JP2551295B2 - 段ボール箱の自動開箱、物品取り出し、折畳方法及び装置 - Google Patents

段ボール箱の自動開箱、物品取り出し、折畳方法及び装置

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JP2551295B2
JP2551295B2 JP4082955A JP8295592A JP2551295B2 JP 2551295 B2 JP2551295 B2 JP 2551295B2 JP 4082955 A JP4082955 A JP 4082955A JP 8295592 A JP8295592 A JP 8295592A JP 2551295 B2 JP2551295 B2 JP 2551295B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空プラスチックボトル
等の物品を収納して梱包された通いの段ボール箱を開箱
し、収納された物品を取り出し、空の段ボール箱を折り
畳んで排出する一連の工程を自動的に行う段ボール箱の
自動開箱、物品取り出し、折畳み方法及び装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、段ボール箱の開箱、物品の取り出
し、空段ボール箱の折畳み、排出の一連の工程を自動的
に行う装置として、例えば特公昭57ー2578号公
報、特公昭62ー9020号公報記載のもの等種々のも
のが知られている。これら従来の装置は、段ボール箱か
らの物品の取り出しと空段ボール箱の折畳みとは別のス
テーションで別の装置により行っている。また、物品を
ポリ袋等の内袋に詰めてから段ボール箱に収納している
場合は、段ボール箱から内袋ごと物品を取り出し、それ
を内袋から物品を取り出す装置にコンベヤで送って、該
装置により内袋から物品を取り出している。内袋に収納
した物品を自動的に取り出す装置として、特公昭57ー
55558号公報、特公昭58ー24327号公報等記
載のものが知られている。従って、従来段ボール箱から
物品を取り出す工程と空段ボール箱を折畳む工程を同一
ステーションで行うものは知られてなく、ましてや内袋
から物品の取り出しまで同一ステーションで行うものは
知られいない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来段
ボール梱包体から物品を取り出して空段ボール箱を折畳
む工程を完全に自動的に行うには、段ボール箱を開梱し
て物品を取り出す装置と段ボール箱を折畳む装置を、ま
た物品が内袋に収納されている場合はさらに内袋から物
品を取り出す装置を連結して設けなければならず、設備
コストが高くなると共に、作業ラインが長くなり大きな
スペースを必要とする等の問題点があった。本発明は、
上記実情に鑑み創案されたものであって、段ボール箱の
開梱、物品の取り出し、段ボール箱の折畳みの一連の工
程を自動的に行うことができる方法及び装置において、
物品の取り出しと段ボール箱の折畳みを同一ステーショ
ンで出来、また物品が内袋に収納されて場合は内袋から
物品の取り出しも同一ステーションでできるような段ボ
ール箱の自動開箱、物品取り出し、折畳み方法及び装置
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を本発明の段ボ
ール箱の自動開箱、物品取り出し、折畳み方法は、段ボ
ール箱梱包体のバンドを切断除去する工程、バンドが切
断除去された段ボール箱を揺動支持台に移送し該段ボー
ル箱の少なくとも前壁と側壁を前壁吸引カップ及び側壁
吸引カップで吸引保持する工程、フラップを開いて段ボ
ール箱を開箱する工程、前記揺動支持台による支持を解
除して物品を落下させて取り出す工程、前記側壁吸引カ
ップ又は前壁吸引カップの少なくとも何れかが揺動して
段ボール箱を折畳む工程からなり、物品の取り出しステ
ーションと同じステーションで段ボール箱の折畳みが行
われるようにしたことを特徴とする技術的手段を採用す
ることによって解決することができた。
【0005】また、内袋に空容器等の物品が収納された
段ボール箱に対しては、段ボール箱梱包体のバンドを切
断除去する工程、バンドが切断除去された段ボール箱を
揺動支持台に移送し該段ボール箱の少なくとも前壁と側
壁を前壁吸引カップ及び側壁吸引カップで吸引保持する
工程、フラップを開いて段ボール箱を開箱する工程、上
方より吸引ダクトが下降して内袋を吸引する工程、前記
