JP2584293B2 - 熱ローラー定着用トナー - Google Patents

熱ローラー定着用トナー

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JP2584293B2 JP63249745A JP24974588A JP2584293B2 JP 2584293 B2 JP2584293 B2 JP 2584293B2 JP 63249745 A JP63249745 A JP 63249745A JP 24974588 A JP24974588 A JP 24974588A JP 2584293 B2 JP2584293 B2 JP 2584293B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は電子写真、静電記録、静電印刷などにおける
静電荷像を現像するためのトナーに関し、特に熱ローラ
ー定着に適したトナーに関する。
[従来の技術] 従来、電子写真法としては米国特許第2,297,691号明
細書、特公昭42−23910号公報及び特公昭43−24748号公
報等に記載されている如く、多数の方法が知られている
が、一般には、光導電性物質を利用し、種々の手段によ
り感光体上に電気的潜像を形成し、次いで該潜像をトナ
ーを用いて現像し、必要に応じて紙等の転写材にトナー
画像を転写した後、加熱、圧力或いは溶剤蒸気などによ
り定着し複写物を得るものである。
上述の最終工程であるトナー像を紙などのシートに定
着する工程に関しては種々の方法や装置が開発されてい
る。現在最も一般的な方法は熱ローラーによる圧着加熱
方式である。
加熱ローラーによる圧着加熱方式はトナーに対し離型
性を有する材料で表面を形成した熱ローラーの表面に被
定着シートのトナー像面を加圧下で接触しながら通過せ
しめることにより定着を行なうものである。この方法は
熱ローラーの表面と被定着シートのトナー像とが加圧下
で接触するため、トナー像を被定着シート上に融着する
際の熱効果が極めて良好であり、迅速に定着を行なうこ
とができ、高速度電子写真複写機において非常に有効で
ある。しかしながら、上記方法では、熱ローラー表面と
トナー像とが溶融状態で加圧下で接触するためにトナー
像の一部が定着ローラー表面に付着・転移し、次の被定
着シートにこれが再転移して所謂オフセット現象を生
じ、被定着シートを汚すことがある。熱定着ローラー表
面に対してトナーが付着しないようにすることが熱ロー
ラー定着方式の必須条件の1つとされている。
従来、定着ローラー表面にトナーを付着させない目的
で、例えば、ローラー表面をトナーに対して離型性の優
れた材料、シリコンゴムや弗素系樹脂などで形成し、さ
らにその表面にオフセット防止及びローラー表面の疲労
を防止するためにシリコンオイルの如き離型性の良い液
体の薄膜でローラー表面を被覆することが行なわれてい
る。しかしながら、この方法はトナーのオフセットを防
止する点では極めて有効であるが、オフセット防止用液
体を供給するための装置が必要なため、定着装置が複雑
になること等の問題点を有している。それゆえ、オフセ
ット防止用液体の供給によってオフセットを防止する方
向は好ましくなく、むしろ定着温度領域の広い耐オフセ
ット性の高いトナーの開発が望まれているのが現状であ
る。
特公昭51−23354号公報に記載されているように、こ
のようなオフセット現象は低分子量樹脂を用いた場合に
生じやすい。それゆえに同公報にも記載されているよう
に架橋された樹脂を用いることによりオフセット現象を
防止できないかと考えられるが、本発明者らが検討した
ところ、単に架橋された樹脂を作成しても必ずしも良好
でないことがわかった。特に、架橋度を高くすると、定
着温度が高くなり、また磁性トナーの場合には定着温度
が上昇し、耐オフセット性が悪くなるので問題が多い。
また、従来オフセット改良の一手段として軟化点100
〜150℃の低分子量ポリエチレンを構成要素としてトナ
ー中に内添させる案が特公昭52−3304号、特公昭57−52
574号、特公昭58−58664号各公報等で公示されている。
ここで、本発明者らが検討したところ、軟化点が110
〜140℃である低分子量ポリエチレンは、バインダー樹
脂との相容性がほとんどないため、溶融混練後の冷却条
件によっては、冷却後の粉砕工程中で多量の遊離ポリエ
チレンが発生し、トナー中に多量の遊離ポリエチレンが
存在することが明らかとなった。
トナー中に多量の遊離ポリエチレンが存在すると当初
の目的である耐オフセット性が改良されないばかりでな
く、高温、高湿下では遊離ポリエチレンがスリーブに融
着し、いわゆるスリーブ汚染が発生し耐久試験を行なっ
た際、画像濃度低下が発生することが明らかとなった。
また、遊離ポリエチレン粒子は、スリーブ上で負に帯電
するためスリーブ上で遊離ポリエチレン粒子にトナーが
付着され、感光体ドラムの非画像部分に搬送されること
がある。感光体ドラムの非画像部分にトナーの付着した
遊離ポリエチレン粒子が搬送されると転写工程では、遊
離ポリエチレン粒子は、感光体ドラム上に残り、トナー
粒子のみが紙に転写されることになり画像上にいわゆる
反転カブリが発生することも明らかとなった。
また、当然のことではあるが、トナーは定着特性以外
にも耐ブロッキング特性、現像特性、転写性、クリーニ
ング性等において優れていることが必要であるが、従来
のトナーは下記のような欠陥を一つ又はそれ以上有して
いた。すなわち加熱によって比較的低い温度で容易に溶
融するトナーの多くは貯蔵中もしくは複写機内において
ケークするか凝集しやすい。多くのトナーは環境の湿度
変化によって、その摩擦電気特性及び流動特性が不良に
なる。また多くのトナーでは、連続使用による繰り返し
の現像によるトナー粒子とキャリアー粒子の衝突及びそ
れらと感光板表面との接触によるトナー、キャリアー粒
子及び感光板の相互劣化によって、得られる画像の濃度
が変化し、或いは背景濃度が増し、複写物の品質を低下
させる。さらに多くのトナーでは、潜像を有する感光板
表面へのトナーの付着量を増して、複写画像の濃度を増
大させようとすると、通常、背景濃度が増し、いわゆる
カブリ現象を生じる。従って、種々のトナー特性が優れ
ており、且つ熱ローラー定着法に適しているトナーが望
まれている。
それゆえ本発明の目的は上述したトナーの欠陥を克服
した、優れた物理的及び化学的特性を有するトナーを提
供することにある。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、以上の様なトナーの欠点を克服した
優れた物理的及び化学的特性を有するトナーを提供する
ことにある。また、本発明の目的は、個々のトナー粒子
が均一で安定した帯電量をもちカブリのない鮮明な画像
の得られるトナーを提供することにある。
さらに本発明の目的は熱ローラー定着用に好適なトナ
ー、すなわち比較的低容量の熱源で充分定着し定着ロー
ラーへのトナーのオフセットがほとんどなくかつローラ
ーよりの排紙がなめらかに行なわれる等の諸特性のすぐ
れたトナーを提供することにある。
さらに本発明の目的は、耐久試験を行なった際に、反
転カブリ、スリーブ汚染が発生しないトナーを提供する
ことにある。
[課題を解決するための手段及び作用] 本発明の特徴とするところは、オフセット防止剤とし
て軟化点が110℃〜140℃である低分子量ポリエチレンを
含有するトナーであり、混練後の吐出物が、5秒以内に
オフセット防止剤の融点以下に冷却されたトナーであ
り、混練後の吐出物の冷却速度を14℃/sec以上としたト
ナーにある。
また、トナーの結着樹脂としては、ポリスチレン、ポ
リp−クロルスチレン、ポリビニルトルエンなどのスチ
レン及びその置換体の単重合体;スチレン−p−クロル
スチレン共重合体、スチレン−プロピレン共重合体、ス
チレン−ビニルトルエン共重合体、スチレン−ビニルナ
フタリン共重合体、スチレン−アクリル酸メチル共重合
体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−
アクリル酸ブチル共重合体、スチレン−アクリル酸オク
チル共重合体、スチレン−メタクリル酸メチル共重合
体、スチレン−メタクリル酸エチル共重合体、スチレン
−メタクリル酸ブチル共重合体、スチレン−αクロルメ
タクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニトリ
ル共重合体、スチレン−ビニルメチルエーテル共重合
体、スチレン−ビニルエチルエーテル共重合体、スチレ
ン−ビニルメチルケトン共重合体、スチレン−ブタジエ
ン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体、スチレン
−アクリロニトリル−インデン共重合体、スチレン−マ
レイン酸共重合体、スチレン−マレイン酸エステル共重
合体などのスチレン系共重合体;ポリメチルメタクリレ
ート、ポリブチルメタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポ
リ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエ
ステル、ポリウレタン、ポリアミド、エポキシ樹脂、ポ
リビニルブチラール、ポリアマイド、ポリアクリル酸樹
脂、ロジン、変性ロジン、テルペン樹脂、フェノール樹
脂、脂肪族又は脂環族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹
脂、塩素化パラフィン、パラフィンワックスなどが単独
或いは混合して使用できる。
また、本発明のトナーにおいては、任意の適当な顔料
や染料が着色剤として使用される。例えば、カーボンブ
ラック、鉄黒、フタロシアニンブルー、群青、キナクリ
ドン、ベンジジンイエローなど公知の染顔料がある。
さらに本発明のトナーを磁性トナーとする場合には、
着色剤としての役割も兼ねて良いが、強磁性元素及びこ
れらを含む合金、化合物であるマグネタイト、ヘマタイ
ト、フェライトなどの鉄、コバルト、ニッケル、マンガ
ンなどの合金や化合物、その他の強磁性合金など従来よ
り磁性材料として知られている磁性粉を含有せしめても
良い、又荷電制御、凝集防止などの目的のために、カー
ボンブラック、ニグロシン、金属錯塩、コロイド状シリ
カ粉末、フッ素系樹脂粉末などを添加せしめても良い。
本発明のトナーは種々の現像法に適用できる。例え
ば、磁気ブラシ現像方法、カスケード現像方法、米国特
許第3,909,258号明細書に記載された導電性磁性トナー
を用いる方法、特開昭53−31136号公報に記載された高
抵抗磁性トナーを用いる方法、特開昭54−42141号公
報、同55−18656号公報などに記載された方法、ファー
ブラシ現像方法、パウダークラウド法、インプレッショ
ン法などがある。
本発明に係るトナーを使用して紙なのどの被定着シー
ト上に形成したトナー像は、その表面にオフセット防止
用液体を供給しない定着ローラーを使用した場合にもト
ナーのオフセット現像を発生することなく熱ローラーで
定着を行なうことができる。定着ローラーとしては、そ
の表面を例えばテフロン(デュポン社製)、フルオン
(ICI社製)及びケルーF(3M社製)などのフッ素系樹
脂或いはシリコンゴム、シルコン樹脂で形成した平滑な
面を有するものや場合によっては金属表面を有するもの
が使用できる。
[実施例] 実施例1 スチレン−ブチルメタクリレート(重量比7:3)共重
合体100重量部、マグネタイト60重量部、低分子量ポリ
エチレン(軟化点120℃)3重量部、ニグロシン2重量
部を混合し、混練機にて溶融混練する。
溶融混練物は吐出口を通過後、冷却ローラーにて冷却
され冷却コンベアを通過後粗粉砕工程へと移動する。
尚、混練物の冷却速度は冷却ローラー間の幅を調整す
ることにより調整することができる。
混練機の吐出口付近に赤外線照射温度測定器を取りつ
け、混練物の吐出口通過直後の温度を測定したところ17
1℃であった。
また、冷却ローラー下部に赤外線照射温度測定器を取
りつけ、混練物の冷却ローラー通過直後の温度を測定し
たところ101℃であった。
混練物が吐出口から冷却ローラーを通過する迄に要し
た時間は5秒であった。
従って、混練物の冷却速度は14℃/secである。冷却ロ
ーラー通過後の混練物は冷却コンベアにて充分冷却後ハ
ンマーミルにて粗粉砕した後、ジェット粉砕機にて微粉
砕される。次いで風力分級機を用いて分級し、およそ粒
径が5〜20μの微粉体を得た。この微粉体100重量部に
コロイダルシリカ0.4重量部を添加しトナーとした。こ
こで、分級後のトナー用分級品(粒径5〜20μ)中に存
在する遊離ポリエチレン粒子の個数の測定は、光学顕微
鏡を用いて行うことができる。最初に、トナー用分級品
粒子をシリコーンオイルや流動パラフィン等の分散媒中
に0.2g/ml程度の割合で均一に分散させ、その約0.02ml
をスライドガラス上に約20×40mmの広さに塗布し、この
とき、トナー用分級品粒子が1個1個に分離した状態に
なるまで十分に分散させる。その写真を撮り、トナー用
分級品粒子の個数を求める。次に、同じ視野で、同じ倍
率で偏光板を通して写真を撮る。このとき、1μ以上の
