JP2551186B2 - 風呂システム - Google Patents

風呂システム

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JP2551186B2
JP2551186B2 JP2025543A JP2554390A JP2551186B2 JP 2551186 B2 JP2551186 B2 JP 2551186B2 JP 2025543 A JP2025543 A JP 2025543A JP 2554390 A JP2554390 A JP 2554390A JP 2551186 B2 JP2551186 B2 JP 2551186B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、浴槽の水位を制御するようにした風呂シ
ステムに関するものである。
(従来の技術) この種の風呂システムの従来例としては、特開昭63−
58057号を挙げることができる。この従来例では、風呂
回路の給湯路の途中に圧力センサ及び流量センサを接続
し、圧力センサからの出力に基づいて浴槽の水位を検出
して浴槽の水位を制御すると共に、流量センサからの出
力に基づいて湯水の最大供給量を制限するようになされ
ている。
また水位センサを浴槽に直接取付けた場合の先行技術
が特開昭59−74453号に開示されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら上記従来例では、圧力センサの給湯路へ
の接続位置が高さ方向に変更されると、圧力センサと浴
槽との間の高低差が変わることになる。このように圧力
センサの接続位置が高さ方向に変更されると、上記水頭
圧の変動によって圧力センサの検出値もそれに応じて変
動することになることから、圧力センサを所定の接続位
置に正確に配置しなければならない。すなわちそれは圧
力センサ14の取付位置が第10図(a)に示す状態である
場合と、取付位置がそれよりも低位置にある第10図
(b)の場合とでは浴槽10内の湯水20の水位Hが同一で
あっても、圧力センサ14によって検出する水頭圧ha、hb
が全く異なってしまうためである。
このような問題を解決するための先行技術としては、
例えば特開平1−225859号公報に記載された風呂システ
ムを挙げることができる。このシステムでは、第1回の
湯はり時に適量の湯水を供給すると共に、そのときの圧
力センサ14による検出値を設定水位に相当する基準値と
して記憶しておき、それ以後の湯はり制御は上記記憶し
てある基準値に基づいて行うものであり、このような方
式によって圧力センサ14の設置位置に関する制約を緩和
しようとしている。
しかしながら上記従来システムにおいては、上記のよ
うに設置位置に関する制約を緩和し得るものの、さらに
次のような欠点がある。すなわち上記従来システムにお
いては、圧力センサ14を接続する配管11内に残存する空
気の影響を排除し得ないということである。例えば第10
図(b)(c)に対比して示すように、浴槽10内におけ
る湯水のレベルが同一であっても、配管11内に空気が残
在していない場合(b)と、配管11内に空気が残在する
場合(c)とでは、浴槽10内の水位Hが同一であっても
圧力センサ14の検出する水頭圧hb、hcは全く異なった値
になるのである。このことは換言すれば、同一の基準値
によって水位制御を行う従来システムにおいては、配管
11内の残在空気の有無によって、制御される水位が大幅
に変動してしまうということであり、そのため精度の良
好な湯はり水位制御が行えないことになる。また上記し
たように圧力センサで所定水位に制御できない場合のバ
ックアップとして、流量センサによって湯水の最大供給
量を制限してオーバーフローが発生するのを防止する必
要も生じる。
この発明は上記従来の問題を解消するためになされた
ものであって、その目的は、圧力センサの給湯路への接
続位置にかかわらず浴槽の水位を正確に制御でき、圧力
センサの接続位置に起因する設置上の制約を解消できる
