JP2597402Y2 - 照明器具のカバー取付構造 - Google Patents

照明器具のカバー取付構造

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JP2597402Y2
JP2597402Y2 JP1993055882U JP5588293U JP2597402Y2 JP 2597402 Y2 JP2597402 Y2 JP 2597402Y2 JP 1993055882 U JP1993055882 U JP 1993055882U JP 5588293 U JP5588293 U JP 5588293U JP 2597402 Y2 JP2597402 Y2 JP 2597402Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、天井に取り付けられる
照明器具のカバー取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、天井に取り付けられる照明器
具のカバー取付構造としては、例えば図6に示すような
ものがある。図6に示すものは、カバー3の周縁部に取
着された略L状の受金具20の端部に設けた切り欠き部
20aに、中央に環部21aを備えて略く字状に形成さ
れたキックばね21を貫挿して受金具20に対してキッ
クばね21を上下動自在に取り付け、同図に示すように
キックばね21を上方に引き上げた状態で、図7(a)
に示すように片手でカバー3を支えながら、同図(b)
に示すように器具本体1のカバー取付面の周縁近傍に設
けたばね取付金具22の突起部22aに上記受金具20
の環部21aを引掛け、同図(c)に示すようにカバー
3を押し上げることによりキックばね21が受金具20
に対して下動し、図6の点線で示すように略く字状のキ
ックばね21が拡開することにより、カバー3が器具本
体1に固定されるものである。
【0003】また、別のカバー取付構造として図8に示
すようなものがある。図8に示すものは、器具本体1の
カバー取付面の周縁に器具本体1の中央に向けて往復動
自在にスライド金具23を取着し、このスライド金具2
3の器具本体1の周縁側先端に係合する溝24aを備え
た枠24をカバー3の周縁部に固定してある。そして、
図9(a)に示すように、カバー3を両手で押し上げる
ことにより、枠24の溝24aを形成する突起部24b
でスライド金具23が押動され、突起部24bがスライ
ド金具23を乗り越えてスライド金具23が枠24の溝
24aに係合し、カバー3を器具本体1に取り付けるこ
とができ、カバー3を取り外す際には、図9(b)に示
すようにカバー3を天井面と略平行な面内で回動させる
ことにより、枠24の溝24aとスライド金具23との
係合を外してカバー3を器具本体1から取り外すことが
できるものである。
【0004】さらに別のカバー取付構造としては図10
に示すものがある。図10に示すものは、器具本体1の
カバー取付面の周縁近傍に、先端が器具本体1の中央に
向けて折り曲げられた係止金具25を下端を支点として
回動自在にカバー取付面と略垂直に枢着し、この係止金
具25を器具本体1の中央から周縁に向けてコイルばね
26により弾性付勢してあり、図11(a)に示すよう
に、カバー3を手で押し上げてカバー3周縁の枠24に
設けられた板状の爪金具27を上記係止金具25に設け
られている係止孔(図示せず)に挿入係止してカバー3
を器具本体1に固定し、カバー3を器具本体1から取り
外すときには、図11(b)に示すようにカバー3の枠
24に天井面と略平行に往復動自在でかつコイルばね2
8によって枠24の外側に弾性付勢された解除レバー2
9を押し操作することによって、解除レバー29の先端
で係止金具25を器具本体1の中央に向けて回動させて
係止金具25と爪金具27とを外してカバー3を器具本
体1から取り外すことができるものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記第1の従来構成に
おいては、カバー3を器具本体1に取り付けるときに、
カバー3を片手で保持しながらキックばね21の環部2
1aを受金具20の突起部20aに引掛ける作業が困難
であり、カバー3を取り外すときにもキックばね21の
ばね力に抗してカバー3を引き下げる必要があり、カバ
