JP2568910Y2 - 目地カバー装置 - Google Patents

目地カバー装置

Info

Publication number
JP2568910Y2
JP2568910Y2 JP1992006916U JP691692U JP2568910Y2 JP 2568910 Y2 JP2568910 Y2 JP 2568910Y2 JP 1992006916 U JP1992006916 U JP 1992006916U JP 691692 U JP691692 U JP 691692U JP 2568910 Y2 JP2568910 Y2 JP 2568910Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support rod
cover plate
notch
edge
joint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992006916U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0567707U (ja
Inventor
昭三 小林
Original Assignee
カネソウ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by カネソウ株式会社 filed Critical カネソウ株式会社
Priority to JP1992006916U priority Critical patent/JP2568910Y2/ja
Publication of JPH0567707U publication Critical patent/JPH0567707U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2568910Y2 publication Critical patent/JP2568910Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建築構造物に形成され
る目地を覆う目地カバー装置に関し、特に直交状に隣接
する内壁間もしくは内壁と天井間、あるいは直線状に隣
接する内壁間等の目地を覆うために用いられる目地カバ
ー装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の目地カバー装置において、例え
ば両内壁が目地を介して直交状に隣接する壁のコーナー
部分に適用される目地カバー装置は、従来、図9に示す
ように、一方の内壁xに固定杆aを一定間隔毎に配設
し、各固定杆aに支持杆bの基部を回動自在に枢結さ
せ、各支持杆b間に亘ってカバー板cを被着させるとと
もに、各固定杆aと支持杆b間に張設されたスプリング
dの引張力によって、該カバー板cの一側縁部を他方の
内壁yに当接させて両内壁x、y間の目地sを覆うよう
に構成される。
【0003】上述の構成からなる目地カバー装置にあっ
て、支持杆bに被着されるカバー板cの固定手段として
は、支持杆bの一端に係合突縁eを設け、かつ、該支持
杆bの他端に弾性クリップfを固着させる一方、カバー
板cの両側縁部に係止縁g,gを内方に向けて曲成し、
その被着に際して、カバー板cの一方の係止縁gを支持
杆bの係合突縁eに係合させた状態で、他方の係止縁g
を弾性クリップfに押圧することにより、該弾性クリッ
プfの弾性変形を介して係合させるようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】而して、かかるカバー
板cの固定手段にあっては、内壁x、yが均一な平坦面
である場合には何等問題はないのであるが、一方の内壁
yに壁面から突出した段縁があり、該段縁の稜部に宛が
うことが可能な如くカバー板cをL字形に形成した場合
には、該カバー板cの係止縁gを、該カバー板cに対応
させてL字形に配列された各支持杆bの係合突縁eに対
して同時に係合させることができないため、このような
L字形のカバー板cには上述のような固定手段を適用で
きないという問題があった。尚、この場合に従来は、カ
バー板cを螺子によって各支持杆bに固定しているが、
該カバー板cの表面に螺子の頭部が露出して美観を損な
うとともに、支持杆bに螺子孔を形成したり、カバー板
cに穿設した螺子の挿通孔を前記螺子孔に位置合せして
螺子を螺合させたりしなければならないため、その施工
が面倒であるという欠点があった。
【0005】本考案は、上述のような従来の実情に鑑み
てその改善を試みたものであって、本考案の課題は、壁
面から突出した段縁の稜部に対応させてL字形に形成し
たカバー板を、その両側縁部に曲成された係止縁によっ
て支持杆に固定させることができるようにすることにあ
り、その具体的な手段と作用は次の通りである。
【0006】
【課題を解決するための手段】稜線を介して直交する二
面を備える構造物と、該構造物と隣接する他の構造物間
に生ずる目地に差し渡され、前記他方の構造物に固定さ
れた固定杆に基端を支持され、かつ該固定杆との間に張
設されたスプリングによって内方に付勢されて、その端
縁を前記直交する二面のうち一方の面に弾接する支持杆
と、同じく他方の一面に弾接する支持杆とを夫々備え、
前記目地を覆うカバ−板を前記各支持杆によって支持し
てなる目地カバー装置において、前記直交する二面に沿
ってカバー板をL字形に形成し、該カバー板の側縁部に
曲成した係止縁に前記支持杆の係合突縁が挿入される切
欠きを設けるとともに、該切欠きの内側に該切欠きを遮
蔽する補助カバーを抜き差し自在に嵌挿させ、該補助カ
バーを介して前記切欠き内の係合突縁に前記係止縁を係
合させるように構成する。
【0007】
【作用】前記構造物の直交する二面のうち一方の面に弾
接する支持杆に対して、L字形に形成したカバー板の一
方の面を、その両側縁部に曲成した係止縁によって係合
させるとともに、前記構造物の直交する二面のうち他方
の一面に弾接する支持杆に対しては、前記カバー板の他
方の面を、その一側縁部に曲成した係止縁と、他側縁部
に曲成した係止縁のその切欠きを遮蔽する補助カバーに
よって係合させることにより、L字形のカバー板を各支
持杆に被着させることができる。
【0008】
【実施例】本考案の実施例を、例示の図面について、以
下に説明する。図1,図2,図3,図4は本考案の第1
の実施例を表わす図面であり、両内壁x,yからなる構
造物が目地sを介して直交状に隣接するコーナー部分
や、あるいは同様に、内壁xと天井yからなる構造物が
目地sを介して直交状に隣接する部分に適用される目地
カバー装置であって、一方の内壁(もしくは天井)yに