と共に、浴槽に残存する残湯や、配管中に残存する空気
が水位制御に及ぼす影響を低減し得る風呂システムを提
供することにある。
(課題を解決するための手段) そこで第1請求項の風呂システムにおいては、浴槽10
と、浴槽10へ湯水20を供給する湯水供給手段30と、浴槽
10に接続される配管11と、この配管11内の湯水20の圧力
を検出する水位センサ14とを有し、上記配管11は浴槽10
の側壁の所定高さ位置に接続すると共に、湯水循環配管
系17の吸込側を構成し、この湯水循環配管系17の途中に
は湯水20を循環させるポンプ16を介設すると共に、さら
に配管11の途中には三方弁31を介して湯水供給手段30を
接続し、三方弁31は、その湯水供給時には湯水20を配管
11の三方弁31より反浴槽部分に供給すると共に、配管11
の三方弁31よりも浴槽10側の部分を閉鎖する一方、湯水
供給停止時には上記配管11への湯水供給を停止すると共
に、配管11を連通するように切換可能に構成し、この三
方弁31と浴槽10との間の配管11に上記水位センサ14を介
設した風呂システムであって、上記湯水供給手段30によ
って浴槽10への湯水20の供給を開始した後において、上
記水位センサ14での圧力検出値が上昇を開始した直後の
時点又は上昇開始後一定時間経過した時点での圧力検出
値40を基準値として基準圧力信号42を出力する基準値設
定手段41と、その後さらに湯水20を供給している状態に
おいて、上記基準圧力信号42と上記圧力検出値40との差
が予め設定されている基準差に達したときに湯水供給を
停止させる停止指令43を上記湯水供給手段30に出力する
水位判定手段44とを備え、さらに水位センサ14の圧力検
出値40と湯水供給手段30の湯水供給開始信号49とが入力
され湯水供給開始後の所定時間内に圧力上昇が発生する
ときには残湯信号50を出力する残湯判定手段51と、前回
運転時の設定水位に対応する水位センサ14の圧力検出値
を仮圧力定数値として記憶する記憶手段55と、上記残湯
信号50が入力されたときには水位センサ14の圧力検出値
が仮圧力定数値に達したときに上記湯水供給手段30へ停
止指令43を出力する停止手段53とを備え、またさらに湯
はり完了時の設定水位VSに基づいて、湯はり完了後にも
上記湯水供給手段30の作動を制御して浴槽10の水位を設
定水位VSに制御する水位制御手段59と、上記三方弁31が
湯水供給停止状態に切換操作されたときにポンプ16を運
転させるポンプ運転手段60と、ポンプ16が運転された後
に上記水位センサ14の圧力検出値を新たな設定水位V
S′に変更する設定値変更手段61とを備えている。
(作用) 上記第1請求項においては、湯水供給手段30から供給
される湯水20を浴槽10に貯溜することによって浴槽10の
水位が次第に上昇すると、水位の上昇による配管11内の
圧力上昇が発生し、これと共に圧力検出値40の信号レベ
ルも上昇する。そして圧力検出値40の特定時点での信号
レベルを基準値として基準値設定手段41が決定し、その
ときに基準圧力信号42を出力する。上記基準値設定手段
41から基準圧力信号42が出力された後に、さらに圧力検
出値40の信号レベルが上昇すると、上記基準圧力信号42
と圧力検出値40との差が発生することになる訳である
が、この差が予め設定されている基準差に達したときに
上記水位判定手段44が停止指令43を湯水供給手段30に出
力して湯水20の供給を停止させるのである。
また浴槽10の側壁の所定高さ位置に配管11が接続され
ているので、浴槽10に残湯がない状態では、湯水供給手
段30が湯水20を供給しても、浴槽10の水位がその接続位
置に達するまでは、配管11には湯水20が流れ込まず、水
位センサ14による圧力検出値40に変動は生じない。一方
浴槽10に残湯がある場合には、残湯の分だけ浴槽10の水
位が高いので、湯水供給手段30から湯水供給が開始され
た後、所定時間内に、水位センサ14が圧力上昇を検出す
ることになる訳で、この場合には、残湯がある状態であ
るとして、残湯判定手段51から残湯信号50を出力する。
残湯があるときには、残湯の水頭圧分が水位センサ14の
基準圧力信号42に上乗せされることになり、上記のよう
な制御では、上記基準圧力信号42が残湯の水頭圧分だけ
変動することになり、正確な水位制御が困難になる。こ
のため仮圧力定数値を記憶手段55に記憶しておき、残湯
信号50が停止手段53に入力されたときには、水位センサ
14の検出信号40が記憶手段55から読み出される仮出力定
数値に達したときに停止手段53が上記湯水供給手段30へ
停止指令43を出力して湯水供給を停止する。この際、記
憶手段55から前回運転時の設定水位に対応する水位セン
サ14の圧力検出値を読み出して、その圧力検出値を仮圧
力定数値として利用するので、浴槽10の水位が前回運転
時の水位に制御されることになり、一層便利である。
またさらに浴槽10が空の状態から湯はりする場合に
は、配管11の三方弁31よりも浴槽10側の部分が三方弁31
で閉塞されているので、その部分に空気が閉じ込められ
ることになる。一方湯はり完了後に、三方弁31を湯水供
給停止状態に切り換えると、上記配管11が連通するの
で、上記湯はり時に閉じ込められていた空気が配管11外
に抜けることになる。このため上記のように三方弁31が
切換操作される場合には、その前後で空気が配管11外へ
抜ける分だけ水位センサ14の圧力検出値40が変動するこ
とになる。そこでポンプ運転手段60によってポンプ16が
運転された後に、そのときの水位センサ14の圧力検出値
を新たな設定水位VS′に変更し、それ以後の水位制御
を、この新たな設定水位VS′に基づいて行う。このた
め配管11の一部に閉じ込められている空気が三方弁31の
切換操作によって配管11外へ抜けてしまうような場合で
も、水位センサ14の圧力検出値40に基づく水位制御手段
59の水位制御が正確に行えることになる。特に配管11内
に滞留する空気量は、その途中におけるトラップの有
無、湯はり時の状況等によって大きく変動することにな
る訳であるが、上記制御を行うことにより、湯はり完了
後の水位制御における滞留空気の存在、及び存在量の影
響を大幅に低減し得ることになり、水位制御精度の向上
を図れると共に、必ず空気滞留の生じるような構成のト
ラップを備えているような場合であっても、特別な対策
を講ずることなく適用可能である。
(実施例) 次にこの発明の風呂システムをヒートポンプで熱源を
構成した場合の具体的な実施例について、図面を参照し
つつ詳細に説明する。
まず第2図を参照して、風呂システムの配管系統を説
明する。第2図において、10は浴槽であって、この浴槽
10には、湯水20が貯溜されており、浴槽10の側壁下部の
所定高さ位置には吸込配管11の一端部が接続している。
吸込配管11には、詳しくは後述する湯はりユニット(湯
水供給手段)30、水位センサ14及びポンプ16が接続され
ており、吸込配管11の他端部は風呂用熱交換器13に接続
されている。この吸込配管11の浴槽10への接続部近傍に
は、戻り配管12の一端部が接続しており、戻り配管12の
他端部は上記風呂用熱交換器13に接続し、これらの吸込
配管11から戻り配管12へ循環する経路で湯水循環配管系
17が構成されている。そして上記風呂用熱交換器13には
圧縮機等を内蔵する室外機18が、冷媒配管15で接続され
ており、この室外機18から風呂用熱交換器13へ冷媒を循
環させる熱源としてのヒートポンプが構成されている。
なおこのヒートポンプの代わりに、熱源としてガス等を
利用することもできる。
上記湯はりユニット30は、吸込配管11に湯水(湯又は
水のこと、以下同じ)20を供給する機能を有しており、
この湯はりユニット30から供給された湯水20はポンプ1
6、風呂用熱交換器13を介して戻り配管12を通過し、浴
槽10へ流入するようになされている。上記吸込配管11の
水位センサ14とポンプ16との間には三方弁31が介設され
ており、三方弁31には連結配管32の下端部が接続してい
る。この三方弁31は、その湯水供給時には、配管11の三