ー3をどの程度まで引き下げれば取り外せるかが判別し
にくいために、必要以上にカバー3を引き下げようとし
てカバー3を破損させてしまうという問題がある。
【0006】また、上記第2の従来構成においては、カ
バー3の取り付けが容易な反面カバー3に係止用の溝2
4aを設ける必要があるため、既存の照明器具に適用す
るのが難しく汎用性に乏しいという問題と、カバー3を
取り付けるときにカバー3を回動させてしまうとスライ
ド金具23と溝24aとが中途半端に係合してカバー3
が落下する恐れがあるという問題がある。
【0007】さらに、上記第3の従来構成においては、
カバー3と取り付けるときに器具本体1との位置決めを
全周で行う必要があるために取付作業が行いにくく、ま
たカバー3を取り外すときには爪金具27と係止金具2
5とが線当たりするため、解除レバー29の先端で押さ
れた係止金具25の回動動作が爪金具27によって邪魔
され、操作性が悪化するという問題がある。
【0008】本考案は上記問題に鑑みてなされたもので
あり、取り付け及び取外しを容易にするとともに汎用性
を高めた照明器具のカバー取付構造の提供を目的とする
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するために、天井に配設された器具本体のカバー取付
面の周縁近傍にカバー取付面と略平行に器具本体の中央
に向けて往復動自在に取着されるとともに器具本体の中
央から周縁に向かう方向に弾性付勢された可動係合部
と、可動係合部の周縁側の先端部に先端から下方へ向け
て形成されるテーパ面と、可動係合部に一端が固定され
器具本体から突出された他端が押し操作されて可動係合
部を反弾性付勢方向に移動させる解除レバーと、略ロ字
状に形成され、上辺を支点として器具本体の中央に向け
て回動自在でかつ下辺が器具本体の周縁下方へ向いた位
置で回動が規制されるように器具本体下面に枢着される
とともに回動が規制される方向に弾性付勢され、側辺が
上下方向伸縮自在でかつ縮む方向に弾性付勢された取付
金具と、カバー周縁からカバーの中央に向けて突設され
カバーが器具本体に取着される際に可動係合部のテーパ
面と当接し可動係合部を反弾性付勢方向に移動させると
ともに可動係合部の先端を乗り越えて可動係合部と係合
する固定係合部と、カバー周縁からカバーの中央下方に
向けて延出されカバーが器具本体に取着される際に固定
係合部の先端部が可動係合部のテーパ面に当接する前に
取付金具の下辺に当接し取付金具を回動させて取付金具
の下辺に係止される係止部とから成ることを特徴とす
る。
【0010】
【作用】上記構成によれば、天井に配設された器具本体
の下面に枢着された取付金具の下辺にカバーの周縁から
延出された係止部の先端部を当接させながらカバーを上
方へ押し上げると、取付金具は係止部に押されて器具本
体の中央に向けて回動し、やがて係止部が取付金具の下
辺を乗り越えて略ロ字状の取付金具の内側に嵌まり係止
部が取付金具に係止されるためカバーを器具本体に仮止
めし、カバーの落下防止を図ることができるものであ
る。ここからさらにカバーを押し上げると、カバーの周
縁に突設された固定係合部が器具本体の可動係合部のテ
ーパ面に当接し、カバーが押し上げられるとともに固定
係合部が可動係合部を反弾性付勢方向に移動させるた
め、やがて固定係合部が可動係合部の先端を乗り越えて
可動係合部が弾性により元の位置に復帰して固定係合部
と可動係合部とが係合し、カバーを器具本体に本固定す
ることができるのである。なお、係止部はカバーの押し
上げ動作に伴って取付金具の内側を移動するので、カバ
ーの押し上げ動作には何ら支障を及ぼさないものであ
る。
【0011】また、器具本体から突出された解除レバー
を押し操作することによって、解除レバーの一端に固定
された可動係合部が反弾性付勢方向に移動し、その結果
可動係合部と固定係合部との係合が解かれるので、カバ
ーが引き下げるられることによりまずカバーと器具本体
との固定が外れる。しかし、カバーの係止部と器具本体
の取付金具とは係止されたままであるから、カバーから
手が離されてもカバーの落下を防止できるのである。こ
こからさらにカバーが引き下げられると、カバーの係止
部と器具本体の取付金具とが係止された状態を保ったま
ま取付金具の側辺が下方へ伸長される。取付金具の側辺
が伸長しきった状態でカバーの周縁と器具本体との間か
