JP2539125B2 - 澱粉を基礎とする腐食性の肉薄成形体の製造方法 - Google Patents
澱粉を基礎とする腐食性の肉薄成形体の製造方法Info
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Description
の下の型半分の上に澱粉を基礎とするベーキング材料を
導入し、閉じたその型を加熱することによって成形体を
焼成しそして次いで、焼成された生成物を状態調節をす
ることによって、腐食性の肉薄成形体を製造する方法並
びに上記ベーキング材料に関する。
る:コップ状物、皿、ファースト・フード用包装材、包
装用充填材、いわゆるトレー、紙−あるいは厚紙状薄板
および帯状物−例えばボンボン容器中の充填用薄板−ま
たは塊状の充填物を安全にする為にまたは充填の目的の
為の複合材料の為の基本材料として、例えば合成樹脂と
の組合せで役立つ多かれ少なかれ規格どおりに形成され
た小さい物質、例えば充填された物質を衝撃に対して安
全を保証する為の−公知の発泡スチロールの様な−充填
材として役立つ。
用途の場合に未だ破断−および引裂耐久性がありそして
もう一方では通例のワッフル焼成自動機械(例えば米国
特許第4,438,685号明細書、同第4,648,314号明細書、お
よびドイツ特許出願公開第3,346,970号明細書参照)の
上の二つの型半分の間で更に焼くことのできる壁厚を意
味する。
いは紙より成りそしてそれを製造する為の基本材料とし
て石油あるいは木材がある。迅速に再生する植物性原
料、例えば澱粉−または油を提供する植物は、別の意味
では充填材料とも称され得る製品の製造の為の主要原料
としては未だ使用されない。世界的に、今日、例えば澱
粉並びに植物油および−油脂が食物需要を超えて工業原
料として使用されている。
−または架橋反応によって強化された構造を、焼いた物
品の−例えばパンの皮−で知られている如く、形成し得
る興味ある原料である。
ル(Flachwaffeln)、ウエファース〕、紙袋、コップ状
物等の状態で製造される食用ワッフルを用いて、包装機
能を持つ製品、例えばアイスの為のそれが存在するが、
それの代表的性質、即ち堅いが欠けやすく、砕けやす
く、脆弱で、湿気に敏感で、酸化され易くそして安定性
および被包装物の保護機能に関して沢山の本質的要求が
満足できていない。
れる色々な処方によって行われる〔例えばドイツ特許第
1,782,502号明細書、同第2,929,496号明細書、同第3,23
9,871号明細書、P.E.−Pritchard、A.H.Emery、D.J.Ste
vens(1975)、The Influence of Ingredients on
the Properties of Wafer Sheets(シート状ワッ
フルの性質への混合成分の影響)、FMBRA Report No.
66、D.J.R.Manley、Technology of biscuits,crakers
and cookies(ビスケット、クラッカーおよびクッキ
ーの技術)、Ellis Horwood Limited、1983、第222頁
以降、E.Winter、CCB Rev.Chocolate、Confectionary
& Baking、5(3)、19;1980参照〕。
で最も重要な成分である小麦粉および水の他に、この生
成物を製造する為に重要である一連の少量成分が含まれ
ている。
(Natron)〕が穀粉使用量を基準として0.2〜0.8%の割
合で使用される。場合によってはその一部を炭酸水素ア
ンモニウムに交換するかまたは酵素を併用する。
するのを容易にする為に(離型剤)、穀粉使用量を基準
として1%〜3%の割合で脂肪/油を併用することが必
要である。この目的の為に酸化マグネシウムも同様に適
している。しかしながらこのものは、この物質の塩基特
性の為にベーキング製品の安定性と一緒に問題をもたら
し得る。
として使用されそして多量に使用した場合には同様に離
型剤とも見なすことができる。
由から使用されず、むしろベーキング型に焼き付くのを
避ける為に必要とされる。レシチンも同様に離型にプラ
スの作用を示し且つワッフル水性材料中に油/脂肪成分
を乳化させる。
粉、乳粉または大豆粉の添加物の全部または一部にしば
しば導入される。この様な添加物はその他にワッフルの
構造、色および味にも影響する。このことは場合によっ
ては使用される成分のサッカロースあるいはグリコース
(穀粉使用量を基準として0〜3%)にも言える。塩は
粉末を基準として0〜0.6%の割合で調味料として使用
される。
色剤がある。
ベーキング−プレート温度で約1.2〜3分焼かれる。
って生じそしてその結果、たとえ僅かであっても、脂肪
成分が非常に大きな面積に分配され、充填されていない
ワッフルの場合には非常に迅速に腐敗する。これは光お
よび空気中酸素で誘導される酸化脂肪分解に起因してお
り、数日乃至数週間の間に生じる。
する為には、小麦粉の代わりに一部または全部が澱粉材
料、例えば穀類−および馬鈴薯澱粉が使用される。この
場合には、ベーキング型に焼きつくのを避ける為に、離
型剤として、通例のワッフル用ベーキング材料に比較し
て大抵は高濃度で油/脂肪を同様に使用する必要がある
かまたはベーキング型の表面を特別に改善し、例えば研
磨するかおよび/またはコーティグしなければならな
い。場合によっては、ベーキング型の処理の為に、離型
用油、パラフィンまたはワックスが使用される。しかし
ながらこれは、水蒸気を放出する際に問題があり、しば
しば欠点のある成形生成物を生じさせる。
がもたらされる。
合水の導入およびベーキング工程でワッフル構造中での
それの架橋によって変質することによって、生成物の強
度およびテクスチャーに寄与する。
の部分的糊化が生成物への構造付与の際に重要な役割を
果たす。
合だけ進行する。僅かの水を使用する場合には、糊化温
度が最初に急激に上昇しそして糊化が結局、止まる。
の加熱によって上記の発生が増加し、使用できる水が急
激に減少するが、ワッフル生成物の弛みおよび多孔質構
造の形成の為には重要である。処方中の脂肪濃度を増や
せば増やす程、ますます多量の澱粉粒子が脂肪で被覆さ
れそしてこの疎水性成分が蒸発を困難にし、時々不均一
な弛みおよびベーキングするべきワッフル生成物の表面
の粗悪化をもたらす。レシチンがこの工程に対峙して使
用される。
脂肪のマイナスの効果を排除しそして第二に、使用時間
の間に加水分解−および酸化工程によって生じる香りお
よび味の変化を抑制することに成功していない。
物の場合には、光および空気を透過しない緊密な包装材
によって抑制するかあるいは−少なくとも消費者の為に
は−存在するプラスのベーキングの香りによって若干の
時間の間、抑制される。この変更の為に、処方の三成分
が先ず第一に役割を果たしている。
とによって改善を達成することができそしてワッフル生
成物の品質保持が50〜200%程向上される。既に、穀粉
中にも不飽和脂肪が含まれている。
肪難を含有している。使用するレシチンの量(上述の通
り、直接的にまたは他の添加物を介して添加される)を
減らすことが確かに可能であるが、ベーキングの技術的
進行を困難にしそして得られる生成物の品質を悪化させ
る。
高めそしてそれによって上記の変更が促進される。
酸および/またはそれの塩および/またはそれの酸誘導
体を使用した場合にワッフル様生成物を焼くことがで
き、しかも脂肪の添加およびレシチンの添加が完全に省
けそして大抵の場合に促進剤の添加もいらないことを見
出した。
てしばしば使用されるワックスおよびパラフィンを用い
ての実験がマイナスに進行するので、ますます驚くべき
ことである。
場合に完全な代替え物としてポリメチルヒドロゲンシロ
キサンを使用できることが判った。
がメチルである場合にはnが約40〜約100を意味す
る。〕 で表される。
定性を持つ粘性のある固体製品を得る為に、 1)以下の成分で調製された実質的に脂肪不含のベーキ
ング材料を使用し: a)30〜63重量%、殊に42.0〜58.0重量%の水; b)澱粉を基礎とし27.0〜69重量%の、殊に36〜56.5重
