサンソン、2−クロルチオキサンソン、2−メチルチオキサンソン、2,4−ジメチルチオキサンソン、イソプロピルチオキサンソン、カンファーキノン、ジベンゾスベロン、2−エチルアンスラキノン、3,3',4,4'−テトラ(t−ブチルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノン、ベンジル、9,10−フェナンスレンキノン等を挙げることができる。中でも水素引抜型光重合開始剤(B)は、ベンゾフェノン、4−メチルベンゾフェノンン及び2,4,6−トリメチルベンゾフェノンから選択される少なくとも1種を含むものであることが好ましく、4−メチルベンゾフェノンを含むものであることがより好ましい。
粘着剤組成物中の水素引抜型光重合開始剤の含有量は、(メタ)アクリル酸エステル重合体(A)100質量部に対して、0.5質量部以上5.0質量部以下であることが好ましく、0.5質量部以上3.0質量部以下であることがより好ましい。
本発明の粘着剤組成物においては、上述した水素引抜型光重合開始剤以外の重合開始剤は、(メタ)アクリル酸エステル重合体(A)100質量部に対して、0.1質量部以下であることが好ましく、実質的に含まれないことが好ましい。すなわち、本発明では、重合開始剤として、水素引抜型光重合開始剤が単独使用されるものであることが好ましい。
水素引抜型光重合開始剤は、光照射によって繰り返し反応開始剤として用いることもできるので、本発明の粘着シートにはアフターキュア性をもたせることも可能である。
<溶剤(C)>
粘着剤組成物は溶剤(C)を含む。すなわち、粘着剤組成物は溶剤型粘着剤組成物であることが好ましく、本発明の粘着シートは溶剤型粘着剤組成物を塗工した後に、溶剤を揮発させて形成されるものであることが好ましい。
溶剤(C)としては、例えば、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン等の炭化水素類;ジクロロメタン、トリクロロエタン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、ジクロロプロパン等のハロゲン化炭化水素類;メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロピルアルコール、ブタノール、イソブチルアルコール、ジアセトンアルコール等のアルコール類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノン等のケトン類;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル、酢酸アミル、酪酸エチル等のエステル類;エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセタート、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセタート等のポリオール及びその誘導体が挙げられる。
溶剤(C)は1種を単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。粘着剤組成物中における溶剤(C)の含有量は、特に限定されないが、(メタ)アクリル酸エステル重合体(A)100質量部に対し、25質量部以上500質量部以下とすることができ、30質量部以上400質量部以下とすることができる。
また、溶剤(C)の含有量は、粘着剤組成物の全質量に対し、10質量%以上90質量%以下とすることができ、20質量%以上80質量%以下とすることができる。
<その他の成分>
粘着剤組成物における架橋剤の含有量は、(メタ)アクリル酸エステル重合体(A)100質量部に対して、0.01質量部以下であることが好ましい。すなわち、粘着剤組成物は架橋剤を実質的に含まないものであることが好ましい。架橋剤としては、イソシアネート化合物、エポキシ化合物、オキサゾリン化合物、アジリジン化合物、金属キレート化合物、ブチル化メラミン化合物などの公知の架橋剤が知られているが、粘着剤組成物中には、上記架橋剤は意図的に添加されるものではない。
