JP2585336B2 - 圧縮できる物品を梱包する装置 - Google Patents

圧縮できる物品を梱包する装置

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JP2585336B2 JP63006727A JP672788A JP2585336B2 JP 2585336 B2 JP2585336 B2 JP 2585336B2 JP 63006727 A JP63006727 A JP 63006727A JP 672788 A JP672788 A JP 672788A JP 2585336 B2 JP2585336 B2 JP 2585336B2
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    • B65B63/022—Auxiliary devices, not otherwise provided for, for operating on articles or materials to be packaged for compressing or compacting articles or materials prior to wrapping or insertion in containers or receptacles using compressing chambers or plates moving in an endless path

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ この発明は圧縮される物品、特に積重ねられた紙製ハ
ンカチの束をプラスチックフィルム等からなる空包によ
り梱包する装置に関する。
［発明の技術的背景とその問題点］ パルプ製品、特に積重なった紙製ハンカチを梱包する
場合、梱包しようとする物品が相当な量まで圧縮されて
しまうことによるやっかいな問題が生ずる。このため、
包みを正確な直方体とするのは困難である。
［発明の目的］ この発明の目的は、紙製ハンカチの積層束を梱包する
装置を提供するにあり、特にこれらにより、正確な形状
をなした直方体の包みが形成され、同時に梱包装置の処
理能力が相当に増加される。
［発明の概要］ この目的を達成するため、この発明では、物品（紙製
ハンカチ）は梱包される前に圧縮され、圧縮された状態
のまま梱包される。従来の態様により互いに上に積重ね
て配され、10層に折畳まれた紙製ハンカチを予め圧縮す
ることにより、包装内では積層束が予圧されている。コ
ンパクトで正確な形状をなした包みが得られる。
この工程の実施手順では、搬送されてきた紙製ハンカ
チの積層束はこの形状に圧縮され、回転している折畳用
タレットのポケット内に押入れられ、同時にＵ字形状を
なして積層束を囲うプラスチック製フィルム等からなる
空包に包まれる。折畳用タレットのポケットは圧縮され
た積層束よりもいくらか大きな（折畳みタレットの周方
向についての幅に関して）適当な大きさに形成されてい
る。このことにより積層束が、空包に包まれながら簡単
に押入れられるようになる。ポケット内では、積層束は
押圧の応力が影響下にあり、つまり圧縮されている。折
畳用タレットを連続的に回転させて積層束を搬送する
間、半径方向外側及び幅方向に突きだしている空包の折
込片は折畳まれ、熱により封止される。折畳用タレット
のポケットから押出された殆ど完了した包みは非常に正
確な立方体形状をなしている。
この発明によれば、折畳用タレットには折畳用タレッ
トの回転方向に上下動され、梱包される物品、つまり紙
製ハンカチが一連の動作の終了位置で一時的に停止して
いる間に、その上に押出される物品用ロッカー、つまり
積層束用ロッカーが備えられており、積層束用ロッカー
は折畳用タレットの周辺速度まで加速されて、その時点
で折畳用タレットの隣接するポケットに押込まれる。積
層用ロッカーは加圧用ロッカーと相互に作用し、加圧用
ロッカーは積層束が押込用プラットホームに押し出され
た後、積層束、つまり梱包される物品を上から圧縮す
る。この作業は積層束が折畳用タレットの周辺速度に加
速される期間中に始まり、これにより折畳用タレット、
つまり折畳用タレットのポケットと積層束用ロッカーの
