JP3976402B2 - 目地カバー装置のカバー板固定装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、隣接する構造物間に生じる目地を被覆するカバー板を備えた目地カバー装置のカバー板固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
隣接する構造物間の目地の前部に差渡され、両構造物の外面側へ付勢されて取付けられる複数のホルダーと、両端縁に屈曲端が形成され、前記ホルダーに被着して支持されるカバー板とを備えてなる目地カバー装置は種々提案されている。
【0003】
このホルダーに対するカバー板の固定は、カバー板の前面からホルダー側へ螺子を螺着することにより施していた。このため、螺子の頭が露出し、目地を美麗に覆うという目地カバー装置の重要な役割の一つが低減されることとなるという問題点があった。また、カバーの孔位置に合わせてホルダーに現場で螺子孔を穿設して後、該孔相互を一致させて螺子固定するものであるから、取付けが面倒であると共に、螺子孔位置の形成誤差により円滑な取付け作業が困難となる場合もあった。
【0004】
そこで、図8で示すように、天井壁板x,x間の前部に差渡されるホルダーaの一端縁に固着した連係突部bに、外嵌するU字部を備えた弾性クリップ片cを具備した構成が提案された。そして、ホルダーaにより目地sを覆うカバー板bを取付けるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この構成は、螺子固定によらないため、上述の問題点は解決されるものの、複雑な形状の弾性クリップ片cを用いるため、カバー板dが嵌りにくく、取付け時に治具が必要となって、手間がかかる。また、カバー板dを弾性クリップ片cのみにより実質的に支持するものであるから、強度が充分ではない。しかも、弾性クリップ片cの変形により、カバー板dが嵌らなくなったり、傾斜したりして、安定的かつ整一に取付けることができない等の問題点があった。
本発明は、かかる従来構成の問題点を除去することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した隣接する構造物間の目地の前部に差渡される複数のホルダーと、両端縁に屈曲端が形成され、ホルダーに被着して支持されるカバー板とを備えてなる目地カバー装置において、ホルダーの少なくとも一端縁に、突端に連係突部を形成したスライド片を進退自在に装着して、該スライド片を付勢手段により外側方へ付勢すると共に、カバー板の一端側屈曲端を、該スライド片の突端に形成した連係突部に外嵌し、カバー板の他端側屈曲端をホルダーの他端に連結したものであって、
前記付勢手段を、基端部をホルダー上に固定され、他端部をスライド片に連係したコイルバネにより構成するとともに、
前記ホルダーの端部裏面で、取付螺子により、コイルバネの基端部を固定し、かつ該取付螺子をホルダーの厚み方向に挿入螺合して、スライド片に、その進退方向へ形成した長孔内に挿入するようにし、
さらにコイルバネは、取付螺子に保持された基端部から両側方へ突出して夫々巻回部により巻回し、さらに内方へ突出してなり、その他端部をスライド片の両側に形成した嵌装孔に両側端から挿入することにより該スライド片に連係して、該スライド片を外側方へ付勢して外方への復元弾力を生じさせていることを特徴とする目地カバー装置のカバー板固定装置である。
【0007】かかる構成にあって、まずカバー板の一端側の屈曲端を、スライド片の突端に形成した連係突部に外嵌し、スライド片を外方付勢する付勢手段に抗して、カバー板をホルダーの長手方向に沿って移動する。そして、カバー板の他端側の屈曲端を、ホルダーの他端に連結する。
【0008】
このホルダーの他端側の連結手段としては、連係突部を端部に備える連結片をカバー板に固着し、該連係突部にカバー板の一端側の屈曲端を外嵌したり、または、この他端側にも上述と同様の外方付勢されたスライド片を装着して、その連係突部に屈曲端を外嵌する等の手段が適用され得る。