方弁31より反浴槽側部分に湯水20を供給すると共に、配
管11の三方弁31よりも浴槽10側の部分を閉鎖する一方、
湯水供給停止時には、上記配管11への湯水供給を停止す
ると共に、配管11を連通するように切換可能に構成され
ている。上記水位センサ14は、吸込配管11内の圧力を検
出して検出信号40を出力する機能を有している。上記連
結配管32の上端部にはホッパー33が接続しており、ホッ
パー33には配管34の開口端部から湯水20が供給されるよ
うになされている。この配管34の途中には給湯弁35が介
設されており、配管34の他端はミキシングバルブ36に接
続している。このミキシングバルブ36には、配管37、38
が接続しており、一方の配管38には上記風呂用熱交換器
13又は別の熱交換器を利用して加熱された湯が供給され
ており、他方の配管37には水道配管から水道水が供給さ
れている。
次に運転制御系について、第3図を参照して説明す
る。まず上記湯水循環配管系17のポンプ16は保温リモコ
ン(図示せず)からの指令信号に基づいて、循環配管系
制御手段19でその運転、停止が切換制御されており、上
記室外機18の室外制御手段21と循環配管系制御手段19と
は両者間の信号伝送のための信号ライン22で接続されて
いる。一方上記湯はりユニット30で浴槽10の水位を制御
するための湯はり制御手段23には、湯はりリモコン24か
らの指令信号29及び水位センサ14の検出信号(圧力検出
値)40が入力されている。この湯はりリモコン24には、
浴槽10に湯はりするための湯はりスイッチ26と、浴槽10
の水位が低下したときに足し湯するための自動足し湯ス
イッチ27と、設定水位を調整するための水位設定ボタン
28、28とが設けられている。また上記湯はり制御手段23
には、運転状態を切換制御するときに、所定の遅延時間
を設定するための遅延タイマ25と、浴槽10の水位を制御
するための水位制御手段59とが設けられている。上記湯
はり制御手段23は、指令信号29及び検出信号40に基づい
て水位制御手段59から出力される停止指令43及び作動指
令46によって上記三方弁31及び給湯弁35を開閉制御する
機能を有すると共に、ポンプ16の運転、停止を制御する
ようになされている。
上記湯はり制御手段23は、さらに基準値設定手段41
と、水位判定手段44と、残湯判定手段51と、停止手段53
と、記憶手段55と、ポンプ運転手段60と、基準値変更手
段61とを有している。まず上記基準値設定手段41は、水
位センサ14の検出信号40が入力され、変動する検出信号
40の特定時点であるVB(第4図、第5図)を基準値とし
て、そのときに基準値信号(基準圧力信号)42を出力す
る機能を有するものである。水位判定手段44は、上記基
準値信号42と上記検出信号40とが入力され、上記基準値
に対する湯水20の圧力の検出値の差を検出し、この差が
予め設定されている第4図、第5図のVXに示すような基
準差に達したときに上記水位制御手段59に判定信号45を
出力するようになされている。そして水位制御手段59
は、判定信号45が入力されたときには、湯水供給を停止
させる停止指令43を、上記湯はりユニット30の給湯弁3
5、三方弁31及びポンプ16にそれぞれ出力して給湯弁35
を閉弁させると共に、三方弁31を湯水供給停止状態に切
換え、ポンプ16の運転を停止させる機能を有している。
上記残湯判定手段51は、水位センサ14の検出信号40
と、湯はりユニット30からの湯水供給開始信号50とが入
力され、湯水供給開始後の所定時間内に圧力上昇が発生
するときには残湯信号50を出力する機能を有している。
さらに記憶手段55は、上記浴槽10の最高水位に相当する
水位センサ14の最高圧力値以内で仮に設定されている仮
圧力定数値として、前回の運転時に設定した水位に相当
する水位センサ14の圧力検出値を仮圧力定数値として記
憶する機能を有している。そして停止手段53は、上記残
湯信号50が入力されたときには、記憶手段55から上記仮
圧力設定値を読み出し、水位センサ14の圧力検出値が仮