ら手を入れ、取付金具を器具本体の中央に向けて手動で
回動させることにより係止部と取付金具との係止を外し
てカバーを器具本体から取り外すことができるのであ
る。
【0012】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。まず、本実施例におけるカバー取付構造の
構成を図1乃至図3に基づいて説明する。この照明器具
は、図2に示すように、天井に配設された略円形の器具
本体1のカバー取付面(図2における下側の面)に蛍光
ランプ2等の照明用のランプが装着されるようになって
おり、開口を備えた略半球状のカバー3を、蛍光ランプ
2が開口内に収納されるように下方から器具本体1のカ
バー取付面に取り付けて構成されるものである。
【0013】図3に本実施例のカバー取付構造に係る部
分の分解斜視図を示す。器具本体1の周縁近傍に略四角
形の孔1aが設けてあり、さらにこの孔1aの両側には
ねじ挿通孔1bが穿孔されている。器具本体1の上方か
ら上記孔1aに略L状に形成された解除レバー4の短片
4aが挿通され、解除レバー4の短片4aは、その端部
が長片4bに並行するように折り曲げるなどして形成さ
れた固定部4cを有しており、この固定部4cにはねじ
挿通孔4dが穿孔されている。そして、解除レバー4の
長片4bは器具本体1から突出させてある。
【0014】また、底面と底面に連続する一つの側面を
開口させて略箱状に形成された箱状金具5と、略コ字の
両端部を外側に略直角に折り曲げて形成された固定金具
6とで可動係合部7を挟むようにして支持し、固定金具
6の略直角に折り曲げられた両端片に穿孔されたねじ孔
6a,6aに、上記器具本体1のねじ挿通孔1b,1b
に器具本体1の上方側からそれぞれ挿通されたねじ8,
8を螺合することによって、箱状金具5、可動係合部7
及び固定金具6を器具本体1のカバー取付面に取着して
いる。
【0015】上記可動係合部7は、略四角柱状に形成さ
れており、可動係合部7の先端部(器具本体1の周縁側
端部)には上辺から下方へ向けてテーパ面7aが形成さ
れている。また、この可動係合部7は、箱状金具5と固
定金具6とに挟まれた状態で器具本体1のカバー取付面
と略平行に器具本体1の中央に向けて往復動自在となっ
ている。可動係合部7の上面には一対のねじ孔7b,7
bが穿設されている。そして、箱状金具5の天面に設け
た解除レバー用孔5aから解除レバー4の固定部4cが
挿通され、固定部4cに穿孔されたねじ挿通孔4d,4
dに挿通されたねじ9,9を上記可動係合部のねじ孔7
b,7bに各々螺合することにより、解除レバー4の固
定部が可動係合部7の上面に固定されている。さらに、
図1に示すように、箱状金具5の器具本体1中央側の側
面にはコイルばね10係止用の突起5bが突設され、こ
の突起5bに一端が係止されたコイルばね10の他端が
可動係合部7のコイルばね10と対向する面に穿孔され
たばね用孔7cに挿入固定されているので、このコイル
ばね10によって可動係合部7は器具本体1の中央から
周縁に向かう方向に弾性付勢されている。さらに、この
可動係合部7は、固定金具6の器具本体1周縁側を上方
へ折り曲げて形成されたストッパ6dによって、周縁に
向かう方向への移動が規制されている。
【0016】固定金具6の下面には一対の略T状の係止
溝6b,6bが固定金具6の長手方向に並行して設けて
ある。この係止溝6b,6bには、略コ字状に形成され
た基体11に設けられた略T状の係止片11a,11a
が挿入係止され、基体11はこの係止片11a,11a
が設けられた上辺11bを支点として器具本体1の中央
に向けて回動自在に枢着されている。また、固定金具6
の基体11と対向する面には、基体11の両側辺11
c,11cが器具本体1の周縁下方へ向いた位置で基体
11と当接することにより、基体11の回動を規制する
規制板6cが設けられている。さらに、基体11を上記
規制板6cの方へ弾性付勢するためのコイルばね12が
両端をそれぞれ基体11と固定金具6とに固定されて取
着されている。
【0017】また、基体11の両側辺11c,11cに
は、各々略T状の長孔11d,11dが両側辺11c,
11cの長手方向に穿孔されていて、両側辺11c,1
1cの先端は器具本体1の中央方向に略直角に折り曲げ
られて折曲片11e,11eが形成されている。一方、
略コ字状であって両先端が略T状に形成された係止片1