押込用プラットホームとの間で一時的に同期する際に積
層束は半径方向にポケット内に押込まれるのが可能にな
る。
折畳用タレットの押出用ステーションは往復動つまり
上下動の揺動運動が可能な押出用プラットホームを同様
に備えており、押出用プラットホームは折畳用タレット
と一時的に同期した時点で、折畳用タレットのポケット
外に押出された包みを受取って、包みを停止状態期間中
に排出コンベアに搬送する。
この発明では、動作が２つのトラックの様式となって
いる結果、処理能力が相当に増加する。この発明によれ
ば、互いに隣接して位置する２つのトラックで同時に２
つの包みができる。このために、適当な軸方向寸法を有
する共通の一つの折畳用タレットが用いられ、折畳用タ
レットは各々が互いに隣接して位置する２つの包みを収
容する連続したポケットを備え、積層用ロッカー、押出
用ロッカー、押込装置、押出装置及び押出用プラットホ
ームのような同じく適当な寸法の共通の部材を備えてい
る。この発明の他の特徴は、折畳用タレットの構造及び
梱包される物品及び包みを供給および排出するための部
材に関している。
［発明の実施例］ 図においてこの発明の実施例として示されている装置
は、物品である紙製ハンカチの積層束10を梱包するのに
使用される。紙製ハンカチは折畳まれて互いの上面に置
かれ、従来より10枚の紙ハンカチから積層束10が構成さ
れている。積層束10はプラスチックフィルムからなる空
包11に包まれる。
この梱包装置の中央ユニットは折畳用タレット12であ
り、折畳用タレット12は第１図に示すように連続的な速
度で時計回りに駆動されて回転している。
折畳用タレット12はタレットの周辺にそって配分され
ている複数のポケット13を有しており、梱包される物品
は個別に、あるいは一対をなして空包11とともにポケッ
ト13内に収容される。ポケット13は半径方向外側且つ軸
方向の端で開口している。
積層束10は押込用ステーション14の領域で折畳用タレ
ット12に送り込まれる。この押込用ステーション14に
は、水平面、ここでは折畳用タレット12の中心面の方向
に延びている送りコンベア15が通じている。この場合、
コンベア15はチェーンコンベアとなっている。タレット
16は互いに隣接して延びている２つのチェーン17,18に
取付けられている。搬送される積層束10は搬送プレート
19上に摺動できるようにして載置されている。チェーン
17,18は、反転する範囲で、各チェーン17,18に接続され
たタペット16が平行に下方に移動、即ちいわゆる旋回運
動とならずに移動されるようにそれらの回転中心がずら
されて配されている。これにより、供給された積層束10
は各層がずれることなく、正確にポケットの端の位置に
セットされる。
積層束10は送りコンベア15によって折畳用タレット12
の周辺付近に設けられた押込用プラットホーム20まで搬
送される。このプラットホームは、特に折畳用タレット
12の回転中心まわりで垂直面内において揺動される物品
用ロッカーの端部、つまり積層用ロッカー21の端部に配
されている。積層用ロッカー21は折畳用タレット12に対
して同軸に回動可能にして取付けられており、折畳用タ
レット12から突出している端部が押込用プラットホーム
20を形成している。
積層用ロッカー21は押込用プラットホーム20とともに
下方の原位置（第１図における実線）から上方の反転位
置（第１図における一点鎖線）に移動可能である。下方
の原位置では、押込用プラットホーム20は必ず搬送コン
ベア15の延長上にある。一時停止段階の際には、同期す
るように制御された送りコンベア15によって積層束10は
押込用プラットホーム20上に置かれる。
積層束10が押込用プラットホーム20上に置かれた直後
に、押込部材、ここでは押圧プレート22が作動される。
押圧プレート22は上方から積層束10に向かって降ろされ
て積層束を充分に圧縮する。圧縮された状態で、積層束
10は積層用ロッカー21により折畳用タレットの回転方向
に移動され、このとき押圧プレート22はこれとともに移
動する。折畳用タレット12周辺の回転速度に達した時点
で、圧縮された状態にある積層束10は押込装置23によ
り、同一平面内で回転している折畳用タレット12のポケ
ット13内に半径方向から押込まれる。周辺方向について
