JP2553644Y2 - 密封栓装着装置 - Google Patents

密封栓装着装置

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JP2553644Y2
JP2553644Y2 JP3420791U JP3420791U JP2553644Y2 JP 2553644 Y2 JP2553644 Y2 JP 2553644Y2 JP 3420791 U JP3420791 U JP 3420791U JP 3420791 U JP3420791 U JP 3420791U JP 2553644 Y2 JP2553644 Y2 JP 2553644Y2
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sealing
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浩二 平野
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日本エー・エム・ピー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電線の端部に中空状密
封栓を装着する装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のエンジンルーム等の設置される
電気コネクタは、その内部に水滴、湿気等の侵入を防止
するために、コンタクトに接続する電線の周囲に密封栓
を装着していることが多い。かかる密封栓を電線の端部
に自動的に装着する装置が本出願人から提案されている
(特開昭59−154783号公報)。図8乃至図14
は前記装置において電線Wの端部に密封栓Sを装着する
工程を示す図である。
【0003】先ず、図8に示すように、第1筒体11、
第2筒体12及びガイドピン13を具える栓受け渡し装
置30は、ガイドピン13が第2筒体12から突出した
状態で、密封栓保持アーム81及び82に挟持された密
封栓Sと対面している。次に、図9に示すように、栓受
け渡し装置30が前進し、第2筒体12及びガイドピン
13が密封栓Sの中空内に強制的に嵌入する。このと
き、密封栓保持アーム81及び82が相互に離れること
により、第2筒体12の侵入を許容する。続いて、密封
栓Sを保持した第2筒体12は、図10に示すように第
1筒体11と共に後退する。このとき、ガイドピン13
は更に後退し第2筒体12内に収容される。
【0004】次に、栓受け渡し装置30は栓受け取り位
置から図11に示される密封栓装置位置に移動し、電線
Wと対面する。引き続いて、図12に示すように栓受け
渡し装置30が前進し、電線Wの端部を第2筒体12内
に収容する。次に、図13に示すように、第2筒体12
が後退することによって、密封栓Sが第2筒体12の先
端から電線Wの被覆上に移し替えられる。このとき、密
封栓Sの一端が第1筒体11の前壁11aに当接するの
で、密封栓Sの移動は阻止されて電線Wの被覆上に留ま
る。密封栓Sの受け渡しを終了した栓受け渡し装置30
は、図14に示すように、第1筒体11が後退すると共
に、第2筒体12及びガイドピン13が相対的に前進し
た状態で、密封栓装着位置から図8に示される栓受け取
り位置に移動し、一連の工程が完了する。
【0005】
【解決すべき課題】図12及び図13に示される、前記
密封栓Sを第2筒体12の先端から電線Wの被覆上に移
し替える工程においては、密封栓Sの一端が第1筒体1
1の前壁11aに当接して密封栓Sの移動が阻止される
筈である。
【0006】ところが、実際には第2筒体12の先端に
テーパ面が形成されていること、及び密封栓Sの端部が
弾性変形することにより、第2筒体12が密封栓Sから
離脱する直前に密封栓Sの一端の外径と第1筒体11の
穴径とが略等しくなり、第2筒体12の後退移動に引き
ずられて密封栓Sの一端が第1筒体11の穴内に侵入す
る場合がある。これは、密封栓Sの装着位置が所望の位
置よりも電線Wの先端寄りになることとなり、密封栓の
装着不良を発生させることになる。
【0007】従って、本考案は、密封栓を電線上の所定
位置に精度良く且つ効果的に装着する装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決する為の手段】前記課題を解決するため