遊離ポリエチレン粒子は、その結晶性のために、トナー
色による暗視野中に明るい白い粒子として観察されるの
で、この白い粒子の個数を求めることにより、トナー用
分級品粒子の外部に遊離した1μ以上のポリエチレン粒
子のトナー用分級品粒子100個当り個数を算出する。
この測定法によればトナー用分級品(粒径5〜20μ)
中に存在する遊離ポリエチレン粒子の個数は、トナー用
分級品粒子100個あたり5個であった。従ってトナー中
に含まれる遊離ポリエチレン粒子の数は少なく、得られ
たトナーを市販の複写機(商品名;NP−5540キヤノン
製)に適用して画出しをしたところ得られた転写画像は
反射画像濃度が、1.37と充分高く、かぶりも全くなく、
画像周辺のトナー飛び散りがなく解像力の高い良好な画
像が得られた。
上記現像剤を用いて連続して転写画像を作成し、耐久
性を調べたが、20000枚後の転写画像も初期の画像と比
較して、全く、そん色のない画像であった。
また、環境条件を温度/湿度が35℃/85%にしたとこ
ろ、画像濃度は1.38と常温常湿とほとんど変化のない値
であり、かぶりや飛び散りもなく鮮明な画像が得られ耐
久性も30000枚までほとんど変化なかった。次に10℃/10
%の低温低湿度において転写画像を得たところ、画像濃
度は1.35と高く、ベタ黒も極めて滑らかに現像、転写さ
れ飛び散りや中抜けのない優秀な画像であった。この環
境条件で耐久試験を行ない、連続、及び間けつでコピー
したが、やはり30000枚まで濃度変動は±0.2と実用上充
分であった。
また、耐久試験終了後、現像器をとり出しスリーブ上
のトナーを掃除器で吸いとり、KBRにてスリーブ上を剥
離してIRにて分析したところ低分子量ポリエチレンは検
出されず、耐久中にスリーブ汚染は発生していないこと
が明らかとなった。
実施例2 溶融混練迄は実施例1と同様の方法で行ない、混練物
の吐出口通過直後の温度を実施例1と同様の方法にて測
定したところ173℃であった。
ここで、冷却ローラー間の幅を調整し、混練物の冷却
ローラー通過直後の温度を実施例1と同様の方法にて測
定したところ81℃であった。混練物が吐出口から冷却ロ
ーラーを通過する迄に要した時間は5秒であった。従っ
て混練物の冷却速度は18.4℃/secである。
以下、実施例1と同様の方法で、トナー化し、またト
ナー用分級品(粒径5〜20μ)中に存在する遊離ポリエ
チレン粒子の個数を測定したところトナー用分級品中に
存在する遊離ポリエチレン粒子の個数はトナー用分級品
粒子100個あたり3個であった。従って、トナー中に含
まれる遊離ポリエチレン粒子の数は少なく、実施例1と
同様の方法で画出しをしたところ得られた転写画像は反
射画像濃度が1.38と充分高く、かぶりも全くなく、画像
周辺のトナー飛び散りがなく解像力の高い良好な画像が
得られた。
上記現像剤を用いて連続して転写画像を作成し、耐久
性を調べたが、20000枚後の転写画像も初期の画像と比
較して、全く、そん色のない画像であった。
また、環境条件を35℃/85%にしたところ、画像濃度
は1.36と常温常湿とほとんど変化のない値であり、かぶ
りや飛び散りもなく鮮明な画像が得られ耐久性も30000
枚までほとんど変化なかった。次に10℃/10%の低温低
湿度において転写画像を得たところ、画像濃度は1.34と
高く、ベタ黒も極めて滑らかに現像、転写され飛び散り
や中抜けのない優秀な画像であった。この環境条件で耐
久試験を行ない、連続、及び間けつでコピーしたが、や
はり30000枚まで濃度変動は±0.17と実用上充分であっ
た。
また、耐久試験終了後、現像器をとり出し、実施例1
と同様の方法で、スリーブ上を調べたところ低分子量ポ
リエチレンは検出されず、耐久中にスリーブ汚染は発生
していないことが明らかとなった。
実施例3 スチレン−ブチルメタクリレート(重量比7:3)共重
合体100重量部、γ−酸化鉄50重量部、低分子量ポリエ
チレン(軟化点120℃)3重量部、ニグロシン2重量部
を用いることを除いては実施例1と同様に行なったとこ
ろ混練物の吐出口通過直後の温度は172℃であり、冷却
ローラー通過直後の温度は91℃であり、混練物の冷却速
度は16.2℃/secであった。トナー用分級品粒子中に存在
する遊離ポリエチレン粒子の個数は、トナー用分級品粒
子100個あたり4個であった。従ってトナーに中に含ま
れる遊離ポリエチレン粒子の数は少なく、得られたトナ