量%の、特に44〜49%重量%の澱粉または種々の澱粉の
混合物および/または粉末または粉末混合物; c)離型剤として0.04〜11重量%、殊に0.2〜4.5重量%
の一種以上の中鎖のまたは長鎖の脂肪酸および/または
OH−基で置換された中鎖のまたは長鎖の脂肪酸および/
またはそれらの塩および/またはそれらの酸アミドまた
はこれらの化合物の少なくとも1種類とポリメチルヒド
ロゲンシロキサンとの組合せまたはこれらの化合物の完
全な代替物としてのポリメチルヒドロゲンシロキサン、
その際にポリメチルヒドロゲンシロキサンが完全な代替
え物として使用される場合には該シロキンを0.1〜6.5重
量#%、殊に0.5〜4.2重量%の量で使用しそして併用さ
れる場合には脂肪酸あるいはそれの化合物が高濃度の場
合に、ポリメチルヒドロゲンシロキサンの濃度は一般に
3重量%を超えるべきでない; d)0〜10重量%、殊に0.1〜7.5重量%の濃厚剤、特に
1.0〜5.5重量%の石英粉、予めに糊化した澱粉またはベ
ーキング屑および/または0〜2重量%、殊に0〜1.0
重量%のグア粉末、ペクチン、イナゴマメ粉、カルボキ
シメチルセルロースおよび/または0〜5.5重量%、殊
に0〜3重量%のアラビア・ゴム; e)0〜16.0重量%、殊に0〜11重量%のセルロースの
豊富な原料、−馬鈴薯の飼料用繊維かすの場合には26.9
重量%までおよび/または他の植物性繊維および/また
は、合成物質、ガラス、金属、炭素等より成る繊維; f)0〜10重量%、殊に0〜7.5重量%の非繊維状フィ
ラー、例えば炭酸カルシウム、炭素、タルク、二酸化チ
タン、珪酸ゲル、酸化アルミニウム; 0〜3重量%、殊に0〜2.5重量%のシェラック、 0〜2.0重量%、殊に0〜1.0重量%の大豆蛋白(粉
末)、 小麦グルテン(粉末)、鶏卵白(粉末)、カゼイン(粉
末)およびカゼイナート(粉末);カゼイナート(粉
末); g)湿分保持剤としての 0〜3.5重量%、殊に0〜2.5重量%の食塩および/また
は 0〜2.5重量%、殊に0〜1.5重量%のグリセリン、グリ
コールおよび/または 0〜4.5重量%、殊に0〜3.5重量%のソルビット h)着色剤としての 0〜10重量%、殊に0〜7.5重量%の無機系顔料および
/または 0〜0.1重量%の天然−および合成染料および/または 0〜2.5重量%、殊に0〜1重量%のカルメラおよび/
または 0〜1重量%のカーボンブラックおよび/または 0〜3.5重量%、殊に0〜2.5重量%のカカオ粉末; i)構造補強剤としてのジルコニウム塩溶液、特に好ま
しくはアンモニウム−ジルコニウムカーボネートのアル
カリ溶液、ただしジルコニウム化合物の含有量はZrO2と
して計算して0〜0.1重量%、殊に0.01〜0.05重量%で
ある; k)0〜0.25重量%、殊に0〜0.1重量%の保存剤およ
び l)0〜0.5重量%、殊に0〜0.1重量%のアンチモン酸
化物; 2)型に充填したベーキング材料を25〜230秒の間、145
〜230℃でベーキングしそして 3)得られる生成物を状態調整することによって6〜22
重量%の質分含有量に調整する ことを特徴としている。本発明は更に、1)のベーキン
グ材料そのものにも関する。
する添加物である上記の脂肪/油あるいは乳化剤の替わ
りの添加物として上述の脂肪酸および/またはそれの塩
および/または酸誘導体あるいは上記ポリシロキサンは
効果を示す。これは、脂肪酸が先ず第一に用いる脂肪酸
の飽和度に無関係であるが、飽和あるいは簡単な不飽和
の脂肪酸およびヒドロキシ脂肪酸にて確認できることで
ある。
に飽和脂肪酸で達成されることが指摘できる。
特に炭素原子数16および18の鎖長を使用する。
たは動物脂肪から製造する際に生じる代表的鎖長分布を
包含している。即ち、例えば“ステアリン酸”とは、た
とえ主要成分がステアリン酸であっても、例えば硬化し
た植物性油および−脂肪の通例の脂肪酸スペクトルが存
在していることを意味しており、即ち短鎖−または長鎖
脂肪酸の成分が同様に存在しており、相応する不飽和脂
肪酸の稀少成分が同様に存在している。
塩で同様に達成され、特にCa−、Mg−、Al−および亜鉛
ステアレートを挙げることができる。
導体の存在は、種々の高澱粉含有量原料を用いて成形製
品を製造することを可能とする。
合によってはポリメチルヒドロゲンシロキサンに交換す
ることも可能であることを既に説明した。
を120℃以上の温度で使用することでOH基との共有結合
を形成しながら澱粉に結合すると予想するに違いない。
この場合、例えば澱粉粒子に疎水性表面が形成される。
これによって蒸発および糊化澱粉マトリックスの形成が
阻止される。
クスを形成しながらの、ベーキング工程で生じる電子顕
微鏡で確認できる澱粉粒子の構造の溶解は上記のポリシ
ロキサンによって妨害されない。それどころか、たとえ
僅かであっても、マトリックスの強化をおよび0.05〜最
高2重量%の下記範囲のシロキサン濃度においては、離
型に有利である一定の分離効果をもたらす。これは、あ
るいは、接着の原因であるベーキング材料の溶解性成分
が結合することに起因している。
もとで支配する蒸気によるそれの部分的な再加水分解
は、既に特に2重量%以上の濃度で良好な離型性を再
び、特に比較的に高いポリシロキサン濃度のもとで押さ
える働きをする。繰り返しのベーキングサイクルの際に
ベーキング用型に成形体を付着したままにする境界層を
ベーキング用型に形成する。上に定義した脂肪酸あるい
はその塩あるいはその酸誘導体の併用によってこの効果
が再び押さえられ得る。
はそれの酸誘導体を本発明において離型剤として使用す
るのが有利であることが判っている。
においておよび関連するベーキング工程でベーキング物
品の水蒸気小片化を増加させる。
合には、促進剤を併用することは必ずにも必要なく、僅
かな弛め効果しかもたらされない。水を供給しただけで
生成物の多孔質度を調整でき、これが0.08〜0.38、殊に
0.12〜0.30g/cm3の範囲内の物質密度をもたらす。
は、これが澱粉処方(穀物粉末を含まない)の場合には
促進剤の添加によって条件付きで達成できる。
不含のベーキング材料”は、ベーキング材料に脂肪また
は油が添加されていないことを意味する。即ち、ベーキ
ング材料は澱粉原料によって随伴される脂肪だけを含有
している。
および小麦澱粉は0.6重量%以下の脂肪成分をそしてタ
イプ550の小麦粉あるいはタイプ997のライムギ粉は1.4
重量%以下の脂肪成分を含有している。
用の脂肪および乳化剤の替わりに生成物の構造形成およ
び機械からの離型にプラスの影響を及ぼす剤として、詳
細に説明した脂肪酸およびそれの塩および誘導体あるい
はポリシロキサンの他に、本発明に従って製造すべき生
成物の製造の為に以下の原料が必要とされ且つ使用でき
る: − 水 − 澱粉あるいは澱粉の豊富な原料 − 濃化剤 − 繊維、特にセルロースの豊富な固体、 − 湿分保持剤および − 着色剤 − 保存剤および − 酸化防止剤。
グ材料に30〜63重量%の水を添加する。この記載は、非
常に多量の“自由な”水成分を含む添加物、例えば馬鈴
薯の試料用繊維くず(Puelpe)を除いて、添加物によっ
て導入される“結合”水に関係ない。
び保存条件で天然の平衡湿分を有しており、この湿分に
て一般に特に良好な貯蔵安定性である。
有しそして例えばそれの移動性において、自由水の蒸発
−および氷結挙動において著しく相違している水が主と
して問題とされている。〔O.FENNEMA “FOOD CHEMIST
RY"、第2版、Marcel Dekker、ニューヨーク、1985、
第23頁以降に従う、Konstitutionelles Wasser、vicin
ales Wasser、Mehrschicht−Wasser(組織水、隣位の
水、多層水)〕。
は、材料の性質の不可逆的な変化を伴う。これは特に主
要原料、多糖類に特に当てはまる。吸収−および脱離等
温線を比較した際に卓越したヒステリシスが観察でき
る。
特定の水含有量に調整された原料を使用する必要も意味
もない。
