JP2558004Y2 - 蓋体ロック装置 - Google Patents

蓋体ロック装置

Info

Publication number
JP2558004Y2
JP2558004Y2 JP1991073262U JP7326291U JP2558004Y2 JP 2558004 Y2 JP2558004 Y2 JP 2558004Y2 JP 1991073262 U JP1991073262 U JP 1991073262U JP 7326291 U JP7326291 U JP 7326291U JP 2558004 Y2 JP2558004 Y2 JP 2558004Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
lock member
elastic
lock
box body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1991073262U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0516660U (ja
Inventor
健太郎 大山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iris Ohyama Inc
Original Assignee
Iris Ohyama Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iris Ohyama Inc filed Critical Iris Ohyama Inc
Priority to JP1991073262U priority Critical patent/JP2558004Y2/ja
Publication of JPH0516660U publication Critical patent/JPH0516660U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2558004Y2 publication Critical patent/JP2558004Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、物品収納ボックス等の
蓋体ロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、近年、押入れに収納する小物収納
用ボックスやクーラーボックス等の物品収納ボックスが
広く用いられている。この物品収納ボックスは、例えば
図6に示すように、全体が合成樹脂により形成され、直
方体形状のボックス本体1と、このボックス本体1の上
端開口部を閉塞する蓋体2とから構成されている。そし
て、蓋体2の周辺部には、対向辺中央部に一対の蓋体ロ
ック装置3が取付けられており、ボックス本体1に体し
て蓋体2が着脱自在に設けられている。
【0003】従来、この種のロック装置3は、図7に示
すようなもので、ボックス本体1の上端開口縁外周に形
成した一定幅のフランジ4を利用して蓋体2のロックを
行うものである。すなわち、蓋体2は天板5の上面が平
坦面に形成され、長手方向の対向辺中央部には、略四方
形状に切欠いたロック部材取付凹部6が形成されてい
る。そして、このロック部材取付凹部6に合成樹脂製の
ロック部材7が取付けられている。ロック部材7の両側
壁外面には、それぞれ小突片(図示省略)が形成されて
おり、蓋体2のロック部材取付凹部6の両側壁に形成し
た水平方向に長いガイド孔(図示省略)内に前記小突片
が摺動自在に嵌合されている。これにより、ロック部材
7は蓋体2に対して、蓋体2板面の内外方向(図7にお
いて左右方向)にスライド自在に設けられている。ま
た、蓋体2のロック部材取付凹部6上面およびロック部
材7の上部下面には、それぞれ突起部8,9が形成され
ている。さらに、両突起部8,9間には、金属製コイル
ばねからなる引張ばね10が介装されており、ロック部
材7は、常時ロック位置(図7に示す位置)にあるよう
に付勢されている。一方、ロック部材7の外端部にはボ
ックス本体1の水平フランジ4に着脱自在に係合する係
止フック11が垂設されている。
【0004】上記構成のロック装置3によれば、閉蓋時
は、図7に示すようなロック状態にある。ロック部材7
の係止フック11はボックス本体1の水平フランジ4に
係合し、ロック部材7は引張ばね10により内側へ付勢
され、ロック位置で固定されている。これに対し、開蓋
の際は、ロック部材取付凹部6のガイド孔内にて小突片
を摺動させながら、指でロック部材7を引張ばね10の
引張力に抗してロック解除位置までスライドさせる。こ
れにより、ロック部材7の係止フック11とボックス本
体1の水平フランジ4との係合は解除され、蓋体2をボ
ックス本体1から取除くことができ、物品の出入れ等を
行うことができる。この時、指をロック部材7から離す
と、引張りばね10の作用により、ロック部材7はロッ
ク位置へ自動復帰する。再度、閉蓋の際は、開蓋時と同
様に、指でロック部材7を引張ばね10の引張力に抗し
て外側へスライドさせた状態で、蓋体2をボックス本体
1上に被せる。その後、指をロック部材7から離すと、
ロック部材7はロック位置まで自動的にスライド復帰す
る。そして、係止フック11が水平フランジ4に係着
し、ロック状態となる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来の蓋
体ロック装置3にあっては、ロック部材7の復帰手段と
て、金属製コイルばね等の引張ばね10を使用してい
る。したがって、ロック部材3を蓋体2に取付ける際
に、その取付け作業が極めて煩雑であるうえに、コスト
高になるという問題があった。
【0006】本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、蓋体に対するロック部材の取付け作業が容
易で、しかも安価な蓋体ロック装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本考案にあっては、ボックス本体の開口部を閉塞する
蓋体の周辺部にロック部材を取付け、このロック部材を
蓋体板面上にスライド自在に設けるとともに、その一端
部方向に付勢することによりへロック位置への復帰力を
付し、このロック部材の他端部に形成した係止フックを
ボックス本体に係合自在とした蓋体ロック装置であっ
て、前記蓋体を合成樹脂により形成するとともに、該蓋
体の外周から折曲げ可能な境界線を介してさらに外側に
延出し先端部に弾性変形可能な弾性湾曲部を有する弾力
部を一体成形し、この弾力部を前記境界線にて折り曲げ
て前記蓋体上に配置し、前記弾性湾曲部を前記ロック部
材に圧接させて該ロック部材を前記一端部方向に付勢す
るようにしてある。
【0008】
【作用】前記構成によれば、ロック部材は、樹脂で形成
される蓋体に一体成形され、折曲げて蓋体上に配置され
た弾性部の弾性湾曲部の付勢によりロック位置への復帰
力を付されることから、従来のように引張りばねを組付
ける作業が不要で、ロック部材の取付け作業が容易にな
り、コストも低くなる。
【0009】
【実施例】以下、図1から図4に示す一実施例に基づき
本考案を詳細に説明する。図3は本実施例の合成樹脂製
の蓋体12の要部を示すもので、平坦面形状の天板13
における長手方向の対向辺(短辺)中央部には、略四方
形状のロック部材取付凹部14がそれぞれ形成されてい
る。また、ロック部材取付凹部14の両側壁15の下部