圧力定数値に達したときに上記水位制御手段59へ湯はり
ユニット30の湯水供給を停止させるための作動停止指令
52を出力する停止手段53とを備えている。上記水位制御
手段59は作動停止指令52が入力されたときには停止指令
43を出力するようになされている。
またさらに上記ポンプ運転手段60は、上記三方弁31が
湯水供給停止状態に切換操作されたときに、遅延タイマ
25に設定されている遅延タイムT10の間、ポンプ16を継
続して運転させる機能を有し、設定値変更手段61は上記
ポンプ運転手段60によってポンプ16の運転状態が継続さ
れた後に、上記水位センサ14のそのときの圧力検出値を
湯はり完了時の設定水位に代えて新たな設定水位として
変更する機能を有している。また上記水位制御手段59
は、設定値変更手段61から設定値変更指令62が入力され
たときには、上記新たな設定水位に浴槽10の水位を制御
するようになされている。
次に上記基準値設定手段41及び水位設定手段44を有す
る湯はり制御手段23の水位制御プロセスを、第6図のフ
ローチャート図で説明する。まずステップS1で、第3図
の湯はりスイッチ26がON操作され、これに伴って次のス
テップS2で給湯弁35が開弁され、湯はりユニット30から
湯水20の供給が開始される。この後ステップS3でt1だけ
待機して次のステップS4に進み、ステップS4で上記三方
弁31を湯水供給状態に切換操作する。さらに次のステッ
プS5でt2の間だけ待機して、次のステップS6でポンプ16
の運転を開始する。そしてステップS7で初期水位V0を読
み込み、ステップS8で初期水位V0から上昇する水位Vを
検出する。そして次のステップS9で初期水位V0に所定の
上昇量Δvを加えた値より上記検出水位Vが大きくなっ
た場合(YES)には、水位が上昇を開始したと判断して
(第4図参照)、次のステップS10へ進み、NOの場合に
は上記ステップS8へ戻る。上記ステップS10では、上記
遅延タイマ25によってt3の間だけ待機した後に、次のス
テップS11で、水位センサ14のそのときの検出信号40を
基準レベルVBとして上記基準値設定手段41で決定する。
そしてステップS12へ進み、上記湯はりリモコン24に設
定されている基準差VXに基づいて、VB+VXである設定水
位VSを決定する。
上記ステップS12の後にはステップS13で、浴槽10の水
位VがステップS12で設定された設定水位VSに達してい
るか否かを判定して、水位Vが設定水位VSを超えたとき
(YES)には、ステップS14〜S18で遅延タイムt4、t5
設けてポンプ16、給湯弁35及び三方弁31を給湯停止処理
して初期状態に戻る。
このように上記基準値設定手段41と、水位判定手段44
との機能によって、設定水位VSは、上記検出信号40の基
準値に相当する水位の基準レベルVBに対する相対的な水
位VXで制御されることになり、水位センサ14の設置位置
の影響を受けずに、水位センサ14による水位制御を精度
良く行うことが可能になる。このため水位センサ14の設
置位置に起因する装置の取付上の制約がなくなり、装置
の設置自由度が向上する。
例えば第5a図に示すように、上記水位センサ14が上記
浴槽10への吸込配管11の接続部より大幅に低い位置に接
続されている場合にでも、第5図に示すように、VBを決
定した後は、上記と同様に水位制御を行うことが可能で
ある。
次に上記ポンプ運転手段60と、設定値変更手段61との
機能を第7図及び第8図で説明すると、第7図のステッ
プS19で湯はりスイッチ26がONされた後は、上記第6図
と同様の制御で水位が第8図のVSまで湯はりされること
になる。このとき上記三方弁31は湯水供給状態に切換え
られているので、配管11の三方弁31から浴槽10への接続
部との間には、空気が閉じ込められている可能性がある
ことになる。そして上記三方弁31が湯水供給停止状態に
切換操作されると、上記配管11内の空気は配管11外へ抜
け出し、このような空気の移動が発生すると、その前後
で水位センサ14の検出値が変動することになる。そこ
