JPH03230049A - 風呂システム - Google Patents

風呂システム

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JPH03230049A
JPH03230049A JP2025543A JP2554390A JPH03230049A JP H03230049 A JPH03230049 A JP H03230049A JP 2025543 A JP2025543 A JP 2025543A JP 2554390 A JP2554390 A JP 2554390A JP H03230049 A JPH03230049 A JP H03230049A
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bathtub
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level sensor
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Mitsuaki Uchida
光陽 内田
Hiroyuki Sagawa
狭川 弘之
Junichi Onishi
順一 大西
Hiroya Satou
佐藤 啓哉
Takayuki Matsumoto
隆幸 松本
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、浴槽の水位を制御するようにした風呂シス
テムに関するものである。
(従来の技術) この種の風呂システムの従来例としては、特開昭63−
58057号を挙げることができる。この従来例では、
風呂回路の給湯路の途中に圧力センサ及び流量センサを
接続し、圧力センサからの出力に基づいて浴槽の水位を
検出して浴槽の水位を制御すると共に、流量センサから
の出力に基づいて湯水の最大供給量を制限するようにな
されている。
また水位センサを浴槽に直接取付けた場合の先行技術が
特開昭59−74453号に開示されている。
(発明が解決しようとする課B) しかしながら上記従来例では、圧力センサの給湯路への
接続位置が高さ方向に変更されると、圧力センサと浴槽
との間の高低差が変わることになる。このように圧力セ
ンサの接続位置が高さ方向に変更されると、上記水頭圧
の変動によって圧力センサの検出値もそれに応じて変動
することになることから、圧力センサを所定の接続位置
に正確に配置しなければならない。また上記したように
圧力センサで所定水位に制御できない場合のハックアッ
プとして、流量センサによって湯水の最大供給量を制限
してオーバーフローが発生するのを防止する必要も生じ
る。
この発明は上記従来の問題を解消するためになされたも
のであって、その目的は、圧力センサの給湯路への接続
位置にかかわらず浴槽の水位を正確に制御でき、圧力セ
ンサの接続位置に起因する設置上の制約を解消できる風
呂システムを提供することにある。
また浴槽に残存する残湯や、配管中に残存する空気が水
位制御に及ぼす影響を低減し得る風呂システムを提供す
ることもこの発明の目的である。
(課題を解決するための手段) そこで第1請求項の風呂システムにおいては、浴槽10
と、浴槽10の湯水20を供給する湯水供給手段30と
、浴槽10に接続される配管11と、この配管ll内の
湯水20の圧力を検出する水位センサ14とを有する風
呂システムであって、上記水位センサ14から入力され
る検出信号40の特定時点を基準値として基準値信号4
2を出力する基準値設定手段4lと、この基準値信号4
2と上記検出信号40との差を検出し、この差が予め設
定されている基準差に達したときに湯水供給を停止させ
る停止指令43を上記湯水供給手段30に出力する水位
判定手段44とを備えている。
また第2請求項の風呂システムにおいては、上記配管1
1は浴槽10の側壁の所定高さ位置に接続され、さらに
水位センサ14の検出信号40と湯水供給手段30の湯
水供給開始信号49とが入力され湯水供給開始後の所定
時間内に圧力上昇が発生するときには残湯信号50を出
力する残湯判定手段51と、上記浴槽10の最高水位に
対応する水位センサ14の最高圧力値以内で仮に設定さ
れている仮圧力定数値を記憶する記憶手段55と、上記
残湯信号50が入力されたときには水位センサ14の圧
力検出値が仮圧力定数値に達したときに上記湯水供給手
段30へ停止指令43を出力する停′止手段53とを備
えている。