は壁面から突出する段縁1があり、該段縁1の稜部2に
は稜線を介して直交する水平面2aと垂直面2bの二面
が生じている。他方の内壁xには該稜部2に対応させて
複数の固定杆4…がL字形に配設される。各固定杆4に
はカバー板3を被着するための支持杆5の基部が回動自
在に枢結され、その先端は前記内壁(もしくは天井)y
の稜部2に差し渡されるとともに、該支持杆5は前記各
固定杆4との間に張設されたスプリング6の引張力によ
ってその先端が前記稜部2に当接する方向に付勢され
る。
【0009】前記カバー板3は前記段縁1の稜部2に宛
がうことが可能な如く水平板部3aと垂直板部3bから
なるL字形に形成され、該水平板部3aと垂直板部3b
の両側縁部には、前記支持杆5の一端に設けた係合突縁
7と、該支持杆5の他端に固着した弾性クリップ8に係
合するための係止縁9,9が内方に向けて夫々曲成され
る。そして水平板部3aもしくは垂直板部3bの係止縁
9,9の内、その一方の係止縁9には前記支持杆5の係
合突縁7に対応する位置に該係合突縁7を挿通可能な幅
の切欠き10が形成されるとともに、該切欠き10の内
側には該切欠き10を遮蔽可能に形成した補助カバー1
1が抜き差し自在に嵌挿される。即ち、該補助カバー1
1は前記係止縁9の曲成角度とほぼ同角度に曲成され、
かつ、切欠き10の幅より長尺に形成され、嵌挿時にお
いて、その両端部を切欠き10の両側部の内側に係止さ
せることができるように設けられる。
【0010】図5,図6は本考案の第2の実施例を表わ
す図面であり、両内壁x,yからなる構造物が目地sを
介して直線状に隣接する部分に適用される目地カバー装
置であって、両内壁x,yには目地sを介して連続状に
両壁面から突出する段縁1,1があり、該段縁1,1の
稜部2,2には夫々稜線を介して直交する水平面2aと
垂直面2bの二面が生じている。その一方の段縁1の稜
部2に沿って複数の固定杆4…がL字形に配設される。
各固定杆4にはカバー板3を被着するための支持杆5の
基部が回動自在に枢結され、その先端は他方の内壁yの
稜部2に差し渡されるとともに、各支持杆5は前記固定
杆4との間に張設されたスプリング6の引張力によって
その先端が前記内壁yの段縁1に当接する方向に付勢さ
れる。
【0011】また、前記カバー板3は、上述した第1実
施例の場合と同様に構成される。即ち、両段縁1,1の
稜部2,2に対応させてL字形に形成されたカバー板3
には、その水平板部3aおよび垂直板部3bの両側縁部
に係止縁9,9が曲成され、その一方の係止縁9には前
記支持杆5の係合突縁7に対応する位置に該係合突縁7
を挿通可能な幅の切欠き10が形成されるとともに、該
切欠き10の内側には該切欠き10を遮蔽可能に形成し
た補助カバー11が抜き差し自在に嵌挿される。
【0012】次に上述の構成からなるカバー板3を支持
杆5に被着させる手順について説明する。第1実施例に
あっては一方の内壁xに、また、第2実施例にあっては
一方の内壁xの段縁1にそれぞれL字形に配設した複数
の固定杆4…の、その一方向(説明の便宜上、これを垂
直方向とする)に延在する各固定杆4…に対して、カバ
ー板3の水平板部3aもしくは垂直板部3bの内、係止
縁9に切欠き10が形成されていない一方(説明の便宜
上、これを垂直板部3bとする)を、図7に示すように
垂直方向にスライドさせて、その両側縁部の係止縁9,
9を前記各固定杆4…に取り付けられた支持杆5の係合
突縁7と弾性クリップ8に夫々係合させる。
【0013】しかる後、該カバー板3を垂直方向にさら
にスライドさせると、前記水平板部3aの一方の係止縁
9が、水平方向に延在する前記固定杆4に取り付けられ
た支持杆5の弾性クリップ8に係合されるとともに、該
支持杆5の他端の係合突縁7が切欠き10内に挿入され
ることとなる。そしてこの状態において、図8に示すよ
うに補助カバー11を係止縁9の端部から嵌挿して前記
切欠き10を遮蔽することにより、該補助カバー11を
介して係止縁9が前記係合突縁7に係止される状態が得
られる。
【0014】そしてこのように、段縁1の稜部2に対応
させてL字形に形成したカバー板3を各支持杆5に被着
させることができ、かかる状態において、該カバー板3
の一側縁はスプリング6の引張力によって他方の内壁
(もしくは天井)yの稜部2に当接し、該内壁(もしく
は天井)yに対して移動可能であるため、隣接する両内
壁x,yあるいは内壁xと天井yが離近方向、前後方
向、上下方向に相対移動しても目地カバー装置の各部材
に塑性変形を生じることなくその相対変位を吸収して目
地を遮蔽することができる。
【0015】尚、上述のカバー板3の被着手順におい
て、該カバー板3の切欠き10を垂直板部3bに配設
し、水平板部3aを先に支持杆5に係合させてから垂直
板部3bの係合を行なうことも可能であり、この場合に
は、補助カバー11が自重で滑落しないように適宜の係
止手段が併用される。
【0016】
【考案の効果】本考案は、上述のように、稜線を介して
直交する二面を備える構造物の、その二面に沿ってカバ
ー板をL字形に形成し、該カバー板の側縁部に曲成した
係止縁に支持杆の係合突縁が挿入される切欠きを設ける
とともに、該切欠きの内側には該切欠きを遮蔽する補助
カバーを抜き差し自在に嵌挿させ、該補助カバーによっ
て前記切欠き内に挿入された前記係合突縁と係止縁の係
合を行なわせるように構成したことにより、L字形に形
成したカバー板を、その両側縁部に曲成された係止縁に
よって支持杆に被着させることが可能となった。
【0017】また、本考案は上述の構成により、従来の
ように螺子を用いる必要がないため、その美観を向上さ
せることができ、しかも支持杆に螺子孔を穿設加工する
必要がなく施工が簡単である等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる目地カバー装置の第1実施例を
表わす図面であって、該目地カバー装置の装着状態の一
例を示す斜視図である。
【図2】同上の装着状態の他の例を示す斜視図である。
【図3】同上の横断面図である。
【図4】同上のカバー板の斜視図である。
【図5】本考案にかかる目地カバー装置の第2実施例を
表わす図面であって、該目地カバー装置の装着状態の一
例を示す斜視図である。
【図6】同上の横断面図である。
【図7】カバー板の被着手順を示す説明図である。
【図8】カバー板の被着手順を示す説明図である。
【図9】従来の目地カバー装置の側断面図である。
【符合の説明】
1 段縁 2 稜部 2a 水平面 2b 垂直面 3 カバー板 4 固定杆 5 支持杆 6 スプリング 7 係合突縁 9 係止縁 10 切欠き 11 補助カバー s 目地 x 内壁 y 内壁、天井