で、ステップS20で、水位Vが第8図の設定水位VSに達
した後には、ステップS21で給湯弁35と三方弁31とを給
湯停止処理して次のステップS22に進む。このステップS
22では上記空気が配管11の外に抜けてしまうまでの間、
上記遅延タイマ25で設定されている遅延タイムt10(例
えば90秒)の間は、次のステップS23へ進まずに待機し
てポンプ運転手段60によるポンプ16の運転状態を継続す
る。この間上記配管系17内の湯水20は、ポンプ16で強制
的に循環させられるので、この間に配管11内の空気が外
部へパージされることになる。そして次にステップS23
でポンプ16の運転を停止させた後に、ステップS24で上
記設定値変更手段61によって、設定水位VSを上記空気を
パージした状態でΔV1分だけ上昇した新たな設定水位
VS′に変更する。このため配管11の一部に閉じ込められ
ている空気が三方弁31の切換操作によって配管11外へ抜
けてしまい、上記切換操作の前後で水位センサ14に作用
する水頭圧が変動するような場合でも、三方弁31が切換
操作された後に、吸込配管11内の空気を強制的に抜いて
しまうことによって、上記した水頭圧の変動で水位セン
サ14の検出値が変動してしまい、これによりその後の水
位制御が精度良く行えなくなってしまうという不具合の
発生することがなくなり、水位センサ14で湯はり完了後
の水位制御を精度良く行うことが可能になる。特に配管
11内に滞留する空気量は、その途中におけるトラップの
有無、湯はり時の状況等によって大きく変動することに
なる訳であるが、上記制御を行うことにより、湯はり完
了後の水位制御における滞留空気の存在、及び存在量の
影響を大幅に低減し得ることになり、水位制御精度の向
上を図れると共に、必ず空気滞留の生じるような構成の
トラップを備えているような場合であっても、特別な対
策を講ずることなく適用可能である。
さらに上記残湯判定手段51と、停止手段53と、記憶手
段54との機能を第9図で説明する。第9図ではブレーカ
(図示せず)がON動作された後に、次のステップS30で
前回の運転時に設定した設定水位VS1に相当する水位セ
ンサ14の圧力検出値を、湯はり制御手段23が記憶手段54
から読み出す。そしてステップS31で湯はりスイッチ26
がONされた後は、上記第6図ステップS1〜S10までと同
様の水位制御を行い、ステップS32で基準レベルVBを決
定する。そして次のステップS33で湯はりスイッチ26のO
N操作から一定時間t6以内に水位が上昇して上記基準レ
ベルVBが決定された場合(YES)には、浴槽10に残湯が
あるので、上記と同様に水位制御を行うと、残湯分だけ
水位が高くなってしまうことになるため、上記記憶手段
54から読み出された設定水位VS1を新たな設定水位VS
して停止手段53で水位制御を行う。そしてステップS35
以後では、ステップS36で、水位Vが第8図の設定水位V
Sに達した後、ステップS37で給湯弁35と三方弁31とを給
湯停止処理して次のステップS38に進む。このステップS
38以後では、第7図の場合と同様に、上記空気が配管11
の外に抜けてしまうまでの間、上記遅延タイマ25で設定
されている遅延タイムt10間は次のステップS39へ進まず
に待機してポンプ運転手段60によるポンプ16の運転状態
を継続すると共に、ステップS40で新たな設定水位VS
を記憶手段55に記憶させて、記憶データを更新してお
く。また上記ステップS33でNOの場合には残湯がないの
て、ステップS34で上記ステップS12と同様に水位を制御
する。
以上のように残湯信号50が停止手段53に入力されたと
きには、水位センサ14の検出値に基づいて停止手段53
が、残湯がある場合には記憶手段55から前回の運転時に
設定した水位に相当する水位センサ14の圧力検出値を呼
び出して、湯水供給手段30へ停止指令43を出力し、湯水
供給を停止して湯水20がオーバーフローしてしまうのを
防止する。このとき前回の運転時の圧力検出値を仮圧力
定数値として利用するので、浴槽10の水位が前回運転時
