JP2790485B2 - オイルシールの組付装置と組付方法 - Google Patents

オイルシールの組付装置と組付方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は環状溝にオイルシールを自動的に組み付ける
際用いられる組付装置及びその組付方法に関する。
(従来の技術) 従来オイルシールをシール溝に自動的に組み付ける装
置として、例えば特開昭61−209827号のようなオイルシ
ール圧入装置が提案されている。この装置ではシール溝
の前面にオイルシールを位置決め状に対峙させ、このオ
イルシールの更に前面に圧入体を臨ませて圧入体を前進
させ、オイルシールを一旦圧入体のコレット軸に嵌合せ
しめた後、圧入ヘッドでコレット軸外周に沿って押し込
み、シール溝に圧入するようにしている。又このオイル
シールの受取りから圧入までの駆動手段は1つのシリン
ダユニットで行なうよう構成している。
(発明が解決しようとする課題) しかし上述の装置の場合、オイルシールの円環内に挿
入されるコレット軸の軸径がオイルシールの内径とほぼ
一致していたため、圧入時オイルシールの内周面に設け
ていたリップ部を傷つける可能性があり、同部に損傷を
与えて油洩れを引き起すという不具合があった。又1つ
のシリンダユニットによってオイルシールの受取り保持
から圧入までの駆動を行ない得るものの、オイルシール
受部と圧入装置とシール溝を常に直線状に構成する必要
があり、スペース的に制約を受ける状態も起こり得た。
(課題を解決するための手段) かかる課題を解決するため、本発明はオイルシールの
リング孔を嵌通して該オイルシールを保持するガイド体
を設け、このガイド体の一端側へ結合自在な着脱機構を
備えた圧入ユニットに、圧入機構とオイルシール受部材
を設けるとともに、ガイド体の他端側へ結合自在な着脱
機構を備えた保持ユニットを前記オイルシール受部材上
のオイルシールに向けて進退動自在に構成し、圧入ユニ
ットは保持ユニットと環状溝の間を移動可能となるよう
構成した。そしてガイド体の一端側の外径はオイルシー
ルの内径と略一致させ、他端側の外径はオイルシールの
内径より小さくしてその間にテーパ部を設けた。又組付
方法においては保持ユニットの先端に着脱自在なガイド
体を結合し、このガイド体の結合した保持ユニットをオ
イルシールに向けて進動させてガイド体外周にオイルシ
ールを嵌合せしめるとともに、このガイド体を圧入ユニ
ットの先端結合部に受け渡す。このガイド体を受け取っ
た圧入ユニットは、ガイド体のオイルシールを環状溝前
面に臨ませて圧入機構で押し込む。
(作用) オイルシールの受け取り箇所と圧入箇所の配列が直線
に限られず可能となるため一方向側に不必要に長いスペ
ースを必要としない。又ガイド体をテーパ状とし、オイ
ルシールに小径部側から挿入することによりオイルシー
ル内面の破損が生じない。
(実施例) 本発明のオイルシールの組付装置及び組付方法の実施
例について添付した図面に基づき説明する。
第1図は本組付装置全体を示す側面図、第2図は圧入
ユニットを示し第1図のA方向から見た平面図、第3図
は第2図のB方向から見た圧入ユニットの正面図、第4
図は第1図のC方向から見た正面図である。
本発明の組付装置はカムシャフトの周囲に形成される
環状溝にリング状のオイルシールを組み付ける装置とし
て構成され第1図に示すように高位に配設された保持ユ
ニット1に対し圧入ユニット2が上下動可能となり、上
昇してオイルシールを受け取った圧入ユニット2が下降
してオイルシールを圧入し組付けるよう構成している。
このオイルシールの受け取りはガイド体3を介して行な
われ、このガイド体3は後述するように保持ユニット1
先端と圧入ユニット2の先端に夫々着脱自在となるよう
構成されている。
保持ユニット1は基台側に固定された受部材11にブシ
ュ12を介してホルダー13が嵌通し、水平方向に摺動自在
となるとともに、このホルダー13の軸心にはロッド14が
挿通している。このロッド14は後端が着脱駆動シリンダ
ユニット15に連結し前端側は後述する着脱機構16の一部
を構成している。前述の受部材11には進退動用のシリン
ダユニット17が固設され、このシリンダロッド17a延出
端は、前述のホルダー13に結合されたブラケット18に連
結している。このためシリンダユニット17の駆動によっ
てホルダー13、ロッド14、着脱駆動シリンダユニット15
は一体となって進退動することとなる。
前述の着脱機構16は着脱駆動シリンダユニット15によ