れる原料の水含有量を示す: 水含有量(重量%) 馬鈴薯澱粉 15.5〜18.6% トウモロコシ澱粉 12.6% 小麦澱粉 13.5% タピオカ澱粉 12.4% 米澱粉 13.8% アミロトウモロコシ澱粉 14.4% エンドウ豆澱粉 11.4% 小麦粉 12.2〜14.6% ライムギ粉 14.2% K−膨潤澱粉 10.0% M−膨潤澱粉 5.0〜7.0% グア澱粉 4.0% カルボキシメチルセルロース 7.0% ペクチン 7.0〜10.0% セルロース 6.0〜10.0% ストロー(Stroh) 7.2% 糠 13.1% 亜麻 9.4% てんさい切片 8.7% PHB 0.3% ステアリン酸マグネシウム 3.5% シテアリン酸カルシウム 2.0% タルク 0.1% TiO2 0.2% Al2O3 4.6% 珪酸ゲル 1.0% 炭素(Norit) 10.0% アセチルセルロース 4.3% カゼイナート 7.4% カゼイン 9.0% 大豆蛋白 6.0% 鶏卵白澱粉 8.5% 木炭粉 17.0〜36.0% 澱粉ミルク 61.7;57% 圧縮パルプ(Presspuelps) 84.0%。
凝集力がなく、44重量%以下で殆ど可塑性であり、45重
量%以上で殆ど粘性があり、流動性乃至希溶液状であ
る。
水結合性、希釈剤の濃度並びにセルローセの豊富な原料
に依存している。
る通り、処方の固形分含有量の定量的な主要成分であ
る。十分な機械的強度を達成する為に、例えば馬鈴薯澱
粉の如く、高い粘度増加およびそれ故に糊化の初めに高
い補強を示す種類の澱粉が特に有利である。馬鈴薯澱粉
を特に10%〜100%の割合で使用するのが有利である。
しかしながらこの澱粉の割合は他の種類の澱粉、特に小
麦澱粉、米澱粉によってまたは粉末、特に小麦粉によっ
ても調整できる。
能は、膨張、糊化および架橋による構造形成である。こ
の過程は、 − 澱粉粒子の構造、特にアミロ−ペクチン・マトリッ
クス中のアミロースの付着の種類 − 脱アミロースの規模および種類および方法 − イオン性−および非イオン性随伴物質 によって本質的に影響を受ける。
る他の性質による錯塩化が、穀物澱粉を使用する際に増
加することが観察できそしてそれどころか成形体の構造
の部分的な弱体化並びにヒビ割れ形成を時折もたらす。
モロコシ澱粉が、例えば小麦澱粉、小麦粉、米澱粉に比
較して特に有利である。
よびトウモロコシ澱粉を用いるのが有利である、純粋な
穀類粉末並びに純粋な米−、小麦−、アミロ−トウモロ
コシ−またはワックス様トウモロコシ澱粉を用いるのは
あまり有利ではない。
末だけで−澱粉を用いずに−同様にプラスの効果を達成
することができる: 1. 低下した酸化安定性を伴うかまたは酸化防止剤の添
加によって再び増加させた場合 2. 離型剤成分を増加するかまたは粉末成分を希釈効果
(セルロース、澱粉)によって減少させた場合 3. No64の処方で示した通り、ペースト状のベーキング
材料を焼く場合。穀類粉末より成る非流動性物質を用い
ることが、付着したままの原因になる溶解性粉末成分の
抽出の減退をもたらす。これによって離型剤必要量が減
少する。
を利用することが前提である。用いる原料粒子、特に澱
粉の沈降を避ける為に、濃化剤を併用するのが有利であ
る。この目的の為に、公知の種々の物質が適している。
糊化することによってベーキング材料を調整する直前に
準備することができる糊化した澱粉/澱粉含有生成物。
一般に全澱粉使用量の1〜10重量%が糊化するべきであ
り、最適なのは澱粉の種類/粉末の種類次第で2〜5重
量%である。
実粉末、イナゴマメの粉、トチャカ(カラジーナン)、
ペクチン、変性澱粉およびカルボキシメチルセルロース
を使用できる。
〜0.8重量%である。
可能である。
給前に激しく撹拌することによって同様に避けることが
できるが、しかし澱粉の豊富な原料として純粋な澱粉ま
たは、穀類粉末の他に追加的な澱粉成分を4重量%より
多く含有するベーキング材料の場合には、妨害なしの加
工に濃厚化物質を使用するのが工業的に有利である。
厚化剤を用いることも同様にあり得ることである。
る−繊維様原料(天然繊維、合成繊維、ガラス繊維)を
併用することによって、特にセルロースの豊富な原料を
併用することによって改善される。殊にセルロース、
糠、ストロー、テンサイ繊維および木材チップを使用す
るのが有利である。
燥した粉末としてまたは漂白したおよび無漂白の品質の
原料として使用するのが有利である。原料セルロースは
相応するベーキング材料中に十分に均一に分布させる為
に適当に繊維にほごす必要がある。
フィラーに加えて非繊維状フィラーをベーキング材料に
添加するのが合目的的である。
い。しかしながらこのものは例えばその硬度、澱粉マト
リックスへのその導入性の為にまたは澱粉とのそれの比
相互作用の為に硬くまたは強固に作用し得る。同様に用
途目的によりベーキング材料の延伸性またはベーキング
材料および成形体の構造への安定化作用も考慮される。
明するかゝるフィラーの例には多くの公知のフィラーお
よび補強材の代わりになる。炭素はあるいはグラファイ
ト、カーボンブラック、活性炭、炭素繊維の状態で使用
される。
の物質、例えばガラス粉末、ガラス粉末、珪酸塩、カオ
リン、タルク、マイカ。
ーキング材料の衝撃挙動および組織に影響を及ぼしそし
てその上、成形体の均一な多孔質構造にプラスの影響を
示す。
生成物湿分の調整は、−これは湿分の調整および一定保
持に関する−他の分野の公知の湿分保持材を補助するこ
とができる。
ベーキング工程の影響によって決まる−は、水性媒体に
溶解するあるいは均一に分布し得る染料、顔料またはフ
ィラーの併用によって変えられる。後者の場合には、生
成物の表面性質および比重に公知の様に影響がある(処
方例53〜59参照)。
である。
n)、クロロフィル、クロロフィリン、カルミン、パプ
リカオレオジン。
るのが有利である。
粘度の為に使用する。染料としての更に高配合度も既に
説明されている。
染料、特に水溶性のそれである。使用濃度は0.1重量%
以下である。
S、エチスロシン(Erythrosin)I、インジゴチン(In
digotin)I、ファスト・グリーン(Fast Green)FC
F、アルラ・レッド(Allura red)40、パタントブルー
(Patentblau)AEがある。
してカルメラおよびカカオ粉末が挙げられる。
活性炭が使用される。
保存剤が併用される(処方例33、34参照)。
特に食品で利用できる物質、特にPHB−エステル、濃度
0〜0.25重量%のp−ヒドロキシ安息香酸メチル−、−
エチル−、−プロピルエステルあるいはそれらのアルカ
リ金属塩並びに、食品で利用できる物質である酸化安定
化作用物質、特に没食子酸のエステル(濃度0〜0.5重
量%、殊に0〜0.1重量%)。
質を選択的に使用することができる。
法に従ってベーキング材料にジルコニウム化合物を添加
してもよい。
な酸化段階においてZr(IV)として配位子と共に配位す
る強い傾向を示す。このものは水性媒体中でポリマー構
造の水和物である。それの大きさおよび電荷はpH値、存
在する他のイオンの種類および濃度に左右される。
ニウムニトラート アニオンのアンモニウム−ジルコニウム−カルボナー
ト、ジルコニウム−オルトスルファート 中性の酢酸ジルコニウム 希釈度の増加またはpH値の増加が、水酸化ジルコニウ
ムが沈澱するまで増大したヒドロキシ−ブリッジによっ
てポリマーの大きさを増大させる。それ故にこの加水分
解の程度が影響する。ジルコニウムは酸素含有種およ
び、溶液中のジルコニウム種の性質をコントロールする
イオンへの大きい親和性を有している。特に有機ポリマ
ー、例えば澱粉の酸素含有基も相互作用をする。
れの、酒石酸で安定化した調製物(Bacote20、マグネシ
ウム電子)を9.5程のpH値の水溶液として特に有効であ
る。溶液中に存在するアニオンのアンモニウム−カチオ
ン含有ジルコニウム−ポリマーはカルボナートで安定化
するが、乾燥の間に分解しそして澱粉のヒドロキシル基
と架橋する。反応速度はアルカリ性条件のもとで早くな
いそして有効に架橋する為に必要な濃度(ZrO2として計
算)が実質的に低下する。このことは種々のジルコニウ
ム化合物での実験で知ることができる。
ル中に5g) 2. ジルコニウム−プロピオナート(100gのエタノール
中に4g) 3. ジルコニウム−カルボナート(0.1%酢酸中に5g) 4. ジルコニウム−カルボナート(固体、粉末) 5. ジルコニウム−プロピオナート(固体、粉末) 6. アンモニウム−ジルコニウム−カルボナート溶液
(20%ZrO2)、pH9.5(AZC、マグネシウム電子) 7. 6.の如きAZC−溶液(酒石酸で安定化、Bacote 2
0、マグネシウム電子) 種々の実験用混合物の為の基礎として処方No.76を使
用する。Zr−塩を添加する点だけを変えた相応するも
の。有効性についての以下の記載は、比較の為のZrO2含
有量に関する。
挙げた薬剤にて特にしっかりした構造の特に有利な成形
体が製造できることが判る(薬剤中にアニオンのポリマ
ー種が存在する)。0.01〜0.03重量%のZrO2濃度範囲
が、上記成形体処方にとって特に有利であると思われ
る。更に多量に供給することは原則としてありえない
が、主として、もはや成形を妨害しない程の強化度では
ない。Zr化合物を用いて製造される成形体にとって特に
有利なベーキング温度は180〜210℃である。
チルヒドロゲンシロキサンが本発明に従って製造される
成形体の強度を向上させることが確認もきた。
いる。水を十分に使用できないことが糊化を行き詰まら
せる。驚くべきことに、流動性のおよびペースト状乃至
練粉状物質だけでなく高い凝集性でない粉末乃至塊状の
原料混合物にて既に高重量の成形体を製造することがで
きることが別った。
部分にある。澱粉の豊富な原料並びに非澱粉成分を多量
に使用するのと同等である。澱粉の豊富な原料のこの割
合は69.0重量%までであり得る。これは例えば小麦粉の
場合には49.5重量%まで、トオモロコシ澱粉の場合には
49.1重量%までが好ましい。
構造の為の本質的原因である。澱粉の豊富な原料を出所
とする澱粉は加熱−および乾燥段階の間に糊化する。
B)が入り込む。この非澱粉成分は型の中に導入する前
に原料を十分に混合する為におよび/またはその個々の
特別な構造および性質(例えば繊維構造、多孔質、構造
化した表面、非共有結合相互作用に対する化学的親和
力)の為に、実質的に均一に分布した、成形体の空間構
造の固体成分である。
粉を希釈することに起因する強度の低下効果(フィラー
作用)並びに例えば繊維物質または架橋作用成分の場合
の如き構造強化作用(結合物質作用)が生じる。
る: − あるいは有る毒性。即ち、非澱粉物質は成形体を特
定の用途でもそれの加工あるいは使用後の評価の際でも
有害物質を放出しないしまたは有害作用をしてはならな
い。
上方にある。
不所望な変更によって影響される。
り多い非澱粉乾燥物質濃度で、このことを詳細に処方に
示す: − 離型剤 − 希釈剤 − 湿分保持剤 − セルロースの豊富な原料 − フィラー。
最初に挙げた三つの剤の場合と同様に−およびかつて上
述のフィラー−あるいは結合剤作用を示した二つの後者
について、更に一連の別の例を挙げる。
% タルク 0.1〜12.5重量%、殊に0.4〜9.5重量% アセチル化セルロース 0.1〜14.1重量%、殊に0.4〜1
1.7重量% 酸化アルミニウム 0.1〜12.5重量%、殊に0.4〜9.5重
量% 活性炭 0.1〜12重量%、殊に0.4〜8.5重量% シェラック 0.1〜5重量%、殊に0.4〜3.5重量% (重量%はそれぞれベーキング材料中の乾燥物質を基準
とする) 上述の物質はそれぞれが粉末状態で使用する。活性炭
はその多孔質の表面構造の為に澱粉マトリックス中に良
好に取り込まれそして湿潤させた際にそれの押し圧挙動
および形状安定性にプラスの影響を及ぼす。活性炭への
要求は一方においては上記の毒性の観点から生じ、ある
いは用途次第で無機成分あるいは亜鉛の含有量を制限す
る。光学的に均一な分布の為には、150ミクロメータ以
下の粒度が最も適していることが分かっている。顆粒化
した活性炭(分級フラクション0.125〜0.5mm)が成形体
構造中に明らかに光学的に限定された粒度をもたらす
が、それ故に決して排除されない。炭素の特別な活性段
階または多孔質性並びに一定の原料からのそれの製法の
限定は必要ない。
粘性があり且つ非晶質の硬質樹脂である。原料混合物中
へのシュラックの組み込みが、造膜性および接着性付与
の為に成形体を補強せしめる。
性は、原則としてベーキング材料を弛めまたはしかしベ
ーキングの間の弛める工程を含む色々の方法で達成でき
る。最も重要な弛める方法は、 − 例えば空気を吹き込むことによる機械的弛め処理 − いわゆる発泡剤による化学的弛め処理 − 物理的弛め、例えば水蒸気による弛め処理 がある。
場合、弛め処理原理は水蒸気での弛め処理である(W.Se
ibel等、Getreide、Mehl、Brot32、188、1978参照)。
ワッフル−ベーキング材料に衝撃を与えるのは一般的で
ない。
間にその構造中に生ずる成形体材料が貫流する大きな水
蒸気間隙にもかかわらず、ベーキング材料の機械的弛め
処理が均一な微細多孔質物質をもたらしそして細かく複
雑な賦形ですら成形体を問題なく製造するのに寄与す
る。
体を製造する為には、以下のことが必要である: 1. 空気あるいは他のガスを撹拌、吹き付けまたは圧入
によって(機械的)または弛め用ガス(CO2、アンモニ
ア)を化学的に放出することによって導入する。
それの安定性を向上させあるいは保証する物質を存在さ
せる。(例えば糖類および鶏卵白) これらの帯び状構造を形成する為には、種々の蛋白
質、例えば鶏卵白、大豆蛋白並びに種々の牛乳蛋白質が
良好に適している。
単独でまた組み合せて添加するのが有利である(重量%
表示はベーキング材料中の固形分含有量である)。
% 大豆イソラート(Sojaisolat) 0.1〜2.6%、殊に0.2
〜1.7% 鶏卵白 0.1〜1.7%、殊に0.2〜1.0% ベーキング材料を使用するまでの孔の安定性を向上さ
せるかまたは長期間に亘って保証するかまたは更に細か
い孔構造を得る為に、インパクト乳化剤(Aufschlagemu
lgator)が使用される。それ故に、生じる発泡体の高い
安定性および大きな容積を保証すべきインパクト乳化剤
は上述の蛋白質成分およびフィラーおよびキャリヤー物
質(ソリビット、マルトデキストリン、澱粉)の他に、
モノグリセリドおよびそれのエステル、ポリグリセリン
エステル、プロピレングリコールエステルまたはソルビ
タンエステルあるいはそれの混合物より成る群の内の乳
化剤を含有している(例えば;Spongolit、Gruenau;Deli
pan、Bender & Co.)。
造する: 水溶性成分および粉末状微量成分を必要量の水中に強
力撹拌下に導入撹拌する。特別の濃化剤および離型剤
の、場合によっては5重量%の量の澱粉−あるいは粉末
を含有する乾燥予備混合物は、塊状物の形成または離型
剤の湿潤を伴う問題を回避する為に、有利である。その
後に粉−あるいは澱粉成分を均一な懸濁物に成るまで導
入撹拌する。最後に離型剤あるいは−比較例の場合には
−脂肪を液状で混入する。
0〜3000mPasの粘度に調整する。原料の出発温度および
周囲温度次第で、ベーキング用物質温度は12〜26℃に達
する。
に説明した生成物−のベーキング条件のもとで、特に粉
末(成分)が澱粉成分として使用される場合に実施する
ことができる。しかしながら二つの筋道に変更して行う
のが特に有利である: 1. 材料の配量供給後のベーキング工程の場合 2. ベーキング工程の時間−/温度経過 ベーキング開始工程1.に従う 材料を供給した後およびベーキング型を閉じる前に、
(1)型の最終的充填の為におよび(2)製品をベーキ
ングする為に、一回および多数回上げ下げするベーキン
グ型上部半分(“ハンチング(Wippen)”)を使用する
のが有利である。
をもたらす。
ング型中に供給されるベーキング材料は、ベーキング型
上部半分を広い面の上に下げることによって、ほぼ最終
的製品厚さに相当する薄い肉厚に広げられそしてその際
に最初の加熱処理を受ける。
を次ぎの挙げる動きの際にただちに水蒸気放出開口を通
して直接的に流出させることができる。これは一連の効