さらに第3請求項の風呂システムにおいては、記憶手段
55が前回運転時の設定水位に対応する水位センサ14
の圧力検出値を仮圧力定数値として記憶している。
またさらに第4請求項の風呂システムにおいては、上記
配管11は浴槽10に接続する湯水循環配管系17の吸
込側を構成し、この湯水循環配管系17の途中には湯水
20を循環させるポンプ16を介設すると共に、さらに
配管11の途中には三方弁31を介して湯水供給手段3
0を接続し、三方弁31は、その湯水供給時には湯水2
0を配管11の三方弁31より反浴槽側部分に供給する
と共に、配管11の三方弁31よりも浴槽10例の部分
を閉鎖する一方、湯水供給停止時には上記配管11への
湯水供給を停止すると共に、配管11を連通ずるように
切換可能に構成し、この三方弁31と浴槽10との間の
配管11に上記水位センサ14を介設して成り、さらに
湯はり完了時の設定水位■、に基づいて、湯はり完了後
にも上記湯水供給手段30の作動を制御して浴槽10の
水位を設定水位■、に制御する水位制御手段59と、上
記三方弁31が湯水供給停止状態に切換操作されたとき
にポンプ16を運転させるポンプ運転手段60と、ポン
プ16が運転された後に上記水位センサ14の圧力検出
値を新たな設定水位v3′に変更する設定値変更手段6
1を備えている。
(作用) 上記第1請求項においては、湯水供給手段30から供給
される湯水20を浴槽10に貯溜することによって浴槽
10の水位が次第に上昇すると、水位の上昇による配管
11内の圧力上昇が発生し、これと共に検出信号40の
信号レベルも上昇する。
そして検出信号40の特定時点での信号レベルを基準値
として基準値設定手段41が決定し、そのときに基準値
信号42を出力する。上記基準値設定手段41から基準
値信号42が出力された後に、さらに検出信号40の信
号レベルが上昇すると、上記基準値信号42と検出信号
40との差が発生することになる訳であるが、この差が
予め設定されている基準差に達したときに上記水位判定
手段44が停止指令43を湯水供給手段30に出力して
湯水20の供給を停止させるのである。
また上記第2請求項においては、浴槽10の側壁の所定
高さ位置に配管11が接続されているので、浴槽IOに
残湯がない状態では、湯水供給手段30が湯水20を供
給しても、浴槽10の水位がその接続位置に達するまで
は、配管11には湯水20が流れ込まず、水位センサ1
4による検出信号40に変動は生しない。一方浴槽10
に残湯がある場合には、残湯の分だけ浴槽10の水位が
高いので、湯水供給手段30から湯水供給が開始された
後、所定時間内に、水位センサ14が圧力上昇を検出す
ることになる訳で、この場合には、残湯がある状態であ
るとして、残湯判定手段51から残湯信号50を出力す
る。残湯があるときには、残湯の水頭正分が水位センサ
14の基準値信号42に上乗せされることになり、第1
請求項のような制御では、上記基準値信号42が残湯の
水頭正分だけ変動することになり、正確な水位制御が困
難になる。このため上記浴槽IOの最高水位に相当する
水位センサ14の最高圧力値以内で仮に設定されている
仮圧力定数値を記憶手段55に記憶しておき、残湯信号
50が停止手段53に入力されたときには、水位センサ
14の検出信号40が記憶手段55から読み出される仮
圧力定数値に達したときに停止手段53が上記湯水供給
手段30へ停止指令43を出力して湯水供給を停止する
さらに第3請求項においては、残湯がある場合には、記
憶手段55から前回運転時の設定水位に対応する水位セ
ンサ14の圧力検出値を読み出して、その圧力検出値を
仮圧力定数値として利用するので、浴槽10の水位が前
回運転時の水位に制御されることになり、−層便利であ
る。
またさらに第4請求項においては、浴槽10が空の状態
から湯はりする場合には、配管11の三方弁31よりも
浴槽10例の部分が三方弁31で閉塞されているので、
その部分に空気が閉じ込められることになる。−力場は
り完了後に、三方弁31を湯水供給停止状態に切り換え
ると、上記配管11が連通ずるので、上記湯はり時に閉
じ込められていた空気が配管11外に抜けることになる
このため上記のように三方弁31が切換操作される場合
には、その前後で空気が配管11外へ抜ける分だけ水位
センサ14の検出信号40が変動することになる。そこ
でポンプ運転手段60によってポンプ16が運転された
後に、そのときの水位センサ14の圧力検出値を新たな
設定水位■5に変更し、それ以後の水位制御を、この新
たな設定水位■、° に基づいて行う。このため配管1
1の一部に閉じ込められている空気が三方弁31の切換
操作によって配管11外へ抜けてしまうような場合でも
、水位センサ14の圧力検出信号40に基づく水位制御
手段59の水位制御が正確に行えることになる。特に配
管11内に滞留する空気量は、その途中におけるトラッ
プの有無、湯はり時の状況等によって大きく変動するこ
とになる訳であるが、上記制御を行うことにより、湯は
り完了後の水位制御における滞留空気の存在、及び存在
量の影響を大幅に低減し得ることになり、水位制御精度
の向上を図れると共に、必ず空気滞留の生じるような構
成のトラップを備えているような場合であっても、特別
な対策を講することなく通用可能である。
(実施例) 次にこの発明の風呂システムをヒートポンプで熱源を構
成した場合の具体的な実施例について、図面を参照しつ
つ詳細に説明する。
まず第2図を参照して、風呂システムの配管系統を説明
する。第2図において、10は浴槽であって、この浴槽
IOには、湯水20が貯溜されており、浴槽10の側壁
下部の所定高さ位置には吸込配管11の一端部が接続し
ている。吸込配管11には、詳しくは後述する湯はりユ
ニット(湯水供給手段)30、水位センサ14及びポン
プ16が接続されており、吸込配管11の他端部は風呂
用熱交換器13に接続されている。この吸込配管11の
浴槽10への接続部近傍には、戻り配管12の一端部が
接続しており、戻り配管12の他端部は上記風呂用熱交
換器13に接続し、これらの吸込配管11から戻り配管
I2へ循環する経路で湯水循環配管系17が構成されて
いる。そして上記風呂用熱交換器13には圧縮機等を内
蔵する室外機18が、冷媒配管15で接続されており、
この室外機18から風呂用熱交換器13へ冷媒を循環さ
せる熱源としてのヒートポンプが構成されている。なお
このヒートポンプの代わりに、熱源としてガス等を利用
することもできる。
上記湯はりユニット30は、吸込配管11に湯水(湯又
は水のこと、以下同じ)20を供給する機能を有してお
り、この湯はりユニット30から供給された湯水20は
ポンプ16、風呂用熱交換器13を介して戻り配管12
を通過し、浴槽IOへ流入するようになされている。上
記吸込配管11の水位センサ14とポンプ16との間に
は三方弁31が介設されており、三方弁31には連結配
管32の下端部が接続している。この三方弁31は、そ
の湯水供給時には、配管11の三方弁31より反浴槽側
部分に湯水20を供給すると共に、配管11の三方弁3
1よりも浴槽10例の部分を閉鎖する一方、湯水供給停
止時には、上記配管11への湯水供給を停止すると共に
、配管11を連通ずるように切換可能に構成されている
。上記水位センサ14は、吸込配管11内の圧力を検出
して検出信号40を出力する機能を有している。上記連
結配管32の上端部にはホッパー33が接続しており、
ホッパー33には配管34の開口端部から湯水20が供
給されるようになされている。
この配管34の途中には給湯弁35が介設されており、
配管34の他端はミキシングバルブ36に接続している
。このミキシングバルブ36には、配管37.38が接
続しており、一方の配管38には上記風呂用熱交換器1
3又は別の熱交換器を利用して加熱された湯が供給され
ており、他方の配管37には水道配管から水道水が供給
されている。
次に運転制御系について、第3図を参照して説明する。
まず上記湯水循環配管系17のポンプ16は保温リモコ
ン(図示せず)からの指令信号に基づいて、循環配管系
制御手段19でその運転、停止が切換制御されており、
上記室外機18の室外制御手段21と循環配管系制御手
段19とは両者間の信号伝送のための信号ライン22で
接続されている。一方上記湯はりユニット30で浴槽1
0の水位を制御するための湯はり制御手段23には、湯
はりリモコン24からの指令信号29及び水位センサ1
4の検出信号40が入力されている。
この湯はりリモコン24には、浴槽10に湯はりするた
めの湯はりスイッチ26と、浴槽10の水位が低下した
ときに足し湯するための自動足し湯スイッチ27と、設
定水位を調整するための水位設定ボタン28.28とが
設けられている。また上記湯はり制御手段23には、運
転状態を切換制御するときに、所定の遅延時間を設定す
るための遅延タイマ25と、浴槽10の水位を制御する
ための水位制御手段59とが設けられている。上記湯は
り制御手段23は、指令信号29及び検出信号40に基
づいて水位制御手段59から出力される停止指令43及
び作動指令46によって上記三方弁31及び給湯弁35