って進退動するロッド14と第5図の拡大図に示すホルダ
ー13先端部のボール19によって構成し、ロッド14の先端
部にはこのボール19に係合可能な切込部14aを設けてい
る。このためロッド14をホルダー13に対し進動させ、切
込部14aをボール19の位置に臨ませるとボール19はこの
切込部に落ち込んでホルダー13外面から没入し、逆に退
動させればボール19は内側から押されてホルダー13外面
上に突出することとなる。又このホルダー13の先端部は
段差を設けて小径とし、後述するガイド体3の筒内形状
と一致させるとともに、前述のロッド14先端は略菱形形
状としている。
圧入ユニット2は第1図に示すように固定架台に垂直
方向に取り付けられた昇降動シリンダユニット21によっ
て基台22が上下動可能とされ、この基台22上に本体が設
けられている。すなわちこの基台22上に取り付けられた
ハウジング23内にブシュ24を介して押圧部材25が挿通し
て摺動自在となり、この押圧部材25の後端にはキャップ
26が一体的に螺合されている。この押圧部材25は中空状
とされ、この中空内の略中央部には保持部材27が設けら
れるとともにこれより後方には押圧部材25を前後に摺動
させるための圧入機構30が構成されている。すなわち押
圧部材25と一体となったピン25a及び保持部材27との間
にはスプリング28が、又前述のキャップ26とハウジング
23の間にはスプリング29が夫々設けられて、夫々の間を
拡開させる方向つまり押圧部材25を後方に付勢してい
る。又この押圧部材25には不図示の押圧駆動手段が連結
して押圧部材25を前方に押し出すように構成し、基台22
側にはストローク量を規制するストッパー36が設けられ
ている。
押圧部材25の筒内前面側にはホルダー31が嵌入され、
このホルダー31内を摺動自在なロッド32が挿通してい
る。このロッド32は後端部と中間部に夫々略菱形の第1
スライド部32a、第2スライド部32bを備えるとともに、
中間部の第2スライド部32bと前述のホルダー31の間に
はスプリング33が介装されてロッド32を後方に付勢して
いる。このロッド32の進退動は後述する受取り駆動機構
40によって行ない、又ロッド32の先端部には第5図に示
すような切欠部32cを設け又ホルダー31先端部にボール3
4を設けて保持ユニット1の着脱機構16と同様の着脱機
構35を構成している。
又この本体の上面には第2図に示すように上述のロッ
ド32が外部に臨む窓が設けられ、この窓から臨むロッド
32の第2スライド部32bに以下に述べる受取り駆動機構4
0のスライドバー43が係合して、該ロッド32の進動を行
なわしめることとなる。
この受取り駆動機構40は第1図に示すように保持ユニ
ット1の配設される高さレベルと一致して設けられ、圧
入ユニット2が上昇した時点で圧入ユニット2と係合し
得るようにしている。そして基台側に取り付けられたシ
リンダユニット41によってブラケット42から垂下するス
ライドバー43が進退動可能となり、このスライドバー43
の下端が第4図に示すように本体上面の窓から挿入され
てロッド32の第2のスライド部32bに係合しスプリング3
3の付勢力に抗してロッド32を進動させる。この時の状
態は第5図に示すとおりであり、着脱機構35のボール34
はホルダー31外面から没入している。逆にシリンダユニ
ット41の除圧を行なうと第6図に示すようにロッド32は
スプリング33力で後退しボール34がホルダー31外面上に
突出する。
ガイド体3は第5図、第6図に示すように筒状の外径
の一端側がオイルシールOの内径より小さく形成され、
他端側は第6図に示すオイルシールを組み付ける環状溝
Pの中心から前面に突出して設けられたカムシャフトS
の外径とほぼ同径となって中央部にテーパ部が設けられ
ている。又このカムシャフトSの外径はオイルシールO
の内径と略一致してやや大きめとなっている。更にこの
ガイド体3には段差をもって内径を異なえる通し孔3aが
設けられ、一端側は保持ユニット1の着脱機構16が他端
側は圧入ユニット2の着脱機構35が夫々挿入され係合す
るようにしている。
こうして構成された圧入ユニット2の前面にはオイル
シールOを位置決め状に支えるV形のオイルシール受部
材50と、圧入前オイルシール外面に油を塗布するための
オル塗布器51が基台22上に取り付けられ、このオイル塗
布器51には油を含んだスポンジ体52がオイルシールの通
過時その外面に接触し得るようリング状に設けられてい
る。又オイルシール受部材50は第3図に示すように正面
視V型となり、この上にオイルシールOを直立状に位置
決め載置する。
こうして構成したオイルシールの組付装置において、
オイルシールの組み付けは次のように行なわれる。
第1図に示す圧入ユニット2が保持ユニット1の高さ
まで上昇すると受取り駆動機構40のスライドバー43が前
進して圧入ユニット2の着脱機構35をアンロック側に作
動させる。同時に保持ユニット1が前進して先端の着脱
機構16をアンロック状態としてガイド体3の一端側に挿
入させると着脱駆動シリンダユニット15でロックしガイ
ド体3を受け取りその後後退する。
不図示のオイルシール供給機構によって基台22前面の
オイルシール受部材50にオイルシールOが載置されると
再び保持ユニット1が進動してガイド体3外周にオイル
シールOを嵌合せしめるとともに、このガイド体3を圧
入ユニット2側に受け渡す。すなわち保持ユニット1側
の着脱機構16をアンロックに、圧入ユニット2側の着脱
機構35をロック状態とする。このガイド体3がオイルシ
ールOを挿嵌する際、小径部側から差込まれるためオイ
ルシールの内径は徐々に拡開されて嵌合し内周部に傷が
つくという不具合がない。
次いで圧入ユニット2は昇降シリンダユニット21によ
って第6図に示す圧入レベルまで降下すると不図示の押
圧駆動手段によって押圧部材25及び中の組付品が一体と
なって前進し、第6図の二点鎖線に示すようにガイド体
3前面がワークの前面に突きあたる。この間オイルシー
ルOの外周はオイル塗布器51のスポンジ体52と接触し、
塗布が行なわれている。その後押圧部材25は前進を続け
オイルシールOを環状溝Pに圧入する。
組付けが完了すると圧入ユニット2は退動し、再び上
昇して1サイクルを終了する。
(発明の効果) 以上のように本発明の組付装置及び組付方法はオイル
シールの受取り位置と圧入位置を分離させ、しかもオイ
ルシールを挿嵌状に保持するガイド体の外周に径差を設
けたので装置の配置に自由度が増し、しかもオイルシー
ルに損傷を与える可能性を局限できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本組付装置全体を示す側面図、第2図は第1図
のA方向から見た圧入ユニットの平面図、第3図は第2
図のB方向から見た圧入ユニットの正面図、第4図は第
1図のC方向から見た正面図、第5図,第6図は作用図
を示し、第5図はガイド体の受け渡し時、第6図は圧入
時の状態を示す。 尚同図中、1は保持ユニット、2は圧入ユニット、3は
ガイド体、16は着脱機構、25は押圧部材、30は圧入機
構、35は着脱機構、40は受取り駆動機構、50はオイルシ
ール受部材、51はオイル塗布器、Oはオイルシール、P
は環状溝、Sはカムシャフトを示す。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オイルシールを環状溝内に組み付ける組付
    装置において、 この装置は、オイルシールのリング孔を嵌通して該オイ
    ルシールを保持するガイド体と、このガイド体の一端側
    へ結合自在な着脱機構を備え且つ圧入機構とオイルシー
    ル受部材を備える圧入ユニットと、前記ガイド体の他端
    側へ結合自在な着脱機構を備え且つ前記圧入ユニットの
    オイルシール受部材に向けて進退動自在とされる保持ユ
    ニットからなり、前記圧入ユニットは、保持ユニットと
    環状溝の間を移動するための駆動手段を備えたことを特
    徴とするオイルシールの組付装置。
  2. 【請求項2】前記ガイド体の外径は、一端側をオイルシ
    ールの内径に略一致させるとともに他端側をオイルシー
    ルの内径より小さく設定し、中央部にはテーパ部を設け
    たことを特徴とする請求項第1に記載のオイルシールの
    組付装置。
  3. 【請求項3】オイルシールを環状溝内に組み付ける組付
    方法において、 この方法は、保持ユニットの先端に着脱自在なガイド体
    を結合し、保持ユニットを位置決めされたオイルシール
    に向けて進動させて先端のガイド体外周にオイルシール
    を嵌合せしめるとともに、このガイド体を圧入ユニット
    の先端結合部に受け渡し、このガイド体を保持する圧入
    ユニットを前記環状溝に移動してオイルシールを圧入機
    構で押し込むようにしたことを特徴とするオイルシール
    の組付方法。
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