果(即ち、短いベーキング時間および生成物の高い物質
密度あるいは−強度)を伴って迅速な乾燥を実現する。
持つ型中に“配量供給”配分する。下げる工程(1)で
の最初の分配および加熱の開始の後に、続く閉じる工程
で水蒸気の発生によって型が段階的に充満される。しか
しながらこれは中間で上げてそして蒸発を放出すること
により、ただちに閉じる場合よりも程度が少ない。この
ゆっくりした型の充満は上げ下げの為の時間のコントロ
ール並びにこの運動の回数によって“調整(dosier
t)”できる。それ故に、ベーキング型の細部の更に良
好な形成および生成物の欠点のない表面が達成される。
まれる水を蒸発する為のエネルギー要求によって実質的
に決まる最小限のエネルギー供給を必要とする。このエ
ネルギー供給はベーキング型の温度および型中での滞留
時間によって行うことができる。それ故に温度調整−14
5〜225℃−およびベーキング時間−40〜230秒−は無関
係に選択できない。即ち、低い温度は長い製造時間によ
って制限されそしてこの逆も言える。
成物の水含有量の調整によって所望のテクスチャー(粘
性があり固体である)およびそれ故に所望の形状性およ
び機械的安定性が達成される。
成物がますます脆弱でありそして機械的負荷性が低下す
る。
という危険を安全に排除する為に、好ましくは16重量%
に規定するべきである。
%まで湿分状態調整することが可能である。
室でまたは連続式装置中有で行う。冷間蒸気−、熱間蒸
気法並びに超音波を備えた極微細霧化装置が利用され、
その際に生成物の表面に湿分膜が僅かに形成されそして
水吸収量は22重量%を超えない。濡らし過ぎると、構造
の軟化および生成物の変化が生じる。
ング型中で実質的に均質のベーキング材料を導入するこ
とに基づいている。構造の生成を決定する成分並びにあ
るいは使用する添加物、フィラーおよび助剤が材料中に
均一に分布している。
もよく、この場合には基礎媒質中に既に予め作成された
および予備成形された一般に平板な場合によっては糸状
の材料がベーキング工程の間に、その際に生じる構造の
中で互いに結合している。平板な材料として本発明の方
法に従って製造される生成物も使用できる。
所で型を最終的に閉じる前の時点で基礎物質の基本材料
の導入のの一連の順序で導入することが第一の前提条件
である(実施例参照)。その際にこの導入は場合によっ
て実施する引込み工程の前に行う。
提条件は、用いるベーキング温度での溶融に対しての安
定性が保証されていることである。
その最も厚い場所で最大でベーキング型の内部幅に相当
するかまたは場合によってはこの厚さに圧縮しなければ
ならない。
造性に下限がある。それ故に、実施例で使用する12μm
の厚さのフィルムは下限がない。
り成るもの、専らセルロースで製造された材料−。これ
らの紙は染色され、印刷されまたは特別に仕上げ処理さ
れていてもよい。
性物質 アルミニウム フリースまたはマット、繊維材料 ガラウ、合成樹脂、金属、天然繊維より成る糸状の、
場合によってはフリースまたはマットに多かれ少なかれ
規格に合った方法で結合されまたは他の方法で架橋した
材料(例えば靭皮繊維、木綿、ストロー等)。
に、145〜225℃の温度で、その際に支配する条件(約2.
5barまでの圧力ピーク、多量の水蒸気放出、基本材料の
澱粉の糊化)のもとでのベーキングすることによって行
う。
合効果は、これが供給された成形体(例えば皿、カッ
プ、コップ状物、トレー、充填用薄板、キャリヤー、棒
状物、スパチュラおよび類似の実用品)の所定の用途目
的にとって十分でありそして接着剤またはその他の粘着
−または結合剤の存在に結び付いておらず、組入れられ
る材料の表面性状(凹凸、多孔質)に依存する上記の製
造条件のもで生じる接着−および粘着効果に基づいてい
る。
が、これによって本発明は制限されない。
ている。
の他の材料組成) 2.個々の組入れる部材あるいは紐状物を使用する たくさんの互いに分離された紐状−、帯び状またはコ
ード状封入物によって連結物を製造することができる。
材の導入。組入れられる材料は突き出ていてもよく、こ
の突出部が場合によっては、隣接する材料複合体に連結
を形成することができ、製造工程の後で初めて分離され
る。蝶番材料は、ベーキング型を閉じることによってそ
の状態で固定し、ベーキング材料の所定の領域を濡らし
そして/あるいはベーキング材料を回りに流しそしてベ
ーキング工程によって基本成形体に結合させる。
の実施例を説明する。図面には、蝶番にて互いに連結さ
れた二つの同じ容器半分部分より成る折り合わせ容器の
為のベーキング成形体を示している。図1は容器ベーキ
ング型から取り出されたままの、焼き終わった成形体の
平面図を示している。図2は図1の成形体の切断面図で
あり、図3は帯び状蝶番の領域の拡大図であり、図4は
二つの容器半分部分を互いに折り合わせた状態−即ち、
折り合わせ容器を閉じた場合−の帯び状蝶番を示してい
る。
シャーレ状容器1、2で構成されており、これら容器は
互いに折り合わせた状態で閉じ合わさった容器を形成す
る。両方のシャーレ状容器1、2はそれらの互いに隣合
った縁部3、4の所で嵌込み部5、6で嵌合された帯び
状蝶番7によって連結されている。蝶番は基本体を形成
する二つのシャーレ状容器と一緒い焼かれた平板な材
料、例えば帯び状物で構成されている。両方のシャーレ
状容器の、折り合わせた状態でのずれを避ける為に、シ
ャーレ状容器1、2の側壁の互いに合わさるはずの正面
の所に、互いに噛み合う凸部8と凹部9が設ける。
の既に上げた前提条件のもとで、最終的に生じる成形体
の内側および外側のこれらの部分で覆われる。
のことが判った: 1. 基本体の外側全面(下側面)に関して中心に持ち込
まれた平板な材料は所定の位置で嵌め込まれそして外側
の所で厳格に輪郭に合っており(ベーキング材料が下に
流れ込むことがない)。これの為の唯一つの前提条件
は、それに続きベーキング材料を同様に中心に持ち込む
ことである。
生に関して中心に持ち込まれていない平板な材料はずれ
が生じそして予定の位置に嵌め込まれない。
前にベーキング材料の供給を行うという条件付きで、基
本体の内側面(上面側)についても当て嵌まる。
造方法の一連のベーキング段階で基本体材料の上あるい
は下側面全体をまたは両方の側面を包含していてもよ
い。
はベーキングにも表面の形成にも問題がない。これらは
悪い熱伝達性材料を用いて表面を動かす為に熱伝達挙動
が変化するので結果的に生ずる。
相応する大きな生地の供給前並びに後にベーキング型中
に入れ、上側−および/または下側面をベーキング型を
閉じた後に部分的にまたは完全に覆うかあるいは平板な
材料の所に突出部が生じる。
チレンテレフタレートフィルムはベーキング後に確かに
望外なしに引き抜くことができ、その際にこの場合にも
電子光学的におよび顕微鏡的に−裸眼でも−見ることの
できる付着ベーキング生地残留物を確認することができ
る。このことは操作電子顕微鏡で証明されそして滑らか
な平板な材料を連結する場合ですら強い相互作用を証明
している。
ゝる材料複合体の予期しなかった問題のない完成品が、
この場合にも、公知の成形体処方に結びついている。比
較例13、例えばワッフル製造からの処方。
用ワッフルおよび類似の焼成品の製造から公知の種々の
制限として省略する限り、新しい種類の生成物が製造で
きる。
えば砂糖を用いた実施例18)を与えるかまたは例えばグ
リセリンの様に湿潤−あるいは柔軟性保持剤として役立
つ低分子量炭化水素(例えば砂糖、シロップ、ポリオー
ル)に起因して、ベーキング型に付着する。
能で離型剤として用いる。
に分配されることに起因するかゝるベーキング材料の迅
速な酸化腐食に関しての特別な問題。
の過程で分解する残留物によってベーキング型が汚れ
る。
肪およびレシチンを用いない公知の処方が使用されてい
る。これら添加物を用いずに、特に高濃度の低分子量炭
化水素のもとでの連続的製造(実施例20)は、生成物の
上側面−および下側面の上述の被覆なしには、説明でき
ない。
覚的に評価する。
の試料間隔80mm、照射時間25時間 脂肪の酸化変質はラジカル反応によって進行する。か