のポケット13の寸法は、形成される包み24の寸法に一致
する。大体、積層束10はポケット13の寸法よりもいくら
か多めに圧縮され、これにより積層束10はポケット13に
入り易くなる。
押圧プレート22は積層用ロッカー21と同期して移動す
る加圧用ロッカー25の下面に取着されている。この加圧
用ロッカーは、積層用ロッカー21と同様に、折畳用タレ
ット12の回転中心回りに回動可能である。加圧用ロッカ
ー25は、積層用ロッカー21とともに折畳用タレット12の
回転方向に移動され、この加圧位置はそのままの位置で
ある。圧縮された積層束10がポケット内に押込まれた
後、加圧用ロッカー25は積層用ロッカー21と共に、積層
用ロッカー21から始めは大きく離間したものとなってい
る原位置にまで戻り、したがって圧縮されていない積層
束10は押込用プラットホーム20上に自由に搬送されるこ
とが可能である。
押込装置23は相対的に移動可能にして加圧用ロッカー
25に接続されている。加圧用ロッカー25には、折畳用タ
レット12の範囲の外側に長穴26が設けられており、押込
装置23に接続された案内ローラ27がこの長穴26内を往復
する。案内ローラ27は連結ロッド28に配されており、押
込装置23は連結ロッド28によって往復移動されている。
連結ロッド28自体は折畳用タレット12の回転軸線回りに
旋回可能なクランクアーム29に連結されている。連結ロ
ッド28が移動することにより、押込装置23は直線的に移
動し、同時に積層束10がポケット13内に挿入される。押
込装置23は、フック状に製造され、これにより積層束10
を外側から押込むことができる。
積層束10は、押込用ステーション14に配された空包11
にそれぞれが包まれる様にしてポケット13内に押し込ま
れる。このため、反転ローラ30を介して、空包11のフィ
ルムは折畳用タレット12の周辺まで通されている。折畳
用タレット12には、周面で開口している複数の吸込孔3
1,32が設けられている。これらの吸込孔は、各ポケット
13の両側に２つの吸込孔32、又は一群の吸込孔32が配さ
れているようにして配列されている。この結果、空包の
フィルムは各々、ポケット13の両側で且つ搬送方向の前
後で、その縁により吸入空気圧で固定されている。吸込
孔31,32は吸込側部分33と半径方向の吸入流路34を介し
て負圧源に接続されている。
吸込溝33は、押込みステーション14の後方に位置する
範囲内にまで周方向に延びている。吸込溝33には吹出溝
35が続いており、吹出溝35は圧縮空気流路36を介して圧
縮空気を吸入孔31,32を通って切り離し領域に亙って供
給する。筒状片37,38を半径方向位置について安定させ
る空気流が、特にポケット13の直近の両側に配された吸
込孔32によって形成される。Ｕ字形状をなして折込まれ
た空包11と共に積層束10がポケット13内に押込まれた
後、外側に突出している、つまりポケットからはみ出て
いる筒状片37,38はこの時点で折畳まれ、特に始めに筒
状片37が、搬送方向について後方で、回動自在な折畳み
装置39によって折畳まれる。折畳み装置39は筒状片37を
後方から積層束10の外側の側面に沿うように折畳む。
ポケット13は、この後、積層束10及び部分的に折畳ま
れている空包11と共に封止ユニット40の領域に進む。封
止ユニット40は、エンドレスのカバーバンド41を備えて
おり、このバンド41は特に折畳用タレット12の回転速度
で動かされて回転し、また耐熱性材料、特に布地状のテ
フロンバンドから製作されている。カバーバンド41は、
互いに比較的離れて配され、且つ折畳用タレット12の周
辺の直前に位置している２つの方向変更ローラ42,43に
よって案内されている。３つ目の方向変更ローラ44は、
カバーバンド41の下流側で外側の部分を受持っている。
方向変更ローラ42,43を適切に位置されることによっ
て、搬送している、又はこれに伴って動いている搬送部
分は折畳用タレット12の周辺面に密着する。搬送部分45
の外側には、加熱要素、ここでは弧状の加熱部分46が配
されている。この加熱要素45は折畳用タレット12に対し
て同心的に弧状をなしているが、搬送のバンド41、つま
り搬送部分45と常時接触するものではないように配され