粘着剤組成物は、本発明の効果を損なわない範囲で、上記以外の他の成分を含有してもよい。他の成分としては、粘着剤用の添加剤として公知の成分、例えば酸化防止剤、金属腐食防止剤、粘着付与剤、シランカップリング剤、紫外線吸収剤等の中から必要に応じて選択できる。
酸化防止剤としては、フェノール系酸化防止剤、アミン系酸化防止剤、ラクトン系酸化防止剤、リン系酸化防止剤、イオウ系酸化防止剤等が挙げられる。これら酸化防止剤は1種を単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
金属腐食防止剤としては、ベンゾトリアゾール系樹脂を挙げることができる。
粘着付与剤として、例えば、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂、テルペンフェノール系樹脂、クマロンインデン系樹脂、スチレン系樹脂、キシレン系樹脂、フェノール系樹脂、石油樹脂などが挙げられる。
シランカップリング剤としては、例えば、メルカプトアルコキシシラン化合物(例えば、メルカプト基置換アルコキシオリゴマー等)などが挙げられる。
紫外線吸収剤としては、例えば、ベンゾトリアゾール系化合物、ベンゾフェノン系化合物、ヒンダードアミン系化合物などが挙げられる。ただし、硬化時の活性エネルギー線に紫外線を用いる場合は、重合反応を阻害しない範囲で添加する必要がある。
さらに、粘着剤組成物は、可塑剤を含んでいてもよい。可塑剤としては、無官能性アクリル重合体を用いることができる。無官能性アクリル重合体とは、アクリレート基以外の官能基を有しないアクリル単量体単位のみからなる重合体、又はアクリレート基以外の官能基を有しないアクリル単量体単位と官能基を有しない非アクリル単量体単位とからなる重合体を意味する。
アクリレート基以外の官能基を有しないアクリル単量体単位としては、例えば非架橋性(メタ)アクリル酸エステル単位(a1)と同様のものが挙げられる。
官能基を有しない非アクリル単量体単位としては、例えば酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、カプロン酸ビニル、カプリル酸ビニル、カプリン酸ビニル、ラウリン酸ビニル、ミリスチン酸ビニル、パルミチン酸ビニル、ステアリン酸ビニル、シクロヘキサンカルボン酸ビニル、安息香酸ビニルのようなカルボン酸ビニルエステル類やスチレン等が挙げられる。
(粘着シート)
本発明は、上述した粘着剤組成物を硬化させてなる粘着剤層を含む粘着シートに関するものであってもよい。本発明の粘着シートは、重量平均分子量が100万未満の(メタ)アクリル酸エステル重合体(A)と、(メタ)アクリル酸エステル重合体(A)と反応する水素引抜型光重合開始剤(B)を含み、水素引抜型光重合開始剤(B)以外の光重合開始剤の含有量は0.1質量%以下である。また、本発明の粘着シートの粘着剤層のゲル分率は0.1%以上80%以下である。
粘着シートの粘着剤層のゲル分率は0.1%以上であればよく、20%以上であることが好ましく、30%以上であることが好ましい。また、ゲル分率は、80%以下であればよく、75%以下であることが好ましい。なお、上記ゲル分率は、粘着シートに高圧水銀ランプを用いて積算光量が1000mJ/cm2となるように紫外線を照射した後、23℃、相対湿度50%の環境下に7日間放置した後のゲル分率である。
本発明の粘着シートにおいては、粘着剤層のゲル分率を上記範囲内とすることにより、段差追従性及び耐ディレイバブル性を高めることができ、粘着シートにアフターキュア性を持たせることができる。
本発明の粘着シートにおいては、粘着剤層に積算光量が1000mJ/cm2となるように活性エネルギー線を照射して一次硬化を行った際の活性エネルギー線の照射終了時から30分経過後のゲル分率も上記範囲内であることが好ましい。通常、エージング工程には40℃3日もしくは23℃7日など数日間の日数がかかる場合が多く、粘着シートの出荷までに時間を要したり、粘着シートを製造直後から使用できないという問題がある。本発明の粘着シートは、このようなエージング工程を経ずとも、好ましい粘着特性を発揮することができる。本発明の粘着シートは、一次硬化処理の直後から被着体に貼着することができるため、取扱性が容易であり、コスト競争力にも優れているものである。