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 稜線を介して直交する二面を備える構造
    物と、該構造物と隣接する他の構造物間に生ずる目地に
    差し渡され、前記他方の構造物に固定された固定杆に基
    端を支持され、かつ該固定杆との間に張設されたスプリ
    ングによって内方付勢されて、その端縁を前記直交する
    二面のうち一方の面に弾接する支持杆と、同じく他方の
    一面に弾接する支持杆とを夫々備え、前記目地を覆うカ
    バ−板の両側縁を前記支持杆によって支持してなる目地
    カバー装置において、 前記直交する二面に沿ってカバー板をL字形に形成し、
    該カバー板の側縁部に曲成した係止縁に前記支持杆の係
    合突縁が挿入される切欠きを設けるとともに、該切欠き
    の内側に該切欠きを遮蔽する補助カバーを抜き差し自在
    に嵌挿させ、該補助カバーを介して前記切欠き内の係合
    突縁に前記係止縁を係合させるように構成したことを特
    徴とする目地カバー装置。
JP1992006916U 1992-01-22 1992-01-22 目地カバー装置 Expired - Lifetime JP2568910Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992006916U JP2568910Y2 (ja) 1992-01-22 1992-01-22 目地カバー装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992006916U JP2568910Y2 (ja) 1992-01-22 1992-01-22 目地カバー装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0567707U JPH0567707U (ja) 1993-09-10
JP2568910Y2 true JP2568910Y2 (ja) 1998-04-22