を開閉制御する機能を有すると共に、ポンプ16の運転
、停止を制御するようになされている。
上記湯はり制御手段23は、さらに基準値設定手段41
と、水位判定手段44と、残湯判定手段51と、停止手
段53と、記憶手段55と、ポンプ運転手段60と、基
準値変更手段61とを有している。まず上記基準値設定
手段41は、水位センサ14の検出信号40が入力され
、変動する検出信号40の特定時点であるV、(第4図
、第5図)を基準値として、そのときに基準値信号42
を出力する機能を有するものである。水位判定手段44
は、上記基準値信号42と上記検出信号40とが入力さ
れ、上記基準値に対する湯水20の圧力の検出値の差を
検出し、この差が予め設定されている第4図、第5図の
■8に示すような基準差に達したときに上記水位制御手
段59に判定信号45を出力するようになされている。
そして水位制御手段59は、判定信号45が入力された
ときには、湯水供給を停止させる停止指令43を、上記
湯はりユニット30の給湯弁35、三方弁31及びポン
プ16にそれぞれ出力して給湯弁35を閉弁させると共
に、三方弁31を湯水供給停止状態に切換え、ポンプ1
6の運転を停止させる機能を有している。
上記残湯判定手段51は、水位センサ14の検出信号4
0と、湯はりユニット30からの湯水供給開始信号50
とが入力され、湯水供給開始後の所定時間内に圧力上昇
が発生するときには残湯信号50を出力する機能を有し
ている。さらに記憶手段55は、上記浴槽10の最高水
位に相当する水位センサ14の最高圧力値以内で仮に設
定されている仮圧力定数値として、前回の運転時に設定
した水位に相当する水位センサ14の圧力検出値を仮圧
力定数値として記憶する機能を有している。
そして停止手段53は、上記残湯信号50が入力された
ときには、記憶手段55から上記板圧力設定値を読み出
し、水位センサ14の圧力検出値が仮圧力定数値に達し
たときに上記水位制御手段59へ湯はりユニット30の
湯水供給を停止させるための作動停止指令52を出力す
る停止手段53とを備えている。上記水位制御手段59
は作動停止指令52が人力されたときには停止指令43
を出力するようになされている。
またさらに上記ポンプ運転手段60は、上記三方弁31
が湯水供給停止状態に切換操作されたときに、遅延タイ
マ25に設定されている遅延タイムT1゜の間、ポンプ
16を継続して運転させる機能を有し、設定値変更手段
61は上記ポンプ運転手段60によってポンプ16の運
転状態が継続された後に、上記水位センサ14のそのと
きの圧力検出値を湯はり完了時の設定水位に代えて新た
な設定水位として変更する機能を有している。また上記
水位制御手段59は、設定値変更手段61から設定値変
更指令62が入力されたときには、上記新たな設定水位
に浴槽10の水位を制御するようになされている。
次に上記基準値設定手段41及び水位設定手段44を有
する湯はり制御手段23の水位制御プロセスを、第6図
のフローチャート図で説明する。
まずステップS1で、第3図の湯はりスイッチ26がO
N操作され、これに伴って次のステップS2で給湯弁3
5が開弁され、湯はりユニット30から湯水20の供給
が開始される。この後ステップs3で1、たけ待機して
次のステップS4に進み、ステップS4で上記三方弁3
1を湯水供給状態に切換操作する。さらに次のステップ
S5でt2の間だけ待機して、次のステップS6でポン
プ16の運転を開始する。
そしてステップS7で初期水位■。を読み込み、ステッ
プS8で初期水位V。から上昇する水位■を検出する。
そして次のステップS9で初期水位■。に所定の上昇量
Δ■を加えた値より上記検出水位Vが大きくなった場合
(YES )には、水位が上昇を開始したと判断して(
第4図参暇)、次のステップSIOへ進み、N□の場合
には上記ステップS8へ戻る。上記ステップS10では
、上記遅延タイマ25によってt3の間だけ待機した後
に、次のステップSllで、水位センサ14のそのとき
の検出信号40を基準レベル■6として上記基準値設定
手段41で決定する。そしてステップS12へ進み、上
記湯はりリモコン24に設定されている基準差■、に基
づいて、V、+VXである設定水位V5を決定する。
上記ステップ512の後にはステップS13で、浴槽1
0の水位■がステップ512で設定された設定水位■5
に達しているか否かを判定して、水位■が設定水位V5
を超えたとき(YES )には、ステップ514〜31
8で遅延タイムt4、t、を設けてポンプ16、給湯弁
35及び三方弁31を給湯停止処理して初期状態に戻る
このように上記基準値設定手段41と、水位判定手段4
4との機能によって、設定水位■5は、上記検出信号4
00基準値に相当する水位の基準レベル■6に対する相
対的な水位■8で制御されることになり、水位センサ1
4の設置位置の影響を受けずに、水位センサ14による
水位制御を精度良く行うことが可能になる。このため水
位センサ14の設置位置に起因する装置の取付上の制約
がなくなり、装置の設置自由度が向上する。
例えば第5allDに示すように、上記水位センサ14
が上記浴槽10への吸込配管11の接続部より大幅に低
い位置に接続されている場合にでも、第5図に示すよう
に、■8を決定した後は、上記と同様に水位制御を行う
ことが可能である。
次に上記ポンプ運転手段60と、設定値変更手段61と
の機能を第7図及び第8図で説明すると、第7回のステ
ップ519で湯はりスイッチ26がONされた後は、上
記第6図と同様の制御で水位が第8図の■、まで湯はり
されることになる。このとき上記三方弁31は湯水供給
状態に切換えられているので、配管11の三方弁31か
ら浴槽10への接続部との間には、空気が閉し込められ
ている可能性があることになる。そして上記三方弁31
が湯水供給停止状態に切換操作されると、上記配管11
内の空気は配管ll外へ抜は出し、このような空気の移
動が発生すると、その前後で水位センサ14の検出値が
変動することになる。そこで、ステップS20で、水位
Vが第8図の設定水位■5に達した後には、ステップS
21で給湯弁35と三方弁31とを給湯停止処理して次
のステップS22に進む。このステップS22では上記
空気が配管11の外に抜けてしまうまでの間、上記遅延
タイマ25で設定されている遅延タイムLo  (例え
ば90秒)の間は、次のステップ523へ進まずに待機
してポンプ運転手段60によるポンプ16の運転状態を
継続する。この間上記配管系I7内の湯水20は、ポン
プ16で強制的に循環させられるので、この間に配管l
l内の空気が外部ヘパージされることになる。そして次
にステップS23でポンプ16の運転を停止させた後に
、ステップS24で上記設定値変更手段61によって、
設定水位■5を上記空気をパージした状態でΔVI分だ
け上昇した新たな設定水位■8° に変更する。このた
め配管11の一部に閉じ込められている空気が三方弁3
1の切換操作によって配管11外へ抜けてしまい、上記
切換操作の前後で水位センサ14に作用する水頭圧が変
動するような場合でも、三方弁31が切換操作された後
に、吸込配管11内の空気を強制的に抜いてしまうこと
によって、上記した水頭圧の変動で水位センサ14の検
出値が変動してしまい、これによりその後の水位制御が
精度良く行えなくなってしまうという不具合の発生する
ことがなくなり、水位センサ14で湯はり完了後の水位
制御を精度良く行うことが可能になる。特に配管lI内
に滞留する空気量は、その途中におけるトランプの有無
、湯はり時の状況等によって大きく変動することになる
訳であるが、上記制御を行うことにより、湯はり完了後
の水位制御における滞留空気の存在、及び存在量の影響
を大幅に低減し得ることになり、水位制御精度の向上を
図れると共に、必ず空気滞留の生じるような構成のトラ
ップを備えているような場合であっても、特別な対策を
講することなく適用可能である。
さらに上記残湯判定手段51と、停止手段53と、記憶
手段54との機能を第9図で説明する。
第9図ではブレーカ(図示せず)がON動作された後に
、次のステップS30で前回の運転時に設定した設定水
位Vslに相当する水位センサ14の圧力検出値を、湯
はり制御手段23が記憶手段54から読み出す。そして
ステップS31で湯はりスイッチ26がONされた後は
、上記第6図ステップ31〜510までと同様の水位制
御を行い、ステップS32で基準レヘルVBを決定する
。そして次のステップS33で湯はりスイッチ26のO
N操作から一定時間t6以内に水位が上昇して上記基準
レベルvBが決定された場合(YES )には、浴槽l
oに残湯があるので、上記と同様に水位制御を行うと、
残湯分だけ水位が高くなってしまうことになるため、上
記記憶手段54から読み出された設定水位vsIを新た
な設定水位V5として停止手段53で水位制御を行う。
そしてステップS35以後では、ステップS36で、水
位Vが第8図の設定水位v5に達した後、ステップS3
7で給湯弁35と三方弁31とを給湯停止処理して次の
ステップ538に進む。
このステップ338以後では、第7図の場合と同様に、
上記空気が配管11の外に抜けてしまうまでの間、上記
遅延タイマ25で設定されている遅延タイムt10間は
次のステップS39へ進まずに待機してポンプ運転手段
60によるポンプ16の運転状態を継続すると共に、ス
テップs4oで新たな設定水位■5°を記憶手段55に
記憶させて、記憶データを更新しておく。また上記ステ
ップ533でNOの場合には残湯がないので、ステップ
S34で上記ステップ512と同様に水位を制御する。
以上のように残湯信号50が停止手段53に入力された
ときには、水位センサ14の検出値に基づいて停止手段
53が、残湯がある場合には記憶手段55から前回の運
転時に設定した水位に相当する水位センサ14の圧力検
出値を呼び出して、湯水供給手段30へ停止指令43を
出力し、湯水供給を停止して湯水20がオーバーフロー
してしまうのを防止する。このとき前回の運転時の圧力
検出値を仮圧力定数値として利用するので、浴槽10の
水位が前回運転時の水位に制御されることになり、−層
便利である。上記板圧力検出値は上記したような前回運
転時の設定水位である場合に限らず、上記浴槽10の最
高水位に相当する水位センサ14の最高圧力値以内で仮
に設定されている仮圧力定数値を使用することもできる
以上にこの発明の風呂システムの具体的な実施例につい
て説明したが、この発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施するこ
とが可能である。例えば上記実施例においては、水位セ
ンサ14が接続される吸込配管11を湯水循環配管系1
7の一部としているが、少なくとも浴槽10の湯水20
の圧力を水位センサ14に導けるものであれば、他の配
管でもよい。またポンプ運転手段は、ポンプ運転状態を
保持する遅延タイマ25で設定される遅延タイムの間に
ポンプ16を運転する場合に限らず、三方弁31が切換
操作された後に強制的にポンプ16を再起動するように
してもよい。
(発明の効果) 上記したように第1請求項の風呂システムにおいては、
基準値と水位センサの検出信号との差が基準差に達した
ときに浴槽の水位が設定水位に達したとして水位判定手
段の停止指令で湯水供給手段の湯水供給作動を停止させ
、水位を設定水位に制御することができる。このため水
位センサの配管への接続位置が変更されても、浴槽の水
位は上記接続位置変更の影響を受けずに、常に所望の水
位に制御されることになり、圧力センサの接続位置に起
因する設置上の制約を解消できると共に、流量センサを
不要にして圧力センサだけで水位制御を行うことができ
る。
また第2請求項においては、上記浴槽の最高水位に相当
する水位センサの最高圧力値以内で仮に設定されている
仮圧力定数値を記憶手段に記憶し、残湯信号が停止手段
に人力されたときには、水位センサの検出値が、仮圧力
定数値に達したときに湯水供給手段へ停止手段が作動停
止指令を出力するようにしであるので、浴槽に残湯があ
る場合にも、基準値信号が残湯の水頭正分だけ増加する
ことに起因する設定水位の上昇を防止して、浴槽の水位
を正確に制御できることになる。
さらに第3請求項においては、残湯がある場合に、浴槽
の水位が前回運転時の水位に制御されることになり、−
層便利である。
またさらに第4請求項においては、三方弁が湯水供給停
止状態に切換操作されたときには、ポンプ運転手段でポ
ンプを強制的に運転して湯水循環配管系内の湯水を流通
させ、配管内の空気を抜いてしまうことができ、ポンプ
が運転された後には設定値変更手段で上記水位センサの
圧力検出値を、湯はり後の水位制御時の新たな設定水位
に変更する。このため配管の一部に閉じ込められている
空気が三方弁の切換操作によって配管外へ抜けてしまい
、上記切換操作の前後で水位センサに作用する水頭圧が
変動するような場合でも、上記切換操作の前後に発生す
る水位センサの検出値の変動に起因する湯はり後の水位
制御時の精度低下が防止できる。特に配管内に滞留する
空気量は、その途中におけるトラップの有無、湯はり時
の状況等によって大きく変動することになる訳であるが
、上記制御を行うことにより、湯はり完了後の水位制御
における滞留空気の存在、及び存在量の影響を大幅に低
減し得ることになり、水位制御精度の向上を図れると共
に、必ず空気滞留の生しるような構成のトラップを備え
ているような場合であっても、特別な対策を講すること
なく通用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の構成を示す機能ブロンク区第2図は
この発明の実施例の配管系統図、第3認は同じく制御系
の概略ブロック図、第4図、第5図は時間に対する浴槽
の水位の変化を示すグラフ第5a図は第5図の特性を示
す水位センサの配置を示す構造略図、第6図は相対的な
差圧による水イΦ制御のフローチャート図、第7図は配
管内の空気をパージする場合のフローチャート図、第8
図は配管内の空気をパージする場合の時間に対する浴槽
の水位の変化を示すグラフ、第9図は残湯がある場合の
水位制御のフローチャート図である。 10・・・浴槽、11・・・吸込配管、12・・・戻り
配管、16・・・ポンプ、30・・・湯はりユニット(
湯水供給手段)、41・・・基準値設定手段、44・・
・水位判定手段、51・・・残湯判定手段、53・・・
停止手段、55・・・記憶手段、60・・・ポンプ運転
手段、61・・・基準値変更手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、浴槽(10)と、浴槽(10)へ湯水(20)を供
    給する湯水供給手段(30)と、浴槽(10)に接続さ
    れる配管(11)と、この配管(11)内の湯水(20
    )の圧力を検出する水位センサ(14)とを有する風呂
    システムであって、上記水位センサ(14)から入力さ
    れる検出信号(40)の特定時点を基準値として基準値
    信号(42)を出力する基準値設定手段(41)と、こ
    の基準値信号(42)と上記検出信号(40)との差が
    予め設定されている基準差に達したときに湯水供給を停
    止させる停止指令(43)を上記湯水供給手段(30)
    に出力する水位判定手段(44)とを備えて成ることを
    特徴とする風呂システム。 2、上記配管(11)は浴槽(10)の側壁の所定高さ
    位置に接続され、さらに水位センサ(14)の検出信号
    (40)と湯水供給手段(30)の湯水供給開始信号(
    49)とが入力され湯水供給開始後の所定時間内に圧力
    上昇が発生するときには残湯信号(50)を出力する残
    湯判定手段(51)と、上記浴槽(10)の最高水位に
    対応する水位センサ(14)の最高圧力値以内で仮に設
    定されている仮圧力定数値を記憶する記憶手段(55)
    と、上記残湯信号(50)が入力されたときには水位セ
    ンサ(14)の圧力検出値が仮圧力定数値に達したとき
    に上記湯水供給手段(30)へ停止指令(43)を出力
    する停止手段(53)とを備えて成ることを特徴とする
    第1請求項記載の風呂システム。 3、記憶手段(55)が前回運転時の設定水位に対応す
    る水位センサ(14)の圧力検出値を仮圧力定数値とし
    て記憶していることを特徴とする第2請求項記載の風呂
    システム。4、上記配管(11)は浴槽(10)に接続
    する湯水循環配管系(17)の吸込側を構成し、この湯
    水循環配管系(17)の途中には湯水(20)を循環さ
    せるポンプ(16)を介設すると共に、さらに配管(1
    1)の途中には三方弁(31)を介して湯水供給手段(
    30)を接続し、三方弁(31)は、その湯水供給時に
    は湯水(20)を配管(11)の三方弁(31)より反
    浴槽側部分に供給すると共に、配管(11)の三方弁(
    31)よりも浴槽(10)側の部分を閉鎖する一方、湯
    水供給停止時には上記配管(11)への湯水供給を停止
    すると共に、配管(11)を連通するように切換可能に
    構成し、この三方弁(31)と浴槽(10)との間の配
    管(11)に上記水位センサ(14)を介設して成り、
    さらに湯はり完了時の設定水位(V_s)に基づいて、
    湯はり完了後にも上記湯水供給手段(30)の作動を制
    御して浴槽(10)の水位を設定水位(V_s)に制御
    する水位制御手段(59)と、上記三方弁(31)が湯
    水供給停止状態に切換操作されたときにポンプ(16)
    を運転させるポンプ運転手段(60)と、ポンプ(16
    )が運転された後に上記水位センサ(14)の圧力検出
    値を新たな設定水位(V_s’)に変更する設定値変更
    手段(61)とを備えたことを特徴とする第1請求項記
    載の風呂システム。
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