揺動支持台による支持を解除して物品を内袋から落下さ
せて取り出す工程、側壁吸引カップが揺動して段ボール
箱を折畳む工程からなることを特徴とする技術的手段を
採用することによって解決することができた。前記段ボ
ール箱のフラップを開く工程は、前記バンドを切断除去
工程後に片側の外フラップを開く工程と、揺動支持台に
支持された段ボール箱の内フラップを開く工程とで構成
することが望ましい。
【0006】また、上記方法を実施する本発明の段ボー
ル箱の自動開箱、物品取り出し、折畳装置は、段ボール
箱梱包体の搬送路側方に設けられたバンド切断除去装
置、段ボール箱のフラップを開くフラップ開放装置、前
記バンド切断除去ステーションより下流側に配置された
段ボール箱を支持する揺動支持台、該揺動支持台上に位
置する段ボール箱の少なくとも前壁と側壁を吸引保持す
る前壁吸引保持装置及び側壁吸引保持装置とからなり、
前記前壁吸引保持装置及び側壁吸引保持装置の少なくと
も何れか一方が他方側に回動して空の段ボール箱を折畳
むようにしたことを特徴とする構成を有している。
【0007】そして、内袋に空容器等の物品が収納され
た段ボール箱の場合は段ボール箱梱包体の搬送路側方に
設けられたバンド切断除去装置、段ボール箱のフラップ
を開くフラップ開放装置、段ボール箱を支持する揺動支
持台、該揺動支持台上に位置する段ボール箱の少なくと
も前壁と側壁を吸引保持する前壁吸引保持装置及び側壁
吸引保持装置、フラップが開かれた段ボール箱の上方に
上下動可能に設けられた内袋除去装置とからなり、前記
前壁吸引保持装置及び側壁吸引保持装置の少なくとも何
れか一方が他方側に回動して空の段ボール箱を折畳むよ
うになっていることを特徴とする構成を有している。前
記フラップ開放装置を、バンドを切断する第1ステーシ
ョンに設けられた外フラップを開く外フラップ開放装
置、物品を取り出す第2ステーションに設けられた内フ
ラップを開く内フラップ開放装置とで構成することによ
って、より簡単な構成でフラップの開放ができる。さら
に、前記内袋除去装置は、基部が内袋回収部に連通し、
下端吸引口の内部に内袋を把持するシャッター装置を設
けて構成することによって、より確実に内袋の回収除去
ができる。
【0008】
【作用】物品が内袋に収納されているものに適用される
内袋除去装置を有する場合の作用について説明する。段
ボール箱梱包体は、第1ステーションに移送されること
によって、バンドカッターによってバンドが切断され、
切断されたバンドは自動的に除去される。また、同時に
外フラップ開放装置が作動して、吸引カップ片方の外フ
ラップ上面を吸引して片方の外ラップを開く、この状態
を保持して第2ステーションである揺動支持台上に移送
される。このステーションで前壁吸引カップ及び側壁吸
引カップが段ボール箱の前壁及び側壁を吸引して保持す
ると共に、内フラップ開放装置が作動して、外フラップ
が開かれている側の内フラップを吸引して、内フラップ
をその上面に重なっている片方の外フラップと一緒に開
いて、上側フラップが完全に開かれた状態にする。した
がって、この方法によれば、両方の外フラップを別々の
吸引カップで開く必要がないので、吸引カップの数を少
なくすることができ、装置の単純化が図れる。なお、外
フラップ開放装置及び内フラップ開放装置とも第2ステ
ーションに設けることも可能であり、その場合はフラッ
プの開放は全て第2ステーションで行われる。
【0009】全フラップが開かれると内袋除去装置が下
降して下端を内袋底面に当て、吸引することによって内
袋が吸引ダクト内に吸引される。それと同時に、段ボー
ル箱梱包体を保持している揺動支持体を水平位置から垂
直位置に回動して段ボール箱の支持を解除すると、段ボ
ール箱下側のフラップは物品の自重により開き、底部が
開いた内袋から物品が自重で落下する。その際、内袋除
去装置がシャッターを有することによって、吸引口から
吸引されて吸引ダクト内に立上り状になった内袋の部分
を挾んで内袋の保持を確実にすることができると共に、
この状態で内袋除去装置を下降させて内袋内の物品を押
すことができ、それによって、内袋内での物品のブリッ
ジ状態を破壊して物品を内袋から落下させて物品収納ホ
ッパーに確実に落下させることができる。内袋から物品
の落下が終了するとシャッターが開くと共に内袋除去装
置の吸引口は初期位置に上昇する。該動作と共に内袋は
吸引ダクト内に吸引されて除去される。従って、段ボー