に、本考案の密封栓装着装置は、貫通孔を有する密封栓
の一端当接しうる当接面及び孔を有する当接部材と、
該当接部材の前記孔を通って前記当接面から前方に突出
可能であると共に前記密封栓の前記貫通孔内に嵌入して
前記密封栓を保持する先端部及び該先端部から内方に延
びる中空部を有する嵌入部材とを具え、前記先端部に前
記密封栓を保持した状態で前記嵌入部材が前記当接部材
に対して後退することにより、前記中空部内に挿入され
た電線の端部上に前記密封栓を移し替える密封栓装着装
置において、前記嵌入部材に、前記中空部と連通する
圧気体送給通路を連結し、前記密封栓を前記先端部から
前記電線の端部に移し替える際に、前記加圧気体送給
通路から前記中空部内に加圧気体を送給して前記密封栓
の一端の径を拡大させることを特徴とする。
【0009】
【作用及び効果】密封栓を嵌入部材から電線の端部に移
し替える際に、加圧気体送給通路から嵌入部材内に加圧
気体を送り込むと、電線と密封栓との間にその気体が侵
入し、密封栓の少なくとも一端の径が拡大する。従っ
て、後退移動する嵌入部材に引きずられることなく、密
封栓の一端が当接部材の当接面と当接するので、密封栓
を確実かつ効果的に電線の所定位置に装着することがで
きる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して、本考案の密封栓装着
装置の好適実施例について詳述する。
【0011】図1は本考案の密封栓装着装置の一実施例
における加圧空気(空気以外の気体であってもよい。)
を送り込む前の状態を示す図である。図2は図1の装置
において加圧空気を送り込んでいる状態を示す図であ
る。
【0012】図1において、本考案の密封栓装着装置
は、第1筒体(当接部材)11と、内部(中空部12
b)が加圧空気(気体)送給通路(以下空気通路とい
う)15に連通する第2筒体(嵌入部材)12とガイド
部材13とを有する密封栓受け渡し装置30を含む。前
工程で図示していない密封栓保持装置から密封栓Sを受
け取った密封栓受け渡し装置30は、密封栓受け取り位
置から密封栓装着位置に移動し、第1筒体11の孔11
bを通って当接面11aから突出した第2筒体12の先
端部12a上に密封栓Sを保持した状態で図1に示すよ
うに第2筒体12の中空部12b内に電線Wの端部を収
容する。このとき、ガイド部材13は第2筒体12内に
後退しており、また、空気通路15から第2筒体12
中空部12b内に加圧空気は送り込まれていない。
【0013】次に、図2に示すように、第2筒体12が
第1筒体11内を後退し始めると略同時に図示していな
い加圧空気供給源から空気通路15を介して第2筒体1
の中空部12b内に加圧空気が供給される。送り込ま
れた空気は電線Wと密封栓Sとの間に侵入し、半径方向
の肉厚の薄い密封栓Sの右端の径が拡大する。これによ
り、密封栓Sの右端が第1筒体11の前壁(当接面)1
1aに当接するので、密封栓Sは、後退移動する第2筒
体12に引きずられることがなく、電線Wの被覆上の所
定位置に確実且つ効果的に装着することができる。
【0014】図3乃至図7は、本考案の密封栓装着装置
の別の実施例の工程を示す図である。
【0015】図3において、本実施例の密封栓装着装置
は、筒体(嵌入部材)12’、ガイドピン13’、及び
空気通路15’(図4)を有する密封栓受け渡し装置3
0’と、密封栓移送装置18と、密封栓収容装置20と
を含んでいる。密封栓収容装置20は上下2体に分離可
能であり、各半体内にストリップ部材(当接部材)22
が上下移動可能に容されている。1対のストリップ部材
22、22には、一体となった際に筒体12’及びガイ
ドピン13’を受容する孔22bが形成される。
【0016】図示していない密封栓供給装置から密封栓
Sを供給された密封栓移送装置18は、その先端部に密
封栓Sを保持したまま矢印Aの向きに90°回動し、図
3に示される密封栓受け渡し装置30’の前方に位置す
る。このとき、電線Wは電線保持装置40に保持された
状態で密封栓収容装置20を介して密封栓移送装置18
と対向する。
【0017】次に、図4に示すように、密封栓受け渡し
装置30’が前進し、筒体12’の先端部12a’が
封栓移送装置18に保持された密封栓Sの中空(貫通
孔)S 内に嵌入し、密封栓Sを密封栓収容装置20の