には、所定間隔をおいて、側壁を貫通した2個のガイド
孔16がそれぞれ形成されている。これらガイド孔16
は、蓋体12の長手方向(後述するロック部材のスライ
ド方向)に長い長方形状の孔である。また、ロック部材
取付凹部14の外側端部底面には、図1に示すように、
蓋体12の長手方向にリブ17が形成されている。さら
に、ロック部材取付凹部14には蓋体12の外周からさ
らに外側に延出する弾力部18が連続して形成されてい
る。
【0010】弾力部18は、蓋体12の射出成形時に一
体成形されたもので、ロック部材取付凹部14との境界
部は薄肉に形成されており、境界線19を境にしてロッ
ク部材取付凹部14側へ折曲げ自在に設けられている。
また、弾力部18の先端側には、矩形状の抜き孔20が
形成され、薄肉の弾性湾曲部21が形成されている。そ
して、この弾性湾曲部21の中央部両側には、小円柱形
状の厚肉部22が形成されている。図4は弾力部18
を、境界線19を境にしてロック部材取付凹部14側へ
折曲げた状態の蓋体12を示す斜視図である。
【0011】図2は、本実施例のロック部材23の底面
を示すもので、ロック部材23は、蓋体12よりも硬質
の合成樹脂により形成されている。ロック部材23の両
外側面の下部には、ロック部材取付凹部14に設けたガ
イド孔16に対応し、所定間隔をおいて2個ずつ小突片
24が形成されている。これら小突片24は、ガイド孔
16よりも長さが短く、ガイド孔16内に嵌合した際、
ガイド孔16に案内されて摺動自在になっている。ま
た、ロック部材23の内端面の内側中央部には、U字状
の突出部25が形成されている。一方、ロック部材23
の外端部には、ボックス本体1の水平フランジ4に着脱
自在に係合する係止フック26が垂設されている。そし
て、この係止フック26の下端両側には、内側に突き出
たつめ27が形成されている。
【0012】本実施例において、ロック部材23を蓋体
12に取付けるには、ロック部材23の突出部25を蓋
体12の弾力部18の弾性湾曲部21中央に押し当てて
弾性湾曲部21中央が逆方向に湾曲する程度に変形させ
つつ、弾力部18をロック部材取付凹部14側へ折曲
げ、ロック部材23を蓋体12に嵌め込む。この時、ロ
ック部材23の小突片24をロック部材取付凹部14の
ガイド孔16に嵌合させる。また突出部25は、ロック
部材取付凹部14の端面弾性湾曲部21との間に圧入
させる。
【0013】本実施例のロック装置によれば、閉蓋時
は、図1に示すようなロック状態にある。ロック部材2
3の係止フック26に設けたつめ27はボックス本体1
の水平フランジ4に係合し、ロック部材23は弾性湾曲
部21の弾性力により突出部25を介して内側へ付勢さ
れ、ロック位置で固定されている。
【0014】これに対し、開蓋の際には、ロック部材取
付凹部14のガイド孔16内にてロック部材23の小突
片24を摺動させながら、指でロック部材23を弾性湾
曲部21の弾性力に抗して弾性湾曲部21を変形させつ
つ、ロック解除位置まで外側へスライドさせる。これに
より、ロック部材23の係止フック26とボックス本体
1の水平フランジ4との係合は解除される。この時、指
をロック部材23から離すと、弾性湾曲部21の弾性力
により、ロック部材23はロック位置へ自動復帰する。
【0015】再度、閉蓋の際は、開蓋時と同様に、指で
ロック部材23を弾性湾曲部21の弾性力に抗して外側
へスライドさせた状態で、蓋体12をボックス本体1上
に被せる。その後、指をロック部材23から離すと、ロ
ック部材23はロック位置まで自動的にスライド復帰す
る。そして係止フック26のつめ27が水平フランジ4
に係着し、ロック状態となる。
【0016】本実施例では、ロック部材23の復帰手段
として、金属製コイルばね等を用いずに、蓋体12の射
出成形時に一体成形した折曲げ自在の弾力部18を用い
ている。したがって、蓋体12に対するロック部材23
の取付け作業が容易であるとともに、低コスト化を図る
ことができる。また、弾性湾曲部21は薄肉であるが、
その中央部両側に小円柱形状の厚肉部22を形成したも
ので、充分な強度が得られる。また、この厚肉部22を
設けたことは、ロック部材23を外側へスライドさせた
時に弾性湾曲部23が正確に中央部で変形させる作用を
なす。
【0017】図5は、実施例2における蓋体28を示す
もので、本実施例において他の構成は実施例1と同様で
あるので、その説明は省略する。
【0018】本実施例における蓋体28には、ロック部
材取付凹部14の両側壁15近傍に矩形状の透孔29が
それぞれ形成されている。また、弾力部18の両側辺部
には、弾力部18をロック部材取付凹部14側へ折曲げ
た時に前記透孔29に対応する位置に直方体形状の突起
部30がそれぞれ形成されている。そして、両突起部3
0の先端には、つめ31が形成されている。両突起部3
0は、弾力部18をロック部材取付凹部14側へ折曲げ
た時に、透孔29に嵌入し、先端のつめ31が、ロック
部材取付凹部14の底面に係着して、弾力部18は起上
がらないようになる。
【0019】本実施例によれば、弾力部18におけるロ
ック部材取付凹部14との境界部は折曲げ可能にするた
めに薄肉になっているが、その補強作用がある。すなわ
ち、蓋体12の開閉が頻繁になると、ロック部材23の
スライド動作回数が多数になり、上記境界部に加わる応
力によって弾力部18の薄肉部が損傷する虞れがある
が、突起部30が、透孔29に嵌合しているので、その
嵌合部によって無理な応力が吸収され、弾力部18の薄
肉部が保護される。その他の作用、効果は実施例と同様
であるので、その説明は省略する。
【0020】なお、上記各実施例では、弾力部18を蓋
体12に形成しかつ突出部25をロック部材23に形成
したが、ロック部材23が常時ロック位置へ付勢されて
いれば、弾力部をロック部材に形成しかつ突出部を蓋体
に形成してもよい。また上記各実施例では蓋体12とロ
ック部材23との両者を合成樹脂により形成したが、弾
性変形する弾力部18を形成する部材が合成樹脂製であ
ればよく、他方の部材は他の材料により形成してもよ
い。
【0021】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば、蓋体と
蓋体の外周から外側に延出し先端部に弾性変形可能な弾
性湾曲部を有する弾力部を一体的に樹脂成形し、この弾
力部を折り曲げて蓋体上に配置し、弾性湾曲部をロック
部材に圧接させて該ロック部材をロック位置に付勢する
ようにしたので、金属製コイルばね等が不要になり、ロ
ック部材の取付け作業を容易にできるとともに、低コス
ト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例1の蓋体ロック装置を示す縦断
面図である。
【図2】本考案の実施例1の蓋体ロック装置におけるロ
ック部材の底面図 である。
【図3】本考案の実施例1の蓋体ロック装置における蓋
体を展開した状態を示す要部斜視図である。
【図4】本考案の実施例1の蓋体ロック装置における蓋
体の弾力部折曲げ状態を示す要部斜視図である。
【図5】本考案の実施例2の蓋体ロック装置における蓋
体を展開した状態を示す要部斜視図である。
【図6】物品収納ボックスの斜視図である。
【図7】従来の蓋体ロック装置を示す縦断面図である。
【符号の説明】
12 蓋体 14 ロック部材取付凹部 16 ガイド孔 18 弾力部 21 弾性湾曲部 23 ロック部材 24 小突片 25 突出部 26 係止フック 27 つめ 28 蓋体