ゝる反応の特に迅速な誘導は光酸化処理によって可能で
ある。この理由から脂肪あるいは脂肪含有試料の紫外線
照射によって非常に迅速な脂肪酸化が発生する。脂肪の
不存在下でのみまたは腐敗臭のある分解生成物の場合に
臭気限界を超えさない脂肪濃度でのみ、紫外線試験で臭
気異常が顕著でない。
する。脂質の種類または濃度が光−および/または空気
中酸素の影響のもとで長時間貯蔵した際に成形体にマイ
ナスの間隔的変化をもたらし得る。
っとする”で行う。
の形状を正確に形成することを意味する。
から成形体を離すこと−は個々の処方において“付着”
と称する。
体の一部が残ることまたは既に一回だけのベーキング工
程の後にベーキング残留物が視覚的に生じていることを
意味する。
の応力ひび割れがあるいは生じることを、“付着”ある
いは“成形”で表現することはできない。
成形されていない 3 全ての本質的領域で良好に成形され、極少ない欠陥 4 明らかな成形欠陥 5 悪い状態の成形 成形試験:評点 1〜3:合格(表中の+) 評点 4+5:不合格 上記の水含有量(7.5重量%、11重量%等)は平均値
であり、これは一切れ毎に散らばっており、処方および
個々の成形体の肉圧によっても影響される。
5±1.5重量%の水含有量のスペクトル幅が示された。
にも越えてはならない。
OGAPH、Brabender OHG Duisburg)で試験する。2kgの
測定用供給量、1000目盛りは2kgの力に相当する(19.6
N)。
mm 試験用模型L(水含有量8.3重量%、処方No.11):パー
ホレーションの為に必要な力:680目盛り、破損なし、模
型は全くそのまま テクスチャー試験は、成形体表面に対し90゜のもとで
生ずる力のもとで成形体の侵入に関しての生成物の強度
の目安である。
ておらずそして450目盛り以下の力で既に沢山の部分に
崩壊する(8.8Nに相当する)。
を未だ有しており、必要な力の消費が増える。
っている状態調整された生成物の場合よりも約10重量%
程等に多い。
しに90゜の角度で曲げることができる。この性質は水含
有量の増加と共に更に増す。
体の製造は、 1. 0.5〜1.5mm、殊に1mm以下の典型的な肉厚の薄い板
構造物を場合によっては折り曲げ溝を一緒に焼成しなが
ら製造する。
するかまたは 3. ポリエチレンの如き合成樹脂またはゴム弾性を持つ
合成樹脂または天然物より成り得る柔軟な被覆を成形体
材料に一層あるいは二層積層する ワッフルの比較測定:必要とされる破壊力450目盛り以
下、殊に250目盛り以下 生成物の例 例1: ファーストフード包装材 丸みを帯びた角および縁部を持つ、先端のないピラミッ
ド状のシャーレ状容器 寸法:130×128mm、高さ40mm 肉厚:1.8mm、形成された溝および継ぎ目 2.4mm ベーキング温度:160℃(外型) 165℃(内型) ベーキング時間:最小 80秒 最大 105秒 供給時間:2.3秒、閉鎖時間:1.2秒 処方No.1〜No.10:上記の通り試験評価する。
い連結桶状容器 寸法:186×64mm、高さ17mm 肉厚:1.8mm、上部の補強された縁部2.0mm ベーキング温度:185℃ ベーキング時間:45秒 供給時間:1.8秒、閉鎖時間:1.2秒 処方No.11〜18および45〜59:上記の通り試験評価 例3: コップ状物 全体の高さ:80mm 直径:底部 55mm 開口部85mm 肉厚 1.8mm 上部壁補強部 2.0mm ベーキング温度:170℃(外型) 190℃(内型) ベーキング時間:最低 43秒(実験19) 最高 70秒(実験22) 供給時間:2.3秒、閉鎖時間:1.2秒 例4: 円形の皿 高さ:12mm 直径:150mm 肉厚:2.0〜2.2mm ベーキング温度:185℃ ベーキング時間:65秒 供給時間:1.9秒、閉鎖時間:1.2秒 処方No.27〜44:上記の通り試験評価 例5: 両側にワッフル柄のある平らな板 寸法:290×460mm 全体厚:4.1mm それの内の 0.3mm刻み深さ(下側)、刻み間隔2mm 1.8mmコア厚さ 2.0mm刻み深さ(上側)、刻み間隔8mm 自動配量供給での配量供給時間:1秒 ベーキング温度:175℃ ベーキング時間:100秒 処方No.11 例6: 偏平なカップ 寸法:135×185mm 丸まった角および全面が高くなった縁部領域を持つ 肉厚:2.0/2.2mm 供給:手で行う ベーキング温度:190℃ ベーキング時間:90秒 処方No.60〜70 例7: 折りたたみ式容器の為のベーキングした成形体、130
×125×40mmの外側寸法の二つの部分型、二つの部分型
の間の蝶番の中程を基準に鏡像的に合同の外柄輪郭を持
つ(図1)。
れる 第2段階−下部ベーキング型の凹部にベーキング材料を
導入する。
×125×40mmの外側寸法の2つの部分型、二つの部分型
の間の蝶番の中程を基準に鏡像的に合同の外柄輪郭を持
つ(図1)。
×35mm、長手方向で前に折りたたまれいる。
手方向で前に折りたたまれいる。
×125×40mmの外側寸法の2つの部分型、二つの部分型
の間の蝶番側の中程に鏡像的に合同の外側輪郭を持つ
(図1)。
導入する。
寸法の円形の皿の為のベーキングした成形体(温度185
℃、ベーキング時間80秒)。
重量%の活性炭を含む処方No.109)、肉厚1.1mm、滑ら
かな薄板、62mmの直径を持つ平らな円盤に裁断する。
導入する。
物を入れる。
む。平板な材料の下側は、成形体と完全に結合してお
り、該平板な材料の上側は開放されている。
寸法の円形の皿の為のベーキングした成形体(温度185
℃、ベーキング時間80秒)。
い)、白色で艶がない、平らな円盤状、直径100mm 順序: 第1段階−下部ベーキング型中の凹部にベーキング材料
を導入する。
物を入れる。
む。平板な材料の下側は、成形体と完全に結合してお
り、該平板な材料の上側は開放されている。
寸法の円形の皿の為のベーキングした成形体(温度185
℃、ベーキング時間80秒)。
物、青色の線あり、面積重量110g/m2、平らな円盤状、
直径100mm 順序: 第1段階−下部ベーキング型中の凹部にベーキング材料
を導入する。
物を入れる。
む。平板な材料の下側は、成形体と完全に結合してお
り、該平板な材料の上側は開放されている。
寸法の円形の皿の為のベーキングした成形体(温度185
℃、ベーキング時間80秒)。
g/m2、平らな円盤状、直径100mm 順序: 第1段階−下部ベーキング型中の凹部にベーキング材料
を導入する。
物を入れる。
む。平板な材料の下側は、成形体と完全に結合してお
り、該平板な材料の上側は開放されている。
寸法の円形の皿の為のベーキングした成形体(温度185
℃、ベーキング時間80秒)。
T)−フィルム、12μmのフィルム厚さ、直径100mmの平
らな円盤状 順序: 第1段階−下部ベーキング型中の凹部にベーキング材料
を導入する。
物を入れる。
む。平板な材料の下側は、成形体と完全に結合してお
り、該平板な材料の上側は開放されている。
寸法の円形の皿の為のベーキングした成形体(温度185
℃、ベーキング時間80秒)。
T)−フィルム、36μmのフィルム厚さ、直径100mmの平
らな円盤状 順序: 第1段階−下部ベーキング型中の凹部にベーキング材料
を導入する。
物を入れる。
む。平板な材料の下側は、成形体と完全に結合してお
り、該平板な材料の上側は開放されている。
寸法の円形の皿の為のベーキングした成形体(温度185
℃、ベーキング時間80秒)。
い)、白色で艶がない、平らな円盤状、直径100mm 順序: 第1段階−下部ベーキング型中の凹部にベーキング材料
を導入する。
物を入れる。
む。平板な材料の下側は、成形体と完全に結合してお
り、該平板な材料の上側は開放されている。
寸法の円形の皿の為のベーキングした成形体(温度185
℃、ベーキング時間80秒)。
g/m2、平らな円盤状、200×200mmの正方形のフリース素
材 順序: 第1段階−下部ベーキング型中の凹部にベーキング材料
を導入する。
側ベーキング型を完全に且つ対照的に覆う為に導入す
る。
に覆われる。
寸法の円形の皿の為のベーキングした成形体(温度185