ている。
ポケット13は、その内容物とともにカバーバンド41の
部分に進み、搬送方向について前方に位置する筒状片38
は、筒状片37に部分的に重なって、外側の端面に沿って
折曲げられる。更に搬送される間に、積層束10は空包11
とともに加熱部分の領域内に入る。ここでは、寸法を適
切に選択したことによって、積層束10は空包11を含ん
で、ポケット13から半径方向に僅かに突出しているこ
と、つまり折畳用タレット12の周辺面からはみだしてい
ることが重要である。カバーバンド41、またはその搬送
部分45は、従ってポケット13内の積層束10によって、特
に加熱部分46にあたるまで僅かに持上げられている。封
止をなすための熱、またある圧力もここで局所的に折畳
まれた筒状片37,38の部分に伝達される。加熱部分46
は、連続する３個のポケット13の道程長さに相当する折
畳用タレット12の領域に亙って、封止を確実になすのに
充分な範囲まで延びている。
動作が中断している際に包みが送られて来ない場合、
又は折畳用タレット12が一時的に停止した場合に、加熱
部分46は半径方向について、特に加熱位置から詳細には
図示されていない部材によって加熱位置から引き込まれ
て調節される。外側の筒状の折畳み部分（筒状片37,3
8）については仕上げられた包みは、ここで対応するポ
ケットとともに押出しステーション47の領域に進む。押
出しステーション47は押込み用ステーション14の反対
側、つまり折畳用タレット12の水平な中央面内に位置し
ている。
押出しステーション47の領域内で、折畳用タレット12
の外周付近には押出用プラットホーム48が配されてい
る。押出用プラットホーム48は押込用プラットホーム20
に応じて、折畳用タレット12の周方向について往復つま
り上下に移動される。ほとんど仕上げられた包み24は、
折畳用タレット12と押出用プラットホーム48との同期動
作の段階中にポケットから押出用プラットホーム48上に
押し出される。その後、押出用プラットホーム48は、水
平な中央面内で排出コンベアと同一面上の（上方の）端
位置にまで戻る。
この実施例では、押出用プラットホーム48は積層用ロ
ッカー21に接続されており、積層用ロッカー21は折畳用
タレット12の回転軸線を越えて延出され、押込用プラッ
トホーム20の反対側の自由端で押出用プラットホーム48
を支持している。押込用プラットホーム20の動きと押出
用プラットホーム48の動きとは、従って常に互いに対応
したものである。
これらの配置関係は、積層束10を収容した後、押込用
プラットホーム20が上方に移動され、同時に押出用プラ
ットホーム48は折畳用タレット12の周辺速度まで加速さ
れるのに応じて下方に移動される。これに続いて、包み
24は排出用コンベアの平面の下方で押出用プラットホー
ム48へ移動される。押込用プラットホーム20が原位置に
戻る間に、押出用プラットホーム48は包みとともに排出
用コンベア49と同じ高さに上方に移動され、動作停止状
態の間に包みはフック状の引込み装置によって押出用プ
ラットホーム48から半径方向に引出されて排出用コンベ
ア49まで移動される。
各ポケット13は、それ自体に専用の押出装置51を有し
ている。引込まれた状態の原位置において、この装置は
ポケット13の半径方向内側に位置し、ポケット13の底面
を形成している。このため、押出装置51はポケット13の
軸方向における全長にわたって延びる細長い部材とされ
ている。開口したポケット13を更に側方から限定するた
め、半径方向に向いている折畳用の突起52,53が押出装
置51の側部に配されている。折畳用の突起52と53の軸方
向の離間距離は、積層束10つまり包み24の長さと一致し
ている。折畳用の突起52,53を適当な形状とすることに
より、積層束10が空包11とともにポケット13に押込まれ
る際に、押込み方向の前方に位置する側縁部54は折曲げ
られる。これは包みの端面に形成される一般に知られて
いる折重ねにおける第１の折込みである。
内側の側縁部54の反対側に位置する側縁部55は、押出
ステーション47の領域で包みがポケットから押出される
時に限って折込まれる。このため、折畳み用突起56が押
出用プラットホーム48上に側方から配されており、折畳