Family

ID=11651561

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992006916U Expired - Lifetime JP2568910Y2 (ja) 1992-01-22 1992-01-22 目地カバー装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2568910Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004162304A (ja) * 2002-11-11 2004-06-10 Inoue Shoji Kk エキスパンションジョイントカバー
CN113789869B (zh) * 2021-08-20 2023-03-31 中建八局西南建设工程有限公司 一种外墙套管的防渗漏装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60115305U (ja) * 1984-01-14 1985-08-05 三協アルミニウム工業株式会社 目地隠し装置
JPS61137943A (ja) * 1984-12-06 1986-06-25 理研軽金属工業株式会社 エキスパンシヨンジヨイント
JPS6490343A (en) * 1987-09-30 1989-04-06 De A Gaiso Kk Joint apparatus of building
JP3037106U (ja) * 1996-10-22 1997-05-06 株式会社青山 袋の口の止め具

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0567707U (ja) 1993-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2568910Y2 (ja) 目地カバー装置
JP2579683Y2 (ja) パネル間の隙間カバー
JPH0826647B2 (ja) タイルブロック壁体
JP3307273B2 (ja) 壁面パネル装置
JP3485051B2 (ja) 間仕切パネルのパネル板構造
JP3010302U (ja) ディスプレイ装置のパネルの取付具
JP2001011984A (ja) 壁面パネル装置
JP3163512B2 (ja) 天井バーの連結構造
JPH0452341Y2 (ja)
JP2556432Y2 (ja) 間仕切装置における脚ブラケットの抜止め装置
JP3257482B2 (ja) 間仕切装置における窓装置
JPH0322975Y2 (ja)
JPH02964Y2 (ja)
JP2525696Y2 (ja) 簡易外装装置
JP3976402B2 (ja) 目地カバー装置のカバー板固定装置
JPH0318567Y2 (ja)
JP2856334B2 (ja) システム天井用照明器具の取付脚
JPH0830369B2 (ja) 天板付の間仕切装置
JPH0645047Y2 (ja) 部品の固定クリップ
JPH0134384Y2 (ja)
JPH0562079U (ja) パネルの取付構造
JP3424495B2 (ja) 壁面パネル装置
JPS639766Y2 (ja)
JPH0567687U (ja) グレーチングの連結具
JP3004185B2 (ja) 方形パネル用クリップおよび方形パネルの目地取付装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term