また前記付勢手段は、基端部をホルダー上に固定され、他端部をスライド片に連係したコイルバネにより構成することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施例を示し、相互に隣接する吊天井等の天井壁板x,xの目地sを覆う目地カバー装置に適用したものである。
【0010】
この目地カバー装置に適用されるホルダー13は鞘状をしており、天井壁板x,x間の前部に差渡される。すなわち、前記壁板x,xの裏面に差渡した介装バー2,2上に、断面コ字状の長尺状保持片1が、目地sに跨がって乗載される。そして、保持片1の目地sに上下で一致する箇所に形成した透孔3に、螺子杆4が緩く遊挿され、螺子杆4に螺着したナット5と、長尺状保持片1との間に、発条7を付装して、螺子杆4を上方付勢している。この螺子杆4の下端は、鞘状ホルダー13の上面に係合し、このため発条7により、ホルダー13の両端は、天井壁板x,xに弾接する。
【0011】
次に、本発明に係るカバー板固定装置の一実施例を説明する。
前記ホルダー13は両端が開口しており、図1中左端には、連係突部21を端部に備える連結片20が嵌着している。この連結片20は、壁板xの裏面に前記発条7の付勢力により圧接する当接端部22が裏面に上方突成され、かつ該当接端部22の内方部を前記ホルダー13の開口に挿入し、その端部に形成した係止爪23により、該連結片20をホルダー13に固着するようにしている。
【0012】
また、図1中右端には、図2〜4で示す、本発明の要部に係るスライド片30が進退自在に装着される。このスライド片30の端部には、連結突部31が形成され、かつ裏面に前記発条7の付勢力により、壁板xに圧接する当接端部32が裏面に上方突成され、その内方部33をホルダー13の開口内で移動可能に挿入している。また、内方部33の中央部には、長手方向に沿って、長孔34が形成されている。
【0013】
一方、前記ホルダー13の右端部裏面には、取付螺子29が螺合し、該取付螺子29により、図5のコイルバネ35の基端部が固定されている。この取付螺子29はホルダー13の厚み方向に挿入螺合するものであって、長孔34に挿通してスライド片30の移動を阻害しないようにしている。このコイルバネ35は、取付螺子29に保持された基端部36から両側方へ突出して巻回部37,37により巻回し、さらに、内方へ傾斜して突出し、その他端部38,38を前記当接端部32に形成した嵌装孔39(図4ロ参照)に両側端から挿入し、これにより、コイルバネ35は基端部をホルダー13に固定し、他端部をスライド片30に連係して、該スライド片30を外側方へ付勢して外方への復元弾力を生じさせるようにしている。
【0014】
このスライド片30にはカバー板40が下方から被着される。このカバー板40は、その両端部に、内側へ向くコ字状屈曲端41,41が形成され、前記屈曲端41,41を夫々連係突部21,31に嵌合して支持される。
【0015】
このカバー板40の取付手段につき説明する。
まず、図6イで示すように、一側のコ字状屈曲端41をスライド片30の連結突部31に側方からはめる。そして図6ロで示すように、コイルバネ35の復元弾力に抗してカバー板40を図中の矢印方向へ引張する。これにより、スライド片30はホルダー13の開口端に挿入され、連結突部31が内方へ引っ込み、これにより、図6ハで示すように、左側のコ字状屈曲端41が連係突部21に嵌合可能となる。而して、このようにして屈曲端41を連係突部21に嵌合した後に、コイルバネ35の付勢力に抗する力を解除すると、該コイルバネ35の付勢力により、カバー板40のコ字状屈曲端41,41が夫々連係突部21,31に嵌合した状態を維持され、図1で示すように、カバー板40の装着が完了する。
【0016】
このように、カバー板40は、コイルバネ35の付勢力に抗して、コ字状屈曲端41,41を連係突部21,31に嵌着することにより、取付治具を設けることなく、容易に装着される。しかも、屈曲端41,41は夫々連結片20及びスライド片30により係止されるから、保持強度が高く、安定した保持が可能となる。
【0017】
上記実施例は、ホルダー13の一端側に連結片20を固着したものであるが、この一端もコイルバネ35により外方付勢された、上述のスライド片30を適用するようにしても良い。