み用突起56は折畳用の突起52,53とは反対向きに作用
し、包み24が押出用プラットホーム48上に押し出される
際に、搬送方向について前方に位置する側縁部55を折込
む。包みをより確実に案内して固定するため、押出用プ
ラットホーム48は、特に上壁面57が包みに対する上方の
案内となっているポケット型に形成されている。
縦方向の上方および下方の側縁部58は、包み24が押出
用プラットホーム48から排出用コンベア49に押入れられ
る際に折込まれる。このため、排出用コンベア49の入口
領域には、下方の搬送バンド59と上方の搬送バンド60と
の間で横方向に取付けられている折込み用部材、ここで
は折込片61があり、折込片61によって縦方向の上方及び
下方の側縁部58は、包み24が搬送される間に公知の方法
によって折込まれる。初めは折込まれた側縁部54,55
は、この領域では、角部のある案内部材62により所定の
位置で保持されている。
押出しステーション47の領域で包み24をポケット13か
ら押出すため、ポケット13についての押出装置51が半径
方向に移動される。このため、押出装置51は半径方向に
向けられたラム63に取付けられている。このような２つ
のラム63は各々の押出装置51に、軸方向に互いに離間し
て配され、タレット12の内側の案内孔64内に摺動自在に
して保持されている。押出装置51は側方のカムディスク
65によって半径方向に移動され、カムディスク65には案
内溝66が形成されている。各押出装置51にある案内ロー
ラ67は、順々にこの案内溝66に沿って進む。図示されて
いる実施例では、案内ローラ67はラム63とラム63とを連
結している横断方向のロッド68の２つの端部の夫々に配
されている。
カムディスク65の案内溝66は大部分の範囲にわたって
折畳用タレット12に対して同心にして形成されており、
押出装置51は格納された内側の位置にある。押出しステ
ーション47の領域、特に押出しステーション47の下方の
領域において、案内溝は69の箇所で半径方向に張出して
いる。この張出し部分によって、ポケット13と押出用プ
ラットホーム48とが互いに近接して同じ速度で回転して
いる時点で、押出装置51の排出ストロークが起こされ
る。
積層用ロッカー21及び、従って押込用プラットホーム
20と押出プラットホーム48との回動運動は、回動（矢印
70）の総量が18゜に設定されている。第６図から明らか
なように、この場合では４゜の位置で加速段階が、およ
び10゜の位置で同期段階が設定されている。この間で、
積層束10つまり包み24はポケット13内に、及びポケット
13から外にそれぞれ移動される。
第６図から同様に明らかなように、この段階での押出
動作を加速するため、カムディスク65は、さらに折畳用
タレット12と反対向きに回動され、案内溝66の張出し部
分69は、第６図に一点鎖線で示される原位置から実線で
示される位置に移動する。これによって、同期段階72の
期間でのラム63の半径方向への移動は、迅速となり短期
に終了する。
ここに図示されている装置は、生産能力を増加させる
ため２トラック用に設定されている。従って、２つの並
列な送りコンベア15によって、２つの積層束10が同時に
折畳用タレット12に供給される。折畳用タレット12の軸
方向の寸法は、２つの積層束10が共通の連続して開口し
ているポケット13内に互いに隣合うようして収容できる
大きさである。ここに示されている例では、折畳用タレ
ット12は糸巻枠の構造に基づいた中空な本体として設定
されており、円筒状のタレットケース73と、回転するハ
ブ75に支持され、ほぼ中央にある半径方向の支持部材74
とを備えている。タレットケース72の一方の端面にはフ
ランジ76が形成されており、フランジ76は半径方向内側
に向いて、駆動ピニオン歯車78に噛合うよに全周に内歯
歯車を備えた構造となっている。
カムディスク65はタレットケース73の内側で、各側に
位置している。２つのカムディスク65は、中空軸79を介
して互いに連結されている。これらのカムディスク65の
うちの一方（第２図では上方に示されている）は、第６
図に関して説明されている押出動作をなすため、クラン
ク機構80により揺動運動となって駆動される。カムディ
スク65は中空軸79により連動される。
押出装置51を作動させるためのラム63もタレットケー
ス73の内側に位置している。案内孔64は支持部材74に設
けられている。
押出装置51は２つの積層束10を収容するポケット13の
軸方向の全長にわたっている。各々細長形状をなしてい
る押出装置51には、従って２対の折畳み用突起52,53が
設けられている。
押入用プラットホーム（第４図）は一体に製造され、
２つの積層束10を収容する幅を有している。押入用プラ
ットホーム上での軸方向に連続したこれら積層束10の位
置は、側部案内板81,82により決められ、側部案内板81,
82は入口側に進入用面取部83を備えているとともに上方
の面取部をも備えた構造となっている。積層用ロッカー
21の揺動駆動装置は押入用プラットホーム20の下側に取
付けられている。クランク機構86の一部であるレバー85
は、ここの中央に取付けられている。
２つの製造トラック用の押込装置23についても特別な
構造となっている。この型式の２つの押込装置23は上方
の横方向部材87によって互いに連結されている。各押込
装置23は垂直方向の溝88によって３つに分割されてい
る。これらは押込装置23が引込まれた際に、対応したフ
ォーク形状をなす送りコンベア15のタペット16が、特に
フォーク形状のタペット16が溝88を通過できることか
ら、押込装置23の領域内にまで（図の）右方に移動でき
るように構成されている。
２つの製造トラック用の押込装置23についても特別な
構造となっている。この型式の２つの押込装置23は上方
の横方向部材87によって互いに連結されている。各押込
装置23は垂直方向の溝88によって３つに分割されてい
る。これらは押込装置23が引込まれた際に、対応したフ
ォーク形状をなす送りコンベア15のタレット16が、特に
フォーク形状のタレット16が溝88を通過できることか
ら、押込装置23の領域内にまで（図の）右方に移動でき
るように構成されている。
２つの製造トラックに用いられる押圧プレート22は、
軸方向に延びている支持はり89の下側に配されている。
押圧プレート22の側端の各々の付近には、加圧用ロッカ
ー25があり、加圧用ロッカー25は従って２つのロッカー
アーム90,91によって折畳用タレット12の両側に延びて
おり、中空軸79の軸受用の溝92内に回転可能にして取付
けられている。押圧ロッカー25又はそのロッカーアーム
90,91は上記の軸受部分を越えて延び、つまり折畳用タ
レット12の回転中心を越えて延びている。押入用ステー
ション14の反対側では、ロッカーアーム90,91の端部は
横断方向のロッド93により互いに連結されている。加圧
用ロッカー25の回転駆動装置、特にクランク機構94がこ
のロッド93のほぼ中心に取付けられている。ロッカーア
ーム90,91は支持はり89の上面の垂直方向の支持片とな
って延びている。これら２つのロッカーアーム90,91
は、押入用プラットホームの領域内に、押込装置23の案
内ローラ27用の長穴を備えている。このため、横方向の
横断部材87は下向きの支持片95を備えており、これらの
各支持片95の内側に案内ローラ27が取付けられている。
折畳用タレット12の側部に隣接して延び、２つの押込
装置23を連動させるためのものである２つの連結部材28
は、支持片95の延長部分として押込装置23、つまり共通
の横断部材87に用いられている。連結部材28の端部は各
々順にクランクアーム29に連結されている。２つのクラ
ンクアームは、共通の駆動軸96により揺動され、駆動軸
96は中空軸79内に回転可能に取付けられている。
中空軸79、つまりその軸受用の溝92には、同様に折畳
用タレット12の両側に延びている積層用ロッカー21も回
転可能にして取付けられている。最後に、２つの軸受用
の溝92の夫々には、折畳用タレット12の支持スタンドつ
まり機械用支持台としてのベアリングブロックが位置し
ている。
包み24を正確なものとするため、押入れステーション
14の領域に配されたスカート98は折畳用タレット12の周
辺の部分に沿って下向きに延びており、折畳用タレット
12の周辺にぴったりつけられている。スカート98は押込
用プラットホーム20に合せて積層束10を通すための開口
99を備えている。スカート98は押圧プレート22、特にそ