粘着剤層のゲル分率は、エージング処理後もしくは、一次硬化処理終了時から30分経過後に以下の処理をして算出することができる。具体的には、粘着シートを金属メッシュ(150メッシュ)に包み、酢酸エチルに浸し、40℃で24時間放置する。取り出した粘着シートを100℃で1時間乾燥させ、酢酸エチル浸漬前後の重量比率を算出し、下記式からゲル分率を求める。
ゲル分率(%)=酢酸エチル浸漬後の粘着シートの重量/酢酸エチル浸漬前の粘着シートの重量×100
本発明の粘着シートは、本硬化前の粘着シートである。本硬化前の粘着シートとは、さらに活性エネルギー線硬化の余地を残した粘着シートである。すなわち、本発明の粘着シートは、活性エネルギー線硬化能を有するものであることが好ましい。このような活性エネルギー線硬化能を有する粘着シートはアフターキュア性を有するものであると言い換えることができる。粘着シートがアフターキュア性を有する場合、粘着剤層は、半硬化状態であり、このような粘着剤層を有する粘着シートを被着体に貼着した後に、活性エネルギー線を照射することにより、粘着剤層を本硬化させる。半硬化状態の粘着剤層は被着体の凹凸構造に追従することができ、本硬化により、粘着剤層は完全に硬化し、強固な接着力を発揮することができる。
ここで、「半硬化状態」とは、活性エネルギー線の照射によって硬化後に動的粘弾性が1.5倍以上になる状態を指す。当該動的粘弾性は、好ましくは1.5倍以上1000倍以下、より好ましくは2倍以上100倍以下である。本発明における半硬化状態において粘着剤層の動的粘弾性は、1.0×106Pa以下であることが好ましく、8.0×105Pa以下が更に好ましく、5.0×105Pa以下が特に好ましい。「本硬化」とは、1次硬化後に、活性エネルギー線によって粘着剤層をさらに硬化することを指す。
なお、本発明においては、一次硬化工程及び本硬化工程のいずれの工程においても活性エネルギー線を照射することが好ましい。本発明においては、一次硬化工程を複数回に分けて行ってもよく、また本硬化状態とするために多段硬化を行ってもよい。
本発明の粘着シートは、粘着剤層を有する。粘着シートは、粘着剤層のみから構成される単層の粘着シートであってもよい。また、本発明の粘着シートは、片面粘着シートであっても両面粘着シートであってもよい。
片面粘着シートとしては、支持体上に粘着剤層が積層した多層シートが挙げられる。また、支持体と粘着剤層との間には他の層が設けられていてもよい。
両面粘着シートとしては、粘着剤層からなる単層の粘着シート、粘着剤層を複数積層した多層の粘着シート、粘着剤層と粘着剤層の間に他の粘着剤層を積層した多層の粘着シート、粘着剤層と粘着剤層の間に支持体を積層した多層の粘着シートが挙げられる。両面粘着シートが支持体を有する場合、支持体として透明な支持体を用いたものが好ましい。このような両面粘着シートは、粘着シート全体としての透明性にも優れることから、光学部材同士の接着に好適に用いることができる。
本発明の粘着シートは上述した中でも、支持体を有しないノンキャリアタイプが好ましく、粘着剤層からなる単層の粘着シート、又は粘着剤層を複数積層した多層の粘着シートであることが好ましく、粘着剤層からなる単層の両面粘着シートであることが特に好ましい。
本発明の粘着シートが支持体を有している場合、支持体としては、例えば、ポリスチレン、スチレン−アクリル共重合体、アクリル樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリエーテルエーテルケトン、トリアセチルセルロース等のプラスチックフィルム;反射防止フィルム、電磁波遮蔽フィルム等の光学フィルム;等が挙げられる。