ーを市販の複写機(商品名;NP−5540キヤノン製)に適
用して画出しをしたところ得られた転写画像は反射画像
濃度が、1.40と充分高く、かぶりも全くなく、画像周辺
のトナー飛び散りがなく、解像力の高い良好な画像が得
られた。
上記現像剤を用いて連続して転写画像を作成し、耐久
性を調べたが、20000枚後の転写画像も初期の画像と比
較して、全く、そん色のない画像であった。
また、環境条件を35℃/85%にしたところ、画像濃度
は1.35と常温常湿とほとんど変化のない値であり、かぶ
りや飛び散りもなく鮮明な画像が得られ耐久性も30000
枚までほとんど変化なかった。次に10℃/10%の低温低
湿度において転写画像を得たところ、画像濃度は1.34と
高く、飛び散りや中抜けのない優秀な画像であった。こ
の環境条件で耐久試験を行ない、連続、及び間けつでコ
ピーしたが、やはり30000枚まで濃度変動は±0.15と実
用上充分であった。
また、耐久試験終了後、現像器をとり出し、実施例1
と同様の方法でスリーブ上を調べたところ低分子量ポリ
エチレンは検出されず、耐久中にスリーブ汚染は発生し
ていないことが明らかとなった。
実施例4 溶融混練迄は、実施例3と同様方法で行なった。
混練物の吐出口通過直後の温度は175℃であり、冷却
ローラー通過直後の温度は71℃であり、混練物の冷却速
度は20.8℃/secであった。トナー用分級品粒子中に存在
する遊離ポリエチレン粒子の個数は、トナー用分級品粒
子100個あたり2個であった。従ってトナーに中に含ま
れる遊離ポリエチレン粒子の数は少なく、得られたトナ
ーを市販の複写機(商品名;NP−5540キヤノン製)に適
用して画出しをしたところ得られた転写画像は反射画像
濃度が、1.41と充分高く、かぶりも全くなく、画像周辺
のトナー飛び散りがなく、解像力の高い良好な画像が得
られた。
上記現像剤を用いて連続して転写画像を作成し、耐久
性を調べたが20000枚後の転写画像も初期の画像と比較
して、全く、そん色のない画像であった。
また、環境条件を35℃/85%にしたところ、画像濃度
は1.39と常温常湿とほとんど変化のない値であり、かぶ
りや飛び散りもなく鮮明な画像が得られ耐久性も30000
枚までほとんど変化なかった。次に10℃/10%の低温低
湿度において転写画像を得たところ、画像濃度は1.37と
高く、飛び散りや中抜けのない優秀な画像であった。こ
の環境条件で耐久試験を行ない、連続、及び間けつでコ
ピーしたが、やはり30000枚まで濃度変動は±0.14と実
用上充分であった。
また、耐久試験終了後、現像器をとり出し、実施例1
と同様の方法でスリーブ上を調べたところ低分子量ポリ
エチレンは検出されず、耐久中にスリーブ汚染は発生し
ていないことが明らかとなった。
比較例1 溶融混練迄は実施例1と同様の方法で行ない混練物の
吐出口通過直後の温度を実施例1と同様の方法にて測定
したところ174℃であった。
ここでは、溶融混練物を冷却ローラーを通過させずに
1時間自然放冷後、常温まで冷却し、ハンマーミルにて
粗粉砕した後、ジェット粉砕機にて微粉砕した。次いで
風力分級機を用いて分級し、およそ粒径が5〜20μの微
粉体を得た。この微粉体100重量部にコロイダルシリカ
0.4重量部を添加しトナーとした。
ここで、分級後のトナー用分級品(粒径5〜20μ)中
に存在する遊離ポリエチレン粒子の個数の測定は、実施
例1と同様の方法にて行なったところトナー用分級品
(粒径5〜20μ)中に存在する遊離ポリエチレン粒子の
個数はトナー用分級品粒子100個あたり25個であった。
得られたトナーを市販の複写機(商品名;NP−5540キ
ヤノン製)に適用して画出しをしたところ得られた転写
画像は反射画像濃度が、1.17と低く転写画像には反転か
ぶりが発生した。
また、解像力については、満足できるレベルではない
画像であった。
また、画出し後、現像器をとり出し実施例1と同様の
方法でスリーブ上を調べたところ、スリーブ上に融着物
が発生していることが明らかとなり、その融着物が低分
子量ポリエチレンであることが明らかとなり、スリーブ
汚染が発生していることが明らかとなった。
比較例2 溶融混練迄は実施例1と同様の方法で行ない、混練物
の吐出口通過直後の温度を実施例1と同様の方法にて測
定したところ172℃であった。ここで、吐出口下部にあ
る冷却ローラー間の幅を調整し、混練物の冷却ローラー