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボックス本体の開口部を閉塞する蓋体の
    周辺部にロック部材を取付け、このロック部材を蓋体板
    面上にスライド自在に設けるとともに、その一端部方向
    に付勢することによりへロック位置への復帰力を付し、
    このロック部材の他端部に形成した係止フックをボック
    ス本体に係合自在とした蓋体ロック装置であって、前記
    蓋体を合成樹脂により形成するとともに、該蓋体の外周
    から折曲げ可能な境界線を介してさらに外側に延出し先
    端部に弾性変形可能な弾性湾曲部を有する弾力部を一体
    成形し、この弾力部を前記境界線にて折り曲げて前記蓋
    体上に配置し、前記弾性湾曲部を前記ロック部材に圧接
    させて該ロック部材を前記一端部方向に付勢するように
    したことを特徴とする蓋体ロック装置。
  2. 【請求項2】 前記蓋体外周辺近傍に透孔を形成する一
    方、前記弾力部に突起部を形成し、弾力部の折り曲げ時
    に前記突起部を前記透孔に嵌合させることを特徴とする
    請求項記載の蓋体ロック装置。
JP1991073262U 1991-08-20 1991-08-20 蓋体ロック装置 Expired - Fee Related JP2558004Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991073262U JP2558004Y2 (ja) 1991-08-20 1991-08-20 蓋体ロック装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991073262U JP2558004Y2 (ja) 1991-08-20 1991-08-20 蓋体ロック装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0516660U JPH0516660U (ja) 1993-03-02
JP2558004Y2 true JP2558004Y2 (ja) 1997-12-17