【0018】
また上記実施例は、天井壁板x,xの目地sを覆う目地カバー装置に本発明を適用したものであるが側壁間の目地等、種々の目地を覆う目地カバー装置に本発明を適用することが可能である。
【0019】
図7は、天井壁板xと内壁y間に生ずる目地を覆うために用いられる目地カバー装置に、本発明を適用したものである。ここで、上述の実施例と共通部分は同一符号を付して、説明を簡略化する。
【0020】
ここで、内壁yには、螺子杆51が、固定片50に支持され、かつ発条52で上方付勢される。また、ホルダー60の一端に固定された連結片55は、前記固定片50に対して回動可能となっている。そして、前記ホルダー60の他端には、上述のスライド片30が装着される。さらには、カバー板70が、一端の屈曲端71を前記連結片55に係合し、他端のコ次状屈曲端72を前記スライド片30の連結突部31に嵌合して取付けられる。
【0021】
そして、ホルダー60は連結片55の回動部を支点として、発条52により上方付勢され、これにより当接端部32が天井壁板xに圧接することとなる。これにより、天井壁板x,内壁yの図中左右方向の変位、及び上下方向の変位等多様な変位があっても、これを吸収して、カバー板70により目地が覆われることとなる。
【0022】
【発明の効果】
本発明は、上述したように、隣接する構造物間の目地の前部に差渡され、両構造物の外面側へ付勢されて取付けられる複数のホルダーの、少なくとも各一端縁に、突端に連係突部を形成され、バネにより外方付勢されるスライド片を装着したものであり、カバー板の一端側屈曲端を、該スライド片の連係突部に外嵌し、カバー板の他端側屈曲端をホルダーの他端に連結することにより、該カバー板の固定が施されるから、取付治具を設けることなく、カバー板を容易に装着することができると共に、バネクリップによりカバー板を支持するものと異なり、保持強度が高く、しかも安定的で、整一な保持が可能となる等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る目地カバー装置の縦断側面図である。
【図2】要部の拡大縦断側面図である。
【図3】要部の平面図である。
【図4】スライド片30を示し、イは平面図、ロは正面図である。
【図5】コイルバネ35の平面図である。
【図6】カバー板40の取付け手段を示す説明図である。
【図7】本発明の他実施例に係る目地カバー装置の縦断側面図である。
【図8】従来構成に係る目地カバー装置の縦断側面図である。
【符号の説明】
13 ホルダー
30 スライド片
31 連結突部
35 コイルバネ
40,70 カバー板
41,71 屈曲端
60 ホルダー

Claims (1)

  1. 隣接する構造物間の目地の前部に差渡される複数のホルダーと、両端縁に屈曲端が形成され、ホルダーに被着して支持されるカバー板とを備えてなる目地カバー装置において、
    前記ホルダーの少なくとも一端縁に、突端に連係突部を形成したスライド片を進退自在に装着して、該スライド片を付勢手段により外側方へ付勢すると共に、カバー板の一端側屈曲端を、該スライド片の突端に形成した連係突部に外嵌し、カバー板の他端側屈曲端をホルダーの他端に連結したものであって、
    前記付勢手段を、基端部をホルダー上に固定され、他端部をスライド片に連係したコイルバネにより構成するとともに、
    前記ホルダーの端部裏面で、取付螺子により、コイルバネの基端部を固定し、かつ該取付螺子をホルダーの厚み方向に挿入螺合して、スライド片に、その進退方向へ形成した長孔内に挿入するようにし、
    さらにコイルバネは、取付螺子に保持された基端部から両側方へ突出して夫々巻回部により巻回し、さらに内方へ突出してなり、その他端部をスライド片の両側に形成した嵌装孔に両側端から挿入することにより該スライド片に連係して、該スライド片を外側方へ付勢して外方への復元弾力を生じさせていることを特徴とする目地カバー装置のカバー板固定装置。
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