ル箱からの取り出しと、内袋から取り出し及び内袋の回
収が同一ステーションで同時に自動的にできる。内袋除
去装置が上昇して段ボール箱内から抜け、内袋が完全に
回収されると、側壁吸引カップ又は前壁吸引カップの少
なくとも一方が互いに接近する方に回動して、空の段ボ
ール箱を折畳む。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は全体の流れを説明するための動作説
明図であり、図2はその装置の側面図である。本実施例
で開箱する段ボール箱梱包体は、図8に示すように、ポ
リ袋等の内袋1に空のプラスチックボトル等の物品2が
収納され、内袋開口部は未シールの状態で口部が下方に
位置するように段ボール箱3に収納され、段ボール箱は
フラップ同士を単に閉じてバンド掛けして梱包され、通
箱として繰返し使用できるようになっている。本実施例
装置は、前記段ボール箱梱包体5のバンド4を切断除去
し、且つ外フラップの片方のみを開く第1ステーション
Aと、段ボール箱の残りのフラップを開き、段ボール箱
の底部フラップの開口に合わせて内袋から物品の落下排
出と共に空の内袋を回収し、且つ空の段ボール箱を折畳
む第2ステーションB、及び折畳まれた段ボール箱をパ
レット上に積み重ねて排出する第3ステーションCとか
ら構成されている。
【0011】図2に示すように、段ボール箱梱包体5は
パレット29上に段積みされてケースデパレタイザーの
下部を通って後述する空段ボール箱積み重ねステーショ
ンである第3ステーションの下方にまで延びるコンベヤ
10によって、デパレタイザーの下部位置まで搬送さ
れ、該位置でX−Y−Z軸移動可能及び回転可能なバキ
ューム式搬送装置11で上段から段ボール箱梱包体5を
1箱づつ保持して電動のローラコンベヤ12上に移載す
る。該ローラコンベヤ12によって段ボール箱梱包体は
第1ステーションAに移送され、適宜のストッパーで位
置決めされて一時停止する。第1ステーションAには、
バンドカッター装置13が配置され、段ボール箱のバン
ド4を切断すると共に切断したバンドを該第1ステーシ
ョンの下方に配置したバンド回収箱14に落下させて回
収する。バンドカッター装置13は例えばヒートカッタ
ーとバンド排出用のローラを有する適宜の装置が採用で
きる。また、第1ステーションには、ローラコンベヤ1
2の上方に図5に示すようなバキュームカップを有する
外フラップ開放装置15が配置されている。外フラップ
開放装置15は、段ボール箱の片方の外フラップ6だけ
を開くように段ボール箱が開放される片側だけに配置さ
れ、図示しないシリンダで回転される回動軸16に揺動
アーム17が設けられ、該揺動アーム先端に吸引カップ
18を有し、回動軸を回転させることによって揺動アー
ムが90°よりやや多く回転し、片側の外側フラップ6
を吸引して開くようになっている。また開いた外フラッ
プを開いた状態に保つために、第1ステーションAから
第2ステーションBまで延びる外フラップ保持片19が
配置されている。該外フラップ保持片19は、回動軸2
0に軸支されて開いた外フラップに係合する位置と外フ
ラップの開放に邪魔にならない位置との間を回動するよ
うに、シリンダ等の適宜の駆動装置によって駆動される
ようになっている。
【0012】第2ステーションBには、前記ローラコン
ベヤ12の延長上に上下方向に水平状態と垂直状態に回
動可能に設けられた揺動枠にフリーローラが設けられた
揺動支持台21が配置され、第1ステーションから適宜
の送り手段で送られてくる段ボール箱を該揺動支持台2
1上に停止させて保持する。該第2ステーションの下流
端部突き当たりには、該第2ステーションに移送される
段ボール箱の前壁8を吸引する前壁吸引カップ22が設
けられていると共に、段ボール箱の側壁7を吸引する側
壁吸引カップ23が揺動片24に設けられている。該揺
動片24は、通常は第2ステーションに到達する段ボー
ルの進入に邪魔にならないように退避しているが、該ス
テーションに段ボールが到達すると側壁吸引カップ23
が段ボール箱の側壁を吸引するように回動し、段ボール
箱から物品の落下排出が終了すると、軸25を支点にし
てアーム26をシリンダ装置27で作動させることによ
って、前記前壁吸引カップ方向にほぼ90°揺動し、後
述するように段ボール箱を折畳むように構成されてい
る。
【0013】さらに、第2ステーションの上部には、段
ボール箱を開箱するための内フラップ開放装置30と、
内袋を取り除くための内袋除去装置39が配置されてい