本発明の粘着剤層の表面は剥離シートによって覆われていることが好ましい。すなわち、本発明は剥離シート付き粘着シートに関するものであってもよい。
図1は、剥離シート付き粘着シートの構成の一例を表す断面図である。図1に示された粘着シート11は剥離シート(12a、12b)を有している。なお、図1の粘着シート11は、ノンキャリアタイプの単層の粘着シートであり、両面粘着シートである。
剥離シートとしては、剥離シート用基材と該剥離シート用基材の片面に設けられた剥離剤層とを有する剥離性積層シート、あるいは、低極性基材としてポリエチレンフィルムやポリプロピレンフィルム等のポリオレフィンフィルムが挙げられる。
剥離性積層シートにおける剥離シート用基材には、紙類、高分子フィルムが使用される。剥離剤層を構成する剥離剤としては、例えば、汎用の付加型もしくは縮合型のシリコーン系剥離剤や長鎖アルキル基含有化合物が用いられる。特に、反応性が高い付加型シリコーン系剥離剤が好ましく用いられる。
シリコーン系剥離剤としては、具体的には、東レ・ダウコーニングシリコーン社製のBY24−4527、SD−7220等や、信越化学工業(株)製のKS−3600、KS−774、X62−2600などが挙げられる。また、シリコーン系剥離剤中にSiO2単位と(CH33SiO1/2単位あるいはCH2=CH(CH3)SiO1/2単位を有する有機珪素化合物であるシリコーンレジンを含有することが好ましい。シリコーンレジンの具体例としては、東レ・ダウコーニングシリコーン社製のBY24−843、SD−7292、SHR−1404等や、信越化学工業(株)製のKS−3800、X92−183等が挙げられる。
剥離シート12においては、剥離しやすくするために、剥離シート12aと剥離シート12bとの剥離性を異なるものとすることが好ましい。つまり、一方からの剥離性と他方からの剥離性とが異なると、剥離性が高い方の剥離シート12だけを先に剥離することが容易となる。その場合、貼合方法や貼合順序に応じて剥離シート12aと剥離シート12bの剥離シート12の剥離性を調整すればよい。
本発明の粘着シートの粘着剤層の厚みは、5μm以上であることが好ましく、10μm以上であることがより好ましく、20μm以上であることがさらに好ましい。また、粘着剤層の厚みは、500μm以下であることが好ましく、400μm以下であることがより好ましく、300μm以下であることがさらに好ましい。なお、粘着シート全体の厚みも上記範囲内であることが好ましい。粘着剤層の厚みを上記範囲内とすることにより、接着性と耐久性を高めることができる。また、粘着剤層の厚みを上記範囲内とすることにより、凹凸追従性を高めることもできる。
本発明の粘着シートの粘着剤層の粘着力は3N/25mm以上であることが好ましく、5N/25mm以上であることがより好ましい。なお、上記粘着力は、一次硬化処理開始時から30分経過後の粘着力である。
なお、上述した被着体に対する粘着剤層の粘着力は、各被着体に対する180°引きはがし粘着力をJIS Z 0237に準じて測定した値である。
本発明の粘着シートは、23℃、相対湿度50%の環境におけるヘイズ値が2%以下であることが好ましく、1.5%以下であることがより好ましく、1%以下であることがさらに好ましい。ヘイズ値が上記範囲内であれば、粘着シートが光学部材に用いられる場合に要求される透明性を満足することができる。また、ヘイズ値が2%以下であれば、光学用途として好適である。ヘイズ値は、JIS K 7136:2000に準拠して測定できる。
本発明の粘着シートは、23℃、相対湿度50%の環境における全光線透過率(JIS K 7361−1:1997に準拠して測定した値)が80%以上であることが好ましく、90%以上であることがより好ましい。全光線透過率が上記範囲内であると、透明性が高く、光学用途として好適である。
(粘着シートの製造方法)