℃、ベーキング時間80秒)。
面積重量70g/m2、寸法190×200mm 順序: 第1段階−下部ベーキング型中の凹部にベーキング材料
を導入する。
側ベーキング型を完全に且つ対照的に覆う為に導入す
る。
に覆われる。
寸法の円形の皿の為のベーキングした成形体(温度185
℃、ベーキング時間80秒)。
m、寸法175×210mm 順序: 第1段階−下部ベーキング型中の凹部にベーキング材料
を導入する。
側ベーキング型を完全に且つ対照的に覆う為に導入す
る。
に覆われる。
寸法の円形の皿の為のベーキングした成形体(温度185
℃、ベーキング時間80秒)。
m、寸法175×210mm 順序: 第1段階−下部ベーキング型中の凹部にベーキング材料
を導入する。
側ベーキング型を完全に且つ対照的に覆う為に導入す
る。
に覆われる。
寸法の円形の皿の為のベーキングした成形体(温度185
℃、ベーキング時間80秒)。
m、寸法175×200mm、2枚 順序 第1段階−第1のフィルムを下部ベーキング型を被覆す
る為に入れる。
全に且つ対照的に覆う為に入れる。
が平板な材料で完全に覆われる。
寸法の円形の皿の為のベーキングした成形体(温度180
℃、ベーキング時間110秒)。
m、寸法175×200mm、2枚 順序: 第1段階−第1のフィルムを下部ベーキング型を被覆す
る為に入れる。
全に且つ対照的に覆う為に入れる。
が平板な材料で完全に覆われる。
寸法の円形の皿の為のベーキングした成形体(温度180
℃、ベーキング時間110秒)。
m、寸法175×200mm、2枚 順序: 第1段階−第1のフィルムを下部ベーキング型を被覆す
る為に入れる。
全に且つ対照的に覆う為に入れる。
が平板な材料で完全に覆われる。
ング温度180℃、ベーキング時間105秒。
良好な記載性および印刷性 例26 平型のカップ: 寸法135×185mm、丸い縁を持ちそして全面が高くなっ
た縁部領域を持つ 肉厚 2.0/2.2mm、 ベーキング温度:180℃ ベーキング時間:130秒 処方No.117、119〜127 例27: 直方体の容器、重ねる為の縁を持つ円錐形 外側寸法:142×91mm(上部) 112×62mm(下部) 高さ:42mm 肉厚:1.8/2.0mm、刻み5×5mm、外部−および内部底で4
5゜ ベーキング温度165/180℃;ベーキング時間:40秒 処方No.:116、128 例28: 補強された上部縁および8つの樽状区分を持つ樽状のシ
ャーレ状容器 寸法:106×173mm 高さ:30mm 肉厚:1.8/2.0mm、刻み5×5mm、内部底で45゜ ベーキング温度175/190℃ ベーキング時間:50秒 処方No.:116、128 例29: 低い円形ビーカ 直径 75mm(上部縁部) 50mm(底部) 高さ 30mm 丸い棒状の装飾物あり、補強された滑(最大厚み4mm) 肉厚:1.8/2.0mm、1.2と3.2mmの間の装飾域 ベーキング温度180/185℃ ベーキング時間:60秒 処方No.:116、118 例30: 補強された上部縁および使用可能な蓋および底の刻みを
持つ樽状のシャーレ状容器 外側寸法:上部 135×171mm(最大) 下部 115×150mm(最大) 高さ 90mm 蓋:最高 127×164mm、高さ18mm 肉厚:1.8 ベーキング温度:190℃ ベーキング時間:60秒 処方No.:116 上記の実験から以下のことが推定される: 油脂あるいはレシチンを離型剤として含む処方 (No.
2、4、6、24、25、26、39) 個々の一連の実験において比較の為に繰り返し繰り返
し、脂肪、特にヤシ脂および大豆脂肪(硬化した)を併
用した処方を説明している。上記の脂肪がいずれにして
も専ら飽和脂肪酸を含有するにもかかわらず、貯蔵試験
における如き紫外線試験において、感覚的に認識できる
欠点−腐敗臭−かび臭い欠陥のある臭い−が認められ
る。このことは離型剤としてのレシチンについても言え
る(実験24)。セルロースの豊富な物質の濃度が高い場
合には脂肪の添加にもかかわらず、焼成した生成物が付
着残留するので問題がある(実験No.4、37)。
合に既に二三回のベーキング工程の後に、ベーキングさ
れた生成物の付着残留物が非常に増加し、ベーキング型
に生じた残留物が認められる。
験No.7意向との比較で実験3〜5;61との比較で60) セルロース繊維は−他の繊維材料と同様に−状態調整
された完全生成物の機械的安定性を向上させる。この機
械的安定性は、確かにより多孔質化される−ベーキング
材料の水吸収量を増やしそしてベーキングの際に水蒸気
による著しくフロック状化する為に−ことによって、部
分的に再び低下するが、変性された性質(小さい密度、
高い柔軟性)を持つ生成物の製造を可能とする。セルロ
ースの豊富な材料の高い水割合(実験4、5)にもかか
わらず、この欠点に起因する乳化剤が蒸発するという現
象は生じない。
い繊維)と1500μm(長い繊維)との間にある。大き過
ぎる繊維寸法による問題はベーキング材料を供給する際
に若干生じ、濃い液状材料(2000mPa.s以上)、ペース
ト状材料(実験60、61、63、64)または繊維材料を含有
する材料については、ワッフル−ベーキング材料の為と
異なる配量供給系を、むしろベーキング型の蒸発開口を
塞ぐことによって使用することができる。この理由から
他の繊維材料、特に木粉およびストロー繊維をそれらの
使用前に粉砕して分級して使用する(1mmのメッシュ幅
またはそれ以下)。
下する。
ベーキング問題が生じないし、離型剤として慣用の油脂
を使用した場合に成形体が正確に形成できることは想像
できなかった。
初の付着残留物に対してベーキング型の含浸処理の為に
使用するワックス、例えば蜂ろうワックスまたはパラフ
ィン−ワックスは適していない。このことは、ワッフル
処方で時々、レシチンおよび脂肪に加えて離型剤として
使用する酸化マグネシウムにも言える。
そして微生物学的層中に安定化の関係でも導入するのが
有利であるが、成形体の構造が細菌により多孔性化され
る。
(実験20〜23、41、45、53、62) 遊離酸並びに種々の塩が工業的点から適している。
個々の実験で使用した金属石鹸の内の、多価カチオンを
持つものが好ましい(Al、Ca、Mg、Zn)。このことは、
敏感な充填品(例えば食品)と接触した際に重要であ
る。
かの場合には、酸化腐食に対して安定性を保証する為
に、予め脱脂する必要がある。上記の原料は材料調整の
為の水要求量を増加させそして場合によりベーキング型
中に2000mPasより明らかに高い粘度のペースト状粘稠物
状態でも供給される。
きる澱粉の豊富な原料である。それの主なあるいは専ら
の用途は二種の観点で問題があるが、これは解決でき
る。
この脂質は主として不飽和の脂肪酸を含有している。小
麦粉の割合の多い併用の場合では、特に紫外線試験にお
いて少なくとも当業者によって認識可能な僅かな腐敗臭
評価が与えられる。これは、貯蔵試験において、僅かな
痕跡量で発生するが非常に臭気活性のあるこの物質を連
続的に揮発することによって明らかに少なくとも認識で
きる。
性の酸化防止剤の併用が、この変化を弱める。匹敵する
効果が、合成樹脂の製造で使用される他の酸化防止剤に
て達成できる。
に分離効果を弱める。これは、処方中の離型剤成分を増
やすことによって自動的におよびセルロースの豊富な材
料の併用(希釈効果)によって能動的に向上され得る。
質の使用過程での諸物質の湿分の負荷が排除されていな
い場合には、紙の製造と同様に、保存剤を用いる。
他の原料を用いることは排除しない。個々の原料は特別
な場合には成形体の色および構造の強度に影響を及ぼ
す。例えばトウモロコシ粉末およびトウモトコシ澱粉の
色の如き原料の天然染料は貯蔵試験および紫外線試験に
おいて迅速に褪色する。
説明は他の穀類粉末についても同様に言える(ライムギ
粉、大麦粉、モロコシ粉、トウモロコシ粉)。
に、例11、15、26、35、45〜49、51、52、57〜59に記し
た如く、予備糊化または化学的変性によって濃化効果を
示す変性した澱粉を使用することができる。
している。水溶性染料の併用を実験53〜56に例示的に示
す。