る。内フラップ開放装置30は、前記外フラップ保持片
19で保持されて片方の外フラップが開かれている状態
の段ボール箱において、該開かれた外フラップ6が重な
っていた所の内フラップ9、9を吸引して開くことがで
きるように構成され、一対の内フラップ吸引カップ3
1、31が揺動片32に保持され、該揺動片が軸33を
支点として、フラップが閉じた状態のステーションとほ
ぼ90°開いた状態の2ステーション間を揺動できるよ
うに構成されている。前記レバーはシリンダ装置34、
34(図2)によって回動される。
【0014】内袋除去装置39は、図4及び図8に示さ
れているように内袋を吸引して除去するための吸引装置
に連結された吸引ダクト40を有し、該吸引ダクト40
の先端に設けられた吸引口パイプ41は、2段のシリン
ダ装置の組合せからなる上下動装置42によってフレー
ムに上下動可能に支持されている。上下動装置42は、
フレームに支持されたシリンダ装置43のシリンダロッ
ド44に設けた支持プレート45にさらにシリンダ装置
46を支持させ、該シリンダ装置46のシリンダロッド
47で前記吸引口パイプ41を支持している。吸引口パ
イプ41は、下端が開口して周部にパッド48を有して
内袋吸引口50となっており、該吸引口の上部に内袋を
掴むためのシャッター51が開閉自在に設けられてい
る。該シャッター51は、一端が回動自在に軸支されて
吸引ダクト外周部に設けられた摘み片駆動シリンダ52
によって回動駆動され、他端で前記パッド内面との間で
内袋を掴むようになっている。吸引ダクトの他端は内袋
回収箱53に連通している(図1)。また、第2ステー
ションの下方には、ホッパー55が設けられており、段
ボール箱梱包体から取り出された物品は該ホッパー55
に落下し、該ホッパーの開口下方に配置されたコンベヤ
56上に供給され、該コンベヤによって次工程の物品供
給装置57に供給されるようになっている。
【0015】第2ステーションBの端部上方から第3ス
テーションC上方には、第2ステーションで折畳まれた
段ボール箱を把持して第3ステーションに搬送するため
の折畳み段ボール箱移送装置60が設けられている。折
畳み段ボール箱移送装置60は、折畳まれた段ボール箱
の上辺を把持するクリップ装置61を有し、該クリップ
装置がシリンダ装置62により第2ステーションと第3
ステーション間を往復動して、折畳まれた段ボール箱を
順次第3ステーションの上部に搬送して落下させること
によって、段ボール箱はガイド63によって案内され段
ボール箱一時受け片66に受け止められて水平方向に揃
えられてパレット上に積み重ねられるようになってい
る。段ボール一時受け片66は、フリーローラで構成さ
れて図3に明示されているように、両側に一対設けられ
たシリンダ装置65によって、水平方向に移動してダン
ボール箱受け位置と退避位置に位置することができるよ
うになっている。また、図3において、67は前記デパ
レタイザーの位置から送られてきたパレットを第3ステ
ーションでほぼ1パレット高さだけ持ち上げることがで
きるようにしたリフターであり、68は、該リフターで
持ち上げられたパレットを一時的に支持するためのパレ
ット支持片である。
【0016】本実施例の段ボール箱の物品取り出し、折
畳み装置は、以上のように構成され、次のように作動す
る。ローラコンベヤ12上に移送された段ボール箱梱包
体は、ローラの回転駆動により第1ステーションAに移
送され、該位置で所定時間停止する。段ボール箱梱包体
5が第1ステーションAに移送されることによって、バ
ンドカッター装置13によりバンド4が切断され、切断
されたバンドはローラによって送り込まれて下方に設け
られてあるバンド回収箱14に落下して回収される。ま
た、同時に外フラップ開放装置15が作動して、吸引カ
ップ18が片方の外フラップ6を吸引して開く。次い
で、外フラップ保持片19が上方から回動して開かれた
外フラップ6の内面を係止する。この状態で段ボール箱
は往復動装置等適宜の送り手段によって第2ステーショ
ンBに移送される。
【0017】第2ステーションBに段ボール箱が到達す
ると、前壁吸引カップ22及び側壁吸引カップ23が段
ボール箱の前壁8及び側壁7を吸引して保持する。ま
た、内フラップ開放装置30が作動して、外フラップ6
が開かれている側から内フラップ9、9を吸引して、揺
動片32が回動することにより、内フラップが開かれる
が、そのとき内フラップの上面に重なっている片方の外