本発明の粘着シートの製造方法は、上述した粘着剤組成物を塗工し、活性エネルギー線の照射により半硬化(一次硬化)させる工程を含む。該工程では、剥離シート上に粘着剤組成物を塗工して塗膜を形成する工程と、塗膜に活性エネルギー線を照射して硬化物とする工程とを含む。塗膜に活性エネルギー線を照射して硬化物とする工程の前には、溶剤(C)を揮発させるために、加熱乾燥工程が設けられることが好ましい。
粘着剤組成物の塗工は、公知の塗工装置を用いて実施できる。塗工装置としては、例えば、ブレードコーター、エアナイフコーター、ロールコーター、バーコーター、グラビアコーター、マイクログラビアコーター、ロッドブレードコーター、リップコーター、ダイコーター、カーテンコーター等が挙げられる。
塗膜の加熱乾燥工程は、加熱炉、赤外線ランプ等の公知の加熱装置を用いて実施できる。例えば、50℃以上150℃以下の空気循環式恒温オーブンで10秒以上10分以下乾燥させる。
塗膜に活性エネルギー線を照射して半硬化物とする工程では、活性エネルギー線として、紫外線、電子線、可視光線、X線、イオン線等を用いることができる。中でも活性エネルギー線としては、紫外線または電子線を用いることが好ましく、紫外線を用いることがより好ましい。
紫外線の照射出力は、積算光量が100mJ/cm2以上10000mJ/cm2以下となるようにすることが好ましく、500mJ/cm2以上5000mJ/cm2以下となるようにすることがより好ましい。
(粘着シートの使用方法)
本発明の粘着シートは、粘着剤層の一次硬化後にエージング工程を設けなくても、粘着剤層と被着体表面を強固に接着することができる。また、粘着シートの粘着剤層を被着体表面に接触させ、その状態で活性エネルギー線を照射して粘着剤層を完全硬化させる。この場合、活性エネルギー線を照射する前は、粘着シートの粘着剤層は半硬化状態であることから、被着体が段差部を有していても、粘着剤層はその凹凸に追従することができる。
活性エネルギー線としては、紫外線、電子線、可視光線、X線、イオン線等が挙げられ、中でも、汎用性の点から、紫外線または電子線が好ましく、紫外線が特に好ましい。
紫外線の光源としては、例えば、高圧水銀灯、低圧水銀灯、超高圧水銀灯、メタルハライドランプ、カーボンアーク、キセノンアーク、無電極紫外線ランプ等を使用できる。
電子線としては、例えば、コックロフトワルト型、バンデクラフ型、共振変圧型、絶縁コア変圧器型、直線型、ダイナミトロン型、高周波型等の各種電子線加速器から放出される電子線を使用できる。
(積層体)
本発明は、上述した粘着シートの少なくとも一方の面に被着体を有する積層体に関するものでもある。本発明の積層体は、粘着シートの粘着剤層を被着体表面に接触させ、その状態で活性エネルギー線を照射して粘着剤層を完全硬化させる工程を経て得られる。
被着体は、光学部材であることが好ましい。光学部材としては、タッチパネルや画像表示装置等の光学製品における各構成部材を挙げることができる。タッチパネルの構成部材としては、例えば透明樹脂フィルムにITO膜が設けられたITOフィルム、ガラス板の表面にITO膜が設けられたITOガラス、透明樹脂フィルムに導電性ポリマーをコーティングした透明導電性フィルム、ハードコートフィルム、耐指紋性フィルムなどが挙げられる。画像表示装置の構成部材としては、例えば液晶表示装置に用いられる反射防止フィルム、配向フィルム、偏光フィルム、位相差フィルム、輝度向上フィルムなどが挙げられる。
これらの部材に用いられる材料としては、ガラス、ポリカーボネート,ポリエチレンテレフタレート、ポリメチルメタクリレート、ポリエチレンナフタレート、シクロオレフィンポリマー、トリアセチルセルロース、ポリイミド、セルロースアシレートなどが挙げられる。
本発明の粘着シートが両面粘着シートである場合は、2つの被着体の貼合に用いることができる。この場合、本発明の粘着シートは、タッチパネルの内部におけるITOフィルム同士の貼合、ITOフィルムとITOガラスとの貼合、タッチパネルのITOフィルムと液晶パネルとの貼合、カバーガラスとITOフィルムとの貼合、カバーガラスと加飾フィルムとの貼合などに用いられる。
(積層体の製造方法)