通過直後の温度を実施例1と同様の方法にて測定したと
ころ130℃であった。混練物が吐出口から冷却ローラー
を通過する迄に要した時間は5秒であった。従って、混
練物冷却速度は8.4℃/secである。
以下、実施例1と同様の方法でトナー化し、また、ト
ナー用分級品(粒径5〜20μ)中に存在する遊離ポリエ
チレン粒子の個数を測定したところトナー用分級品中に
存在する遊離ポリエチレン粒子の個数は、トナー用分級
品粒子100個あたり13個であった。従って、トナー中に
含まれる遊離ポリエチレン粒子の数は多く、得られたト
ナーを市販の複写機(商品名;NP−5540キヤノン製)に
適用して画出ししたところ得られた転写画像は反射画像
濃度は、1.41と高くかぶりも全くなく画像周辺のトナー
の飛び散りがなく解像力の高い良好な画像であったが、
上記現像剤を用いて連続して転写画像を作成し、耐久性
を調べたところ5000枚付近から画像濃度低下がはじまり
10000枚付近では、反射画像濃度が1.15であった。
また、10000枚後に現像器をとり出し実施例1と同様
の方法でスリーブ上を調べたところスリーブ上に融着物
が発生していることが明らかとなり、その融着物が低分
子量ポリエチレンであることが明らかとなり、スリーブ
汚染が発生していることが明らかとなった。
また環境条件を35℃/85%にしたところ初期画像濃度
は1.36であったが3000枚付近から画像濃度低下がはじま
ると同時に画像上に反転かぶりがみられた。5000枚付近
では、画像濃度は、1.14であった。
比較例3 溶融混練迄は実施例3と同様の方法で行ない、混練物
の吐出口通過直後の温度を実施例1と同様の方法にて測
定したところ173℃であった。
ここで、冷却ローラー間の幅を調整し、混練物の冷却
ローラー通過直後の温度を実施例1と同様の方法にて測
定したところ151℃であった。混練物が吐出口から冷却
ローラーを通過する迄に要した時間は5秒であった。従
って混練物の冷却速度は4.4℃/secである。
以下、実施例3と同様の方法でトナー化し、また、ト
ナー用分級品(粒径5〜20μ)中に存在する遊離ポリエ
チレン粒子の個数を実施例1と同様の方法で測定したと
ころトナー用分級品中に存在する遊離ポリエチレン粒子
の個数は、トナー用分級品粒子100個あたり18個であっ
た。従って、トナー中に含まれる遊離ポリエチレン粒子
の数は多く、得られたトナーを市販の複写機(商品名;N
P−5540キヤノン製)に適用して画出ししたところ得ら
れた転写画像は初期画像濃度は、1.40と高くかぶりも全
くなく画像周辺のトナーの飛び散りがなく解像力の高い
良好な画像であったが、上記現像剤を用いて連続して転
写画像を作成し、耐久性を調べたところ4000枚付近から
画像濃度低下がはじまり10000枚付近では、反射画像濃
度が1.14であった。
また、10000枚後に現像器をとり出し実施例1と同様
の方法でスリーブ上を調べたところ、スリーブ上に融着
物が発生していることが明らかとなり、その融着物が低
分子量ポリエチレンであることが明らかとなり、スリー
ブ汚染が発生していることが明らかとなった。
また環境条件を35℃/85%にしたところ初期画像濃度
は1.38であったが4000枚付近から画像濃度低下がはじま
ると同時に画像上に反転かぶりがみられた。5000枚付近
では、画像濃度は、1.15であった。
[発明の効果] 以上の様に本発明によると高画質な画像を高温高湿、
低温低湿条件下でも長期間にわたって得ることができ
る。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも樹脂、着色剤、荷電制御剤およ
    びオフセット防止剤を混練機で溶融混練した後、粉砕し
    て製造するトナーにおいて、混練物が混練機外に吐出さ
    れた後、5秒以内に混練物の温度がオフセット防止剤の
    軟化点以下に冷却されることを特徴とする熱ローラー定
    着用トナー。
  2. 【請求項2】混練物が混練機外に吐出された後の冷却速
    度が14℃/sec以上である請求項1記載の熱ローラー定着
    用トナー。
  3. 【請求項3】オフセット防止剤の軟化点が110〜140℃で
    ある低分子量ポリエチレンである請求項1記載の熱ロー
    ラー定着用トナー。
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