3の先端部は上記基体11の折曲片11e,11eに穿
孔した孔11f,11fに貫挿されるとともに、基体1
1の長孔11d,11dに係止片13の両先端部が挿入
係止されて、基体11と係止片13とで略ロ字状の取付
金具14が構成されている。
【0018】ここで、図1に示すように、長孔11d,
11dに係止された係止片13の両先端部は略直角に折
り曲げられており、係止片13は基体11の両側辺11
c,11cの長孔11d,11dに沿って往復動が可能
であるから、係止片13と基体11とから構成された取
付金具14の両側辺は上下方向に伸縮自在となってい
る。
【0019】しかも、係止片13の並行する両側片13
a,13aは各々コイルばね15,15に挿通されてお
り、図1に示すように、コイルばね15の両端は係止片
13の折り曲げられた先端部と基体11の折曲片11e
とに係止されているため、取付金具15の両側辺は共に
コイルばね15,15によって縮む方向に弾性付勢され
ている。
【0020】一方、カバー3の周縁の取付金具15に対
応する位置には、固定係合部16及び係止部17が取着
されている。この固定係合部16は、略四角形状の板金
の対向する両辺を互いに反対方向に略直角に折り曲げて
形成されている。係止部17は略ロ字状に形成され、一
対のねじ挿通孔17a,17aを備えた板状の取付板1
7bが設けてある。また、固定係合部16の折り曲げら
れた両辺に挟まれた部分には上記係止部17に設けられ
た取付板17bのねじ挿通孔17a,17aと対応させ
てねじ孔16a,16aが設けてある。さらに、固定係
合部16の折り曲げられた一方の端片16bには、係止
部17の略ロ字状の部分を突出させるための切り欠き1
6cが設けてある。
【0021】上記の固定係合部16及び係止部17は以
下のようにしてカバー3に取り付けられている。すなわ
ち、固定係合部16と係止部17とに設けられたねじ孔
16a,16a及びねじ挿通孔17a,17aに対応さ
せたねじ挿通孔18a,18aが穿孔された板金具18
をカバー3周縁の外側に当接し、カバー3の外側から板
金具18のねじ挿通孔18a,18aを挿通させたねじ
19,19をカバー3の周縁に穿孔したねじ挿通孔3
a,3aに挿通させ、次にその先端がカバー3周縁から
カバー3の中央下方に向けて突出するように係止部17
の取付板17bをカバー3の周縁内側に当接させてこの
取付板17bのねじ挿通孔17a、17aにねじ19,
19を挿通し、最後に、固定係合部16のねじ孔16
a,16aにねじ19,19を螺合して、固定係合部1
6及び係止部17をカバー3に取り付け固定してある。
【0022】このように取り付けられた固定係合部16
の上側の端片16dは、カバー3の周縁からカバー3の
中央に向けて器具本体1のカバー取付面と並行するよう
に突出している。そして、この端片16dの先端上側は
曲面形状に形成されている。次に、本実施例においてカ
バー3を器具本体1に取り付ける手順について図4を参
照しながら説明する。まず、カバー3に取着された係止
部17の先端部を器具本体1の取付金具14の下辺に当
接させながらカバー3を手で上方へ押し上げる。する
と、図4(a)に示すように、取付金具14は係止部1
7に押されて器具本体1の中央に向けて回動させられ
る。さらに、カバー3を上方へ押し上げると、やがて係
止部17の先端部が取付金具14の下辺を乗り越えて、
同図(b)に示すように、略ロ字状の取付金具14の内
側に係止部17が嵌まり、その結果係止部17が取付金
具14に係止される。この状態で、カバー3は器具本体
1に仮止めされるので、このとき手を離してもカバー3
が落下することはない。
【0023】この仮止めの状態からさらにカバー3を押
し上げると、今度は固定係合部16のカバー3中央に向
けて突出した端辺16dの曲面を有する先端部が、器具
本体1の可動係合部7のテーパ面7aに当接する。そし
て、カバー3が押し上げられるとともに上記固定係合部
16の端辺16dの曲面を有する先端部が可動係合部7
のテーパ面7aを摺動しながら、コイルばね10の弾発
力に抗して可動係合部7をその反弾性付勢方向に移動さ
せる(同図(c)参照)。このとき、係止部17はカバ
ー3が押し上げられるのに伴って取付金具14の内側を
移動するので、カバー3の押し上げ動作には何ら支障を
及ぼさないものである。