本発明は積層体の製造方法に関するものでもある。本発明の積層体の製造方法は、上述した半硬化状態の粘着シートを被着体表面に接触させ、その状態で活性エネルギー線を照射して粘着剤層を本硬化させる工程を含む。本発明では、本硬化させる工程は、粘着剤層の一次硬化後30分経過後すぐに行うことができ、粘着剤層の一次硬化処理終了時から30分経過後に、粘着剤層と被着体表面を接触させて、粘着剤層と被着体を接着することができる。
活性エネルギー線としては、上述したエネルギー線を挙げることができ、紫外線または電子線が好ましく、紫外線が特に好ましい。
紫外線の照射出力は、積算光量が100mJ/cm2以上10000mJ/cm2以下となるようにすることが好ましく、500mJ/cm2以上5000mJ/cm2以下となるようにすることがより好ましい。
本発明の積層体の製造方法において、粘着シートの粘着剤層は本硬化前の粘着シートであって、さらに活性エネルギー線硬化の余地を残した粘着シートであるため、被着体が段差部を有していても、粘着剤層はその凹凸に追従することができる。このように、粘着シートを貼合し、凹凸に追従させた後、粘着剤層を活性エネルギー線で本硬化させることで、粘着剤層の凝集力が高まり、被着体への粘着性が向上する。
以下に実施例と比較例を挙げて本発明の特徴をさらに具体的に説明する。以下の実施例に示す材料、使用量、割合、処理内容、処理手順等は、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更することができる。したがって、本発明の範囲は以下に示す具体例により限定的に解釈されるべきものではない。
[アクリル酸エステル共重合体の製造]
<アクリル酸エステル共重合体(A−1)の合成>
撹拌機、還流冷却器、温度計及び窒素導入管を備えた反応装置に、ブチルアクリレート(BA)100質量部、2−ヒドロキシエチルアクリレート(2HEA)40質量部、酢酸エチル(EtAc)150質量部、メチルエチルケトン(MEK)20質量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら70℃に昇温した。次いで、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.05質量部を加え、窒素雰囲気下、70℃で8時間重合反応を行なった。反応終了後、固形分濃度が35質量%となるよう酢酸エチル(EtAc)にて希釈し、重量平均分子量が50万の(メタ)アクリル酸エステル共重合体(A−1)を得た。なお、(メタ)アクリル酸エステル共重合体(A−1)の重量平均分子量(Mw)は、THF(テトラヒドラフラン)を溶解した試料をGPC(ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー)により測定した。
<アクリル酸エステル共重合体(A−2)の合成>
撹拌機、還流冷却器、温度計及び窒素導入管を備えた反応装置に、ブチルアクリレート(BA)100質量部、2−ヒドロキシエチルアクリレート(2HEA)1質量部、アクリル酸(AAc)0.1質量部、アクリルアミド(AM)0.5質量部、酢酸エチル(EtAc)150質量部、メチルエチルケトン(MEK)20質量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら70℃に昇温した。次いで、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.05質量部を加え、窒素雰囲気下、70℃で8時間重合反応を行なった。反応終了後、固形分濃度が15質量%となるよう酢酸エチル(EtAc)にて希釈し、重量平均分子量が180万の(メタ)アクリル酸エステル共重合体(A−2)を得た。
<アクリル酸エステル共重合体(A−3)の合成>