フラップも開かれ、図7に示すような状態となる。該状
態において、内袋除去装置39のシリンダ装置が作動し
て吸引口パイプ下端のパッド48を物品が収納されてい
る内袋1の底面に当てる。その時は、シャッター駆動シ
リンダ52が駆動していてシャッターが開放されている
状態にあり、この状態で吸引ダクトは吸引しているの
で、内袋の底部が図8(a)に示すように吸引口から吸
引口パイプ41内に吸引されて、内袋の一部が吸引口パ
イプ内に立上り状になる。このように内袋を吸引しなが
ら吸引口パイプを若干上昇させ、内袋開口部の重なり部
がほぼなくなった状態で、シャッター駆動シリンダ52
が作動して、シャッター51が閉じ、シャッター先端と
パッド48との間で、内袋の立上り部を挾んで保持す
る。
【0018】それと共に、段ボール箱を保持している揺
動支持台21の駆動用シリンダ装置が作動して、揺動支
持台21が水平位置から垂直位置に回動して、段ボール
箱の支持を解除する。段ボール箱の底面の支持がなくな
ると、段ボール箱底部のフラップは箱内の物品の自重に
より開き、底部が開いた内袋から物品が自重で落下す
る。その際、段ボール箱は前壁吸引カップ及び側壁吸引
カップで吸引保持されているから、落下することはな
い。そして、本実施例では揺動支持台21が揺動した
後、シャッター51で内袋の立上り部を挾んだ状態にあ
る吸引ダクトを下降させて、内袋底部を上方より押し下
げるようにしており、それによって、内袋内部の物品の
ブリッジ状態が破壊されて物品は確実に内袋1から落下
してホッパーに落下する。内袋から物品の落下が終了す
るとシャッターが開くと共に吸引口パイプ41は初期位
置に上昇する。該動作と共に内袋は吸引されて吸引ダク
トを介して内袋回収箱53に送られる。吸引口パイプが
上昇して段ボール箱内から抜け、内袋が完全に回収され
ると、側壁吸引カップ23を保持している揺動片24を
作動するシリンダ装置が駆動され、図9に示すように揺
動片が約90°内方に回動して、段ボール箱を折畳む。
【0019】段ボール箱の折畳みが終了すると、クリッ
プ装置61が折畳まれた段ボール箱の上辺部を把持し、
シリンダ装置62が作動してその状態で第3ステーショ
ンC上に移動し、第3ステージの段ボール一時受け片6
6上方に移送し、把持を解除して段ボール箱を落下さ
せ、段ボール一時受け片66に保持する。その際、第3
ステーション下方には、デパレタイザーから空のパレッ
トがコンベヤによって送られてきて待機しており、該パ
レット上に順次折畳まれた段ボール箱を積み重ねる。所
定量積み重ねられると、取り出しコンベヤ69上に移送
される。以上、内袋に物品を収納してある段ボール箱梱
包体に適用される内袋除去装置を有する場合の実施例に
ついて説明したが、内袋除去装置を有さない場合の実施
例は上記実施例における内袋除去装置を単に省くことに
よって構成することができる。
【0020】
【発明の効果】本発明は、以上のような構成により次の
ような格別の効果を奏する。物品の取り出しと段ボール
箱の折畳みを同一ステーションで出来るから、従来と比
較して格段に設備コストが安くなると共に、作業ライン
も短くなり、省スペースを図ることができ、また短時間
にでき作業の効率化を図ることができる。さらに、請求
項2及び5項の構成によれば内袋に収納されている物品
の場合も、内袋からの取り出しも同一ステーションでで
き、別位置に内袋からの取出装置を設ける必要がない。
請求項3及び請求項6の構成によれば、フラップ開放装
置が2位置に分離されるから配置が容易であり、しかも
両方の外フラップを別々の吸引カップで開く必要がない
ので、吸引カップの数を少なくすることができ、装置の
単純化が図れる。請求項7の構成によれば、内袋の保持
除去をより確実にすると共に、内袋内部の物品を確実に
落下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概略説明図である。
【図2】本発明の実施例に係る段ボール箱の自動開函、
物品取り出し、折畳装置の正面図である。
【図3】その左側面図である。
【図4】内袋除去装置の正面図である。
【図5】外フラップの開放動作説明用斜視図である。
【図6】内フラップの開放動作説明用斜視図である。
【図7】揺動支持台の動作説明用斜視図である。
【図8】内袋除去装置の作動説明用Aステーションの側
面図である。
【図9】段ボール折畳み作動状態を示す側壁吸引カップ
を有する揺動片の作動斜視図である。
【符号の説明】