の水位に制御されることになり、一層便利である。以上
にこの発明の風呂システムの具体的な実施例について説
明したが、この発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、この発明の範囲内で種々変更して実施することが
可能である。例えばポンプ運転手段は、ポンプ運転状態
を保持する遅延タイマ25で設定される遅延タイマの間に
ポンプ16を運転する場合に限らず、三方弁31が切換操作
された後に強制的にポンプ16を再起動するようにしても
よい。
(発明の効果) 上記したように第1請求項の風呂システムにおいて
は、基準値と水位センサの圧力検出値との差が基準差に
達したときに浴槽の水位が設定水位に達したとして水位
判定手段の停止指令で湯水供給手段の湯水供給作動を停
止させ、水位を設定水位に制御することができる。この
ため水位センサの配管への接続位置が変更されても、浴
槽の水位は上記接続位置変更の影響を受けずに、常に所
望の水位に制御されることになり、圧力センサの接続位
置に起因する設置上の制約を解消できると共に、流量セ
ンサを不要にして圧力センサだけで水位制御を行うこと
ができる。また配管内に滞留する空気量は、その途中に
おけるトラップの有無、湯はり時の状況等によって大き
く変動することになる訳であるが、上記制御を行うこと
により、湯はり時の水位制御における滞留空気の存在、
及び存在量の影響を大幅に低減し得ることになり、水位
制御精度の向上を図れる。
また仮圧力定数値を記憶手段に記憶し、残湯信号が停
止手段に入力されたときには、水位センサの検出値が、
仮圧力定数値に達したときに湯水供給手段へ停止手段が
作動停止指令を出力するようにしてあるので、浴槽に残
湯がある場合にも、基準値信号が残湯の水頭圧分だけ増
加することに起因する設定水位の上昇を防止して、浴槽
の水位を正確に制御できることになる。この際浴槽の水
位が前回運転時の水位に制御されることになり、一層便
利である。
またさらに三方弁が湯水供給停止状態に切換操作され
たときには、ポンプ運転手段でポンプを強制的に運転し
て湯水循環配管系内の湯水を流通させ、配管内の空気を
抜いてしまうことができ、ポンプが運転された後には設
定値変更手段で上記水位センサの圧力検出値を、湯はり
後の水位制御時の新たな設定水位に変更する。このため
配管の一部に閉じ込められている空気が三方弁の切換操
作によって配管外へ抜けてしまい、上記切換操作の前後
で水位センサに作用する水頭圧が変動するような場合で
も、上記切換操作の前後に発生する水位センサの検出値
の変動に起因する湯はり後の水位制御時の精度低下が防
止できる。特に配管内に滞留する空気量は、その途中に
おけるトラップの有無、湯はり時の状況等によって大き
く変動することになる訳であるが、上記制御を行うこと
により、湯はり完了後の水位制御における滞留空気の存
在、及び存在量の影響を大幅に低減し得ることになり、
水位制御精度の向上を図れると共に、必ず空気滞留の生
じるような構成のトラップを備えているような場合であ
っても、特別な対策を講ずることなく適用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の構成を示す機能ブロック図、第2図
はこの発明の実施例の配管系統図、第3図は同じく制御
系の概略ブロック図、第4図、第5図は時間に対する浴
槽の水位の変化を示すグラフ、第5a図は第5図の特性を
示す水位センサの配置を示す構造略図、第6図は相対的
な差圧による水位制御のフローチャート図、第7図は配
管内の空気をパージする場合のフローチャート図、第8
図は配管内の空気をパージする場合の時間に対する浴槽
の水位の変化を示すグラフ、第9図は残湯がある場合の
水位制御のフローチャート図、第10図(a)(b)
(c)は従来例の問題点を説明するための模式図であ
る。 10……浴槽、11……吸込配管、12……戻り配管、16……
ポンプ、30……湯はりユニット(湯水供給手段)、41…
…基準値設定手段、44……水位判定手段、51……残湯判