【0024】さらにカバー3を押し上げれば、固定係合
部16の端辺16dの先端部が可動係合部7の先端を乗
り越え、コイルばね10の弾発力によって元の位置に復
帰した可動係合部7と固定係合部16とが係合し(同図
(d)参照)、カバー3を器具本体1に本固定して取り
付けることができるのである。ここで、器具本体1にカ
バー3を固定している可動係合部7と固定係合部16と
は、可動係合部7の上側端面と固定係合部16の端片1
6dの下側面とで面当たりしており、従来のものよりも
操作性が改善されるのである。なお、カバー3が取り付
けられた状態で、カバー3の周縁上端部が器具本体1に
当接する位置の器具本体1には緩衝材30が取着されて
おり、カバー3の周縁と器具本体1とが直接当たって傷
が付くのを防止している。
【0025】次に、カバー3を器具本体1から取り外す
手順について図5を参照しながら説明する。器具本体1
にカバー3が取り付けられた状態(図5(a)参照)か
ら、器具本体1の外側に突出されている解除レバー4を
器具本体1の方へ押すと、解除レバー4の短片4aに固
定された可動係合部7が反弾性付勢方向に移動する。そ
して、上記のように解除レバー4を押したまま、カバー
3を手で持って下方に引き下げると、可動係合部7と固
定係合部16との係合が外れ(同図(b)参照)、まず
カバー3と器具本体1との固定が外れる。仮にこの状態
でカバー3から手を離しても、カバー3の係止部17と
器具本体1の取付金具14とは係止されたままであるか
ら、カバー3の落下を防止できるのである。
【0026】さらにカバー3が引き下げられると、やが
て係止部17の先端部と取付金具14の下辺とが当接す
る(同図(c)参照)。そして、カバー3が引き下げら
れるのに伴って、係止部17と取付金具14とが係止さ
れた状態を保ったまま取付金具14の側辺がコイルばね
15の弾発力に抗して下方へ伸長される。なお、この場
合カバー3を手で引き下げずともカバー3は自重で下が
るので、手でカバー3を支える程度でよい。取付金具1
4の側辺が伸長しきった状態(同図(d)参照)でカバ
ー3の周縁と器具本体1との間から手を入れ、取付金具
14を器具本体1の中央に向けて手動で回動させること
により、係止部17と取付金具14との係止を外してカ
バー3を器具本体1から取り外すことができるのであ
る。
【0027】なお、本実施例においては、器具本体1と
カバー3の一方の取付構造についてのみ説明したが、同
じ取付構造を器具本体1を挟んで対向する位置に2箇所
設けて取り付けるようにしてもよいし、あるいは、上記
取付構造を1箇所に設け、例えば器具本体1を挟んで上
記取付構造に対向する位置等に係止手段を設けるように
してもよい。また、本発明の取付構造は本実施例で説明
した丸型の照明器具に限定するものではなく、他の形状
の照明器具にも適用可能なことは言うまでもない。
【0028】
【考案の効果】本考案は、天井に配設された器具本体の
カバー取付面の周縁近傍にカバー取付面と略平行に器具
本体の中央に向けて往復動自在に取着されるとともに器
具本体の中央から周縁に向かう方向に弾性付勢された可
動係合部と、可動係合部の周縁側の先端部に先端から下
方へ向けて形成されるテーパ面と、可動係合部に一端が
固定され器具本体から突出された他端が押し操作されて
可動係合部を反弾性付勢方向に移動させる解除レバー
と、略ロ字状に形成され、上辺を支点として器具本体の
中央に向けて回動自在でかつ下辺が器具本体の周縁下方
へ向いた位置で回動が規制されるように器具本体下面に
枢着されるとともに回動が規制される方向に弾性付勢さ
れ、側辺が上下方向伸縮自在でかつ縮む方向に弾性付勢
された取付金具と、カバー周縁からカバーの中央に向け
て突設されカバーが器具本体に取着される際に可動係合
部のテーパ面と当接し可動係合部を反弾性付勢方向に移
動させるとともに可動係合部の先端を乗り越えて可動係
合部と係合する固定係合部と、カバー周縁からカバーの
中央下方に向けて延出されカバーが器具本体に取着され
る際に固定係合部の先端部が可動係合部のテーパ面に当
接する前に取付金具の下辺に当接し取付金具を回動させ
て取付金具の下辺に係止される係止部とからカバーの取
付構造を構成したので、カバーの係止部と器具本体の取
付金具とを係止させてカバーを器具本体に仮止めするこ
とによってカバーの落下を防止でき、しかも係止部の先