Family

ID=13513089

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991073262U Expired - Fee Related JP2558004Y2 (ja) 1991-08-20 1991-08-20 蓋体ロック装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2558004Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0421300Y2 (ja) * 1986-10-30 1992-05-15
JPH0541178Y2 (ja) * 1987-12-25 1993-10-19

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0516660U (ja) 1993-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6450468B1 (en) Sliding drawer device for vehicle
JPS62683B2 (ja)
JP2558004Y2 (ja) 蓋体ロック装置
JPS5843459Y2 (ja) 盲蓋類の取付け構造
JPS5834025Y2 (ja) 容器
JP3937199B2 (ja) 蓋体ロック装置
JP2520485Y2 (ja) 蓋等の仮留め具
JPH0439688Y2 (ja)
JPS6026727Y2 (ja) コンパクト容器
JPS5820423Y2 (ja) 容器類蓋部の係止装置
JPS6226857Y2 (ja)
JPH0446041Y2 (ja)
JPS6217406Y2 (ja)
JPH029708Y2 (ja)
JPS6024212Y2 (ja) 引出し内仕切板の取付構造
JPH0445616Y2 (ja)
JPH028842Y2 (ja)
JPH0626019Y2 (ja) プロテクタのロック構造
JPS6218422B2 (ja)
JP3010829U (ja) 開閉蓋のロック装置
JP2530206Y2 (ja) クリップ
JPS5856200Y2 (ja) 樹脂製容器の蓋体ロツク装置
JPS6213534Y2 (ja)
JPS5825935Y2 (ja) コンパクト容器
JPS6129635Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees