JPH0641664Y2 - 噴霧管装置 - Google Patents

噴霧管装置

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JPH0641664Y2
JPH0641664Y2 JP2959290U JP2959290U JPH0641664Y2 JP H0641664 Y2 JPH0641664 Y2 JP H0641664Y2 JP 2959290 U JP2959290 U JP 2959290U JP 2959290 U JP2959290 U JP 2959290U JP H0641664 Y2 JPH0641664 Y2 JP H0641664Y2
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JP
Japan
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spray pipe
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annular groove
fitted
spray
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富雄 関
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Maruyama Manufacturing Co Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ブームスプレーヤ等に装備されて噴霧管と
接続金具とを含む噴霧管装置に係り、詳しくは噴霧管と
接続金具との結合を改善された噴霧管装置に関するもの
である。
〔従来の技術〕
溶接を使用しないで、噴霧管と接続金具とを結合する従
来の噴霧管装置(例:実公昭63-31720号公報)では、接
続金具の嵌合部に軸方向へ所定長さの凹部が形成され、
接続金具の嵌合部の外側に嵌合した噴霧管の部分を半径
方向内側へ嵌合部の凹部にかしめ、かつ固着力を強化す
るためかしめ部にローレット加工を施している。
〔考案が解決しようとする課題〕
このような従来の噴霧管装置では、噴霧管と接続金具と
が分離しないよう、両者を確実に固定するために、接続
金具の凹部及び噴霧管のかしめ部が長くなるとともに、
ローレット加工を必要とし、これが、噴霧管及び接続金
具を長大化させて、噴霧管装置の全体の重量が増大する
とともに、加工作業が煩雑になっている。さらに、噴霧
管の長手方向に関して最も外側のノズルから噴霧管装置
の端までの長さが増加し、この結果、噴霧管装置を吊設
するブームの長さも増大し、ブームを含む全体の重量も
増大している。
この考案の目的は、噴霧管及び接続金具が、長大なかし
め部を必要とすることなく、確実に相互に結合すること
ができる噴霧管装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案を、実施例に対応する図面の符号を使用して説
明する。
この考案の前提となる噴霧管装置は、噴霧管(10)と、
この噴霧管(10)の端に結合する接続金具(16)とを含
む。そして、この考案の噴霧管装置では、噴霧管(10)
は、接続金具(16)側へ向かって内径を徐々に増加する
テーパ部(14)を接続金具(16)側の端部の内周に有し
ている。また、接続金具(16)は、噴霧管(10)の内周
側へ嵌合する嵌合部(22)と、この嵌合部(22)に続い
て形成され嵌合部(22)より径の大きい大径部(18)
と、嵌合部(22)に形成されOリング(26)を嵌着され
るOリング用環状溝(24)と、大径部(18)の嵌合部
(22)側の端面に開口し噴霧管(10)の端部を圧入され
て拡開させる拡開用テーパ状環状溝(28)とを有してい
る。
〔作用〕
接続金具(16)の嵌合部(22)は、噴霧管(10)の端部
の内周側へ嵌合するように、噴霧管(10)へ圧入され
る。噴霧管(10)の内周のテーパ部(14)は、接続金具
(16)のOリング用環状溝(24)のOリング(26)を噴
霧管(10)の内周側へ滑らせつつ、Oリング(26)を通
過する。さらに、噴霧管(10)の端は、拡開用テーパ状
環状溝(28)に嵌入して、拡開用テーパ状環状溝(28)
内に圧入され、拡開用テーパ状環状溝(28)内において
拡開されつつ、拡開用テーパ状環状溝(28)の底部に当
接して、押しつぶされ、拡開用テーパ状環状溝(28)に
ほぼ充満状態になる。拡開用テーパ状環状溝(28)内に
おいて拡開、充満された噴霧管(10)の端は、噴霧管
(10)が接続金具(16)から抜ける方向の噴霧管(10)
と接続金具(16)との相対変位に対して拡開用テーパ状
環状溝(28)の外周側の側壁に当接して、抜けに対する
抵抗となり、抜けを阻止する。
〔実施例〕
以下、この考案を図面の実施例について説明する。
第1図は噴霧管10と接続金具16とを分離した状態で示す
図である。噴霧管10は、ブームスプレーヤにおいてセン
タブームに吊設され、接続金具16とは反対側の端部にお
いて送液管を接続され、ポンプ(図示せず)より薬液を
圧送されて来る。噴霧管10の下面側には、噴霧管10の長
手方向へ等間隔に複数個のノズル取付穴12が穿設され、
面取り14は、噴霧管10の端部の内周側に施され、端の方
へ向かって径を徐々に増大させている。接続金具16は、
軸方向中央部に大径の六角部18を備え、六角部18はスパ
ナ等の工具を係止される。六角部18の両側にはそれぞれ
ねじ溝部20及び嵌合部22が形成され、ねじ溝部20には接
続管(図示せず)が螺合されて、接続管を介して隣接の
他の噴霧管へ噴霧管10から薬液が供給される。Oリング
用環状溝24は、嵌合部22に形成されて、Oリング26を嵌
着される。拡開用テーパ状環状溝28は、六角部18の嵌合
部22側の端面に開口するように、六角部18に形成され、
奥へ向かって、テーパ状に広がっている。拡開部30、ス
トッパ32及び抜け止め部34は、それぞれ拡開用テーパ状