端部を取付金具の下辺に当接させてカバーを押し上げる
だけで係止部と取付金具とを係止できるため、従来に比
べて器具本体へのカバーの仮止めが容易になり、さらに
カバーを押し上げるだけで可動係合部と固定係合部との
係合によってカバーを器具本体に確実に固定でき、器具
本体にカバーを取り付ける作業が容易になるという効果
がある。また、解除レバーで可動係合部と固定係合部と
の係合による固定を外せば、カバーは手で引き下げるま
でもなく、取付金具が伸長しきる位置まで自重で下がる
ので、カバー取外しの際に不必要にカバーを引き下げる
ことによってカバーを破損させてしまうのを防止できる
とともに、カバー取外しの際のカバー落下も防止できる
という効果がある。さらに、取付金具が下方に伸長する
ことによって、カバーが器具本体に仮止めされた状態に
おけるカバーと器具本体との隙間を大きくすることがで
きるので、この隙間から手が入れやすくなる。その結
果、取付金具を回動させてカバーを取り外す作業がし易
くなり、ランプ交換などの作業性を向上させることがで
きるという効果がある。さらにまた、本考案の取付構造
は既存の照明器具にも容易に取り付けることができるた
めに汎用性が高く、その結果照明器具の製造コストの削
減を図ることができるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示す断面図である。
【図2】同上の照明器具全体を示す平面図である。
【図3】同上の分解斜視図である。
【図4】(a)〜(d)は同上におけるカバーの取付手
順を説明する説明図である。
【図5】(a)〜(d)は同上におけるカバーの取外し
手順を説明する説明図である。
【図6】従来例の要部を示す斜視図である。
【図7】(a)〜(c)は同上の取付手順を説明する説
明図である。
【図8】他の従来例を示す要部断面図である。
【図9】(a)は同上の取付手順を説明する説明図、
(b)は同上の取外し手順を説明する説明図である。
【図10】さらに別の従来例を示す要部断面図である。
【図11】(a)は同上の取付手順を説明する説明図、
(b)は同上の取外し手順を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 器具本体 3 カバー 4 解除レバー 7 可動係合部 7a テーパ面 10 コイルばね 12 コイルばね 14 取付金具 15 コイルばね 16 固定係合部 17 係止部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F21V 17/00 330 F21S 1/02

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井に配設された器具本体のカバー取付
    面の周縁近傍にカバー取付面と略平行に器具本体の中央
    に向けて往復動自在に取着されるとともに器具本体の中
    央から周縁に向かう方向に弾性付勢された可動係合部
    と、可動係合部の周縁側の先端部に先端から下方へ向け
    て形成されるテーパ面と、可動係合部に一端が固定され
    器具本体から突出された他端が押し操作されて可動係合
    部を反弾性付勢方向に移動させる解除レバーと、略ロ字
    状に形成され、上辺を支点として器具本体の中央に向け
    て回動自在でかつ下辺が器具本体の周縁下方へ向いた位
    置で回動が規制されるように器具本体下面に枢着される
    とともに回動が規制される方向に弾性付勢され、側辺が
    上下方向伸縮自在でかつ縮む方向に弾性付勢された取付
    金具と、カバー周縁からカバーの中央に向けて突設され
    カバーが器具本体に取着される際に可動係合部のテーパ
    面と当接し可動係合部を反弾性付勢方向に移動させると
    ともに可動係合部の先端を乗り越えて可動係合部と係合
    する固定係合部と、カバー周縁からカバーの中央下方に
    向けて延出されカバーが器具本体に取着される際に固定
    係合部の先端部が可動係合部のテーパ面に当接する前に
    取付金具の下辺に当接し取付金具を回動させて取付金具
    の下辺に係止される係止部とから成ることを特徴とする
    照明器具のカバー取付構造。
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