収容部20aに受け渡す。密封栓収容装置20内のスト
リップ部材22、22は弱いばね24、24によって互
いに接近する方向に付勢されているが、密封栓Sはばね
24、24に抗してストリップ部材22、22を互に離
れる方向に押し拡げるので、ストリップ部材22、22
を通過することができる。
【0018】次に、図5に示すように、ガイドピン1
3’が後退すると共に、電線保持装置40が前進し、電
線Wの先端が筒体12’の先端からその内部(中空部1
2b’)に進入する。
【0019】図6に示すように、筒体12’が後退し始
めると略同時に、図示していない加圧空気供給源から空
気通路15’を介して筒体12’の中空部12b’内に
加圧空気が供給される。加圧空気は電線Wと密封栓Sと
の間に侵入し、少なくとも密封栓Sの右端の径が拡大す
る。これにより、密封栓Sの右端がストリップ部材2
2、22の当接面22aに当接するので、密封栓Sは
体12’の後退の際に筒体12’に引きずられることな
く電線Wの被覆上の所定位置に確実且つ効果的に装着す
ることができる。
【0020】次に図7に示すように、密封栓収容装置2
0が上下に分離し、密封栓Sを装着した電線Wを排出す
る。その後、密封栓収容装置20が閉じて図3に示す工
程に戻り、一連の工程が完了する。
【0021】尚、上記二実施例において、送り込む加圧
空気中に霧状の油を混入させておくと、第2筒体12又
は筒体12’と密封栓Sとの間の摩擦を低減することが
できると共に、密封栓Sと電線Wの液密性を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の密封栓装着装置の一実施例における加
圧空気を送り込む前の状態を示す図である。
【図2】図1の装着において加圧空気を送り込んでいる
状態を示す図である。
【図3】本考案の密封栓装着装置の別の実施例において
密封栓受け渡し装置が密封栓と対向した状態を示す図で
ある。
【図4】図3の装着において筒体(嵌入部材)が密封栓
内に嵌入した状態を示す図である。
【図5】図3の装置において電線が筒体内に進入した状
態を示す図である。
【図6】図3の装置において加圧空気を送り込んでいる
状態を示す図である。
【図7】図3の装置において電線上に密封栓の装着を完
了した状態を示す図である。
【図8】従来の密封栓装着装置において栓受け渡し装置
が密封栓と対面する状態を示す図である。
【図9】図8の栓受け渡し装置が密封栓内に嵌入する状
態を示す図である。
【図10】図8の栓受け渡し装置が密封栓を保持する状
態を示す図である。
【図11】図8の栓受け渡し装置が電線と対面する状態
を示す図である。
【図12】図8の栓受け渡し装置が電線の端部を収容し
た状態を示す図である。
【図13】図8の栓受け渡し装置が電線の被覆上に密封
栓を装着する状態を示す図である。
【図14】図8の栓受け渡し装置が密封栓の装着を完了
した状態を示す図である。
【符号の説明】
11、22 当接部材 11a、22a 当接面11b、22b 孔 12、12’ 嵌入部材12a、12a’先端部 12b、12b’中空部 15、15’ 加圧気体送給通路 30、30’ 密封栓受け渡し装置 S 密封栓 貫通孔 W 電線

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貫通孔を有する密封栓の一端当接しう
    当接面及び孔を有する当接部材と、 該当接部材の前記孔を通って前記当接面から前方に突出
    可能であると共に前記密封栓の前記貫通孔内に嵌入して
    前記密封栓を保持する先端部及び該先端部から内方に延
    びる中空部を有する嵌入部材とを具え前記先端部に前記密封栓を保持した状態で前記嵌入部材
    が前記当接部材に対して後退することにより、前記中空
    部内に挿入された電線の端部上に前記密封栓を移し替え
    密封栓装着装置において、 前記嵌入部材に、前記中空部と連通する加圧気体送給通
    路を連結し、 前記密封栓を前記先端部から前記電線の端部に移し替
    える際に、前記加圧気体送給通路から前記中空部内に加
    圧気体を送給して前記密封栓の一端の径を拡大させる
    とを特徴とする密封栓装着装置。
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