環状溝28の内周側の側壁部、拡開用テーパ状環状溝28の
底部、及び外周側の側壁部から成る。パッキン溝36は六
角部18のねじ溝部20側の端面に形成される。
第2図は噴霧管10と接続金具16とが結合しかつノズル40
が噴霧管10に取付けられている状態を示す図である。ノ
ズル40は、噴霧管10の外周の各半部に当てられて相互に
締め付けられるカバー42とボデー44とを有し、ボデー44
は、噴霧管10のノズル取付穴12に凸部を嵌挿されるとと
もに、Oリング46により噴霧管10との結合部の液密を保
持される。ボデー44の内孔へは、ボデー44の開口側から
パッキン48,50及び中子52が順番に積層状に嵌挿され、
さらに中子52の外側にオリフィス板54が積層される。パ
ッキン56はボデー44の端とオリフィス板54の周縁部との
間に介在し、キャップ58は、パッキン56及びキャップ58
を内側に含むように、ボデー44に螺合し、パッキン56及
びキャップ58をボデー44に締め付ける。接続金具16は嵌
合部22を噴霧管10の内周側に嵌合させ、噴霧管10の端は
接続金具16の拡開用テーパ状環状溝28に圧入されてい
る。Lは、噴霧管10と接続金具16との結合時において、
噴霧管10の長手方向の最も外側に取り付けられているノ
ズル40の中心から接続金具16の端までの長手方向距離で
ある。
実施例の作用について説明する。
噴霧管10へ接続金具16を結合する作業では、接続金具16
は、その嵌合部22を噴霧管10の端部の内周側へ嵌合させ
るように、噴霧管10内へ圧入される。噴霧管10の内周の
面取り14は、Oリング用環状溝24に嵌着されているOリ
ング26を噴霧管10の内周側へ滑らせつつ、Oリング26を
通過する。さらに、噴霧管10の端は、拡開用テーパ状環
状溝28に嵌入して、拡開用テーパ状環状溝28内に圧入さ
れ、面取り14は、嵌合部22から拡開用テーパ状環状溝28
への噴霧管10の端の進行において嵌合部22と拡開用テー
パ状環状溝28との境界部を摺動し、拡開用テーパ状環状
溝28内への噴霧管10の嵌入を円滑にさせる。噴霧管10の
端は、拡開用テーパ状環状溝28への圧入に伴って、拡開
部30により拡開されつつ、拡開用テーパ状環状溝28のス
トッパ32に当接し、押しつぶれて、拡開用テーパ状環状
溝28内に充満する。拡開用テーパ状環状溝28への噴霧管
10の端の圧入の際に、接続金具16の六角部18を工具で係
止して、接続金具16を噴霧管10に対して回転させれば、
拡開用テーパ状環状溝28における噴霧管10の端の拡開が
円滑になる。拡開用テーパ状環状溝28内において拡開、
充満された噴霧管10の端は、噴霧管10が接続金具16から
抜ける方向の噴霧管10と接続金具16との相対変位に対し
ては拡開用テーパ状環状溝28の抜止め部34に当接し、抜
けを阻止する。噴霧管10と接続金具16との結合は、接続
金具16の拡開用テーパ状環状溝28への噴霧管10の端の圧
入、拡開により行われるので、固着性及び抜止め性が向
上し、L(第2図)が大幅に縮小される。
〔考案の効果〕
この考案では、噴霧管の端を接続金具の大径部の端面に
開口する拡開用テーパ状環状溝に圧入して、拡開用テー
パ状環状溝内で押しつぶしつつ、拡開させ、接続金具か
らの噴霧管の分離は、拡開した噴霧管の端部と拡開用テ
ーパ状環状溝の外周側の側壁との当接により阻止され
る。この結果、噴霧管と接続金具との結合性が向上し、
両者の結合のために、長大な凹部及びかしめ部が不要と
なり、噴霧管装置の長さ、噴霧管における長手方向の最
も外側のノズルから噴霧管装置の端までの長さを縮小し
て、噴霧管装置の全体の小型化が達成されるとともに、
噴霧管装置の重量も低減することができる。また、ロー
レット加工を省略することでき、加工が容易となる。
この考案では、噴霧管の端部内周は、接続金具側へ徐々
に径を増加させるテーパ部となっているので、噴霧管を
接続金具の嵌合部に嵌合させる際に、接続金具のOリン
グ用環状溝のOリングにおける噴霧管の通過を円滑にす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例に関し、第1図は噴霧管と接続
金具とを分離した状態で示す図、第2図は噴霧管と接続
金具とが結合しかつノズルが噴霧管に取付けられている
状態を示す図である。 10……噴霧管、14……面取り(テーパ部)、16……接続
金具、18……六角部(大径部)、22……嵌合部、24……
Oリング用環状溝、26……Oリング、28……拡開用テー
パ状環状溝、40……ノズル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】噴霧管(10)と、この噴霧管(10)の端に
    結合する接続金具(16)とを含む噴霧管装置において、
    前記噴霧管(10)は、接続金具(16)側へ向かって内径
    を徐々に増加するテーパ部(14)を接続金具(16)側の
    端部の内周に有し、前記接続金具(16)は、前記噴霧管
    (10)の内周側へ嵌合する嵌合部(22)と、この嵌合部
    (22)に続いて形成され前記嵌合部(22)より径の大き
    い大径部(18)と、前記嵌合部(22)に形成されOリン
    グ(26)を嵌着されるOリング用環状溝(24)と、前記
    大径部(18)の嵌合部(22)側の端面に開口し前記噴霧
    管(10)の端部を圧入されて拡開させる拡開用テーパ状
    環状溝(28)とを有していることを特徴とする噴霧管装
    置。
JP2959290U 1990-03-26 1990-03-26 噴霧管装置 Expired - Lifetime JPH0641664Y2 (ja)

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JP5641706B2 (ja) * 2009-04-02 2014-12-17 Ntn株式会社 車輪用軸受装置

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