の下面に取付けられ、結果的にこれと共に上下動され
る。
押出用ステーション47の側も２トラックの動作用に構
成されている。第５図から明らかなように、２つのトラ
ックについて共通の押出用プラットホーム48があり、押
出用プラットホーム48は上部壁57と折込用の突起56を備
えた側部壁により囲まれた押出用ポケット100,101に分
けられている。
押出用ポケット100,101に対応する２つのフック状の
かき出し装置50は横棒102により連結されて共通な構造
となっている。従って、つねに２つの包み24が押出用プ
ラットホーム48からかき出される。上部壁57には横棒10
2を通過させるため溝103が設けられている。
【図面の簡単な説明】 第１図は、折畳用タレットを備えたこの発明による圧縮
できる物品を梱包する装置の側面図、第２図は第１図の
折畳用タレットを通る水平方向についての断面図、第３
図は第１図及び第２図に示された折畳用タレットについ
ての平面図、第４図は押込用プラットホーム及び押込装
置の詳細を拡大して示す横断面図、第５図は同様に、押
出用ステーション、特に押出用プラットホームの詳細の
示す横断面図、第６図は押出ステーションの領域での折
畳用タレットを拡大して示す詳細図であり、部材が異な
る位置に示されている。 10……物品、11……空包、12……折畳用タレット、13…
…ポケット、15……送りコンベア、20……押込用プラッ
トホーム、21……積層用ロッカー、23……押込装置、24
……包み、25……加圧用ロッカー、48……押出用プラッ
トホーム。

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】圧縮できる物品を包装フィルムにより梱包
    する装置であって、物品が押込まれる外向に開口したポ
    ケットを有する折畳用タレットが連続的に回転している
    状態で、物品をＵ字状に囲む空包（11）で収容するもの
    であり、物品は押込みステーションの領域で折畳用タレ
    ットの周辺方向に往復運動する押込用プラットホームに
    搬送され、折畳みタレットに同期した時点で、この押込
    み用プラットホームからこれに隣接したポケットへ押込
    まれるものである圧縮できる物品を梱包する装置におい
    て、 押込用プラットホーム（20）には、押込用プラットホー
    ム（20）で物品（10）を圧縮し、且つ物品（10）が折畳
    用タレット（12）のポケット（13）内に押込まれるまで
    物品（10）を上方から圧縮された状態に保持する押圧部
    材が配されていることを特徴とする圧縮できる物品を梱
    包する装置。
  2. 【請求項２】下記の（ａ）（ｂ）（ｃ）に特徴を有する
    特許請求の範囲第１項に記載の装置。 （ａ）押込用プラットホーム（20）は、回動する積層用
    ロッカー（21）上に配される、 （ｂ）押圧部材は、往復運動を行う加圧用ロッカー（2
    5）に配される、 （ｃ）積層用ロッカー（21）と加圧用ロッカー（25）
    は、それぞれ、独立に駆動されるが、それらの運動は、
    クランク機構（86）またはクランク機構（94）によって
    互いに同期する関係にある、
  3. 【請求項３】積層用ロッカー（21）と加圧用ロッカー
    （25）は、折り畳みタレット（12）と同心円をなす垂直
    面内、すなわち、折り畳みタレット（12）の外周方向と
    一致する垂直面において、互いに対して回動する点に特
    徴を有する特許請求の範囲第２項に記載の装置。
  4. 【請求項４】積層用ロッカー（21）は、その下端位置
    で、送りコンベア（15）、つまり搬送プレート（19）と
    同じ高さに位置し、搬送プレート（19）付近には物品を
    収容する押込用プラットホーム（20）が配されているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第３項に記載の装置。
  5. 【請求項５】加圧ロッカー（25）には押込装置（23）が
    配されており、押込装置（23）は軸方向に移動して物品
    を押込用プラットホーム（20）から同期されているポケ