撹拌機、還流冷却器、温度計及び窒素導入管を備えた反応装置に、2−エチルヘキシルアクリレート(2EHA)100質量部、アクリルアミド(AM)35質量部、アクリル酸(AAc)7質量部、酢酸エチル(EtAc)150質量部、メチルエチルケトン(MEK)20質量部を仕込み、窒素ガスを導入しながら70℃に昇温した。次いで、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.05質量部を加え、窒素雰囲気下、70℃で8時間重合反応を行なった。反応終了後、固形分濃度が56質量%となるよう酢酸エチル(EtAc)にて希釈し、重量平均分子量が30万の(メタ)アクリル酸エステル共重合体(A−3)を得た。
(実施例1)
[粘着剤組成物の調製]
上記の通り得られたアクリル酸エステル共重合体(A−1)の固形分100質量部に対し、水素引抜型光重合開始剤(4−メチルベンゾフェノン(4MBP))1.0質量部、シラン系化合物(KBM403)0.1質量部を加え、酢酸エチルにて固形分濃度が30質量%の溶液となるように希釈攪拌し粘着剤組成物を調製した。
[粘着シートの作製]
上記のように作製した粘着剤組成物を、シリコーン系剥離剤で処理された剥離剤層を備えた厚さ38μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(第1の剥離シート)(王子エフテックス社製、38RL−07(2))の表面に、乾燥後の塗工量が20μm/m2になるようにアプリケーターで均一に塗工し、100℃の空気循環式恒温オーブンで3分間乾燥し、第1の剥離シートの表面に粘着剤層を形成した。次いで、該粘着剤層の表面に厚さ38μmの第2の剥離シート(王子エフテックス社製、38RL−07(L))を貼合した。このようにして、粘着剤層が剥離力差のある1対の剥離シートに挟まれた第1の剥離シート/粘着剤層/第2の剥離シートの構成を備える粘着シートを得た。さらに該粘着シートに、高圧水銀ランプにて1000mJ/cm2の紫外線照射を行った。
(実施例2)
アクリル酸エステル共重合体(A−1)を、上記の通り得られた(メタ)アクリル酸エステル共重合体(A−3)に変更した以外は実施例1と同様にして実施例2の粘着剤組成物と粘着シートを作製した。
(比較例1)
アクリル酸エステル共重合体(A−1)を、上記の通り得られた(メタ)アクリル酸エステル共重合体(A−2)に変更した以外は実施例1と同様にして比較例1の粘着剤組成物と粘着シートを作製した。
(比較例2)
水素引抜型光重合開始剤(4MBP)の添加量を0.5質量部とし、さらに、自己開裂型光開始剤(IRGACURE)0.5質量部と架橋剤(コロネートL)1.0質量部を添加し粘着剤組成物を調製した以外は、実施例1と同様にして比較例2の粘着剤組成物と粘着シートを作製した。
(比較例3)
水素引抜型光重合開始剤(4MBP)の添加量を0.5質量部とし、さらに、自己開裂型光開始剤(IRGACURE)0.5質量部と架橋剤(コロネートL)1.0質量部を添加し粘着剤組成物を調製した以外は、実施例2と同様にして比較例3の粘着剤組成物と粘着シートを作製した。
(比較例4)
水素引抜型光重合開始剤(4MBP)を添加せずに、架橋剤(コロネートL)を1.0質量部添加し粘着剤組成物を調製した以外は、実施例1と同様にして比較例4の粘着剤組成物と粘着シートを作製した。
(比較例5)
水素引抜型光重合開始剤を添加せずに、架橋剤(コロネートL)を1.0質量部添加し粘着剤組成物を調製した以外は、比較例1と同様にして比較例5の粘着剤組成物と粘着シートを作製した。
(比較例6)
水素引抜型光重合開始剤を添加せずに、架橋剤(コロネートL)を1.0質量部添加し粘着剤組成物を調製した以外は、実施例2と同様にして比較例5の粘着剤組成物と粘着シートを作製した。
(評価及び分析)
(ゲル分率)
実施例及び比較例で得られた粘着シートに高圧水銀ランプを用いて積算光量が1000mJ/cm2となるように紫外線を照射し、その後7日間23℃、相対湿度50%の環境下に放置した。その粘着シートを金属メッシュ(150メッシュ)に包み、酢酸エチルに浸し、40℃で24時間放置した。取り出した粘着シートを100℃で1時間乾燥させ、酢酸エチル浸漬前後の重量比率を算出し、下記式からゲル分率を求めた。
ゲル分率(%)=酢酸エチル浸漬後の粘着シートの重量/酢酸エチル浸漬前の粘着シートの重量×100