定手段、53……停止手段、55……記憶手段、60……ポン
プ運転手段、61……基準値変更手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 啓哉 滋賀県草津市岡本町字大谷1000番地の2 ダイキン工業株式会社滋賀製作所内 (72)発明者 松本 隆幸 滋賀県草津市岡本町字大谷1000番地の2 ダイキン工業株式会社滋賀製作所内 (56)参考文献 特開 平2−219952(JP,A) 特開 平1−314843(JP,A) 特開 平1−247944(JP,A) 特開 平1−225859(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴槽(10)と、浴槽(10)へ湯水(20)を
    供給する湯水供給手段(30)と、浴槽(10)に接続され
    る配管(11)と、この配管(11)内の湯水(20)の圧力
    を検出する水位センサ(14)とを有し、上記配管(11)
    は浴槽(10)の側壁の所定高さ位置に接続すると共に、
    湯水循環配管系(17)の吸込側を構成し、この湯水循環
    配管系(17)の途中には湯水(20)を循環させるポンプ
    (16)を介設すると共に、さらに配管(11)の途中には
    三方弁(31)を介して湯水供給手段(30)を接続し、三
    方弁(31)は、その湯水供給時には湯水(20)を配管
    (11)の三方弁(31)より反浴槽部分に供給すると共
    に、配管(11)の三方弁(31)よりも浴槽(10)側の部
    分を閉鎖する一方、湯水供給停止時には上記配管(11)
    への湯水供給を停止すると共に、配管(11)を連通する
    ように切換可能に構成し、この三方弁(31)と浴槽(1
    0)との間の配管(11)に上記水位センサ(14)を介設
    した風呂システムであって、上記湯水供給手段(30)に
    よって浴槽(10)への湯水(20)の供給を開始した後に
    おいて、上記水位センサ(14)での圧力検出値が上昇を
    開始した直後の時点又は上昇開始後一定時間経過した時
    点での圧力検出値(40)を基準値として基準圧力信号
    (42)を出力する基準値設定手段(41)と、その後さら
    に湯水(20)を供給している状態において、上記基準圧
    力信号(42)と上記圧力検出値(40)との差が予め設定
    されている基準差に達したときに湯水供給を停止させる
    停止指令(43)を上記湯水供給手段(30)に出力する水
    位判定手段(44)とを備え、さらに水位センサ(14)の
    圧力検出値(40)と湯水供給手段(30)の湯水供給開始
    信号(49)とが入力され湯水供給開始後の所定時間内に
    圧力上昇が発生するときには残湯信号(50)を出力する
    残湯判定手段(51)と、前回運転時の設定水位に対応す
    る水位センサ(14)の圧力検出値を仮圧力定数値として
    記憶する記憶手段(55)と、上記残湯信号(50)が入力
    されたときには水位センサ(14)の圧力検出値が仮圧力
    定数値に達したときに上記湯水供給手段(30)へ停止指
    令(43)を出力する停止手段(53)とを備え、またさら
    に湯はり完了時の設定水位(VS)に基づいて、湯はり完
    了後にも上記湯水供給手段(30)の作動を制御して浴槽
    (10)の水位を設定水位(VS)に制御する水位制御手段
    (59)と、上記三方弁(31)が湯水供給停止状態に切換
    操作されたときにポンプ(16)を運転させるポンプ運転
    手段(60)と、ポンプ(16)が運転された後に上記水位
    センサ(14)の圧力検出値を新たな設定水位(VS′
    に変更する設定値変更手段(61)とを備えたことを特徴
    とする風呂システム。
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