    ット（13）に押込むものであり、押込装置（23）は加圧
    ロッカー（25）の長穴（26）にガイドされていることを
    特徴とする特許請求の範囲第３項又は第４項に記載の装
    置。
  6. 【請求項６】押出用ステーション（47）の領域で、折畳
    用タレット（12）の押込用ステーション（14）とは反対
    の側には、押出用プラットホーム（48）が配されてお
    り、押出用プラットホーム（48）は押込用プラットホー
    ム（20）と共に折畳用タレットの周方向に前後に揺動
    し、且つ折畳用タレット（12）と同期した動作期間中、
    押出用プラットホーム（48）には、ほぼ折畳みの完了し
    た包み（24）がポケット（13）から押出された後に送ら
    れることを特徴とする特許請求の範囲第１項ないし第５
    項のいずれか１項に記載の装置。
  7. 【請求項７】積層用ロッカー（21）は折畳用タレット
    （12）の回転軸線を越えて延びており、押込用プラット
    ホーム（20）の反対側に位置する端部には押出用プラッ
    トホーム（48）が取付けられていることを特徴とする特
    許請求の範囲第３項ないし第６項のいずれか１項に記載
    の装置。
  8. 【請求項８】包み（24）はポケット（13）から、水平方
    向の排出面下で押出用プラットホーム（48）に押出され
    ること、及び押出用プラットホーム（48）が排出面と同
    じ高さの原位置に戻る際に、包み（24）は押出用プラッ
    トホーム（48）から排出可能であることを特徴とする特
    許請求の範囲第６項又は第７項に記載の装置。
  9. 【請求項９】押出用プラットホーム（48）は、押出用の
    ポケット構造となっており、上部壁（57）と、空包（1
    1）の側部折込片を折込むための側部の折り畳み用突起
    部材（56）とを備えていることを特徴とする特許請求の
    範囲第８項に記載の装置。
  10. 【請求項１０】加圧ロッカー（25）は折畳用タレット
    （12）の回転軸線を越えて延び、その自由端は横断方向
    のロッド（93）により互いに連結されていること、及び
    横方向のロッド（93）には駆動機構（94）が接続されて
    いることを特徴とする特許請求の範囲第３項ないし第９
    項のいずれか１項に記載の装置。
  11. 【請求項１１】折畳用タレット（12）のポケット（13）
    内には、細長形状の押出装置（51）が配されており、押
    出装置（51）は、案内ローラー（67）がカムディスク
    （65）の案内溝（66）内を移動することにより、半径方
    向のラム（63）により半径方向に押出され、折り畳み用
    突起（52,53）はポケットの側部を規定するものとして
    押出装置（51）に、互いに離間して配されていることを
    特徴とする特許請求の範囲第１項ないし第10項のいずれ
    か１項に記載の装置。
  12. 【請求項１２】２列の製造トラックを備え、双方の製造
    トラックに共通な折畳用タレット（12）は軸方向の連続
    したポケット（13）を有し、各製造トラックは連続した
    押出装置（51）を備えていることを特徴とする特許請求
    の範囲第１項ないし第11項のいずれか１項に記載の装
    置。
  13. 【請求項１３】押込用プラットホーム（20）及び押出用
    プラットホーム（48）は双方の製造トラックに共通であ
    り、各々折畳用タレット（12）の全長を越えて延び、折
    畳用タレット（12）付近に位置する連続した部材である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第12項に記載の装置。
  14. 【請求項１４】積層用ロッカー（21）及び加圧ロッカー
    （25）は折畳用タレット（12）の両側に延び、且つ折畳
    用タレット（12）について同心の中空軸（79）の端部に
    回転可能にして取付けられていることを特徴とする特許
    請求の範囲第13項に記載の装置。
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