(段差追従性)
ガラス板A(縦120mm×横70mm×厚み0.7mm)の表面に、紫外線硬化型インクを塗布厚が5μmになるように額縁状(内縁サイズ:縦90mm×横50mm×幅5mm)にスクリーン印刷した。次いで、紫外線を照射して印刷した上記紫外線硬化型インクを硬化させた。この工程を5回繰り返し、25μmの段差を有する印刷段差ガラス板を得た。
実施例及び比較例で得られた積層粘着シートを、縦94mm×横54mmの形状に裁断し、第1の剥離シートを剥離し、ラミネーター(株式会社ユーボン製、IKO−650EMT)を用いて、PETフイルム(A4300#100μm)に貼合した。その後、第2の剥離シートを剥離し、印刷段差ガラスの額縁状の印刷全面を覆うように貼合し、オートクレーブ処理(40℃、0.5MPa、30分間)を実施した。次いで、ガラス板A側から紫外線照射器(アイグラフィック製、ECS−301G1)にて積算光量が2,000mJ/cm2となるように紫外線を照射して積層体を得た。
上記積層体の印刷段差部を目視で観察し、積層粘着シートの段差追従性を以下の基準で評価した。
○:発泡や剥離などが全く見られない。
×:発泡や剥離などが見られる。
(ディレイバブル)
上記積層体を85℃で24時間処理した。処理後に、積層体の印刷段差部を目視で観察し、耐ディレイバブル性を以下の基準で評価した。
○:発泡や剥離などが全く見られず、耐ディレイバブル性に優れる。
△:直径0.5mm未満の発泡や剥離が1つ見られ、やや耐ディレイバブル性が劣る。
×:発泡や剥離が複数見られる、または直径0.5mm以上の発泡や剥離が1つ以上見られ、耐ディレイバブル性が劣る。
Figure 2017204247
表1からわかるように、実施例で得られた粘着剤組成物から形成された粘着シートは、段差追従性と耐ディレイバブル性に優れていた。さらに、実施例で得られた粘着剤組成物は、多段階硬化が可能であった。
1 剥離シート付き粘着シート
11 粘着シート(粘着剤層)
12a、12b 剥離シート

Claims (9)

  1. 重量平均分子量が100万未満の(メタ)アクリル酸エステル重合体(A)と、前記(メタ)アクリル酸エステル重合体(A)と反応する水素引抜型光重合開始剤(B)と、溶剤(C)と、を含み、前記水素引抜型光重合開始剤(B)以外の光重合開始剤の含有量が0.1質量%以下である粘着剤組成物。
  2. 前記(メタ)アクリル酸エステル重合体(A)は、炭素数が1以上10以下のアルキル基を有する非架橋性(メタ)アクリル酸エステル単位を含む請求項1に記載の粘着剤組成物。
  3. 前記水素引抜型光重合開始剤(B)は、ベンゾフェノン、4−メチルベンゾフェノン及び2,4,6−トリメチルベンゾフェノンから選択される少なくとも1種を含む請求項1又は2に記載の粘着剤組成物。
  4. 前記水素引抜型光重合開始剤(B)の含有量は、前記(メタ)アクリル酸エステル重合体(A)100質量部に対して、0.5質量部以上5.0質量部以下である請求項1〜3のいずれか1項に記載の粘着剤組成物。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の粘着剤組成物を硬化させてなる粘着剤層を含む粘着シートであって、前記粘着剤層のゲル分率が0.1%以上80%以下の粘着シート。
  6. 前記粘着剤層の厚みが5μm以上300μm以下である請求項5に記載の粘着シート。
  7. 両面粘着シートである請求項5又は6に記載の粘着シート。
  8. 請求項5〜7のいずれか1項に記載の粘着シートの粘着剤層を被着体表面に接触させ、その状態で活性エネルギー線を照射して前記粘着剤層を硬化させる工程を含む積層体の製造方法。
  9. 請求項5〜7のいずれか1項に記載の粘着シートの粘着剤層を被着体表面に接触させ、その状態で活性エネルギー線を照射して前記粘着剤層を硬化させる粘着シートの使用方法。
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