能動的に導入される材料であるフィラーは、例えば密度
(例59)、圧縮強度または生成物の外観(顔料57、58)
を変える。
ゲルは、ほぼ球状に成形されている。この主の繊維様の
材料はもはやフィラーと考えるべきでない。
広い範囲で変更できる。これは二つのファクターによっ
て決められる。
たは粉末は、材料に一定の流動性を達成する為に、使用
される澱粉よりも多量の水を供給することを要求する。
0〜2000mPasの粘度を持つベーキング材料を使用するか
またはペースト状でもはや流動せず、根れ可能なまたは
それどころかもはや凝集力のない調製物を使用する(比
較用処方61、62)。
料の含有量を増やしながら成形体を製造する。
形体I fおよびI gが既に悪化した性質(糊化しなかった
粒子の屑、E−モードおよび破壊力で不連続性)を示す
ことが別った。
を示す。
す: − 十分に緊密な表面 電子顕微鏡で、フィラーおよび結合物質が別々に入っ
た糊化した澱粉の典型的な像の外側被覆が認められた。
孔質中間層がある。これは衝撃吸収および熱絶縁の如き
性質に重要である。公知の食用ワッフルおよびベーキン
グしたウエファースに比較して、こらの中心層の場合に
よる分解−しばしば離層、剥離、裂けるとも言う−が認
められない。
加圧下に更に良く成形できる。水の導入の条件次第で、
ガラス転移点を越える。これは、一般に室温で6重量%
より多い水含有量の場合に生じる。22重量%の水含有量
までの広い範囲が適合する。その上で始めて、固体物質
の溶融工程に類似の物質の軟化および融合がある。
なる。組成に基づいて、高過ぎる湿度(約85%の相対湿
度まで)がまたは低過ぎる湿度(約35%の相対湿度ま
で、ヒステリシス)が主な原料として天然の糊化した澱
粉にとって広い範囲の機械的安定性をもたらす。
は、光および酸素が影響する際に機械的性質を変化(脆
弱化)させずそして臭いまたは味に有効な物質を感覚的
に認められる程形成しない。
多糖類をベースとして製造された本発明の全ての生成物
はこれらの点で安定している。
染料を用いた場合にしか認められない。
Claims (8)
- 【請求項1】腐食性の肉薄成形体を製造する為の、以下
の成分で調製された実質的に脂肪不含のベーキング材
料: a)30〜63重量%の水; b)澱粉をベースとしての27.0〜69重量%の澱粉または
種々の澱粉の混合物および/または粉末または粉末混合
物; c)離型剤としての0.04〜11重量%の一種以上の中鎖の
または長鎖の脂肪酸および/またはOH−基で置換された
中鎖のまたは長鎖の脂肪酸および/またはそれらの塩お
よび/またはそれらの酸アミドまたはこれらの化合物の
少なくとも1種類とポリメチルヒドロゲンシロキサンと
の組合せまたはこれらの化合物の完全な代替物としての
ポリメチルヒドロゲンシロキサン、その際にポリメチル
ヒドロゲンシロキサンが完全な代替え物として使用され
る場合には該シロキンを0.1〜6.5重量%の量で使用しそ
して併用される場合には脂肪酸あるいはそれの化合物が
高濃度の場合に、ポリメチルヒドロゲンシロキサンの濃
度は一般に3重量%を超えるべきでない; d)0〜10重量%の濃厚剤; e)0〜16.0重量%のセルロースの豊富な原料および/
または他の植物性繊維および/または、合成物質、ガラ
ス、金属、炭素等より成る繊維; f)0〜10重量%の非繊維状フィラー; 0〜3重量%のシェラック、 0〜2.0重量%の大豆蛋白(粉末)、小麦グルテン(粉
末)、鶏卵白(粉末)、カゼイン(粉末)およびカゼイ
ナート(粉末);カゼイナート(粉末); g)湿分保持剤としての 0〜3.5重量%の食塩および/または 0〜2.5重量%のグリセリン、グリコールおよび/また
は 0〜4.5重量%のソルビット h)着色剤としての 0〜10重量%の無機系顔料および/または 0〜0.1重量%の天然−および合成染料および/または 0〜2.5重量%のカルメラおよび/または 0〜1重量%のカーボンブラックおよび/または 0〜3.5重量%のカカオ粉末; i)構造補強剤としてのジルコニウム塩溶液、ただしジ
ルコニウム化合物の含有量はZrO2として計算して0〜0.
1重量%である; k)0〜0.25重量%の保存剤および l)0〜0.5重量%のアンチモン酸化物。 - 【請求項2】複数の部分に分かれる型の下の型部分の上
に澱粉を基礎とするベーキング材料を導入し、閉じたそ
の型を加熱することによって成形体を焼成しそして次い
で、焼成された生成物を状態調節することによって、腐
食性の肉薄成形体を製造する方法において、粘性で、高
い機械的安定性を持つ固体生成物を得る為に、 (1)以下の成分で調製された実質的に脂肪不含のベー
キング材料を使用し: a)30〜63重量%の水; b)澱粉をベースとしての27.0〜69重量%の澱粉または
種々の澱粉の混合物および/または粉末または粉末混合
物; c)離型剤としての0.04〜11重量%の一種以上の中鎖の
または長鎖の脂肪酸および/またはOH−基で置換された
中鎖のまたは長鎖の脂肪酸および/またはそれらの塩お
よび/またはそれらの酸アミドまたはこれらの化合物の
少なくとも1種類とポリメチルヒドロゲンシロキサンと
の組合せまたはこれらの化合物の完全な代替物としての
ポリメチルヒドロゲンシロキサン、その際にポリメチル
ヒドロゲンシロキサンが完全な代替え物として使用され
る場合には該シロキンを0.5〜6.5重量%の量で使用しそ
して併用される場合には脂肪酸あるいはそれの化合物が
高濃度の場合に、ポリメチルヒドロゲンシロキサンの濃
度は一般に3重量%を超えるべきでない; d)0〜10重量%の濃厚剤; e)0〜16.0重量%のセルロースの豊富な原料および/
または他の植物性繊維および/または、合成物質、ガラ
ス、金属、炭素等より成る繊維; f)0〜10重量%の非繊維状フィラー; 0〜3重量%のシェラック、 0〜2.0重量%の大豆蛋白(粉末)、小麦グルテン(粉
末)、鶏卵白(粉末)、カゼイン(粉末)およびカゼイ
ナート(粉末);カゼイナート(粉末); g)湿分保持剤としての 0〜3.5重量%の食塩および/または 0〜2.5重量%のグリセリン、グリコールおよび/また
は 0〜4.5重量%のソルビット h)着色剤としての 0〜10重量%の無機系顔料および/または 0〜0.1重量%の天然−および合成染料および/または 0〜2.5重量%のカルメラおよび/または 0〜1重量%のカーボンブラックおよび/または 0〜3.5重量%のカカオ粉末; i)構造補強剤としてのジルコニウム塩溶液、ただしジ
ルコニウム化合物の含有量はZrO2として計算して0〜0.
1重量%である; k)0〜0.25重量%の保存剤および l)0〜0.5重量%のアンチモン酸化物。 (2)得られる生成物を状態調整することによって6〜
22重量%の湿分含有量に調整する ことを特徴とする、上記方法。 - 【請求項3】ベーキング材料は一般式 R3SiO(SiH(CH3)O)nSiR3 〔式中、RはH、メチルまたはアルキルでありそしてR
がメチルである場合にはnが約40〜約100を意味す
る。〕 で表されるポリメチルヒドロゲン−ポリシロキサンを添
加する請求項2に記載の方法。 - 【請求項4】平板なおよび/または糸状の材料をベーキ
ング型に一緒に導入することによって基本体と持ち込ま
れた物質とより成る複合体を製造する、請求項2または
3に記載の方法。 - 【請求項5】ベーキング材料をベーキング型の下部型半
分に導入する前および/または後で平板なおよび/また
は糸状の材料をベーキング型に一緒に導入する、請求項
4に記載の方法。 - 【請求項6】平板な材料として請求項2または3の方法
で得られるベーキング生成物を導入する請求項4または
5に従う方法。 - 【請求項7】ワッフルおよびウエファースの製造におい
て知られるベーキング材料を離型剤として有効な成分の
油脂およびリシチンを用いずに使用する請求項4に記載
の方法。 - 【請求項8】ベーキング工程の間にベーキング型を好ま
しくは複数回、短時間僅かに開放する請求項2〜6の少
なくとも一つに記載の方法。
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