1 内袋 2 物品 3 段ボール箱 13 バンドカッタ
ー装置 15 外フラップ開放装置 18 外フラップ
吸引カップ 19 外フラップ保持片 21 揺動支持台 22 前壁吸引カップ 23 側壁吸引カ
ップ 30 内フラップ開放装置 31 内フラップ
吸引カップ 39 内袋除去装置 40 吸引ダクト 41 吸引口パイプ 51 シャッター 53 袋回収箱 55 ホッパー 61 クリップ装置

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 段ボール箱梱包体のバンドを切断除去す
    る工程、バンドが切断除去された段ボール箱を揺動支持
    台に移送し該段ボール箱の少なくとも前壁と側壁を前壁
    吸引カップ及び側壁吸引カップで吸引保持する工程、フ
    ラップを開いて段ボール箱を開箱する工程、前記揺動支
    持台による支持を解除して物品を落下させて取り出す工
    程、前記側壁吸引カップ又は前壁吸引カップの少なくと
    も何れかが揺動して段ボール箱を折畳む工程からなり、
    物品の取り出しステーションと同じステーションで段ボ
    ール箱の折畳みが行われるようにしたことを特徴とする
    段ボール箱の自動開箱、物品取り出し、折畳方法。
  2. 【請求項2】 段ボール箱梱包体のバンドを切断除去す
    る工程、バンドが切断除去された段ボール箱を揺動支持
    台に移送し該段ボール箱の少なくとも前壁と側壁を前壁
    吸引カップ及び側壁吸引カップで吸引保持する工程、フ
    ラップを開いて段ボール箱を開箱する工程、上方より吸
    引ダクトが下降して内袋を吸引する工程、前記揺動支持
    台による支持を解除して物品を内袋から落下させて取り
    出す工程、側壁吸引カップが揺動して段ボール箱を折畳
    む工程からなることを特徴とする段ボール箱の自動開
    箱、物品取り出し、折畳方法。
  3. 【請求項3】 前記段ボール箱のフラップを開いて段ボ
    ール箱を開箱する工程は、前記バンドの切断除去工程後
    に片側の外フラップを開く工程と、揺動支持台に支持さ
    れた段ボール箱の内フラップを開く工程からなることを
    特徴とする請求項2の段ボール箱の自動開箱、物品取り
    出し、折畳方法。
  4. 【請求項4】 段ボール箱梱包体の搬送路側方に設けら
    れたバンド切断除去装置、段ボール箱のフラップを開く
    フラップ開放装置、前記バンド切断除去ステーションよ
    り下流側に配置された段ボール箱を支持する揺動支持
    台、該揺動支持台上に位置する段ボール箱の少なくとも
    前壁と側壁を吸引保持する前壁吸引保持装置及び側壁吸
    引保持装置とからなり、前記前壁吸引保持装置及び側壁
    吸引保持装置の少なくとも何れか一方が他方側に回動し
    て空の段ボール箱を折畳むようにしたことを特徴とする
    段ボール箱の自動開箱、物品取り出し、折畳装置。
  5. 【請求項5】 段ボール箱梱包体の搬送路側方に設けら
    れたバンド切断除去装置、段ボール箱のフラップを開く
    フラップ開放装置、段ボール箱を支持する揺動支持台、
    該揺動支持台上に位置する段ボール箱の少なくとも前壁
    と側壁を吸引保持する前壁吸引保持装置及び側壁吸引保
    持装置、フラップが開かれた段ボール箱の上方に上下動
    可能に設けられた内袋除去装置とからなり、前記前壁吸
    引保持装置及び側壁吸引保持装置の少なくとも何れか一
    方が他方側に回動して空の段ボール箱を折畳むようにな
    っていることを特徴とする段ボール箱の自動開箱、物品
    取り出し、折畳装置。
  6. 【請求項6】 前記フラップ開放装置が、バンドを切断
    する第1ステーションに設けられた外フラップを開く外
    フラップ開放装置、物品を取り出す第2ステーションに
    設けられた内フラップを開く内フラップ開放装置からな
    ることを特徴とする請求項5の段ボール箱の自動開箱、
    物品取り出し、折畳装置。
  7. 【請求項7】 前記内袋除去装置は、下端吸引口の内部
    に内袋を把持するシャッター装置が設けられていること
    を特徴とする請求項5又は6の段ボール箱の自動開箱、
    物品取り出し、折畳装置。
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